JP6084576B6 - ガセリ菌の生残性の高い飲食品およびその製造方法 - Google Patents

ガセリ菌の生残性の高い飲食品およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri、以下単にラクトバチルス・ガセリ、ガセリ菌ということがある。)の生残性の高い飲食品の製造方法に関する。さらに詳しくは、ガセリ菌と他の特定の乳酸菌を混合することでガセリ菌の生残性を高めた飲食品の製造方法に関する。また、当該製造方法によって製造されたガセリ菌を含む飲食品に関する。
乳酸菌およびビフィズス菌は、多くの発酵食品において、乳酸発酵によるpH低下、風味改善に寄与している一方、生きたままの状態で腸まで到達させることで、整腸効果、免疫賦活など様々な生理活性を示すことが明らかになってきている。ヨーグルトや乳酸菌飲料を中心に乳酸菌・ビフィズス菌等の有用微生物による機能性をうたった食品は増えており、健康への関心の高まりとともに今後も需要は増大していくと考えられる。
特定保健用食品として承認されるためには、試験に基づいた科学的根拠を提示することが求められる。したがって、有用微生物を用いる特定保健用食品に関しては、その食品が掲げる機能性が保証されるだけの生菌数を規定することになる。すなわち、当該食品の賞味期限内に一定以上の菌数が生き残ることが必須である。また、特定保健用食品以外の食品であっても、食品中の生菌数を維持することは品質管理上、非常に重要である。
しかしながら、菌種によっては食品中の環境、例えばpHや浸透圧等の影響を受けて保存中に容易に死滅していく場合があり、生菌数の維持管理は困難な場合が多い。
例えば、ビフィズス菌は食品中の酸素含量やpHの影響を受けやすいことが知られており、その生残性を改善するために以下に挙げる方法がとられている。液状またはのり状食品におけるビフィズス菌の保存中の菌数低下を防止するために、衛生上無害なカタラーゼ陽性微生物の無細胞抽出液を食品に添加する方法(特許文献1参照)が知られている。また、ビフィズス菌とラクトコッカス・ラクティス・サブスピーシーズ・ラクティス(Lactococcus lactis subsp. lactis)を混合培養する発酵乳の製造方法(特許文献2参照)が知られている。
また、ビフィズス菌と同様に有用微生物として食品に用いられる乳酸菌として、ガセリ菌がある。ガセリ菌についても、食品中の環境条件によっては容易に死滅していくため、ビフィズス菌と同様に生残性の改善が求められている。ガセリ菌の生残性を改善する方法としては、抗酸化能が高い乳酸菌株との混合培養によって、低温で保存した場合の生残性が上昇すること(非特許文献1参照)が知られている。
特開昭61―52253号公報 特許第3068484号公報
日本農芸化学会2010年度大会2AOp04「酸素ストレスに着目した乳酸菌低温生残性向上の試み」
しかしながら、発酵乳を含む食品中ではpH低下、浸透圧、酸化ストレス等が複合的に作用するため、単に抗酸化能が高い乳酸菌株と混合培養するという酸化ストレスの解消だけではガセリ菌の生残性を十分に改善することはできなかった。
ここで、ガセリ菌の保存生残性に対する酸化ストレスの解消の影響を調べた結果を表1に示す。表1は、乳酸菌飲料と同等のpH3.7において、1%グルコース、0.3M乳酸緩衝液にガセリ菌の洗浄菌体を懸濁し、酸化ストレス解消のため還元剤であるL−システイン塩酸塩を添加した場合と添加しなかった場合について、10℃で保存してガセリ菌数(CFU/g)を測定した結果である。
本結果より、ガセリ菌の生残性は、L−システイン塩酸塩の添加によって酸化ストレスが解消された場合であっても、酸化ストレスを改善していない場合に比べれば若干改善したものの、21日間保存後の生残数は2.6×10 CFU/gにすぎず、ガセリ菌の有用微生物としての効果を発揮するためには満足できるものではなかった。
Figure 0006084576
本発明は、長期保存後もガセリ菌の生残性が良好な低pH、高糖濃度飲食品の製造方法を提供することを課題とする。
以下、本発明の構成を示す。
(1)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)を含む飲食品の製造方法であって、
飲食品のpHが3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%であり、
ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)と特定の乳酸菌を混合する工程を含む前記製造方法。
特定の乳酸菌;3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコース を含むpH4.0の培地に添加して10℃において21日間静置培養したときに該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌。
(2)前記特定の乳酸菌が、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)またはラクトバチルス・ブフネリ(Lactobacillus buchneri)である上記(1)に記載の飲食品の製造方法。
(3)前記ラクトバチルス・パラカゼイがSBT0327(NITE ABP−1129)、SBT2105(NITE P−1130)、SBT2203(NITE ABP−1131)、SBT2215(NITE ABP−1132)、SBT11408(NITE ABP−1133)、ATCC25598のいずれかであり、前記ラクトバチルス・プランタラムがSBT1534(FERM ABP−11518)、SBT0624(FERM P−11920)、ATCC43199、ATCC8014のいずれかであり、前記ラクトバチルス・ブフネリがSBT2028(FERM P‐11921)またはJCM1115である請求項1または2に記載の飲食品の製造方法。
(4)前記飲食品が、発酵乳および乳酸菌飲料である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の飲食品の製造方法。
(5)ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)および特定の乳酸菌を含む、pHが3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%の飲食品;
特定の乳酸菌;10℃において3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコース を含むpH4.0の培地に添加して21日間静置培養したときに当該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌。
(6)21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数が1×10CFU/g以上である上記(5)に記載の飲食品。
本発明によれば、長期間保存後もガセリ菌の生残性が極めて高い、低pH、高糖濃度飲食品を提供することができる。したがって、有用微生物であるガセリ菌の機能を十分に維持し発揮できる食品を提供することができる。
上記課題に鑑み検討を重ねた結果、低pH、高糖濃度飲食品において特定の乳酸菌をガセリ菌と混合することで、飲食品保存中の生残性を高めることができることを見出し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、ガセリ菌を含む低pH、高糖濃度食品に、10℃においてpH4.0の3%(w/w)還元脱脂乳、10%(w/w)グルコースに添加して21日間静置したときにpHを0.1以上低下させることができる特定乳酸菌を添加して混合する工程を含む、飲食品の製造方法に関する。
本発明はラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)を含む飲食品の製造方法であって、低pH、高糖濃度の食品中で特定の乳酸菌をガセリ菌と混合することを特徴とする。
本発明の飲食品の低pHとは3.5〜4.5であり、高糖濃度とは5%〜15%であり、好ましくはpH3.6〜4.2であり、糖濃度は10%〜15%であり、さらに好ましくはpH3.7〜4.0であり、糖濃度は12%〜14%であり、もっとも好ましくはpH3.8、糖濃度12.7%である。
本発明の飲食品は、上記低pH、高糖濃度の飲食品であればよく、乳、乳製品、発酵乳製品に限定されず、野菜飲料、果実飲料等をも含む。そのうちでも好ましくは、乳および乳製品の成分規格等に関する省令で定められた発酵乳および乳酸菌飲料である。
本発明におけるガセリ菌は、ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)に属するものであればいずれでもよく、SBT2055(FERM BP−10953)、SBT2056(FERM BP−11038)、SBT0274(FERM BP−11039)、SBT1703(FERM P−17785)、SBT10239(FERM P−16639)、SBT10241(FERM P−17786)等が挙げられる。
本発明において、ガセリ菌と混合する特定の乳酸菌は、ガセリ菌と混合することでガセリ菌の生残性を向上させる乳酸菌であればよく、そのような乳酸菌としては、3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコースを含むpH4.0の培地に添加して10℃で21日間静置培養したときに当該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌が挙げられる。そのような性質を有する乳酸菌は、3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコースを含むpH4.0の培地に添加して10℃で21日間静置培養したときに当該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌をスクリーニングすることにより得られ、具体的にはラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei、以下ラクトバチルス・パラカゼイということがある。)、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum、以下ラクトバチルス・プランタラムということがある。)、ラクトバチルス・ブフネリ(Lactobacillus buchneri、以下ラクトバチルス・ブフネリということがある。)等が挙げられる。後述する実施例2で示したように、添加するパラカゼイ菌の菌数を変えた場合に、代謝に伴うpH低下率とガセリ菌の生残性が反比例した。よって、ラクトバチルス・ガセリと混合する特定の乳酸菌数は多い方が好ましいが、例えば、ガセリ菌に対して0.001%以上、好ましくは0.01%以上混合することにより、混合したガセリ菌の生残性を向上させることができる。また死菌体では効果がみられなかったことから、ガセリ菌の生残性向上効果は低温、pH、高糖濃度ストレス条件下における代謝活性と相関すると考えられる。そこでpH4.0の3%(w/w)還元脱脂乳、10%(w/w)グルコース条件で一定以上pHを低下させることをスクリーニングの指標とした。
なお、ラクトバチルス・ガセリと混合する特定の乳酸菌としては、ラクトバチルス・パラカゼイ、ラクトバチルス・プランタラム、ラクトバチルス・ブフネリ等が挙げられるが、3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコースを含むpH4.0の培地に添加して10℃において21日間静置培養したときに該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌であれば特に限定されるものではない。
ラクトバチルス・パラカゼイとしては、例えば、SBT0327(NITE ABP−1129)、SBT2105(NITE P−1130)、SBT2203(NITE ABP−1131)、SBT2215(NITE ABP−1132)、SBT11408(NITE ABP−1133)、ATCC25598、前記ラクトバチルス・プランタラムとしては、SBT1534(FERM ABP−11518)、SBT0624(FERM P−11920)、ATCC43199、ATCC8014、ラクトバチルス・ブフネリとしては、SBT2028(FERM P−11921)、JCM1115等が挙げられる。
本発明の飲食品の製造方法において、ガセリ菌および特定の乳酸菌を混合する工程としては、以下の形態等が挙げられる。
(1)ガセリ菌を未発酵の乳培地に添加して発酵させた後に当該発酵物に特定の乳酸菌を添加する。
(2)特定の乳酸菌を未発酵の乳培地に添加して発酵させた後に当該発酵物にガセリ菌を添加する。
(3)ガセリ菌および特定の乳酸菌を未発酵の乳培地に同時あるいは順次添加して発酵させる。
(4)乳酸菌発酵物以外の飲食品にガセリ菌および特定乳酸菌を同時あるいは順次添加する。
上記いずれの混合形態で得られた飲食品であっても本発明のガセリ菌生残性向上の効果は得られる。上記形態のうち、好ましくは(2)および(4)である。また、発酵後の発酵乳製品に添加する場合、発酵に使用する乳酸菌として、通常よく使用されるラクトバチルス・デルブリュッキ・サブスピーシーズ・ブルガリクス(Lactobacillus delbrueckii subsp. bulgaricus)やストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)等が例示できる。
本発明の他の形態は、上記の製造方法により得られたガセリ菌および特定の乳酸菌を含む、pHが3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%の飲食品である。本発明の飲食品におけるガセリ菌の生残数は、特定乳酸菌と混合しない場合にくらべて格段に高く、例えば1週間で10倍、2週間で1,000〜10,000倍、3週間で1,000〜10,000倍も異なる。飲食品における生残菌数が、ガセリ菌添加後21日間保存後に1×10CFU/g以上である。
以下、飲食品として発酵乳製品を例に本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔試験例1〕ガセリ菌と混合する乳酸菌のスクリーニング(1)
本発明の飲食品においてガセリ菌と混合する乳酸菌のスクリーニング試験を行った。
(1)試験方法
脱脂粉乳とグルコースを水に溶解し、3%(w/w)還元脱脂乳、10%(w/w)グルコースを含む培地を調製し、当該培地を115℃で20分間殺菌した。殺菌した培地にろ過滅菌した乳酸を添加してpHを約4.0に調整してスクリーニング用培地を調製した。前記スクリーニング用培地に、乳培地で培養したシードカルチャー(表2に記載)を各3%接種して、10℃にて21日間静置したときのpHを測定し、pHを0.1以上低下させる菌株を選択した。
(2)試験結果
各乳酸菌の初発菌数および保存後のpHの結果を表2に示す。これによればラクトバチルス・パラカゼイを添加した培地のpHは0.1以上低下した。これに対してラクトバチルス・ブルガリクス、ラクトバチルス・ヘルベティカス、ラクトバチルス・ジョンソニー、ラクトバチルス・ラムノーサスの各基準株では、0.1以上のpH低下は認められなかった。したがって、この中からは、ガセリ菌と混合する菌としてラクトバチルス・パラカゼイを選択した。
Figure 0006084576
〔試験例2〕ガセリ菌と混合する乳酸菌のスクリーニング(1)
試験例1の他に、3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコース を含むpH4.0の培地に添加して10℃において21日間静置培養したときに該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌のスクリーニングを行ったところ、ラクトバチルス・パラカゼイATCC25598、ラクトバチルス・プランタラムATCC43199、ラクトバチルス・プランタラムATCC8014、ラクトバチルス・ブフネリJCM1115が選定された。各乳酸菌の初発菌数および保存後のpHは表3に示すとおりである。なお、スクリーニングは試験例1と同様の方法によって実施した。
Figure 0006084576
〔実施例1〕ラクトバチルス・パラカゼイとの混合によるガセリ菌の生残性の向上確認試験
上記試験例1のスクリーニング試験で選択された菌をガセリ菌と混合して、ガセリ菌の生残性が向上することを確認した。
(1)本発明の乳酸菌飲料の調製
脱脂粉乳とグルコースを水に溶解し、16%(w/w)還元脱脂乳、3%(w/w)グルコースを含む培地を調製し、当該培地を95℃で120分間殺菌した。37℃まで冷却した殺菌培地にラクトバチルス・パラカゼイSBT0327、SBT2105、SBT2203、SBT2215、SBT11408のシードカルチャーをそれぞれ3%(v/v)添加して37℃でpH3.7程度になるまで培養し、ラクトバチルス・パラカゼイ発酵物を得た。
また、3%(w/w)異性化液糖・14%(w/w)上白糖溶液を水で調製し、121℃15分間滅菌して糖液(糖濃度16%)とした。
上記で得られた糖液36g、ラクトバチルス・パラカゼイ発酵物9gおよびガセリ菌SBT2055濃縮菌体0.5gを混合し、pH3.8、糖濃度12.7%である本発明1〜5の乳酸菌飲料を製造した。
(2)対照乳酸菌飲料の調製
ガセリ菌のみが含まれ、ラクトバチルス・パラカゼイと混合していない対照乳酸菌飲料を製造した。前記(1)の殺菌培地にろ過滅菌した乳酸を添加してpHを約3.7に調整したものを擬似発酵物とした。擬似発酵物9g、前記(1)の糖液36g、およびガセリ菌SBT2055の濃縮菌体0.5gを混合し対照乳酸菌飲料を製造した。
(3)生残率の測定試験および結果
本発明品1〜5の乳酸菌飲料および対照乳酸菌飲料について、それぞれプラスチック容器に入れて10℃で21日間保存し、ガセリ菌およびラクトバチルス・パラカゼイの生菌数を経時的に測定した。生残率は、21日目の生菌数を0日目の生菌数で序して求めた(以下の試験において同じ)。結果を表4に示す。
本結果から明らかなように、ガセリ菌とラクトバチルス・パラカゼイを混合させた本発明品1〜5の乳酸菌飲料では、いずれもラクトバチルス・パラカゼイと混合させずにガセリ菌のみが含まれる対照乳酸菌飲料に比べて著しくガセリ菌の生残菌数が高く、21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数は本発明品1〜5の全てにおいて1×10CFU/g以上であった。
以上より、3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコース を含むpH4.0の培地に添加して10℃において21日間静置培養したときに該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌、と混合することによりガセリ菌の生残性が飛躍的に向上することが明らかとなった。
Figure 0006084576
〔実施例2〕ラクトバチルス・パラカゼイとの混合によるガセリ菌の生残性の向上確認試験
ラクトバチルス・パラカゼイの菌数を変更してガセリ菌と混合した場合、およびラクトバチルス・パラカゼイの死菌体をガセリ菌と混合した場合について、ガセリ菌の生残性に対する影響を調べた。
(1)本発明の乳酸菌飲料の調製
脱脂粉乳とグルコースを水に溶解し、16%(w/w)還元脱脂乳、3%(w/w)グルコースを含む培地を調製し、当該培地を95℃で120分間殺菌した。前記殺菌培地にろ過滅菌した乳酸を添加してpHを約4.0に調整して、擬似発酵物を調製した。擬似発酵物にラクトバチルス・パラカゼイSBT11408洗浄菌体を懸濁するとともに、10倍、100倍、1,000倍希釈することでパラカゼイ菌数の異なる3種類のラクトバチルス・パラカゼイ添加擬似発酵物1〜3を調製した。またガセリ菌SBT2055の洗浄菌体を12.6%還元脱脂乳で懸濁して使用した。
3%(w/w)異性化液糖・14%(w/w)上白糖溶液を水で調製し、121℃15分間滅菌して糖液(糖濃度16%)とした。
前記擬似発酵物1〜3を9g、糖液36g、およびガセリ菌SBT2055洗浄菌体0.5gを混合し、pH3.8、糖濃度12.7%のラクトバチルス・パラカゼイ菌数の異なる本発明5〜7の乳酸菌飲料を製造した。
(2)対照乳酸菌飲料の調製
前記(1)の擬似発酵物9g、糖液36g、およびガセリ菌SBT2055洗浄菌体0.5gを混合し、ラクトバチルス・パラカゼイを含まない乳酸菌飲料(対照1)を製造した。
また、ラクトバチルス・パラカゼイを1×10CFU/g程度含むラクトバチルス・パラカゼイ添加擬似発酵物を80℃以上で30分間殺菌したものを用いて乳酸菌飲料(対照2)を製造した。
(3)生残率の測定試験および結果
本発明品5〜7の乳酸菌飲料および対照乳酸菌飲料(対照1、2)について、それぞれプラスチック容器に入れて10℃で21日間保存し、ガセリ菌およびラクトバチルス・パラカゼイの生菌数を経時的に測定した。結果を表5に示す。
本結果からラクトバチルス・パラカゼイを1×10CFU/g以上を添加した本発明の乳酸菌飲料においてガセリ菌の生残性が顕著に向上することがわかった。また、pH4.0においても本発明は効果を発揮するが、ラクトバチルス・パラカゼイ死菌体では効果がみられないことが明らかである。
Figure 0006084576
〔実施例3〕飲食品中の糖濃度が5〜15%におけるラクトバチルス・パラカゼイとの混合によるガセリ菌の生残性の向上確認試験
(1)本発明の乳酸菌飲料の調製
脱脂粉乳とグルコースを水に溶解し、16%(w/w)還元脱脂乳培地を調製し、当該培地を115℃で20分間殺菌した。前記殺菌培地にろ過滅菌した乳酸を添加してpHを約3.5に調整して、擬似発酵物を調製した。擬似発酵物にラクトバチルス・パラカゼイSBT11408洗浄菌体を懸濁し、ラクトバチルス・パラカゼイ添加擬似発酵物を調製した。また、ガセリ菌SBT2055の洗浄菌体を12.6%還元脱脂乳で懸濁して使用した。糖液は終濃度5%、10%、15%となるグルコース水溶液をそれぞれ調製し、121℃で15分間殺菌した。ラクトバチルス・パラカゼイ添加擬似発酵物9g、糖液36g、およびガセリ菌SBT2055洗浄菌体0.5gを混合し、グルコース濃度の異なる本発明品8〜10の乳酸菌飲料を製造した。
(2)対照乳酸菌飲料の調製
前記(1)の擬似発酵物9g、ガセリ菌SBT2055洗浄菌体0.5g、および糖液は終濃度5%、10%。15%となるように混合して対照乳酸菌飲料を製造した。
(3)生残率の測定試験および結果
本発明品8〜10の乳酸菌飲料および対照乳酸菌飲料について、それぞれプラスチック容器に入れて10℃で21日間保存し、ガセリ菌およびラクトバチルス・パラカゼイの生菌数を経時的に測定した。結果を表6に示す。
ラクトバチルス・パラカゼイを1×10CFU/g以上添加した、グルコース濃度5%〜15%の本発明の乳酸菌飲料は、ラクトバチルス・ガセリの生残性が向上し、21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数は1×10CFU/g以上であった。特にグルコース濃度10%以上の場合に効果が顕著であった。
Figure 0006084576
〔実施例4〕
脱脂粉乳とグルコースを水に溶解し、16%(w/w)還元脱脂乳、3%(w/w)グルコースを含む培地を調製し、当該培地を95℃で120分間殺菌した。37℃まで冷却した殺菌培地にラクトバチルス・ブフネリSBT2028のシードカルチャーを3%(v/v)添加して37℃でpH4.0程度になるまで培養し、ラクトバチルス・ブフネリ発酵物を得た。
また、3%(w/w)異性化液糖・14%(w/w)上白糖溶液を水で調製し、121℃15分間滅菌して糖液(糖濃度16%)とした。
上記で得られた糖液36g、ラクトバチルス・ブフネリ発酵物9gおよびガセリ菌SBT1703濃縮菌体0.5gを混合し、pH3.8、糖濃度12.7%である本発明の乳酸菌飲料を製造した。
ラクトバチルス・ガセリが1.9×10CFU/g、ラクトバチルス・ブフネリが4.8×10CFU/g 添加された条件で21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数は5.0×10CFU/gであった。
〔実施例5〕
脱脂粉乳とグルコースを水に溶解し、16%(w/w)還元脱脂乳、3%(w/w)グルコースを含む培地を調製し、当該培地を95℃で120分間殺菌した。37℃まで冷却した殺菌培地にラクトバチルス・プランタラムSBT1534およびラクトバチルス・ガセリSBT10241のシードカルチャーをそれぞれ3%(v/v)ずつ添加して、37℃でpH4.0程度になるまで発酵させた。
また、3%(w/w)異性化液糖・14%(w/w)上白糖溶液を水で調製し、121℃15分間滅菌して糖液(糖濃度16%)とした。
上記で得られた糖液36g、ラクトバチルス・プランタラムおよびラクトバチルス・ガセリの発酵物9.5gを混合し、pH3.8、糖濃度12.7%である本発明の乳酸菌飲料を製造した。
ラクトバチルス・ガセリが2.0×10CFU/g、ラクトバチルス・プランタラムが5.4×10CFU/g 添加された条件で21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数は12×10CFU/gであった。
〔実施例6〕ラクトバチルス・パラカゼイ、ラクトバチルス・プランタラムまたはラクトバチルス・ブフネリとの混合によるガセリ菌の生残性の向上確認試験
上記試験例2のスクリーニング試験で選択された菌をガセリ菌と混合して、ガセリ菌の生残性が向上することを確認した。
実施例1と同様の方法により、本発明の乳酸菌飲料及び対照乳酸菌飲料を調製した。なお、ガセリ菌としては、ラクトバチルス・ガセリSBT2055と基準株であるラクトバチルス・ガセリJCM1131を使用し、また、ガセリ菌に混合する菌として、ラクトバチルス・パラカゼイATCC25598、ラクトバチルス・プランタラムATCC43199、ラクトバチルス・プランタラムATCC8014、ラクトバチルス・ブフネリJCM1115を使用した。また、対照乳酸菌飲料として、ガセリ菌に混合する菌として、ラクトバチルス・ブルガリクス (NBRC P‐13953)を使用した乳酸菌飲料も調製した。
調製した乳酸菌飲料について、実施例1と同様の方法により、ガセリ菌及び混合した菌について生残率を測定した。結果を表7に示す。
Figure 0006084576
本結果から明らかなように、ガセリ菌とラクトバチルス・パラカゼイ、ラクトバチルス・プランタラム、ラクトバチルス・ブフネリを混合させた本発明品の乳酸菌飲料では、いずれも対照乳酸菌飲料に比べて著しくガセリ菌の生残菌数が高く、21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数は本発明品11〜18の全てにおいて1×106CFU/g以上であった。
一方、ラクトバチルス・ブルガリクスを混合した場合は、ガセリ菌の生残性の向上は見られず、21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生存率は0.00006%以下となった。
以上より、3%(w/w)還元脱脂乳および10%(w/w)グルコースを含むpH4.0の培地に添加して10℃において21日間静置培養したときに該培地のpHを0.1以上低下させることができる乳酸菌、と混合することによりガセリ菌の生残性が飛躍的に向上することが明らかとなった。
本発明によれば、長期間保存後もガセリ菌の生残性が極めて高い、低pH、高糖濃度飲食品を提供することができる。したがって、有用微生物であるガセリ菌の機能を十分に維持し発揮できる食品を提供することができる。
[寄託生物材料への言及]
(1)Lactobacillus gasseri SBT2055
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター
日本国茨城県つくば市東1丁目1番地1中央第6(郵便番号305-8566)
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成8年3月27日(原寄託日)
平成20年2月26日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM BP−10953
(2)Lactobacillus gasseri SBT2056
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(1)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
昭和61年4月22日(原寄託日)
平成20年10月9日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM BP−11038
(3)Lactobacillus gasseri SBT0274
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(1)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成12年3月15日(原寄託日)
平成20年10月9日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM BP−11039
(4)Lactobacillus gasseri SBT1703
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
工業技術院生命工学技術研究所
日本国茨城県つくば市東1丁目1番3号(郵便番号305-8566)
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成12年3月15日
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM P−17785
(5)Lactobacillus gasseri SBT10239
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(4)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成10年2月17日
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM P−16639
(6)Lactobacillus gasseri SBT10241
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(4)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成12年3月15日
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM P−17786
(7)Lactobacillus paracasei SBT0327
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
独立行政法人 製品評価技術基盤機構 特許微生物寄託センター
日本国千葉県木更津市かずさ鎌足2-5-8(郵便番号292-0818)
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
2011年8月18日
2012年12月6日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号(受領番号)
NITE ABP−1129
(8)Lactobacillus paracasei SBT2105
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(7)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
2011年8月18日
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
NITE P−1130
(9)Lactobacillus paracasei SBT2203
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(7)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
2011年8月18日
2012年12月6日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号(受領番号)
NITE ABP−1131
(10)Lactobacillus paracasei SBT2215
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(7)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
2011年8月18日
2012年12月6日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号(受領番号)
NITE ABP−1132
(11)Lactobacillus paracasei SBT11408
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(7)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
2011年8月18日
2012年12月6日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号(受領番号)
NITE ABP−1133
(12)Lactobacillus plantarum SBT1534
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(4)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成3年7月10日
2012年12月6日(原寄託によりブタペスト条約に基づく寄託への移管日。国内寄託番号FERM P−12351より移管)
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号(受領番号)
FERM ABP−11518
(13)Lactobacillus casei subsp. pseudoplantarum SBT0624
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(4)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成2年12月20日
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM P−11920
(14)Lactobacillus buchneri SBT2028
イ 当該生物材料を寄託した寄託機関の名称及び住所
上記(4)に同じ
ロ イの寄託機関に生物材料を寄託した日付
平成2年12月20日
ハ イの寄託機関が寄託について付した受託番号
FERM P−11921

Claims (8)

  1. ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)を含む飲食品の製造方法であって、
    前記飲食品のpHが3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%であり、
    ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)と特定の乳酸菌を混合する工程を含み、
    前記特定の乳酸菌が、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)または ラクトバチルス・ブフネリ(Lactobacillus buchneri)である、飲食品の製造方法。
  2. 前記ラクトバチルス・パラカゼイが、SBT0327(NITE BP−1129)、SBT2105(NITE P−1130)、SBT2203(NITE BP−1131)、SBT2215(NITE BP−1132)、SBT11408(NITE BP−1133)、ATCC25598のいずれかであり
    前記ラクトバチルス・ブフネリが、SBT2028(FERM P−11921)またはJCM1115である、請求項に記載の飲食品の製造方法。
  3. ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)を含む飲食品の製造方法であって、
    前記飲食品のpHが3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%であり、
    ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)と特定の乳酸菌を混合する工程を含み、
    前記特定の乳酸菌が、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)であり
    前記ラクトバチルス・プランタラムが、SBT1534(FERM BP−11518)、SBT0624(FERM P−11920)、ATCC43199、ATCC8014のいずれかである、飲食品の製造方法
  4. 前記飲食品が、発酵乳および乳酸菌飲料である請求項1から3いずれかに記載の飲食品の製造方法。
  5. ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)および特定の乳酸菌を含む、pHが
    3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%の飲食品であって、
    前記特定の乳酸菌が、ラクトバチルス・パラカゼイ(Lactobacillus paracasei)または ラクトバチルス・ブフネリ(Lactobacillus buchneri)である飲食品。
  6. 前記ラクトバチルス・パラカゼイが、SBT0327(NITE BP−1129)、SBT2105(NITE P−1130)、SBT2203(NITE BP−1131)、SBT2215(NITE BP−1132)、SBT11408(NITE BP−1133)、ATCC25598のいずれかであり、
    前記ラクトバチルス・ブフネリが、SBT2028(FERM P−11921)またはJCM1115である、請求項5に記載の飲食品
  7. ラクトバチルス・ガセリ(Lactobacillus gasseri)および特定の乳酸菌を含む、pHが
    3.5〜4.5、糖濃度が5%〜15%の飲食品であって、
    前記特定の乳酸菌が、ラクトバチルス・プランタラム(Lactobacillus plantarum)であり
    前記ラクトバチルス・プランタラムが、SBT1534(FERM BP−11518)、SBT0624(FERM P−11920)、ATCC43199、ATCC8014のいずれかである、飲食品。
  8. 21日間保存後のラクトバチルス・ガセリの生菌数が1×10CFU/g以上である請求項5から7のいずれかに記載の飲食品。
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