JP6083777B1 - 膜天井用支持具及び膜天井の施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
建物の構造躯体に対して膜天井の端縁部を支持させるための膜天井用支持具であって、
建物の構造躯体に固定される固定部材と、
固定部材に対して上下方向に昇降可能な状態で取り付けられた昇降部材と、
昇降部材を昇降させるための操作部材と、
を備え、
昇降部材に対して膜天井の端縁部を支持させることが可能な構造とされるとともに、
操作部材の操作部分が、昇降部材の下側に配された
ことを特徴とする膜天井用支持具
を提供することによって解決される。
ガイド部材取付具固定工程は、図1及び図2に示すように、建物の構造躯体200に対してガイド部材取付具30を固定する工程である。本実施態様の施工方法において、ガイド部材取付具30は、図6に示すように、第一部分31と、第一部分31から水平方向(x軸方向正側)に突出して設けられた第二部分32と、第二部分32の先端から下側(z軸方向負側)に突出して設けられた第三部分33とで構成された、逆L字状の金属製の部材となっているところ、これらのうち第一部分31を構造躯体200に固定するようにしている。構造躯体200に第一部分31を固定する方法は、特に限定されないが、本実施態様においては、第一部分31に設けたボルト挿通孔31aに固定ボルト300を挿通することによって固定している。
ガイド部材取付工程は、図6に示すように、建物の構造躯体200に固定したガイド部材取付具30に対してガイド部材20を取り付ける工程である。ガイド部材20は、その外周部に膜天井100の端縁部近傍を掛け回すことにより、膜天井100の端縁部近傍を、シワ等が形成されない整えられた状態にガイドするためのものとなっている。ガイド部材20は、このような機能を発揮できるのであれば、その具体的な形態を特に限定されない。しかし、ガイド部材20として中空な長尺部材を用いると、ガイド部材20を軽量化でき、天井の単位面積当たりの重量を削減することが可能になる。本実施態様の施工方法においては、断面「C」字状の溝型鋼材(いわゆるチャンネル鋼材)をガイド部材20として用いている。このほか、断面「ロ」字状の中空鋼材(いわゆる角パイプ)等もガイド部材20として好適に用いることができる。
3.1 膜天井用支持具固定工程の概要
膜天井用支持具固定工程は、図1に示すように、建物の構造躯体200に対して膜天井用支持具10を固定する工程である。膜天井用支持具10は、建物の構造躯体200に対して膜天井100の端縁部を支持させるためのものとなっている。膜天井100は、横方向(y軸方向)にある程度の幅を有しているため、膜天井用支持具10は、通常、構造躯体200における、膜天井100の端縁部に沿った複数箇所に固定される。これにより、膜天井100の端縁部をバランスよく膜天井用支持具10に支持させることが可能になる。
ここで、膜天井用支持具固定工程で建物の構造躯体200に固定する膜天井用支持具10について説明する。膜天井用支持具10としては、図3及び図4に示すように、固定部材11と、昇降部材12と、操作部材13とを備えたものが用いられる。この膜天井用支持具10は、図5に示すように、操作部材13を操作することによって、固定部材11に対して昇降部材12を昇降させることが可能な構造を有している。以下、膜天井用支持部10を構成するこれらの部材についてより詳しく説明する。
固定部材11は、建物の構造躯体200に対して固定するための部材である。図3及び図4に示すように、固定部材11には、昇降部材12が上下方向に昇降可能な状態で取り付けられる。また、固定部材11には、昇降部材12を昇降させるための操作部材13が、その操作部分13aを昇降部材12の下側から操作可能な状態で取り付けられる。固定部材11は、このような機能を発揮できるのであれば、その形態を限定されない。本実施態様の膜天井用支持具10において、固定部材11は、その両側の側縁部に沿って一対の案内溝11a,11bが互いに向き合う状態で設けられるとともに、その下部中央に操作部材保持部11cが設けられた金属製の板状部材となっている。
昇降部材12は、膜天井100の端縁部を支持させるための部材である。既に述べたように、昇降部材12は、固定部材11に対して上下方向に昇降可能な状態で取り付けられるところ、この昇降部材12に膜天井100の端縁部を支持させることによって、図5に示すように、膜天井100の端縁部の高さを調節することができるようになっている。すなわち、操作部材13の操作部分13aを操作して昇降部材12を上昇させると、膜天井100の端縁部の位置を高くして、膜天井100を張った状態とし、操作部材13の操作部分13aを操作して昇降部材12を下降させると、膜天井100の端縁部の位置を低くして、膜天井100を弛んだ状態とすることができるようになっている。
操作部材13は、昇降部材12を昇降させるための操作を行う部材である。操作部材13は、昇降部材12を昇降させることができ、且つ、昇降部材12の下側から操作可能な操作部分13aを有するものであれば、その形態を限定されない。本実施態様の膜天井用支持具10においては、図2〜4に示すように、操作部材13として、頭部13a及びネジ軸部13bで構成された金属製の操作ボルトを用いている。操作ボルト13は、頭部13aが下側でネジ軸部13bが上側となるように配される。操作ボルト13の頭部13aは、スパナ等の工具や、手等によって操作するための部分(操作部分)となっている。
膜天井支持工程は、図1に示すように、建物の構造躯体200に固定された膜天井用支持具10における昇降部材12に対して膜天井100の端縁部を支持させる工程となっている。膜天井支持工程を行う際には、通常、膜天井用支持具10における昇降部材12は、下降した状態としておく。というのも、昇降部材12が上昇した状態であると、x軸方向負側の構造躯体200に固定された膜天井用支持具10に膜天井100の端縁部を支持させた後、x軸方向正側の構造躯体200に固定された膜天井用支持具10に膜天井100の端縁部を支持させようとしても、当該端縁部が、その膜天井用支持具10の昇降部材12に届かない虞があるからである。
張り具合調節工程は、上記の膜天井支持工程で膜天井用支持具10に支持された膜天井100の張り具合を調節する工程である。既に述べたように、膜天井支持工程は、通常、膜天井用支持具10の昇降部材12を下降させた状態で行うため、膜天井支持工程を終えた段階では、膜天井10は、その中央部が垂れ下がって弛んだ状態となっていることが多い。張り具合調節工程では、この弛んだ状態にある膜天井10を、膜天井用支持具10の操作部材13を操作して昇降部材12を上昇させることによって、徐々に張った状態としていく。操作部材13の操作部分13aは、昇降部材12の下側に位置しているため、膜天井用支持具10の下側(図6における隙間Bの下側)から工具や手等を挿入することによって容易に操作することができる。このため、膜天井100の張り具合は、容易に調節することができる。
以上で述べた全ての工程を終えると、本実施態様の膜天井の施工方法は終了する。本実施態様の膜天井の施工方法の用途(施工する建物等)は、特に限定されない。しかし、本実施態様の膜天井の施工方法を採用すれば、耐震性や安全性に優れた膜天井を容易に施工することも可能である。このため、本実施態様の膜天井の施工方法は、高い耐震性や安全性が要求される建物の天井を施工する場合に好適に採用することができる。また、本実施態様の膜天井の施工方法を採用すれば、デザイン性に優れた膜天井を容易に施工することも可能である。このため、本実施態様の膜天井の施工方法は、デザイン性が要求される天井を施工する場合にも好適に採用することができる。本実施態様の膜天井の施工方法は、体育館や屋内プールやホールや駅等の比較的大規模な建物における大空間に膜天井を施工する場合だけでなく、一般家屋等の比較的小規模な建物における小空間に膜天井を施工する場合においても、好適に採用することができる。特に、学校の教室における天井が膜天井で置き換えられつつあることについては、既に述べたが、本実施態様の膜天井の施工方法は、教室に膜天井を施工する場合においても、好適に採用することができる。また、本実施態様の膜天井の施工方法は、上述したような建物内の部屋に膜天井を施工する場合だけでなく、屋外に膜天井(膜屋根)を施工する場合にも好適に採用することができる。
11 固定部材
11a 案内溝
11b 案内溝
11c 操作ボルト保持部(操作部材保持部)
11c1 操作ボルト保持孔
11d 固定ボルト挿通孔
12 昇降部材
12a 案内部
12b 膜天井支持部
12b1 吊下具固定孔
12c 操作ボルト螺合部(操作力作用部)
12c1 操作ボルト螺合孔
13 操作ボルト(操作部材)
13a 頭部(操作部分)
13b ネジ軸部
13c 抜止部
20 ガイド部材
30 ガイド部材取付具
31 第一部分
31a ボルト挿通孔
32 第二部分
33 第三部分
33a 固定ボルト挿通孔
40 吊下具
50 係止具
60 スライドレール
100 膜天井
200 建物の構造躯体
300 固定ボルト
A 重なり部
B 建物の構造躯体と膜天井の端縁部との間等に形成される隙間
Claims (5)
- 建物の構造躯体に対して膜天井の端縁部を支持させるための膜天井用支持具であって、
建物の構造躯体に固定される固定部材と、
固定部材に対して上下方向に昇降可能な状態で取り付けられた昇降部材と、
昇降部材を昇降させるための操作部材と、
を備え、
昇降部材に対して膜天井の端縁部を支持させることが可能な構造とされるとともに、
操作部材の操作部分が、昇降部材の下側に配された
ことを特徴とする膜天井用支持具。 - 操作部材が、頭部及びネジ軸部で構成された操作ボルトとされるとともに、
ネジ軸部が上向きに配された操作ボルトの頭部付近を保持するための操作ボルト保持部が、固定部材における、昇降部材が取り付けられた部分よりも下側に設けられる一方、
操作ボルト保持部から上側に突出した操作ボルトのネジ軸部を螺合するための操作ボルト螺合部が、昇降部材に設けられ、
操作ボルトの頭部を前記操作部分として回転操作することによって、昇降部材を昇降させることができるようにした
請求項1記載の膜天井用支持具。 - 昇降部材を上下方向に案内するための一対の案内溝が、固定部材に設けられた請求項1又は2記載の膜天井用支持具。
- 膜天井の端縁部を昇降部材から吊り下げるための吊下具を備え、
吊下具を固定するための吊下具固定孔が、昇降部材に長孔状に形成された
請求項1〜3いずれか記載の膜天井用支持具。 - 請求項1〜4いずれか記載の膜天井用支持具を用いることを特徴とする膜天井の施工方法。
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