JP6082937B2 - 電鉄き電線の制御装置およびシステム - Google Patents

電鉄き電線の制御装置およびシステム Download PDF

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Description

本発明は、電鉄き電線の制御装置およびシステムに係り、特に広範囲の電鉄き電線区間を対象とするに好適な電鉄き電線の制御装置およびシステムに関する。
電鉄き電線用の電力変換器は、そのき電線から電力を供給される電車の走行状態に応じた電力変換を行う。電車の走行状態(走行モード)には、電力を消費して車体を加速する力行モードと、逆に車体の減速時に運動エネルギーを電気エネルギーに戻す回生モードと、力行も回生も行わない惰行や停止の各モードがある。これらの走行モードのうち、電鉄き電線用の電力変換器では力行モード、回生モードにおいて、き電線と電車の間で電力の授受を実行する。
き電線は、電力系統(電鉄用変電所の充電系統)から電力を供給されている。図3には、き電線に対する電力供給設備の一般的な従来構成を示している。この図で、T(T0、T1、T2、T3)はき電線LX(LX0、LX1、LX2、LX3)を走行する車両であり、き電線LX(LX0、LX1、LX2、LX3)には電力系統L(L1、L2)から電鉄用変電所SS(SS1、SS2)を介して電力が供給されている。
電鉄用変電所SS1、SS2の間に設置されるき電線LXは、セクションSCでLX1とLX2に分離されており、き電線LX1側は電鉄用変電所SS1から給電され、き電線LX2側は電鉄用変電所SS2から給電されるように構成されている。またセクションSCの両端子間には、電力変換器CON1を備えたき電区分所SSC1が設置されている。なお、き電線用の電力変換器CON1には直流き電線に対応するものと、交流き電線に対応するものとがあるが、ここでは交流き電線の例で説明する。
このように、交流き電線LX(LX1とLX2)は、電鉄用変電所SS1、SS2と、き電区分所SSC1に接続されている。ここで、き電区分所SSC1とは、電鉄用変電所SS1、SS2から電力の供給を受けるき電区間の境界(セクション)で、隣接するき電区間との間でき電線を区分している施設である。
隣接するき電線LX1とLX2は、異なる電鉄用変電所SS1、SS2からそれぞれエネルギーの供給を受けているため、その電圧や位相が同一ではなく、単純に接続することはできない。き電区分所SSC1設置のき電線用の電力変換器CON1は、隣接する2つのき電線LX1とLX2に接続され、両者を短絡させることなく、相互に電力を融通する目的で使用される。き電区分所SSC1設置のき電線用の電力変換器CON1による電力の融通は夫々のき電線での力行、回生電力に応じて作動することで、両き電線合計の電力消費量を最小化できる利点がある。
なお、力行、回生電力の融通は夫々が同時に隣接するき電区間で発生したときにのみ可能である。また、電鉄用変電所からの電力供給は、そこから両方向のき電区分所へ向かう2方向の独立したき電線にてなされるのが通常である。
以上図3において主要な設備を説明したが、各設備はさらに以下のように構成されている。まず電力系統L1、L2とき電線LX1、LX2の間に設置される電鉄用変電所SS1、SS2について説明する。電鉄用変電所SS1、SS2は、3相2相変換変圧器TrS(TrS1、TrS2)を中心に構成されている。
3相2相変換変圧器TrS(TrS1、TrS2)は、例えばスコット結線変圧器であり、1次側を3相の電力系統L1、L2に接続し、2次側の2相をき電線LX0、LX1、LX2、LX3に接続する。なお電鉄用変電所SS1、SS2には、変電所内負荷LD1、LD2に給電するための変電所内負荷用変圧器Trh(Trh1、Trh2)が設置されている。また電鉄用変電所SS1、SS2には、後述するき電区分所SSC1における電力変換器CON1の制御に供するために、電圧変成器PT1、PT2と電流変成器CT1、CT2並びに電力演算装置P1、P2を備えている。
き電区分所SSC1は、電力変換器CON1を中心に構成されている。電力変換器CON1は、セクションSCの両端間にき電線用変圧器TrL(TrL1、TrL2)を介して接続されており、この間での電圧や位相を調整のうえ、電力の授受方向を制御している。電力制御には、両端の電鉄用変電所SS1、SS2において電力演算装置W1、W2で求めたき電線の電力P1、P2が用いられる。
次に、き電線LX上の列車Tにおける電力の授受関係について説明する。ここでは力行運転の時の電力方向を正として矢印表示している。まずき電線LX1上の列車T1では、3相2相変換変圧器TrS1からの電力P1を供給され、列車T1の内部で電力P1aを消費し、残りの電力P1bが電力変換装置CON1に回収される。これら電力の総和は零とされる。同様に電線LX2上の列車T2では、3相2相変換変圧器TrS2からの電力P2を供給され、列車T2の内部で電力P2aを消費し、残りの電力P2bが電力変換装置CON1に回収される。
なお、き電線LX上の列車Tが回生運転をしているときには、電力P1a、P2aが車内で発生(図示の矢印が反対方向)し、き電線LX1、LX2に向けて送出される。力行も回生も行わない惰行や停止の各モードでは、列車内の電力P1a、P2a(照明など)はわずかであるが消費状態にある。
ところで図3では、各き電線LX上に列車Tが在線している状態を示しているが、一般には不在線状態、複数在線状態、片側在線状態などのさまざまな状態をとる。また、在線している場合であっても、力行、回生、惰行、停止の各モードでの運転を行っている。実際のき電線上では、これらの組み合わせに応じて多種多様なエネルギーの授受関係を生じている。
電力変換装置CON1は、多様な状態、モードに応じて生じるセクションSCの両端間での電力授受を調整している。これによりき電区分所SSC1の電力変換器CON1からの融通電力P1b、P2bは、変換用変圧器TrL1、TrL2を介して夫々のき電線LX1、LX2との間で授受される。
なお図3において、電鉄用変電所SS1、SS2は夫々さらに先のき電線LX0、LX3を介して電車T0、T3へも電力P3、P4を供給し、電鉄用変電所SS1、SS2は電力系統L1、L2から電力PL1、PL2を受電している。
電鉄き電線において、電力変換器を使用して電力量を最適に調整する技術としては例えば特許文献1、非特許文献1などが知られている。
特許第4267132号
「常磐線における車両回生電力の測定とその有効利用の検討」電気学会D部門全国大会論文集 2009年8月31日
図3を用いて詳細に説明した従来の設備は要するに、2つの電鉄用変電所SS1、SS2の間のき電線LX1、LX2上で発生する電力の授受を、き電区分所SSC内の電力変換器CON1で調整したものである。この区間にのみ特化して定められた設備、制御手法である。
このように構成した場合、対象の区間がき電区分所から電鉄用変電所の間のみに限られ、この電力変換器を用いた電力融通の機会も限られる可能性がある。この機会が限られると、もとの目的の電力消費量の最小化の効果も限定的となるという課題がある。
2つの電鉄用変電所SS1、SS2の間のき電線LX1、LX2の区間長は通常数十km程度であるが、実際の線路はより長大であることが多く、より全体的な制御を行うことが好ましい。例えば、より全体的な視点で考えると、変電所内負荷LD(LD1、LD2)における電力消費も含めた電力変換器を用いた電力融通が考えられる。また、さらに延伸する他のき電線区間(例えばLX0、LX3)に対する電力変換器を用いた電力融通も考えられる。
電力変換器を用いた電力融通は、一方の電車が力行モード、他方が回生モードであるときに有効であるが、図3のき電線LX1、LX2の限定された区間内に複数電車が在線し、そのいずれかが力行モード、他方が回生モードとなる時間長はそれほど多くはない。然しながら、さらに延伸する他のき電線区間LX0、LX3も含めて考えるなら、在線電車数も増え、いずれかの電車の組み合わせが力行、回生となる時間長はさらに増大すると考えられるので、より効率的な運用が期待できる。
以上のことから本発明においては、き電線間の電力融通の効果を向上するために、融通の対象となるき電区間を拡大することを目的とする。
本発明は、電力系統から受電する変圧器を含む第1の電鉄用変電所の変圧器の負荷側に接続された第1のき電線と、電力系統から受電する変圧器を含む第2の電鉄用変電所の変圧器の負荷側に接続された第2のき電線とに接続され、第1と第2のき電線の間での融通電力量を定める電鉄き電線の制御装置であって、第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力、並びに第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力を用いて、第1と第2のき電線の間での融通電力量を定めることを特徴とする。
また本発明は、電力系統から受電する変圧器を含む第1の電鉄用変電所の変圧器の負荷側に接続された第1のき電線と、電力系統から受電する変圧器を含む第2の電鉄用変電所の変圧器の負荷側に接続された第2のき電線とに接続され、第1と第2のき電線の間での融通電力量を定める第1の電鉄き電線の制御装置と、電力系統から受電する変圧器を含む第3の電鉄用変電所の変圧器の負荷側に接続された第3のき電線と、第1の電鉄用変電所の変圧器の負荷側に接続された第4のき電線とに接続され、第3と第4のき電線の間での融通電力量を定める第2の電鉄き電線の制御装置とを含む電鉄き電線の制御システムであって、第1の電鉄き電線の制御装置は、第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力、並びに第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力を用いて、第1と第2のき電線の間での融通電力量を定め、第2の電鉄き電線の制御装置は、第1の電鉄用変電所の受電電力と第4のき電線の電力、並びに第3の電鉄用変電所の受電電力と第3のき電線の電力を用いて、第3と第4のき電線の間での融通電力量を定めることを特徴とする。
本発明のき電線用の電力変換器は、き電線への供給電力のみならず、変電所の所内電力、および、電鉄用変電所の先に接続されるき電区間の電力まで管理できるので、電力を融通する対象き電区間の範囲が広がるという利点がある。
また、隣接する同種の変換器の融通電力情報を用いて夫々の融通電力目標値に補正を加える統括制御装置により、さらに広範囲の最適化を実現できる。
本発明の第1実施例に係る電鉄き電線の制御システム構成を示す図。 本発明の第2実施例に係る電鉄き電線の制御システム構成を示す図。 き電線に対する電力供給設備の一般的な従来構成を示す図。 電力変換器での融通電力量の演算方法を示した図。 隣接電鉄用変電所まで拡大適用する時の制御システム構成を示す図。 統括制御装置における融通電力目標値補正の計算方法例を示す図。 各電力変換器CONの補正後目標値決定手順例を示す図。
本発明の実施例について図を用いて説明する。本発明では、電鉄用変電所よりさらに先のき電区間まで含めた電力融通を実現する目的を、計測点を変更するだけの最小の変更で、システムの構成を変更することなく実現したものである。
そのために本発明においては、電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2を直接的に、又は間接的手法により把握、管理する。
図1は、本発明の第1実施例に係る電鉄き電線の制御システム構成を示す図である。この図において、電力計測点以外は従来例として示した図3と同一であるので、電力計測点を中心に説明する。この図は、電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2を直接入手する事例を示している。
要するに図3の従来例では、き電線LX1、LX2に対する供給電力P1、P2を計測していた。このために電力演算装置W1、W2は、電線LX1、LX2に設置された電圧変成器PT1、PT2、電流変成器CT1、CT2から電圧、電流を入手していた。
これに対し本発明の第1実施例では、図1に示すように電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2を直接計測する。このために電力演算装置W1A、W2Aは、電力系統L1、L2の受電線に設置された電圧変成器PT1A、PT2A、電流変成器CT1A、CT2Aから電圧、電流を入手する。電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2は、電力変換器CON1に伝送され、ここでの制御に利用される。
図2は、本発明の第2実施例に係る電鉄き電線の制御システム構成を示す図である。この図において、電力計測点以外は従来例として示した図3と同一であるので、電力計測点を中心に説明する。この図は、電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2を間接的に入手する事例を示している。
図2では、何らかの制約により、電力系統L1、L2の受電線の電圧変成器PT1A、PT2A、電流変成器CT1A、CT2Aの一部または全部を設置できない場合の代替方法を示している。既設の変電所に新たに電力演算装置W1、W2を設置する場合などでは、このようなケースを生じえる。
間接的計測では、電力系統L1、L2の受電線に接続される全ての変圧器の二次側電力を計測して合算することで、電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2を間接的に入手する。具体的には、まず3相2相変換変圧器TrS(TrS1、TrS2)の2次側に接続された全てのき電線LX0、LX1、LX2、LX3に対する供給電力P0、P1、P2、P3を計測する。き電線LX0に対する供給電力P0の計測のために電圧変成器PT0、と電流変成器CT0を、またき電線LX3に対する供給電力P3の計測のために電圧変成器PT3、と電流変成器CT3を図3の設備に追加設置する。き電線LX1、LX2に対する供給電力P1、P2を得るための電圧変成器PT1、PT2と電流変成器CT2、CT2は図3のものをそのまま利用する。
さらにその上で、変電所内負荷用変圧器Trh1、Trh2の二次側電力P1h、P2hを計測するために、電圧変成器PT1B、PT2Bと電流変成器CT2B、CT2Bを追加設置する。
電力演算装置W1では、計測した電力P1、P0、P1hの合計として、電鉄用変電所SS1の合計受電電力PL1を算出して電力変換装置CON1に伝送する。電力演算装置W2では、計測した電力P2、P3、P2hの合計として、電鉄用変電所SS2の合計受電電力PL2を算出して電力変換装置CON1に伝送する。これらすべての計測器PT、CTの計測結果を用いれば、変圧器Tr、Trhを経由して分配される各々の電力を個別に計測できるので、その総和を電力量PL1、PL2として用いることができる。
なお、図示していないが、これらの一部が計測不能の場合でも、そこへ流れる電力量を除く部分の電力供給に関しては融通量の計算に織り込むことができる。さらには、図1のPT1A、CT1A、PT2A、CT2Aの一部が利用可能な場合には、補完することができる。即ち、図1の電圧変成器PT1A、PT2Aが利用可能であれば、図2の電流変成器CT1、CT2、CT0、CT3、CT1B、CT2Bの全部または一部を用い、図1の電流変成器CT1A、CT2Aが利用可能であれば、図2の電圧変成器PT1、PT2、PT0、PT3、PT1B、PT2Bの全部または一部を用いて推定することができる。
以上の計測を通じて、き電区分所SSC内の電力変換器CON1には、4か所の電力が得られている。電鉄用変電所SS1、SS2への受電電力PL1、PL2と、き電線LX1、LX2から電力変換器CON1に流入する電力P1b、P2bである。これ等の電力情報を用いて電力変換器CON1は融通電力量を決定する。但し、受電電力PL1、PL2と流入電力P1b、P2bについて、図1、図2の矢印方向を正としている。
図4は融通電力量の計算方法の一例を示している。図4において、縦軸の各欄には電力き電線LX1、LX2の各種運用状態のケースを行101から行104の4ケースに分けて示している。横軸には、き電線LX1側の消費電力PA(列105)、き電線LX2側の消費電力PB(列106)、消費電力絶対値の大小比較(列107)、き電線LX1側からき電線LX2側への電力融通量PC(列108)、融通後の電力購入量(列109)をそれぞれ示している。
この表記によれば、列105のき電線LX1側の消費電力PAは、PA=PL1−P1bであり、列106のき電線LX2側の消費電力PBは、PB=PL2−P2bである。行101から行104の4ケースは、消費電力PAとPBの正負関係の組み合わせで定まる。ケース1はPA、PBともに正の場合、ケース2はPAが正、PBが負の場合、ケース3はPAが負、PBが正の場合、ケース4は、PA、PBともに負の場合である。
なおPA、PBが正の状態とは、投入した電力を消費しきれない状態であり、PA、PBが負の状態とは、投入した電力以上の電力を回収している状態である。従って、PA、PBがともに正の状態ではき電線LX1、LX2の双方に十分な消費が発生していないことになるため、この区間での電力融通の必要性を生じていない。またPA、PBがともに負の状態ではき電線LX1、LX2の双方で電力の回収が生じており、この区間での電力融通の必要性を生じていない。
このようなPA、PBの両者が同符号の場合では、電力融通を行っても受電電力PL1、PL2の総和は不変である。この場合、電力変換装置CON1は電力融通を停止するだけでなく、例えば、電力変換装置CON1に内蔵する電力用素子をゲートブロック状態とするなどして待機状態とし、余分な電力消費量を減ずるのがよい。なお、仮にPA、PBが異符合であっても融通電力量があらかじめ定められた値よりも小さい場合には、電力融通を行っても受電電力PL1、PL2の総和は不変である。この場合にも、電力変換装置CON1は電力融通を停止するだけでなく、例えば、電力変換装置CON1に内蔵する電力用素子をゲートブロック状態とするなどして待機状態とし、余分な電力消費量を減ずるのがよい。
以上のことから、消費電力PA、PBの両者が同符号となるケース1、4では、電力融通制御を停止(列108)する。この場合の電力購入量は、それぞれの消費電力PA、PBである。
これに対し消費電力PA、PBが異なる符合であるということは、一方では回収電力が生じており、他方にはこれを消費する負荷が存在する状態を意味している。このため、ここでは行102、行103のケース2、3をさらに細分する。列107に示すように、消費電力PA、PBの絶対値の大小比較により、行102A、行102B、行103A、行103Bの4ケースとする。そして、夫々の絶対値の小さい方に対応した電力量を符号が負(回生)の側から正(力行)の側へ融通する。
行102Aと行103Aは、消費電力PAの絶対値が、PBの絶対値よりも小さい事例、行102Bと行103Bは、消費電力PBの絶対値が、PAの絶対値よりも小さい事例である。前者の事例では、絶対値の小さい方に対応した電力量PAが融通量とされ、後者の事例では絶対値の小さい方に対応した電力量PBが融通量とされる。また電力の融通方向は、行102Aと行102Bでは符号が負(回生)のき電線LX2側から正(力行)のき電線LX1側へ融通する。また行103Aと行103Bでは符号が負(回生)のき電線LX1側から正(力行)のき電線LX2側へ融通する。
この結果、最終的な融通後電力購入量は、行102Aと行103Aのケースでは、電鉄用変電所SS2側でPL2=PA+PBとして電鉄用変電所SS1側でPL1=0とされる。また行102Bと行103Bのケースでは、電鉄用変電所SS2側でPL2=0として電鉄用変電所SS1側でPL1=PA+PBとされる。
図4の考え方によれば、電鉄用変電所SS1、SS2の受電端電力PL1、PL2を評価しているので、変電所内負荷LD1、LD2における消費量あるいは延伸するき電線LX0、LX3における電力消費の状態をも加味した総合的な電力融通を行っている。
図1、図2は、隣接する電鉄用変電所SS1、SS2の間での電力融通により、広範な領域の電力の有効利用を図ったものであるが、これはさらに多くの電鉄用変電所を含めた総括的運用とすることも可能である。
図5は、図1、図2の適用範囲(電鉄用変電所SS1、SS2の間)をさらに隣接する電鉄用変電所SS3、SS4まで拡大適用したものを示している。各き電区分所SSC1、SSC2、SSC3は、広域の統括制御装置9と信号線911により接続され、夫々の電力融通目標値他の情報を統括制御装置9に通知し、統括制御装置9は最適化計算を実施して、夫々の融通電力目標値の補正値を指令する。
図6は統括制御装置9における融通電力目標値の補正値の計算方法の一例を示している。図6では、ここでの演算のために各き電区分所SSC1、SSC2、SSC3で求めた融通後電力購入量を入手している。融通後電力購入量は、図4の行109A、109Bの値であり、図4ではき電区分所SSC1の計算した電鉄用変電所SS1の受電電力をPL1とし、同じくき電区分所SSC1の計算した電鉄用変電所SS2の受電電力をPL2としている。なお、PL1、PL2は実際には図4のケース1からケース4ごとに求められた個別の値であり、これを代表してPL1、PL2と表記している。
図6の見方であるが、最上段の横には電鉄用変電所SSを図5の配列順(SS3、SS1、SS2、SS4)に従い表示している。次段の横にはき電区分所SSC内の電力変換器CONを図5の配列順(CON3、CON1、CON2)に従い表示している。
図6の上から3段目に図4の融通後電力購入量を購入量目標値として示している。この見方を電力変換器CON1の場合で説明すると、CON1の右下欄に電鉄用変電所SS2側の購入量をPL21として表示し、CON1の左下欄に電鉄用変電所SS1側の購入量をPL11として表示している。なおPL21は、き電区分所SSC1で計算した電鉄用変電所SS2の受電電力を意味し、同じくPL11は、き電区分所SSC1で計算した電鉄用変電所SS1の受電電力を意味している。これらのPL11、PL21は、電力変換器CON1での計算により統括制御装置9に報告された値である。
同様の報告は隣接するき電線区間の電力変換器CON1でも行っている。例えばき電区分所SSC3内の電力変換器CON3は、図6のCON3の右下欄に示すように電鉄用変電所SS1側の購入量をPL13と報告し、CON3の左下欄に電鉄用変電所SS3側の購入量をPL33として報告している。
このように、図6の上から3段目には各き電区分所SSCで計算した両端の電鉄用変電所SSにおける融通後電力購入量を購入量目標値として示している。これによれば、例えば電鉄用変電所SS1の購入量目標値として、電力変換器CON1で計算した値PL11と、電力変換器CON3で計算した値PL13が得られている。
図6の4段目には、電鉄用変電所SSごとに、隣接する電力変換器CONで計算した購入量目標値の和を求めている。例えば電鉄用変電所SS1の場合、電力変換器CON1で計算した値PL11と、電力変換器CON3で計算した値PL13の和としてPL1Sを算出する。同様に例えば電鉄用変電所SS2の場合、電力変換器CON1で計算した値PL21と、電力変換器CON2で計算した値PL22の和としてPL2Sを算出する。このようにする理由は、隣接する電力変換器CONが推定した電鉄用変電所SSの融通後電力購入量が相違する場合があることによる。
図6の下段には、最終的に決定された各電力変換器CONの補正後目標値が記述されている。補正後目標値は、隣接する電力変換器CONで計算した購入量目標値の和を用いて図7の処理により定められる。
図7は、各電力変換器CONの補正後目標値決定手順を示している。ここでは電力変換器CON1を例にとり示しているが、この考え方は他の電力変換器CONにも適用される。電力変換器CONの補正後目標値決定には、この変換器の両端の電鉄用変電所における購入量目標値の和を利用する。電力変換器CON1の場合には、図6のPL1S(=PL13+PL1)とPL2S(PL21+PL22)を用いる。なお、図7の考え方は基本的に図4の判断処理と基本的に同じであるので、ここでの説明は簡便に行う。
図7において、横軸の列205には、電鉄用変電所SS1について求めた購入量目標値の和PL1S、列205には電鉄用変電所SS2について求めた購入量目標値輪PL2Sを記述している。縦軸の各欄にはPL1SとPL2Sの正負に応じてケースを行201から行204の4ケースに分けて示している。なお、横軸の列207には各ケースでの消費電力絶対値、列208には各ケースでの最終的に決定した補正目標値PC1を示している。
ケース1はPL1S、PL2Sとも正の場合、ケース2はPL1Sが正、PL2Sが負の場合、ケース3はPL1Sが負、PL2Sが正の場合、ケース4は、PL1S、PL2Sともに負の場合である。
なおPL1S、PL2Sが正の状態とは、投入した電力を消費しきれない状態であり、PL1S、PL2Sが負の状態とは、電力系統側に電力を供給している状態である。従って、PL1S、PL2Sがともに正の状態ではき電線LX1、LX2の双方に十分な消費が発生していないことになるため、この区間での電力融通の必要性を生じていない。またPL1S、PL2Sがともに負の状態ではき電線LX1、LX2の双方で電力の回収が生じており、この区間での電力融通の必要性を生じていない。
このようなPL1S、PL2Sの両者が同符号の場合では、電力融通を行っても受電電力PL1、PL2の総和は不変である。この場合、電力変換装置CON1は電力融通を停止するだけでなく、例えば、電力変換装置CON1に内蔵する電力用素子をゲートブロック状態とするなどして待機状態とし、余分な電力消費量を減ずるのがよい。なお、仮にPL1S、PL2Sが異符合であっても融通電力量があらかじめ定められた値よりも小さい場合には、電力融通を行っても受電電力PL1、PL2の総和は不変である。この場合にも、電力変換装置CON1は電力融通を停止するだけでなく、例えば、電力変換装置CON1に内蔵する電力用素子をゲートブロック状態とするなどして待機状態とし、余分な電力消費量を減ずるのがよい。
以上のことから、購入量目標値の和PL1S、PL2Sの両者が同符号となるケース1、4では、電力融通制御を停止(列208)する。この場合の補正目標値PC1(き電線LX1側からき電線LX2側への融通電力量)は、0である。
これに対し購入量目標値の和PL1S、PL2Sが異なる符合であるということは、一方では回収電力が生じており、他方にはこれを消費する負荷が存在する状態を意味している。このため、ここでは行202、行203のケース2、3をさらに細分する。列207に示すように、購入量目標値の和PL1S、PL2Sの絶対値の大小比較により、行202A、行202B、行203A、行203Bの4ケースとする。そして、夫々の絶対値の小さい方に対応した電力量を符号が負(回生)の側から正(力行)の側へ融通する。
行202Aと行203Aは、購入量目標値の和PL1Sの絶対値が、PL2Sの絶対値よりも小さい事例、行202Bと行203Bは、購入量目標値の和PL2Sの絶対値が、PL1Sの絶対値よりも小さい事例である。前者の事例では、絶対値の小さい方に対応した購入量目標値の和PL1Sが融通量とされ、後者の事例では絶対値の小さい方に対応した購入量目標値の和PL2Sが融通量とされる。また電力の融通方向は、行202Aと行202Bでは符号が負(回生)のき電線LX2側から正(力行)のき電線LX1側へ融通する。また行203Aと行203Bでは符号が負(回生)のき電線LX1側から正(力行)のき電線LX2側へ融通する。
図7に示した各き電区分所の電力融通目標値により、たとえば電力変換器CON1においては電鉄用変電所SS1、SS2の一方を最小化できる。統括制御装置9は、他方の電力量を更に隣接したき電線との間で最適化するための融通電力目標値を計算する。これにより統括制御装置9が管理する全ての領域での電力消費を最適化することができる。
SSC:き電区分所
SS(SS1、SS2、SS3、SS4):電鉄用変電所
CON1:電力変換器
TrS(TrS1、TrS2):3相2相変換変圧器
Trh(Trh1、Trh2):変電所内負荷用変圧器
P1b、P2b:き電線から変換器へ流入する電力
LX(LX0、LX1、LX2、LX3、LX4、LX5):き電線
L(L0、L1、L2、L3、L4、L5):電力系統(電鉄用変電所の充電系統)
T(T0、T1、T2、T3、T4、T5):電車
P1a、P2a:電車による消費電力
TrL(TrL1、TrL2):き電線用変圧器
PL1、PL2:受電端電力
W1、W2:電力演算装置
PT1、PT2:電圧変成器
CT1、CT2:電流変成器
Trh1、Trh2:変電所内負荷用変圧器
LD1、LD2:変電所内負荷
9:統括制御装置

Claims (14)

  1. 電力系統から受電する変圧器を含む第1の電鉄用変電所の前記変圧器の負荷側に接続された第1のき電線と、電力系統から受電する変圧器を含む第2の電鉄用変電所の前記変圧器の負荷側に接続された第2のき電線とに接続され、第1と第2のき電線の間での融通電力量を定める電鉄き電線の制御装置であって、
    前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力、並びに前記第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力を用いて、前記第1と第2のき電線の間での融通電力量を定めることを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    前記第1と第2の電鉄用変電所の受電電力を、前記第1と第2の電鉄用変電所のそれぞれの受電端に設置されたそれぞれの計測器から得ることを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  3. 請求項1に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    前記第1と第2の電鉄用変電所の受電電力を、前記第1と第2の電鉄用変電所が電力系統から受電するそれぞれの前記変圧器の負荷側に設置されたそれぞれの計測器から得ることを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    前記第1と第2のき電線の間での融通電力量は、前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力の差、並びに前記第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力の差を比較して定められることを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    前記変圧器は3相を2相に変換する3相2相変換変圧器であって、その負荷側の2相の座を前記き電線に接続していることを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    前記第1と第2のき電線の間での融通電力量を用いて、前記第1と第2の電鉄用変電所における融通後電力購入量を定めることを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  7. 請求項4に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力の差、並びに前記第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力の差が、同一極性であるか、又は異極性であっても絶対値が小さい時には電力融通を停止することを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  8. 請求項7に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    電力融通を電力変換器を用いて行うときに、前記電力融通の停止操作は、き電線を接続する、または電力変換器用の変圧器とき電線を接続する遮断器を投入し、ゲートブロック状態で待機することを特徴とする電鉄き電線の制御装置
  9. 請求項8に記載の電鉄き電線の制御装置であって、
    待機状態中に電力変換器直流回路の充電装置により、系統電圧による充電電圧より直流電圧を高く維持することを特徴とする電鉄き電線の制御装置。
  10. 電力系統から受電する変圧器を含む第1の電鉄用変電所の前記変圧器の負荷側に接続された第1のき電線と、電力系統から受電する変圧器を含む第2の電鉄用変電所の前記変圧器の負荷側に接続された第2のき電線とに接続され、第1と第2のき電線の間での融通電力量を定める第1の電鉄き電線の制御装置と、電力系統から受電する変圧器を含む第3の電鉄用変電所の前記変圧器の負荷側に接続された第3のき電線と、前記第1の電鉄用変電所の前記変圧器の負荷側に接続された第4のき電線とに接続され、第3と第4のき電線の間での融通電力量を定める第2の電鉄き電線の制御装置とを含む電鉄き電線の制御システムであって、
    前記第1の電鉄き電線の制御装置は、前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力、並びに前記第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力を用いて、前記第1と第2のき電線の間での融通電力量を定め、
    前記第2の電鉄き電線の制御装置は、前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第4のき電線の電力、並びに前記第3の電鉄用変電所の受電電力と第3のき電線の電力を用いて、前記第3と第4のき電線の間での融通電力量を定めることを特徴とする電鉄き電線の制御システム。
  11. 請求項10に記載の電鉄き電線の制御システムであって、
    前記第1から第3の電鉄用変電所の受電電力を、前記第1から第3の電鉄用変電所のそれぞれの受電端に設置されたそれぞれの計測器から得ることを特徴とする電鉄き電線の制御システム。
  12. 請求項10に記載の電鉄き電線の制御システムであって、
    前記第1から第3の電鉄用変電所の受電電力を、前記第1から第3の電鉄用変電所が電力系統から受電するそれぞれの前記変圧器の負荷側に設置されたそれぞれの計測器から得ることを特徴とする電鉄き電線の制御システム。
  13. 請求項10から請求項12のいずれか1項に記載の電鉄き電線の制御システムであって、
    前記第1と第2のき電線の間での融通電力量は、前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第1のき電線の電力の差、並びに前記第2の電鉄用変電所の受電電力と第2のき電線の電力の差を比較して定め、
    前記第3と第4のき電線の間での融通電力量は、前記第1の電鉄用変電所の受電電力と第4のき電線の電力の差、並びに前記第3の電鉄用変電所の受電電力と第3のき電線の電力の差を比較して定められることを特徴とする電鉄き電線の制御システム。
  14. 請求項10から請求項13のいずれか1項に記載の電鉄き電線の制御システムであって、
    隣接する電鉄用変電所の間を接続する2つのき電線の間の電力融通量と、各電鉄用変電所の受電電力とから融通後受電電力を電鉄用変電所ごとに求め、各電鉄用変電所に対して求められた2つの融通後受電電力の和を求め、
    第1の電鉄用変電所に対して求められた2つの融通後受電電力の和と、第2の電鉄用変電所に対して求められた2つの融通後受電電力の和とを比較して前記第1の電鉄き電線の制御装置により前記第1と第2のき電線の間での融通電力量を制御し、
    第1の電鉄用変電所に対して求められた2つの融通後受電電力の和と、第3の電鉄用変電所に対して求められた2つの融通後受電電力の和とを比較して前記第2の電鉄き電線の制御装置により前記第3と第4のき電線の間での融通電力量を制御することを特徴とする電鉄き電線の制御システム。
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