JP6082676B2 - 音波増幅器 - Google Patents
音波増幅器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6082676B2 JP6082676B2 JP2013185815A JP2013185815A JP6082676B2 JP 6082676 B2 JP6082676 B2 JP 6082676B2 JP 2013185815 A JP2013185815 A JP 2013185815A JP 2013185815 A JP2013185815 A JP 2013185815A JP 6082676 B2 JP6082676 B2 JP 6082676B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- sound
- sound wave
- reference example
- resonator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Amplifiers (AREA)
Description
例えば、特許文献1には、「耳が聞こえ易くする用具」として、前方および側方に開口する横長の箱を耳介に装着して前方から音波を集音する用具が開示されている。
さらに、特許文献3には、「導入角を可変して成る集音型補聴器の構造」として、音波の進入角を変える導入板を具備する「集音型補聴器」と称する用具が開示されている。
そこで、音波が放射されてくる方向に係わりなく聴覚のアシスト能力を均一に保つことができる用具等が要望されている。
請求項1の手段によれば、音波増幅器は、音源が発生する音波に共鳴する共鳴体と、耳介の根元に引っ掛かるとともに、外耳道の開口を頭部側方から覆う位置に共鳴体を支持する支持体とを備える。また、共鳴体は、外耳道の開口を頭部側方から覆って外耳道の頭部側方に共鳴空間を形成するとともに、音波を増幅して外耳道に伝達し、支持体は、共鳴体と頭部との距離を増減する距離増減手段を有する。
これにより、音源と耳介との相対的な位置に係わらず、音源から放射された音波を増幅して外耳道に伝達することができる。このため、音波が放射されてくる方向に係わりなく聴覚のアシスト能力を均一に保つことができる。
以上により、加齢性難聴者等の聴覚をアシストする装置として、低コストであり、かつ、イヤホン等を外耳道に挿入する必要がないものであって、音波が放射されてくる方向に係わりなくアシスト能力を均一に保つことができるものを提供することができる。
また、支持体により、耳介の大小等に係わりなく、外耳道の開口を確実に頭部側方から覆う位置に共鳴体を支持することができる。さらに、距離増減手段により、頭部側方への耳介の突き出し方等に係わりなく、外耳道の開口を頭部側方から覆う位置に共鳴体を支持することができる。
請求項2の手段によれば、音波増幅器は、共鳴空間を増減する容積増減手段を備える。
これにより、共鳴周波数を含む共鳴帯域の周波数を増減することができるので、例えば、利用者のそれぞれにとって聞き取り易い周波数に調節することができる。
請求項3の手段によれば、容積増減手段は、手動操作によるトルクを螺子螺合構造により直線的な推力に変換することで、共鳴体の一部分を他の部分から突出させたり窪ませたりして共鳴空間を増減する。
これにより、簡便な操作で、かつ、さほど大きな操作力を要することなく、共鳴帯域の周波数を調節することができる。
請求項4の手段によれば、共鳴体の一部分により形成される共鳴空間の一部領域は、他の領域と壁により区画され、壁には、共鳴空間の一部領域と他の領域とを連通する絞りが設けられている。
これにより、共鳴帯域および共鳴帯域よりも低周波側の周波数における音波の増幅量を高めることができる。
請求項5の手段によれば、共鳴体の外側の表面には静電植毛が施されている。
これにより、共鳴帯域および共鳴帯域よりも低周波側の周波数における音波の増幅量を高めることができる。
請求項6の手段によれば、共鳴体は樹脂製であり、共鳴体の内側の表面に金属箔が取り付けられている。
これにより、共鳴帯域および共鳴帯域よりも高周波側の周波数における音波の増幅量を高めることができる。
参考例1、2の音波増幅器1の構成を、図1〜図5を用いて説明する。なお、図1〜図5に図示された音波増幅器1は、右側の耳介2に装着されるものであるが、左側の耳介2に装着されるものは、例えば、耳介2の裏側から視た側面図が図1(b)に示すものと鏡映対称をなすように設けられる。
すなわち、音波増幅器1は、頭部側方から耳介2の表側(外耳道3が開口する側)を覆う本体部4、本体部4の周縁から頭部側方に向かい耳介2の周縁を覆うように伸びる側縁部5、および、側縁部5から外耳道3の方に向かい耳介2の裏側(外耳道3が開口しない側)の周縁を覆うように伸びる補助部6を備える。
また、音波増幅器1は、例えば、熱可塑性樹脂の射出成形および切削加工等により本体部4、側縁部5および補助部6の一体物として設けられ、肉厚は、音波増幅器1の全体において略一定である。なお、音波増幅器1の素材は熱可塑性樹脂であり、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体のように柔軟性に優れ、かつ無害なものが選択される。
参考例1、2の音波増幅器1の効果を、図6〜図8を用いて説明する。
音波増幅器1の効果は、無響音室にてダミーヘッド12の両耳のそれぞれに音波増幅器1を装着し、未装着時との周波数スペクトルの差分(増幅量)を増幅特性として求めることにより確認した。なお、ダミーヘッド12に聞かせた音波はホワイトノイズである。
また、音源であるスピーカー13には、YAMAHA MSP7 STUDIOを使用し、ダミーヘッド12の内蔵マイクには、NEUMANN KU100を使用し、アンプには、EDIROL UA−25を使用した。
図8の実線によれば、参考例1の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.9kHz強で最大の増幅量(10dB強)を示している。
また、参考例2の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.9kHz弱で最大の増幅量(12dB弱)を示している。
これにより、参考例1の音波増幅器1によれば、音源と耳介2との相対的な位置に係わらず、周波数1.9kHz強の音波を増幅して外耳道3に伝達することができる。また、参考例2の音波増幅器1によれば、音源と耳介2との相対的な位置に係わらず、周波数1.9kHz弱の音波を増幅して外耳道3に伝達することができる。このため、音波が放射
されてくる方向に係わりなく聴覚のアシスト能力を均一に保つことができる。
以上により、加齢性難聴者等の聴覚をアシストする装置として、低コストであり、かつ、イヤホン等を外耳道3に挿入する必要がないものであって、音波が放射されてくる方向に係わりなくアシスト能力を均一に保つことができるものを提供することができる。
参考例3〜6の音波増幅器1は、図9および図10に示すように、参考例1の音波増幅器1に容積増減手段15を追加したものである。
容積増減手段15は、共鳴空間9を増減するものであり、手動操作によるトルクを螺子螺合構造により直線的な推力に変換することで、共鳴体7の一部分を他の部分から突出させたり窪ませたりして共鳴空間9を増減する。
参考例3〜6の音波増幅器1の効果を図11により説明する。なお、参考例3〜6の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
まず、内部容量を42cm3に調節したものを参考例3の音波増幅器1として、その増幅特性を図11に実太線で示す。図9によれば、参考例3の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.8kHz弱で最大の増幅量(12dB強)を示している。
図11によれば、参考例4の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.7kHz弱で最大の増幅量(13dB弱)を示している。また、参考例5の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.5kHz強で最大の増幅量(14dB弱)を示している。さらに、参考例6の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.5kHz強で最大の増幅量(14dB強)を示している。
また、容積増減手段15を、手動操作によるトルクを螺子螺合構造により直線的な推力に変換するものとすることで、簡便な操作で、かつ、さほど大きな操作力を要することなく、共鳴周波数を調節することができる。
参考例7、8の音波増幅器1は、図12および図13に示すように、参考例1の音波増幅器1に容積増減手段15を追加したものである。また、参考例7、8の容積増減手段15は、参考例3〜6の容積増減手段15とは異なり、嵌合穴23に嵌合可能なカップ状の容器26である。
そして、例えば、図12に示すように、本体27が本体部4の外側に突き出るように容器26を本体部4の内側から嵌合穴23に嵌め、本体部4の内側における嵌合穴23の周縁により鍔部28を係止させる。これにより、容器26は本体部4の外側に突き出るように本体部4に保持され、共鳴空間9は、本体27が突き出た部分に応じて拡大する。
参考例7、8の音波増幅器1の効果を説明する。なお、参考例7、8の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
まず、容器26を本体部4の外側に突き出して内部容量を43cm3に拡大調節したもの(図12参照。)を参考例7の音波増幅器1として、その増幅特性を図14に実線で示す。図14によれば、参考例7の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.7kHz弱で最大の増幅量(11dB強)を示している。
参考例9の音波増幅器1は、図15に示すように、参考例1の音波増幅器1に容積増減手段15を追加したものである。すなわち、参考例9の容積増減手段15は、参考例3〜6の容積増減手段15と同様のベース16および可動つまみ17を有する。このため、参考例9の容積増減手段15によれば、手動操作により可動つまみ17にトルクを与え、可動つまみ17をベース16に対し軸方向に直線移動させて可変空間18の容積を増減することで、内部容量を増減して共鳴空間9を増減することができる。
参考例9の音波増幅器1の効果を説明する。なお、参考例9の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
参考例9では、内部容量を42cm3に調節して増幅特性を確認している(図16の実線参照。)。ここで、図16では、参考例3の増幅特性を点線で併せて図示している。参考例3、9の音波増幅器1は、内部容量が同一(42cm3)であり、絞り32が存在するか否かの点で異なる。
参考例10〜12の音波増幅器1は、図17に示すように、参考例1の音波増幅器1に容積増減手段15を追加したものである。また、参考例10〜12の容積増減手段15は、参考例9の容積増減手段15と同様の内延部31および絞り32を具備する。
まず、参考例10〜12の容積増減手段15によれば、円筒部20の内周に雌ねじを有する。また、可動つまみ17は、外周に雄ねじを有する円筒体として設けられ、円筒部20の内周に嵌まる態様でベース16に螺合する。また、閉鎖面22は、可動つまみ17の筒内に形成されており、閉鎖面22の形状は、外側に凸をなす球面の一部である。
参考例10〜12の音波増幅器1の効果を説明する。なお、参考例10〜12の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
まず、内部容量を39cm3に調節したものを参考例10の音波増幅器1として、その増幅特性を図18に点線で示す。図18によれば、参考例10の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.9kHz弱で最大の増幅量(12dB強)を示している。
図18によれば、参考例11の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.7kHz強で最大の増幅量(12dB弱)を示している。 また、参考例12の音波増幅器1の増幅特性は、周波数1.7kHz弱で最大の増幅量(12dB強)を示している。
これにより、参考例3〜6等の音波増幅器1と同様に、内部容量が大きいほど共鳴周波数が小さくなる相関が見られるので、内部容量を増減することで共鳴周波数を増減することができる。
参考例13の音波増幅器1は、参考例1の音波増幅器1の本体部4、側縁部5および補助部6の外側の表面に静電植毛を施こしたものである。
参考例13の増幅特性を参考例1の増幅特性と併せて図19に示す(図中、実線が参考例13の増幅特性であり、点線が参考例1の増幅特性である。)。参考例1、13の音波増幅器1は、内部容量が同一(38cm3)であり、静電植毛が施されているか否かの点で異なる。
なお、参考例13の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
参考例14の音波増幅器1は、参考例7、8で用いた音波増幅器1の本体部4、側縁部5および補助部6、ならびに容器26の本体27の外側の表面に静電植毛を施し、参考例7の音波増幅器1と同様に本体27を本体部4の外側に突き出して内部容量を43cm3に調節したものである。
参考例14の増幅特性を参考例7の増幅特性と併せて図20に示す(図中、実線が参考例14の増幅特性であり、1点鎖線が参考例7の増幅特性である。)。参考例7、14の音波増幅器1は、内部容量が同一(43cm3)であり、静電植毛が施されているか否かの点で異なる。
なお、参考例14の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
参考例15の音波増幅器1は、図21に示すように、参考例1の音波増幅器1において、本体部4の内側の表面に金属箔34を接着したものである。なお、金属箔34は、例えば、アルミニウム合金を素材とするものである。
参考例15の増幅特性を参考例1の増幅特性と併せて図22に示す(図中、実線が参考例15の増幅特性であり、点線が参考例1の増幅特性である。)。参考例1、15の音波増幅器1は、内部容量が同一(38cm3)であり、金属箔34が接着されているか否かの点で異なる。
なお、参考例15の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
実施例1の音波増幅器1は、参考例1〜15の音波増幅器1とは異なり、図23および図24に示すように、補助部6を備えずに本体部4と側縁部5とにより共鳴体7を構成する。また、実施例1の音波増幅器1は、本体部4や側縁部5とは別に支持体10を備え、側縁部5は、支持体10としての機能を具備せず、耳介2の上縁に引っ掛かることなく耳介2の周縁を覆うことができる。また、実施例1の本体部4は、凸面を形成しておらず平面を形成するように設けられている。さらに、実施例1の側縁部5は、本体部4の全周縁から伸びており、耳介2を全周囲から包囲することができる。
なお、実施例1の内部容量は、本体部4および側縁部5により囲われた領域の容積に相当し、参考例1〜15の内部容量と同様の定義に従うものである。
また、実施例1の支持体10は、耳介2の根元に引っ掛かる係止部36、および、係止部36と共鳴体7とを架橋するとともに共鳴体7と頭部との距離を増減する距離増減手段37を有する。
曲線部38は、例えば、合口40を形成するように略C字に設けられ、合口40が自在に拡大することができる程度に弾性を有する。そして、耳介2の根元は、合口40から曲線部38に嵌まって係止部36を引っ掛ける。また、耳介2の根元の嵌合を円滑にするため、合口40の両端は、C字の逆側に反るつる41を形成している。
また、ナット48は、貫通穴46に軸部45が通っている締結部42を頭部47とともに挟むことにより、係止部36を保持する。なお、頭部47と締結部42との間、締結部42とナット48との間には、それぞれワッシャ51が挿入される。
実施例1の音波増幅器1の効果を、図25および図26を用いて説明する。なお、実施例1の音波増幅器1の効果の確認においても、参考例1と同一の機器および方法等を採用した。
まず、実施例1の効果に関し、実施例1の音波増幅器1と参考例1〜15の音波増幅器1とは側縁部5が耳介2の全周を包囲することができるか否かの点で態様が異なることから、増幅量と角度との相関関係(〔実施例1の効果〕を参照。)を先に説明する。
そこで、実施例1でも、共鳴周波数に関わる以下の説明では、角度0°における増幅特性を代表例として取り上げる。
このため、参考例1〜15の音波増幅器1と同様に、加齢性難聴者等の聴覚をアシストする装置として、低コストであり、かつ、イヤホン等を外耳道3に挿入する必要がないものであって、音波が放射されてくる方向に係わりなくアシスト能力を均一に保つことができるものを提供することができる。
これにより、耳介2の大小等に係わりなく、外耳道3の開口を確実に頭部側方から覆う位置に共鳴体7を支持することができる。
これにより、頭部側方への耳介2の突き出し方等に係わりなく、外耳道3の開口を頭部側方から覆う位置に共鳴体7を支持することができる。
実施例2の音波増幅器1は、図27および図28に示すように、実施例1の音波増幅器1において共鳴体7から側縁部5を除き、共鳴体7を本体部4のみで構成したものである。また、ボルト44の軸部45が貫通する雌ねじ孔50は、本体部4の上部に設けられている。
まず、実施例2の効果に関し、実施例2の音波増幅器1と、参考例1〜15および実施例1の音波増幅器1とは側縁部5の有無の点で態様が大きく異なることから、増幅量と角度との相関関係(〔参考例1の効果〕を参照。)を先に説明する。
そこで、実施例2でも、共鳴周波数に関わる以下の説明では、角度0°における増幅特性を代表例として取り上げる。
このため、参考例1〜15の音波増幅器1と同様に、加齢性難聴者等の聴覚をアシストする装置として、低コストであり、かつ、イヤホン等を外耳道3に挿入する必要がないものであって、音波が放射されてくる方向に係わりなくアシスト能力を均一に保つことができる音波増幅器1を提供することができる。
音波増幅器1の態様は、参考例や実施例に限定されず種々の変形例を考えることができる。
例えば、参考例の音波増幅器1は、耳介2の縁または耳介2の根元に引っ掛かることで外耳道3の開口を頭部側方から覆って共鳴空間9を形成していたが、外耳道3の開口を覆う態様は、このような態様に限定されない。例えば、左右それぞれの音波増幅器1を架橋するC字状のアームを設け、アームの弾性により頭部を挟むことで、音波増幅器1により左右それぞれの外耳道3の開口を頭部側方から覆うようにしてもよい。
また、参考例3〜6、9〜12等の容積増減手段15は、螺子螺合構造により可変空間18を増減するものであって主空間25を増減するものではなかったが、螺子螺合構造により主空間25を縮小できるように容積増減手段15を設けてもよい。
さらに、実施例1、2の音波増幅器1によれば、本体部4(共鳴体7)は、平面を形成するように設けられていたが、参考例1〜15の音波増幅器1と同様に、実施例1、2の音波増幅器1において、凸面を形成するように本体部4を設けてもよい。
や補助部6が具備し、実施例1、2の音波増幅器1によれば、支持体10としての機能は、本体部4等と別体に設けられた係止部36や距離増減手段37が具備していたが、支持体10の態様はこのようなものに限定されない。
また、曲線部38と架橋部55との一体物を成形し、曲線部38と架橋部55との一体
物を、本体部4に溶着等して音波増幅器1を設けてもよい。
2 耳介
3 外耳道
7 共鳴体
9 共鳴空間
10 支持体
15 容積増減手段
18 可変空間(共鳴空間の一部領域)
25 主空間(他の領域)
31 内延部(壁)
32 絞り
34 金属箔
37 距離増減手段
Claims (6)
- 音源が発生する音波に共鳴する共鳴体と、
耳介の根元に引っ掛かるとともに、外耳道の開口を頭部側方から覆う位置に前記共鳴体を支持する支持体とを備え、
前記共鳴体は、前記外耳道の開口を頭部側方から覆って前記外耳道の頭部側方に共鳴空間を形成するとともに、前記音波を増幅して前記外耳道に伝達し、
前記支持体は、前記共鳴体と頭部との距離を増減する距離増減手段を有することを特徴とする音波増幅器。 - 請求項1に記載の音波増幅器において、
前記共鳴空間を増減する容積増減手段を備えることを特徴とする音波増幅器。 - 請求項2に記載の音波増幅器において、
前記容積増減手段は、手動操作によるトルクを螺子螺合構造により直線的な推力に変換することで、前記共鳴体の一部分を他の部分から突出させたり窪ませたりして前記共鳴空間を増減することを特徴とする音波増幅器。 - 請求項2または請求項3に記載の音波増幅器において、
前記共鳴体の一部分により形成される前記共鳴空間の一部領域は、他の領域と壁により区画され、
この壁には、前記共鳴空間の一部領域と他の領域とを連通する絞りが設けられていることを特徴とする音波増幅器。 - 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の音波増幅器において、
前記共鳴体の外側の表面には静電植毛が施されていることを特徴とする音波増幅器。 - 請求項5に記載の音波増幅器において、
前記共鳴体は樹脂製であり、前記共鳴体の内側の表面に金属箔が取り付けられていることを特徴とする音波増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013185815A JP6082676B2 (ja) | 2012-09-28 | 2013-09-09 | 音波増幅器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012215373 | 2012-09-28 | ||
JP2012215373 | 2012-09-28 | ||
JP2013185815A JP6082676B2 (ja) | 2012-09-28 | 2013-09-09 | 音波増幅器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014081623A JP2014081623A (ja) | 2014-05-08 |
JP6082676B2 true JP6082676B2 (ja) | 2017-02-15 |
Family
ID=50785811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013185815A Active JP6082676B2 (ja) | 2012-09-28 | 2013-09-09 | 音波増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6082676B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5962682B2 (ja) * | 2014-01-27 | 2016-08-03 | 国立大学法人 名古屋工業大学 | 補聴機能付耳カバー |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5921439Y2 (ja) * | 1981-07-06 | 1984-06-23 | 生治 原田 | 補聴具 |
JPS6141300U (ja) * | 1984-08-17 | 1986-03-15 | ソニー株式会社 | 集音器 |
JPH021799U (ja) * | 1988-06-16 | 1990-01-08 | ||
JP2653219B2 (ja) * | 1990-05-11 | 1997-09-17 | 松下電器産業株式会社 | スピーカシステム |
JPH0682698U (ja) * | 1993-05-07 | 1994-11-25 | 尚 土田 | ヘッドホン型音響装置 |
JP2002044790A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Shingo Takahashi | 聞き耳ツーバイフォン |
JP2011253170A (ja) * | 2010-06-02 | 2011-12-15 | Sadamu Mizobuchi | 補聴耳カバー |
JP5803156B2 (ja) * | 2011-03-04 | 2015-11-04 | ヤマハ株式会社 | 音響調整システム及び電子楽器 |
-
2013
- 2013-09-09 JP JP2013185815A patent/JP6082676B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014081623A (ja) | 2014-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10356510B2 (en) | Earphone having a controlled acoustic leak port | |
EP2677767B1 (en) | An earphone having an acoustic tuning mechanism | |
US11057695B2 (en) | In-ear headphone device with active noise control | |
US11265645B2 (en) | Acoustic chambers damped with side-branch resonators, and related systems and methods | |
CN107950034B (zh) | 入耳式耳机的降噪 | |
US8649547B2 (en) | Mountable multi-directional audio device | |
US10595111B2 (en) | Earbud frame for acoustic driver and complimentary ear tip | |
US20170195776A1 (en) | Earphone with noise reduction having a modified port | |
US9042580B2 (en) | Diaphragm | |
US10484772B2 (en) | Hidden rear cavity vent | |
US7864974B2 (en) | Earphone device integrated with microphone | |
US20180063635A1 (en) | Non-axisymmetric and non-horn phase plugs | |
US8107638B2 (en) | Semi-insert hearing protector having a helmholtz-type resonator | |
JP6082676B2 (ja) | 音波増幅器 | |
CN107371077A (zh) | 动圈压电双音频扬声器的耳机 | |
US11178497B2 (en) | In-ear receiver | |
US20170006371A1 (en) | Wedge shape headphones | |
EP4260571A1 (en) | Earpiece with moving coil transducer and acoustic back volume | |
JP7347927B2 (ja) | 電気音響変換器及び音響機器 | |
CN210247038U (zh) | 一种机构更加简化的全频骨传导喇叭 | |
CN218920585U (zh) | 耳机 | |
CN212677367U (zh) | 一种降噪耳机 | |
AU2019284040B2 (en) | An earphone having an acoustic tuning mechanism | |
US20220295188A1 (en) | Highly compliant electro-acoustic miniature transducer | |
JP2015204619A (ja) | 補聴レシーバ及びそのようなレシーバを備えた補聴器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150803 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160621 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20160726 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160804 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20160727 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170117 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170123 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6082676 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |