JP6081573B2 - 2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの組成物、並びに熱伝達流体としてのその使用に関する。
フルオロカーボン化合物をベースとする流体は、蒸気圧縮熱伝達システム、とりわけ空調、ヒートポンプ、冷蔵又は冷凍装置で広く使用されている。これらの装置の一般的な特徴は、これらが、(流体が熱を吸収する)低圧における流体の蒸発;蒸発した流体の高圧までの圧縮;(流体が熱を排出する)蒸発した流体の液体への高圧での凝縮;及びサイクルを完了するための流体の減圧を含む、熱力学サイクルに基づくということである。
(純化合物又は化合物の混合物であり得る)熱伝達流体の選択は、第1に流体の熱力学特性によって、第2に追加の制約によって決まる。このため、特に重要な基準は、検討されている流体の環境的影響の基準である。特に、塩素化化合物(クロロフルオロカーボン及びヒドロクロロフルオロカーボン)は、オゾン層を破壊する欠点を有する。したがって、ヒドロフルオロカーボン、フルオロエーテル及びフルオロオレフィンなどの非塩素化化合物が現在、一般に好ましい。
現在使用されている熱伝達流体よりも低い地球温暖化係数(GWP)を有し、同等の又は改善された性能品質を有する他の熱伝達流体を開発することもなお必要である。
文書米国特許出願公開第2005/0188697号明細書は、熱伝達流体としての1−メトキシヘプタフルオロプロパン(すなわちHFE−7000)などのポリフルオロエーテルの使用について記載している。
文書国際公開第2010/100254号パンフレットは、多様なテトラフルオロブテン及びとりわけ2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エン(HFO−1354mfy)の、熱伝達用途を含む多様な用途における使用について記載している。
文書国際公開第2011/050017号パンフレットは、HFO−1354mfyの膨張剤としての使用について記載している。該文書は、場合によりHFO−1354mfyと組合せて使用できる他の膨張剤のリストを挙げている。HFE−7000はこのリストで大きな役割を果たしている。
通常の熱伝達流体にとって代わるための、オゾン層に対してあまり有害でなく、比較的低いGWPを有する他の熱伝達流体を開発する必要性がなおある。
本発明は、2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含有する組成物の熱伝達流体としての使用に関する。
一実施形態により、組成物は、1%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに好ましくは:
− 50%から98%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと2%から50%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;より具体的には、好ましくは75%から97%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと3%から25%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに理想的には85%から95%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと5%から15%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;又は
− 20%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1%から80%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;より具体的には、好ましくは30%から95%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと5%から70%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに理想的には65%から90%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと10%から35%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;又は
− 1%から30%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと70%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン並びに理想的には5%から20%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと80%から95%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン
を含有する。
一実施形態により、組成物は2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エン及び1−メトキシヘプタフルオロプロパンの混合物より成る。
一実施形態により、組成物は共沸様又は好ましくは共沸性である。
一実施形態により、組成物は不燃性である。
本発明は、熱伝達組成物であって、
− 2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エン及び1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含む熱伝達流体;並びに
− 潤滑剤、安定剤、界面活性剤、トレーサー、蛍光剤、発香剤及び可溶化剤、及びその混合物より選ばれる1つ以上の添加剤を含む、熱伝達組成物にも関する。
一実施形態により、熱伝達流体は、1%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;好ましくは、
− 50%から98%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと2%から50%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;より具体的には、好ましくは75%から97%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと3%から25%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに理想的には85%から95%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと5%から15%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;又は
− 20%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1%から80%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;より具体的には、好ましくは30%から95%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと5%から70%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに理想的には65%から90%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと10%から35%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;又は
− 1%から30%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと70%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン並びに理想的には5%から20%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと80%から95%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン
を含有する。
一実施形態により、熱伝達流体は、2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの混合物より成る。
一実施形態により、熱伝達流体は共沸様であり、好ましくは共沸性であり;及び/又は熱伝達流体は不燃性である。
本発明は、上記のような組成物を熱伝達流体として含有する、又は上記のような熱伝達組成物を含有する蒸気圧縮回路を備えた熱伝達設備にも関する。
一実施形態により、設備は可動又は定置型ヒートポンプ暖房、空調並びにとりわけ自動車用空調又は集中定置型空調、冷蔵、冷凍及びランキンサイクル設備より選ばれ、好ましくは空調設備である。
本発明は、熱伝達流体を含有する蒸気圧縮回路によって流体又は物体を加熱もしくは冷却する方法にも関し、前記方法は該熱伝達流体の蒸発、該熱伝達流体の圧縮、該熱伝達流体の凝縮及び該熱伝達流体の減圧を連続して含み、該熱伝達流体は上述のような組成物である。
本発明は、初期熱伝達流体を含有する蒸気圧縮回路を備えた熱伝達設備の環境的影響を低下させる方法にも関し、前記方法は、該蒸気圧縮回路内の該初期熱伝達流体を、最終熱伝達流体で代替する工程を含み、前記最終熱伝達流体が初期熱伝達流体よりも低いGWPを有し、該最終熱伝達流体は上述のような組成物であり、好ましくは、該初期熱伝達流体は2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタンである。
本発明は、1%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1% 99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに好ましくは、
− 50%から98%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと2% 50%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;より具体的には、好ましくは75%から97%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと3% 25%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに理想的には85%から95%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと5% 15%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;又は
− 20%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1% 80%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;より具体的には、好ましくは30%から95%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと5% 70%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;並びに理想的には65%から90%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと10% 35%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン;又は
− 1%から30%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと70%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン、並びに理想的には5%から20%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと80%から95%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン
を含有する組成物にも関する。
一実施形態により、組成物は2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの混合物より成る。
一実施形態により、組成物は共沸様及び好ましくは共沸性である。
一実施形態により、組成物は不燃性である。
本発明は、従来技術で感じられた必要性を満足することを可能にする。本発明は、より具体的には、オゾン層にとって有害でなく、(特に)熱伝達流体として、とりわけ通常の熱伝達流体、及び最も具体的には2,2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123)の代わりに使用され得る、低GWPの新規組成物を提供する。
特に、本発明はある実施形態において、共沸又は共沸様組成物を提供する。
ある実施形態において、本発明は、通常の熱伝達流体及びとりわけHCFC−123と比較した場合に、同等の又は改善されたエネルギー性能品質を有する熱伝達流体を提供する。
ある実施形態において、本発明による組成物は、とりわけ、従来技術の組成物と比較した場合に、同等のもしくは改善された容積容量及び/又は同等のもしくは改善された性能係数を有する。ある実施形態により、HCFC−123の代替は、熱伝達設備又はその動作パラメータの変更なしに行ってよい。
ある実施形態において、本発明は、従来技術の熱伝達流体よりも可燃性が低く及び/又は毒性が低い熱伝達流体を提供する。特に、これらの熱伝達流体は、純粋なHFO−1354mfyよりも可燃性が低く、純粋なHFE−7000よりも毒性が低くてよい。
HFO−1354mfy/HFE−7000二元混合物の液体/蒸気平衡曲線を示す。混合物中のHFO−1354mfyのモル比をx軸上に与え、圧力(バール)をy軸上に与える。液体に関連するデータは×で、ガスに関連するデータは○で示す。グラフの液体領域はLと記し、蒸気領域はVと示す。
本発明をここで、より詳細に、続く説明にて制限することなく説明する。
別途言及しない限り、本出願を通して、表示した化合物の割合はモルパーセンテージとして与える。
本特許出願により、地球温暖化係数(GWP)は、「The scientific assessment of ozone depletion,2002,a report of the World Meteorological Association’s Global Ozone Research and Monitoring Project」に記載されている方法に従って、二酸化炭素に対して及び100年の期間に対して定義されている。
「熱伝達化合物」又はそれぞれ「熱伝達流体」(もしくは冷媒流体)という用語は、蒸気圧縮回路において、低温及び低圧において蒸発することにより熱を吸収することができ、高温及び高圧において凝縮することにより熱を排出することができる化合物又はそれぞれ流体を意味する。概して、熱伝達流体は1つ、2つ、3つ又は3つを超える熱伝達化合物を含んでよい。
「熱伝達組成物」という用語は、熱伝達流体及び場合により、所期の用途のための、熱伝達化合物ではない1つ以上の添加剤を含む組成物を意味する。
添加剤はとりわけ、潤滑剤、ナノ粒子、安定剤、界面活性剤、トレーサー、蛍光剤、発香剤及び可溶化剤より選ばれてよい。
安定剤は、これらが存在する場合、好ましくは、熱伝達組成物において5質量%以下に相当する。安定剤の中でも、とりわけニトロメタン、アスコルビン酸、テレフタル酸、アゾール類、例えばトルトリアゾール又はベンゾトリアゾール、フェノール性化合物、例えばトコフェロール、ヒドロキノン、t−ブチルヒドロキノン、2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール、エポキシド類(場合によりフッ素化もしくは全フッ素化アルキルもしくはアルケニル又は芳香族)、例えばn−ブチルグリシジルエーテル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル又はブチルフェニルグリシジルエーテル、ホスファイト類、ホスホネート類、チオール類及びラクトン類を挙げてよい。
潤滑剤としては、とりわけ鉱物源の油、シリコーンオイル、天然源のパラフィン、ナフタレン、合成パラフィン、アルキルベンゼン類、ポリ−α−オレフィン類、ポリアルキレングリコール類、ポリオールエステル類及び/又はポリビニルエーテル類を使用してよい。混合物はポリオールエステル及びポリビニルエーテル油によって安定性が改善されている。
ナノ粒子としては、とりわけ炭素、金属(銅、アルミニウム)酸化物、TiO、Al、MoSなどのナノ粒子を使用してよい。
(検出することができる)トレーサーとしては、重水素化又は非重水素化ヒドロフルオロカーボン、重水素化炭化水素、パーフルオロカーボン、フルオロエーテル、ブロモ化合物、ヨード化合物、アルコール類、アルデヒド類、ケトン類、一酸化二窒素及びその組合せを挙げてよい。トレーサーは、熱伝達流体が構成される熱伝達化合物とは異なる。
言及され得る可溶化剤としては、炭化水素、ジメチルエーテル、ポリオキシアルキレンエーテル類、アミド類、ケトン類、ニトリル類、クロロカーボン類、エステル類、ラクトン類、アリールエーテル類、フルオロエーテル類及び1,1,1−トリフルオロアルカンが挙げられる。可溶化剤は、熱伝達流体が構成される熱伝達化合物とは異なる。
言及され得る蛍光剤としては、ナフタルイミド類、ペリレン類、クマリン類、アントラセン類、フェナントラセン類、キサンテン類、チオキサンテン類、ナフトキサンテン類及びフルオレセイン類並びにその誘導体及び組合せが挙げられる。
言及され得る発香剤としては、アルキルアクリレート類、アリルアクリレート類、アクリル酸類、アクリルエステル類、アルキルエーテル類、アルキルエステル類、アルキン類、アルデヒド類、チオール類、チオエーテル類、ジスルフィド類、アリルイソチオシアネート類、アルカン酸類、アミン類、ノルボルネン類、ノルボルネン誘導体類、シクロヘキセン、複素環式芳香族化合物、アスカリドール及びo−メトキシ(メチル)フェノール並びにその組合せが挙げられる。
本発明による熱伝達方法は、熱伝達流体を含有する蒸気圧縮回路を備える設備の使用に基づいている。熱伝達方法は、流体又は物体を加熱又は冷却するための方法であってよい。
熱伝達流体を含有する蒸気圧縮回路は、少なくとも1つの蒸発装置、圧縮装置、凝縮装置及び減圧装置並びにこれらの構成要素間で熱伝達流体を輸送するためのラインも備えている。蒸発装置及び凝縮装置は、熱伝達流体と別の流体又は物体との間の熱を交換するための熱交換器を備えている。
圧縮装置としては、とりわけ単段もしくは多段遠心圧縮装置又は遠心小型圧縮装置を使用してよい。回転、ピストン又はスクリュー圧縮装置も使用してよい。圧縮装置は、電気モータによって又はガスタービン(例えば自動車又は可動用途の排気ガスが供給される)又は伝動装置によって駆動してよい。
設備は発電用タービン(ランキンサイクル)を備えていてよい。
該設備は、場合により、熱伝達流体回路と加熱又は冷却される流体もしくは物体との間で熱を伝達するために使用される(状態の変化を伴う又は伴わない)少なくとも1つの熱交換流体も備えていてもよい。
該設備は、場合により、同じ又は異なる熱伝達流体を含有する2つ(以上)の蒸気圧縮回路を備えていてもよい。例えば蒸気圧縮回路は、共に連結されてよい。
蒸気圧縮回路は、標準蒸気圧縮サイクルに従って動作する。該サイクルは、比較的低圧での液相(又は液相/気相2相系)から気相への熱伝達流体の状態の変化と、続いての気相中での流体の比較的高圧までの圧縮、比較的高圧での気相から液相への熱伝達流体の状態の変化(凝縮)及び該サイクルを再開するための圧力の低下を含む。
冷却方法の場合、(直接又は熱交換流体を介して間接的に)冷却される流体又は物体に由来する熱は、熱伝達流体の蒸発中に熱伝達流体によって吸着され、これは環境と比べて比較的低温にて行われる。冷却方法は、(例えば自動車における可動設備又は定置型設備による)空調方法、冷蔵及び冷凍方法又は極低温方法を含む。
加熱方法の場合、熱は、熱伝達流体から、熱伝達流体の凝縮中に、加熱されている流体又は物体に対して(直接又は熱交換流体を介して間接的に)生じ、これは環境と比べて比較的高い温度にて行われる。この場合、熱を伝達するための設備は、「ヒートポンプ」として公知である。
本発明による熱伝達流体の実装のためのいずれの種類の熱交換器、及びとりわけ並流式熱交換器又は好ましくは向流式熱交換器を使用することが可能である。
本発明の状況で使用される熱伝達流体は、2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エン(HFO−1354mfy)及び1−メトキシヘプタフルオロプロパン(HFE−7000)を含む組成物である。
一実施形態により、これらの熱伝達流体は、1つ以上の追加の熱伝達化合物を含んでよい。
これらの追加の熱伝達化合物は、とりわけ炭化水素、ヒドロフルオロカーボン、エーテル類、ヒドロフルオロエーテル類及びフルオロオレフィン類から選ばれてよい。
特定の実施形態により、本発明による熱伝達流体は、本発明による熱伝達組成物を形成するための潤滑油と組合された三元組成物(3つの熱伝達化合物より成る)又は四元組成物(4つの熱伝達化合物より成る)であってよい。
追加の熱伝達化合物が存在するとき、上の熱伝達流体におけるその全体の割合は、20%未満又は20%に等しく、又は15%に等しく、又は10%に等しく、又は5%に等しく、又は2%に等しいことが好ましい。
一実施形態により、熱伝達流体は、HFO−1354mfy及びHFE−7000の混合物より本質的に成り、又はこのような混合物(二元組成物)より成ることさえある。
不純物は、このような熱伝達流体中に1%未満の、好ましくは0.5%未満の、好ましくは0.1%未満の、好ましくは0.05%未満の及び好ましくは0.01%未満の割合で存在してよい。
特定の実施形態により、熱伝達流体中のHFO−1354mfyの割合は、0.1%から5%;又は5%から10%;又は10%から15%;又は15%から20%;又は20%から25%;又は25%から30%;又は30%から35%;又は35%から40%;又は40%から45%;又は45%から50%;又は50%から55%;又は55%から60%;又は60%から65%;又は65%から70%;又は70%から75%;又は75%から80%;又は80%から85%;又は85%から90%;又は90%から95%;又は95%から99.9%であってよい。
特定の実施形態により、熱伝達流体中のHFE−7000の割合は、0.1%から5%;又は5%から10%;又は10%から15%;又は15%から20%;又は20%から25%;又は25%から30%;又は30%から35%;又は35%から40%;又は40%から45%;又は45%から50%;又は50%から55%;又は55%から60%;又は60%から65%;又は65%から70%;又は70%から75%;又は75%から80%;又は80%から85%;又は85%から90%;又は90%から95%;又は95%から99.9%であってよい。
上の熱伝達流体のうち、一部は共沸又は共沸様である利点を有する。
「共沸様」という用語は、一定の温度において、飽和液圧及び飽和蒸気圧が実質的に等しい(最大圧力差が飽和液圧に対して10%未満、又はなお好都合には5%である)組成物を示す。
「共沸」組成物では、一定温度において、最大圧力差は0%の領域にある。
このような熱伝達流体は、使用しやすいという利点を有する。著しい温度勾配が存在しないと、循環組成に著しい変化がなく、同様に漏出の場合にも組成に著しい変化がない。
図1は、HFO−1354mfy及びHFE−7000の混合物の液体/蒸気平衡曲線を示す。75℃及び約4.6バールにおいて、該混合物は約90%のHFO−1354mfy及び10%のHFE−7000では共沸混合物を有し、他のすべての二元組成物では共沸様であることが認められる。
好都合には、本発明による組成物は、ASHRAE規格34−2007の条件下で、好ましくは100℃の代わりに60℃の試験温度では不燃性である。
加えて、本発明によるある組成物は、特に中程度の温度の冷却方法、すなわち冷却された流体又は物体の温度が−15℃から15℃、好ましくは−10℃から10℃及びより具体的には、好ましくは−5℃から5℃(理想的には約0℃)である方法では、ある公知の熱伝達流体と比較して、性能品質の改善を有する。
その上、本発明によるある組成物は、特に中程度の温度の加熱方法、すなわち加熱された流体又は物体の温度が30℃から80℃、好ましくは35℃から55℃及びより具体的には、好ましくは40℃から50℃(理想的には約45℃)である方法では、ある公知の熱伝達流体と比較して、性能品質の改善を有する。
上述の「中程度の温度の冷却又は加熱」方法において、熱伝達流体の蒸発装置への入口温度は、好ましくは−20℃から10℃まで、とりわけ−15℃から5℃、より具体的には、好ましくは−10℃から0℃、例えば約−5℃であり;及び凝縮装置における熱伝達流体の凝縮開始温度は、好ましくは25℃から90℃、とりわけ30℃から70℃、より具体的には、好ましくは35℃から55℃、例えば約50℃である。これらの方法は、冷蔵、空調又は加熱方法であってよい。
ある組成物は、高温加熱方法、すなわち加熱した流体又は物体の温度が90℃を超える、例えば110℃以上又は130℃以上及び好ましくは170℃以下である方法にも好適である。
ある組成物は、高温源(加熱した流体又は物体)の温度が90℃を超える、例えば110℃以上又は130℃以上及び好ましくは170℃以下である方法である、発電方法(ランキンサイクル)にも好適である。
本発明によるある組成物は、特に低温冷蔵方法、すなわち冷却した流体又は物体の温度が−40℃から−10℃、好ましくは−35℃から−25℃及びより具体的には、好ましくは−30℃から−20℃(理想的には約−25℃)である公知の熱伝達流体と比較して、性能品質の改善を有する。
上述の「低温冷蔵」方法において、熱伝達流体の蒸発装置への入口温度は、好ましくは−45℃から−15℃、とりわけ−40℃から−20℃、より具体的には、好ましくは−35℃から−25℃、例えば約−30℃であり;及び凝縮装置における熱伝達流体の凝縮開始温度は、好ましくは25℃から80℃、とりわけ30℃から60℃、より具体的には、好ましくは35℃から55℃、例えば約40℃である。
本発明による組成物は、多様な熱伝達用途において、例えば空調において、多様な熱伝達流体を代替する役割を果たすことがある。例えば本発明による組成物は、以下を代替する役割を果たすことがある:
− 1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a);
− 1,1−ジフルオロエタン(R152a);
− 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン(R245fa);
− ペンタフルオロエタン(R125)、1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a)及びイソブタン(R600a)の混合物、すなわちR422;
− クロロジフルオロメタン(R22);
− 51.2%のクロロペンタフルオロエタン(R115)及び48.8%のクロロジフルオロメタン(R22)の混合物、すなわちR502;
− 任意の炭化水素;
− 20%のジフルオロメタン(R32)、40%のペンタフルオロエタン(R125)及び40%の1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a)の混合物、すなわちR407A;
− 23%のジフルオロメタン(R32)、25%のペンタフルオロエタン(R125)及び52%の1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a)の混合物、すなわちR407C;
− 30%のジフルオロメタン(R32)、30%のペンタフルオロエタン(R125)及び40%の1,1,1,2−テトラフルオロエタン(R134a)の混合物、すなわちR407F;
− R1234yf(2,3,3,3−テトラフルオロプロペン);
− R1234ze(1,3,3,3−テトラフルオロプロペン)。
加えて、以下の好ましい組成物は、HCFC−123を代替するために、最も詳細に好適である:
− 20%から99%のHFO−1354mfy及び1%から80%のHFE−7000;
− 好ましくは30%から95%のHFO−1354mfy及び5%から70%のHFE−7000;
− より具体的には、65%から90%のHFO−1354mfy及び10%から35%のHFE−7000。
詳細には、この場合、熱伝達流体の平均モル質量及び同様に沸点は、HCFC−123のモル質量及び沸点に非常に近い。このため65%及びHFO−1354mfy及び約35%のHFE−7000を含む組成物は、153g/molの平均モル質量(HCFC−123の152.93g/molに対して)及びHCFC−123の沸点と同等の沸点を有する。
このため上の好ましい組成物により、熱伝達設備又は動作パラメータの変更なしに又は実質的な変更なしに、HCFC−123の代替が可能となる。
したがって、これらの好ましい組成物は、HCFC−123が一般に使用されるいずれの用途にも特に好適である。このためこれらの好ましい組成物は、遠心圧縮装置及びとりわけ直接駆動型遠心圧縮装置を含む熱伝達設備における熱伝達流体としての使用に特に好適である。これらの圧縮装置は、変速機を備えた圧縮装置よりも効率的であり、より安価である。
遠心圧縮装置は、電気モータ、蒸気タービン、ガスタービン、熱機関などによって駆動してよい。
好ましくは、得られる音速はHCFC−123によって得られるものに近く、及び/又は得られる容積容量はHCFC−123によって得られるものに近く、及び又は得られる凝縮装置の動作圧はHCFC−123によって得られるものに近い。
このため、上の好ましい組成物によって、HCFC−123の代替中に圧縮装置の一定の回転速度を維持することができることがある。
他の特に好ましい組成物は、1%から30%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エン及び70%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパン並びに理想的には5%から20%の2,4,4,4−テトラフルオロブタ−1−エン及び80%から95%の1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含む組成物である。詳細には、これらの組成物は特に良好な不燃特性を有する。
液体/蒸気平衡曲線の決定
図1の曲線は、以下の方法で得られる。
HFO−1354mfy及びHFE−7000の二元混合物について調べるために静的分析技法に基づく装置を使用する。
より詳細には、2個の電磁ROLSI(商標)サンプラを備えたサファイア管を備えた平衡セルを使用する。セルを極低温サーモスタット浴(Huber HS40)に浸漬する。可変速度で回転しているフィールド駆動型磁気スターラを使用して、平衡の確立を加速する。
サンプルの解析は、カサロメータ(TCD)を使用するガスクロマトグラフィー(HP 5890シリーズII)によって行う。最も低い蒸気圧を有する生成物のセルへの導入を開始する(重量生成物−最高沸点、この場合はHFE−7000)。導入は、蒸気サンプリング毛細管(セル上部)への液体の滴下を回避するために、底部を通じて行う。重量生成物の導入は、セル内に十分な高さの液体が得られるように、段階的に継続する。
各サンプル回収後に、濃度を変化させるために、及び平衡曲線をプロットできるようにするために、ある量の軽量生成物(この場合は、HFO−1354mfy)を添加する。軽量生成物を導入するたびに、系が安定化(温度及び圧力)に到達することができる。
液体回収は、セル底部にて毛細管を通じて行い、ガス回収は、ROLSI(商標)(サンプラ)を使用してセル上部から行う。ROLSIの動作時間はオペレータが選ぶ。ROLSI(商標)はサンプルをGC分析に直接送る。
各サンプリングで採取したサンプルの量は、セル内の平衡を著しく混乱させないように少量である(約1mg、これに対してセルは約15から40gの生成物を含有している)。異常値を避けるために、事前のパージが必要である。
温度及び圧力値は、サンプル回収を開始する前に常に記録する;条件は、各点で同一と見なされる。
各導入の後に、サンプルを採取する前に気相を少量脱気することが必要である。
純生成物を用いた従来のGC較正によって、各生成物のモル数が見出され、すべての液体及び蒸気サンプル回収について、モル数からモルパーセンテージが導かれる。

Claims (17)

  1. 2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含有する組成物の熱伝達流体としての使用。
  2. 組成物が、1%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含有する、請求項1に記載の使用。
  3. 組成物が2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの混合物からなる、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 組成物が共沸様である、請求項1から3の一項に記載の使用。
  5. 組成物が不燃性である、請求項1から4の一項に記載の使用。
  6. − 2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含有する熱伝達流体;及び
    − 潤滑剤、安定剤、界面活性剤、トレーサー、蛍光剤、発香剤及び可溶化剤、並びにその混合物から選択される1つ以上の添加剤
    を含有する、熱伝達組成物。
  7. 熱伝達流体が、1%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含有する、請求項6に記載の熱伝達組成物。
  8. 熱伝達流体が2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの混合物からなる、請求項6又は7に記載の熱伝達組成物。
  9. 熱伝達流体が共沸様であり、及び/又は熱伝達流体が不燃性である、請求項6から8の一項に記載の熱伝達組成物。
  10. 請求項1から5の一項に記載の組成物を熱伝達流体として含むか又は請求項6から9の一項に記載の熱伝達組成物を含む蒸気圧縮回路を備えた熱伝達設備。
  11. 可動又は定置型ヒートポンプ暖房、空調、特に自動車用空調又は集中定置型空調、冷蔵、冷凍及びランキンサイクル設備から選択される、請求項10に記載の設備。
  12. 熱伝達流体を含む蒸気圧縮回路によって流体又は物体を加熱もしくは冷却する方法であって、熱伝達流体の蒸発、熱伝達流体の圧縮、熱伝達流体の凝縮及び熱伝達流体の減圧を逐次的に含み、熱伝達流体が請求項1から5の一項に記載の組成物である、方法。
  13. 初期熱伝達流体を含む蒸気圧縮回路を備えた熱伝達設備の環境的影響を低下させる方法であって、蒸気圧縮回路内の初期熱伝達流体を最終熱伝達流体で代替する工程を含み、最終熱伝達流体が初期熱伝達流体よりも低いGWPを有し、最終熱伝達流体が請求項1から5の一項に記載の組成物である、方法。
  14. 1%から99%の2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1%から99%の1−メトキシヘプタフルオロプロパンを含有する、組成物。
  15. 2,4,4,4−テトラフルオロ−1−ンと1−メトキシヘプタフルオロプロパンの混合物からなる、請求項14に記載の組成物。
  16. 共沸様である、請求項14又は15に記載の組成物。
  17. 不燃性である、請求項14から16の一項に記載の組成物。
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