JP6081222B2 - ショベル及びショベルの制御方法 - Google Patents

ショベル及びショベルの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、エンジンで駆動される油圧ポンプで発生した油圧を油圧作業要素に供給して作業を行なうショベルに関する。
ショベルの運転時に油圧作業要素として例えばブームの駆動が開始されると、油圧負荷が急激に増大し、油圧ポンプを駆動するためのエンジンへの負荷が急激に増大する。そこで、油圧負荷が急激に増大したときでも、エンジンへの負荷の急激な増大を抑制するために、油圧負荷が増大し始めてから所定の時間だけ油圧ポンプの出力を抑制することが提案されている。(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−154803号公報
上記油圧ポンプの出力の抑制では、油圧ポンプの急激な負荷の増大を抑制している(すなわち、油圧ポンプの出力制限を大きくする)。ところが、油圧ポンプの負荷を低減した直後から、エンジントルクは急激に上昇して回復する。これに伴い、一旦低下したエンジン回転数も直ちに上昇して回復する。このため、定回転数制御が行なわれているエンジンでは、エンジンの出力制御が働き、再びエンジントルクは低下する。このとき、油圧ポンプの出力制限は未だ通常の出力制限まで戻っておらず大きく出力制限された状態であるため、エンジンへの負荷は小さいままである。このため、エンジンへの燃料噴射量を増大させる制御は行なわれず、油圧ポンプの出力を増大させると、エンジン回転数は大幅に低下してしまう。
そこで、油圧負荷が急激に増大した場合でも、エンジン回転数の大幅な低下を抑制しながらエンジントルクを増大させることのできる技術の開発が望まれている。
本発明の一実施態様によれば、回転数が一定に制御される内燃機関と、該内燃機関に接続された油圧ポンプと、前記内燃機関に接続された発電機と、該発電機を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記発電機を発電運転させることを特徴とするショベルが提供される。
また、本発明の他の実施態様によれば、回転数が一定に制御される内燃機関と、該内燃機関に接続された油圧ポンプと、前記内燃機関に接続された発電機と、該発電機を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記内燃機関の目標回転数より小さい目標回転数で前記発電機を回転数制御することにより、前記発電機を発電運転させることを特徴とするショベルが提供される。
また、本発明の更に他の実施態様によれば、回転数が一定に制御される内燃機関と、該内燃機関に接続された油圧ポンプと、前記内燃機関に接続された発電機とを有するショベルの制御方法であって、前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記発電機を発電運転させることを特徴とするショベルの制御方法が提供される。
また、本発明の更に他の実施態様によれば、回転数が一定に制御される内燃機関と、該内燃機関に接続された油圧ポンプと、前記内燃機関に接続された発電機とを有するショベルの制御方法であって、前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記内燃機関の目標回転数より小さい目標回転数で前記発電機を回転数制御することにより、前記発電機を発電運転させることを特徴とするショベルの制御方法が提供される。
上述の発明によれば、油圧負荷が急激に増大した場合でも、エンジン回転数の大幅な低下を抑制することができ、エンジン出力を滑らかに上昇させることができる。
ショベルの側面図である。 一実施形態によるショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 蓄電系の回路図である。 油圧負荷が増大した際に生じるエンジン回転数の落ち込みを説明するためのタイムチャートである。 ポンプ負荷が上昇しているときに電動発電機を発電運転させたときの、エンジン回転数の変化を説明するためのタイムチャートである。 エンジン回転数制御処理の一例のフローチャートである。 油圧負荷が増大した際に生じるエンジン回転数の落ち込みを説明するためのタイムチャートである。 ポンプ出力制限が小さくなるように制御されているときに電動発電機を発電運転させたときの、エンジン回転数の変化を説明するためのタイムチャートである。 エンジン回転数制御処理の他の例のフローチャートである。 旋回機構を旋回油圧モータで駆動するショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。 油圧ショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。
次に、実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明が適用されるショベルの側面図である。本発明が適用されるショベルとしては、図1に示される構成のショベル50に限られず、エンジンにより駆動されてエンジンに負荷を加えることのできる駆動要素(例えば、発電機)を有するものであれば、他の構成のショベルにも適用することができる。
図1に示すショベルの下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。上部旋回体3には、ブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端に、アーム5が取り付けられ、アーム5の先端にバケット6が取り付けられている。ブーム4,アーム5及びバケット6は、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9によりそれぞれ油圧駆動される。上部旋回体3には、キャビン10が設けられ、且つエンジン等の動力源が搭載される。
図2は、図1に示すショベルの駆動系の構成を示すブロック図である。図2において、機械的動力系は二重線、高圧油圧ラインは太い実線、パイロットラインは破線、電気駆動・制御系は細い実線でそれぞれ示されている。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、変速機13の2つの入力軸にそれぞれ接続されている。変速機13の出力軸には、油圧ポンプとしてメインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、ショベルにおける油圧系の制御を行う制御装置である。下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9は、高圧油圧ラインを介してコントロールバルブ17に接続される。
電動発電機12には、インバータ18Aを介して、蓄電器を含む蓄電系120が接続される。電動発電機12には、その回転速度(回転数)を検出する回転検出器12Aが設けられている。回転検出器12Aが検出した電動発電機12の回転数はコントローラ30に供給される。
パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。操作装置26は、レバー26A、レバー26B、ペダル26Cを含む。レバー26A、レバー26B、及びペダル26Cは、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及びパイロット圧センサ(以下、圧力センサという)29にそれぞれ接続される。圧力センサ29は、電気系の駆動制御を行うコントローラ30に接続されている。また、操作装置26が電気式の場合には、圧力センサ29から出力されている信号の代わりに、操作装置26から出力される電気信号を操作状態検出部の検出値として用いるようにしてもよい。
図2に示すショベルは、旋回機構2を電動にしたもので、旋回機構2を駆動するために旋回用電動機21が設けられている。電動作業要素としての旋回用電動機21は、インバータ20を介して蓄電系120に接続されている。旋回用電動機21の回転軸21Aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23、及び旋回変速機24が接続される。旋回用電動機21と、インバータ20と、レゾルバ22と、メカニカルブレーキ23と、旋回変速機24とで負荷駆動系が構成される。
コントローラ30は、ショベルの駆動制御を行う主制御部としての制御装置である。コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、CPUが内部メモリに格納された駆動制御用のプログラムを実行することにより実現される装置である。
コントローラ30は、圧力センサ29から供給される信号を速度指令に変換し、旋回用電動機21の駆動制御を行う。圧力センサ29から供給される信号は、旋回機構2を旋回させるために操作装置26を操作した場合の操作量を表す信号に相当する。
コントローラ30は、電動発電機12の運転制御(電動(アシスト)運転又は発電運転の切り替え)を行うとともに、昇降圧制御部としての昇降圧コンバータ100(図3参照)を駆動制御することによるキャパシタ19の充放電制御を行う。コントローラ30は、キャパシタ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(電動(アシスト)運転又は発電運転)、及び旋回用電動機21の運転状態(力行運転又は回生運転)に基づいて、昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御を行い、これによりキャパシタ19の充放電制御を行う。また、コントローラ30は、蓄電器電圧検出部によって検出される蓄電器電圧値に基づいて、蓄電器(キャパシタ)の充電率SOCを算出する。
図3は、蓄電系120の回路図である。蓄電系120は、蓄電器としてのキャパシタ19と、昇降圧コンバータ100とDCバス110とを含む。DCバス110は、キャパシタ19、電動発電機12、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を制御する。キャパシタ19には、キャパシタ電圧値を検出するためのキャパシタ電圧検出部112と、キャパシタ電流値を検出するためのキャパシタ電流検出部113が設けられている。キャパシタ電圧検出部112とキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電圧値とキャパシタ電流値は、コントローラ30に供給される。
昇降圧コンバータ100は、電動発電機12、及び旋回用電動機21の運転状態に応じて、DCバス電圧値を一定の範囲内に収まるように昇圧動作と降圧動作を切り替える制御を行う。DCバス110は、駆動制御部としてのインバータ18A及び20と昇降圧コンバータ100との間に配設されており、キャパシタ19、電動発電機12、及び旋回用電動機21の間での電力の授受を行う。
昇降圧コンバータ100の昇圧動作と降圧動作の切替制御は、DCバス電圧検出部111によって検出されるDCバス電圧値、キャパシタ電圧検出部112によって検出されるキャパシタ電圧値、及びキャパシタ電流検出部113によって検出されるキャパシタ電流値に基づいて行われる。
以上のような構成において、アシストモータである電動発電機12が発電した電力は、インバータ18Aを介して蓄電系120のDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介してキャパシタ19に供給される。旋回用電動機21が回生運転して生成した回生電力は、インバータ20を介して蓄電系120のDCバス110に供給され、昇降圧コンバータ100を介してキャパシタ19に供給される。
キャパシタ19は、昇降圧コンバータ100を介してDCバス110との間で電力の授受が行えるように、充放電可能な蓄電器であればよい。なお、図3には、蓄電器としてキャパシタ19を示すが、キャパシタ19の代わりに、リチウムイオン電池等の充放電可能な二次電池、リチウムイオンキャパシタ、又は、電力の授受が可能なその他の形態の電源を用いてもよい。
以上のような構成のショベルにおいて、メインポンプ14の出力を増大しているときに、電動発電機12を発電運転させることで、エンジン11に負荷を加えることができる。これにより、油圧負荷が急激に増大した際に生じるエンジン回転数の落ち込みを抑制し、エンジントルクを滑らかに上昇させることができる。以下、そのようなショベルの制御方法について説明する。
図4は従来技術における油圧負荷が増大した際に生じるエンジン回転数の落ち込みを説明するためのタイムチャートである。図4(a)はポンプ負荷の変化を示すグラフであり、図4(b)はエンジントルクの変化を示すグラフであり、図4(c)はエンジン回転数の変化を示すグラフである。
図4(a)に示すように、時刻t1においてポンプ負荷が上昇し始めている。ポンプ負荷とは、油圧ポンプであるメインポンプ14を駆動するためにエンジン11に加わる負荷である。ポンプ負荷が上昇するのは、例えばブーム4、アーム5、バケット6などの油圧作業要素を操作する際に、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9などに対して高圧の作動油を供給するためにメインポンプ14を駆動するためである。
時刻t1においてポンプ負荷が上昇し始めると、図4(b)に示すように、メインポンプ14を駆動するためにエンジントルクが急激に上昇する。これに伴い、図4(c)に示すように、エンジン回転数を設定回転数R1に維持することができず、エンジン回転数は落ち込む。しかし、エンジントルクがある程度上昇するとエンジン回転数も上昇し、時刻t2においてエンジン回転数は設定回転数R1に復帰する。なお、エンジン11の回転数は定回転数制御により制御されており、ショベルの運転中は常に設定回転数R1に維持されるように燃料噴射量が制御されている。
時刻t1までは油圧ポンプが駆動されていないため、エンジン11はアイドリング状態であり、エンジントルクは無負荷時トルクτ1となっている。時刻t1以降にポンプ負荷が上昇するので、エンジントルクも上昇するようにエンジン11への燃料噴射量が増大される。時刻t1以降のエンジントルクの上昇は、ポンプ負荷の上昇より急激なので、エンジントルクは短時間である程度のレベルまで上昇する。したがって、ポンプ負荷に対して十分なエンジントルクが出力された状態となり、この状態でエンジン回転数が設定回転数R1に復帰する。すると、ポンプ負荷に対してエンジントルクが十分大きい状態となっているため、時刻t1以降増大していたエンジン11への燃料噴射量が抑制(低減)されてしまう。これにより、時刻t2以降は図4(b)に示すようにエンジントルクが急激に低下することとなる。
ところが、時刻t2以降もポンプ負荷は引き続き上昇しており、エンジントルクがポンプ負荷に負けてエンジン回転数は再び低下する。このとき、エンジン11では、低下したエンジントルクを再び上昇させようとして燃料噴射量を増大させるが、直ちにはポンプ負荷の上昇に追従できない。このため、エンジントルクがポンプ負荷に対して十分では無い状態がしばらくの間続き、エンジン回転数の低下を食い止められずに図4(c)に示すようにエンジン回転数は大幅に低下してしまう。
以上説明したようなポンプ負荷の上昇に伴うエンジン回転数の大幅な低下は、エンジン回転数を復帰させるための燃料噴射量の過度の増大を招き、エンジン11の燃費を悪化させる要因となる。そこで、本実施形態では、ポンプ負荷が上昇しているときに、電動発電機12を発電運転させてエンジン11への負荷を調節することで、エンジン回転数の大幅な低下を抑制している。
図5は、本実施形態におけるポンプ負荷が上昇しているときに電動発電機12を発電運転させたときの、エンジン回転数の変化を説明するためのタイムチャートである。図5(a)はポンプ負荷の変化を示すグラフであり、図5(b)はエンジントルクの変化を示すグラフであり、図5(c)はエンジン回転数の変化を示すグラフである。また、図5(d)は電動発電機12の出力の変化を示すグラフである。図5(d)の縦軸において、マイナス側(ゼロより下側)が発電出力を表し、プラス側が力行出力を表している。図5(a)に示すポンプ負荷の上昇は、図4(a)に示すポンプ負荷の上昇と同じである。
図5(a)及び図5(d)に示すように、本実施形態では、時刻t3においてポンプ負荷が所定の大きさの設定負荷L1に到達すると、ポンプ負荷が上昇中であるのにもかかわらず、電動発電機12を発電運転させる。電動発電機12の発電運転は、エンジン11の出力を駆動源としているので、電動発電機12の発電運転による負荷がエンジン11に加わり、エンジン11への負荷は時刻t3以降も適度に増大する。したがって、エンジン11においては、時刻t3以降も負荷に対応すべく燃料噴射量が増大され、これにより、エンジントルクは図5(b)に示すように時刻t3以降も上昇を続ける。
時刻t3以降もエンジントルクが上昇し続けるため、エンジン11がポンプ負荷に負けることなく、図5(c)に示すように、エンジン回転数は時刻t3以降も設定回転数R1に向けて復帰するように上昇する。そして、エンジン回転数が設定回転数R1に復帰した後も、そのまま設定回転数R1に維持される。このように、時刻t3以降において、エンジン回転数は低下することなく、設定回転数R1に維持されており、上述のようなエンジン回転数の大幅な低下が抑制されている。
なお、電動発電機12を発電運転させる時刻t3は、ポンプ負荷が所定の設定負荷L1まで上昇したときの時刻であり、エンジン回転数が設定回転数R1まで復帰する時刻(図4(c)における時刻t2)より前の時刻である。
本実施形態では、後述のように電動発電機12を速度制御(あるいは、回転数制御)とし、且つ電動発電機12の目標回転数をエンジン11の設定回転数R1に相当する回転数よりも僅かに低い値に設定することで、電動発電機12を発電運転させるようになっている。
時刻t3以降、エンジントルクは上昇を続け、図5(b)に示すように、時刻t4においてエンジントルクは設定トルクτ2に到達する。設定トルクτ2は、ポンプ負荷を最大に設定したときにエンジン11が出力することのできるトルクより所定の値だけ低いトルク値に設定されている。具体的には、設定トルクτ2は、エンジントルクがそのトルク値まで到達していればその後はエンジン11の回転数制御のみでエンジントルクを確実に上昇させることができる、というトルク値に設定される。
時刻t4においてエンジントルクが設定トルクτ2に到達したら、図5(d)に示すように電動発電機12の発電運転は解除され、電動発電機12の発電運転は停止される。時刻t4より前にエンジン回転数はすでに設定回転数R1に到達しており、時刻t4以降も設定回転数R1に維持される。
図6は上述した制御方法によるエンジン回転数制御処理のフローチャートである。図6に示すエンジン回転数制御処理は、主にコントローラ30により行なわれる。
エンジン回転数制御処理が開始されると、まず、ステップS1において、エンジントルクが設定トルクτ2より小さいか否かが判定される。エンジントルクが設定トルクτ2に等しいか大きい場合は(ステップS1のNO)、エンジン回転数制御処理を行なわず終了する。エンジントルクが設定トルクτ2より小さい場合は(ステップS1のYES)、処理はステップS2に進む。
ステップS2では、ポンプ負荷が設定負荷L1以上であるか否かが判定される。ポンプ負荷が設定負荷L1より小さい場合(ステップS2のNO)、処理はステップS2を繰り返し行い、ポンプ負荷が設定負荷L1以上となるのを待つ。ステップS2においてポンプ負荷が設定負荷L1以上であると判定されると(ステップS2のYES)、処理はステップS3に進む。図5(a)に示す例では、時刻t3において、ポンプ負荷が設定負荷L1以上であると判定される。ここで、ポンプ負荷はメインポンプの吐出圧と電流、若しくは、吐出圧と作動油流量等に基づき推定して求めてもよい。
ステップS3では、電動発電機12の目標回転数を、エンジン11の設定回転数R1に相当する回転数よりも僅かに低い値に設定する。具体的には、エンジン11の設定回転数R1に相当する回転数よりも僅かに低い値を予め設定しておき、エンジン11の設定回転数R1に相当する回転数からこの設定値を減算することで、電動発電機12の目標回転数を設定する。ここで、電動発電機12は例えば時刻t1において予め速度制御に切り替えられている。したがって、電動発電機12は目標回転数より高い回転数で回転している状態になり、回転を抑制して目標回転数に近づけるように、エンジン11に負荷をかけるために発電運転を行なうこととなる。図5(d)で示す例では、時刻t3において電動発電機12は発電運転を開始している。
続いて、ステップS4において、電動発電機12は速度制御により制御され、発電出力は増大する。エンジン回転数は時刻t3以降も上昇して設定回転数R1に近づくため、電動発電機12の回転数も目標回転数に近づき、電動発電機12による発電量は小さくなる。
そして、ステップS5において、エンジントルクが設定トルクτ2以上となったか否かが判定される。エンジントルクが設定トルクτ2に到達していない場合は(ステップS5のNO)、処理はステップS4に戻り、電動発電機12の速度制御が継続される。すなわち、電動発電機12の発電運転が継続される。
一方、エンジントルクが設定トルクτ2に到達したと判定された場合は(ステップS5のYES)、電動発電機12が発電運転を停止するように、電動発電機12の速度制御を解除する。図5(d)に示す例では、エンジントルクが設定トルクτ2に到達する時刻t4において発電量はほぼゼロとなる。そこで、本実施形態では、エンジントルクが設定トルクτ2に到達する時刻t4において、電動発電機12の制御を通常のトルク制御に切り替えることで、電動発電機12の発電運転を停止させている。上述のように時刻t4以降は、エンジン11の定回転数制御によりエンジントルクを上昇させることができる。
以上の制御方法によりエンジン11の回転数を制御することで、ポンプ負荷が急激に上昇しているときのエンジン回転数の大幅な低下を抑制することができ、エンジン回転数の大幅な低下に起因して生じる問題を解消することができる。
なお、上述のステップS2においてポンプ負荷が設定負荷L1以上となったこと判定して、電動発電機12を発電運転させることとしているが、電動発電機12の発電運転を開始するタイミングは、他の方法でも決定することができる。他の方法として、例えば、メインポンプ14の馬力(流量×圧力)を負荷としてモニタしておき、馬力が所定値に到達した時点で、電動発電機12を発電運転させることとしてもよい。あるいは、メインポンプ14の吐出圧力を負荷としてモニタしておき、吐出圧力が所定の値に到達した時点で、電動発電機12を発電運転させることとしてもよい。また、メインポンプ14の負荷に基づいて発電運転開始時期を判断するのではなく、エンジン回転数が設定回転数R1付近の所定の回転数まで復帰した時点において、電動発電機12の発電運転を開始することとしてもよい。
次に、メインポンプ14として可変容量式油圧ポンプを用いた場合の実施形態について説明する。
本実施形態では、メインポンプ14は可変容量式油圧ポンプであり、斜板の角度(傾転角)を制御することでピストンのストローク長を調整し、吐出流量を制御することができる。また、本実施形態では、エンジン11に過給器11aが設けられている。過給器11aは、エンジン11からの排気を利用して吸気圧を上昇させる(過給圧を発生させる)ことで、エンジン11の出力を上昇させることができる。
可変容量式油圧ポンプは、ポンプ電流を制御して斜板の傾転角を変化させることで、ポンプの出力制限を変更することができる油圧ポンプである。ポンプの出力はポンプ負荷に相当するので、ポンプの出力制限(すなわち、ポンプ電流)をモニタすることで、電動発電機12の発電運転の開始タイミングと停止タイミングを決定することができる。
図7は油圧負荷が増大した際に生じるエンジン回転数の落ち込みを説明するためのタイムチャートである。図7(a)はポンプ吐出圧の変化を示すグラフであり、図7(b)はポンプ電流(ポンプ出力制限)の変化を示すグラフである。また、図7(c)はエンジントルクの変化を示すグラフであり、図7(d)はエンジン回転数の変化を示すグラフである。
図7(a)に示すように、時刻t1においてポンプ吐出圧が上昇し始めている。ポンプ吐出圧が上昇するのは、例えばブーム4、アーム5、バケット6などの油圧作業要素を操作する際に、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9などに対して高圧の作動油を供給するためにメインポンプ14を駆動するためである。
時刻t1において大きな油圧負荷が加わり、メインポンプ14のポンプ負荷が上昇し、図7(a)に示すようにポンプ吐出圧が上昇すると、図7(b)に示すようにポンプ電流が低減されてポンプ出力制限が小さくされる。時刻t1以前のポンプ出力制限は最大の制限であり、時刻t1以降は急激に低減される。ポンプ出力制限の最大を100%とすると、例えば、時刻t1以降はポンプ出力制限が例えば50%まで低減される。ポンプ出力制限が小さくなるということは、ポンプがより大きな出力を出せるようになることである。
時刻t1以降にポンプ出力制限が小さくなってメインポンプ14が大きな出力を出すように駆動されると、図7(c)に示すように、メインポンプ14を駆動するためにエンジントルクが急激に上昇する。これに伴い、図7(d)に示すように、エンジン回転数を一定に維持することができず、エンジン回転数は落ち込むが、エンジントルクがある程度上昇すると、時刻t2においてエンジン回転数は設定回転数R1に復帰する。なお、エンジン11の回転数は定回転数制御により制御されており、ショベルの運転中は常に設定回転数R1に維持されるように燃料噴射量が制御されている。
時刻t1までは油圧作業要素が駆動されていないため、メインポンプ14はスタンバイ状態となっている。したがって、エンジン11はアイドリング状態であり、エンジントルクは無負荷時トルクτ1となっている。時刻t1以降にポンプ負荷が上昇するので、エンジントルクも上昇するようにエンジン11への燃料噴射量が増大される。時刻t1以降のエンジントルクの上昇は急激であり、エンジントルクは短時間である程度のレベルまで上昇する。したがって、ポンプ出力に対して十分なエンジントルクが出力された状態となり、この状態でエンジン回転数が設定回転数R1に復帰する。すると、ポンプ出力に対してエンジントルクが十分大きい状態となり、時刻t1以降増大していたエンジン11への燃料噴射量が抑制(低減)されてしまう。これにより、時刻t2以降は図7(c)に示すようにエンジントルクが急激に低下することとなる。
ところが、時刻t2以降もポンプ負荷は引き続き上昇しており、エンジントルクがポンプ出力に負けてエンジン回転数は再び低下する。このとき、エンジン11では、低下したエンジントルクを再び上昇させようとして燃料噴射量を増大させるが、直ちにはポンプ出力の上昇に追従できない。このため、エンジントルクがポンプ出力に対して十分では無い状態がしばらくの間続き、エンジン回転数の低下を食い止められずに図7(d)に示すようにエンジン回転数は大幅に低下してしまう。
以上説明したような、ポンプ負荷の上昇に伴うエンジン回転数の大幅な低下は、エンジン回転数を復帰させるための燃料噴射量の過度の増大を招き、エンジン11の燃費を悪化させる要因となる。そこで、本実施形態では、油圧ポンプの出力制限が一旦小さくなってから大きくなっていくときに、電動発電機12を発電運転させることでエンジン11に適度な負荷を加えることで、エンジン回転数の大幅な低下を抑制している。
図8は、ポンプ出力制限が小さくなるように制御されているときに電動発電機12を発電運転させたときの、エンジン回転数の変化を説明するためのタイムチャートである。図8(a)はポンプ吐出圧の変化を示すグラフであり、図8(b)はポンプ電流(ポンプ出力制限)の変化を示すグラフである。図8(c)はエンジントルクの変化を示すグラフであり、図8(d)はエンジン回転数の変化を示すグラフである。また、図8(e)は電動発電機12の出力の変化を示すグラフである。図8(e)の縦軸において、マイナス側(ゼロより下側)が発電出力を表し、プラス側が力行出力を表している。図8(a)に示すポンプ吐出圧の上昇及び図8(b)に示すポンプ電流の低下は、図7(a)に示すポンプ負荷の上昇及び図7(b)に示すポンプ電流の低下と同じである。
図8(a)及び図8(e)に示すように、本実施形態では、時刻t3においてポンプ吐出圧が所定の設定圧力P1に到達すると、図8(b)に示すようにポンプ出力制限が解除中(出力制限が小さくなっている状態)であるのにもかかわらず、電動発電機12を発電運転させる。電動発電機12の発電運転は、エンジン11の出力を駆動源としているので、電動発電機12の発電運転による負荷が加わり、エンジン11への負荷は時刻t3以降も適度に増大する。したがって、エンジン11においては、時刻t3以降も負荷に対応すべく燃料噴射量が増大される。これにより、エンジントルクは図8(c)に示すように時刻t3以降も上昇を続ける。
時刻t3以降もエンジントルクが上昇し続けるため、エンジン11がポンプ負荷に負けることなく、図8(d)に示すように、エンジン回転数は時刻t3以降も設定回転数R1に向けて復帰するように上昇する。そして、エンジン回転数が設定回転数R1に復帰した後も、そのまま設定回転数R1に維持される。このように、時刻t3以降において、エンジン回転数は低下することなく、設定回転数R1に維持されており、上述のようなエンジン回転数の大幅な低下が抑制されている。
なお、電動発電機12を発電運転させる時刻t3は、ポンプ吐出圧が所定の設定圧力P1まで上昇したときの時刻であり、エンジン回転数が設定回転数R1まで復帰する時刻(図7(d)における時刻t2)より前の時刻である。
本実施形態では、後述のように電動発電機12を速度制御とし、且つ電動発電機12の目標回転数をエンジン11の設定回転数R1に相当する回転数よりも僅かに低い値に設定することで、電動発電機12を発電運転させるようになっている。
時刻t3以降、エンジントルクは上昇を続け、図8(c)に示すように、時刻t4においてエンジントルクは設定トルクτ2に到達する。設定トルクτ2は、ポンプ出力制限を最大に設定したときにエンジン11が出力するトルクより僅かに低いトルク値に設定されている。具体的には、設定トルクτ2は、エンジントルクがそのトルク値まで到達していればその後はエンジン11の回転数制御のみでエンジントルクを確実に上昇させることができる、というトルク値に設定される。
時刻t4においてエンジントルクが設定トルクτ2に到達したら、図8(e)に示すように電動発電機12の発電運転は解除され、電動発電機12の発電運転は停止される。時刻t4より前にエンジン回転数はすでに設定回転数R1に到達しており、時刻t4以降も設定回転数R1に維持される。
図9は上述の制御方法によるエンジン回転数制御処理のフローチャートである。図9に示すエンジン回転数制御処理は、主にコントローラ30により行なわれる。
エンジン回転数制御処理が開始されると、まず、ステップS11において、エンジントルクが設定トルクτ2より小さいか否かが判定される。エンジントルクが設定トルクτ2に等しいか大きい場合は(ステップS11のNO)、制御処理を行なわず終了する。エンジントルクが設定トルクτ2より小さい場合は(ステップS11のYES)、処理はステップS12に進む。
ステップS12では、ポンプ吐出圧が設定圧力P1以上であるか否かが判定される。ポンプ吐出圧が設定圧力P1より小さい場合(ステップS12のNO)、処理はステップS12を繰り返し行い、ポンプ吐出圧が設定圧力P1以上となるのを待つ。ステップS12においてポンプ吐出圧が設定圧力P1以上であると判定されると(ステップS12のYES)、処理はステップS13に進む。図8(a)に示す例では、時刻t3において、ポンプ吐出圧が設定圧力P1以上であると判定される。
ステップS13では、電動発電機12の目標回転数を、エンジン11の設定回転数R1に相当する回転数よりも僅かに低い値に設定する。具体的には、エンジン11の設定回転数R1に相当する回転数よりも僅かに低い値を予め設定しておき、エンジン11の設定回転数R1に相当する回転数からこの設定値を減算することで、電動発電機12の目標回転数を設定する。ここで、電動発電機12は例えば時刻t1において予め速度制御(回転数制御)に切り替えられている。したがって、電動発電機12は目標回転数より高い回転数で回転している状態になり、回転を抑制して目標回転数に近づけるように、エンジン11に負荷をかけるために発電運転を行なうこととなる。図8(e)で示す例では、時刻t3において電動発電機12は発電運転を開始している。
続いて、ステップS14において、電動発電機12は速度制御により制御され、発電出力は増大する。エンジン回転数は時刻t3以降も上昇して設定回転数R1に近づくため、電動発電機12の回転数も目標回転数に近づき、電動発電機12による発電量は小さくなる。
そして、ステップS15において、ポンプ電流が最大制限電流に到達したか否かが判定される。ポンプ電流が最大制限電流に到達していない場合は(ステップS15のNO)、処理はステップS14に戻り、電動発電機12の速度制御が継続される。すなわち、電動発電機12の発電運転が継続される。
一方、ポンプ電流が最大制限電流に到達したと判定された場合は(ステップS15のYES)、電動発電機12が発電運転を停止するように、電動発電機12の速度制御(回転数制御)を解除する。図8(e)に示す例では、ポンプ電流が最大制限電流に到達した時刻t4において発電量はほぼゼロとなる。そこで、本実施形態では、ポンプ電流が最大制限電流に到達する時刻t4において、電動発電機12の制御を通常のトルク制御に切り替えることで、電動発電機12の発電運転を停止させている。上述のように時刻t4以降は、エンジン11の定回転数制御によりエンジントルクを上昇させることができる。
以上の制御方法によりエンジン11の回転数を制御することで、ポンプ出力制限が大きくなっているときのエンジン回転数の大幅な低下を抑制することができ、エンジン回転数の大幅な低下に起因して生じる問題を解消することができる。
なお、上述のステップS12においてポンプ吐出圧が設定圧力P1以上となったこと判定して、電動発電機12を発電運転させることとしているが、電動発電機12の発電運転を開始するタイミングは、他の方法でも決定することができる。他の方法として、例えば、ポンプ電流が一旦低下してから上昇し始めたて所定のポンプ電流値(図8(b)の時刻t3におけるポンプ電流値)になった時点で、電動発電機12を発電運転させることとしてもよい。あるいは、メインポンプ14の吐出圧力を負荷としてモニタしておき、吐出圧力が所定の値に到達した時点で、電動発電機12を発電運転させることとしてもよい。また、メインポンプ14の負荷に基づいて発電運転開始時期を判断するのではなく、エンジン回転数が設定回転数R1付近の所定の回転数まで復帰した時点において、電動発電機12の発電運転を開始することとしてもよい。
また、電動発電機12の発電運転を停止するタイミングとしては、図6のステップS5で説明したように、エンジントルクが設定トルクτ2に到達した時点で、電動発電機12が発電運転を停止するように、電動発電機12の速度制御を解除することとしてもよい。
なお、上述の実施形態では旋回機構2が電動式であったが、旋回機構2が電動ではなく油圧駆動の場合がある。図10は図2に示すショベルの旋回機構を油圧駆動式とした場合の駆動系の構成を示すブロック図である。図10に示すショベルでは、旋回用電動機21の代わりに、旋回油圧モータ2Aがコントロールバルブ17に接続され、旋回機構2は旋回油圧モータ2Aにより駆動される。このような構成のショベルであっても、上述の実施形態のようにして、電動発電機12を発電運転させてエンジン11に負荷を加えることで、エンジン回転数の落ち込みを抑制し、燃料消費量の増大を抑制することができる。
また、上述の実施形態では、エンジン11と電動発電機12とを油圧ポンプであるメインポンプ14に接続してメインポンプ14を駆動する方式のショベルに本発明を適用した例について説明した。本発明は、このような方式のショベル以外に、図11に示すようにエンジン11でメインポンプ14を駆動するショベルにも適用することもできる。この場合、電動発電機12が無いので、エンジン11に負荷を加えるための発電機200を設けておく。発電機200が発電運転を行なって得られた電力は、電圧レギュレータやインバータ等の発電機用の駆動制御部210を介して蓄電系220に供給され、蓄積される。蓄電系220は、例えばエアコン等の電装品を駆動するために設けられているものでよい。
図11に示す構成のショベルにおいて、発電機200は、上述の実施形態における電動発電機12の役目を果たす。すなわち、メインポンプ14の出力を増大しているときに、発電機200を発電運転させることで、エンジン11に負荷を加えることができる。これにより、エンジン回転数の落ち込みを抑制し、エンジントルクを滑らかに上昇させることができる。
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
2A 旋回油圧モータ
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリン
アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
11a 過給器
12 電動発電機
12A 回転検出器
13 変速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18A,20 インバータ
19 キャパシタ
21 旋回用電動機
22 レゾルバ
23 メカニカルブレーキ
24 旋回変速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダ
7 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
100 昇降圧コンバータ
110 DCバス
111 DCバス電圧検出部
112 キャパシタ電圧検出部
113 キャパシタ電流検出部
120 蓄電
00 発電機
210 駆動制御部
220 蓄電系

Claims (11)

  1. 回転数が一定に制御される内燃機関と、
    該内燃機関に接続された油圧ポンプと、
    前記内燃機関に接続された発電機と、
    該発電機を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記発電機を発電運転させることを特徴とする
    ショベル。
  2. 回転数が一定に制御される内燃機関と、
    該内燃機関に接続された油圧ポンプと、
    前記内燃機関に接続された発電機と、
    該発電機を制御する制御部と
    を有し、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記内燃機関の目標回転数より小さい目標回転数で前記発電機を回転数制御することにより、前記発電機を発電運転させることを特徴とする
    ショベル。
  3. 請求項1又は2記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの負荷が増大し、前記内燃機関の回転数が前記内燃機関の目標回転数より低下しているときに、前記発電機の前記発電運転を開始させることを特徴とする、
    ショベル。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの負荷が所定値以上となると、前記発電機の前記発電運転を開始させることを特徴とする
    ショベル。
  5. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記内燃機関の回転数が所定の回転数まで回復すると、前記発電機の前記発電運転を開始させることを特徴とする
    ショベル。
  6. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの出力制限が所定値まで回復すると、前記発電機の前記発電運転を開始させることを特徴とする
    ショベル。
  7. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記内燃機関の出力トルクが所定値まで回復すると、前記発電機の前記発電運転を停止させることを特徴とする
    ショベル。
  8. 請求項1乃至6のうちいずれか一項記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記油圧ポンプの出力制限が最大値まで回復すると、前記発電機の前記発電運転を停止させることを特徴とする
    ショベル。
  9. 請求項1又は2記載のショベルであって、
    前記制御部は、前記内燃機関の回転数が前記内燃機関の目標回転数より低下した後であって、該目標回転数に到達する前に前記発電機の前記発電運転を開始させ、前記発電運転によって前記内燃機関に負荷をかけることを特徴とする
    ショベル。
  10. 回転数が一定に制御される内燃機関と、
    該内燃機関に接続された油圧ポンプと、
    前記内燃機関に接続された発電機と
    を有するショベルの制御方法であって、
    前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記発電機を発電運転させることを特徴とする
    ショベルの制御方法。
  11. 回転数が一定に制御される内燃機関と、
    該内燃機関に接続された油圧ポンプと、
    前記内燃機関に接続された発電機と
    を有するショベルの制御方法であって、
    前記油圧ポンプの負荷が増大しているときに、前記内燃機関の設定回転数より小さい設定回転数で前記発電機を回転数制御することにより、前記発電機を発電運転させることを特徴とする
    ショベルの制御方法。
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