JP6081160B2 - 光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法 - Google Patents

光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6081160B2
JP6081160B2 JP2012254610A JP2012254610A JP6081160B2 JP 6081160 B2 JP6081160 B2 JP 6081160B2 JP 2012254610 A JP2012254610 A JP 2012254610A JP 2012254610 A JP2012254610 A JP 2012254610A JP 6081160 B2 JP6081160 B2 JP 6081160B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical element
optical
substrate
holding member
guide holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012254610A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014102395A (ja
Inventor
洋平 堺
堺  洋平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2012254610A priority Critical patent/JP6081160B2/ja
Publication of JP2014102395A publication Critical patent/JP2014102395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6081160B2 publication Critical patent/JP6081160B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法に関する。
従来、医療用の内視鏡は、挿入部が体内に深く挿入されることによって、病変部の観察を可能とし、さらに必要に応じて処置具が併用されることによって体内の検査、治療を可能としている。このような内視鏡として、挿入部の先端にCCD等の撮像素子を内蔵した撮像装置を備えた内視鏡がある。近年、より鮮明な画像観察を可能とする高画素数の撮像素子が開発されており、内視鏡への高画素数の撮像素子の使用が検討されている。内視鏡で高画素数の撮像素子を使用する場合、該撮像素子と信号処理装置との間を高速で信号を伝送するために、光伝送モジュールを内視鏡に組み込むことが必要となる。内視鏡において患者への負担ならびに観察視野の確保のためには、内視鏡挿入部の先端部外径ならびに先端部長はできるだけ小さくすることが希求されており、内視鏡内に組み込む光伝送モジュールを構成する硬質部分である光素子モジュールの幅および長さもできるだけ小さくする必要がある。
一方、光信号と電気信号とを変換する光電変換素子回路に関する技術として、光ファイバの一端を挿入固定したフェルールを、光電変換素子と保持部材とが対向する面にそれぞれ実装された基板に対して、保持部材に形成された貫通孔に挿通することにより固定するとともに、該基板には、フェルールおよび保持部材により固定された光ファイバの端面が露出する貫通孔が形成され、該貫通孔により光通信を行う光通信用モジュールが記載されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開平09−090175号公報
しかしながら、特許文献1に記載の通信用モジュールにおいては、フェルールに挿入固定された光ファイバを保持部材により基板に接合するとともに、該基板に光電変換素子と保持部材とが対向するように実装されるため、小型化するのが困難である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高画素数の撮像素子と信号処理装置間の高速信号伝送を可能にするとともに、小型化可能な光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる光素子モジュールは、光信号を入力する受光部または光信号を出力する発光部を有する光素子と、前記光素子が実装される基板と、を備える光素子モジュールにおいて、前記光素子に光信号を入力または出力する光ファイバ挿入用の貫通孔と、前記光素子を収容する収容部と、を有するガイド保持部材を備え、前記収容部は、前記光素子の外周側面のうちの少なくとも交差する2面、または外周側面のうちの少なくとも2面であって、各面を通過する2つの平面が交差する2面と当接する内壁面を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる光素子モジュールは、上記発明において、前記光素子は多角柱状をなし、前記収容部は、前記光素子の外周側面の少なくとも3面と当接する内壁面を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる光素子モジュールは、上記発明において、前記ガイド保持部材は、前記収容部の前記基板に実装される側に切り欠き部を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる光素子モジュールは、上記発明において、前記ガイド保持部材は、前記収容部内に接着剤を注入する注入孔を有することを特徴とする。
また、本発明にかかる光素子モジュールは、上記発明において、前記光素子が前記基板に実装される面の反対側の面に前記発光部または前記受光部が位置するように、前記光素子がフリップチップ実装されることを特徴とする。
また、本発明にかかる光素子モジュールは、上記発明において、前記光素子が前記基板に実装される面の反対側の面に前記発光部または前記受光部が位置するように、前記光素子がワイヤボンディング実装されることを特徴とする。
また、本発明の光伝送モジュールは、上記のいずれか一つに記載の光素子モジュールを備えた光伝送モジュールであって、さらに、前記貫通孔に挿入された光ファイバを有し、前記光ファイバは、一方の端面が前記光素子の発光部または受光部とを光学的に位置合わせされた状態で前記ガイド保持部材に接合されることを特徴とする。
また、本発明にかかる光伝送モジュールは、上記発明において、前記光ファイバの他方の端面に光学的に位置合わせし、前記光素子の受光部に対し光信号を出力する発光部を有する送信モジュール、または、前記光素子の発光部が出力した光信号を入力する受光部を有する受信モジュールを更に有することを特徴とする。
また、本発明の光伝送モジュールの製造方法は、光信号を入力する受光部または光信号を出力する発光部を有する光素子と、前記光素子が実装された基板と、前記光素子に光信号の入力または出力を行う光ファイバと、を備える光伝送モジュールの製造方法において、前記基板の表面に前記光素子を実装する光素子実装ステップと、前記光素子実装ステップの後、前記基板に前記光ファイバの外径と略同一径の円柱状をなす貫通孔と、前記光素子を収容する収容部とを有するガイド保持部材を、前記光素子の外周側面のうちの少なくとも交差する2面、または外周側面のうちの少なくとも2面であって、該面を延長した場合に交差しうる2面と、該収容部の内壁面とが当接するように配置して実装するガイド保持部材実装ステップと、前記光ファイバを前記貫通孔に挿入し、前記光ファイバを前記ガイド保持部材に接合する接合ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、光素子と、光素子が実装される基板と、を備える光素子モジュールにおいて、光ファイバ挿入用の貫通孔と前記光素子を収容する収容部とを有するガイド保持部材を、前記光素子の外周側面のうちの少なくとも交差する2面、または外周側面のうちの少なくとも2面であって、各面を通過する2つの平面が交差する2面と、前記収容部の内壁面とが当接するように配置して実装することにより、光素子モジュールを小型化可能で、かつ光伝送効率を向上することができる。
図1は、本発明の実施の形態1に係る光素子モジュールの(a)投影図、および(b)A−A断面図である。 図2は、図1の光素子モジュールに光ファイバを接合した場合の断面図である。 図3は、図1の光素子モジュールを使用した光伝送モジュールのブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る光素子モジュールの投影図である。 図5は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る光素子モジュールの投影図である。 図6は、本発明の実施の形態1の変形例3に係る光素子モジュールを説明する図である。 図7は、本発明の実施の形態1の変形例4に係る光素子モジュールの(a)投影図、および(b)A−A断面図である。 図8は、本発明の実施の形態1の変形例5に係る光素子モジュールの(a)側面図、および(b)A−A断面図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る光素子モジュールの(a)投影図、(b)A−A断面図、および(c)B−B線断面図である。 図10は、本発明の実施の形態2の変形例1に係る光素子モジュールの(a)投影図、(b)A−A断面図、および(c)B−B線断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)を説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。また、図面は模式的なものであり、各部材の厚みと幅との関係、各部材の比率などは、現実と異なることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る光素子モジュールの(a)投影図、および(b)A−A断面図である。図2は、図1の光素子モジュールに光ファイバを接合した場合の断面図である。図3は、図1の光素子モジュールを使用した光伝送モジュールのブロック図である。
本発明の実施の形態1にかかる光伝送モジュール100は、光素子モジュール50と、光信号を伝送する光ファイバ4と、光素子モジュール50に光信号を送信、または光素子モジュール50から光信号を受信する光素子モジュール30と、を備える。光素子モジュール50と光素子モジュール30は、送信モジュールまたは受信モジュールとして機能するが、一方が送信モジュールとして機能する場合、他方は受信モジュールとして機能するものとする。本発明の実施の形態1においては、光素子モジュール50が送信モジュールであり、光素子モジュール30が受信モジュールである場合について説明する。
送信モジュールとして機能する光素子モジュール50は、面発光レーザ2等の発光素子と面発光レーザ2を駆動する駆動回路5で構成される。光ファイバ4は、一端が光素子モジュール50に接合され、他方の端面は光素子モジュール30に接続されている。受信モジュールとして機能する光素子モジュール30は、面発光レーザ2が出力した光信号を受信して光−電流変換するフォトダイオード31等の受光素子と、フォトダイオード31が変換した電流信号をインピーダンス変換後、増幅し、電圧信号として出力するトランスインピーダンスアンプ32(以下、TIA32という)とを有している。光素子モジュール30は、TIA32を介して外部の信号処理回路に接続される。
光素子モジュール50は、図2に示すように、基板1と、基板1に実装される発光素子である面発光レーザ2と、面発光レーザ2を収容する収容部6を有し、光ファイバ4を保持するガイド保持部材3と、を備える。光ファイバ4は、光素子モジュール50に接合され、光ファイバ4の他方の端面には、光素子モジュール30が接続されている。なお、図2においては、面発光レーザ2を駆動する駆動回路5の図示を省略している。
基板1として、FPC基板やセラミック基板、ガラエポ基板、ガラス基板、Si基板等が使用される。基板1には、基板側電極11が形成され、基板側電極11を介し面発光レーザ2に電気信号が送信される。面発光レーザ2は、発光部12が基板1に面しないように実装される裏面電極タイプである。基板1への面発光レーザ2の実装は、例えば、面発光レーザ2の素子側電極17上にAuバンプ13を形成し、基板1の基板側電極11と素子側電極17とをAuバンプ13を介して超音波により一括して接合する。接合部に、アンダーフィル材やサイドフィル材等の接着剤14を注入し、接着剤14を硬化させて実装する。あるいは、Auバンプ13を使用せず、基板1にはんだペースト等を印刷し、面発光レーザ2を配置した後、リフロー等ではんだを溶融して実装してもよい。あるいは、面発光レーザ2の素子側電極17上にはんだバンプを形成し、基板1の基板電極11上に実装装置により配置およびはんだ溶融することで実装してもよい。
ガイド保持部材3は、保持する光ファイバ4の外径と略同一径の円柱状をなす貫通孔10と、面発光レーザ2を収容する収容部6を有する。実施の形態1では、収容部6の内壁面6a、6b、6cおよび6dは、面発光レーザ2の外周側面2a、2b、2c、および2dと当接するように形成される。ガイド保持部材3の基板1への実装は、例えば、面発光レーザ2を実装した基板1上に接着剤16を塗布後、ガイド保持部材3をボンダー等の装置により接着剤16上にマウントし、接着剤16を硬化させて実装する。貫通孔10は、面発光レーザ2の発光部12上に形成され、貫通孔10に挿入された光ファイバ4が発光部12から発光される光を受信し、光素子モジュール30に送信する。貫通孔10は、円柱状のほか、その内面で光ファイバ4を保持できれば、角柱状であってもよい。ガイド保持部材3の材質はセラミック、Si、ガラス、SUS等の金属部材等である。
光素子モジュール50への光ファイバ4の実装は、貫通孔10を介して行われる。収容部6は、面発光レーザ2との間に空間8を有する。空間8は、面発光レーザ2と収容部6の天井との隙間である。本実施の形態1では空間8を形成しているが、空間8を形成せずに、面発光レーザ2と収容部6の天井とを当接するよう収容部6を形成しても良い。光ファイバ4は、貫通孔10に挿入され、空間8を介して発光部12の近傍まで挿通され、発光部12からの出力された光を効率よく入力できる位置で接着剤9によりガイド保持部材3と接合して光伝送モジュール100となる。なお、光ファイバ4を簡易に接合する場合には、発光部12と光ファイバ4の端面とを接触させて接合すればよい。
実施の形態1にかかる光伝送モジュール100において、面発光レーザ2は、基板1上に実装された図示しない電子デバイスからの電気信号を受信し、受信した電気信号を光信号に変換して発光部12を点灯・消灯し、発光部12から出力された光信号が光ファイバ4に入力、伝送されて、光素子モジュール30を介して図示しない信号処理装置等に光信号を送信し、データが伝送される。
実施の形態1にかかる光素子モジュール50は、ガイド保持部材3のみで容易に光ファイバ4を位置決めするとともに、光ファイバ4の保持も行うことができるため、光素子モジュール50の小型化が可能となる。また、光ファイバ4と面発光レーザ2との光学的な結合が可能となる。また、実施の形態1にかかる光素子モジュール50は、面発光レーザ2とガイド保持部材3とが、面発光レーザ2がガイド保持部材3内部の収容部6に収容されるように基板1に実装するため、光素子モジュール50の長さを短くすることが可能となる。さらに、実施の形態1にかかる光素子モジュール50は、ガイド保持部材3を基板1に実装する際、収容部6の内壁面6a〜6dを面発光レーザ2の外周側面2a〜2dと当接させるだけで位置合わせが可能となるため、簡易かつ高精度に位置決めできるという効果も有する。なお、本実施の形態1では、面発光レーザ2と光ファイバ4との間で光通信を行う光素子モジュール50について説明したが、光素子として面発光レーザ2をフォトダイオード31に変えた光素子モジュール30においても、ガイド保持部材のみで容易に光ファイバ4を位置決め保持することができる。また、フォトダイオード31を収容する収容部を内部に形成し、フォトダイオード31がガイド保持部材内部の収容部に収容されるように基板に実装することにより、光素子モジュール30の長さを短くすることが可能となる。したがって、面発光レーザ2を実装した光素子モジュール50と同様に小型化可能であり、光ファイバ4の接合強度を劣化させることなく、光ファイバ4と受光素子との光学的な結合が可能である。
(実施の形態1の変形例1)
実施の形態1の光素子モジュール50の変形例1として、図4に示す光素子モジュールが例示される。図4は、本発明の実施の形態1の変形例1に係る光素子モジュールの投影図である。変形例1にかかる光素子モジュール50Aにおいて、ガイド保持部材3Aの収容部6Aの内壁面6aと6cの長さが、面発光レーザ2の外周側面2aと2cの長さより長く形成されている点で実施の形態1と異なる。変形例1では、ガイド保持部材3Aの基板1Aへの実装は、基板1上に接着剤16を塗布後、ガイド保持部材3Aを収容部6Aの内壁面6a、6cおよび6dが、面発光レーザ2の外周側面2a、2cおよび2dとそれぞれ当接するように位置合わせして接着剤16上にマウントし、接着剤16を硬化させて実装する。変形例1では、実施例1と同様の効果を奏するとともに、収容部6Aの内壁面6aと6cの長さを、面発光レーザ2の外周側面2aと2cの長さより長く形成することにより、面発光レーザ2と収容部6Aとの嵌合を容易に行なうことができる。
(実施の形態1の変形例2)
実施の形態1の光素子モジュール50の変形例2として、図5に示す光素子モジュールが例示される。図5は、本発明の実施の形態1の変形例2に係る光素子モジュールの投影図である。変形例2にかかる光素子モジュール50Bにおいて、ガイド保持部材3Bの収容部6Bの内壁面6a〜6dの長さが、面発光レーザ2の外周側面2a〜2dの長さより長く形成されている点で実施の形態1と異なる。変形例2では、ガイド保持部材3Bの基板1Bへの実装は、基板1B上に接着剤16を塗布後、ガイド保持部材3Bを、収容部6Bの内壁面6cおよび6dが、面発光レーザ2の外周側面2cおよび2dとそれぞれ当接するように位置合わせして接着剤16上にマウントし、接着剤16を硬化させて実装する。変形例2では、収容部6Bの内壁面6a〜6dの長さを、面発光レーザ2の外周側面2a〜2dの長さより長く形成することにより、面発光レーザ2と収容部6Bとの嵌合が容易となる。
(実施の形態1の変形例3)
上記の変形例2では、面発光レーザ2の外周側面のうちの少なくとも交差する2面(2cと2d)と当接するように、収容部の内壁面(6cと6d)を形成しているが、例えば、面発光レーザ2の角(2cと2dのなす角)が面取りされて2cと2dとが直接交差しないような形状の面発光レーザ2C(図6参照)においても、外周側面のうちの少なくとも2面であって、各面を通過する2つの平面が交差する外周側面2cと2dに当接するように収容部の内壁面6cおよび6dを形成すれば、小型化可能で、かつ位置合わせ等が容易な光素子モジュールとすることができる。
(実施の形態1の変形例4)
実施の形態1の光素子モジュール50の変形例4として、図7に示す光素子モジュールが例示される。図7は、本発明の実施の形態1の変形例4に係る光素子モジュールの(a)投影図、および(b)A−A断面図である。
実施の形態1の変形例4の光素子モジュール50Dにおいて、ガイド保持部材3Dが、収容部6Dの基板1D側に切り欠き部7Dを有する点で実施の形態1と異なる。切り欠き部7Dは、図7(a)に示すように、収容部6の全周に形成される。一般に、面発光レーザ2を基板1Dにフリップチップ実装した後、アンダーフィルである接着剤14によりAuバンプ周辺部が封止される。使用する接着剤14の種類にもよるが、図7(b)に示すように、接着剤14が面発光レーザ2の外形よりもはみ出してしまう場合がある。本変形例4によれば、実施例1と同様の効果に加え、アンダーフィルが面発光レーザ2の外形よりもはみ出した場合においても、面発光レーザ2と収容部6との嵌合に干渉が生じないため、位置合わせの精度を向上することが可能となる。
(実施の形態1の変形例5)
実施の形態1の光素子モジュール50の変形例5として、図8に示す光素子モジュールが例示される。図8は、本発明の実施の形態1の変形例5に係る光素子モジュールの(a)側面図、および(b)断面図である。
実施の形態1の変形例5の光素子モジュール50Eにおいて、ガイド保持部材3Eが、収容部6内に接着剤14を注入する注入口15を備える点で実施の形態1と異なる。変形例5にかかる光素子モジュール50Eは、基板1Eに面発光レーザ2をフリップチップ実装した後、接着剤14で封止することなく、ガイド保持部材3Eを基板1Eに実装する。ガイド保持部材3Eの実装後、注入口15から接着剤14をAuバンプ13周辺に注入して硬化してアンダーフィルを形成する。本変形例5によれば、実施例1と同様の効果に加え、接着剤14によりアンダーフィルを形成する前に、基板1Eにガイド保持部材3Eを位置決めすることで、接着剤14のはみ出しによって面発光レーザ2と収容部6との嵌合に干渉が生じないため、位置合わせの精度を向上することが可能となる。なお、注入口15の形は1つに限定されるものではなく、接着剤14を効率よく充填可能であればガイド保持部材3Eの側面毎に形成してもよく、また1つの側面に2つ形成してもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2にかかる光素子モジュールは、面発光レーザがワイヤボンディングタイプである。以下、図面を参照して、実施の形態2にかかる光素子モジュールを説明する。図9は、本発明の実施の形態2に係る光素子モジュールの(a)投影図、(b)A−A断面図、および(c)B−B線断面図である。
実施の形態2の光素子モジュール50Fにおいて、面発光レーザ2Fは基板1Fにダイボンドされる。面発光レーザ2Fの基板1Fに実装される面と反対側の面に形成された素子側電極17Fは、基板1F上の基板側電極11Fと、Auワイヤ8により接続される。また、Agペーストやはんだペースト等の導電性の接着剤14Fにより、面発光レーザ2Fの基板1Fに実装される面に形成された素子側電極(図示しない)と、基板1F上の基板側電極11F’とを接続するとともに、面発光レーザ2Fは基板1Fにダイボンドされる。
実施の形態2において、ガイド保持部材3Fの収容部6Fの内壁面6aと6cの長さは、面発光レーザ2Fの外周側面2aと2cの長さより長く形成されている。ガイド保持部材3Fの基板1Fへの実装は、基板1F上に接着剤16を塗布後、ガイド保持部材3Fを収容部6Fの内壁面6a、6cおよび6dが、面発光レーザ2Fの外周側面2a、2cおよび2dとそれぞれ当接するように位置合わせして接着剤16上にマウントし、接着剤16を硬化させて実装する。すなわち、面発光レーザ2F上の素子側電極17Fと基板1F上の基板側電極11Fとを接続する、Auワイヤ8が配置される面(2b)を除く3面と、収容部6Fの内壁面のうちの3面とを当接する。
また、ガイド保持部材3Fは切り欠き部7Fを備える。切り欠き部7Fは、収容部6Fの面発光レーザ2Fの外周側面と当接する内接面6a、6cおよび6dに形成される。
実施の形態2に係る光素子モジュール50Fは、ワイヤボンディングタイプの面発光レーザ2Fを用いることで、基板1Fへの実装工程が簡単になるとともに、面発光レーザ2Fの煽りを抑制することができるため、光ファイバ4の垂直が出しやすいという効果を有する。また、実施の形態1と同様に、ガイド保持部材3Fのみで容易に光ファイバ4を位置決めするとともに、光ファイバ4の保持も行うことができるため、光素子モジュール50Fの小型化が可能となる。さらに、ガイド保持部材3Fに面発光レーザ2Fの外周側面と内壁面が当接する収容部6Fを形成し、面発光レーザ2Fを収容部6Fに収容した状態で基板1F上に実装するため、光素子モジュール50Fの長さを短くすることが可能となる。さらに、また、ガイド保持部材3Fを基板1Fに実装する際、収容部6Fの内壁面6a、6cおよび6dを面発光レーザ2Fの外周側面2a、2cおよび2dと当接させるだけで位置合わせが可能となるため、簡易かつ高精度に位置決めできるという効果も有する。
(実施の形態2の変形例1)
実施の形態2の光素子モジュール50Fの変形例1として、図10に示す光素子モジュールが例示される。図10は、本発明の実施の形態2の変形例1に係る光素子モジュールの(a)投影図、(b)A−A線断面図および(c)B−B線断面図である。
実施の形態2の変形例1に係る光素子モジュール50Gは、図10(a)に示すように、素子側電極17Gおよび基板側電極11Gがそれぞれ2ケ所に形成され、2本のAuワイヤ8Gによりそれぞれ接続される。また、実施の形態2と同様に、Agペーストやはんだペースト等の導電性の接着剤14Gにより、面発光レーザ2Gの基板1Gに実装される面に形成された素子側電極(図示しない)と、基板1G上の基板側電極11G’とを接続するとともに、面発光レーザ2Gは基板1Gにダイボンドされる。
実施の形態2の変形例1において、ガイド保持部材3Gの収容部6Gの内壁面6a〜6dの長さは、面発光レーザ2Gの外周側面2a〜2dの長さより長く形成されている。ガイド保持部材3Gの基板1Gへの実装は、基板1G上に接着剤16を塗布後、ガイド保持部材3Gを収容部6Gの内壁面6cおよび6dが、面発光レーザ2Gの外周側面2cおよび2dとそれぞれ当接するように位置合わせして接着剤16上にマウントし、接着剤16を硬化させて実装する。すなわち、面発光レーザ2G上の2つの素子側電極17Gと基板1G上の2つの基板側電極11Gとを接続する、Auワイヤ8Gが配置される2面(2aおよび2b)を除く2面と、収容部6Gの内壁面のうちの2面とを当接する。
また、ガイド保持部材3Gは切り欠き部7Gを備え、切り欠き部7Gは、収容部6Gの面発光レーザ2Gの外周側面と当接する内接面6cおよび6dに形成される。実施の形態2の変形例1にかかる光素子モジュール50Gにおいても、実施の形態2と同様に、基板1Gへの実装工程が簡単になるとともに、面発光レーザ2Gの煽りを抑制することができるため、光ファイバ4の垂直が出しやすいという効果を有する。また、ガイド保持部材3Gのみで容易に光ファイバ4を位置決めするとともに、光ファイバ4の保持も行うことができるため、光素子モジュール50Gの小型化が可能となる。さらに、ガイド保持部材3Gと面発光レーザ2Gとを、収容部6Gの内壁面6cおよび6dと面発光レーザ2Gの外周側面2cおよび2dとを当接するように、基板1Gに実装するため、簡易に位置合わせが可能となり、光素子モジュール50Gの長さも短くすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
以上のように、本発明の光素子モジュール、光伝送モジュールおよびその製造方法は、情報取得装置と信号処理装置との間を高速でデータ通信を行なう用途に適する。また、本発明の光伝送モジュールは、小型化とともに伝送データの大容量化および通信速度の高速化が求められる各種医療装置、例えば、高画素数の撮像素子を備えた各種内視鏡、超音波振動子(探触子)を備えた医療用超音波検査装置、その他の生体情報取得装置に特に適している。
1 基板
2 面発光レーザ
3 ガイド保持部材
4 光ファイバ
5 駆動回路
6 収容部
7 切り欠き部
8 空間
9、14 16 接着剤
10 貫通孔
11 基板側電極
12 発光部
13 Auバンプ
15 注入口
17 素子側電極
30、50、50A、50B、50D、50E、50F、50G 光素子モジュール
100 光伝送モジュール

Claims (7)

  1. 光信号を入力する受光部または光信号を出力する発光部を有する光素子と、前記光素子が実装される基板と、を備える光素子モジュールにおいて、
    前記光素子に光信号を入力または出力する光ファイバ挿入用の貫通孔と、前記光素子を収容する収容部と、を有するガイド保持部材を備え、
    前記収容部は、前記光素子の外周側面のうちの少なくとも交差する2面、または外周側面のうちの少なくとも2面であって、各面を通過する2つの平面が交差する2面と当接する内壁面を有し、
    前記ガイド保持部材は、前記基板に固定されており、
    前記光素子は、前記内壁面以外の面と前記光素子との間の空間に、前記光素子と前記基板とを電気的に接続するワイヤによりワイヤボンディング実装されてなることを特徴とする光素子モジュール。
  2. 前記光素子は多角柱状をなし、
    前記収容部は、前記光素子の外周側面の少なくとも3面と当接する内壁面を有することを特徴とする請求項1に記載の光素子モジュール。
  3. 前記ガイド保持部材は、前記収容部の前記基板に実装される側に切り欠き部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光素子モジュール。
  4. 前記ガイド保持部材は、前記収容部内に接着剤を注入する注入口を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光素子モジュール。
  5. 請求項1〜のいずれか一つに記載の光素子モジュールを備えた光伝送モジュールであって、さらに、
    前記貫通孔に挿入された光ファイバを有し、
    前記光ファイバは、一方の端面が前記光素子の発光部または受光部と光学的に位置合わせされた状態で前記ガイド保持部材に接合されることを特徴とする光伝送モジュール。
  6. 前記光ファイバの他方の端面に光学的に位置合わせし、前記光素子の受光部に対し光信号を出力する発光部を有する送信モジュール、または、前記光素子の発光部が出力した光信号を入力する受光部を有する受信モジュールを更に有することを特徴とする請求項に記載の光伝送モジュール。
  7. 光信号を入力する受光部または光信号を出力する発光部を有する光素子と、前記光素子が実装された基板と、前記光素子に光信号の入力または出力を行う光ファイバと、を備える光伝送モジュールの製造方法において、
    前記基板の表面に前記光素子をワイヤによりワイヤボンディング実装する光素子実装ステップと、
    前記光素子実装ステップの後、前記基板に前記光ファイバの外径と略同一径の円柱状をなす貫通孔と、前記光素子を収容する収容部と、を有するガイド保持部材を、前記光素子の外周側面のうちの少なくとも交差する2面、または外周側面のうちの少なくとも2面であって、各面を通過する2つの平面が交差する2面と、該収容部の内壁面とが当接するように配置し、前記基板に固定するガイド保持部材実装ステップと、
    前記光ファイバを前記貫通孔に挿入し、前記光ファイバを前記ガイド保持部材に接合する接合ステップと、
    を含むことを特徴とする光伝送モジュールの製造方法。
JP2012254610A 2012-11-20 2012-11-20 光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法 Expired - Fee Related JP6081160B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254610A JP6081160B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012254610A JP6081160B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014102395A JP2014102395A (ja) 2014-06-05
JP6081160B2 true JP6081160B2 (ja) 2017-02-15

Family

ID=51024952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012254610A Expired - Fee Related JP6081160B2 (ja) 2012-11-20 2012-11-20 光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6081160B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6568698B2 (ja) * 2015-03-25 2019-08-28 株式会社フジクラ 光モジュールの製造方法、光モジュール用レセプタクル及び光モジュール
WO2017109930A1 (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 オリンパス株式会社 撮像モジュールおよび内視鏡

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07294777A (ja) * 1994-04-22 1995-11-10 Sumitomo Electric Ind Ltd 光モジュール
JPH08220386A (ja) * 1995-02-09 1996-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光通信モジュール
JP2005134600A (ja) * 2003-10-30 2005-05-26 Fuji Xerox Co Ltd 光素子パッケージ、及び、光結合構造
JP2005202229A (ja) * 2004-01-16 2005-07-28 Fuji Xerox Co Ltd 光モジュール
JP2006350048A (ja) * 2005-06-17 2006-12-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 導波路素子の光結合モジュール調芯固定冶具
JP5622060B2 (ja) * 2010-12-24 2014-11-12 株式会社オートネットワーク技術研究所 光アセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014102395A (ja) 2014-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9385249B2 (en) Optical element module, optical transmission module, and method of manufacturing optical transmission module
US9762329B2 (en) Optical transmission module and imaging device
JP6321933B2 (ja) 光伝送モジュール、及び内視鏡
JP5839811B2 (ja) 撮像ユニット及び内視鏡
JP6411088B2 (ja) 光伝送モジュールおよび内視鏡
WO2015019671A1 (ja) 内視鏡用撮像ユニット
JP4477677B2 (ja) 光モジュールおよびその作製方法
US10088669B2 (en) Endoscope
WO2018173323A1 (ja) 内視鏡
US20180078114A1 (en) Endoscope and optical transmission module
WO2018150512A1 (ja) 光モジュール、内視鏡、および、光モジュールの製造方法
JP5715024B2 (ja) 撮像ユニット、内視鏡及び撮像ユニットの製造方法
WO2019207650A1 (ja) 内視鏡用撮像装置、内視鏡、および内視鏡用撮像装置の製造方法
JP6081160B2 (ja) 光素子モジュール、光伝送モジュール、および光伝送モジュールの製造方法
JP5750642B1 (ja) 内視鏡用撮像ユニット
WO2017141368A1 (ja) 光伝送モジュールおよび内視鏡
US10838194B2 (en) Optical transmission module and endoscope
WO2018146806A1 (ja) 光モジュールおよび内視鏡
WO2020217277A1 (ja) 内視鏡用撮像装置の製造方法、内視鏡用撮像装置、および、内視鏡
WO2017145289A1 (ja) 光伝送モジュール、内視鏡、及び光伝送モジュールの製造方法
JP2018105907A (ja) 光モジュールおよび内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160628

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170118

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6081160

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees