JP6080445B2 - 引出形機器の保持装置 - Google Patents

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Description

この発明は例えば金属閉鎖形スイッチギヤ内に移動式の引出形機器を搭載する場合などに用いられる引出形機器の保持装置に関するものである。
従来、金属閉鎖形スイッチギヤ内に移動式の引出形機器を搭載する場合、スイッチギヤ内の主回路導体と引出形機器を取り合うため引出形機器の固定枠をスイッチギヤの筐体(外箱)内に設置するが、その際、幅方向のフレームなどを筐体内に固定し、そのフレームに引出形機器の固定枠が固定される。引出形機器を上下2段に配置する場合、引出形機器の固定枠を固定する幅方向のフレームがそれぞれ配置されるために上下の引出形機器の固定枠の間の距離は必要な絶縁距離以上に離れた位置となる。なお、引出形機器を上下2段に設置したものとして、引出形電気機器を出し入れする正面を除く他の5面を閉鎖した箱状のクレードルを盤内に設け、クレードル自体に盤内空間の仕切板の機能を持たせるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平7−241008号公報(第1頁要約、図3)
上記特許文献1のような従来の技術においては、盤内部の区画のための筐体構造が簡素化され、遮断器等の電気機器から発生する熱を効率よく排出し、かつ、保守点検が安全に実施できるなどの効果が得られるものの、無駄なスペースが残る状態なので、上下に配置される引出形機器の固定枠相互の距離が縮まらない。このため、上下端子間をつなぐ導体の長さも長くなる。また、上下の引出形機器の固定枠も個々に設けられ、端子を個々に設けることが必要となるため、部品点数や導体の接続箇所が多く、スイッチギヤの小形化が難しいなどの課題があった。
この発明は、上記のような従来技術の課題を解消するためになされたもので、部品点数の削減や導体長の短縮化が可能で、スイッチギヤの小形化が容易な引出形機器の保持装置を得ることを目的としている。
この発明に係る引出形機器の保持装置は、引出形機器を上下2段に配置し得るようにした引出形機器の保持装置であって、上段の上記引出形機器を保持する上部床部材と、下段の上記引出形機器を保持する下部床部材と、これら上部床部材及び下部床部材を所定位置に固定する上下段共通の複数の柱部材と、背面側の上記柱部材に対して直接的または間接的に絶縁支持され、上記引出形機器の背面側に設けられた接続部材に対して電気的に接続される複数の接続端子を備え、上段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子、並びに下段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子からなる上記接続端子が、相数に応じた数だけ水平方向に並設されているとともに、上段の上記下端子及び下段の上記上端子は、背面側の上記柱部材における上下方向中央部に水平方向に固定された上下段共通のフレーム部材に対して絶縁支持されているものである。
また、この発明に係る引出形機器の保持装置は、引出形機器を上下2段に配置し得るようにした引出形機器の保持装置であって、上段の上記引出形機器を保持する上部床部材と、下段の上記引出形機器を保持する下部床部材と、これら上部床部材及び下部床部材を所定位置に固定する上下段共通の複数の柱部材と、背面側の上記柱部材に対して直接的または間接的に絶縁支持され、上記引出形機器の背面側に設けられた接続部材に対して電気的に接続される複数の接続端子を備え、上段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子、並びに下段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子からなる上記接続端子が、相数に応じた数だけ水平方向に並設されているとともに、上記接続端子は、背面側の上記柱部材に対して固定された区画部材を兼ねるブッシングによって絶縁支持されているものである。
この発明においては、上下の床部材を上下段共通の柱部材で固定するようにしたので、柱部材の数を減らすことが可能となり、さらに上段側の上部床部材と下段側の引出形機器の充電部となる接続部材または接続端子との距離を必要な絶縁距離にまで小さくすることが可能となるので装置を小型化でき導体長を短縮することが可能となるとともに、上段の下端子及び下段の上端子は、背面側の柱部材における上下方向中央部に水平方向に固定された上下段共通のフレーム部材に対して絶縁支持されることにより、部品点数を削減することができる
また、この発明においては、上下の床部材を上下段共通の柱部材で固定するようにしたので、柱部材の数を減らすことが可能となり、さらに上段側の上部床部材と下段側の引出形機器の充電部となる接続部材または接続端子との距離を必要な絶縁距離にまで小さくすることが可能となるので装置を小型化でき、導体長を短縮することが可能となるとともに、上段の引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子、並びに下段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子からなる接続端子は、背面側の上記柱部材に対して固定された区画部材を兼ねるブッシングによって絶縁支持されていることにより、組立が容易となる。
この発明の実施の形態1に係る引出形機器の保持装置に真空遮断器を搭載した状態を側面から見た構成図。 図1に示された引出形機器の保持装置を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図2(a)のIIc−IIc線における矢視断面図。 図1の円Aで囲んだ部分の拡大図。 この発明の実施の形態2に係る引出形機器の保持装置を概略的に示す側面断面図であり、図2(c)の矢視断面図に相当する図である。 図4に示された引出形機器の保持装置の変形例を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図5(a)のVc−Vc線における矢視断面図。 この発明の実施の形態3に係る引出形機器の保持装置を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図6(a)のVIc−VIc線における矢視断面図。 この発明の実施の形態4に係る引出形機器の保持装置を用いた金属閉鎖形スイッチギヤを概略的に示す側面図。 真空遮断器を1回路分収容する1つの箱としてユニット状に構成した保持装置を概略的に示す側面図。 図8に示す保持装置を2段積み重ねて構成した金属閉鎖形スイッチギヤを概略的に示す側面図。 この発明の実施の形態6に係る引出形機器の保持装置を用いた金属閉鎖形スイッチギヤを側面方向から見た組立分解図。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る引出形機器の保持装置に真空遮断器を搭載した状態を側面から見た構成図、図2は図1に示された引出形機器の保持装置を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図2(a)のIIc−IIc線における矢視断面図である。図3は図1の円Aで囲んだ部分の拡大図である。図において、引出形機器の保持装置は、四隅部に配設された上下段共通の柱部材11、12、13、14と、柱部材11〜14の上下方向中央部に固定され、真空遮断器などの引出形機器7Aを上段側に保持する上部床部材21と、柱部材11〜14の下端部に固定され、引出形機器7Bを下段側に保持する下部床部材22と、背面側(図1の右側)に設けられた水平方向のフレーム部材30、31、32に対して絶縁部材4を介して支持された複数の接続端子51(上端子51a、下端子51b)、接続端子52(上端子52a、下端子52b)を備えている。
なお、上段側の接続端子51、及び下段側の接続端子52は、それぞれ上端子51aと下端子51b、及び上端子52aと下端子52bの対を成して配設されており、さらに図2(a)に示すように、それぞれ相数に応じた数が水平方向に離間して設けられている。なお、便宜上、上端子51aと下端子51bを包括して接続端子51とよび、上端子52aと下端子52bを包括して接続端子52とよぶ。引出形機器7(7A、7B)の背面側には、開閉部の固定電極と可動電極(何れも図示省略)に接続された対を成す接続部材71が設けられており、対応する接続端子51、52にそれぞれ電気的に接続される。
上部床部材21、及び下部床部材22には、引出形機器7の車輪72の走行路と、引出形機器7の左右方向の位置を規制するガイド部と、前後方向の位置(接続位置、及び試験・断路位置)を決める係止穴などが設けられている(何れも図示省略)。また、上部床部材21と下部床部材22は、柱部材11〜14に対して、それぞれ例えばボルト、リベット、溶接などの適宜の固定手段で固定される。上記フレーム部材30、31、32は背面側の柱部材13、14に対して同様の接続手段で固定される。また、中央部のフレーム部材30は、上段の下端子51b及び下段の上端子52aをそれぞれ絶縁支持する碍子からなる絶縁部材4を固定するための上下段共通の固定枠として構成されている。また、図2(a)、(b)に示すように、柱部材11〜14の前後方向の面には、スイッチギヤを構成する際に用いる固定用の穴11a、12a、13a、14aが上下方向にそれぞれ複数設けられている。なお、穴11a〜14aはねじ穴でもよい。
そして、図1に示すように、上段の下端子51b及び下段の上端子52aは、後方に突出された部分で、上下方向に延在する接続導体6によって最短距離で電気的に接続されている。なお、前方側の左右の柱部材11、12は、何れも断面形状がL字形で水平方向に設けられた、上端部のフレーム33、及び上下方向中央部における上部床部材21の下部のフレーム34によって連結固定されている。なお、フレーム33、34は、図3の拡大図に示すように、引出形機器7を組込んだ際に矢印Bで示す上部側箇所の隙間を小さくし、メンテナンス時等に作業者が引出形機器7の収容部に手などを挿入し感電するのを防ぐ機能を有している。
上記のように構成された引出形機器の保持装置は、図示していないスイッチギヤを構成する金属閉鎖箱などの筐体の内部に収容され、固定される。そして、背面側の接続端子51、52の内、下端子51bと上端子52aには、上記筐体の内部に設けられた主母線から分岐された導体が接続され、上端子51a、及び下端子52bには負荷側の導体である外線ケーブルがそれぞれ接続される(何れも図示省略)。
次に、上記のように構成された実施の形態1の作用効果について説明する。
先ず、上部床部材21と下部床部材22は、共通の柱部材11、12、13、14に対して直接固定されている。このため、上部床部材21と下部床部材22を固定する柱部材を個別に製作した場合に比べて、その数を例えば4本と、部品点数として半分に減らすことができ、それに伴ってその加工数や加工時間なども削減できる。また、上段の上部床部材21を柱部材11〜14で直接固定、支持することにより、従来必要であった床部材をスイッチギヤの筐体に対して固定するためのフレーム材が不要となる。
また、上段の引出形機器7Aに対する下端子51bを絶縁支持する碍子4と、下段の引出形機器7Bに対する上端子52aを絶縁支持する碍子4を固定するためのフレーム部材30を共通とすることができ、部品点数を削減することができる。
さらに、上記のように上部床部材21と下部床部材22を柱部材11〜14で固定するようにしたことにより、上段の上部床部材21と下段の引出形機器7Bの充電部である上端子52aとの距離を、絶縁に必要な最小の安全距離にまで小さくすることが可能となる。このため、装置を小型化できる。また、小型化されることで、図示していない主母線からの分岐導体や、図示の接続導体6などの導体長を短縮化することが可能となる。
また、上下段共通の柱部材11、12、13、14は固定枠としての機能も有しており、接続端子51、52は、背面側の柱部材13、14に固定されたフレーム部材30、31、32に絶縁部材4を介して固定されている。このため、上下の引出形機器7A、7Bに対する接続端子51、52の位置を寸法精度よく決めることができる。従って、上段の引出形機器7Aに対応する下端子51bと下段の引出形機器7Bに対応する上端子52aを接続する接続導体6の導体長を最短化することができることにより、主回路導体の抵抗を低減することができ、通電時の発熱を抑制することができる。また、上下段共通の柱部材とすることで、左右、前後、上下の剛性が高くなることで、真空遮断器の開閉振動や地震に対する振動対策も容易となる。
上記のように実施の形態1によれば、上部床部材21と下部床部材22を共通の柱部材11〜14で固定するようにしたので、柱部材の総数を減らすことが可能となる。また、上部床部材21と下部床部材22を共通の柱部材11〜14に対して固定することにより、上部床部材21とその下側の引出形機器7Bの充電部または上端子52aとの距離は、必要な絶縁距離にまで小さくすることが可能となるので装置を小型化できると共に、接続に用いる各部の導体長を短縮することができるなど上述した種々の効果が得られる。
なお、ここでの引出形機器は下部に車輪を備えて、スイッチギヤから引出しが可能な真空遮断器や真空コンタクタ等が該当する。
実施の形態2.
図4はこの発明の実施の形態2に係る引出形機器の保持装置を概略的に示す側面断面図であり、図2(c)の矢視断面図に相当する図である。図5は図4に示された引出形機器の保持装置の変形例を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図5(a)のVc−Vc線における矢視断面図である。なお、図5は前方側のフレーム33、34を透視した状態で示している。図4において、上段の引出形機器に対応する下端子51bと、下段の引出形機器に対応する上端子52aは、コ字形状に成形された1本の導体60によって構成されている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態2においては、上記実施の形態1の効果に加えて、上段の引出形機器用の下端子51bと下段の引出形機器用の上端子52aが1本の導体60によって一体に形成されていることで、接続点が削減される。このため、主回路抵抗の増加が抑制され、通電時の発熱を抑制することができる。また、部品の一体化により部品点数を削減することができるという更なる効果が得られる。
一方、図5に示す実施の形態2の変形例は、接続端子51、または接続端子52を各相個別に支持する図2に示す絶縁部材4に代えて、図5(a)に示すように、三相一体に支持する横長の碍子からなる絶縁部材4Aによって構成すると共に、上段の引出形機器に対応する下端子51bと、下段の引出形機器に対応する上端子52aを、コ字形状に成形された1本の導体60Aによって構成したものである。なお、絶縁部材4Aは、背面側の左右の柱部材13、14に対して直接固定されている。また、上端子51a、及び下端子52bはL字形状に形成されている。また、接続端子51(上端子51a、下端子51b)、接続端子52(上端子52a、下端子52b)は、何れも絶縁部材4Aの所定部に上下方向に形成された貫通孔に挿通され、個別に固定されている(詳細図示省略)。
上記のように構成された実施の形態2の変形例においては、下端子51bと上端子52aが1本の導体60Aによって一体形成されていることで、上記図4に示す実施の形態2と同様に、接続点が削減されるため、主回路抵抗の増加が抑制され、通電時の発熱を抑制でき、部品の一体化により部品点数を削減できるなどの効果が得られるほか、各接続端子51(上端子51a、下端子51b)、接続端子52(上端子52a、下端子52b)が、何れも絶縁部材4Aの中心を上下方向に貫通保持され、L字形状に形成されていることにより奥行き方向の寸法を縮小できるという効果が得られる。また、この変形例では図1〜図4に示す背面側の水平方向のフレーム部材30、31、32を不要にできる。
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3に係る引出形機器の保持装置を概略的に示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は図6(a)のVIc−VIc線における矢視断面図である。図において、上段の接続端子51(上端子51a、下端子51b)は、三相分を一括して上段側のブッシングからなる絶縁部材4Bによって絶縁支持され、下段の接続端子52(上端子52a、下端子52b)は、同様に三相分を一括して下段側のブッシングからなる絶縁部材4Bによって絶縁支持されている。また、上段側の下端子51bと下段側の上端子52aは、図4、図5の例と同様に、1本の導体60Bによって一体的に形成されている。なお、絶縁部材4Bは、図1〜図4に示す背面側の水平方向のフレーム部材30、31、32を利用して取り付けるようにしても良い。
上記のように構成された実施の形態3においては、接続端子51、52をブッシングからなる絶縁部材4Bによって保持するようにしたことにより、組立が容易となる。また、引出形機器を保持する柱部材11〜14などの固定枠に、引出形機器の側面部及び天井部などの周囲を囲むように仕切り板(図示省略)を設置し、ブッシングからなる絶縁部材4Bの接続端子51、52の正面に、引出形機器の挿脱によって開閉されるシャッタ(図示省略)を設けることで、引出形機器コンパートメントを構成することもできるので、同一の引出形機器の保持装置を、必要に応じてコンパートメント形と、仕切りのないキュービクル形に使い分けることができるという更なる効果が得られる。
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4に係る引出形機器の保持装置を用いた金属閉鎖形スイッチギヤを概略的に示す側面図である。図において、スイッチギヤは図1に示すものと同様の引出形真空遮断器を2段積状態で収納する保持装置の柱部材11、12、13、14に対して、保持装置の背面側に柱部材100(図7の紙面奥側)、101(同手前側)などを追加して外箱200を構成し、さらに正面扉300、裏面扉400を設けることでスイッチギヤを構成したものである。
上記のように構成された実施の形態4によれば、図1に示すものと同様の保持装置の幅がそのままスイッチギヤの幅となっており、従来のようにスイッチギヤの筐体枠の内部に引出形機器の保持装置を組込むものに比べてスイッチギヤの外幅寸法を小さくすることができる。そのため、設置スペースが狭い場所へも据え付けられるほか、小型化により資源の節約もできるなど多くの効果が得られる。
実施の形態5.
図8、図9はこの発明の実施の形態5に係る引出形機器の保持装置を用いた金属閉鎖形スイッチギヤを説明する図であり、図8は真空遮断器を1回路分収容する1つの箱としてユニット状に構成した保持装置を概略的に示す側面図、図9は図8に示す保持装置を2段積み重ねて構成した金属閉鎖形スイッチギヤを概略的に示す側面図である。図8において、真空遮断器でなる引出形機器7を1回路分収容するユニット状の箱250は、図1、2に示す2回路分の保持装置から1回路分切り取ったものに相当する高さが2分の1の1回路分の柱部材11、12、13、14に対して、その裏面側に柱部材100、101を用いてひとつの箱からなる保持装置として形成されている。
実施の形態5の金属閉鎖形スイッチギヤは図9に示すように、図8のユニット状の箱250を上下に2段積み重ねて接合することで外箱200を構成し、その外箱200に対して正面扉300、及び裏面扉400を追加することで金属閉鎖形スイッチギヤを構成したものである。
上記実施の形態5によれば、実施の形態4と同様、図1に示すものと同様の保持装置の幅がそのままスイッチギヤの幅となり、従来のようにスイッチギヤの筐体枠の内部に引出形機器の保持装置を別途組込むものに比べてスイッチギヤの外幅寸法を小さくきるため、設置スペースが狭い場所へも据え付けられるほか、資源の節約もできるなど多くの効果が得られる。
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6に係る引出形機器の保持装置を用いた金属閉鎖形スイッチギヤを側面方向から見た組立分解図である。図において、実施の形態6の金属閉鎖形スイッチギヤは、図1、図2に示すものと同様の保持装置の柱部材11、12、13、14に設けられた固定用の穴11a、12a、13a、14a(図2(a)、(b)にも図示)を利用して、正面側に制御部を収容する箱500を接続し、裏面側に外線ケーブルを収容する箱600を接続し、さらに正面扉300、及び裏面扉400を取付けることで真空遮断器2回路分のスイッチギヤとして構成したものである。
上記のように構成された実施の形態6によれば、図1に示すものと同様の保持装置の幅がそのままスイッチギヤの幅となっており、従来のようにスイッチギヤの筐体枠の内部に引出形機器の保持装置を組込むものに比べてスイッチギヤの外幅寸法を小さくすることができる。そのため、設置スペースが狭い場所へも据え付けられるほか、小型化により資源の節約もできるなど多くの効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。例えば、引出形機器が真空遮断器である場合について説明したが、これに限定されるものではなく、変圧器など他の引出形機器であっても良い。なお、その場合、接続端子51、52の構成などは引出形機器に応じて適宜変更される。
11、12、13、14 柱部材、 11a、12a、13a、14a 穴、 21 上部床部材、 22 下部床部材、 30、31、32 フレーム部材、 33、34 フレーム、 4、4A、4B 絶縁部材、 51 接続端子、 51a 上端子、 51b 下端子、 52 接続端子、 52a 上端子、 52b 下端子、 6 接続導体、 60、60A 導体、 7(7A、7B) 引出形機器、 71 接続部材、 72 車輪、 100、101 柱部材、 200 外箱、 300 正面扉、 400 裏面扉、 250、500、600 箱。

Claims (4)

  1. 引出形機器を上下2段に配置し得るようにした引出形機器の保持装置であって、上段の上記引出形機器を保持する上部床部材と、下段の上記引出形機器を保持する下部床部材と、これら上部床部材及び下部床部材を所定位置に固定する上下段共通の複数の柱部材と、背面側の上記柱部材に対して直接的または間接的に絶縁支持され、上記引出形機器の背面側に設けられた接続部材に対して電気的に接続される複数の接続端子を備え、上段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子、並びに下段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子からなる上記接続端子が、相数に応じた数だけ水平方向に並設されているとともに、上段の上記下端子及び下段の上記上端子は、背面側の上記柱部材における上下方向中央部に水平方向に固定された上下段共通のフレーム部材に対して絶縁支持されていることを特徴とする引出形機器の保持装置。
  2. 上段の上記下端子及び下段の上記上端子は、上下方向に延在する接続導体によって最短距離で電気的に接続されていることを特徴とする請求項記載の引出形機器の保持装置。
  3. 引出形機器を上下2段に配置し得るようにした引出形機器の保持装置であって、上段の上記引出形機器を保持する上部床部材と、下段の上記引出形機器を保持する下部床部材と、これら上部床部材及び下部床部材を所定位置に固定する上下段共通の複数の柱部材と、背面側の上記柱部材に対して直接的または間接的に絶縁支持され、上記引出形機器の背面側に設けられた接続部材に対して電気的に接続される複数の接続端子を備え、上段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子、並びに下段の上記引出形機器の接続部材に接続される上端子及び下端子からなる上記接続端子が、相数に応じた数だけ水平方向に並設されているとともに、上記接続端子は、背面側の上記柱部材に対して固定された区画部材を兼ねるブッシングによって絶縁支持されていることを特徴とする引出形機器の保持装置。
  4. 上段の上記下端子、下段の上記上端子、及び、これら上段の上記下端子と下段の上記上端子を電気的に接続する接続導体を、成形された1本の導体によって構成したことを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の引出形機器の保持装置。
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