JP6077866B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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この発明は、車両の衝突時等にエアバッグを膨張させて乗員を保護するエアバッグ装置に関する。
車両の衝突時にインフレータのガス噴出孔から噴出するガスによってエアバッグを車内に膨張させて乗員を保護するエアバッグ装置が特許文献1や2等に開示されている。
例えば特許文献1に開示された運転席用エアバッグ装置50は、図5に示すように、ステアリングホイール51のカバー52の内周面にリテーナ53がボルト等で固定され、リテーナ53にエアバッグモジュール54が支持されている。
エアバッグモジュール54は、高圧ガスを発生させるインフレータ55と、折り畳まれていて高圧ガスで膨張させられるエアバッグ56と、エアバッグ56の基部56aをリテーナ53に固定するリングプレート57とを有する。リテーナ53の前面にはインフレータ55の外周に設けたフランジ55aが固定され、リテーナ53の後面と固定リング57との間にエアバッグ56の基部が挟まれて固定されている。
ここで、エアバッグ装置50は例えば図6に示すようなリテーナー53とインフレータ55の連結構成を備えている。即ち、リングプレート57に取り付けた締結用ボルト58は、リテーナ53に形成した穴53aと、インフレータ55のフランジ部55aに形成した穴55bとを挿通してナット59を螺合させることで締結されている。そのため、インフレータ55は例えば略円筒状の外周面を有しており、この外周面にはガス噴出孔60が所定間隔で形成されており、外周面のエアバッグ56と反対側の端部にはフランジ55aが突出して形成されている。
このようなフランジ55aを設けたインフレータ55は特許文献2に記載されたエアバッグ装置にも配設されている。
特開2004−314738号公報 特開2000−52914号公報
しかしながら、上述した特許文献1や特許文献2に記載されたエアバッグ装置50におけるインフレータ55は、フランジ55aを突出して形成する必要があるため、フランジ分の重量が増大し、エアバッグ56の製造工程で工数がかかるため加工コストが上昇する欠点があった。しかも、4つのナット59でインフレータ55のフランジ55aをボルト58と締結するため、組み立てコストが上昇するという欠点もあった。また、インフレータ55のフランジ55aが外側に突出するため、インフレータ55の高さ位置によってはエアバッグ装置50のレイアウトの規制が大きかった。
本発明は、このような課題に鑑みて、インフレータのフランジをなくして軽量化とコストダウンを達成できるようにしたエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るエアバッグ装置は、折り畳まれた袋状のエアバッグと、該エアバッグに膨張用のガスを供給するインフレータと、エアバッグとインフレータを保持するリテーナーとを備えたエアバッグ装置であって、リテーナーとインフレータの一方に雌ねじ形状部を形成し、他方に雄ねじ形状部を形成し、雌ねじ形状部と雄ねじ形状部はエアバッグから離間する方向に径が大きくなるテーパ面に形成され、雌ねじ形状部と雄ねじ形状部を螺合することでインフレータがリテーナーに保持されていることを特徴とする。
本発明によるエアバッグ装置によれば、リテーナーとインフレータを一方の雌ねじ形状部と他方の雄ねじ形状部とで螺合することで連結することができ、しかも、インフレータにフランジを設けないため、軽量化を達成できると共にインフレータを小型化でき、製造コストと組み立てコストを低減できる上にエアバッグのレイアウトの規制が小さくなる。
また、ガス噴出の際にエアバッグ展開時の衝撃によって、雄ねじ形状部や雌ねじ形状部のねじ山が仮に潰れたとしても、インフレータとリテーナの挿入孔が雄ねじ形状部と雌ねじ形状部のテーパ面同士で当接しているのでインフレータがエアバッグ側に抜けることを防止できる。
また、リテーナーはインフレータを挿入可能な挿入孔を有し、該挿入孔の内周面に雌ねじ形状部が形成されていることが好ましい。
また、インフレータの外周面に雄ねじ形状部が形成されていることが好ましい。
リテーナーの挿入孔内面に雌ねじ形状部を形成したから、インフレータの外周面に形成した雄ねじ形状部をエアバッグと反対側から或いはエアバッグ側から挿入して螺合できる。
また、雄ねじ形状部と雌ねじ形状部の間にシール部材が設けられていることが好ましい。
雄ねじ形状部と雌ねじ形状部はシール部材を介して気密に螺合されているから、ねじ締結部の緩みを防止できると共に、インフレータから発生するガスの漏洩を防止できる。
本発明に係るエアバッグ装置によれば、インフレータにフランジを設けることなくリテーナに雄ねじ形成部と雌ねじ形成部で直接固定できるから、インフレータの軽量化と加工コストの低下を実現できると共に、エアバッグ装置の組み立てコストを低減できる。
本発明の実施形態によるエアバッグ装置の要部分解斜視図である。 実施形態によるエアバッグ装置において、リテーナーとインフレータを連結させた状態の要部斜視図である。 図2に示すリテーナーとインフレータの中央縦断面図である。 図3に示すA部拡大図である。 従来のエアバッグ装置の要部断面図である。 従来のエアバッグ装置におけるエアバッグとリテーナーとインフレータの分解斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明においては、特別に断らない限り、上下については車両に対しての上下を意味するものとする。
図1乃至図4は本発明の実施形態によるエアバッグ装置1を示すものである。図1及び図2に示すエアバッグ装置1の要部において、折り畳まれた袋状のエアバッグ2の基部2aは、固定リング3とリテーナ4との間に挟持され、図示しないボルトとナット等の各種の締結手段で固定されている。
リテーナー4は板形状の略中央にインフレータ5を固定するための挿入孔4aが形成され、挿入孔4aの内周面4bは例えば傾斜の小さなテーパ面からなる略円錐台形状に形成され、内周面4bに雌ねじからなる雌ねじ形状部6が形成されている。
また、インフレータ5は外周面5aが略円筒状に形成され、外周面5aの上部領域7にはガスを噴出するためのガス噴出孔7aが周方向に所定間隔で形成されている。また、インフレータ5の外周面5aの下部領域8は、例えば傾斜の小さなテーパ面からなる略円錐台形状に形成され、リテーナ4の雌ねじ形状部6に螺合する雄ねじ形状部9が形成されている。なお、本実施形態において、上部とはエアバッグ2側であり、下部とはエアバッグ2と反対側(スクイブ側)である。
ここで、リテーナー4は例えば金属製や合成樹脂製とされ、リテーナ4が金属製である場合には少なくとも挿入孔4aの板厚は負荷や圧力による応力集中が発生しないように等しい肉厚であり、肉厚が減少する部分がないことが好ましい。しかも、図3及び図4に示すように、挿入孔4aの内周面4bに形成した雌ねじ形状部6はねじ部が緩やかな山部と谷部で形成され、少なくとも2山以上のかかり代が形成されている。
また、リテーナ4が合成樹脂製である場合も、強度を充分確保できる肉厚に成形するものとし、金属製の場合と同様の構成を有している。
また、インフレータ5も、リテーナー4と同様に金属製や合成樹脂製で形成されているものとする。外周面5aの下部領域8に形成した雄ねじ形状部9もねじ部が緩やかな山部と谷部で形成され、少なくとも2山以上のかかり代が形成されている。
また、図3及び図4に示すように、リテーナー4の挿入孔4aの内周面4bはエアバッグ2から離間する方向に内径が大きくなるように小さな傾きのテーパ面に形成されている。同様にインフレータ5の外周面5aにおける下部領域8もエアバッグ2から離間する方向に外径が大きくなるように小さな傾きのテーパ面に形成されている。
そのため、リテーナー4の挿入孔4aの雌ねじ形状部6にインフレータ5の雄ねじ形状部9を螺合させた際、テーパの傾きが小さいために雌ねじ形状部6と雄ねじ形状部9の螺合を妨げない。そして、いずれかのねじ山が潰れたとしても、雌ねじ形状部6と雄ねじ形状部9がテーパ状に形成されているので、インフレータ5が挿入孔4aの上側(エアバッグ2側部分)に抜けることを防止できる。
しかも、インフレータ5の雄ねじ形状部9にはシールテープ12が全周に亘って予め1層または複数層巻回して貼り付けられている。そのため、リテーナー4の雌ねじ形成部6にインフレータ5の雄ねじ形成部9を螺合させた状態で、シールテープ12はパッキンの機能を発揮し、インフレータ5のガス噴出孔7aから噴出するガスが外部に漏れることを防止できる。
なお、エアバッグ装置1の他の構成は従来のエアバッグ装置50と同様である。
本実施形態によるエアバッグ装置1は上述の構成を備えたから、インフレータ5の雄ねじ形状部9をリテーナー4の挿通孔4aの雌ねじ形状部6に螺合させることで上部領域7を挿入孔4aから突出させた位置で互いに固定でき、フランジを設けないようにしてインフレータ5を軽量化できると共に製造コストを低減できる。
しかも、雄ねじ形状部9に予めシールテープ12を巻回して雌ねじ形状部6と気密に螺合させたので、ガス漏れを防止できる。
また、リテーナー4の挿入孔4aの雌ねじ形状部6とインフレータ5の雄ねじ形状部9をテーパ面状に形成したので、ガスが噴出する際、エアバッグ展開時の衝撃によってねじ山が潰れたとしてもインフレータ5が対面側、即ちエアバッグ2側に抜けることを防止でき、フランジがなくても確実に固定保持できる。
なお、本発明によるエアバッグ装置は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や置換等が可能である。
例えば、リテーナー4の挿入孔4aの内周面4bとインフレータ5の外周面5aに形成するテーパ面は、実施形態では雌ねじ形状部6と雄ねじ形状部9の全長に設けたが、少なくとも一部分に形成すればよく、インフレータ5の抜けを防止できる。
また、雄ねじ形状部9にシールテープ11を巻回して貼り付けるようにしたが、シールテープに限定されることなく例えばフィルム状のゴムや粘着剤等でもよく、雌ねじ形状部6と雄ねじ形状部9の間に介在して気密にシールできるシール部材であればよい。また、シールテープ等のシール部材を設けなくてもよい。
また、インフレータ5の外周面5aに雄ねじ形状部9を形成し、リテーナ4の挿入孔4aに雌ねじ形状部6を形成したが、雄ねじ形状部9と雌ねじ形状部6の配置は逆にしてもよい。
また、インフレータ5の外周面5aに雄ねじ形状部9を形成し、リテーナ4の挿入孔4aに雌ねじ形状部6を形成し、エアバッグ2から離間する方向に内径が大きくなるよう小さな傾きのテーパ面を形成したが、テーパ面は形成しないでそれぞれ円筒面に形成してもよい。この場合には、雄ねじ形状部9と雌ねじ形状部6の螺合性が向上する。
1 エアバッグ装置
2 エアバッグ
4 リテーナー
4a 挿入孔
5 インフレータ
5a 外周面
6 雌ねじ形状部
9 雄ねじ形状部
12 シールテープ

Claims (4)

  1. 折り畳まれた袋状のエアバッグと、該エアバッグに膨張用のガスを供給するインフレータと、前記エアバッグとインフレータを保持するリテーナーとを備えたエアバッグ装置であって、
    前記リテーナーとインフレータの一方に雌ねじ形状部を形成し、他方に雄ねじ形状部を形成し、
    前記雌ねじ形状部と雄ねじ形状部は前記エアバッグから離間する方向に径が大きくなるテーパ面に形成され、
    前記雌ねじ形状部と雄ねじ形状部を螺合することで前記インフレータがリテーナーに保持されていることを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 前記リテーナーはインフレータを挿入可能な挿入孔を有し、該挿入孔の内周面に前記雌ねじ形状部が形成されている請求項1に記載されたエアバッグ装置。
  3. 前記インフレータの外周面に前記雄ねじ形状部が形成されている請求項1または2に記載されたエアバッグ装置。
  4. 前記雄ねじ形状部と雌ねじ形状部の間にシール部材が設けられている請求項1乃至3のいずれか1項に記載されたエアバッグ装置。
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