JP6077465B2 - 熱可塑性ポリマー用の難燃剤−安定化剤の組み合わせ - Google Patents

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Description

本発明は、熱可塑性ポリマー用の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、並びにこの難燃剤−安定化剤の組み合わせを含むポリマー成形材料及び成形体に関する。
ポリマーとも称される熱可塑性プラスチックの加工は、幾つかの例外を除いて、溶融物の状態で行われる。プラスチックは、それの化学的構造に変化を起こすことなく、それに伴って起こる構造変化及び状態変化に耐えることは殆ど無い。その結果として、架橋、酸化、分子量変化、並びにそれによる物理的及び技術的性質の変化が起こり得る。加工中のポリマーへの負荷を減らすために、プラスチックに応じて様々な添加剤が使用される。一般的に、望ましくない変化プロセス、例えば架橋または分解反応を阻止するかまたは少なくとも抑制する安定化剤が加えられる。更に、大概のプラスチックには潤剤が混入され、これは第一には、溶融物の流動挙動を改善する役割を持つ。
一般的に、各々がそれぞれの役割を担う多数の様々な添加剤が同時に使用される。例えば、酸化防止剤及び安定化剤は、プラスチックが化学的なダメージを被ることなく加工を耐えて、次いで長期間にわたって、外的な影響、例えば熱、UV光、天候及び酸素(空気)に対して安定であるように、使用される。滑剤は、流動挙動の向上の他に、高温の機械部材に対するプラスチック溶融物の強すぎる粘着を防ぎ、かつ顔料、フィラー及び強化物質の分散剤として働く。
難燃剤を使用することによって、溶融物での加工の時のプラスチックの安定性に影響を及ぼすことができる。難燃剤は、国際的な規格によるプラスチックの十分な難燃性を保証するためにしばしば高配合量で添加しなければならない。高温での難燃作用に必要なそれらの化学的な反応性の故に、難燃剤は、プラスチックの加工安定性を損ねる恐れがある。例えば、増強されたポリマー分解、架橋反応、ガスの放出または着色などが起こり得る。これらは、難燃剤を使用しない場合のプラスチック加工の時は、場合により全く起こらないかまたは弱まった形でしか起こらない効果である。
難燃剤を添加しない場合には、ポリアミドは、例えば少量の銅ハロゲン化物並びに芳香族アミン及び立体障害性フェノールによって安定化され、この際、高い持続使用温度での長期安定性の達成が強調されている(H.Zweifel(Ed.):“Plastics Additives Handbook”,5thEdition,Carl Hanser Verlag,Muenchen,2000,80〜84頁)(非特許文献1)。
ポリアミドやポリエステルなどの熱可塑性ポリマー用には特に、ホスフィン酸の塩(ホスフィネート)が有効な防炎性添加剤であることが分かっている(DE−A−2252258(特許文献1)及びDE−A−2447727(特許文献2))。ホスフィン酸カルシウム及びホスフィン酸アルミニウムは、ポリエステル中で特に有効に作用するものと記載されており、そして例えばアルカリ金属塩と比べてポリマー成形材料の材料特性を損ねない(EP−A−0699708(特許文献3))。
更に、ホスフィネートと特定の窒素含有化合物との相乗性の組み合わせが見出されており、これは、ホスフィネート単独の場合と比べて、多くのポリマーにおいて難燃剤としてより効果的に作用する(PCT/EP97/01664(特許文献4)並びにDE−A−19734437(特許文献5)及びDE−A−19737727(特許文献6))。
リン含有難燃剤でのポリマー成形材料の安定化のためには、カルボジイミド、イソシアネート及びイソシアヌレートが有効であることが分かっている(DE−A−19920276(特許文献7))。
ポリアミド中でリン含有難燃剤を使用する時は特に、就中、加工時に発生する着色及び分子量の低下などの効果を抑制するためには、これまで開示された安定化剤の作用は不十分であることが分かっている。
DE−A−19614424(特許文献8)は、ポリエステル及びポリアミド中での窒素相乗剤と組み合わせたホスフィネートを開示している。DE−A−19933901(特許文献9)は、ポリエステル及びポリアミドのための難燃剤としての、メラミンポリホスフェートと組み合わせたホスフィネートを開示している。しかし、この非常に有効な難燃剤の使用の時は、特に300℃を超える加工温度の際には、部分的なポリマー分解並びにポリマーの着色が起こる恐れがある。
EP−A−0794189(特許文献10)は、難燃剤としての亜ホスホン酸塩を開示している。この亜ホスホン酸は、一般式RHP(O)(OH)から誘導され、好ましい塩はアルミニウム塩またはカルシウム塩であり、Rは、C原子数1〜12のアルキル基またはアリール基またはアルキルアリール基である。しかし、配合量は、ポリエステル中20〜30%と比較的多い。
US−A−2008/0132619(特許文献11)は、300℃から気化し始めるホスフィン酸塩を、より揮発性の低いホスフィン酸塩と比較して有効な難燃剤添加剤として記載している。
PCT/US2006/045770(特許文献12)は、ジアルキルホスフィン酸の金属塩とモノアルキルホスフィン酸の金属塩の混合物を含む難燃性熱可塑性ポリマーを記載している。モノアルキルホスフィン酸塩の含有率は0.5〜50%である。イソブチルホスフィン酸の塩しか記載されていない。
しかし、揮発性が比較的高いホスフィン酸塩の使用の場合の欠点は、射出成形の際に金型付着物が生ずること、湿気が高く暖かい貯蔵条件の際に滲出物が生じること、並びにコンパウンド化の際に放出物が生ずることである。
DE−A−2252258 DE−A−2447727 EP−A−0699708 PCT/EP97/01664 DE−A−19734437 DE−A−19737727 DE−A−19920276 DE−A−19614424 DE−A−19933901 EP−A−0794189 US−A−2008/0132619 PCT/US2006/045770 WO96/16948 WO−A−98/39306
H.Zweifel(Ed.):"Plastics Additives Handbook",5thEdition,Carl Hanser Verlag,Muenchen,2000,80〜84頁)
驚くべきことに、特定のモノアリールホスフィン酸塩が、選択された相乗剤、場合により及び更に別の安定化剤と一緒に、ポリマー用の効果的な難燃剤系であり、またそれと同時にポリマー分解や、付着物または堆積物を生じないことが見出された。
それ故、本発明は、モノアリールホスフィン酸の塩(成分A)と窒素含有相乗剤またはリン−窒素難燃剤(成分B)、場合により及び更に別の成分(成分C)並びに場合により他の成分を含んでなる混合物に関する。
それ故、本発明の対象は、成分Aとして50〜95重量%の一般式(I)のモノアリールホスフィン酸塩;
Figure 0006077465
[式中、
は、置換されていないかもしくは置換されたC−C15−アリール基またはC−C16−アルキルアリール基またはC−C16−アリールアルキル基を意味し、
Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Zn、Fe、Zr、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K及び/またはプロトン化された窒素塩基を意味する]
成分Bとして5〜50重量%の窒素含有相乗剤及び/またはリン/窒素難燃剤;成分Cとして0〜10重量%の酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マンガン、酸化スズ、水酸化アルミニウム、ベーマイト、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイト、ハイドロカルマイト、水酸化カルシウム、水酸化亜鉛、酸化スズ水和物、水酸化マンガン、ホウ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛及び/またはスズ酸亜鉛;成分Dとして0〜3重量%の、ホスホナイトのまたはホスホナイト/ホスファイト混合物の混合物、及び成分Eとして0〜3重量%の、C原子数14〜40の長鎖脂肪族カルボン酸のエステルまたは塩を含み、ここで成分A〜Eの合計は常に100重量%である、難燃剤−安定化剤の組み合わせである。
驚くべきことに、上記のモノホスフィン酸の塩と、窒素含有相乗剤またはリン/窒素難燃剤との本発明の組み合わせは、成分Cと一緒になって、EP−A−0794189(特許文献10)に記載のようなモノアルキル−もしくはモノアリールホスフィン酸の塩を単独の難燃剤として使用した場合と比べて、ポリマーに配合した時に、明らかに向上した難燃作用及び明らかに向上した安定性を示すことが見出された。
窒素含有相乗剤またはリン/窒素難燃剤、及び特定の金属化合物(成分C)を添加することによって、難燃作用を顕著に向上しそしてポリマー分解を防ぐことができる。更に、金型付着物及び滲出物は観察されない。
本発明の組み合わせは、溶融物の状態で加工する時のプラスチックの着色を低減し、そしてより小さな分子量を有する単位へのプラスチックの分解を抑制する。
好ましくは、Rは、フェニルもしくはナフチルまたはモノ−、ジ−もしくはトリ−メチル置換フェニル、例えば2,4,6−トリメチルフェニルを意味する。
好ましくは、該難燃剤−安定化剤の組み合わせは、50〜80重量%の成分A、20〜50重量%の成分B、0.1〜10重量%の成分C、0〜3重量%の成分D、及び0〜2重量%の成分Eを含む。
特に好ましくは、該難燃剤−安定化剤の組み合わせは、50〜75重量%の成分A、25〜50重量%の成分B及び2〜10重量%の成分C、0.1〜2重量%の成分D及び0〜1重量%の成分Eを含む。
好ましくは、成分Bはメラミンの縮合生成物である。メラミンの縮合生成物は、例えば、メレム、メラムまたはメロン、あるいはより高度に縮合されたこれらのタイプの化合物、並びにこれらの混合物であり、そして例えばWO−A−96/16948(特許文献13)に記載のような方法によって製造することができる。
好ましくは、リン/窒素難燃剤は、メラミンとリン酸または縮合リン酸との反応生成物、あるいはメラミンの縮合生成物とリン酸または縮合リン酸との反応生成物、並びに上記の生成物の混合物である。
リン酸または縮合リン酸との反応生成物とは、メラミンまたは縮合メラミン化合物、例えばメラム、メレムまたはメロンなどと、リン酸との反応によって生ずる化合物のことと解される。これの例は、ジメラミンホスフェート、ジメラミンピロホスフェート、メラミンホスフェート、メラミンピロホスフェート、メラミンポリホスフェート、メラムポリホスフェート、メロンポリホスフェート及びメレムポリホスフェート、または混合ポリ塩、例えばWO−A−98/39306(特許文献14)に記載のものなどである。
好ましくは、リン/窒素難燃剤は、式(NH3−yPOまたは(NHPO(式中、yは1〜3であり、zは1〜10,000である)の窒素含有ホスフェートである。
好ましくは、窒素含有相乗剤は、次式(II)〜(VII)のものまたはこれらの混合物、あるいはトリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートと芳香族ポリカルボン酸とのオリゴマー性エステルである。
Figure 0006077465
式中、
〜Rは、水素、C−C−アルキル、C−C16−シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル(これらは、場合により、ヒドロキシ官能基またはC−C−ヒドロキシアルキル官能基で置換されている)、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、−アシル、−アシルオキシ、C−C12−アリールまたは−アリールアルキル、−OR及びN−脂環式もしくはN−芳香族系を含む−N(R)Rを意味し、
は、水素、C−C−アルキル、C−C16−シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル(これらは場合によりヒドロキシ官能基またはC−C−ヒドロキシアルキル官能基で置換されている)、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、−アシル、−アシルオキシまたはC−C12−アリールもしくは−アリールアルキルを意味し、
〜R10は、Rと同じ基、並びに−O−Rを意味し、
m及びnは、互いに独立して、1、2、3または4を意味し、
Xは、トリアジン化合物(II)と付加物を形成することができる酸を意味する]
好ましくは、窒素含有相乗剤は、ベンゾグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、アラントイン、グリコールウリル、メラミン、メラミンシアヌレート、ジシアンジアミド、グアニジン、カルボジイミドである。
好ましくは、ホスファイト及びホスホナイト(成分D)は、トリフェニルホスファイト、ジフェニルアルキルホスファイト、フェニルジアルキルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジステアリルペンタエリトリトールジホスファイト、トリス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、ジイソデシルペンタエリトリトール−ジホスファイト、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ペンタエリトリトールホスファイト、ビス−(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス−イソデシルオキシ−ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)−ペンタ−エリトリトールジホスファイト、ビス−(2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、トリステアリル−ソルビトール−トリホスファイト、テトラキス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12H−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12−メチル−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)−メチルホスファイト及び/またはビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチル−フェニル)−エチルホスファイトである。
成分Eとして適したものは、典型的にはC14〜C40の鎖長を有する長鎖脂肪族カルボン酸(脂肪酸)のエステルまたは塩である。エステルは、上記のカルボン酸と慣用の多価アルコール、例えばエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパンまたはペンタエリトリトールとの反応生成物である。上記のカルボン酸の塩としては、中でも、アルカリ金属塩もしくはアルカリ土類金属塩、またはアルミニウム塩及び亜鉛塩が考慮される。
また本発明は、本発明の難燃剤−安定化剤の組み合わせを、プラスチック成形材料を基準に2〜50重量%の総量で含む、防炎性プラスチック成形材料にも関する。
好ましくは、プラスチックは、HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネートの種の熱可塑性ポリマー、あるいはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPPE/HIPS(ポリフェニレンエーテル/HIポリスチレン)プラスチックのタイプのブレンドまたはポリマーブレンドである。
好ましくは、該防炎性プラスチック成形材料は、
50〜98重量%のプラスチック成形材料、
2〜50重量%の本発明の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、
0〜50重量%の添加剤、
を含む。
最後に、本発明は、本発明の難燃剤−安定化剤の組み合わせを含むポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維に関する。
該ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維は、HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、及びABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)のタイプのブレンドまたはポリマーブレンド、ポリアミド、ポリエステル及び/またはABSであることを特徴とする。
好ましくは、該ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維は、該難燃剤−安定化剤の組み合わせを、ポリマー含有量を基準にして2〜50重量%の総量で含む。
好ましくは、該ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維は、
50〜98重量%のポリマー、
2〜50重量%の、請求項1〜12の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、あるいは請求項13または14に記載の防炎性プラスチック成形材料、
0〜50重量%の添加剤、
を含む。
モノアリールホスフィン酸の塩と窒素含有相乗剤またはリン−窒素難燃剤との本発明の組み合わせには他の添加剤、例えば酸化防止剤、UV吸収剤、光保護剤、フィラー及び強化材、滑剤及び離型剤、金属失活剤または核形成剤を加えることができる。これらの追加の添加剤は、難燃剤の添加の前に、またはそれと一緒にまたはその後にポリマーに加えることができる。この際、添加剤、並びに難燃剤の投入は、固形物として、または溶液もしくは溶融物で、並びに固形のもしくは液状の混合物の形またはマスターバッチ/濃厚物の形で行うことができる。
好ましくは、成分Cはホウ酸亜鉛またはスズ酸亜鉛である。
好ましくは、成分Cはジハイドロタルサイトまたはベーマイトである。
好ましくは、Mはカルシウム、アルミニウムまたは亜鉛を意味する。
プロトン化された窒素塩基とは、好ましくは、アンモニア、メラミン、トリエタノールアミンのプロトン化された塩基、特にNH と解される。
特に好ましくは、リン/窒素難燃剤はメラミンポリホスフェートである。
好ましくは、リン/窒素難燃剤は、リン酸水素アンモニウム、リン酸二水素アンモニウムまたはポリリン酸アンモニウムである。
本発明の難燃剤−安定化剤の組み合わせは、カルボジイミドも含むことができる。
好ましくは、成分Eは、ステアリン酸のエステルまたは塩、例えばモノステアリン酸グリセリンまたはステアリン酸カルシウムである。
好ましくは、成分Eは、モンタンワックス酸とエチレングリコールとの反応生成物である。
好ましくは、前記反応生成物は、エチレングリコール−モノモンタンワックス酸エステル、エチレングリコール−ジモンタンワックス酸エステル、モンタンワックス酸、及びエチレングリコールの混合物である。
好ましくは、成分Eは、モンタンワックス酸とカルシウム塩との反応生成物である。
特に好ましくは、前記反応生成物は、1,3−ブタンジオール−モノモンタンワックス酸エステル、1,3−ブタンジオール−ジモンタンワックス酸エステル、モンタンワックス酸、1,3−ブタンジオール、モンタン酸カルシウム、及びカルシウム塩の混合物である。
該難燃剤−安定化剤の組み合わせ中の成分A、B及びCの量比は、本質的に、意図する使用分野に依存し、広い範囲で変えることができる。使用分野に応じて、該難燃剤−安定化剤の組み合わせは、50〜95重量%の成分A、5〜50重量%の成分B、及び0.1〜10重量%の成分Cを含む。成分D及びEは、互いに独立して、0〜3%で加えられる。
特に好ましくは、プラスチックはポリアミド、ポリエステル及びPPE/HIPSブレンドである。
特に好ましくは、該難燃剤−安定化剤の組み合わせは、該プラスチック成形材料中に、それを基準にして10〜30重量%の総量で使用される。
特に好ましくは、該ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維は、該難燃剤−安定化剤の組み合わせを、ポリマー含有量を基準にして10〜30重量%の総量で含む。
特定の実施形態の一つでは、該ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維は、50〜80重量%の成分A、20〜50重量%の成分B、0.1〜10重量%の成分C、0〜3重量%の成分D及び0〜3重量%の成分Eからなる難燃剤−安定化剤の組み合わせをポリマー含有量を基準にして2〜30重量%の量で含む。
上記の添加剤は、様々なプロセスステップにおいてプラスチックに配合することができる。例えばポリアミドまたはポリエステルの場合には、重合/重縮合の開始時に既にまたはそれの終了時に、あるいはその後のコンパウンド化プロセスの時に、添加剤をポリマー溶融物中に混入することができる。更に、添加剤を後になって初めて加える加工方法もある。これは、特に、顔料−または添加剤マスターバッチの使用の時に実施される。更に、特に粉末状の添加剤を、場合により乾燥プロセスによって暖められたポリマーグラニュール上にドラムミキサーを使用して混合する手法もある。
好ましくは、該難燃剤−安定化剤の組み合わせは、グラニュール、フレーク、細粒物(Feinkorn)、粉末及び/または微粒物(Micronisat)として存在する。
好ましくは、該難燃剤−安定化剤の組み合わせは、固形物の物理的混合物として、溶融物混合物として、圧密物として、押出物としてまたはマスターバッチの形で存在する。
好ましくは、該混合物は、ポリアミドまたはポリエステルの成形材料に使用される。適当なポリアミドは、例えばDE−A−19920276(特許文献7)に記載されている。
好ましくは、ポリアミドは、アミノ酸タイプ及び/またはジアミン−ジカルボン酸タイプのものである。
好ましくは、ポリアミドは、ポリアミド6、ポリアミド66、ポリアミド6.10、ポリアミド4.6、ポリアミド4T、ポリアミド6T/66、ポリアミド9T、ポリアミド10T、ポリアミド11、ポリアミド12またはポリアミドMXD6である。
好ましくは、ポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレートである。
好ましくは、ポリアミドまたはポリエステルは、変性されないか、あるいは着色、充填、未充填、強化、未強化、または他の方法で改質される。
1.使用成分
市販ポリマー(グラニュール):
ポリアミド6.6(PA6.6−GV):Ultramid(登録商標)A27(BASF AG,D)
ポリブチレンテレフタレート(PBT):Ultradur(登録商標)B4500(BASF AG,D)
ガラス繊維Vetrotex(登録商標)983 EC 10 4.5mm(Saint−Gobain−Vetrotex,D)
ガラス繊維Vetrotex(登録商標)952 EC 10 4.5mm(Saint−Gobain−Vetrotex,D)
難燃剤(成分A):
EP−A−0794189(特許文献10)の例2に従い製造したモノフェニルホスフィン酸のアルミニウム塩、以下PHEPALと称する。
難燃剤相乗剤(成分B):
メラミンポリホスフェート(MPPと称する):Melapur(登録商標)200(Ciba SC,CH)
メラミンシアヌレート(MCと称する):Melapur(登録商標)MC50(Ciba SC,CH)
メレム:Delacal(登録商標)420(Delamin Ltd,UK)
成分C:
ホウ酸亜鉛Firebrake(登録商標)ZB及びFirebrake(登録商標)500,Borax,USA
ベーマイトApyral(登録商標)AOH 60,Nabaltec,Schwandorf,D
スズ酸亜鉛Flamtard(登録商標)S,William Blythe,GB
ホスホナイト(成分D):
Sandostab(登録商標)P−EPQ,Clariant,D
ワックス成分(成分E):
Licomont(登録商標)CaV 102,Clariant,D(モンタンワックス酸のCa塩)
Licowax(登録商標)E,Clariant,D(モンタンワックス酸のエステル)
2.防炎性プラスチック成形材料の製造、加工及び試験
難燃剤成分を、表に記載の比率で、ホスホナイト、滑剤及び安定化剤と混合し、そして二軸スクリュー押出機(タイプLeistritz ZSE 27/44D)の側部供給部を介して260〜310℃の温度でPA6.6中にまたは250〜275℃の温度でPBT中に配合した。ガラス繊維を、第二の側部供給部を介して加えた。均一化されたポリマーストランドを引き抜き、水浴中で冷却し、次いで造粒した。
十分な乾燥の後に、成形材料を、射出成形機(タイプArburg 320 C Allrounder)で250〜300℃の材料温度で試験片に加工し、そしてUL94試験(Underwriter Laboratories)に基づいて難燃性に関して試験、分類した。
成形材料の流動性を、275℃/2.16kgでメルトボリュームインデックス(MVR)を求めることにより測定した。MVR値の強い上昇は、ポリマーの分解を示す。
個々のシリーズの全ての試験は、他に記載がなければ、比較のために同じ条件(温度プログラム、スクリュー形状、射出成形パラメータなど)で行った。
処方V1〜V2はポリアミド66GF中での比較例であり、PHEPALを相乗剤無しで、すなわち単独で使用した。
本発明の難燃剤混合物をポリアミド66GF中で使用した結果を例B−1〜B−7に列記する。全ての量は重量%として示す。
Figure 0006077465
上記の例から、PHEPAL及びMPPもしくはメレム及びホウ酸亜鉛もしくはベーマイトの成分からなる本発明の混合物が、PHEPALの単独使用と比べて、向上した防火挙動(20%の添加でV−0が達成される)、良好な加工性(平滑なポリマーストランド)、ポリマー分解無し(高い耐衝撃性及びノッチ付き耐衝撃性)、及び湿気が高く暖かい貯蔵での滲出物無しという効果を示すこことが分かる。PHEPALを単独で使用した場合には、30%の添加量で初めてUL−94V−0が達成される(V−2)。
PA6.6へ難燃剤としてPHEPAL及びMPPを配合することは確かにUL94V−0を与えるが、滲出物及び粗いポリマーストランド、成形材料の灰色の着色、滲出物及び高いメルトインデックスを招く(B−1)。ホウ酸亜鉛を加えることによって、灰色の着色を防ぎ、そして滲出物を明らかに減少することができる。
Figure 0006077465
PHEPAL単独の配合(例V−3、V−4)は、低い溶液粘度から示されるように明らかなポリマーの分解を招く。機械的値も、難燃性化していないPBTと比べて低い。PHEPALと窒素相乗剤及び他の添加剤との組み合わせによって、ポリマーの分解がほぼ完全に抑えられ、防火クラスV−0が達成され、かつ機械的値が向上される。

本願は特許請求の範囲に記載の発明に係るものであるが、本願の開示は以下も包含する。
1.
熱可塑性ポリマー用の難燃剤−安定化剤の組み合わせであって、
成分Aとして50〜95重量%の以下の一般式(I)のモノアリールホスフィン酸塩;
Figure 0006077465
[式中、
は、置換されていないかもしくは置換されたC −C 15 −アリール基またはC −C 16 −アルキルアリール基またはC −C 16 −アリールアルキル基を意味し、
Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Zn、Fe、Zr、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K及び/またはプロトン化された窒素塩基を意味する]
成分Bとして、5〜50重量%の窒素含有相乗剤及び/またはリン/窒素難燃剤;
成分Cとして、0〜10重量%の酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マンガン、酸化スズ、水酸化アルミニウム、ベーマイト、水酸化マグネシウム、ハイドロタルサイト、ハイドロカルマイト、水酸化カルシウム、水酸化亜鉛、酸化スズ水和物、水酸化マンガン、ホウ酸亜鉛、ヒドロキシスズ酸亜鉛、及び/またはスズ酸亜鉛;
成分Dとして、0〜3重量%の、ホスホナイトまたはホスホナイト/ホスファイト混合物からなる混合物、及び
成分Eとして0〜3重量%の、C原子数14〜40の長鎖脂肪族カルボン酸のエステルまたは塩、
を含み、成分A〜Eの合計は常に100重量%である、
前記難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

2.
が、フェニルまたはナフチルまたはモノ−、ジ−もしくはトリメチル置換フェニル、例えば2,4,6−トリメチルフェニルであることを特徴とする、上記1に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

3.
成分Aが50〜79.9重量%で、成分Bが20〜50重量%で、成分Cが0.1〜10重量%で、成分Dが0〜3重量%で、そして成分Eが0〜3重量%で含まれることを特徴とする、上記1または2に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

4.
成分Aが50〜72.9重量%で、成分Bが25〜50重量%で、成分Cが2〜10重量%で、成分Dが0.1〜2重量%で、そして成分Eが0〜1重量%で含まれることを特徴とする、上記1〜3の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

5.
成分Bが、メラミンの縮合生成物、例えばメレム、メラム、メロン及び/またはそれらのより高度に縮合された化合物であることを特徴とする、上記1〜4の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

6.
成分Bが、メラミンとポリリン酸との反応生成物、及び/またはメラミンの縮合生成物とポリリン酸との反応生成物、またはこれらの混合物であることを特徴とする、上記1〜4の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

7.
前記反応生成物が、ジメラミンピロホスフェート、メラミンポリホスフェート、メレムポリホスフェート、メラムポリホスフェート、メロンポリホスフェート、及び/またはこれらのタイプの混合ポリ塩であることを特徴とする、上記6に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

8.
リン/窒素難燃剤が、式(NH 3−y PO または(NH PO (式中、yは1〜3であり、そしてzは1〜10,000である)の窒素含有ホスフェートであることを特徴とする、上記1〜7の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

9.
窒素含有相乗剤が、次式(II)〜(VII)のものまたはこれらの混合物、あるいはトリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートと芳香族ポリカルボン酸とのオリゴマー性エステルであることを特徴とする、上記1〜8の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
Figure 0006077465
[式中、
〜R は、水素、C −C −アルキル、C −C 16 −シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル(これらは場合によりヒドロキシ官能基またはC −C −ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ、−アシル、−アシルオキシ、C −C 12 −アリールもしくは−アリールアルキル、−OR 、及び−N(R )R 並びにN−脂環式もしくはN−芳香族系を意味し、
は、水素、C −C −アルキル、C −C 16 −シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル(これらは場合によりヒドロキシ官能基またはC −C −ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C −C −アルケニル、C −C −アルコキシ、−アシル、−アシルオキシまたはC −C 12 −アリールもしくは−アリールアルキルを意味し、
〜R 10 は、R と同じ基、並びに−O−R を意味し、
m及びnは、互いに独立して、1、2、3または4を意味し、
Xは、トリアジン化合物(II)と付加物を形成することができる酸を意味する]

10.
窒素含有相乗剤が、ベンゾグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、アラントイン、グリコールウリル、メラミン、メラミンシアヌレート、ジシアンジアミド及び/またはグアニジンであることを特徴とする、上記1〜9の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

11.
ホスファイト及びホスホナイトが、トリフェニルホスファイト、ジフェニルアルキルホスファイト、フェニルジアルキルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジステアリル−ペンタエリトリトールジホスファイト、トリス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ホスファイト、ジイソデシルペンタエリトリトール−ジホスファイト、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ペンタ−エリトリトールジホスファイト、ビス−(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス−イソデシルオキシ−ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)−ペンタ−エリトリトールジホスファイト、ビス−(2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、トリステアリル−ソルビトール−トリホスファイト、テトラキス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12H−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12−メチル−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)−メチルホスファイト及び/またはビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチル−フェニル)−エチルホスファイトであることを特徴とする、上記1〜10の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

12.
成分Eが、C原子数14〜40の長鎖脂肪酸と多価アルコール、例えばエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン及び/またはペンタエリトリトールとの反応生成物、及び/またはC原子数14〜40の長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩及び/または亜鉛塩であることを特徴とする、上記1〜11の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。

13.
上記1〜12の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせを含む防炎性プラスチック成形材料であって、プラスチックが、HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネートの種の熱可塑性ポリマー、及びABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPPE/HIPS(ポリフェニレンエーテル/HIポリスチレン)プラスチックのタイプのブレンドまたはポリマーブレンドであることを特徴とする、前記プラスチック成形材料。

14.
50〜98重量%のプラスチック成形材料、
2〜50重量%の、上記1〜12の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、
0〜50重量%の添加剤、
を含む、上記12または13に記載の防炎性プラスチック成形材料。

15.
上記1〜12の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせを含むポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維であって、ポリマーが、HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、及びABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)のタイプのブレンドまたはポリマーブレンド、ポリアミド、ポリエステル及び/またはABSであることを特徴とする、前記ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維。

16.
50〜98重量%のポリマー、
2〜50重量%の、上記1〜12の一つまたはそれ以上に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、または上記13または14に記載の防炎性プラスチック成形材料、
0〜50重量%の添加剤、
を含む、上記15に記載のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸及びポリマー繊維。

Claims (15)

  1. HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミドまたはポリカーボネートから選択される熱可塑性ポリマー用の難燃剤−安定化剤の組み合わせであって、
    成分Aとして50〜79.9重量%の以下の一般式(I)のモノアリールホスフィン酸塩;
    Figure 0006077465
    [式中、
    は、置換されていないかもしくは置換されたC−C15−アリール基またはC−C16−アルキルアリール基またはC−C16−アリールアルキル基を意味し、
    Mは、Mg、Ca、Al、Sb、Sn、Ge、Ti、Zn、Fe、Zr、Ce、Bi、Sr、Mn、Li、Na、K及び/またはプロトン化された窒素塩基を意味し、
    mはMの原子価を意味する]
    成分Bとして、20〜50重量%の窒素含有相乗剤及び/またはリン/窒素難燃剤;
    成分Cとして、0.1〜10重量%の酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化亜鉛、酸化マンガン、酸化スズ、水酸化アルミニウム、ベーマイト、水酸化マグネシウム、ハイドロカルマイト、水酸化カルシウム、水酸化亜鉛、酸化スズ水和物、水酸化マンガン、ヒドロキシスズ酸亜鉛、及び/またはスズ酸亜鉛;
    成分Dとして、0〜3重量%の、ホスホナイトまたはホスホナイト/ホスファイト混合物からなる混合物、及び
    成分Eとして0〜3重量%の、C原子数14〜40の長鎖脂肪族カルボン酸のエステルまたは塩、
    を含み、成分A〜Eの合計は常に100重量%である、
    前記難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  2. が、フェニルまたはナフチルまたはモノ−、ジ−もしくはトリメチル置換フェニルであることを特徴とする、請求項1に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  3. 成分Aが50〜72.9重量%で、成分Bが25〜50重量%で、成分Cが2〜10重量%で、成分Dが0.1〜2重量%で、そして成分Eが0〜1重量%で含まれることを特徴とする、請求項1または2に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  4. 成分Bが、メラミンの縮合生成物であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  5. 成分Bが、メラミンとポリリン酸との反応生成物、及び/またはメラミンの縮合生成物とポリリン酸との反応生成物、またはこれらの混合物であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  6. 前記反応生成物が、ジメラミンピロホスフェート、メラミンポリホスフェート、メレムポリホスフェート、メラムポリホスフェート、メロンポリホスフェート、及び/またはこれらのタイプの混合ポリ塩であることを特徴とする、請求項5に記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  7. リン/窒素難燃剤が、式(NH3−yPOまたは(NHPO(式中、yは1〜3であり、そしてzは1〜10,000である)の窒素含有ホスフェートであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  8. 窒素含有相乗剤が、次式(II)〜(VII)のものまたはこれらの混合物、あるいはトリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレートと芳香族ポリカルボン酸とのオリゴマー性エステルであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
    Figure 0006077465
    [式中、
    〜Rは、水素、C−C−アルキル、C−C16−シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル(これらは場合によりヒドロキシ官能基またはC−C−ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、−アシル、−アシルオキシ、C−C12−アリールもしくは−アリールアルキル、−OR、または−N(R )R を意味し、
    は、水素、C−C−アルキル、C−C16−シクロアルキルもしくは−アルキルシクロアルキル(これらは場合によりヒドロキシ官能基またはC−C−ヒドロキシアルキル官能基によって置換されている)、C−C−アルケニル、C−C−アルコキシ、−アシル、−アシルオキシまたはC−C12−アリールもしくは−アリールアルキルを意味し、
    〜R10は、Rと同じ基、または−O−Rを意味し、
    m及びnは、互いに独立して、1、2、3または4を意味し、
    Xは、トリアジン化合物(II)と付加物を形成することができる酸を意味する]
  9. 窒素含有相乗剤が、ベンゾグアナミン、トリス(ヒドロキシエチル)イソシアヌレート、アラントイン、グリコールウリル、メラミン、メラミンシアヌレート、ジシアンジアミド及び/またはグアニジンであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  10. ホスファイト及びホスホナイトが、トリフェニルホスファイト、ジフェニルアルキルホスファイト、フェニルジアルキルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリラウリルホスファイト、トリオクタデシルホスファイト、ジステアリル−ペンタエリトリトールジホスファイト、トリス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ホスファイト、ジイソデシルペンタエリトリトール−ジホスファイト、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−ペンタ−エリトリトールジホスファイト、ビス−(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス−イソデシルオキシ−ペンタエリトリトールジホスファイト、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)−ペンタ−エリトリトールジホスファイト、ビス−(2,4,6−トリ−tert−ブチルフェニル)−ペンタエリトリトールジホスファイト、トリステアリル−ソルビトール−トリホスファイト、テトラキス−(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェニレン−ジホスホナイト、6−イソオクチルオキシ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12H−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、6−フルオロ−2,4,8,10−テトラ−tert−ブチル−12−メチル−ジベンズ[d,g]−1,3,2−ジオキサホスホシン、ビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチルフェニル)−メチルホスファイト及び/またはビス−(2,4−ジ−tert−ブチル−6−メチル−フェニル)−エチルホスファイトであることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  11. 成分Eが、C原子数14〜40の長鎖脂肪酸と多価アルコールとの反応生成物、及び/またはC原子数14〜40の長鎖脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アルミニウム塩及び/または亜鉛塩であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ。
  12. 請求項1〜11のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせを含む防炎性プラスチック成形材料であって、プラスチックが、前記請求項1記載の熱可塑性ポリマー、あるいはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPPE/HIPS(ポリフェニレンエーテル/HIポリスチレン)プラスチックのタイプのブレンドまたはポリマーブレンドであることを特徴とする、前記プラスチック成形材料。
  13. 50〜98重量%のプラスチック成形材料、
    2〜50重量%の、請求項1〜11のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、
    0〜50重量%の添加剤、
    を含む、請求項12に記載の防炎性プラスチック成形材料。
  14. 請求項1〜11のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせを含むポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸またはポリマー繊維であって、ポリマーが、HI(耐衝撃性)ポリスチレン、ポリフェニレンエーテル、ポリアミド、ポリカーボネート、あるいはABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)またはPC/ABS(ポリカーボネート/アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)のタイプのブレンドまたはポリマーブレンド、ポリアミド及び/またはABSであることを特徴とする、前記ポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸またはポリマー繊維。
  15. 50〜98重量%のポリマー、
    2〜50重量%の、請求項1〜11のいずれか一つに記載の難燃剤−安定化剤の組み合わせ、または請求項12または13に記載の防炎性プラスチック成形材料、
    0〜50重量%の添加剤、
    を含む、請求項14に記載のポリマー成形体、ポリマーフィルム、ポリマー糸またはポリマー繊維。
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