JP6076649B2 - 土壌等の除染方法および土壌等の除染システム - Google Patents

土壌等の除染方法および土壌等の除染システム Download PDF

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本発明は、例えば放射性物質に汚染された田畑等の土壌や水を現地で確実かつ速やかに除染し、精密な除染と除染の能率向上を図るとともに、除染後の土壌に土壌活性剤を添加して土壌を改良し、これを元の田畑に速やかに戻して農耕の再開を促す一方、土壌に付着ないし沈着した放射性物質を土壌から精密に分離・濃縮し、汚染土壌の減容化と放射性物質の安全な処理を図るようにした、土壌等の除染方法および土壌等の除染システムに関する。
2011年3月に発生した東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故によって、有害な放射性物質が広域に飛散し、都市や田畑、山林、海、湖沼、河川等が汚染し、また人や動植物に放射性物質が付着ないし沈着して生命を危険に晒し、農業や林業、牧畜業、漁業等の各種の産業活動を停止させる甚大な被害を与えた。
このような産業活動の復興と再開には、生活環境および産業活動領域から放射性物質を除去することが不可欠であり、とりわけ農業従事者にとっては、田畑の土壌の除染は喫緊の課題となっている。
しかし、田畑の土壌の除染は、田畑が広域に分布し、平地の他に里や山間に亘って点在するため、これを人力で処理するには多大の時間と労力を要して能率が悪く、しかも近時のような農業従事者の高齢化と相俟って困難を極めている。
このような土壌の汚染処理ないし除染処理に応ずるものとして、放射性廃棄物を溶媒中に溶解後、溶媒から放射性物質を分離し、ハロゲン化放射性廃棄物を除染する方法があり、その際、ハロゲン化物を溶媒である水に溶解させて溶液中の希土類元素を沈殿して回収し、また溶媒から非放射性物質を分離する手段として、溶媒を蒸発させたり冷却して、非放射性物質を析出沈殿させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
しかし、前記除染方法において、ハロゲン化物を水に溶解させて放射性物質を回収する方法は回収率が低く、また溶媒を蒸発させたり冷却する手法は、加熱装置や冷却設備を要して、設備が大掛かりで高価になる問題がある。
また、汚染土壌の除染方法として、有害な化学物質で汚染された土壌を掘り起こして加熱装置のホッパに投入し、該土壌を窒素洗浄して酸素を排除しながら加熱し、土壌中の汚染物を脱着して分離するものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかし、この除染方法は、汚染土壌を離隔した除染装置へ移動し、除染済みの土壌を元の位置へ戻す場合も移動に手間と時間が掛かり、また汚染土壌は表土のみならず深い掘削を要するため、適当な掘削設備を要して高価かつ大掛かりになり、しかも除染装置は窒素洗浄装置や加熱装置、分離器等を要して大掛かりで高価になる等の問題があった。
更に、放射性セシウムで汚染された土壌の除染方法として、汚染された土壌を給水タンクに収容し、該タンクに高分圧の二酸化炭素ガスを吹き込んで水素イオンを供給し、土壌粒子表面のセシウムイオンを液相中に抽出後、この溶液を大気に開放した分離槽へ移動して二酸化炭素ガスを大気へ放出し、液相のpHを上昇させてセシウム以外のアルカリ土類金属等の共存イオンを炭酸塩或いは水酸化物に析出・分離し、液相中に残存するセシウムを濃縮分離するものがある(例えば、非特許文献1参照)。
しかし、前記土壌の除染方法は、給水タンクの上澄みの液相を分離槽へ送り込んでいるため、この液相中には比重の大きなセシウムの含有量は少なく、したがってセシウムの濃縮分離効率が悪い上に、給水タンクの下部にセシウムが滞留して土壌への付着や沈着を助長し、除染の効果が非常に低いため、除染後の土壌の使用を図ることが難しく実用的ではないという問題があった。
また、放射性セシウムで汚染された土壌の別の除染方法として、汚染された土壌を反応槽に収容して水を加え、該反応槽に正負の電極を配置し、該電極に電圧を印加して陰極側に放射性セシウムイオンを引き寄せ、土壌や他の付着物を陽極側に沈着させ、汚染土壌から放射性セシウムを分離・収集することによって、汚染物の大幅な減容化を図るようにしたものがある(例えば、非特許文献2参照)。
しかし、前記土壌の除染方法は、土壌を他の付着物と共に反応槽に収容するため、高電圧の印加を要して電解効率が悪い上に、陰極側に引き寄せられた放射性セシウムイオンは夾雑物を含有して分離精度が低く、また除染後の土壌も他の付着物を含有しているため、その分離処理を要して手間が掛かり、速やかな使用を図れないという問題があった。
特開平10−213697号公報 特開平5−192648号公報
第1回 環境放射能除染研究発表会 要旨集 環境放射能除染学会 21頁「放射性セシウム汚染土壌を炭酸ガスのみで洗浄・修復する安全安心な可搬型装置の構築」丁子哲治、高田英治、布袋昌幹(富山高等専門学校)、原正憲(富山大学) 第1回 環境放射能除染研究発表会 要旨集 環境放射能除染学会 92頁「電気分解を利用した放射性物質除染技術の提案」上田祐子、渡邊 功、戸井田英基、本田克久(愛媛大学農学部環境先端技術センタ−)
本発明はこのような問題を解決し、例えば放射性物質に汚染された田畑等の土壌や水を現地で確実かつ速やかに除染し、精密な除染と除染の能率向上を図るとともに、除染後の土壌に土壌活性剤を添加して土壌を改良し、これを元の田畑に速やかに戻して農耕の再開を促す一方、土壌に付着ないし沈着した放射性物質を土壌から精密に分離・濃縮し、汚染土壌の減容化と放射性物質の安全な処理を図るようにした、土壌等の除染方法および土壌等の除染システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、除染設備を備えた除染車両を汚染土壌または汚染液体の採取地へ移動し、採取地に停車した除染車両を作動して汚染土壌または汚染液体を吸引採取し、採取した汚染土壌または汚染液体を前記除染車両に搭載した分離槽の炭酸水に導入して放射性セシウムを溶出し、土壌と炭酸水と前記溶出した放射性セシウムを含む固液混合成分から放射性セシウムを含まない土壌を固液分離して回収するとともに、放射性セシウムを含む炭酸水を前記除染車両に搭載した濃縮槽へ導入して電気分解し、放射性セシウムを回収する土壌等の除染方法において、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入し、該濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、電気分解後に放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納して保管施設に保管し、放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入する前に、溶出した放射性セシウムを含む固液混合成分を固液分離して土壌を除去し、濃縮槽に対する土壌の導入を回避し、濃縮槽における電気分解の精度と能率を向上するとともに、濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、電気分解後は放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納して保管施設に保管し、放射性セシウムの吸着と吸着後の吸着材の取り扱いを容易に行なうとともに、放射性物質を吸着した吸着材を安全に処理しその被爆を防止するようにしている。
請求項の発明は、分離槽における採取した汚染土壌または汚染液体の導入と炭酸水の作製、固液混合成分の分離槽から濃縮槽への導入と、固液混合成分の固液分離と、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水の濃縮槽への導入、の各工程を終了後、濃縮槽において電気分解を実行し、電気分解時における濃縮槽内の炭酸水ないしその液面の動揺を防止し、セシウムイオンの安定した電気泳動を促し、正確かつ安定した電気分解を実行可能にしている。
請求項3の発明は、除染車両に、陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して取出し可能に配置する濃縮槽を搭載し、濃縮槽の電気分解によって電離した放射性セシウムイオンの吸着と、吸着後の吸着材の処理を安全かつ容易に行なえるようにしている。
請求項の発明は、電気分解後、濃縮槽から容器と吸着材を取出し、濃縮槽内の放射性セシウムを含まない炭酸水を分離槽ヘ還流し、濃縮槽内の除染後の炭酸水の有効利用と、濃縮槽の次期使用の準備を容易に行なえるようにしている。
請求項の発明は、除染設備を備えた除染車両を汚染土壌または汚染液体の採取地へ移動可能に設け、採取地に停車した除染車両を作動して汚染土壌または汚染液体を採取可能に設け、採取した汚染土壌または汚染液体を前記除染車両に搭載した分離槽の炭酸水に導入可能に設け、該炭酸水によって放射性セシウムを溶出可能に設け、土壌と炭酸水と前記溶出した放射性セシウムを含む固液混合成分から放射性セシウムを含まない土壌を固液分離し回収可能に設けるとともに、前記除染車両に放射性セシウムを含む炭酸水を電気分解可能な濃縮槽を搭載し、該濃縮槽による電気分解を介し放射性セシウムを回収可能にした土壌等の除染システムにおいて、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入可能に設け、該濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置し、前記濃縮槽の電気分解を介し前記吸着材に放射性セシウムを吸着可能に設け、前記吸着材を密閉容器に収納し保管施設に保管可能にし、放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入する前に、固液分離後の土壌を排出し、濃縮槽に対する土壌の導入を回避し、濃縮槽における電気分解の精度と能率を向上するとともに、濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、電気分解後は放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納して保管施設に保管し、放射性セシウムを安全に処理しその被爆を防止するようにしている。
請求項の発明は、分離槽における採取した汚染土壌または汚染液体の導入と炭酸水の作製、固液混合成分の分離槽から濃縮槽への導入と、固液混合成分の固液分離と、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入、の終了を待って、濃縮槽において電気分解を実行可能にし、電気分解時に濃縮槽内の炭酸水ないしその液面の動揺を防止し、セシウムイオンの安定した電気泳動を促し、正確かつ安定した電気分解を実行可能にしている。
請求項の発明は、除染車両に、陰極に吸着材を収容可能な容器を囲繞して取出し可能に配置する濃縮槽を搭載し、濃縮槽の電気分解によって電離した放射性セシウムイオンの吸着と、吸着後の吸着材の処理を安全かつ容易に行なえるようにしている。
請求項の発明は、電気分解後に濃縮槽から容器と吸着材を取出し、濃縮槽内の放射性セシウムを含まない炭酸水を分離槽ヘ還流可能に設け、濃縮槽内の除染後の炭酸水の有効利用と、濃縮槽の次期使用の準備を容易に行なえるようにしている。
請求項の発明は、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入し、該濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、電気分解後に放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納し保管施設に保管するから、放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入する前に、固液分離後の土壌を除去し、濃縮槽に対する土壌の導入を回避し、濃縮槽における電気分解の精度と能率を向上するとともに、濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、放射性セシウムの吸着前後の吸着材の取り扱いを簡便にするとともに、放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納して保管施設に保管し、放射性セシウムを安全に処理しその被爆を防止することができる。
請求項の発明は、分離槽における採取した汚染土壌または汚染液体の導入と炭酸水の作製、固液混合成分の分離槽から濃縮槽への導入と、固液混合成分の固液分離と、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水の濃縮槽への導入、の各工程を終了後、濃縮槽において電気分解を実行するから、電気分解時における濃縮槽内の炭酸水ないしその液面の動揺を防止し、セシウムイオンの安定した電気泳動を促し、精密かつ安定した電気分解を実行することができる。
請求項の発明は、除染車両に、陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して取出し可能に配置する濃縮槽を搭載するから、濃縮槽の電気分解によって電離した放射性セシウムイオンの吸着と、吸着後の吸着材の処理を安全かつ容易に行なうことができる。
請求項の発明は、電気分解後、濃縮槽から容器と吸着材を取出し、濃縮槽内の放射性セシウムを含まない炭酸水を分離槽ヘ還流するから、濃縮槽内の除染後の炭酸水の有効利用と、濃縮槽の次期使用の準備を容易に行なうことができる。
請求項の発明は、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入可能に設け、該濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置し、前記濃縮槽の電気分解を介し前記吸着材に放射性セシウムを吸着可能に設け、前記吸着材を密閉容器に収納し保管施設に保管可能にしたから、放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入する前に、固液分離後の土壌を除去し、濃縮槽に対する土壌の導入を回避し、濃縮槽における電気分解の精度と能率を向上するとともに、濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、放射性セシウムの吸着と吸着後の吸着材の取り扱いを安全かつ容易に行なえるとともに、前記吸着材を密閉容器に収納して保管施設に保管し、放射性物質を安全に処理しその被爆を防止することができる。
請求項の発明は、分離槽における採取した汚染土壌または汚染液体の導入と炭酸水の作製、固液混合成分の分離槽から濃縮槽への導入と、固液混合成分の固液分離と、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水の濃縮槽への導入、の終了を待って、濃縮槽において電気分解を実行可能にしたから、電気分解時の濃縮槽内の炭酸水ないしその液面の動揺を防止し、セシウムイオンの安定した電気泳動を促し、正確かつ安定した電気分解を実行することができる。
請求項の発明は、除染車両に、陰極に吸着材を収容可能な容器を囲繞して取出し可能に配置する濃縮槽を搭載したから、濃縮槽の電気分解によって電離した放射性セシウムイオンの吸着と、吸着後の吸着材の処理を安全かつ容易に行なうことができる。
請求項の発明は、電気分解後の濃縮槽から容器と吸着材を取出し、濃縮槽内の放射性セシウムを含まない炭酸水を分離槽ヘ還流可能にしたから、濃縮槽内の除染後の炭酸水の有効利用と、濃縮槽の次期使用の準備を容易に行なうことができる。
本発明の除染設備を搭載した除染車両による除染作業状況を示す正面図である。 図1の除染車両を拡大して示す正面図である。 図2の平面図である。 (a)〜(g)は本発明による土壌の除染作業手順を示す説明図である。
本発明による土壌の除染作業の状況を示す説明図で、汚染した土壌の分離槽への導入前で、セシウムの分離前の状況を示している。 本発明による除染作業の状況を示す説明図で、炭酸水を作製した分離槽へ汚染した土壌を導入し、セシウムを溶出し分離している状況を示している。 本発明による除染作業の状況を示す説明図で、分離槽でセシウムを分離し、炭酸水と除染土壌を固液分離フィルタと濃縮槽へ移動している状況を示している。
本発明による除染作業の状況を示す説明図で、濃縮槽でセシウムを濃縮し、除染土壌を回収している状況を示している。 本発明による除染作業の状況を示す説明図で、濃縮槽でセシウムを濃縮後、炭酸水を分離槽へ移動している状況を示している。 (a),(b)は本発明による除染後の土壌の処理状況を示している。 本発明のセシウム吸着後の吸着材の保管状況を示している。
以下、本発明を田畑、水田、湿地帯等の土壌の除染に適用した図示の実施形態について説明すると、図1乃至図11において1は除染対象地で、これには一定の湿気を有し、または乾燥し硬化した表土2を有する田畑3と、表土2を水中4に浸漬した水田5や多量の水を含有する湿地帯等を含み、本発明はこの両者の除染に対応可能にしている。図中、6は田畑3の表土2に生えた雑草、7は水中4の表土2に生えた稲や雑草、である。
前記除染対象地1に近接する農道8または空き地に後述する除染設備を搭載した除染車両9を停車し、その除染タンクである分離槽10から吸入ホース11を繰り出し、該ホース11の先端から所定の汚染土壌または汚染液体を吸引し採取している。図中、dは田畑3の表土2の吸引ないし採取深さで、放射性物質であるセシウムの浸透深さに相当し、実施形態では5cm以上の表土2を採取している。
前記除染車両9は、従来のバキューム車を基に構成され、その車体に前記分離槽10と給水タンク12と、濃縮槽13と二酸化炭素を所定圧に充填したガスボンベ14と、固体と液体と気体を吸入可能な吸入ポンプ15を搭載している。
このうち、分離槽10は開蓋可能な箱形の容器で構成され、その上部に吸入ホ−ス11を捲回可能な円筒状のリ−ル16が回動可能に設けられ、該リ−ル16はリコイルバネ(図示略)を介して反時計方向へ回動可能に付勢され、その周面に吸入ホ−ス11を捲回可能にしている。
そして、汚染土壌の吸引時に吸入ホ−ス11を外側へ引き出し、その引張り力によってリ−ル16を時計方向へ回動し、吸入ホ−ス11を繰り出し可能にしている。
前記吸入ホ−ス11の一端は分離槽10の内部に連通し、その先端部で吸引した汚染土壌17または汚染液体を分離槽10内に導入可能にされ、前記吸入ホ−ス11の基端部に開閉弁18が設けられ、他端部に異物吸い込み防止用のフィルタ19が設けられている。
図中、20はリ−ル16の外側に同心円上に配置した円筒状のホ−スガイドで、その接線部にホ−ス挿通孔21が形成されている。22は分離槽10の後端部に設けたホースクランプ、23は有底のホ−ス受けである。
前記給水タンク12は開蓋可能な箱形の容器で構成されて前記分離槽10に隣接して配置され、その内部に前記分離槽10と濃縮槽13に定量供給可能な清浄な水24が収容されている。この場合、給水タンク12の周面にヒ−タを設け、水24の凍結防止を図ることが望ましい。
前記給水タンク12の底部に開閉弁25,26が設けられ、これらに給水管27,28の一端が接続され、このうち給水管27の他端が分離槽10内の上部に配管され、また給水管28の他端が濃縮槽13の底部に設けた開閉弁29に接続されている。
前記濃縮槽13は開蓋可能な箱形の容器で構成されて前記給水タンク12に隣接して配置され、その内部に正負一対の電極30,31が配置され、該電極30,31にリード線32が接続され、該リード線32にDC電源33とスイッチ34が介挿されている。
このうち、陰極31の下半部周辺に有底筒状のバスケット35が囲繞して配置され、該バスケット35内に吸着材であるゼオライト36が収容され、所定量のセシウムを吸着後、バスケット35と一緒に濃縮槽13から取出し可能にされている。
前記ガスボンベ14は、給水タンク12と濃縮槽13に区画された空スペ−スに立設して配置され、その上端部に開閉弁37が設けられ、該開閉弁37にガス導管38が接続され、該ガス導管38の他端が分離槽10の底部に設けた開閉弁39に接続されている。
また、前記ガス導管38に三方弁40が介挿され、該三方弁40にガス導管41の一端が接続され、この他端が濃縮槽13の下部周面に接続され、二酸化炭素を給水タンク12や濃縮槽13に選択的に供給可能にしている。
前記給水後の分離槽10にガス導管38から二酸化炭素を供給し、分離槽10にセシウムの溶離溶媒として、所定酸性濃度の炭酸水56を作製し維持可能にしている。
実施形態では分離槽10の炭酸水56の酸性濃度をpH3〜7に設定している。
そして、分離槽10でのセシウム分離後、分離槽10から濃縮槽13へ炭酸水56が送り込まれ、その炭酸水56の酸性濃度が低下した際、或いはこの後炭酸水56を電解液として濃縮槽13で電気分解が行なわれ、炭酸水56の酸性濃度が低下した際、ガス導管41から濃縮槽13へ二酸化炭素を供給し、濃縮槽13内の炭酸水56の酸性濃度を一定に維持可能にしている。
実施形態では濃縮槽13の炭酸水56の酸性濃度をpH3〜7に設定している。
図中、42,43は分離槽10と濃縮槽13に設置したpHセンサで、それぞれの炭酸水56の酸性濃度を測定可能にしている。
前記濃縮槽13の底部に開閉弁45が設けられ、該開閉弁45に固液導管47が接続され、該導管47の他端が分離槽10の底部に設けた開閉弁48に接続され、分離槽10で分離されたセシウムと、炭酸水の混在した固液混合体とを分離槽10から濃縮槽13へ移動可能にし、一方、セシウム濃縮後の炭酸水56を濃縮槽13から分離槽10へ移動可能にしている。
この場合、分離槽10と濃縮槽13との間に固液導管47と別個にリタ−ンパイプを設け、固液導管47を補完することが望ましい。
前記固液導管47に固液分離フィルタ49が垂直に介挿され、該フィルタ49によって前記分離槽10でセシウムと分離した土壌17aと、セシウムを溶出した炭酸水とを分離し、重い土壌17をフィルタ47の下方へ沈降させ、前記土壌17aを含まない軽量な炭酸水56を濃縮槽13へ移動可能にしている。
実施形態の固液分離フィルタ49は回転筒(図示略)を内蔵した遠心分離機を備え、固液成分を分離槽10から濃縮槽13へ移動する際、前記遠心分離機を作動して重い土壌17aを回転筒の外側へ移動し、前記土壌17aを含まない軽い炭酸水56を回転筒の内側へ移動して固液分離するようにしている。
その際、セシウムイオンを炭酸水56に溶出したまま分離し、また土壌17aに付着した炭酸水56を、遠心分離作用によってセシウムイオンと一緒に土壌17aから分離し、セシウムイオンの略全量を炭酸水56と一緒に濃縮槽13へ送り出し、セシウムイオンを含有しない重い土壌17aを前記分離フィルタ49の下方へ沈降して堆積するようにしている。
したがって、固液導管47に複数の固液分離フィルタ49を配置すれば、土壌17aからセシウムイオンを高精度に分離し得ることとなる。
そして、濃縮槽13でセシウムを濃縮後、セシウムイオンを含有しない清浄な炭酸水56を濃縮槽13から分離槽10へ移動する際、前記遠心分離機を停止して炭酸水56を移動可能にしている。
図中、50は固液分離フィルタ49の下部に設けた排出弁で、該排出弁50を開弁して前記フィルタ49の内部に貯留した土壌17を外部に取出し回収可能にしている。
一方、前記吸入ポンプ15に一対のループ導管51,52が接続され、該ループ導管51,52の他端に四方弁53が接続され、該四方弁53の二つのポ−トに一端を大気に開口した通気管54と、一端を分離槽10内に配管した連通管55が接続されている。
前記四方弁53は切換レバ−57によってポートを切換え可能にされ、四方弁53に接続した通気管54と連通管55と、分離槽10に配管した吸入ホ−ス11との吸入および排出作動を制御可能にしている。
すなわち、汚染土壌17を採取し分離槽10へ導入する場合は、吸入ポンプ15を駆動し、図6のように切換レバ−57を中立位置から吸入位置に切換え、ループ導管51,52を連通管55に連通して分離槽10内を負圧に形成し、かつ吸入ホ−ス11を負圧に形成して、吸入ホ−ス11の先端部から表土2の汚染土壌17を吸入し、該土壌17を吸入ホ−ス11へ導いて分離槽10へ導入するようにしている。
また、分離槽10でセシウムを分離後、除染された土壌17aを炭酸水57と共に固液フィルタ49ないし濃縮槽13へ移動する場合は、吸入ポンプ15を駆動し、図7のように切換レバ−57を吸入位置から排出位置に切換え、ループ導管51,52と通気管54を連通管55に連通し、開閉弁18,39を閉弁するとともに、開閉弁45,48を開弁して連通管55から大気を吸入し、これをループ導管51,52から連通管55へ送り出し、分離槽10内を加圧して、分離槽10内の土壌17aと炭酸水57を固液導管47へ送り出し、更に固液フィルタ49から炭酸水56を濃縮槽13へ送り出すようにしている
更に、セシウムを濃縮後、濃縮槽13内の炭酸水56を分離槽10へ戻す場合は、吸入ポンプ15を駆動し、図9のように切換レバ−57を排出位置から吸入位置へ切換え、開閉弁18,39を閉弁するとともに、開閉弁45,48を開弁し、連通管55を介し分離槽10内を負圧に形成し、該分離槽10に連通する固液導管47を負圧にして、濃縮槽13内の炭酸水56を固液導管47に吸い込み、これを分離槽10へ導入するようにしている。
図中、58,59は分離槽10と濃縮槽13の底部に配置したファン、スタ−ラ、超音波振動子等の攪拌装置、60は濃縮槽13の周面に被覆したヒ−タ、61,62は給水管27,28に介挿した給水ポンプ、63はセシウムを吸着した吸着材36を安全に収容する密閉容器で、安全な保管施設64に保管されている。
この他、図中、65は除染後の土壌17aに添加する土壌活性剤で、堆肥等の有機肥料、菌根菌、または窒素、燐、カリウムを含む種々の化学肥料が含まれ、これらを前記土壌17aに添加し混合して採取した元の田畑へ戻すようにしている。図中、66は除染作業者である。
実施形態では消火器の使用期間経過後の第一リン酸アンモニウム若しくは硫酸アンモニウムを含有する粉末状の消火剤を使用し、その有効利用を図っている。
このように構成した土壌等の除染方法および土壌等の除染システムは、除染車両9を要し、該除染車両9は従来のバキュ−ムカ−を基に構成し、その車体に分離槽10と給水タンク12、濃縮槽13と二酸化炭素を充填したガスボンベ14、土壌や砂利、草木等の固体と、水田や湿地帯等に滞留した水等の液体と、大気等の気体を吸入可能な吸入ポンプ15と、固液分離フィルタ49、土壌活性剤65等を搭載している。この状況は図2,3のようである。
このうち、分離槽10は開蓋可能な箱形の容器で構成し、その上部に吸入ホ−ス11を捲回可能な円筒状のリ−ル16を回動可能に設け、該リ−ル16はリコイルバネ(図示略)を介して反時計方向へ回動可能に付勢され、その周面に吸入ホ−ス11を捲回可能にする。
そして、汚染土壌の吸引時に吸入ホ−ス11を外側へ引き出し、その引張り力によってリ−ル16を時計方向へ回動し、吸入ホ−ス11を繰り出し可能にしている。
前記吸入ホ−ス11の一端は分離槽10の内部に連通し、その他端部で吸引した汚染土壌17を分離槽10内に導入し、その基端部側に開閉弁18を設け、他端部に異物吸い込み防止用のフィルタ19を設ける。
前記給水タンク12は箱形の開蓋容器に構成して前記分離槽10に隣接して配置し、その内部に前記分離槽10と濃縮槽13に供給可能な一定量の清浄な水24を収容可能にする。
前記給水タンク12の底部に開閉弁25,26を設け、これらに給水管27,28の一端を接続し、このうち給水管27の他端を分離槽10内の上部に配管し、給水管28の他端を濃縮槽13の底部に設けた開閉弁29に接続し、これらの給水管27,28に給水ポンプ61,62を配置する。
前記濃縮槽13は開蓋可能な箱形の容器で構成して前記給水タンク12に隣接して配置し、その内部に正負一対の電極30,31を配置し、該電極30,31にリード線32を接続し、該リード線32にDC電源33とスイッチ34を介挿する。
前記陰極31の下半部周辺に有底筒状のバスケット35を囲繞して配置し、該バスケット35内に吸着材であるゼオライト36を収容し、所定量のセシウムを吸着後、バスケット35と一緒に濃縮槽13から取出し可能にする。
前記ガスボンベ14は、給水タンク12と濃縮槽13に区画された空スペ−スに立設して配置し、その上端部に開閉弁37を設け、該開閉弁37にガス導管38を接続し、該ガス導管38の他端を分離槽10の底部に設けた開閉弁39に接続する。
また、前記ガス導管38に三方弁40を介挿し、該三方弁40にガス導管41の一端を接続し、この他端を濃縮槽13の下部周面に接続し、二酸化炭素を給水タンク12や濃縮槽13へ選択的に供給可能にする。
前記固液分離フィルタ49を固液導管47の中間位置に垂直に取付け、前記分離槽10のセシウム分離後の土壌17aと炭酸水とを固液分離し、重い土壌17をフィルタ47の下方へ沈降させし、前記土壌17aを含まない軽量な炭酸水56を濃縮槽13へ移動可能にする。
実施形態の固液分離フィルタ49は回転筒(図示略)を内蔵した遠心分離機を備え、分離槽10から濃縮槽13へ固液成分を送り込む際、前記遠心分離機を作動して分離機能させ、重い土壌17aを回転筒の外側へ移動し、前記土壌17aを含まない軽い炭酸水56を回転筒の内側へ移動して固液分離し、分離後の土壌17aを前記フィルタ49の下方へ沈降し、分離後の炭酸水56を濃縮槽13へ送り出し可能にしている。
前記土壌活性剤65は、堆肥等の有機肥料、菌根菌、または窒素、燐、カリウムを含む種々の化学肥料が含まれ、これらを除染車両9の適所に積載し、その一部を除染地の状況に応じて選択し、これを除染後の土壌17aに添加し混合して、採取した元の田畑へ戻すようにしている。
実施形態では消火器の使用期間経過後の第一リン酸アンモニウム若しくは硫酸アンモニウムを含有する粉末状の消火剤を使用し、これを親水化処理した肥料にして、その有効利用を図っている。
このように前記除染車両9は、分離槽10と給水タンク12、濃縮槽13とガスボンベ14と、吸入ポンプ15と固液分離フィルタ49、分離槽10の上部に捲回可能にした吸入ホ−ス11等を合理的かつコンパクトに配置しているから、その小形化と軽量化、並びに低廉化を図れ、山間の棚田や里地の狭隘な農道へも移動でき、その機動性を発揮させ、土壌17の採取に重機を要することなく前記搭載機材で一連の除染作業を行なえる。
次に、前記除染車両9によって汚染された土壌を除染する場合は、現地で清浄な水24を調達できない場合があるため、予め給水タンク12に所定量の水24を収容し、併せて分離槽10にも所定量の水24を収容し、この除染車両9を除染対象地1の田畑3や水田5、山林や休耕地、湖沼へ移動し、隣接する農道8等に停車する。
この後、ガスボンベ14に充填した二酸化炭素を、ガス導管38を介して分離槽10の水24中に送り込み、攪拌装置58を駆動して二酸化炭素と水24を攪拌し、pHセンサ42を基に所定の酸性濃度の炭酸水56を作製する。実施形態では炭酸水56の酸性濃度をpH3〜6に設定している。この状況は図5のようである。
この場合、二酸化炭素は大気圧ないしそれ以上に加圧され、これが水24に溶解するから、その溶解度が促され、炭酸水56の酸性濃度の上昇を促す。
このように実施形態ではセシウムの溶離溶媒として、二酸化炭素と水24によって弱酸性の炭酸水56を使用しているから、高価で取り扱いが危険な蓚酸等の強酸を要することなく、後述の除染作業を安全に行なえる。
こうして炭酸水56の作製後、吸入ホ−ス11を分離槽10から繰り出し、吸入ホ−ス11を作業者66が保持して所定の除染作業位置へ移動する。また、これと前後して吸入ポンプ15を駆動し、その切換えレバ−57を吸入位置に切換え、通気管54と連通管55によって分離槽10内の空気を吸い出し、吸入ホ−ス11の先端から吸引可能にするとともに、攪拌装置58を作動する。
このような状況の下で、吸入ホ−ス11の先端を汚染された田畑3の表土2の直上に位置付け、また水田5や湿地帯の場合は水中に没入させ、直下の汚染土壌17や汚染水4を吸引する。この状況は図1および図4(a)のようである。
こうして吸入ホ−ス11の先端から滞留した汚染水4や汚染土壌17が吸引され、これらが吸入ホ−ス11内を移動して分離槽10へ移動する。この状況は図4(b)および図6のようである。
その際、吸入ホ−ス11は乾燥して硬化した土壌17を吸引し得るが、土壌17が塊状に吸引されてフィルタ19で排除される惧れがあるから、前記土壌17の吸引前に予め表土2をスコップや適宜な農具を用いて掘り起こし、細粒状に調製して置くことが望ましい
同様に表土2に生えた草木6,7やゴミはフィルタ19によって導入を排除され、土壌17の円滑の導入を妨げ、またそれらに沈着したセシウムによって分離槽10の分離能力の負担を増大させるから、予めそれらを刈り込み除去して置くことが望ましい。
こうして吸引された土壌17や水4は吸入ホ−ス11に導かれて分離槽10の上部へ移動し、該ホ−ス11の開口端から分離槽10内の炭酸水56中に落下して没入し混合する この状況は図6のようである。
このため、土壌17や水4に付着ないし沈着したセシウムイオンが炭酸水56に溶出し、該イオンが土壌17や水4に混在し、かつ分離した状態で炭酸水56中に存在する。
この場合、土壌17や水4の導入に伴なって、炭酸水56の酸性濃度が徐々に低下するから、その変化をpHセンサ42で確認し、必要に応じてガスボンベ14から二酸化炭素を供給して、酸性濃度を一定に維持する。
この後、汚染土壌17や汚染水4を所定量吸引して吸引を停止し、それらを分離槽10で所定時間攪拌し、炭酸水56にセシウムイオンを十分に溶出させたところで、開閉弁18を閉弁し、吸入ホ−ス11をリール16に捲回して巻き戻し、汚染土壌17や汚染水4の吸引作業を終了する。
次に、開閉弁48を開弁し、切換えレバ−27を吸入位置から排出位置に切換える。
このようにすると、通気管54から大気が吸入され、これがル−プ管51,52を経て連通管55へ送り出され、分離槽10内の上部から吹き出されて分離槽10を加圧する。
このため、土壌17aや水4が分離したセシウムイオンと共に、開閉弁48から固液導管47へ送り出され、これらの固液成分が固液分離フィルタ49に導入される。
前記固液分離フィルタ49は、切換えレバ−27の切換え操作と前後して遠心分離機が作動し、その回転筒に前記固液成分が導入され、重い土壌17aが回転筒の外側へ移動し、前記土壌17aを含まない軽い炭酸水56が回転筒の内側へ移動して固液分離される。
その際、セシウムイオンは炭酸水56に溶出して分離され、また土壌17aに付着した炭酸水56は遠心分離作用によってセシウムイオンと一緒に土壌17aから分離する。
したがって、セシウムイオンの略全量が炭酸水56と一緒に濃縮槽13へ送り出され、セシウムイオンを含有しない重い土壌17aが前記分離フィルタ49の下方へ沈降して堆積する。
前記濃縮槽13には陰極31の下部周辺に、吸着材であるゼオライト36を収容したバスケット35が設置され、該濃縮槽13にセシウムイオンを含有した炭酸水56を導入する。この状況は図7のようである。
こうして、セシウムイオンを含有した炭酸水56を濃縮槽13に導入し終えたところで、攪拌装置59を作動し炭酸水56を攪拌するとともに、吸入ポンプ15の駆動を停止して開閉弁45を閉弁する。
また、炭酸水56の酸性濃度をpHセンサ43で確認し、必要に応じて二酸化炭素を濃縮槽13に補給し、炭酸水56の酸性濃度を調整するとともに、ヒ−タ60を発熱しセシウムイオンの泳動を促す。
この後、スイッチ34をONし、電極30,31間を通電すると、炭酸水56に溶出したセシウムイオンが陰極31側へ泳動し、該セシウムイオンが陰極31周辺に配置したゼオライト36に吸着されて濃縮される。この状況は図8のようである。
そして、電極30,31間を所定時間通電し、ゼオライト36にセシウムイオンを吸着し終えたところで、スイッチ34をOFFし攪拌装置59を停止して、濃縮槽13から前記バスケット35を取出し、セシウムイオンを吸着したゼオライト36を回収する。
また、前記操作と前後して固液分離フィルタ49の直下の排出弁50を開弁し、該フィルタ49内に堆積したセシウムイオンを含まない土壌17aを前記フィルタ49の外部に取り出し、これを適宜位置に移動して乾燥する。
こうして、濃縮槽13からバスケット35を取出し、ゼオライト36を回収後、開閉弁45を開弁し、切換えレバ−57を吸入位置に切換え、吸入ポンプ15の駆動を再開する
このようにすると、通気管54と連通管55によって分離槽10内の空気を吸い出し、分離槽10内を負圧にして濃縮槽13内のセシウムイオンを含まない清浄な炭酸水56を固液導管47に吸出し、これを分離槽10へ送り込む。その際、固液分離フィルタ49の遠心分離機の作動を停止し、固液導管47の連通状態を確保する。この状況は図9のようである。
そして、電解槽13内の炭酸水56の全量を分離槽10へ移し終えたところで、吸入ポンプ15の駆動を停止し開閉弁45,48を閉弁して、除染車両9による一連の除染作業を終了する。
なお、セシウムイオンを吸着したゼオライト36は密閉容器63に密閉して収納され、適当な保管施設64に保管され放射性物質からの被爆を阻止する。
この後、前記回収したセシウムイオンを含有しない土壌17aを乾燥し、これに所定の土壌活性剤65を添加し、前記土壌17aを改良ないし改質する。
前記土壌活性剤65として、堆肥等の有機肥料、菌根菌、または窒素、燐、カリウムを含む種々の化学肥料を選択して使用し、これを前記土壌17aに添加して混合し、これを採取した元の田畑3に散布して戻す。この状況は図4(f),(g)、図10(a),(b)のようである。
実施形態では前記土壌活性剤65として、消火器の使用期間経過後の第一リン酸アンモニウム若しくは硫酸アンモニウムを含有する粉末状の消火剤を使用し、これを親水化処理した肥料にして、その有効利用を図っている。
したがって、汚染土壌17を採取した田畑3は、改良ないし改質された土壌17aが散布されて原状以上の土壌を回復し肥沃になるから、汚染土壌を単に除染し元の田畑3へ戻す場合に比べ農耕を速やかに再開し得る。
このように実施形態では、除染車両9を汚染対象地1へ移動し、該汚染対象地1において汚染土壌17や汚染水4を採取し、その汚染土壌17や汚染水4を除染車両9に搭載した設備によって速やかに除染し、除染した土壌17aを改質して元の田畑3へ戻し、これら一連の除染作業を汚染対象地1で完結しているから、この種の除染作業を能率良く速やかに行なえ、農耕を速やかに再開し得る。
しかも、実施形態では汚染された土壌17に限らず、汚染された水4が存在する水田5や湿地帯の除染にも適用し得るから、これを広域に亘って採用し得る実用的な効果がある
このように本発明の土壌等の除染方法および土壌等の除染システムは、例えば放射性物質に汚染された田畑等の土壌や水を現地で確実かつ速やかに除染し、精密な除染と除染の能率向上を図れるとともに、除染後の土壌に土壌活性剤を添加して土壌を改良し、これを元の田畑に速やかに戻して農耕の再開を促す一方、土壌に付着ないし沈着した放射性物質を土壌から精密に分離・濃縮し、汚染土壌の減容化と放射性物質の安全な処理を図れる。
1 除染対象地(除染対象物の採取地)
4 汚染水(除染対象物)
9 除染車両
10 分離槽
11 吸入ホ−ス
12 給水タンク
13 濃縮槽
14 二酸化炭素ガスボンベ
15 吸入ポンプ
17 汚染土壌(除染対象物)
17a 除染土壌
49 固液分離フィルタ
50 排出弁
56 溶離溶媒、電解液(炭酸水)
65 土壌活性剤

Claims (8)

  1. 除染設備を備えた除染車両を汚染土壌または汚染液体の採取地へ移動し、採取地に停車した除染車両を作動して汚染土壌または汚染液体を吸引採取し、採取した汚染土壌または汚染液体を前記除染車両に搭載した分離槽の炭酸水に導入して放射性セシウムを溶出し、土壌と炭酸水と前記溶出した放射性セシウムを含む固液混合成分から放射性セシウムを含まない土壌を固液分離して回収するとともに、放射性セシウムを含む炭酸水を前記除染車両に搭載した濃縮槽へ導入して電気分解し、放射性セシウムを回収する土壌等の除染方法において、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水濃縮槽へ導入し、該濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置して電気分解し、電気分解後に放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納して保管施設に保管することを特徴とする土壌等の除染方法。
  2. 前記分離槽における採取した汚染土壌または汚染液体の導入と炭酸水の作製、固液混合成分の分離槽から濃縮槽への導入と、固液混合成分の固液分離と、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水の濃縮槽への導入、の各工程を終了後、濃縮槽において電気分解を実行する請求項1記載の土壌等の除染方法。
  3. 前記除染車両に、陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して取出し可能に配置する濃縮槽を搭載する請求項1記載の土壌等の除染方法。
  4. 前記電気分解後、濃縮槽から容器と吸着材を取出し、濃縮槽内の放射性セシウムを含まない炭酸水を分離槽ヘ還流する請求項記載の土壌等の除染方法。
  5. 除染設備を備えた除染車両を汚染土壌または汚染液体の採取地へ移動可能に設け、採取地に停車した除染車両を作動して汚染土壌または汚染液体を吸引採取可能に設け、採取した汚染土壌または汚染液体を前記除染車両に搭載した分離槽の炭酸水に導入可能に設け、該炭酸水によって放射性セシウムを溶出可能に設け、土壌と炭酸水と前記溶出した放射性セシウムを含む固液混合成分から放射性セシウムを含まない土壌を固液分離し回収可能に設けるとともに、前記除染車両に放射性セシウムを含む炭酸水を電気分解可能な濃縮槽を搭載し、該濃縮槽による電気分解を介し放射性セシウムを回収可能にした土壌等の除染システムにおいて、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入可能に設け、該濃縮槽の陰極に吸着材を収容する容器を囲繞して配置し、前記濃縮槽の電気分解を介し前記吸着材に放射性セシウムを吸着可能に設け、放射性セシウムを吸着した吸着材を密閉容器に収納し保管施設に保管可能にしたことを特徴とする土壌等の除染システム。
  6. 前記分離槽における吸引採取した汚染土壌または汚染液体の導入と炭酸水の作製、固液混合成分の分離槽から濃縮槽への導入と、固液混合成分の固液分離と、固液分離後の放射性セシウムを含む炭酸水を濃縮槽へ導入、の終了を待って、濃縮槽において電気分解を実行可能にした請求項記載の土壌等の除染システム。
  7. 前記除染車両に、陰極の周囲に吸着材を収容可能な容器を囲繞して取出し可能に配置する濃縮槽を搭載した請求項6記載の土壌等の除染システム。
  8. 前記電気分解後に濃縮槽から容器と吸着材を取出して、濃縮槽内における放射性セシウムを含まない炭酸水を分離槽ヘ還流可能に設けた請求項記載の土壌等の除染システム。
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