JP6076014B2 - 加湿装置 - Google Patents

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本発明は、給水タンクを備えた加湿装置に関する。
室内の空気には、塵埃、花粉、タバコの煙、呼気等といったように、人体に不快又は有害とされる様々な物質が含まれている。特に近年では、住宅が高気密化されていることから、そのような有害物質が室内に滞り易い。そのため、旧来より部屋の窓を適宜開けて自然換気を行っていた。
ところが、大気汚染のひどい地域や、花粉症を患っている人が居る家庭や職場では、自然換気を思いのまま行えないのが実情である。このような状況から、室内の空気を浄化する空気浄化機能を有する空気調和機が広く一般に普及してきている。
空気調和機は、例えば、前面に浄化フィルタが取付けられ、内部には、送風機を配された通風路が形成されている。通風路は前面の開口から上部の吹出口に至る。このような空気調和機は、送風機の回転に従い、外部の空気である室内の空気は、浄化フィルタを通じて通風路内に吸込み、吸込んだ空気を外部である室内へ吹出口より吹出す。その際、空気中に含まれる有害物質は浄化フィルタによって捕集、吸着、分解されたりして取除かれ、これにより空気が浄化される。
空気清浄機には、室内の空気をより一層快適な状態に調節する目的から、加湿機能を併せ持つものも存在する。加湿機能付きの空気清浄機では、水分を含んだ加湿フィルタが通風路の断面領域の一部を遮るように配されており、浄化フィルタにより浄化された空気の一部が、その加湿フィルタを通過する際に水分を取り込み、これにより加湿されるように構成されている(例えば、特許文献1参照)。また、加湿フィルタ全体で効率よく吸水するために、縦姿勢に配された円盤状の加湿フィルタを回転させる加湿装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献2のような加湿装置は、水を貯留する水槽を備え、加湿フィルタは、周方向の一部分が水槽にて浸水するようにして縦姿勢に配された状態で、加湿フィルタの中心位置に側面と直交する横姿勢の回転軸を中心に、周方向へ回転可能に構成されている。周方向へ回転することにより加湿フィルタは周方向に連続的に浸水し、また、浸水している部分から浸水していない部分へ水を吸い上げるため、加湿フィルタ全体に水が行き渡る。この結果、加湿フィルタは加湿フィルタ全体で効率よく吸水する。
更に、吸水した加湿フィルタの一面側へ送風機で送風することにより、加湿フィルタを通過した空気が吸湿し、吸湿した空気が加湿装置の外部へ送風される。
特開2006−46729号公報 実開昭54−172568号公報
特許文献1及び2に記載されたような加湿装置には、注水口が底部に設けられた給水タンクが着脱自在に装着される。そして、このような給水タンクには、利用者が運搬し易いように、タンクの上部にハンドルを設けているものが存在する。
注水口が底部に設けられた給水タンクにおいては、注水時に給水タンクの天地をひっくり返し、倒立させた状態を維持する必要がある。このため、従来の給水タンクには、ハンドルの開き角度が鉛直方向より開いた角度となるようにハンドルを付勢するためのバネが設けられていたり、錘を用いてハンドルの重心位置をずらすことによって倒立状態でのハンドルの開き角度を鉛直方向より開いた角度に維持する機構が搭載されていた。これにより、給水タンクを倒立させた状態でシンクなどに載置する際、ハンドルが邪魔になることなく、給水タンクを自立させることが可能であった。
しかしながら、このような給水タンクは、ハンドルの開き角度を鉛直方向より開いた角度に維持するための機構として、バネや錘などの追加部品を用いる必要があるため、製造コストを抑えることができず、しかも、組み立て工程が複雑化するといった問題点が生じていた。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、バネや錘などの追加部品を用いることなく、取っ手部の開き角度を所定角度以上に維持することができる給水タンクを備えた加湿装置を提供することを目的とする。
本発明に係る加湿装置は、液体を貯留するタンク本体と、該タンク本体の底部に形成される液補充口と、該液補充口に取り付けられるキャップとを備え、該キャップに開閉弁を有する液出口が設けられたタンク、並びに該タンクが着脱自在に装着されるタンク装着部を備え、前記タンクが装着された場合に前記開閉弁を開放し、前記液出口より流下する液体を受けるための容器を備え、該容器の液体を気化する加湿装置において、前記タンクは、前記タンク本体の上部に設けた軸受部により枢支される横向きの軸を一体に有し、前記軸の回動により前記タンク本体の所定部位と接離する方向に回動する取っ手部と、所定の回動位置にて前記所定部位に接近する方向への前記取っ手部の回動を規制する規制機構と、前記回動位置にて前記取っ手部を係止する係止機構とを備え、前記規制機構は、前記軸受部及び前記軸の夫々に凸部を備えてなり、前記係止機構は、前記軸の凸部が嵌り込む軸受凹部、又は前記軸受部の凸部が嵌り込む軸凹部を備えることを特徴とする。
本発明に係る加湿装置は、前記取っ手部は、前記タンク本体を倒立姿勢にて支持する支持部材であることを特徴とする。
本発明にあっては、タンク本体の所定部位と接離する方向に回動される取っ手部と、所定の回動位置にて前記所定部位に接近する方向への取っ手部の回動を規制する規制機構とを備え、取っ手部の開き角度が小さくなる方向への回動を規制するので、取っ手部の開き角度が所定角度以上となるように維持することができる。
本発明によれば、バネや錘などの追加部品を用いることなく、タンクを運搬するための取っ手部の開き角度を所定角度以上に維持することができ、倒立姿勢にてタンクを容易に自立させることができる。また、バネや錘などの追加部品を用いていないため、製造コストの上昇を抑えることができ、製品の組み立てを容易化することができる。
本実施の形態に係る加湿装置を示す正面側の斜視図である。 本実施の形態に係る加湿装置を示す側断面図である。 本実施の形態に係る加湿装置を示す背面側の斜視図である。 本実施の形態に係る加湿装置を示す分解斜視図である。 給水タンクの一例を示す斜視図である。 給水タンクの一例を示す正面図である。 給水タンクのハンドルを示す模式図である。 軸受部の構成を説明する模式的断面図である。 運搬時の給水タンクを示す斜視図である。 運搬時の給水タンクを示す正面図である。 運搬時の軸受部の状態を示す模式的断面図である。 倒立姿勢での給水タンクの状態を示す模式的断面図である。 給水タンクの倒立姿勢を示す斜視図である。
本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本実施の形態に係る加湿装置を示す正面側の斜視図、図2は側断面図、図3は背面側の斜視図、図4は分解斜視図である。なお、図2において、紙面左側は加湿装置の正面側(前側)であり、紙面右側は加湿装置の背面側(後側)である。
本実施の形態に係る加湿装置は、縦型直方体状のハウジング1を備え、壁及び床を有する室内において、ハウジング1の背面側が壁に対面する姿勢で床に設置される。本実施の形態に係る加湿装置は、設置された室内を加湿する加湿機能を有するだけでなく、室内の臭気を脱臭する機能、室内の塵、ホコリ、花粉などを集塵する機能、帯電粒子である正イオン及び負イオン(以下、単にイオンという)を放出する機能等を有する。
ハウジング1の内部には、第1通風路10、第2通風路20、及び制御室90が、互いに区画されて設けられている。
第1通風路10は、垂直方向の隔壁14及び後ろ斜め方向の隔壁15により更に区画されており、隔壁14より後側(背面側)のフィルタ収容室11、2つの隔壁14,15の間に位置する加湿室12、及び隔壁15より前側(前面側)の送気室13を備える。ハウジング1の後面には、多数の吸気口17,17,17,…を有する後面パネル16が着脱可能に取り付けられる。フィルタ収容室11は、この後面パネル16に開設された多数の吸気口17,17,17,…を介して外部に連通する。また、送気室13は、ハウジング1の天面に開設された送気口18を介して外部に連通する。加湿室12は、隔壁14及び15の下部に設けた開口を経て、フィルタ収容室11及び送気室13の双方に連通するように構成されている。
フィルタ収容室11には、脱臭フィルタ31及び集塵フィルタ32が積層配置してある。脱臭フィルタ31は、例えば、不織布に活性炭を分散保持させてなり、通気中の臭い成分を吸着、除去する作用をなす。集塵フィルタ32は、例えば、公知のHEPA(High Efficiency Particulate Air )フィルタであり、通気中に含まれる微細な塵埃を捕集、除去する作用をなす。脱臭フィルタ31及び集塵フィルタ32は、合成樹脂製の矩形の枠体に各別に一体化され、後面パネル16の前側に設けたフィルタ収容室11に嵌め込まれている。
送風手段としての送風ファン4は、例えば、シロッコファンであり、羽根車40と、羽根車40を駆動するファンモータ41とを備えている。ファンモータ41は、送気室13を構成する壁面に固定されている。羽根車40は、送気室13内に突出するファンモータ41の出力端に固定され、隔壁14,15の下部に設けた開口に対向配置してある。送風ファン4の羽根車40は、ファンモータ41の駆動によって回転する。羽根車40が回転した場合、図2の白抜矢符で示すように、後面パネル16に設けた吸気口17,17,17,…を経て、フィルタ収容室11の内部に外気が導入される。フィルタ収容室11に導入された外気は、フィルタ収容室11の内部を前方向に流れ、加湿室12を経て羽根車40に吸い込まれ、上向きに方向を変えて送気室13の内部に導出される。そして、送気室13を斜め後ろ方向に通流し、送気室13末端の送気口18を経て外部に送り出される。
このように、フィルタ収容室11、加湿室12及び送気室13は、送風ファン4の動作に応じて前述した空気の流れが生じる第1通風路10を構成する。脱臭フィルタ31及び集塵フィルタ32は、第1通風路10の上流側に位置しており、吸気口17,17,17,…を経てフィルタ収容室11に導入される外気は、脱臭フィルタ31の通過により臭い成分を除去され、集塵フィルタ32の通過により塵埃を除去された清浄な空気となって、送気室13の末端の送気口18を経て送り出される。なお、送気口18には、風向などを調整するためのルーバ7が設けられている。
本実施の形態に係る加湿装置は加湿機能を有しており、第1通風路10を流れる空気を加湿すべく、加湿室12(すなわち、集塵フィルタ32と送風ファン4との間)には、加湿ユニット5を設けている。
この加湿ユニット5は、加湿フィルタ部50と水槽55とにより構成される。加湿フィルタ部50は、円環状をなす保持枠51の内側に加湿フィルタ52を収容保持して構成されている。加湿フィルタ52は、不織布等、高い含水性を有すると共に通気が可能な材料製のシートであり、後側から前側に向けて流れる通気との接触面積を増加させるべく、蛇腹状に折り重ね、重ね幅の方向を通気の方向に沿わせて前記保持枠51の内部に収容されている。
水槽55は、上部が開放された皿形の容器であり、ハウジング1の底板に設けたガイド部19に嵌め込むことにより、集塵フィルタ32の前側の加湿室12の内部に配され、内部に設けた2つにローラ部材(不図示)により加湿フィルタ部50の保持枠51を回転可能に支持するように構成されている。水槽55は、加湿フィルタ部50と共に、ガイド部19に沿ってスライド移動することにより、ハウジング1の一側面から外部に引き出すことが可能である。水槽55の引き出し側の端部には、広幅のタンク受け56が連設してあり、タンク受け56には、給水タンク6が着脱されるようになしてある。
給水タンク6は、一側の端部に給水栓を有する直方体のタンクであり、給水栓の側を下向きとした倒立姿勢にてタンク受け56に装着される。給水栓は、公知の定水位弁を内蔵している。この定水位弁は、タンク受け56への給水タンク6の装着時に開放されて、給水タンク6内の収容水を水槽55に送り出し、水槽55の内部に一定水位の水を貯留させるように作用する。
加湿フィルタ部50の保持枠51の外周に沿って従動ギア51aが取り付けてあり、従動ギア51aと、加湿フィルタ部50の上部に配置した駆動ギア58aとが噛合している。加湿フィルタ部50の上部に配置した電動モータ58により駆動ギア58aを回転させると、駆動力が従動ギア51aに伝達され、保持枠51及び加湿フィルタ52が回転する。加湿フィルタ52は、回転することによって水槽55に浸漬した部分が順次周方向に移動して水を吸い上げ、加湿フィルタ52の全体が水分を含んだ状態になる。その結果、加湿フィルタ52を通過した空気は加湿される。一方、加湿フィルタ52が回転していないときには、加湿フィルタ52を通過した空気はほとんど吸湿しない。
また、送風ファン4から送気口18に至る送気室13には、イオン発生器35が配設されている。イオン発生器35は、送気室13の壁面13aに固定され、針状の放電電極及び該放電電極に対向配置された誘導電極を有し、高電圧を印加された放電電極がコロナ放電を起こして正負のイオンを発生させる。イオン発生器35の放電電極は、送気室13に露出しており、イオン発生器35を駆動している場合、送風ファン4から送気口18へ向かう空気にイオンが放出され、イオンを含んだ空気が送気口18より室内に送り出される。室内へ放出されたイオンは、菌類、ウィルス、及びアレルゲン等を死滅又は不活性化させ、悪臭の原因となる物質(例えばアセトアルデヒドのような有機化合物)を分解する。
なお、送気室13における前側及び後側の壁面13a,13bは、前下側から後上方へ傾斜するように配してあるため、送気口18を通じて送り出される空気は、加湿装置の背面の壁に沿って上昇し、天井に沿って壁から離れる方向へ流れる。天井に沿って流れる空気は、部屋の反対側の壁付近で下降するので、イオンを含んだ空気を加湿装置から比較的遠い場所に届かせることができる。また、部屋の反対側の壁付近で下降した空気は、床に沿って加湿装置の方句に流れ、部屋の中を循環する。
一方、第2通風路20は、第1通風路10より上側、ハウジング1の前寄りに位置し、ハウジング1の天面に連なる曲面状の隔壁21と、ハウジング1の前カバー1aとにより区画された領域に設けられている。前カバー1aには、矩形状の吸気口22が開設されており、前カバー1aの上部とハウジングの天面との間に送気口26が設けられている。第2通風路20には送風ファン24が設けられており、第2通風路20は、送風ファン24より下側の吸気室20aと、送風ファン24より上側の送気室20bとにより分割される。吸気室20aは吸気口22を通じて外部と連通し、送気室20bは送気口26を通じて外部と連通している。
吸気室20aには、粗い格子状のガード部23が設けられており、ガード部23に対してプレフィルタ8が着脱自在に装着されている。プレフィルタ8は、比較的編み目の細かいネット状のフィルタを保持枠により保持したフィルタ部81と、第2通風路20の一部を形成すると共に、着脱時の取っ手となる取っ手部82とにより構成されている。プレフィルタ8は、吸気室20aへ流入する空気に含まれている粗い塵埃を捕集し除去する。
第2通風路20に設けられた送風ファン24は、ファンモータ(不図示)及びファン242を備える。ファンモータはファン242を左右方向の軸まわりに回転駆動する。ファン242は、例えば、回転中心に対し外縁側が回転方向へ変位する複数の羽根を有する円筒形状をなす多翼羽根車を有するクロスフローファンである。ファン242は、回転中心の方向が加湿装置の左右方向となるように配してある。ファン242は、ファンモータの出力軸に固定され、ファンモータの駆動によって回転する。ファン242が回転することによって、図2中の実線の矢印にて示すように、室内の空気は、吸気口22を介して第2通風路20へ吸入され、吸入された空気は、吸気室20aから送気室20bへ通流し、送気口26を通じて室内へ送り出される。
また、第2通風路20には、第1通風路10と同様に、イオン発生器25が配設されている。イオン発生器25は、送風ファン24と送気口26との間にて、隔壁21の壁面に固定されており、針状の放電電極及び該放電電極に対向配置された誘導電極を有し、高電圧を印加された放電電極がコロナ放電を起こして正負のイオンを発生させる。イオン発生器25を駆動している場合、送風ファン24から送気口26へ向かう空気にイオンが放出され、イオンを含んだ空気が送気口26より室内に送り出される。なお、送気口26には、電動モータにより左右方向の軸のまわりに回転駆動する風向規制板27が設けられており、送り出す空気に含まれるイオンが室内の中央付近に到達し易いように、風向規制板27の傾斜角度が調節される。
第2通風路20から送り出す空気の方向は、第1通風路10から送り出す空気の方向と異なっている。すなわち、第2通風路20からは、前方へ空気を送り出すようにしているのに対し、第1通風路10からは、後方斜め上方へ空気を送り出すようにしている。
図5は給水タンク6の一例を示す斜視図、図6は正面図である。給水タンク6は、透明又は半透明の樹脂材料により形成されたタンク本体6aを備える。タンク本体6aは、概ね扁平な箱を垂直に立てたような中空の部材により構成され、内部に水が貯留される。タンク本体6aの下面からは、筒状の注水口6bが突出していて、タンク本体6a内部の水の量が少なくなった場合、この注水口6bよりタンク本体6aの内部に水道等から水が注ぎ込まれ、補充される。注水口6bの外周面には、雄ねじが形成されていて、その内周面に雌ねじが形成されたキャップ6cを取り付けることができるように構成されている。
キャップ6cには、図に示していない液出口及び開閉弁が設けられている。開閉弁は、液出口を閉塞するために所定の方向(キャップ6cを注水口6bに取り付けた場合に、給水タンク6の外側に向く方向)に向けて付勢されている。給水タンク6は、キャップ6cが注水口6bに取り付けられた状態で、水槽55のタンク受け部56に装着される。給水タンク6がタンク受け部56に装着された場合、開閉弁は上方に押し上げられ、液出口を開放するので、この液出口を通じてタンク本体6a内部の水は外部へ流出し、水槽55に水が供給される。
タンク本体6aの一側面には、加湿装置のハウジング1の一部を構成する側面パネル6dが装着されている。側面パネル6dには、縦方向に長いスリット6eが形成されていて、タンク本体6a内部に貯留されている水の量を外側から確認できるように構成されている。
タンク本体6aの上部には、加湿装置の前後方向を向く軸回りに回動可能に支持されたハンドル60が設けられている。このハンドル60は、給水タンク6がタンク受け部56に装着されている場合には横姿勢でハウジング1に収容されており、給水タンク6をタンク受け部56から取り出す際、給水タンク6を運搬する際に使用される。また、給水タンク6を運搬する際には、後述する図9に示すように、ハンドル60は縦姿勢で使用される。
図7は給水タンク6のハンドル60を示す模式図である。給水タンク6の上部には、ハンドル60の回動軸601(図8を参照)を枢支する軸受部61を備える。軸受部61は、給水タンク6をハウジング1に装着したときに回動軸601の軸方向が加湿装置の前後方向を向くように、タンク本体6aにネジ止めされて固定されている。軸受部61は、軸方向に長い形状を有しており、回動軸601の両端部を除く部分を枢支するように構成されている。また、軸受部61の長手方向の中央部には、回動軸601の回動を規制するための規制部材611が一体的に形成されている。
ハンドル60は、軸受部61に枢支される回動軸601、回動軸601の両端に立設される2つの支柱部602,602、及び支柱部602,602に支持される取っ手部603により構成される。図7に示すように、ハンドル60をタンク本体6aの上部に収納した状態(以下、収納状態という)において、取っ手部603の側面部は側面パネル6dに連なる形状を有しており、この側面部に利用者の手が入る程度の大きさの開口部604が設けられている。利用者は、開口部604に手を掛けて取っ手部603を動かすことができ、これにより、ハンドル60は回動軸601のまわりに回動するように構成されている。
収納状態において、取っ手部603はタンク本体6aの上部に当接(又は近接)するような位置に配される。以下では、収納状態において取っ手部603と対向するタンク本体6a上部の部位(所定部位)を収納部位という。ハンドル60を回動させることによって、取っ手部603は収納部位から離隔する方向に回動する。また、取っ手部603が収納部位から離隔した状態において、前記方向とは逆方向(すなわち、収納部位に近接する方向)に回動させることにより、取っ手部603を収納部位に収納することができる。
本実施の形態では、軸受部61に規制部材611を設けることにより、取っ手部603が所定の回動位置から前記収納部位に接近する方向へ回動することを規制することを特徴の1つとしている。
図8は軸受部61の構成を説明する模式的断面図である。前述したように、軸受部61は、タンク本体6aの上部に固定されている。軸受部61は、軸方向と直交する断面形状がU字形状をなし、その内周面にてハンドル60の回動軸601を枢支するように構成されている。規制部材611は、軸受部61の内周面から内向きに突出した軸受凸部612と、外向きに窪んだ軸受凹部613とを備える。軸受凸部612は軸方向に平行な突条であり、規制部材611の縁部に設けられている。また、軸受凹部613は、軸方向に平行な切欠溝として形成され、軸受凸部612と連なるように規制部材611の縁部に設けられている。
なお、本実施の形態では、軸受凹部613を切欠溝により形成したが、切り欠きである必要はなく、単なる窪みであってもよい。
ハンドル60の回動軸601は、円柱状の軸であり、軸方向における規制部材611と対向する位置に凸部601aを備える。この凸部601aは、軸方向の平面視で弓形形状をなし、軸方向に薄い板状の突起である。
なお、規制部材611の軸方向の長さの範囲内で、複数の凸部601aを回動軸601の軸方向に連設する構成としてもよい。
図9は運搬時の給水タンク6を示す斜視図、図10は正面図である。給水タンク6を運搬する際には、ハンドル60は縦姿勢で使用される。後述するように、給水タンク6のハンドル60を縦姿勢とした場合、回動軸601の凸部601aが軸受凹部613に嵌まり込み、しかも軸受凸部612により回動軸601の回動が規制されるので、ハンドル60は所定の回動位置にて係止される。本実施の形態では、タンク本体6aの上部からのハンドル60の開き角度が、図10に示すように90度以上の所定角度(例えば100度)となるように、ハンドル60が係止される。
図11は運搬時の軸受部61の状態を示す模式的断面図である。給水タンク6のハンドル60を縦姿勢とした場合、回動軸601の凸部601aが軸受凹部613に嵌まり込むことによって、ハンドル60が軸受部61に係止される。この係止位置(回動位置)において、タンク本体6aの上部からのハンドル60の開き角度が90度以上の所定角度(例えば、100度)となるように、軸受部61の軸受凸部612及び軸受凹部613の位置決め、並びに回動軸601の凸部601aの高さ調整がなされている。
また、ハンドル60が軸受部61に係止された状態において、回動軸601の凸部601aと軸受凸部612とが当接するように構成されているので、ハンドル60の開き角度が小さくなる方向(取っ手部603が収納部位に近接する方向)への回動が規制される。
すなわち、本実施の形態では、回動軸601の凸部601aと軸受部61の軸受凹部613とによりハンドル60の係止機構を構成し、回動軸601の凸部601aと軸受部61の軸受凸部612とにより規制機構を構成している。ハンドル60が係止された状態にて、ハンドル60の開き角度が小さくなる方向に取っ手部603に力が加えられた場合、回動軸601の凸部601aは軸受凸部612を乗り越えることができるように、軸受凸部612を曲面形状としている。このため、ハンドル60の開き角度が所定角度以上となった状態から元に戻し、ハンドル60の取っ手部603を収納状態に戻すことが可能である。また、ハンドル60の開き角度が大きくなる方向には規制部材を設けていないため、ごく僅かな力が取っ手部603に加えられた場合、ハンドル60は最大角度(例えば、180度)まで回動する。
図12は倒立姿勢での給水タンク6の状態を示す模式的断面図である。本実施の形態に係る給水タンク6は底部に注水口6bを備えるため、タンク本体6a内部の水の量が少なくなった場合、給水タンク6の天地をひっくり返し、給水タンク6を倒立させた状態で注水する必要がある。ハウジング1から給水タンク6を取り出し、水道がある場所まで運搬した後には、図11に示すように、給水タンク6のハンドル60は縦姿勢となっている。この状態から給水タンク6を倒立させた場合、ハンドル60の開き角度が小さくなる方向には規制部材611により回動が規制され、開き角度が大きくなる方向には規制部材が設けられておらず、更にハンドル60の開き角度が90度以上の所定角度(例えば100度)で係止されているため、例えば、注水のためにシンクなどの床面に載置した際、ハンドル60は図12の矢符で示す方向に回動し、ハンドル60の取っ手部603と給水タンク6の側面パネル6dとにより支持されて自立した状態を保つことができる。
図13は給水タンク6の倒立姿勢を示す斜視図である。前述したように、給水タンク6を倒立させた状態で載置した場合、給水タンク6は、ハンドル60の取っ手部603と給水タンク6の側面パネル6dとにより支持されて自立する。このため、利用者は、両手が空いた状態で注水作業を実施することができる。
なお、本実施の形態では、回動軸601の凸部601aと軸受部61の軸受凹部613とによりハンドル60の係止機構を構成したが、回動軸601に凹部を設け、軸受部61の対応箇所に凸部を設けることにより、ハンドル60を所定の回動位置で係止する構成としてもよい。
6 給水タンク
6a タンク本体
6b 注水口
6c キャップ
6d 側面パネル
60 ハンドル
61 軸受部
601 回動軸
601a 凸部
602 支柱部
603 取っ手部
611 規制部材
612 軸受凸部
613 軸受凹部

Claims (2)

  1. 液体を貯留するタンク本体と、該タンク本体の底部に形成される液補充口と、該液補充口に取り付けられるキャップとを備え、該キャップに開閉弁を有する液出口が設けられたタンク、並びに該タンクが着脱自在に装着されるタンク装着部を備え、前記タンクが装着された場合に前記開閉弁を開放し、前記液出口より流下する液体を受けるための容器を備え、該容器の液体を気化する加湿装置において、
    前記タンクは、
    前記タンク本体の上部に設けた軸受部により枢支される横向きの軸を一体に有し、前記軸の回動により前記タンク本体の所定部位と接離する方向に回動する取っ手部と、
    所定の回動位置にて前記所定部位に接近する方向への前記取っ手部の回動を規制する規制機構と
    前記回動位置にて前記取っ手部を係止する係止機構と
    を備え、
    前記規制機構は、前記軸受部及び前記軸の夫々に凸部を備えてなり、
    前記係止機構は、前記軸の凸部が嵌り込む軸受凹部、又は前記軸受部の凸部が嵌り込む軸凹部を備える
    ことを特徴とする加湿装置。
  2. 前記取っ手部は、前記タンク本体を倒立姿勢にて支持する支持部材であることを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
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