JP6075529B2 - アイドリングストップ車両の空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドリングストップ車両の空調装置に係り、詳しくは、アイドリングストップ時における空調装置の制御に関する。
従来より、内燃機関を搭載した車両には、車両の停止時に内燃機関を停止して、燃費の向上を図るアイドリングストップが行われている。そして、このようなアイドリングストップを行う車両には、特許文献1のように車両がアイドリングストップ状態である時に、外気温度に応じて内外気ダンパを制御して内気と外気の導入割合を可変させ、更にファンの段数を低下させ車室内への導入する空気の風量を所定量にし、車室内の快適性を確保しつつ、アイドリングストップを長時間化させるアイドリングストップ車両の空調装置が設けられている。
特開2010−247777号公報
このように上記特許文献1のアイドリングストップ車両の空調装置では、車両がアイドリングストップ状態である時に、外気温度が高い場合には、内外気ダンパを制御して内気の導入割合を増やし、ファンの段数を減らして車室内への導入する空気の風量を減らすようにして、車室内を長時間快適にするようにしている。
そして、このような空調装置では、車両のアイドリングストップ状態からの復帰時には、内気と外気の導入割合とファンの段数をアイドリングストップ以前の状態に復帰させている。
また、このような空調装置では、空気を外気より導入する外気導入状態に対し空気を内部で再循環させる内気循環状態の方が吸い込み抵抗が少ないため、同一のファンの段数であっても車室内への導入する空気の風量が多くなる。
したがって、アイドリングストップ以前の状態の空調装置の状態がファンの段数が高く外気導入状態である場合に、空調装置をアイドリングストップ以前の状態に復帰させるときに先にファンの段数を上昇させてから、内外気ダンパを外気導入状態にすると、外気導入状態では吸い込み抵抗が内気循環状態に対して多いため、車室内への導入する空気の風量が一旦多くなった後に、車室内への導入する空気の風量が低下、即ち車室内への導入する空気の風量のオーバーシュートが発生することとなる。
このような車室内への導入する空気の風量のオーバーシュートは、乗員に違和感を与えることとなり好ましいことではない。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、違和感を発生することなくアイドリングストップ状態から復帰することのできるアイドリングストップ車両の空調装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1のアイドリングストップ車両の空調装置では、内燃機関のアイドリングストップを行う車両に搭載され、車室外の外気を導入する外気導入状態と前記車室内の内気を導入する内気循環状態とを切り換える内外気切換手段と、前記内外気切換手段の下流に配設され、前記車室内へ導入する空気の風量を調整する風量調整手段と、を備え、車室内の温度を調整するアイドリングストップ車両の空調装置において、前記内外気切換手段と前記風量調整手段の作動を制御する制御手段を備え、前記制御手段は、前記車両の前記アイドリングストップの開始時には、前記車室内へ導入する前記空気の風量を低下させた後に、前記内気循環状態に切り換え、前記車両の前記アイドリングストップからの復帰時に、前記外気導入状態に切り換えた後に、前記車室内へ導入する前記空気の風量を増加させることを特徴とする。
また、請求項2のアイドリングストップ車両の空調装置では、請求項1において、前記制御手段は、前記車両の前記アイドリングストップからの復帰後から所定期間経過した後に、前記車室内へ導入する前記空気の風量を増加させることを特徴とする。
また、請求項3のアイドリングストップ車両の空調装置では、請求項2において、前記所定期間は、前記内外気切換手段が前記内気循環状態から前記外気導入状態に切り換わるまでの所定時間であることを特徴とする。
また、請求項4のアイドリングストップ車両の空調装置では、請求項2において、前記内外気切換手段の作動を検出する作動検出手段を備え、前記所定期間は、前記作動検出手段にて前記内外気切換手段の前記外気導入状態への作動の完了を検出するまでの期間であることを特徴とする
請求項1の発明によれば、車両のアイドリングストップからの復帰時に、車室外の外気の導入する外気導入状態に切り換えた後に、車室内へ導入する空気の風量を増加させているので、車室内へ導入する空気の風量を増加させた後に、車室外の外気の導入する外気導入状態に切り換えることで、外気導入状態と内気循環状態とで吸い込み抵抗が異なることにより発生するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
したがって、乗員に違和感を与えることなく、アイドリングストップ状態から復帰することができる。しかも、車両のアイドリングストップの開始時に、車室内へ導入する空気の風量を低下させた後に、車室外の内気循環状態に切り換えることで、外気導入状態と内気循環状態とで吸い込み抵抗が異なることにより発生するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
また、請求項2の発明によれば、車両のアイドリングストップからの復帰後から所定期間経過した後に、車室内へ導入する空気の風量を増加させており、車室内へ導入する空気の風量の増加前に、内外気切換手段を外気導入状態まで作動させることができるので、車室内へ導入する空気の風量のオーバーシュートの発生を抑制することができる。
また、請求項3の発明によれば、所定期間を内外気切換手段が内気循環状態から外気導入状態となるまでの所定時間としており、センサ等を用いて内外気切換手段の作動状態を検出する必要がないので、コストの増加を抑制しつつ、内外気切換手段の作動を完了させることができる。
また、請求項4の発明によれば、所定期間を作動検出手段にて内外気切換手段の外気導入状態への作動の完了を検出するまでとしており、内外気切換手段の外気導入状態への作動の完了を確実に判定することができるので、車室内へ導入する空気の風量のオーバーシュートの発生を確実に抑制することができる。
本発明に係るアイドリングストップ車両の空調装置の概略構成図である。 本発明に係るアイドリングストップ時の空調制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、車両1に搭載された本発明に係るアイドリングストップ車両の空調装置の概略構成図であり、以下、当該アイドリングストップ車両の空調装置の構成を説明する。
なお、図中白抜き矢印は、空気の流れを、二点鎖線の上側は室外、下側は室内をそれぞれ示す。
図1に示すように、アイドリングストップ車両の空調装置は、HVAC21(空調ユニット)、コンプレッサ22、コンデンサ23、冷媒圧センサ24、エキスパンションバルブ25、A/C−ECU(制御手段)28、空調操作部29、外気温度センサ31及び室内温度センサ32から構成される。
HVAC21の上流部は、外気を導入する外気導入口21iと内気を導入する内気導入口21jとに分岐されている。そして、当該分岐には、HVAC21内へ導入する外気と内気の導入割合を調整するための内外気ダンパ(内外気切換手段)21aが配設されている。なお、構造上、外気導入口21i側の空気吸い込み時の抵抗、所謂吸い込み抵抗は、内気導入口21i側の吸い込み抵抗に対して大きくなる。
内外気ダンパ21aは、ステッピングモータ(内外気切換手段)21bにより開度を調整可能となっている。そして、内外気ダンパ21aは、外気導入口21iを閉鎖、即ち内気導入口21jを開口することで車室内の空気を再循環させる内気循環状態と、内気導入口21jを閉鎖、即ち外気導入口21iを開口することで車室外の空気を導入する外気導入状態とを切り換える機能を有する。なお、内外気ダンパ21aの開度は、A/C−ECU28にて制御される。
HVAC21の内外気ダンパ21aの下流には、ブロアファン&モータ(風量調整手段)21cとエバポレータ21e、エバポレータ温度センサ21f、温度調整用ダンパ&モータ21g及びヒータ21hで構成される温度調整部21dとが配設される。
ブロアファン&モータ21cは、外気導入口21i及び内気導入口21jよりHVAC21内に空気を導入し、送風口21kより温度調整された空気を室内へ送風するものである。また、ブロアファン&モータ21cは、供給される電力の電圧、所謂ファン電圧で制御される。そして、ブロアファン&モータ21cは、ファン電圧が高くなるにつれ、室内に送風する空気の風量を増加する。
エバポレータ21e、コンプレッサ22、コンデンサ23、冷媒圧センサ24、エキスパンションバルブ25及びそれぞれを接続する配管26により冷凍回路が構成される。配管26内には、冷媒が充填されており、コンプレッサ22、コンデンサ23、エキスパンションバルブ25、エバポレータ21eの順で相変化しながら循環する。
エバポレータ21eは、空気と冷媒との熱交換により冷媒に吸熱させ、HVAC21内に導入された空気を冷却し或いは除湿するものである。
コンプレッサ22は、車両駆動用のエンジン(内燃機関)11により駆動され、気化した冷媒を圧縮するものである。
コンデンサ23は、圧縮された高温の冷媒の熱を放熱し、液化するものである。
冷媒圧センサ24は、冷媒の圧力を検出するものである。
エキスパンションバルブ25は、液化した冷媒の圧力を低下させ、気化を行いやすくするものである。
エバポレータ温度センサ21fは、エバポレータ21eの温度を検出するものである。
温度調整用ダンパ&モータ21gは、ヒータ21hへの空気の流入量を調整するものである。
ヒータ21hは、エンジン11の冷却水路(図示せず)とヒータ配管27で接続され、エンジン11の冷却水路より循環される冷却水の熱を放熱し、HVAC21内に導入された空気を暖めるものである。
なお、エンジン11は、上記のように冷却水路がヒータ21hとヒータ配管27で接続されるとともにラジエータ12と冷却水配管13で接続されている。
ENG−ECU14は、エンジン11の総合的な制御を行うための制御装置であり、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成される。そして、車両の運転状態に基づき、車両の停止時にはエンジン11の運転を停止するアイドリングストップ機能を有している。
A/C−ECU28は、空調装置の総合的な制御を行うための制御装置であり、ENG−ECU14と同様に入出力装置、記憶装置及びCPU等を含んで構成される。
A/C−ECU28の入力側には、上記エバポレータ温度センサ21f、冷媒圧センサ24、室外の温度を検出する外気温度センサ31、室内の温度を検出する室内温度センサ32の他、ブロアファン&モータ21cのファン段数(風量)、温度、内外気モードを設定する空調操作部29及びENG−ECU14が電気的に接続されており、これら各種センサ類からの検出情報、空調操作部29の設定情報及びエンジン11の運転状況が入力される。
一方、A/C−ECU28の出力側には、上記ステッピングモータ21b、ブロアファン&モータ21c、温度調整用ダンパ&モータ21g及びコンプレッサ22が電気的に接続されている。
これより、A/C−ECU28は、各種センサ類からの検出情報、空調操作部29の設定情報及びエンジン11の運転状況に基づいて空調装置の動作内容を演算し、出力信号をステッピングモータ21b、ブロアファン&モータ21c、温度調整用ダンパ&モータ21g及びコンプレッサ22へ供給し、出力信号に応じて内外気ダンパ21aの開度、ブロアファン&モータ21cのファン電圧、温度調整用ダンパ&モータ21gの開度及びコンプレッサ22の動作を切り替え、室内の温度を制御する。また、A/C−ECU28は、車両のアイドリングストップ時には、乗員に違和感を与えないようにするアイドリングストップ時の空調装置の制御が実施される。
以下、このように構成された本発明に係るA/C−ECU28でのアイドリングストップ時の空調装置の制御について説明する。
図2は、A/C−ECU28にて実行する本発明に係るアイドリングストップ時の空調装置の制御ルーチンを示すフローチャートである。
図2に示すように、ステップS10では、IDストップ、即ちアイドリングストップが実施されたか否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアイドリングストップが実施されていれば、ステップS12に進む。判別結果が偽(No)でアイドリングストップが実施されていなければ、ステップS10に戻り再度判別をする。
ステップS12では、ファン電圧が所定値以上であるか否かを判別する。詳しくはブロアファン&モータ21のファン電圧が風量が所定風量以上となる所定値以上であるか否かを判別する。判別結果が真(Yes)でファン電圧が所定値以上、即ち風量が所定風量以上であれば、ステップS14に進む。判別結果が偽(No)でファン電圧が所定値未満、即ち風量が所定風量未満であれば、ステップS16に進む。なお、ここでの所定値は、アイドリングストップ中に室内の快適性を損なわず、且つアイドリングストップ時間を長くすることのできる値を基に設定される。
ステップS14では、ファン電圧を低下する。詳しくは、ファン電圧を所定値未満に低下させ、風量を所定風量未満とする。そして、ステップS16に進む。
ステップS16では、外気導入状態であるか否かを判別する。詳しくは、内外気ダンパ21aにより外気導入口21iが開口され外気導入状態となっているか否かを判別する。判別結果が真(Yes)で内外気ダンパ21aにより外気導入口21iが開口され外気導入状態となっていれば、ステップS18に進む。判別結果が偽(No)で内外気ダンパ21aにより内気導入口21jが開口され内気循環状態となっていれば、ステップS24に進む。
ステップS18では、外気温度が所定温度以上であるか否かを判別する。判別結果が真(Yes)で外気温度が所定温度以上であれば、ステップS20に進む。判別結果が偽(No)で外気温度が所定温度未満であれば、ステップS22に進む。なお、ここでの所定温度は、アイドリングストップ中に室内の快適性を損なわず、且つアイドリングストップ時間を長くすることのできる値を基に設定される。
ステップS20では、内気循環状態に切り換える。詳しくは、内外気ダンパ21aにより内気導入口21jを開口し内気循環状態にする。そして、ステップS26に進む。
また、ステップS22では、外気導入状態を維持する。そして、ステップS26に進む。
また、ステップS24では、内気循環状態を維持する。そして、ステップS26に進む。
次にステップS26では、アイドリングストップが解除されたか否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアイドリングストップが解除されていれば、ステップS28に進む。判別結果が偽(No)でアイドリングストップが解除されていなければ、ステップS26に戻り再度判別をする。
ステップS28では、内外気ダンパ21aの位置を算出する。詳しくは、外気温度と室内温度と設定温度とに基づいて、最適となる内外気ダンパ21aの位置を算出する。詳しくは、内外気ダンパ21aで外気導入口21i或いは内気導入口21jのいずれを開口するかを算出する。そして、ステップS30に進む。なお、本ステップにて内外気ダンパ21aの位置と同様に、最適な風量となるファン電圧も算出される。
ステップS30では、ステップS28での算出結果が外気導入状態であるか否かを判別する。判別結果が真(Yes)で算出結果が外気導入であれば、ステップS32に進む。判別結果が偽(No)で算出結果が外気導入状態でなければ、ステップS34に進む。
ステップS32では、外気導入状態に切り換える。詳しくは、内外気ダンパ21aにより外気導入口21iを開口し外気導入状態にする。そして、ステップS36に進む。
また、ステップS34では、内気循環状態に切り換える。詳しくは、内外気ダンパ21aにより内気導入口21jを開口し内気循環状態にする。そして、ステップS36に進む。
ステップS36では、所定時間経過したか否かを判別する。詳しくは、アイドリングストップの解除から所定時間経過したか否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアイドリングストップの解除から所定時間経過していれば、ステップS38に進む。判別結果が偽(No)でアイドリングストップの解除から所定時間経過していなければ、ステップS36に戻り再度判別をする。なお、所定時間は、内外気ダンパ21aが内気導入口21jの全開位置から外気導入口21iの全開位置となるまでの内外気ダンパ21aの作動時間を予め実験等から求めて設定される。
ステップS38では、ファン電圧をステップS28で算出されたファン電圧まで上昇させる。詳しくは、ファン電圧を上昇させて、風量を増加させる。そして、本ルーチンをリターンする。
このように、本発明の実施例に係るアイドリングストップ車両の空調装置によれば、アイドリングストップが実施されると、ブロアファン&モータ21のファン電圧が風量が所定風量以上となる所定値以上であるか判別する。そして、ファン電圧が所定値以上で風量が所定風量以上であれば、ファン電圧を所定値未満に低下させ、風量を所定風量未満とする。そして、内外気ダンパ21aにより外気導入口21iが開口され外気導入となっていれば、外気温度が所定温度以上であるか判別し、外気温度が所定温度以上であれば、内外気ダンパ21aにより内気導入口21jを開口し内気循環状態にし、外気温度が所定温度未満であれば、外気導入状態を維持する。そして、アイドリングストップが解除されると、内外気ダンパ21aの位置とファン電圧を算出し、算出結果が外気導入状態であれば内外気ダンパ21aにより外気導入口21iを開口し外気導入状態に切り換え、算出結果が外気導入状態でなければ内外気ダンパ21aにより内気導入口21jを開口し内気循環状態に切り換える。そして、アイドリングストップの解除から所定時間経過するとファン電圧を上昇させて、風量を増加させるようにしている。
このように、車両のアイドリングストップからの復帰時に、外気温度と室内温度と設定温度とに基づいて算出され、最適となる内外気ダンパ21aの位置が外気導入口21iを開口する位置である場合に、内外気ダンパ21aにより外気導入口21iを開口し外気導入状態とした後に、ファン電圧を上昇させて、風量を増加させているので、車室内へ導入する空気の風量を増加させた後に、外気を導入する外気導入状態に切り換えることで、外気導入状態と内気循環状態とで吸い込み抵抗が異なることにより発生するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
したがって、乗員に違和感を与えることなく、アイドリングストップ状態から復帰することができる。
また、車両のアイドリングストップからの復帰後から所定時間経過した後に、ファン電圧を上昇させて風量を増加させており、センサ等を用いて内外気ダンパ21aの作動状態を検出する必要がないので、コストの増加を抑制しつつ、内外気ダンパ21aの作動を完了させることができる。
また、アイドリングストップが実施される時に、ファン電圧が風量が所定風量以上となる所定値以上であると、ファン電圧を所定値未満に低下させ車室内へ導入する空気の風量を所定風量未満とした後に、内外気ダンパ21aにより外気導入口21iが開口され外気導入状態となっていれば、内外気ダンパ21aにより内気導入口21jを開口し内気循環状態にすることで、外気導入状態と内気循環状態とで吸い込み抵抗が異なることにより発生するオーバーシュートの発生を抑制することができる。
以上で発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、ステップS28にて外気温度と室内温度と設定温度とに基づいて、最適となる内外気ダンパ21aの位置を算出し、ステップS30にて算出結果が外気導入状態であるか否かを判別し、判別結果に基づいてステップS32或いはステップS34にて外気導入状態或いは内気循環状態に切り換えるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、ステップS28にて外気導入口21iと内気導入口21jとの開口割合を算出し、その後のステップにて開口割合に見合うように内外気ダンパ21aを作動させたのちにステップS30の処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両のアイドリングストップからの復帰後から所定時間経過した後に、ファン電圧を上昇させて風量を増加させているが、これに限定されるものではなく、例えば、内外気ダンパ21aの開度を検出するセンサ(作動検出手段)を備え、当該センサにて、内外気ダンパ21aが外気導入口21iを開口、即ち内気導入口21jの閉鎖が検出された後に、ファン電圧を上昇させて風量を増加させてもよい。このことにより、内外気ダンパ21aが外気導入口21iを開口したことを確実に判定することができるので、車室内へ導入する空気の風量のオーバーシュートの発生を確実に抑制することができる。
11 エンジン(内燃機関)
21a 内外気ダンパ(内外気切換手段)
21b ステッピングモータ(内外気切換手段)
21c ブロアファン&モータ(風量調整手段)
28 A/C−ECU(制御手段)

Claims (4)

  1. 内燃機関のアイドリングストップを行う車両に搭載され、車室外の外気を導入する外気導入状態と前記車室内の内気を導入する内気循環状態とを切り換える内外気切換手段と、前記内外気切換手段の下流に配設され、前記車室内へ導入する空気の風量を調整する風量調整手段と、を備え、車室内の温度を調整するアイドリングストップ車両の空調装置において、
    前記内外気切換手段と前記風量調整手段の作動を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、
    前記車両の前記アイドリングストップの開始時には、前記車室内へ導入する前記空気の風量を低下させた後に、前記内気循環状態に切り換え、
    前記車両の前記アイドリングストップからの復帰時に、前記外気導入状態に切り換えた後に、前記車室内へ導入する前記空気の風量を増加させることを特徴とするアイドリングストップ車両の空調装置。
  2. 前記制御手段は、前記車両の前記アイドリングストップからの復帰後から所定期間経過した後に、前記車室内へ導入する前記空気の風量を増加させることを特徴とする、請求項1に記載のアイドリングストップ車両の空調装置。
  3. 前記所定期間は、前記内外気切換手段が前記内気循環状態から前記外気導入状態に切り換わるまでの所定時間であることを特徴とする、請求項2に記載のアイドリングストップ車両の空調装置。
  4. 前記内外気切換手段の作動を検出する作動検出手段を備え、
    前記所定期間は、前記作動検出手段にて前記内外気切換手段の前記外気導入状態への作動の完了を検出するまでの期間であることを特徴とする、請求項2に記載のアイドリングストップ車両の空調装置。
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