JP6075388B2 - 環境計測システム及び環境計測方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ソーナーを用いて海中の音速分布を推定する環境計測システム及び環境計測方法に関する。
ソーナーシステムにとって、海中の音波伝搬方向の把握は極めて重要である。しかし、海中では温度分布や密度分布、塩分濃度分布の違いによって音波の屈折率が異なるため、音波伝搬方向を推測することが困難である。
一般的に、海中でのソーナーシステム運用に先立って、又は、運用と同時に海水の垂直方向の温度分布を測定したり、温度分布と同時に塩分濃度分布を測定して、温度分布のみから、あるいは温度分布と塩分濃度分布とから音波に対する屈折率分布を推測することが広く行われている。
例えば、非特許文献1で示すように一般的には温度分布のみを測定する装置をXBT、温度分布と塩分濃度分布とを測定する装置をXCTDと呼称している。無論、実際に測定しなくても、過去の測定結果の平均値から音速分布を推定することも広く行われている。
また、非特許文献2で概要を示すように、複数の送受波器を対象海域に分散して設置し、音波をお互いに送受波することによって、音速分布を直接測定する海洋音響トモグラフィと言われる手法も広く使われている。
Alexander Sy and Darren Wright, "XBT/XCTD Standard Test Procedures", International Oceanographic Commission (IOC) and World Meteorological Organization (WMO) - 3rd Session of JCOMM Ship-of-Opportunity Implementation Panel (SOOPIP-III), March 28-31, 2000, La Jolla, California, U.S.A. 海洋音響学会 編,"海洋音響の基礎と応用",成山堂書店,2004.p.218.
しかしながら、XBTやXCTDは使い捨ての装置であるため、長時間頻繁に音速分布を把握したい場合は、当該装置が大量に必要となって、費用が増大する問題がある。
また、ブイから吊り下げて用いる可変深度方式の測定装置も考えられるが、やはり長時間頻繁に深度を変える運用に耐えるものを作るには大きな費用がかかる問題がある。
また、これらの装置は温度分布のみ、あるいは温度分布と塩分濃度分布とから経験則に基づいて音速分布を推定するものであり、音速そのものを測定するものでないため、誤差の発生が懸念される。
一方、海洋音響トモグラフィは音速分布を直接測定するものであるが、複数の送受波器を設置する必要があり、費用がかかる上、運用によっては複数の送受波器を設置する機会が無い場合がある。また、頻繁には設置場所を変更できない。そのため、音速分布の測定そのものを目的としない一般的なソーナーシステムの運用においては、実用的ではない。
さらに、海洋音響トモグラフィは離れた地点の測定器間でネットワークを組む必要があり、通信用のブイを用いることが多いが、これも迅速な設置場所の変更に適していない。更にはブイ自体が見えることや、通信電波を送受信するため秘匿性が低い問題がある。
そこで、本発明の主目的は、単一の送波器で音速分布を低費用で推定する環境計測システム及び環境計測方法を提供することである。
上記課題を解決するため、環境計測システムに係る発明は、海中に位置して、指示された方位に音波を複数回送波する送波器と、海中に位置して、海面又は海底の反射体で反射された音波を受波する第1受波器と、ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように送波器に対して送波方位を指示する送波方位設定部と、音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定部と、予め設定された距離で、海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定部と、送波方位、所要時間、レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築部と、連立方程式を解く連立方程式求解部と、連立方程式求解部が連立方程式を解く際に必要となる初期値をパラメータ初期値として設定する初期パラメータ設定部と、連立方程式求解部によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の平均音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成して出力する音速プロファイル出力部と、を含む第1ユニットを備えることを特徴とする。
また、環境計測方法に係る発明は、指示された方位に音波を複数回送波する送波手順と、海面又は海底の反射体で反射された音波を受波する第1受波手順と、ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように送波方位を指示する送波方位設定手順と、音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定手順と、予め設定された距離で、海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定手順と、送波方位、所要時間及びレイヤの厚さを用いると共に当該レイヤにおける平均音速を未知数とした連立方程式を構築する連立方程式構築手順と、連立方程式を解く連立方程式求解手順と、連立方程式求解手順で連立方程式を解く際に必要となるパラメータ初期値を設定する初期パラメータ設定手順と、連立方程式求解手順によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成出力する音速プロファイル出力手順と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、送波器から複数の方位に音波を送波して、音速を未知数とする連立方程式を構築し、この連立方程式を解いて平均音速を求めるので、1つの送波器でも音速分布が低費用で推定できるようになる。
本発明の第1実施形態にかかる環境計測システムのブロック図である。 海中を複数のレイヤに分割した際の様子を示す図で、海面からの反射音を測定する場合のレイヤの設定例を示す図である。 海中を複数のレイヤに分割した際の様子を示す図で、海底からの反射音を測定する場合のレイヤの設定例を示す図である。 図1に示す環境計測システムに代る海底からの反射音を検出するシステムのブロック図である。 図1に示す環境計測システムに代る海面及び海底からの反射音を検出するシステムのブロック図である。 第1実施形態にかかる環境計測システムの音速分布推定手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる環境計測システムのブロック図である。 第2実施形態にかかる環境計測システムの音速分布推定手順を示すフローチャートである。 海中を複数のレイヤに分割した際の様子を示す図である。 本発明の第3実施形態にかかる環境計測システムのブロック図である。 海中を複数のレイヤに分割した際の様子を示す図である。
本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態にかかる環境計測システム2Aのブロック図である。この環境計測システム2Aは、送波器11、第1受波器12、送波方位設定部13、第1所要時間測定部14、レイヤ設定部15、連立方程式構築部16、連立方程式求解部17、音速プロファイル出力部18、初期パラメータ設定部19、表示部20、蓄積部21を含んでいる。なお、表示部20、蓄積部21は、環境計測システム2Aの付加的な構成要素とすることも可能である。即ち、これら表示部20、蓄積部21は環境計測システム2Aの専用装置でなく、他の装置と併用される装置であってもよい。
送波器11は、送波方位毎に音波を複数回海中に送波する。この送波器11として、圧電効果、電歪効果、磁歪効果等に基づいて電気信号を音響信号に変換する音響素子を複数備えた構成が例示できる。
そして、送波器11は、送波方位設定部13により指定された方位に対して、方位毎に複数回音波を送波し、送波時刻を第1所要時間測定部14に出力する。
第1受波器12は、海面(反射体)で反射された音波を受波して、受波信号と受波時刻とを第1所要時間測定部14に出力する。この第1受波器12として、圧電効果、電歪効果、磁歪効果等に基づいて音響信号を電気信号に変換する音響素子を複数備えた構成が例示できる。
なお、送波機能と受波機能とが一体に形成された素子を備えて送波と受波を兼用するセンサや、送波機能を持つ素子と受波機能を持つ素子とを併せ持つ送波と受波を兼用するセンサを用いることも可能である。送波機能と受波機能とが一体化している場合は送受波器と呼ぶこともある。
送波方位設定部13は、送波器11に対して音波を送波する際の方位(送波方位)を指定すると共に、連立方程式構築部16に指定した送波方位を出力する。方位の変更については垂直方位のみが必要である。水平方位については特に指定することは無い。
方位の数については、レイヤ設定部15で設定するレイヤの数以上が必要である。また、送波方位設定部13は、所要時間の測定毎に、送波方位を連立方程式構築部16に出力する。
第1所要時間測定部14は、送波器11で音波を送波した送波時刻と、この音波が海面で反射されて第1受波器12で受波された受波時刻とから送受波に要した時間(所要時間)を求める。
この算出は、送波時刻と受波時刻との差分とする。このとき、送波器11は一定の送波方位に対して複数回音波を送波するので、所要時間も複数回計測される。そこで、第1所要時間測定部14は、計測された複数回の所要時間の平均値を算出して、これを平均所要時間として、連立方程式構築部16に出力する。
レイヤ設定部15は、海中を海面に平行な複数(予め定められた数)のレイヤに仮想的に分割する。後述する図2A,図2Bは、このように海中をレイヤに分割した様子を示している。レイヤの数やレイヤの厚さは任意であり、予め定めておくこととする。ただし、送波方位設定部13で設定した送波方位の数を上回ってはならない。一つのレイヤの中では音速は一定とし、この音速をこのレイヤにおける平均音速とする。レイヤの厚さを薄くしてレイヤの数を増やすと、音速分布は高精度に推定できる。
連立方程式構築部16は、送波方位設定部13で設定した送波方位と、第1所要時間測定部14で得られた送波方位毎の平均所要時間とを用い、レイヤ設定部15で設定した各レイヤの厚さを既知の変数として、レイヤ設定部15で設定した各レイヤの平均音速を未知の変数とする連立方程式を構築する。なお、レイヤの数が送波方位の数を上回っている場合は、送波方位の数と合うように、使うレイヤを指定して、レイヤ数を削減する。
初期パラメータ設定部19は、連立方程式を解く際のパラメータの初期値(以下、パラメータ初期値と記載する)を設定する。ただし、パラメータ初期値が必要でない場合は設定しない。
連立方程式求解部17は、連立方程式構築部16で構築された連立方程式を、パラメータ初期値を使って解くことにより、各レイヤにおける平均音速を求める。
音速プロファイル出力部18は、求めた各レイヤの平均音速を深度順に並べることにより音速プロファイルを作成する。この音速プロファイルは、表示部20に出力されて表示され、また蓄積部21に出力されて蓄積される。
表示部20は、コンピュータディスプレイ等で構成される装置であり、音速プロファイルを音速対深度のグラフ等の図形情報や数値の文字情報により表示する。
蓄積部21は、ハードディスク等で構成される装置であり、音速プロファイルを保存する。音速プロファイルを保存する際には、海域や測定時期等と関連付けしてもよい。
なお、上記説明では、送波器11からの音波が海面で反射されて第1受波器12に受波される場合について説明したが、本実施形態はかかる構成に限定するものではない。例えば、図3及び図4に示すような環境計測システムでもよい。
図3に示す環境計測システムは、送波器11からの音波が海底(反射体)で反射され、これを第1受波器12が受波する場合を示している。このとき海底は、水平で凹凸がほとんど無いとする。
また、図4に示す環境計測システムは、海面32からの反射音と海底33からの反射音とを受波する構成となっている。この場合、送受波器は海中にあり、水平方向より上向きについては図1に示す環境計測システムと同様の動作を行い、音速プロファイル出力部18において音速プロファイルを得て、これを上向き音速プロファイルとする。また、下向きについては図3に示す環境計測システムと同様の動作を行い、音速プロファイル出力部18において音速プロファイルを得て、これを下向き音速プロファイルとする。そして、この2つの音速プロファイルを音速プロファイル出力部18において深度順に並べることにより、海中の音速プロファイルが得られる。
次に、連立方程式構築部16及び連立方程式求解部17について、図2A,図2Bを参照して詳細に説明する。図2Aは、海中を複数のレイヤに分割した際の様子を示す図で、海面からの反射音を測定する場合のレイヤの設定例を示す図である。図2Bは、海中を複数のレイヤに分割した際の様子を示す図で、海底からの反射音を測定する場合のレイヤの設定例を示す図である。
図2Aでは、海中を海底から厚みd〜dの第1レイヤ〜第Nレイヤ(Nは正の整数)に分割している。これに対して、図2Bでは、海中を海面から厚みd〜dの第1レイヤ〜第Nレイヤに分割している。レイヤの厚さdは、任意に設定できる。
なお、cは第nレイヤの平均音速を示している。また、角度θi,jは、i番目の送波方位に対し、第jレイヤから第j+1レイヤへの音波の入射角を示す。添字「i」は、送波器11から送波される音波の方向を示している。即ち、後述するように、送波器11からは複数の送波方位に音波が放射される。このときの送波方位を示す添字が「i」である。ここで、k,i,j,m,N等は正の整数である。
このようなレイヤを用いて連立方程式構築部16では、各レイヤにおける平均音速を未知変数、各送波方位と送波方位毎の所要時間を既知変数とした非線形連立方程式を構築する。また、連立方程式求解部17は、連立方程式構築部16により構築された非線形連立方程式を既知の逐次数値計算法を用いて解く。
例えば、図2Aのようなレイヤに海中を分割した場合、ソーナーから海面までの音波伝搬の所要時間をTとすると、例えばi番目の送波方位に対し所要時間Tは、各レイヤを通過するのに要する時間の総和として、
Figure 0006075388
で与えられる。
ここで、音波がレイヤの通過する際の音波の伝搬方向は、レイヤの密度等の違いによりスネルの法則に従い変化するので、
Figure 0006075388
の関係が成立つ。
従って、式1の所要時間Tは、
Figure 0006075388
となる。以降では簡略化のため、角度θi,1をθと表記する。
ここで第1レイヤから第2レイヤへの音波の入射角をθ〜θとN通りに変化させて、各々の場合の海面からのエコー到達時間Tを測定したとする。これによりN個の非線形連立方程式が得られる。この場合、エコー到達時間Tは、

Figure 0006075388
の連立方程式で与えられる。N個の各レイヤの音速を未知数とすると、N個の連立方程式によりN個のレイヤでの音速が求まる。
次に、
Figure 0006075388
と関数f(C)を定義する。ここでCは、ベクトルである。この関数f(C)を用いて式4は、
Figure 0006075388
のように表わされる。
なお、F(C)はベクトルである。
このような非線形の連立方程式を解くには広く知られた様々な手法を用いることができる。最もよく使われている手法は2分法とニュートン・ラプソン法である。
2分法では例えば、最初に
Figure 0006075388



Figure 0006075388
となる音速を選び、これを初期の音速の推定範囲とし、順次
Figure 0006075388



Figure 0006075388
として音速の推定範囲を狭めていく手法である。
次に、ニュートン・ラプソン法の適用の仕方について説明する。ここで、ニュートン・ラプソン法の第kステップで得られた第nレイヤの平均音速をcn,kとし、この平均音速の集合を

Figure 0006075388
のようにベクトル表記する。
すると、ニュートン・ラプソン法による第k+1ステップでの平均音速CK+1の集合は、

Figure 0006075388
で表わされる。
ここで、
Figure 0006075388

である。
各項は、
Figure 0006075388

Figure 0006075388
となる。
さて、例えば、初期パラメータ設定部19において、各平均音速の初期値を、
Figure 0006075388
とする。
この音速を式10に入れ、それを式9に代入し、逆行列を求め、式8を用いて次のステップでの平均音速を求める。収束条件としては、例えば、更新部分の割合が一定未満(1%未満)等になったら更新を停止するといった条件を用いてもよい。
また、ここでは
Figure 0006075388
という連立方程式に2分法やニュートン・ラプソン法を適用したが、
Figure 0006075388
として、
Figure 0006075388
という連立方程式に対して2分法やニュートン・ラプソン法を適用してもよい。
次に、もう一つの計算方法について説明する。この計算方法では、一般的に、各レイヤにおける平均音速の違いが小さいことを利用する。各レイヤにおける平均音速の違いが小さい場合、非線形連立方程式の式4を線形連立方程式に近似して考えることができる。
まず式4の第n行は
Figure 0006075388

であり、この式の左辺第m項は、
Figure 0006075388
であることに着目する。
ここで式13を
Figure 0006075388
と変形する。
このとき、
Figure 0006075388
という条件の下でさらに変形する。
すると式14は、
Figure 0006075388
のように展開できる。
ここの近似では、
Figure 0006075388
について1次の項までを取る。
つまり
Figure 0006075388
とする。
この式18を式12に代入すると
Figure 0006075388
式19が得られる。
さらに、式19を整理すると、
Figure 0006075388
となる。
ここで、2N−1通りの角度で測定すると、
Figure 0006075388
の連立方程式が得られる。
この連立方程式は、
Figure 0006075388
のように書きかえることができる。
ここで
Figure 0006075388

Figure 0006075388

Figure 0006075388
と定義すると、行列Θ、ベクトルΨの各成分は既知であるので、式22はベクトルΞについて解くことができる。
ただし、行列Θは逆行列を持つ必要があることから、
Figure 0006075388
でなければならない。
今回、未知数の個数Nに対して2N−1個の連立方程式を立てて音速を求めている。このため、一つの音速に対し、2通りの解があり得る。この場合、正の解が一つの場合はその解を、正の解が二つある場合は二つの平均をとればよい。
この方法はニュートン・ラプソン法の場合より計測を約2倍の数の角度で行うことが必要になる反面、繰り返し計算が不要になる利点がある。
連立方程式求解部17では、上記式23の連立方程式に対し、例えば、式24で示す行列Θの逆両列を求めることによって解は容易に得られる。
次に、上述した環境計測システムにおける音速分布推定処理を説明する。図5は、かかる音速分布推定処理手順を示すフローチャートである。なお、以下の説明においては、非線形連立方程式の式4を用いた場合を例に説明する。
ステップSA1: 先ず、レイヤ設定部15は、計測対象の海中を複数のレイヤに分割する。無論、このレイヤは仮想的なレイヤで、各レイヤ内での音速は一定とする。そして、レイヤ数を送波方位設定部13に出力する。
ステップSA2: 次に、送波方位設定部13は、レイヤ数を参考に複数の送波方位を設定し、送波器11と連立方程式構築部16とに出力する。なお、方位数をNd、レイヤ数をNLとしたとき、方位数Ndはレイヤ数NL以上(Nd≧NL)に設定する。
ステップSA3: 送波器11は、送波方位設定部13から送波方位が指示されると、指定された方位毎に音波を複数回送波すると共に、送波時刻を第1所要時間測定部14に出力する。
ステップSA4: 送波器11から送波された音波は、水面や海底で反射されて第1受波器12で受波される。第1受波器12は、受波した時刻を第1所要時間測定部14に出力する。
ステップSA5: 第1所要時間測定部14は、送波時刻と受波時刻との差分から、音波が海中を伝わるのに要した時間(所要時間)を算出する。そして、各送波方位に対する所要時間が複数回を求められ、これらの平均値が平均所要時間として連立方程式構築部16に出力される。なお、音波は複数の方位に送波されるので、平均所要時間も送波方位の数だけ求められる。
ステップSA6: 連立方程式構築部16は、レイヤ設定部15から入力したレイヤ数に対応する連立方程式を、上述した方法に従い構築する。
ステップSA7: その後、構築された連立方程式は、連立方程式求解部17において初期パラメータ設定部19から指示された初期値を用いて解析されて、各レイヤでの平均音速が求められる。
ステップSA8: 音速プロファイル出力部18は、各レイヤでの平均音速を深度順に並べて音速プロファイルを作成する。この音速プロファイルは、表示部20に出力されて表示され、また蓄積部21に出力されて蓄積される。
以上、説明したように、1つのソーナーシステムにより音速プロファイルを直接推定することができるので、音速プロファイルの取得が安価になる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第1実施形態と同一構成に関しては、同一符号を用いて説明を適宜省略する。
本実施形態にかかる環境計測システム2Bを図6に示す。環境計測システム2Bは、第1実施形態にかかる環境計測システム2Aに対しマップ保持部22及びマッチング部23が追設されると共に、レイヤ設定部15が多段レイヤ設定部(レイヤ設定部)24に変更された点が相違している。そこで、以下の説明では、同一部分の説明は省略して相違点についてのみ説明する。
マップ保持部22は、測定海域における海底の深度マップを予め保持している。
マッチング部23は、深度マップから作成した補正深度マップと実際に測定して取得する音響深度マップとのマッチング処理を行って補正音響深度マップを作成する。そして、多段レイヤ設定部24は、この補正音響深度マップに基づき海中を複数のレイヤに分割する。この補正音響深度マップの作成手順を、図7に示すフローチャートに従い説明する。
ステップSB1〜SB3: マッチング部23は、測定の日時等から潮汐の状態を求めて、マップ保持部22から取得した深度マップの深度を補正し、これを補正深度マップとして保持する。
ステップSB4: 次に、マッチング部23は、第1所要時間測定部14で得られた、各送波方位に対する平均所要時間から、音波が直進するという近似の下で海底の深度マップを作成する。以下、この深度マップを音響深度マップと記載する。
ステップSB5、SB6: マッチング部23は、送波方位設定部13で設定された複数の送波方位について、音波が直進するという近似の下で、海底のどの部分で音波が反射されるかを推定する。そして、推定した領域に余白領域を設けた領域(余白は予め定め設定されている)を切出し、補正深度マップとして取得する。その後、この補正深度マップと音響深度マップとのマッチングを行う。
音速分布がある場合、音波は直進しない。このため、音響深度マップは補正深度マップに対して歪んでいる場合がある。しかし、これらのマッチング対象が歪んでいる場合でもマッチングできることが好ましい。このようなマッチング手法として、後述するような非特許文献3〜非特許文献5が例示できる。例えば、非特許文献3には、2つのパターンのマッチング処理を行う場合、一方に微小な歪みがあると整合性が悪くなるので、マッチングの際に、一方のパターンをゴムのように非線形に伸縮させて、最も整合した状態をマッチング結果とする手法について概説されている。また、非特許文献4には、マッチング対象を分割して部分的にマッチングを行う技術が開示されている。さらに、非特許文献5には、マッチング対象の変形を考慮したアフィンマッチング方法に関する技術が開示されている。
<非特許文献3> 内田, "DPマッチング概説 〜基本と様々な拡張〜", 信学技報, IEICE Technical Report, PRMU2006−166, (2006−12).
<非特許文献4> 金子, 堀, "小領域のブロックマッチングを複数用いたロバストなオブジェクト追跡法", 電子情報通信学会論文誌, D−II, Vol. J85−D−II, No.7, pp.1188−1200, 2002年7月.
<非特許文献5> 山田 他, "アフィンマッチングによるカラー動画像の動き抽出", テレビジョン学会技術報告, ITEJ Technical Report Vol. 16, No.70, pp. 37−40.
ステップSB7: このようなマッチング方法を用いて、補正深度マップと音響深度マップとのマッチングを行い、マッチングにより得られた結果から各平均所要時間を測定した際の深度マップ(以下、補正音響マップと記載する)を得る。
ステップSB8: 多段レイヤ設定部24は、補正音響マップを用いて、海中を、例えば図8に示すようなレイヤに設定する。
なお、図8は、海底に凹凸がある海中に対してレイヤ設定したときの図である。従って、多段レイヤ設定部24は、レイヤ設定時に上記補正音響マップを必要とするか否かの点でレイヤ設定部15と相違するが、基本的処理は同じである。
しかしながら、多段レイヤ設定部24により設定されたレイヤは、実際の海底の状態に即しているため、海底の状態(海底が水平であるか否か)によらず適切なレイヤ設定ができるようになる。従って、海底が水平かつ平坦でない多くの実際の状況に対応して音速プロファイルを求めることができる。
図8のように海底に凹凸がある場合は、例えば連立方程式は
Figure 0006075388
のようになる。これは第1方位での送波に対する第Nレイヤの厚さと第2方位での送波に対する第Nレイヤの厚さとが異なり、且つ、第N方位での送波ではレイヤ数がN−1しかない例を示している。このような場合でも式9を算出することができる。ただし、ある方位に対するレイヤ数が少なすぎて式9の逆行列を計算できない場合は、逆行列が計算できるように、レイヤ数を削減する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態を説明する。なお、第1実施形態及び第2実施形態と同一構成に関しては、同一符号を用いて説明を適宜省略する。
これまで説明した各実施形態においては、環境計測システムは、送波器と第1受波器とを備えて、音波をN個の送波方位角で送波し、その反射音を受波することで、N個の非線形連立方程式を得た。これに対して、本実施形態では、音波の送波方位角の個数を方程式の個数より少ない数でも、音速分布推測が行えるようにした。
図9は、本実施形態にかかる環境計測システム2Cのブロック図である。また、図10は、当該環境計測システム2Cによりレイヤ分割した海中の図である。この環境計測システム2Cは、第1ユニット3Aと第2ユニット3Bとを含んでいる。
第1ユニット3Aは、送波器11、第1受波器12、送波方位設定部13、第1所要時間測定部14、レイヤ設定部15、連立方程式構築部16、連立方程、送波方位送信部32を含んでいる。このように、第1ユニット3Aは送受波が可能なユニットで、図1に示す環境計測システム2Aに対して、所要時間送受信部31aが追加されている点が相違する。
一方、第2ユニット3Bは、複数の受波専用装置4(4a〜4n:nは正の整数)を備えている。各受波専用装置4は、第2受波器12b、第2所要時間測定部14b、第2所要時間送受信部31bを含んでいる。
このとき、第2受波器12bは第1受波器12と、第2所要時間測定部14bは第1所要時間測定部14と概ね同じ構成である。但し、第2受波器12は、第1受波器12に対して受波方位を取得する機能が追加されている。これは、第2ユニット3Bで取得した所要時間を用いて連立方程式に組み入れる際に、受波方位も必要となるためである。
このように、第2ユニット3Bは受波専用のユニットであり、当該ユニット3B自体では連立方程式構築機能や連立方程式求解機能を持たず、受波した信号の所要時間及び受波方位を計測し、計測した時間を第2所要時間送受信部31bから第1ユニット3Aの第1所要時間受信部31aに送信する機能を持つ。
送信方法は、水中での音響通信や光通信が利用可能である。更には、ブイを経由して海面上にアンテナを設け、電波により通信してもよい。
このようなシステムで、海中を図8に示すようなレイヤに分割して音波の送受波を行う場合を考える。この場合、第1ユニット3Aにおける送波器11から放射された音波が海面に伝搬するために要する時間は、
Figure 0006075388
となる。
一方、送波された音波が海面で反射されて、第2ユニット3Bに受波されるために要する時間は、
Figure 0006075388
となる。
従って、第1ユニット3Aでは、海面からの散乱波の到達時間から海面で散乱した時刻が分かるため、海面からの散乱波が第2ユニット3Bに到達する時間もわかる。
即ち、式27のTも分かる。従って、1回の送信で、式26と式27の2通りの(受信)角度に対する方程式が得られる。そして、第2ユニット3BがN個あれば、(N+1)通りの式が得られる。言換えると、送波側で送波方位角を様々に変化させなくても、1つの送波方位角の送波だけで、第2ユニット3BがN個あれば(N+1)個の非線形連立方程式が得られる。
このようにして、送波器から複数のレイヤ数以下の個数の送波方位角で音波を送波しても、少ないシステムで、音速分布を高精度に得ることが可能になる。
上記実施の形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
<付記1>
海中に位置して、指示された方位に音波を複数回送波する送波器と、
海中に位置して、海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波する第1受波器と、
ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように前記送波器に対して送波方位を指示する送波方位設定部と、
前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定部と、
予め設定された距離で、前記海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定部と、
前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築部と、
前記連立方程式を解く連立方程式求解部と、
前記連立方程式求解部が前記連立方程式を解く際に必要となる初期値をパラメータ初期値として設定する初期パラメータ設定部と、
前記連立方程式求解部によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の平均音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成して出力する音速プロファイル出力部と、を含む第1ユニットを備えることを特徴とする環境計測システム。
<付記2>
第1ユニットと通信する複数の第2ユニットを備え、
前記第1ユニットは、
海中に位置して、指示された方位に音波を送波する送波器と、
海中に位置して、海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波する第1受波器と、
ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように前記送波器に対して送波方位を指示する送波方位設定部と、
前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定部と、
予め設定された距離で、前記海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定部と、
前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築部と、
前記連立方程式を解く連立方程式求解部と、
前記連立方程式求解部が前記連立方程式を解く際に必要となる初期値をパラメータ初期値として設定する初期パラメータ設定部と、
前記連立方程式求解部によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成して出力する音速プロファイル出力部と、
前記第2ユニットに前記送波時刻を送信すると共に、当該第2ユニットから所要時間を送受信する第1所要時間送受信部と、を含み、
前記第2ユニットは、
前記第1ユニットの前記送波器から送波され、前記反射体で反射された前記音波を受波する第2受波器と、
前記第1所要時間送受信部を介して前記送波時刻を受信すると共に、当該第2ユニットで計測した前記所要時間を前記第1所要時間送受信部に送信する第2所要時間送受信部と、
前記第2受波器で受波した受波時刻と前記第2所要時間送受信部を介して受信した前記送波時刻とに基づきに前記所要時間を測定して、前記第2所要時間送受信部に出力する第2所要時間測定部と、
を含むことを特徴とする環境計測システム。
<付記3>
付記1又は2に記載の環境計測システムであって、
前記連立方程式求解部は、各レイヤにおける平均音速の違いが小さいため前記連立方程式構築部により構築された前記連立方程式が線形連立方程式に近似できる場合、当該線形連立方程式に基づき前記平均音速を求めることを特徴とする環境計測システム。
<付記4>
付記1乃至3のいずれか1項に記載の環境計測システムであって、
前記音速プロファイルに従い前記平均音速を、少なくとも文字情報又は画像情報として表示する表示部と、
前記音速プロファイルを記憶する蓄積部と、を備えることを特徴とする環境計測システム。
<付記5>
付記1乃至4のいずれか1項に記載の環境計測システムにおいて、
前記音速プロファイル出力部は、
前記海面で反射された前記音波の前記所要時間を用いて、該海面から当該システムの設置深度までの音速のプロファイルと、
水平方向に平らな前記海底で反射した前記音波の前記所要時間を用いて、当該システムの設置深度から海底までの音速のプロファイルと、
を求めて前記音速プロファイルを導出することを特徴とする環境計測システム。
<付記6>
付記1乃至4のいずれか1項に記載の環境計測システムにおいて、
前記音速プロファイル出力部は、
前記海面で反射された前記音波の所要時間を用いて、当該海面から当該システムの設置深度までの音速のプロファイルと、
傾斜状態や凹凸状態の前記海底で反射した前記音波の前記所要時間を用いて、当該システムの設置深度から海底までの音速のプロファイルと、
を求めて前記音速プロファイルを導出することを特徴とする環境計測システム。
<付記7>
付記1乃至6のいずれか1項に記載の環境計測システムにおいて、
少なくとも海底の凹凸を深度情報として含む海底マップを保持するマップ保持部と、
前記送波方位毎の前記平均所要時間に基づき海底深度を導出し、該海底深度と前記海底マップとのマッチングにより当該海底深度を補正し、前記送波方位毎に前記音波が前記海底深度のどの地点から反射されるかを導出して反射深度を求めるマッチング部と、を備え、
前記レイヤ設定部は、前記補正された前記反射深度に基づき海中を複数のレイヤに分割し、その際に最も浅い深度までは予め設定された間隔の厚さでレイヤ分割を行い、当該最も浅い深度から最も深い深度までは前記反射深度に基づいて前記送波方位毎にレイヤ数及び厚さが異なることを許容しながらレイヤを設定することを特徴とする環境計測システム。
<付記8>
指示された方位に音波を複数回送波する送波手順と、
海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波する第1受波手順と、
ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように送波方位を指示する送波方位設定手順と、
前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定手順と、
予め設定された距離で、前記海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定手順と、
前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築手順と、
前記連立方程式を解く連立方程式求解手順と、
前記連立方程式求解手順で連立方程式を解く際に必要となるパラメータ初期値を設定する初期パラメータ設定手順と、
前記連立方程式求解手順によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の平均音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成出力する音速プロファイル出力手順と、を含むことを特徴とする環境計測方法。
<付記9>
指示された方位に音波を複数回送波する送波手順と、
海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波する第1受波手順と、
ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように送波方位を指示する送波方位設定手順と、
前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定手順と、
予め設定された距離で、前記海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定手順と、
前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築手順と、
前記連立方程式を解く連立方程式求解手順と、
前記連立方程式求解手順で連立方程式を解く際に必要となるパラメータ初期値を設定する初期パラメータ設定手順と、
前記連立方程式求解手順によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成出力する音速プロファイル出力手順と、
前記送波時刻を受信すると共に計測された所要時間を送信する第1所要時間送受信手順と、
前記送波手順において送波されて前記反射体で反射された前記音波を受波して受波時刻を計測する第2受波手順と、
前記第1所要時間送受信手順からの前記送波時刻を受信すると共に、計測された所要時間を送信する第2所要時間送受信手順と、
前記第2受波手順で受波された前記送波時刻と前記第2所要時間送受信手順で受信された前記受波時刻とに基づきに前記所要時間を測定する第2所要時間測定手順と、
を含むことを特徴とする環境計測方法。
<付記10>
付記8又は9に記載の環境計測方法であって、
前記連立方程式求解手順は、各レイヤにおける平均音速の違いが小さく前記連立方程式構築手順により構築された前記連立方程式が線形連立方程式に近似できる場合に、当該線形連立方程式に基づき前記平均音速を求めることを特徴とする環境計測方法。
<付記11>
付記8乃至10のいずれか1項に記載の環境計測方法であって、
前記音速プロファイルに従い前記平均音速を、少なくとも文字情報又は画像情報として表示する表示手順と、
前記音速プロファイルを記憶する蓄積手順と、
を含むことを特徴とする環境計測方法。
<付記12>
付記8乃至11のいずれか1項に記載の環境計測方法において、
前記音速プロファイル出力手順は、
前記海面で反射された前記音波の前記所要時間を用いて、該海面から環境計測システムの設置深度までの音速のプロファイルと、
水平方向に平らな前記海底で反射した前記音波の所要時間を用いて、前記環境計測システムの設置深度から海底までの音速のプロファイルと、
を求めて前記音速プロファイルを導出することを特徴とする環境計測方法。
<付記13>
付記8乃至11のいずれか1項に記載の環境計測方法において、
前記音速プロファイル出力手順は、
前記海面で反射された前記音波の前記所要時間を用いて、該海面から環境計測システムの設置深度までの音速のプロファイルと、
傾斜状態や凹凸状態の前記海底で反射した前記音波の所要時間を用いて、前記環境計測システムの設置深度から海底までの音速プロファイルと、
を求めて前記音速プロファイルを導出することを特徴とする環境計測方法。
<付記14>
付記8乃至13のいずれか1項に記載の環境計測方法において、
少なくとも海底の凹凸を深度情報として含む海底マップを保持するマップ保持手順と、
前記送波方位毎の前記平均所要時間に基づき海底深度を導出し、該海底深度と前記海底マップとのマッチングにより当該海底深度を補正し、前記送波方位毎に前記音波が前記海底深度のどの地点から反射されるかを導出して反射深度を求めるマッチング手順と、を備え、
前記レイヤ設定手順は、前記補正された前記反射深度に基づき海中を複数のレイヤに分割し、その際に最も浅い深度までは予め設定された間隔の厚さでレイヤ分割を行い、当該最も浅い深度から最も深い深度までは前記反射深度に基づいて前記送波方位毎にレイヤ数及び厚さが異なることを許容しながらレイヤを設定することを特徴とする環境計測方法。
以上、実施形態(及び実施例)を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態(及び実施例)に限定されものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2012年11月27日に出願された日本出願特願2012−258751を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
2A〜2C 環境計測システム
3A 第1ユニット
3B 第2ユニット
11 送波器
12 第1受波器
12b 第2受波器
13 送波方位設定部
14 第1所要時間測定部
14b 第2所要時間測定部
15 レイヤ設定部
16 連立方程式構築部
17 連立方程式求解部
18 音速プロファイル出力部
19 初期パラメータ設定部
20 表示部
21 蓄積部
22 マップ保持部
23 マッチング部
24 多段レイヤ設定部(レイヤ設定部)
31a 第1所要時間送受信部
31b 第2所要時間送受信部

Claims (8)

  1. 海中に位置して、指示された方位に音波を複数回送波する送波器と、
    海中に位置して、海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波する第1受波器と、
    ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように前記送波器に対して送波方位を指示する送波方位設定部と、
    前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定部と、
    予め設定された距離で、前記海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定部と、
    前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築部と、
    前記連立方程式を解く連立方程式求解部と、
    前記連立方程式求解部が前記連立方程式を解く際に必要となる初期値をパラメータ初期値として設定する初期パラメータ設定部と、
    前記連立方程式求解部によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の平均音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成して出力する音速プロファイル出力部と、を含む第1ユニットを備える環境計測システムにおいて、
    少なくとも海底の凹凸を深度情報として含む海底マップを保持するマップ保持部と、
    前記送波方位毎の前記平均所要時間に基づき海底深度を導出し、該海底深度と前記海底マップとのマッチングにより当該海底深度を補正し、前記送波方位毎に前記音波が前記海底深度のどの地点から反射されるかを導出して反射深度を求めるマッチング部と、を備え、
    前記レイヤ設定部は、前記補正された前記反射深度に基づき海中を複数のレイヤに分割し、その際に最も浅い深度までは予め設定された間隔の厚さでレイヤ分割を行い、当該最も浅い深度から最も深い深度までは前記反射深度に基づいて前記送波方位毎にレイヤ数及び厚さが異なることを許容しながらレイヤを設定することを特徴とする環境計測システム。
  2. 第1ユニットと通信する複数の第2ユニットを備え、
    前記第1ユニットは、
    海中に位置して、指示された方位に音波を送波する送波器と、
    海中に位置して、海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波する第1受波器と、
    ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように前記送波器に対して送波方位を指示する送波方位設定部と、
    前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力する第1所要時間測定部と、
    予め設定された距離で、前記海中を水平方向に層状のレイヤに分割するレイヤ設定部と、
    前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築する連立方程式構築部と、
    前記連立方程式を解く連立方程式求解部と、
    前記連立方程式求解部が前記連立方程式を解く際に必要となる初期値をパラメータ初期値として設定する初期パラメータ設定部と、
    前記連立方程式求解部によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成して出力する音速プロファイル出力部と、
    前記第2ユニットに前記送波時刻を送信すると共に、当該第2ユニットから所要時間を受信する第1所要時間送受信部と、を含み、
    前記第2ユニットは、
    前記第1ユニットの前記送波器から送波され、前記反射体で反射された前記音波を受波し受波方位を取得する第2受波器と、
    前記第1所要時間送受信部を介して前記送波時刻を受信すると共に、当該第2ユニットで計測した前記所要時間を前記第1所要時間送受信部に送信する第2所要時間送受信部と、
    前記第2受波器で受波した受波時刻と前記第2所要時間送受信部を介して受信した前記送波時刻とに基づき前記所要時間を測定して、前記第2所要時間送受信部に出力する第2所要時間測定部と、
    を含む環境計測システムにおいて、
    少なくとも海底の凹凸を深度情報として含む海底マップを保持するマップ保持部と、
    前記送波方位毎の前記平均所要時間に基づき海底深度を導出し、該海底深度と前記海底マップとのマッチングにより当該海底深度を補正し、前記送波方位毎に前記音波が前記海底深度のどの地点から反射されるかを導出して反射深度を求めるマッチング部と、を備え、
    前記レイヤ設定部は、前記補正された前記反射深度に基づき海中を複数のレイヤに分割し、その際に最も浅い深度までは予め設定された間隔の厚さでレイヤ分割を行い、当該最も浅い深度から最も深い深度までは前記反射深度に基づいて前記送波方位毎にレイヤ数及び厚さが異なることを許容しながらレイヤを設定することを特徴とする環境計測システム。
  3. 請求項1又は2に記載の環境計測システムであって、
    前記連立方程式求解部は、各レイヤにおける平均音速の違いが小さいため前記連立方程式構築部により構築された前記連立方程式が線形連立方程式に近似できる場合、当該線形連立方程式に基づき前記平均音速を求めることを特徴とする環境計測システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の環境計測システムであって、
    前記音速プロファイルに従い前記平均音速を、少なくとも文字情報又は画像情報として表示する表示部と、
    前記音速プロファイルを記憶する蓄積部と、を備えることを特徴とする環境計測システム。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の環境計測システムにおいて、
    前記音速プロファイル出力部は、
    前記海面で反射された前記音波の前記所要時間を用いて、該海面から当該システムの設置深度までの音速のプロファイルと、
    水平方向に平らな前記海底で反射した前記音波の前記所要時間を用いて、当該システムの設置深度から海底までの音速のプロファイルと、
    を求めて前記音速プロファイルを導出することを特徴とする環境計測システム。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の環境計測システムにおいて、
    前記音速プロファイル出力部は、
    前記海面で反射された前記音波の所要時間を用いて、当該海面から当該システムの設置深度までの音速のプロファイルと、
    傾斜状態や凹凸状態の前記海底で反射した前記音波の前記所要時間を用いて、当該システムの設置深度から海底までの音速のプロファイルと、
    を求めて前記音速プロファイルを導出することを特徴とする環境計測システム。
  7. 指示された方位に音波を複数回送波し、
    海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波し、
    ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように送波方位を指示し、
    前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力し、
    予め設定された距離で、海中を水平方向に層状のレイヤに分割し、
    前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築し、
    前記連立方程式を解き、
    記連立方程式を解く際に必要となるパラメータ初期値を設定し、
    前記連立方程式を解いて得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の平均音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成出力する環境計測方法において、
    少なくとも海底の凹凸を深度情報として含む海底マップを保持し、
    前記送波方位毎の前記平均所要時間に基づき海底深度を導出し、該海底深度と前記海底マップとのマッチングにより当該海底深度を補正し、前記送波方位毎に前記音波が前記海底深度のどの地点から反射されるかを導出して反射深度を求め、
    前記層状のレイヤへの分割においては、前記補正された前記反射深度に基づき海中を複数のレイヤに分割し、その際に最も浅い深度までは予め設定された間隔の厚さでレイヤ分割を行い、当該最も浅い深度から最も深い深度までは前記反射深度に基づいて前記送波方位毎にレイヤ数及び厚さが異なることを許容しながらレイヤを設定することを特徴とする環境計測方法。
  8. 第1ユニットと通信する複数の第2ユニットを備える環境計測システムの環境計測方法であって、
    前記第1ユニットが、
    指示された方位に音波を複数回送波し、
    海面又は海底の反射体で反射された前記音波を受波し、
    ユーザが予め指定した方位に音波を送波するように送波方位を指示し、
    前記音波の送波時刻と受波時刻とから、送波方位毎に当該音波が帰ってくる時間を所要時間として測定し、送波方位毎にその平均値を平均所要時間として出力し、
    予め設定された距離で、海中を水平方向に層状のレイヤに分割し、
    前記送波方位、前記所要時間、前記レイヤの厚さを用い、かつ、当該レイヤにおける平均音速を未知数とする連立方程式を構築し、
    前記連立方程式を解き、
    記連立方程式を解く際に必要となるパラメータ初期値を設定し、
    前記連立方程式求解手順によって得られた解を各レイヤの平均音速として、レイヤ毎の音速を深度順に並べた音速のプロファイルを作成出力し、
    前記第2ユニットに前記送波時刻を送信すると共に前記第2ユニットから計測された所要時間を受信し、
    前記第2ユニットが、
    前記指示された方位に送波されて前記反射体で反射された前記音波を受波して受波時刻及び受波方位を計測し、
    前記第1ユニットから送信された前記送波時刻を受信すると共に、前記第2ユニットで計測された所要時間を前記第1ユニットに送信し、
    前記受信された前記送波時刻と前記受波された前記受波時刻とに基づき前記所要時間を測定する環境計測方法において、
    少なくとも海底の凹凸を深度情報として含む海底マップを保持し、
    前記送波方位毎の前記平均所要時間に基づき海底深度を導出し、該海底深度と前記海底マップとのマッチングにより当該海底深度を補正し、前記送波方位毎に前記音波が前記海底深度のどの地点から反射されるかを導出して反射深度を求め、
    前記層状のレイヤへの分割においては、前記補正された前記反射深度に基づき海中を複数のレイヤに分割し、その際に最も浅い深度までは予め設定された間隔の厚さでレイヤ分割を行い、当該最も浅い深度から最も深い深度までは前記反射深度に基づいて前記送波方位毎にレイヤ数及び厚さが異なることを許容しながらレイヤを設定することを特徴とする環境計測方法。
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