JP6074092B1 - 羽織 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の羽織は、形状の変化もないので1通りの着方のみで、形状的にも着物以外の洋服の上などに羽織ることには適さない。本発明では、多様な着こなしができる新たな羽織を提供することを課題とする。【解決手段】本発明の羽織は、そのたもと部分において前袖と後袖との袖下のつなぎ目を袖口から袖付(袖と身頃の付け部分)まで開放し、袖の前後を分離したことを特徴とし、さらに袖付から肩付近までをも開放し、前袖と身頃をも分離している。【選択図】図1

Description

本発明は、日常生活における着こなしの多様性を図った羽織に関するものである。
従来の羽織には、袖を外し身頃だけにして、着用上便利な様に対策を施したものがある(例えば、特許文献1)。
また、羽織を活用する方法として、羽織を形成する生地を再利用して洋服を作成する方法がある(例えば、特許文献2)。
特開2006−70395号公報 特許第3906387号
以上に述べた様に従来の羽織では、羽織の袖を外し身頃だけの簡易な形態にすることで着用上の利便性を図ったり、羽織を活用する方法として羽織を形成する生地を再利用する発明が見受けられるが、どれも羽織の形態を維持しているものではない。
従来の羽織は、あくまで長着(着物)の上に羽織るものであり、形状の変化もないので着こなし方は1通りのみである。よって、着こなしの多様性に乏しく、また長着(着物)以外の洋服の上に羽織ることなどには、形状的にも適さない。
本発明は、多様な着こなしができる新たな羽織を提供することを課題とする。
本発明の羽織は、そのたもと部分において前袖と後袖との袖下のつなぎ目を袖口から袖付(袖と身頃の付け部分)まで開放し、袖の前後を分離したことを特徴とする。
さらに、前記前袖は袖口から袖付までの袖下のつなぎ目に加え、袖付から肩付近までをも開放し、前袖と身頃を分離している。
上記のように袖部分において、前袖が後袖や身頃から分離した羽織となる。これにより、前袖を左右反対の肩へ可動させることで、衿巻きの様に用いる着こなしが可能となる。
袖丈は、左右反対の肩へ回すのに充分な長さを要するため、両腕を広げた状態で腰の高さに達する長さがある。
また、前記前袖と後袖や身頃の縁部には、両者を連結する留め具が設けられている。これにより、通常の羽織としても着こなすことが出来る。
前記袖口と肩とにも、両者を連結する留め具が設けられていることを特徴とする。
本発明の羽織は、前袖が後袖や身頃から分離されているため、自由に可動することができるので、前袖を左右反対側の肩に回し掛けて袖をショールやマフラーのごとく機能させることや、袖を肩に捲り上げた袖なしの羽織のような着方など、多様な着こなしを楽しむことができるという利点がある。
また、袖自体が変形することで、和服特有の形状からも解放されるので、洋服の上に羽織る衣類としても活用することが可能になり、着用の場面が広がった。
羽織の構造を示した展開図 前袖を肩に掛けた状態を示す図 実施例1の羽織の着こなし方を示した説明図 実施例2の羽織の着こなし方を示した説明図 実施例3の羽織の着こなし方を示した説明図 実施例4の羽織の着こなし方を示した説明図
以下、本発明の実施の形態を図1図6に基づいて説明する。
図1は、本発明の羽織の構造を表したもので、図で示した通り、衿や身頃部分は通常の羽織と同じ構造である。
本発明の羽織の特異性は袖部分にあり、前袖が後袖や身頃から分離されていることが特徴である。
図1のAは袖口を表している。通常の羽織の袖は、この部分のみが手を出せる様に開放されている。またCは、通常の羽織での袖付に該当し、この部分で袖と身頃が接続している。
本発明の羽織では、AからBとBからCの袖口から袖付に至る袖下のたもと部分を開放し、前袖と後袖を分離している。
図1でFは袖の前面である前袖を、Gは袖の背面である後袖を表している。そして、Dは前身頃側の前袖Fと身頃Eが接続している端の位置を表しており、袖は肩付近にあるDより背中側で身頃Eと縫い付けられている。つまり、概ね後袖G部分のみが身頃Eに接続している状態となる。
通常の羽織では接続している袖付Cから肩付近の袖と身頃の縫い止まりDの部分までを開放することで、前袖Fが身頃Eからも分離された形態になるので自由に可動することが出来る。
なお、図1及び図2は、それぞれ片袖のみを可動した状態を図示しているが、袖の構造は左右同じなので、両袖とも自由に可動することが出来る。前袖Fを左右反対側の肩に回し掛けて袖をショールやマフラーのごとく機能させることや、袖を肩に捲り上げた袖なしの羽織のような着方など、着こなしの多様性が生まれてくる。
さらに、用いる素材を変えることで、袖の形態が変化する特性を活かした着こなしも提案出来る。従来、和服で用いられてきた絹や綿以外にも、袖がショールやマフラーのごとく機能するので、冬であればウールや毛並みのあるファー素材でより暖かい着こなしが、夏であれば麻やオーガンジーの様な透け感のある素材で見た目にも涼しげな着こなしが楽しめるのである。
前袖Fと後袖Gや身頃Eの縁部には、両者を連結する留め具Hが設けられている。これにより、通常の羽織としての形態を損なわずに着こなすことも可能である。
袖口Aと肩にも、両者を連結する肩に止める留め具Iが設けられており、袖を肩に捲り上げた着方をする際には、袖を固定出来る。
前記の留め具H及び肩に止める留め具Iとしては、ボタンと縢り穴、ホック、ファスナー、マグネット、面ファスナーなどを、適宜に使用する。図1では、留め具H及び肩に止める留め具Iの付け位置の例として黒塗りの丸印で表記している。
図2は前袖Fを肩に掛けた状態を示すものである。前記の留め具Hは、図において見えているものを黒塗りの丸印で、隠れているものを破線の丸印で表記している。
図2で両脇に破線で表記されているのは、身頃に内蔵されたポケットJである。たもとの開放で失われた収納力を、ポケットJを自由になった両脇に作ることで移動させた。
図3は、本発明の羽織の着こなし方を示した図である。通常の羽織の形態で着用し、留め具Hで留めていない状態を表している。
図4は、本発明の羽織の着こなし方を示した図である。左の前袖Fを右肩に掛けている状態を表している。留め具Hと肩に止める留め具Iを使用して前袖Fを固定することも出来る。
図5は、本発明の羽織の着こなし方を示した図である。右の前袖Fを左肩に、左の前袖Fを右肩に掛けている状態を表している。留め具Hと肩に止める留め具Iを使用してそれぞれの前袖Fを固定することも出来る。
図6は、本発明の羽織の着こなし方を示した図である。両袖を肩に捲り上げて、肩に止める留め具Iで固定した状態を表している。
前記4つの実施例の他にも、袖に捻りを加える、袖を後ろから回す、左右の組み合わせなど動作により、多様な着こなしが生まれることは言うまでもない。
A 袖口
B 袖下のたもとの先
C 袖付
D 袖と身頃の縫い止まり
E 身頃
F 前袖
G 後袖
H 留め具
I 肩に止める留め具
J ポケット

Claims (5)

  1. 羽織のたもと部分において、前袖と後袖との袖下のつなぎ目を袖口から袖付(袖と身頃の付け部分)まで開放し、袖の前後を分離したことを特徴とする羽織。
  2. 前記前袖は袖口から袖付までの袖下のつなぎ目に加え、袖付から肩付近までをも開放することで前袖と身頃を分離し、前記後袖は身頃に接続してなる請求項1に記載の羽織。
  3. 前記袖丈は、両腕を広げた状態で腰に届く長さである請求項12の何れかに記載の羽織。
  4. 前記前袖と後袖や身頃の縁部には、両者を連結する留め具が設けられている請求項13の何れかに記載の羽織。
  5. 前記袖口と肩に両者を連結する留め具が設けられている請求項14の何れかに記載の羽織。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56165013U (ja) * 1980-05-08 1981-12-07
JPH07157903A (ja) * 1991-01-14 1995-06-20 Hiroshi Ise 係具付着物

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