JP6073189B2 - Ofdm受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調によるデジタル無線通信に係り、特に、受信信号を雑音振幅により正規化を行うOFDM受信装置において、正規化後のダイナミックレンジを有効利用するための正規化手段に関する。
デジタル通信方式の受信装置では、受信した信号を復調し、復調結果に対して復号処理を行うことで伝送を完了する。復号処理では、CNR(Carrier to Noise Ratio)に対応した信号振幅が尤度の指標となるが、実装まで考慮するとその信号振幅の中でも復号処理に必要な範囲をダイナミックレンジに適切に収まるように調整しなくてはならない。ただし、一般的に、受信装置側にはAGC(Automatic Gain Control)アンプが備えられているため、信号振幅は一定に保たれることになる。そこで、雑音振幅を一定としたときの信号振幅(つまり、AGCアンプの入力時点の信号振幅)を得るために正規化処理が必要となる。以下に、従来の受信装置での正規化処理について、図17〜図23を参照して説明する。
図17は、従来のOFDM受信装置の構成を示すブロック図であり、従来のOFDM受信装置において正規化を行うまでの構成の一例を示す。
図18は、図17のFFT処理部805の出力信号を示す図であり、また、図19は、図17の正規化部808の出力信号を示す図であり、マルチパスフェージングによる影響を受けたスペクトラムが図17の処理過程で変化するイメージ図を示す。なお、図18及び図19において、横軸は周波数、縦軸は振幅である。
図20は、従来のOFDM受信装置の構成の他の例を示すブロック図であり、従来のOFDM受信装置において正規化を行うまでの他の構成を示す。
図21は、パイロットキャリア配置の一例を示す図であり、横軸がキャリア方向、縦軸がシンボル方向であり、k(0〜297)はキャリア番号、黒丸はパイロットキャリア、白丸はデータキャリアを示している。
図22は、図20の雑音振幅算出部907においてパイロットキャリアから雑音振幅を算出する構成を示すためのブロック図である。
図23は、図20の平均振幅算出部908の構成を示すブロック図である。
図17に示すように、従来のOFDM受信装置800は、受信アンテナ801と、LNA(Low Noise Amplifier) 802と、AGCアンプ803と、A/D(Analog/Digital)部804と、信号を高速フーリエ変換するFFT(Fast Fourier Transform)処理部805と、振幅調整部806と、係数選択部807と、正規化部808と、復調・復号処理部809とを備えている。
次に、従来のOFDM受信装置800の動作・処理について、図17を参照して説明する。
LNA802は、受信アンテナ801を介して受信した信号を、定められた倍率で増幅し、AGCアンプ803に出力する。AGCアンプ803は、LNA802からの入力信号を、予め設定してある目標値となるよう振幅調整を行い、A/D部804に出力する。また、AGCアンプ803は、振幅調整を行った利得の値を正規化部808に出力する。A/D部804は、入力された信号をデジタル信号に変換し、FFT処理部805に出力する。FFT処理部805は、入力されたデジタル信号を周波数領域の信号に変換し、振幅調整部806に出力する。
振幅調整部806は、係数選択部807から出力される係数とFFT処理部805での処理結果を乗算することで振幅調整を行う。これは、後段の復調・復号処理部809におけるダイナミックレンジに対して信号振幅が適切となるように調整するための処理である。振幅調整部806は、振幅調整した信号を正規化部808に出力し、正規化部808は、振幅調整部806で振幅調整された信号を、AGCアンプ803で振幅調整した際の利得により正規化を行い、復調・復号処理部809に出力する。これにより、入力信号に対応した信号振幅を復調・復号処理部809に通知することができる。復調・復号処理部809では、正規化された信号が復調され、最終的に復号処理がなされる。
上述したように、従来のOFDM受信装置800では、AGCアンプ803の利得を用いて正規化する処理を示したが、OFDM信号帯域内に、例えば、電力の大きな狭帯域干渉波が混入した場合、AGCアンプ803の利得の周波数特性はフラットであるため、正規化結果も干渉波周波数の振幅は大きい値のまま復調・復号処理部809へ通知することになる。
また、図20に示すように、従来のOFDM受信装置900は、受信アンテナ901と、LNA902と、AGCアンプ903と、A/D部904と、FFT処理部905と、パイロット抽出部906と、雑音振幅算出部907と、平均振幅算出部908と、振幅調整部909と、係数選択部910と、正規化部911と、復調・復号処理部912とを備えている。
また、雑音振幅算出部907(110r)は、図22に示すように、メモリ1104と、位相器1105と、加算器1106と、電力算出部1107と、振幅変換部1108とを備える構成となっており、図22においては、110tが送信装置、1101が送信アンテナ、1102が受信アンテナ、1103がLNAである。
また、平均振幅算出部908は、図23に示すように、周波数方向に平均化を行う周波数方向平均化部1201と、時間方向に平均化を行う時間方向平均化部1202とを備えている。
次に、従来のOFDM受信装置900の動作・処理について、図20を参照して説明する。
従来のOFDM受信装置900は、図17に例示した従来のOFDM受信装置800の構成とは異なり、AGCアンプ903から利得を受け取ることができないシステムであり、AGCアンプ903からの利得と同様の信号をFFT処理部905の出力から算出するものである。
まず、LNA902は、受信アンテナ901を介して受信した信号を、定められた倍率で増幅し、AGCアンプ903に出力する。AGCアンプ903は、LNA902から入力された信号を予め設定してある目標値となるよう振幅調整を行い、A/D部904に出力する。次に、A/D部904は、入力された信号をデジタル信号に変換して、FFT処理部905に出力する。FFT処理部905は、入力されたデジタル信号を所定の周波数領域の信号に変換し、パイロット抽出部906並びに振幅調整部909に出力する。
以下に、AGCアンプ903からの利得情報と同様の信号をFFT処理部905の出力から算出する方法について述べる。
LNA902では一定量の雑音が付加され、AGCアンプ903で入力信号の振幅に応じて増幅される。そのため、雑音振幅の変化量を算出することでAGCアンプ903の利得情報を算出することができる。つまり、既知信号であるパイロットキャリアから信号に付加されている雑音振幅を算出し、それによりAGCアンプ903の利得を求める
そこで、パイロット抽出部906は、パイロットキャリアを抽出し、その結果を雑音振幅算出部907に出力する。雑音振幅算出部907は、パイロット抽出部906が抽出したパイロットキャリアを用いて雑音振幅を算出し、算出した雑音振幅を平均振幅算出部908に出力する。
ここで、雑音振幅算出部907で行われる動作・処理の詳細について、図22を参照して説明する。
図22は、送信装置110t側でデータキャリアとパイロットキャリアを送信して、受信装置側の雑音振幅算出部907(110r)でそのパイロットキャリアから雑音振幅を算出するまでの一連の処理を示したブロック図であり、図20に示した雑音振幅算出部907の処理を中心に示したものである。また、図22は、従来の送受信系統それぞれが1系統の場合の送信装置110tと受信装置側の雑音振幅算出部907(110r)の一実施例の構成を示すブロック図である。
図22において、送信装置110tに入力されたデータ信号d(k,m)とパイロットキャリア信号p(k,m)は、符号化及び変調された信号X(t)として、送信アンテナ1101を介して、伝送路特性H(t)の伝送路中に送信される(ここで、添え字kはシンボル番号、添え字mはサブキャリア番号、添え字tは時間を示している)。信号X(t)は、伝送路を伝搬し、受信アンテナ1102が受信して、LNA1103に入力される。LNA1103では、受信アンテナ1102を介して受信した信号に、雑音N(t)が加算され、信号R(t)のFFT処理結果をメモリ1104に出力する。
メモリ1104は、入力された信号を格納し、r(k,m)及びr(k+1,m)を加算器1106に出力する(位相器1105は、位相回転に使用する。)。加算器1106は、それらの信号を加算してその結果を電力算出部1107に出力する。電力算出部1107は、入力された信号の電力Pplt(k,m)を算出し、振幅変換部1108に出力する。振幅変換部1108は、電力Pplt(k,m)を振幅値に変換し、平均振幅算出部908に出力する。ここで、パイロットキャリアから雑音振幅を算出する上記処理について、具体的に説明する。
図22のように、パイロットキャリアをp(k,m)とし、周波数領域の伝搬路特性をh(k,m)、雑音振幅算出部907(110r)側のLNA1103で付加される雑音振幅をn(k,m)とすると、時刻tにおける受信信号r(k,m)は、次の式(1)のようになり、
シンボルk+1における受信信号R(k+1)は、式(2)のようになる。
これらをメモリ1104に格納し、加算器1106で減算すると、パイロットキャリアの差分電力pplt(k,m)は、伝搬路特性h(k,m)を一定とみなせる範囲での期待値E[ ]を考えた場合、次の式(3)のようになる。
ここで、n(k,m)はガウス雑音であり、σは雑音電力である。
このようにして、パイロットキャリアの差分からサブキャリア毎の差分電力を算出できる。また、付加された雑音の電力npow(k,m)及び振幅namp(k,m)は、次の式(4)を求めることにより得ることができる。
そして、雑音振幅算出部907は、算出した雑音振幅を平均振幅算出部908に出力し、平均振幅算出部908は雑音振幅を平均化して正規化部911に出力する。
平均振幅算出部908では、図23に示すように、周波数方向平均化部1201で周波数方向に平均化を行い、さらに、時間方向平均化部1202で時間方向の平均化を行う。時間方向の平均化は、例えば、ARIB STD−B33で規定されているような時間インターリーブ長よりも十分に長い時間に渡って平均化処理を行う。これにより、伝搬路特性の変動や時間インターリーブ長によることなく安定した平均値を得ることができる。
正規化部911では、振幅調整部909でダイナミックレンジに対して信号振幅が適切となるように選択した係数を乗じた受信信号を正規化し、復調・復号処理部912に出力する。そして、復調・復号処理部912により復号処理がなされる。以上の処理により、図17のOFDM受信装置800と同様に、入力信号に対応した信号振幅を復調・復号処理部912に通知することができる。
以上の処理により、従来のOFDM受信装置800及びOFDM受信装置900では、図18に示すようなFFT処理結果から、図19に示すような正規化結果を得ることができる。
上述した従来のOFDM受信装置900では、FFT処理結果から雑音量を算出し、それにより正規化する処理を示したが、OFDM信号帯域内に、例えば、狭帯域干渉波が混入した場合、パイロットキャリアから干渉波の影響を雑音量として算出できない限り、図20に示した処理と同様に干渉波周波数の振幅は大きい値のまま、復調・復号処理部809へ通知することになる。
なお、特許文献1のように、シングルキャリアでは、雑音振幅を用いて受信信号を正規化して合成する技術が開示されている。しかし、OFDM通信方式の無線通信装置において、サブキャリアごとに雑音振幅を用いて受信信号を正規化して合成する技術は開示されていない。
特開2011−055153号公報
従来技術では、AGCアンプの利得、または、雑音振幅を用いて受信信号を正規化し、更に、運用上の所要CNRの範囲において正規化出力が復号処理部のダイナミックレンジに対して適切な信号振幅となるように、受信信号に係数を乗算することで、高CNRから低CNRにおける信号振幅を表現することができる。
しかし、所要CNRは変調方式によって異なり、運用時の環境によって確保できるCNRも変わってくるため、受信信号に乗じる係数はそれらに応じて随時設定しなければならないという問題があった。
また、後段の復号処理では信号振幅を尤度の指標として用いており、受信信号に干渉波が含まれる場合、干渉波によってデータ誤りの可能性が高い(尤度が低い)にも関わらず、信号振幅が大きいために尤度が高いと判断されてしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、受信信号の正規化出力が雑音振幅の絶対量ではなく、算出した雑音振幅と干渉波振幅を加算した雑音干渉波振幅(以下、雑音干渉波振幅と呼ぶ)の平均値を基準に変動するようにすることにより、所要CNRが異なる変調方式や運用環境の違いごとに予め係数を準備する必要がなく、ダイナミックレンジを有効に利用することができ、また、雑音や干渉波の影響を受けながらも、適切な尤度を算出することが可能なOFDM受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の一態様のOFDM受信装置は、OFDM変調方式によるデジタル無線通信におけるOFDM受信装置であって、受信した信号を高速フーリエ変換するFFT処理部と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号から干渉波を検出する干渉波振幅検出部と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、前記パイロット信号抽出部で抽出されたパイロット信号の雑音振幅値を算出する雑音振幅算出部と、前記雑音振幅算出部によって算出された雑音振幅と前記干渉波振幅検出部によって算出された干渉波振幅を加算する加算器と、前記加算器の加算結果である前記雑音干渉波振幅を周波数方向に平均化すると共に、時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化する平均振幅算出部と、前記加算器から入力された前記雑音干渉波振幅を前記平均振幅算出部で算出した前記雑音干渉波振幅の平均値で正規化する第一正規化部と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号を前記第一正規化部で正規化された信号で正規化する第二正規化部と、を備え、前記雑音干渉波振幅をその平均値で正規化した前記雑音干渉波振幅の相対値により受信信号を正規化したことを特徴とする。
また、上記目的を達成するための本発明の一態様のOFDM受信装置は、送信装置側が複数系統のOFDM変調方式によるデジタル無線通信において当該複数系統の信号を受信するOFDM受信装置であって、受信した信号のそれぞれを高速フーリエ変換するFFT処理部と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号から干渉波を検出する干渉波振幅検出部と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号からそれぞれのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、前記パイロット信号抽出部で抽出されたそれぞれのパイロット信号の雑音振幅値を算出する雑音振幅算出部と、前記雑音振幅算出部によって算出されたそれぞれの雑音振幅と前記干渉波振幅検出部によって算出されたそれぞれの干渉波振幅を加算する加算器と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号と前記雑音干渉波振幅から各系統のCINRを算出し、CINRが最大となる系統の前記雑音干渉波振幅を、周波数方向に平均化すると共に、時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化するCINR最大系統平均振幅算出部と、前記各系統の雑音干渉波振幅を最大CINRとなる系統の雑音干渉波振幅の平均値で正規化する第一正規化部と、前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号を前記第一正規化部で正規化された信号で正規化する第二正規化部と、を備え、前記雑音干渉波振幅を前記最大CINRとなる系統の雑音干渉波振幅の平均値で正規化した雑音相対値により各系統の受信信号をそれぞれ正規化したことを特徴とする。
本発明によれば、受信信号の正規化出力が雑音振幅の絶対量ではなく、雑音振幅と干渉波振幅を加算した雑音干渉波振幅の平均値を基準に変動することになるため、復調・復号処理部への入力信号を一定の大きさに保つことができる。そのため、所要CNRが異なる変調方式や運用環境の違いごとに予め係数を準備することなく、ダイナミックレンジを有効に利用できる。また、サブキャリアごとに正規化を行うため、後段の信号処理にサブキャリア単位で正確な尤度を通知でき、隣接干渉や帯域内干渉、周波数特性歪による影響を最小限にすることができる。
さらに、複数系統の信号を受信する受信装置の場合、各系統の受信信号の正規化出力は最もCINR(Carrier to Interference and Noise Ratio)の高い系統の雑音干渉波振幅の平均値を基準に変動することになるため、最もCINRの高い系統の復号処理部への入力信号を一定の大きさに保つことができる。その他の系統ではCINRに応じて復号処理部への入力信号を小さくするため、各系統で雑音干渉波振幅が異なる場合においても復号処理に正確な尤度を通知できる。
本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 図1のFFT処理部905の出力のスペクトルを示した図である。 図1の第一正規化部111の出力のスペクトルを示した図である。 図1の第二正規化部112の出力のスペクトルを示した図である。 図1の干渉波振幅検出部108の構成の一例を示すブロック図である。 図1のFFT処理部905の出力のスペクトルを示した図である。 図5の低域通過フィルタ201の出力のスペクトルを示した図である。 図5の除算器202の出力信号のスペクトルを示した図である。 本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 送信系統(a)のパイロットキャリア配置を示す図である。 送信系統(b)のパイロットキャリア配置を示す図である。 本発明における送受信側が2系統(系統(a)40a及び系統(b)40b)の場合の送信装置40tと受信装置側の雑音振幅算出部40rの構成の一例を示すブロック図である。 図9のCINR最大系統平均振幅算出部509の構成の一例を示すブロック図である。 図13のCINR算出部603の構成の一例を示すブロック図である。 各系統のFFT処理部905の出力信号における周波数特性歪、帯域内干渉、隣接干渉を示す図である。 各系統の第二正規化部112の出力信号を示す図である。 従来のOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 図17のFFT処理部805の出力信号を示す図である。 図17の正規化部808の出力信号を示す図である。 従来のOFDM受信装置の構成の他の例を示すブロック図である。 パイロットキャリア配置の一例を示す図である。 図20の雑音振幅算出部907においてパイロットキャリアから雑音振幅を算出する構成を示すためのブロック図である。 図20の平均振幅算出部908の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置は、受信信号からパイロットキャリアを抽出し、そこからサブキャリア毎に算出した雑音振幅と、受信信号のFFT出力から検出した干渉波振幅を加算する。加算結果である雑音干渉波振幅を周波数方向、並びに時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化を行い、前記雑音干渉波振幅をその平均値で正規化することで雑音干渉波振幅の相対値を算出する。その相対値により受信信号をさらに正規化する。以下に本発明の一実施形態について、図面等を用いて説明する。なお、以下の説明は、本発明の一実施形態を説明するためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。従って、当業者であればこれらの各要素若しくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であり、これらの実施形態も本願発明の範囲に含まれる。また、各図の説明において、共通な機能を有する構成要素には同一の参照番号を付し、できるだけ説明の重複を避ける。
(OFDM受信装置100の構成)
以下、本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置について、図1〜図8を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1のFFT処理部905の出力のスペクトルを示した図である。図3は、図1の第一正規化部111の出力のスペクトルを示した図である。図4は、図1の第二正規化部112の出力のスペクトルを示した図である。図5は、図1の干渉波振幅検出部108の構成の一例を示すブロック図である。図6は、図1のFFT処理部905の出力のスペクトルを示した図である。図7は、図5の低域通過フィルタ201の出力のスペクトルを示した図である。また、図8は、図5の除算器202の出力信号のスペクトルを示した図である。
図1に示すように、本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置100は、受信アンテナ901と、LNA(Low Noise Amplifier)902と、AGC(Automatic Gain Control)アンプ903と、A/D(Analog/Digital)部904と、FFT(Fast Fourier Transform)処理部905と、パイロット抽出部906と、雑音振幅算出部907と、干渉波振幅検出部108と、加算器109と、平均振幅算出部110と、第一正規化部111と、第二正規化部112と、復調・復号処理部113とを備えている。また、干渉波振幅検出部108は、図5に示すように、低域通過フィルタ201と、除算器202と、振幅補正部203と、時間方向平均化部204と、判定部205とで構成される。なお、振幅補正部203及び時間方向平均化部204は、低域通過フィルタ201と除算器202の前段に配置することも可能である。
(OFDM受信装置100の動作・処理)
次に、本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置の動作・処理について、図1を参照して説明する。
図1において、受信信号をFFT処理し、雑音振幅を算出するまでの構成要素(受信アンテナ901〜雑音振幅算出部907)は、図20に示した従来技術の場合と同様である。ただし、雑音振幅算出部907は、その出力信号を加算器109に出力する。また、FFT処理部905の出力は干渉波振幅検出部108にも入力され、干渉波振幅検出部108では、受信信号に干渉波が存在する場合に、その振幅を検出する。
ここで、干渉波振幅検出部108で行われる動作・処理の詳細について、図5を参照して説明する。
干渉波振幅検出部108では、図5に示すように、FFT処理部905の出力信号を低域通過フィルタ201と除算器202に入力し、低域通過フィルタ201では、FFT処理結果に含まれる低周波成分を抽出する。そして、抽出した低周波成分を除算器202に入力し、FFT処理結果を低周波成分で除算する。以上の処理により、図6のようなスペクトルディップが観測されるFFT処理結果から、図7のような包絡線成分を抽出し、除算することで、図8に示すようなスペクトルディップ成分を除去してスペクトルを平坦化することができる。
除算器202の出力信号は、振幅補正部203に入力され、振幅補正部203では図8に示すような、受信信号に対して大きな振幅値を示す干渉波を強調するような処理を行う。例として、信号の4乗やデガンマ補正などがある。
そして、振幅補正部203の出力を時間方向平均化部204に出力し、時間方向平均化部204では時間方向に平均化を行う。この処理により、振幅補正部203にて強調された信号を平滑化することで受信信号振幅のじょう乱成分を軽減する。そして、平均結果は判定部205に入力され、判定部205では、予め用意されたしきい値と入力信号を比較し、しきい値を超える信号を検出した場合には、その振幅値に応じて、最終的にそのサブキャリアの尤度が低くなるような大きな値を加算器109に出力する。ここで、詳細は後述するが、判定部205の出力レベルに関して、図1に示す第二正規化部112の出力時点で干渉波の影響を受けたサブキャリアの振幅を小さくするために、対象となるサブキャリアについては第一正規化部111の出力を大きくする必要がある。そのため、判定部205では対象となるサブキャリアについては大きな値(最大値もしくは干渉波の振幅に応じる)を出力する。
上記したように、干渉波振幅検出部108では、干渉波を検出し、それに応じた値を算出し、加算器109に出力する。加算器109は、雑音振幅算出部907の出力と干渉波振幅検出部108の出力を加算し、雑音振幅と干渉波振幅を一つの信号で表現する信号(以下、雑音干渉波振幅と呼ぶ)を平均振幅算出部110と第一正規化部111に出力する。平均振幅算出部110は、入力された雑音干渉波振幅を周波数方向、並びに時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化を行い、平均値を第一正規化部111に出力する。
第一正規化部111は、平均振幅算出部110より入力された雑音干渉波振幅の平均値で加算器109から入力された雑音干渉波振幅を正規化する。この処理により、受信信号に含まれる雑音干渉波振幅の絶対量ではなく、その平均値を基準に変動する相対値を算出する。第一正規化部111は、この正規化された雑音干渉波振幅を第二正規化部112に出力し、第二正規化部112は、第一正規化部111で正規化された雑音干渉波振幅を用いて、FFT処理部905から入力された信号を正規化し、復調・復号処理部113に出力する。以上の処理により、図2に示すような隣接干渉、帯域内干渉、周波数特性歪の影響を受けたFFT処理結果から、図3に示すような雑音干渉波振幅の相対値を算出し、それらを用いてFFT処理結果を正規化することで図4に示すような正規化結果を得ることができる。第二正規化部112は、その結果を復調・復号処理部113に出力し、以降の処理は、従来技術と同様の処理を行う。
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、OFDM信号の受信装置において、高速フーリエ変換された信号から抽出された信号の雑音干渉波振幅をその平均値で正規化した相対値をサブキャリアごとに算出する。その相対値によりFFT出力を正規化することができるため、所要CNRが異なる変調方式や運用環境の違いごとに予め係数を準備することなく、ダイナミックレンジを有効に利用できる。また、サブキャリアごとの雑音レベルで正規化を行うため、後段の復号処理にサブキャリア単位で正確な尤度を通知することができ、隣接干渉や帯域内干渉、周波数特性歪による影響を最小限にすることができる。
<実施の形態2>
上記したように、本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置100では、送信側及び受信側が1系統の場合について説明した。しかし、近年では無線通信において伝送ビットレートの増加、並びに伝送の安定化が求められており、MIMO(Multiple Input Multiple Output)技術を用いることが必要となってきている。そこで、MIMOの場合について例を用いて以下に説明する。送信及び受信アンテナがそれぞれ2系統以上になっても、雑音振幅の算出方法や平均雑音振幅の算出方法も基本的な考え方は同じである。
そこで、以下に、本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置について、図9〜図16を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置は、送信側が2系統、受信側2系統の場合を例に説明する。
図9は、本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図であり、図9中、図1と同一構成部分には同一番号を付している。なお、送信装置側が2系統の場合、一例として図10及び図11に示すようなパイロットキャリア配置とすることができる。図10は、送信系統(a)のパイロットキャリア配置を示す図であり、図11は、送信系統(b)のパイロットキャリア配置を示す図である。また、k(0〜297)はキャリア番号、黒丸はパイロットキャリア、白丸はデータキャリアである。
図12は、本発明における送受信側が2系統(系統(a)40a及び系統(b)40b)の場合の送信装置40tと受信装置側の雑音振幅算出部40rの構成の一例を示すブロック図である。なお、受信装置側の2系統目は1系統目と処理が同じため省略している。
図13は、図9のCINR最大系統平均振幅算出部509の構成の一例を示すブロック図である。CINR最大系統平均振幅算出部509は、周波数方向平均化部601と、時間方向平均化部602と、CINR算出部603と、CINR大小判定部604と、切替器605とで構成される。
図14は、図13のCINR算出部603の構成の一例を示すブロック図である。CINR算出部603は、加算器701と、除算器702とで構成される。
図15は、各系統のFFT処理部905の出力信号における周波数特性歪、帯域内干渉、隣接干渉を示す図であり、受信信号#aと#bでは信号振幅や干渉波の振幅と周波数、雑音振幅、周波数特性歪などが異なる。
図16は、各系統の第二正規化部112の出力信号を示す図であり、最もCINRの高い系統(#a)の信号振幅を変化させず、それ以外(#b)の系統では雑音振幅の大きさに合わせて信号振幅を小さくする。また、両系統で干渉波振幅の大きさに合わせて信号振幅を小さくする。図15及び図16において、横軸は周波数、縦軸は振幅である。
(OFDM受信装置300の構成)
図9に示すように、本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置300のCINR最大系統平均振幅算出部509を除く構成は、図1のOFDM受信装置100を二つ組み合わせた構成となっている。ただし、雑音振幅算出部907では送信系統が2系統備える場合に対応した雑音振幅算出処理が必要である。また、各加算器109の出力とFFT処理部905の出力をCINR最大系統平均振幅算出部509に入力し、CINR最大系統平均振幅算出部509は、CINRが最も高い系統における雑音干渉波振幅の平均値を各系統の第一正規化部111に出力する。
そこで、まず、送信系統が2系統の場合の雑音振幅算出処理について説明する。
(OFDM受信装置300の動作・処理)
図10及び図11に示すように、それぞれの系統(a)、(b)において、パイロットキャリア位置は同じであるが、送信系統(b)では、1シンボル毎に位相を180°反転している。OFDM受信装置300側では、パイロットキャリアを抽出するまでの処理は、実施の形態1に係るOFDM受信装置100と同様である。
図12において、送信装置40tに入力された信号da(k,m)、db(k,m)、pa(k,m)、pb(k,m)は、系統(a)の符号化及び変調された信号Xta(t)と系統(b)の符号化及び変調された信号Xtb(t)に分かれて出力される。系統(a)の信号Xta(t)は、位相器401から送信アンテナ403を介して、伝送路特性H11(t)の伝送路中に送信される。また、系統(b)の信号Xtb(t)は、位相器402から送信アンテナ404を介して、伝送路特性H12(t)の伝送路中に送信される。
伝送路を経由した信号Xta(t)と信号Xtb(t)は、それぞれ受信アンテナ405が受信して、LNA406に入力される。受信アンテナ405を介して受信した信号に、LNA406ではN(t)が加算され、FFT処理結果のパイロットキャリアを信号r(k,m)としてメモリ407に出力する。メモリ407は、入力された4シンボルを格納し、下記式(5)に示すr(k−1,m)、r(k,m)、r(k+1,m)及びr(k+2,m)に0°、0°、180°、180°の位相回転を与え、(位相器408と409は、それらの位相回転に使用する。)加算器410に出力する。
加算器410は、それらの信号を加算して、加算結果を電力算出部411に出力する。電力算出部411は、入力された信号の電力pplt(k,m)を算出し、振幅変換部412に出力する。振幅変換部412は、電力pplt(k,m)を振幅値に変換し、加算器109に出力する。ここで、パイロットキャリアから雑音振幅を算出する方法について具体的に説明する。
図12に示すように、パイロットキャリアをpa(k,m)、p(k,m)とし、周波数領域の伝搬路特性をh11(k,m)、h12(k,m)。受信側のLNAで付加される雑音振幅をna(k,m)とすると、シンボル番号k−1〜k+2における受信信号のFFT処理結果r(k−1,m)〜r(k+2,m)は式(5)のようになる。
k−1〜k+2の間で伝搬路特性h11(k,m)及びh12(k,m)を一定とみなして加算器410で加算すると、パイロットキャリアの差分電力Pplt(k,m)は、次の式(6)のようになる。
ここで、N(t)はガウス雑音であり、σは雑音電力である。このようにして、送信系統を2系統備える場合でもサブキャリア毎の差分電力を算出できる。電力算出部411では、この差分電力から、雑音電力nPOW(k,m)を算出して振幅変換部412に出力する。振幅変換部412では、入力された雑音電力を雑音振幅に変換して出力する。雑音振幅は、加算器109を介してCINR最大系統平均振幅算出部509に入力される。
図13に示すように、CINR最大系統平均振幅算出部509では、入力された各系統の加算器109a,109bの出力である雑音干渉波振幅をそれぞれ周波数方向平均化部601a,601bで周波数方向に平均化し、その結果をそれぞれ時間方向平均化部602a,602bに出力する。
時間方向平均化部602a,602bは、周波数方向に平均化された信号を、時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化して、切替器605とCINR算出部603a,603bに出力する。この信号は各系統の受信信号に含まれる雑音干渉波振幅の絶対量を周波数方向と時間方向で平均した値を表す。この雑音干渉波振幅の平均値は、それぞれCINR算出部603a,603bに入力される。また、CINR算出部603a,603bのもう一方の入力端子には、各系統のFFT処理部905a,905bの出力信号がそれぞれ入力される。
図14に示すように、CINR算出部603では、入力されたFFT処理部905の出力(信号振幅、干渉波振幅、雑音振幅を含む)から同じく入力された時間方向平均化部602の出力(干渉波振幅と雑音振幅を含む)を減算器701で減算する。この処理によって、信号振幅のみを算出することができる。また、信号振幅の算出方式に関する他の構成例として、FFT処理部905の出力信号の二乗と時間方向平均化部602の出力信号の二乗の減算を行い、減算結果の平方根演算をすることにより、上記算出方式よりも正確に信号振幅を算出することができる。
得られた信号振幅は除算器702に入力され、除算器702では入力された信号振幅のみを持つ減算器701の出力信号を時間方向平均化部602の出力である雑音干渉波振幅の平均値で除算することでCINRを算出し、CINR大小判定部604に出力する。
図13に示すCINR大小判定部604は、各系統のCINRを比較してCINRが最も高い、つまり受信状況の最も良い系統の雑音干渉波振幅の平均値を後段に伝えられるように、切替制御信号を切替器605に出力する。なお、受信系統が2つではなく3つ以上の場合にも、CINR大小判定部604は、CINRが最も高い受信系統の雑音干渉波振幅の平均値を出力するように、切替器605を制御する。切替器605は、入力されたCINR大小判定部604からの制御信号に基づき、CINRの最も高い系統の雑音干渉波振幅の平均値を各系統の第一正規化部111a,111bに出力する。以降は、図1に示した実施の形態1と同様に、第一正規化部111a,111bが第二正規化部112a,112bを介して、復調・復号処理部113a,113bでそれぞれ信号処理される。以上の処理により、図15に示すような隣接干渉、帯域内干渉、周波数特性歪の影響を受けた2系統のFFT処理結果から、図16に示すような正規化結果を得ることができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2によれば、OFDM信号を複数系統受信する受信装置において、高速フーリエ変換された信号から抽出された信号の雑音干渉波振幅と信号振幅の比(CINR)を各系統で算出し、それらの大小を比較してCINRの最も高い系統の雑音干渉波振幅の平均値で各系統の雑音干渉波振幅を正規化した相対値をサブキャリアごと算出する。更に、その相対値で受信信号を正規化することで、最大CINRとなる系統の第二正規化部ではFFT出力の振幅を変化させることなく正規化を行い、その他の系統ではCINRに応じてFFT出力の振幅を下げて正規化を行う。このため、各系統でCINRが異なる場合でも、後段の復号処理に対して各系統の尤度を正確に通知することができ、所要CNRが異なる変調方式や運用環境の違いごとにあらかじめ係数を準備することなく、ダイナミックレンジを有効に利用できる。また、サブキャリアごとに正規化を行っているため、後段の復号処理にサブキャリア単位で正確な尤度を通知することができ、隣接干渉や帯域内干渉、周波数特性歪による影響を最小限にすることができる。
また、復調・復号処理部113a,113bにおいて、H11(t)、H12(t)など各伝搬路の遅延プロファイルを生成する際に、それぞれのCINRに応じた振幅値を反映でき、例えば、その情報を表示することで伝搬路の状態が分かりやすくなる。さらに、雑音振幅が全系統で同一されている、復調・復号処理部113a,113bにおいて入力される第二正規化部112a,112bの出力信号の単純な振幅比によって最大比合成ダイバーシティを容易に行うことができる。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも上記に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えば、プロセッサやメモリ等のハードウェア資源を備えたコンピュータが、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に永続的に格納されたプログラムを実行することにより、制御される構成が用いられてもよい。また、当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウェア回路として構成されてもよい。
40t:送信装置、40r:雑音振幅算出部、100,100a,100b:OFDM受信装置、108,108a,108b:干渉波振幅検出部、109,109a,109b:加算器、110:平均振幅算出部、110t:送信装置、110r:雑音振幅算出部、111,111a,111b:第一正規化部、112,112a,112b:第二正規化部、113,113a,113b:復調・復号処理部、201:低域通過フィルタ、202:除算器、203:振幅補正部、204:時間方向平均化部、205:判定部、300:OFDM受信装置、401:位相器、402:位相器、403:送信アンテナ、404:送信アンテナ、405:受信アンテナ、406:LNA、407:メモリ、408:位相器、409:位相器、410:加算器、411:電力算出部、412:振幅変換部、509:CINR最大系統平均振幅算出部、601,601a,601b:周波数方向平均化部、602,602a,602b:時間方向平均化部、603,603a,603b:CINR算出部、604:CINR大小判定部、605:切替器、701:減算器、702:除算器、800:OFDM受信装置、801:受信アンテナ、802:LNA、803:AGCアンプ、804:A/D部、805:FFT処理部、806:振幅調整部、807:係数選択部、808:正規化部、809:復調・復号処理部、900:OFDM受信装置、901,901a,901b:受信アンテナ、902,902a,902b:LNA、903,903a,903b:AGCアンプ、904,904a,904b:A/D部、905,905a,905b:FFT処理部、906,906a,906b:パイロット抽出部、907,907a,907b:雑音振幅算出部、908:平均振幅算出部、909:振幅調整部、910:係数選択部、911:正規化部、912:復調・復号処理部、1101:送信アンテナ、1102:受信アンテナ、1103:LNA、1104:メモリ、1105:位相器、1106:加算器、1107:電力算出部、1108:振幅変換部、1201:周波数方向平均化部、1202:時間方向平均化部。

Claims (2)

  1. OFDM変調方式によるデジタル無線通信におけるOFDM受信装置であって、
    受信した信号を高速フーリエ変換するFFT処理部と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号から干渉波を検出する干渉波振幅検出部と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号抽出部で抽出されたパイロット信号の雑音振幅値を算出する雑音振幅算出部と、
    前記雑音振幅算出部によって算出された雑音振幅と前記干渉波振幅検出部によって算出された干渉波振幅を加算する加算器と、
    前記加算器の加算結果である前記雑音干渉波振幅を周波数方向に平均化すると共に、時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化する平均振幅算出部と、
    前記加算器から入力された前記雑音干渉波振幅を前記平均振幅算出部で算出した前記雑音干渉波振幅の平均値で正規化する第一正規化部と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号を前記第一正規化部で正規化された信号で正規化する第二正規化部と、を備え、
    前記雑音干渉波振幅をその平均値で正規化した前記雑音干渉波振幅の相対値により受信信号を正規化したことを特徴とするOFDM受信装置。
  2. 送信装置側が複数系統のOFDM変調方式によるデジタル無線通信において当該複数系統の信号を受信するOFDM受信装置であって、
    受信した信号のそれぞれを高速フーリエ変換するFFT処理部と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号から干渉波を検出する干渉波振幅検出部と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号からそれぞれのパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部と、
    前記パイロット信号抽出部で抽出されたそれぞれのパイロット信号の雑音振幅値を算出する雑音振幅算出部と、
    前記雑音振幅算出部によって算出されたそれぞれの雑音振幅と前記干渉波振幅検出部によって算出されたそれぞれの干渉波振幅を加算する加算器と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号と前記雑音干渉波振幅から各系統のCINRを算出し、CINRが最大となる系統の前記雑音干渉波振幅を、周波数方向に平均化すると共に、時間インターリーブ長よりも十分長い期間で時間方向に平均化するCINR最大系統平均振幅算出部と、
    前記各系統の雑音干渉波振幅を最大CINRとなる系統の雑音干渉波振幅の平均値で正規化する第一正規化部と、
    前記FFT処理部で高速フーリエ変換された信号を前記第一正規化部で正規化された信号で正規化する第二正規化部と、を備え、
    前記雑音干渉波振幅を前記最大CINRとなる系統の雑音干渉波振幅の平均値で正規化した雑音相対値により各系統の受信信号をそれぞれ正規化したことを特徴とするOFDM受信装置。



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