JP6073110B2 - 3次元データ生成システム - Google Patents

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Description

この発明は、創作物の設計を支援する技術に関する。
特許文献1には、創作物の平面図からその創作物の3次元モデルを生成する技術の開示がある。この文献1に開示された3Dモデル生成システムは、建物とその付帯物(家具、置物など)が混在して記載された平面図から建物の2Dシンボルと付帯物の2Dシンボルを個別に抽出する。そして、建物本体については、その2Dシンボルを通常の立体化アルゴリズムに従って変換した3Dモデルを描画空間内に配置する。その一方、建物本体よりもプライオリティの低い2Dシンボルである付帯物については、データベース内に収録されている各種付帯物の3Dモデルの中から該当のものを選択し、この選択した3Dモデルを描画空間内に配置する。
特開2009−258823号公報
しかしながら、特許文献1の技術の場合、創作物の平面図を作成しなければその3次元モデルを得ることできなかった。このため、CADの取り扱いに不慣れな者は利用し難いという問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、CADの取り扱いに不慣れな者であっても自身の創作物を簡単に3次元モデル化できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、互いに直交する3つの方向の広がりを持ったブロック組立空間内において創作されるブロック組立体の素材となるブロック群であって、固有のタグ識別情報を記憶した無線タグが各々の内部に1個または複数個ずつ埋め込まれている複数のブロックからなるブロック群と、前記ブロック組立空間のブロック内の無線タグの各々が発信する無線信号を受信するアンテナと、各ブロックのブロック識別情報と各ブロック内に埋め込まれている1個または複数個の無線タグのタグ識別情報とを対応付けて記憶した第1の記憶手段と、各ブロックのブロック識別情報と各ブロックの3次元モデルを示すブロック3次元データとを対応付けて記憶した第2の記憶手段と、前記アンテナが前記無線タグの各々から受信した無線信号の信号強度に基づいて前記ブロック組立空間の座標系における無線信号の各発信元の無線タグの所在位置を検出する検出手段と、前記検出手段によって所在位置が検出された各無線タグの各々について、当該無線タグのタグ識別情報と対応付けられたブロック識別情報を前記第1の記憶手段内から探索し、前記第1の記憶手段内から探索したブロック識別情報と対応付けられたブロック3次元データを前記第2の記憶手段内から探索する探索処理を行うと共に、ブロック組立体の3次元モデルの描画空間の座標系における前記所在位置と対応する対応位置と当該ブロックのブロック3次元データが示す3次元モデルを前記描画空間に配置した場合における無線タグの位置が一致するように当該ブロック3次元データ内の座標情報を書き換える書換処理を行い、前記書換処理を経た各ブロック3次元データを合成して前記ブロック組立体の3次元モデルを示す組立体3次元データを生成する生成手段とを具備することを特徴とする3次元データ生成システムを提供する。
本発明では、ブロック組立体をなす各ブロックのブロック3次元データが示す3次元モデルを3次元モデルの描画空間に配置した場合における各ブロック内の無線タグの位置が描画空間におけるブロック組立空間内の無線タグの所在位置と対応する対応位置と一致するように当該ブロック3次元データ内の座標情報を書き換え、この書き換えを経た各ブロック3次元データを合成したものを組立体3次元データとする。よって、本発明によると、CADの取り扱いに不慣れな者であっても自身の創作物を簡単に3次元モデル化することができる。
本発明の一実施形態である3次元データ生成システムの全体構成を示す図である。 同システムにおけるブロックの構造とその3次元データの記述内容を示す図である。 同システムにおけるブロックの構造とその3次元データの記述内容を示す図である。 同システムにおけるブロックの構造とその3次元データの記述内容を示す図である。 同システムにおけるブロックの構造とその3次元データの記述内容を示す図である。 同システムのデータ生成装置5の構成を示す図である。 同システムにおけるデータベースDB1のデータ構造を示す図である。 同システムにおけるデータベースDB2のデータ構造を示す図である。 同システムにおけるテーブルTBL1のデータ構造を示す図である。 同システムにおけるテーブルTBL2のデータ構造を示す図である。 同システムにおけるテーブルTBL3のデータ構造を示す図である。 同システムの動作を示すフローチャートである。 同システムにおける書換処理の内容を示す図である。 同システムにおける書換処理の内容を示す図である。 同システムにおける書換処理の内容を示す図である。 同システムにおける書換処理の内容を示す図である。 同システムにおける書換処理の内容を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態である3次元データ生成システム9の構成を示す図である。このシステム9は、互いに直交する3つの軸方向(X軸方向(左右方向)、Y軸方向(前後方向)、及びZ軸方向(上下方向))の広がりを持ったブロック組立空間SPACT内においてブロック組立体ASが創られた場合に、このブロック組立体ASの3次元モデルを示す組立体3次元データDASを生成するものである。
図1に示すように、このシステム9は、ブロック組立体ASの素材となるブロック群1と、空間SPACTを挟んで平行対面するパネル2D及び2Uと、パネル2Dに接続された変換装置6と、パネル2D及び2Uに接続された変換装置4と、変換装置6及び4に接続されたデータ生成装置5とを有する。
このシステム9のブロック群1の中には、以下の第1乃至第4の形状を有する構造体の表面に、単一色(たとえば、緑とする)、木目風、及びクロムメッキ風の加工を各々施した計12種類のブロックBLが含まれる。
a1.第1形状
図2(A)に示すように、この形状のブロックBL(以下、適宜ブロックBLSQと記す)の外郭は正方形状の6つの側面61、62、63、64、65、66に囲まれている。ブロックBLSQにおける側面61の中心には連結スタッドSTがあり、その反対側の側面65の中心にはキャビティCV(不図示)がある。ブロックBLSQにおける側面61と側面65の共通端辺、側面61と側面64の共通端辺、及び側面64と側面65の共通端辺が直交する頂点P1の内側近傍には無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLSQにおける側面62と側面63の共通端辺、側面62と側面65の共通端辺、及び側面63と側面65の共通端辺が直交する頂点P2の内側近傍には無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLSQにおける側面63と側面62の共通端辺、側面63と側面66の共通端辺、及び側面65と側面66の共通端辺が直交する頂点P3の内側近傍には無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLSQ内の3つの無線タグTGには固有のタグ識別情報IDTGが記憶されている。
b1.第2形状
図3(A)に示すように、この形状のブロックBL(以下、適宜ブロックBLRCと記す)の外郭は長方形状の4つの側面71、72、73、74と正方形状の2つの側面75、76に囲まれている。ブロックBLRCにおける側面71には2つの連結スタッドSTがあり、その反対側の側面72には2つのキャビティCV(不図示)がある。ブロックBLRCにおける側面71と側面74の共通端辺、側面71と側面75の共通端辺、及び側面74と側面75の共通端辺が直交する頂点P1の内側近傍には無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLRCにおける側面72と側面73の共通端辺、側面72と側面75の共通端辺、及び側面73と側面75の共通端辺が直交する頂点P2の内側近傍には無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLRCにおける側面72と側面73の共通端辺、側面72と側面76の共通端辺、及び側面73と側面76の共通端辺が直交する頂点P3の内側近傍には無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLRC内の3つの無線タグTGには固有のタグ識別情報IDTGが記憶されている。
c1.第3形状
図4(A)に示すように、この形状のブロックBL(以下、適宜ブロックBLCYと記す)の外郭は真円状の2つの側面81、82と円筒状の1つの側面83とに囲まれている。ブロックBLCYにおける側面81の中心には連結スタッドSTがあり、その反対側の側面82の中心にはキャビティCV(不図示)がある。ブロックBLCYの側面81における周縁の僅かに内側の位置には2つの無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLCYの側面82における周縁の僅かに内側の位置には1つの無線タグTGが埋め込まれている。ブロックBLCY内の3つの無線タグTGには固有のタグ識別情報IDTGが記憶されている。

d1.第4形状
図5(A)に示すように、この形状のブロックBL(以下、ブロックBLJOINTと記す)は、ブロックパーツBLSQ’及びブロックパーツBLSQ”とこれらの間に介在する関節部材90とからなる可動ブロックである。ブロックパーツBLSQ’は、ブロックBLSQにおける端面64と端面65の共通端辺の部分を凹部91として切り欠いたものである。ブロックパーツBLSQ”は、ブロックBLSQにおける端面63と端面66の共通端辺の部分を凹部92として切り欠いたものである。関節部材90は、凹部91、92と略同じ上下幅を持った直方体状をなしている。関節部材90の左部分はブロックパーツBLSQ’の凹部91に嵌め込まれている。関節部材90の右半分はブロックパーツBLSQ”の凹部92に嵌め込まれている。関節部材90における凹部91に嵌め込まれた部分はこの部分を上下に貫くヒンジ軸(不図示)により凹部91と連結されている。関節部材90における凹部92に嵌め込まれた部分はこの部分を上下に貫くヒンジ軸(不図示)により凹部92と連結されている。このため、ブロックBLJOINTにおけるブロックパーツBLSQ’及びブロックパーツBLSQ”は、ブロックパーツBLSQ’の端面65とブロックパーツBLSQ”の端面63とがなす角度θ(0°≦θ≦180°)を狭める方向と広げる方向に動かすことができる。
図1において、パネル2Dは、左右幅W1(たとえば、W1=27cmとする)、前後幅L1(たとえば、L1=27cmとする)、上下幅H1(たとえば、H1=6cmとする)の寸法を持った直方体状をなしている。パネル2Uは、左右幅W1、前後幅L1、上下幅H1’(たとえば、H1’=3cmとする)の寸法を持った直方体状をなしている。
パネル2D内には送信アンテナ7と受信アンテナ3−1〜3−4がある。パネル2U内には受信アンテナ3−5〜3−8がある。アンテナ7及びアンテナ3−1〜3−8は、電線を螺旋状に巻回したコイルアンテナである。ここで、パネル2D内におけるアンテナ3−1〜3−4およびパネル2U内におけるアンテナ3−5〜3−8は、上下2つの矩形の4辺をなすようにして配置されている。
より詳細に説明すると、アンテナ3−1とアンテナ3−2は左右方向に対向している。アンテナ3−1とアンテナ3−2の間には幅W2(たとえば、W2=25cmとする)の間隔があいている。アンテナ3−3とアンテナ3−4は前後方向に対向している。アンテナ3−3とアンテナ3−4の間には幅L2(たとえば、L2=25cmとする)の間隔があいている。アンテナ3−5とアンテナ3−6は左右方向に対向している。アンテナ3−5とアンテナ3−6の間には幅W2の間隔があいている。アンテナ3−7とアンテナ3−8は前後方向に対向している。アンテナ3−7とアンテナ3−8の間には幅L2の間隔があいている。アンテナ3−5とアンテナ3−1は上下方向に対向している。アンテナ3−5とアンテナ3−1の間には幅H2(たとえば、H2=25cmとする)の間隔があいている。アンテナ3−6とアンテナ3−2は上下方向に対向している。アンテナ3−6とアンテナ3−2の間には幅H2の間隔があいている。アンテナ3−7とアンテナ3−3は上下方向に対向している。アンテナ3−7とアンテナ3−3の間には幅H2の間隔があいている。アンテナ3−8とアンテナ3−4は上下方向に対向している。アンテナ3−8とアンテナ3−4の間には幅H2の間隔があいている。
変換装置6は、データ生成装置5から与えられるデジタル信号DSをアナログ信号ASに変換し、この変換信号ASの電圧をアンテナ7の端子に印加する。変換装置4は、アンテナ3−1〜3−8の端子電圧をデジタル信号DSに変換し、この変換した信号DSをデータ生成装置5に供給する。
図1において、データ生成装置5は、コンピュータに、サーフェスモデラーやソリッドモデラーなどの周知の設計支援プログラム(CAD)PRG1と組立体3次元データDASの生成に関わる処理の手順を記述した3次元データ生成プログラムPRG2とを実装したものである。
図6に示すように、データ生成装置5は、制御部51、表示部52、操作部53、記憶部54を有する。制御部51は、データ生成装置5の制御中枢としての役割を果たす装置である。制御部51は、CPU55、RAM56、及びROM57を有する。表示部52は、コンピュータディスプレイを有する。操作部53は、キーボードやポインティングデバイスを有する。記憶部54は、ハードディスクを有する。この記憶部54には、先に挙げた設計支援プログラムPRG1及び3次元データ生成プログラムPRG2と、2つのデータベースDB1及びDB2と、3つのテーブルTBL1、TBL2、及びTBL3が記憶されている。
図7は、データベースDB1のデータ構造を概念的に示す図である。データベースDB1は、各々がブロック群1のブロックBLと対応する複数のレコードの集合体である。データベースDB1の各レコードは「ブロック」と「タグ」の2つのフィールドを有する。データベースDB1における各ブロックBLと対応するレコードの「ブロック」のフィールドは該当のブロックBLのブロック識別情報IDBLを示す。また、「タグ」のフィールドは該当のブロックBLに埋め込まれている3個(または6個)の無線タグTGのタグ識別情報IDTGを示す。
図8は、データベースDB2のデータ構造を示す図である。データベースDB2は、各々がブロックBLの12の種類と対応する12個のレコードの集合体である。データベースDB2の各レコードは、「ブロック」、「3次元モデル」、「タグ埋込位置」の3つのフィールドを有する。データベースDB2における1つの種類と対応するレコードの「ブロック」のフィールドは、該当の種類の各ブロックBLのブロック識別情報IDBLを示す。「3次元モデル」のフィールドは、該当の種類のブロックBLの3次元モデルのブロック3次元データDBLを示す。各レコード内の3次元データDBLの記述内容の詳細は次の通りである。
a2.ブロックBLSQ
図2(B)に示すように、ブロックBLSQの3次元データDBLには、ブロックBLSQの3次元モデルを囲む直方体の1頂点を原点OLCL(0.0.0)とするローカル座標系SYLCLにおける当該3次元モデルを形作るプリミティブ(より具体的には、ブロックBLSQの3次元モデルの外殻をなす矩形)の各頂点の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)、当該3次元モデルの表面の質感(単一色(緑)、木目風、及びクロムメッキ風のいずれか)を表現する属性情報AIとが記述される。
b2.ブロックBLRC
図3(B)に示すように、ブロックBLRCの3次元データDBLには、ブロックBLRCの3次元モデルを囲む直方体の1頂点を原点OLCL(0.0.0)とするローカル座標系SYLCLにおける当該3次元モデルを形作るプリミティブ(より具体的には、ブロックBLRCの3次元モデルの外殻をなす矩形)の各頂点の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)と、当該3次元モデルの表面の質感(単一色(緑)、木目風、及びクロムメッキ風のいずれか)を表現する属性情報AIとが記述される。
c2.ブロックBLCY
図4(B)に示すように、ブロックBLSYの3次元データDBLには、ブロックBLCYの3次元モデルを囲む直方体の1頂点を原点OLCL(0.0.0)とするローカル座標系SYLCLにおける当該3次元モデルを形作るプリミティブ(より具体的には、ブロックBLSYの3次元モデルをなす矩形やその曲面を近似するポリゴン(正三角形))の各頂点の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)と、当該3次元モデルの表面の質感(単一色(緑)、木目風、及びクロムメッキ風のいずれか)を表現する属性情報AIとが記述される。
d2.ブロックBLJOINT
図5(B)に示すように、ブロックBLJOINTの3次元データDBLには、θ=90度のブロックBLJOINTの3次元モデルを囲む直方体の1頂点を原点OLCL(0.0.0)とするローカル座標系SYLCLにおける当該3次元モデルを形作るプリミティブ(より具体的には、ブロックBLJOINTの3次元モデルの外殻をなす矩形)の各頂点の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)と、当該3次元モデルの表面の質感(単一色(緑)、木目風、及びクロムメッキ風のいずれか)を表現する属性情報AIとが記述される。
図8において、データベースDB2におけるブロックBLSQと対応する3つのレコード(ブロックBLSQの表面を緑一色としたもの、ブロックBLSQの表面を木目風としたもの、ブロックBLSQの表面をクロムメッキ風としたものの各々と対応する3つのレコード)の「タグ埋込位置」のフィールドは、当該ブロックBLSQのローカル座標系SYLCLにおけるブロックBLSQ内の3つの無線タグTGの各埋込位置の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)を示す。
また、データベースDB2におけるブロックBLRCと対応する3つのレコード(ブロックBLRCの表面を緑一色としたもの、ブロックBLRCの表面を木目風としたもの、ブロックBLRCの表面をクロムメッキ風としたものの各々と対応する3つのレコード)の「タグ埋込位置」のフィールドは、当該ブロックBLRCのローカル座標系SYLCLにおけるブロックBLRC内の3つの無線タグTGの各埋込位置の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)を示す。
また、データベースDB2におけるブロックBLCYと対応する3つのレコード(ブロックBLCYの表面を緑一色としたもの、ブロックBLCYの表面を木目風としたもの、ブロックBLCYの表面をクロムメッキ風としたものの各々と対応する3つのレコード)の「タグ埋込位置」のフィールドは、当該ブロックBLCYのローカル座標系SYLCLにおけるブロックBLCY内の3つの無線タグTGの各埋込位置の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)を示す。
また、データベースDB2におけるブロックBLJOINTと対応する3つのレコード(ブロックBLJOINTの表面を緑一色としたもの、ブロックBLJOINTの表面を木目風としたもの、ブロックBLJOINTの表面をクロムメッキ風としたものの各々と対応する3つのレコード)の「タグ埋込位置」のフィールドは、当該ブロックBLJOINTのローカル座標系SYLCLにおけるブロックパーツBLSQ’内の3つの無線タグTGとブロックパーツBLSQ”内の3つの無線タグTGの各埋込位置の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)を示す。
図9は、テーブルTBL1のデータ構造を概念的に示す図である。このテーブルTBL1は、パネル2D及び2U内における左右方向に対向する両アンテナのうち左側のアンテナ(アンテナ3−1及び3−5)の受信信号の信号強度及び右側のアンテナ(アンテナ3−2及び3−6)の受信信号の信号強度の各組合せと空間SPACTの座標系SYACT(より具体的には、アンテナ3−1及び3−3の交差位置を原点OACTとする座標系)における左側のアンテナ(アンテナ3−1及び3−5)からの距離の指標値Dxとを対応付けて記憶している。ここで、このテーブルTBL1内の各指標値Dxは、通常の応答感度を持った無線タグTGをアンテナ3−1及び3−2間の各点に置いて無線信号を発信させたときのアンテナ3−1及び3−2の各端子電圧の実測値から割り出されたものである。
図10は、テーブルTBL2のデータ構造を概念的に示す図である。このテーブルTBL2は、パネル2D及び2U内における前後方向に対向する両アンテナのうち前側のアンテナ(アンテナ3−3及び3−7)の受信信号の信号強度及び後側のアンテナ(アンテナ3−4及び3−8)の受信信号の信号強度の各組合せと座標系SYACTにおける前側のアンテナ(アンテナ3−3及び3−7)からの距離の指標値Dyとを対応付けて記憶している。ここで、このテーブルTBL2内の各指標値Dyは、通常の応答感度を持った無線タグTGをアンテナ3−3及び3−4間の各点に置いて無線信号を発信させたときのアンテナ3−3及び3−4の各端子電圧の実測値から割り出されたものである。
図11は、テーブルTBL3のデータ構造を概念的に示す図である。このテーブルTBL3は、パネル2D及び2U内における上下方向に対向する両アンテナのうち下側のアンテナ(アンテナ3−1及び3−2)の受信信号の信号強度及び上側のアンテナ(アンテナ3−5及び3−6)の受信信号の信号強度の各組合せと座標系SYACTにおける下側のアンテナ(アンテナ3−1及び3−2)からの距離の指標値Dzとを対応付けて記憶している。ここで、このテーブルTBL3内の各指標値Dzは、通常の応答感度を持った無線タグTGをアンテナ3−1及び3−5間の各点に置いて無線信号を発信させたときのアンテナ3−1及び3−5の各端子電圧の実測値から割り出されたものである。
次に、本実施形態の動作を説明する。図12は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。図12に示す一連の処理は、データ生成プログラムPRG2により実行されるものである。本実施形態では、創作者は、複数個のブロックBLを連結してブロック組立体ASを作り、このブロック組立体ASをパネル2D上の所望の位置に載置し、組立体3次元データDASの生成を指示する操作を行う。
この操作が行われると、データ生成装置5の制御部51は、検出処理を行う(S100)。検出処理は、アンテナ7から空間SPACT内に無線信号(磁界)を発信させることによって空間SPACT内の各無線タグTGに無線信号を発信させ、アンテナ3−1〜3−8が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度に基づいて空間SPACTの座標系SYACTにおける無線信号の発信元の各無線タグTGの所在位置PTGACTの座標情報CACT(座標値xACT、yACT、zACTのセット)を検出する処理である。
検出処理では、制御部51は、空間SPACT内における各無線タグTGの1つ1つを検出対象として以下の処理を行う。まず、制御部51は、検出対象の無線タグTGのタグ識別情報TDTGを信号DSとして変換装置6に供給する。変換装置6は、この信号DSでキャリア(搬送波)を変調した変調信号をアナログ信号ADとし、この信号ADの電圧をアンテナ7に印加する。アンテナ7は、変換装置6によって電圧が印加されると、この電圧に応じた無線信号(磁束)を空間SPACT内に発信する。空間SPACT内の各無線タグTGは、アンテナ7が発信した無線信号の電磁誘導により起電する。無線タグTGは、アンテナ7から受信した無線信号が自身の識別情報TDTGの変調信号である場合は、無線信号を発信する。アンテナ3−1〜3−8は、無線タグTGが発信した無線信号を受信する。変換装置4は、アンテナ3−1〜3−8の各々の端子電圧を信号DSに変換し、この変換信号DSをデータ生成装置5に供給する。
データ生成装置5の制御部51は、アンテナ3−1の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−1が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とし、アンテナ3−2の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−2が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とする。また、アンテナ3−3の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−3が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とし、アンテナ3−4の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−4が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とする。また、アンテナ3−5の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−5が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とし、アンテナ3−6の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−6が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とする。また、アンテナ3−7の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−7が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とし、アンテナ3−8の端子電圧の変換信号DSをアンテナ3−8が無線タグTGから受信した無線信号の信号強度とする。
その上で、制御部51は、テーブルTBL1におけるアンテナ3−1の信号強度とアンテナ3−2の信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値Dxを取り出すとともに、テーブルTBL1におけるアンテナ3−5の信号強度とアンテナ3−5の信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値Dxを取り出し、これら2つの指標値Dxの平均値を無線タグTGの所在位置PTGACTのX軸方向の座標値xACTとする。
制御部51は、テーブルTBL2におけるアンテナ3−3の信号強度とアンテナ3−4の信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値Dyを取り出すとともに、テーブルTBL2におけるアンテナ3−7の信号強度とアンテナ3−8の信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値Dyを取り出し、これら2つの指標値Dyの平均値を無線タグTGの所在位置PTGACTのY軸方向の座標値yACTとする。
制御部51は、テーブルTBL3におけるアンテナ3−1の信号強度とアンテナ3−5の信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値Dzを取り出すとともに、テーブルTBL2におけるアンテナ3−2の信号強度とアンテナ3−6の信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値Dzを取り出し、これら2つの指標値Dzの平均値を無線タグTGの所在位置PTGACTのZ軸方向の座標値zACTとする。
制御部51は、以上のようにして求めたX、Y、Zの各軸方向の座標値xACT、yACT、zACTのセットを、検出対象の無線タグTGの所在位置PTGACTの座標情報CACTとしてRAM56に記憶する。
次に、制御部51は、第1の探索処理を行う(S110)。第1の探索処理は、座標情報CACTが検出された無線タグTGの各々について、当該無線タグTGのタグ識別情報IDTGと対応付けられたブロック識別情報IDBLをデータベースDB1内から探索する処理である。より詳細に説明すると、第1の検索処理では、制御部51は、座標情報CACTが検出された全無線タグTGの識別情報IDTGをRAM56に記憶し、RAM56内のタグ識別情報IDTGの一つを検索キーとして選択する。次に、制御部51は、データベースDB1の各レコードの中から検索キーとしたタグ識別情報IDTGを含むレコードを特定し、そのレコードのブロック識別情報IDBLがRAM56に読み出し済みのものと同じであるか否かを判定する。制御部51は、該当のレコードのブロック識別情報IDBLが未だRAM56に読み出されていないものである場合はそのブロック識別情報IDBLをRAM56に読み出す。制御部51は、RAM56内のタグ識別情報IDTGの全てについて以上の処理を繰り返す。
次に、制御部51は、第2の探索処理を行う(S120)。第2の探索処理は、データベースDB1から探索したブロック識別情報IDBLと対応付けられた3次元データDBLをデータベースDB2内から探索する処理である。より詳細に説明すると、第2の探索処理では、RAM56内のブロック識別情報IDBLの一つを検索キーとして選択する。次に、制御部51は、データベースDB2の各レコードの中から検索キーとしたブロック識別情報IDBLを含むレコードを特定し、そのレコードの3次元データDBLをRAM56に読み出す。制御部51は、RAM56内のブロック識別情報IDBLの全てについて以上の処理を繰り返す。
次に、制御部51は、書換処理を行う(S130)。書換処理は、データベースDB2内からブロック3次元データDBLを探索したブロックBLの各々について、3次元モデルの描画空間SPCADの座標系SYCADにおける当該ブロックBLの所在位置PTGACTと対応する対応位置PTGCADと当該ブロックBLの3次元データDBLが示す3次元モデルを空間SPCADに配置した場合における無線タグTGの位置が一致するように当該3次元データDBL内の座標情報CLCLを書き換える処理である。
書換処理では、制御部51は、書換対象の3次元データDBLがブロックBLSQ、BLRC、及びBLCYのものである場合とブロックBLJOINTのものである場合の各々において、次のような処理を行う。
a3.書換対象がブロックBLSQ、BLRC、及びBLCYのものである場合
上述したように、ブロックBLSQ、BLRC、及びBLCYには3つの無線タグTGが埋設されている(図2(A)、図3(A)、図4(A))。この場合の書換処理では、制御部51は、データベースDB2内における該当のブロックBLのブロック識別情報IDBLと対応する3つの無線タグTGの座標情報CLCLをRAM56に読み出す。その上で、図13に示すように、制御部51は、該当のブロックBL内の3つの無線タグTGの中の1つ(無線タグTG1とする)を選び、無線タグTG1の座標情報CACTの各座標値xACT、yACT、zACT及び無線タグTG1の座標情報CLCLの各座標値xLCL、yLCL、zLCLを次式(1)に代入することにより、c1j(i=1〜4)を未知数とする第1の方程式、c2j(j=1〜4)を未知数とする第2の方程式、c3j(j=1〜4)を未知数とする第3の方程式を得る。
次に、図14に示すように、制御部51は、該当のブロックBL内の3つの無線タグTGの中の別の1つ(無線タグTG2とする)を選び、無線タグTG2の座標情報CACTの各座標値xACT、yACT、zACT及び無線タグTG2の座標情報CLCLの各座標値xLCL、yLCL、zLCLを式(1)に代入することにより、c1j(i=1〜4)を未知数とする第4の方程式、c2j(j=1〜4)を未知数とする第5の方程式、c3j(j=1〜4)を未知数とする第6の方程式を得る。
次に、図15に示すように、制御部51は、該当のブロックBL内の3つの無線タグTGの中の残りの1つ(無線タグTG3とする)を選び、無線タグTG3の座標情報CACTの各座標値xACT、yACT、zACT及び無線タグTG3の座標情報CLCLの各座標値xLCL、yLCL、zLCLを式(1)に代入することにより、c1j(i=1〜4)を未知数とする第7の方程式、c2j(j=1〜4)を未知数とする第8の方程式、c3j(j=1〜4)を未知数とする第9の方程式を得る。
次に、図16に示すように、制御部51は、座標系SYACTにおける座標系SYLCLの原点OLCLと対応する位置POACTを求め、この位置POACTの座標情報CACTの各座標値xACT、yACT、zACT及び原点OLCLの座標情報CLCLの座標値xLCL(=0)、yLCL(=0)、zLCL(=0)を式(1)に代入することにより、c1j(i=1〜4)を未知数とする第10の方程式、c2j(j=1〜4)を未知数とする第11の方程式、c3j(j=1〜4)を未知数とする第12の方程式を得る。
ここで、座標系SYACTにおける原点対応位置POACTの探索は次のようにして行う。制御部51は、座標系SYLCLにおける原点OLCL及び無線タグTG1間の距離D1、原点OLCL及び無線タグTG2間の距離D2、原点OLCL及び無線タグTG3間の距離D3を求める。次に、制御部51は、座標系SYACTにおける無線タグTG1を中心とする半径D1の球面、無線タグTG2を中心とする半径D2の球面、無線タグTG3を中心とする半径D3の球面が交わる2点PN1ACT及びPN2ACTを原点対応位置POACTの候補とする。図17に示すように、候補点PN1ACT及びPN2ACTは、座標系SYACTにおける無線タグTG1、TG2、TG3を頂点とする三角面に対して面対称の位置に存在する。そして、座標系SYACTにおける点PN1ACT及び無線タグTG1間のベクトルと無線タグTG1及びTG2間のベクトルとがなす角度θ1ACTと点PN2ACT及び無線タグTG1間のベクトルと無線タグTG1及びTG2間のベクトルとがなす角度θ2ACTは符号の正負を逆にした値となる。制御部51は、座標系SYLCLにおける原点OLCL及び無線タグTG1間のベクトルと無線タグTG1及びTG2間のベクトルとがなす角度θLCLの符号と角度θ1ACTの符号が同じである場合は候補点PN1ACTを原点対応位置POACTとし、角度θLCLの符号と角度θ2ACTの符号が同じである場合は候補点PN2ACTを原点対応位置POACTとする。
制御部51は、以上のようにして得た第1〜第12の方程式(12元1次方程式)の解cij(i=1〜3、j=1〜4)を求め、次式(2)におけるi(i=1〜3)行j(j=1〜4)列の各要素aijを解cij(i=1〜3、j=1〜4)と同じ値に設定したものを座標系SYLCLから座標系SYACTへの変換行列式Aとする。
また、制御部51は、次式(3)におけるm(m=1〜3)行n(n=1〜4)列の各要素bmnを座標系SYACTと座標系SYCADの各座標軸の比に応じた固定値としたものを座標系SYACTから座標系SYCADへの変換行列式Bとする。
制御部51は、3次元データDBL内のプリミティブの各頂点の座標情報CLCLを各々に変換行列式A及び変換行列式Bを順に作用させて得た座標情報CCADに置き換え、全ての頂点の座標情報CLCLを座標情報CCADに置き換えたものを書き換え済み3次元データDBLとする。
b3.書換対象がブロックBLJOINTのものである場合
上述したように、ブロックBLJOINTには、ブロックパーツBLSQ’内に3つ、ブロックパーツBLSQ”内に3つの合計6つの無線タグTGが埋設されている(図5(B))。この場合の書き換え処理では、制御部51は、ブロックパーツBLSQ’およびブロックパーツBLSQ”の各々についてa3と同様の処理を行い、ブロックパーツBLSQ’の各プリミティブの座標情報CLCLの変換用の変換行列式A’とブロックパーツBLSQ”の各プリミティブの座標情報CLCLの変換用の変換行列式A”を個別に生成する。そして、制御部51は、3次元データDBL内におけるブロックパーツBLSQ’を形作る各プリミティブの座標情報CLCLについては、各々に変換行列式A’及び変換行列式Bを順に作用させて得た座標情報CCADに置き換え、ブロックパーツBLSQ”の各プリミティブの座標情報CLCLについては、各々に変換行列式A”及び変換行列式Bを順に作用させて得た座標情報CCADに置き換える。
図12において、制御部51は、合成処理を行う(S140)。この処理では、制御部51は、書換処理を経た書き換え済みブロック3次元データDBLを合成して組立体3次元データDASを生成する。制御部51は、この組立体3次元データDASを1つのデータファイルとして記憶部54に記憶する。
以上が、本実施形態の構成の詳細である。本実施形態によると、次の効果が得られる。
第1に、本実施形態では、ブロック組立体ASをなす各ブロックBLの3次元データDBLが示す3次元モデルを空間SPCADに配置した場合における無線タグTGの位置が空間SPCADにおける空間SPACT内の無線タグTGの所在位置PTGACTと対応する対応位置PTGCADと一致するように当該3次元データDBL内の座標情報CLCLを書き換え、この書き換えを経た各ブロック3次元データDBLを合成したものを組立体3次元データDASとする。よって、本実施形態によると、CADの取り扱いに不慣れな者であっても自身の創作物を簡単に3次元モデル化することができる。
第2に、本実施形態では、組立体3次元データDASとして合成される書き換え済み3次元データDBLの各々は、それ自体が設計支援プログラムPRG1による取扱いが可能なデータの座標情報CLCLだけを書き換えたものである。よって、組立体3次元データDASは、設計支援プログラムPRG1によるブロックBL単位での操作が容易である。従って、本実施形態によると、複雑な創作物の基本的な構造のみをブロック組立体ASにしてこれを3次元データ化し、細部の構造の改変や追加に設計支援プログラムPRG1を用いる、といった手順を踏むことにより、複雑な創作物の3次元モデル化を効率よく行うことができる。
第3に、本実施形態では、左右方向に対向する2対のアンテナの各々の受信信号の信号強度と対応する指標値DxをテーブルTBL1から取り出し、これらの2つの指標値Dxの平均値を無線タグTGの所在位置PTGACTの左右方向の座標値xACTとする。また、前後方向に対向する2対のアンテナの各々の受信信号の信号強度と対応する指標値DyをテーブルTBL2から取り出し、これらの2つの指標値Dyの平均値を無線タグTGの所在位置PTGACTの前後方向の座標値yACTとする。また、上下方向に対向する2対のアンテナの各々の受信信号の信号強度と対応する指標値DzをテーブルTBL3から取り出し、これらの2つの指標値Dzの平均値を無線タグTGの所在位置PTGACTの上下方向の座標値zACTとする。よって、本実施形態によると、無線タグTGの応答感度のばらつきの如何に関わらず精度の高い検出結果を得ることができる。
第4に、本実施形態の書換処理では、前掲式(1)により得られる12元1次連立方程式の解cij(i=1〜3、j=1〜4)を求め、前掲式(2)の各要素aijを解cij(i=1〜3、j=1〜4)と同じ値に設定したものを変換行列式Aとし、前掲式(3)の各要素bmnを固定値としたものを変換行列式Bとし、書換対象の3次元データDBL内の全ての頂点の座標値xLCL、yLCL、zLCLを各々に変換行列式A及びBを作用させて得た座標値xCAD、yCAD、zCADに置き換える。よって、本実施形態によると、ブロック組立空間SPACT内におけるブロック組立体ASをなすブロックBLの連結状態を正確に再現することができる。
第5に、本実施形態における可動ブロックBLJOINTの3次元データDBLを書換対象とする書換処理では、ブロックパーツBLSQ’の各プリミティブの座標情報CLCLの座標変換用の変換行列式A’とブロックパーツBLSQ”の各プリミティブの座標情報CLCLの座標変換用の変換行列式A”を個別に生成し、これらを用いてブロックパーツ毎の座標変換を行う。よって、ブロック組立体ASの組立時のブロックBLJOINTの角度θ(ブロックパーツBLSQ’の端面65とブロックパーツBLSQ”の端面63とがなす角度θ)がそのブロック組立体ASの組立体3次元データDASにおいて再現される。従って、本実施形態によると、可動ブロックBLJOINTを素材とする創作物の3次元モデル化を効率よく行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、かかる実施形態に以下の変形を加えてもよい。
(1)上記実施形態では、ブロックBL内にはパッシブタイプの無線タグTGが埋め込まれていた。しかし、ブロックBL内にアクティブタイプ(電池を内蔵したタイプ)の無線タグTGを埋め込んでもよい。
(2)上記実施形態では、ブロックBLの形状は4種類であった。しかし、ブロックBLの形状の種類を2種類または3種類にしてもよいし、5種類以上にしてもよい。たとえば、ブロック群1の中に3種類のブロックパーツとそれらの間に介在する2つの関節部材とからなる可動ブロックBLを含めてもよい。
(3)上記実施形態において、ブロックBLの表面加工の種類は、単一色、木目風、及びクロムメッキ風の加工の3種類であった。しかし、ブロックBLの表面加工の種類を2種類にしてもよいし、4種類以上にしてもよい。たとえば、ブロック群1の中にアルミニウム風の表面加工を施したブロックBLを含めてもよい。
(4)上記実施形態では、可動ブロックBLJOINTは、2つのブロックパーツBLSQ’及びブロックパーツBLSQ”の間に1つの関節部材90を介在させたものであった。しかし、可動ブロックBLJOINTにおけるブロックパーツの数をk(kは2以上の整数)個とし、このk個のブロックパーツ間に1個乃至k−1個の関節部材を介在させ、k個のブロックの各々に3つの無線タグTGを埋設するようにしてもよい。この場合、データベースDB2には、可動ブロックBLJOINTのブロック識別情報DBLと、可動ブロックBLJOINTにおけるk個のブロックパーツ内の3つの無線タグTGの各埋込位置の座標情報CLCL(座標値xLCL、yLCL、zLCLのセット)とを対応付けて記憶するとよい。そして、この場合における書換処理では、可動ブロックBLJOINTにおけるk個のブロックパーツ毎のk個の座標変換行列式Aを生成し、可動ブロックBLJOINTの3次元データDBL内におけるk個のブロックパーツを形作る各プリミティブの座標情報CLCLに各々に固有の変換行列式A及び変換行列式Bを順に作用させるとよい。
1…ブロック群、2…パネル、3…アンテナ、4…変換装置、5…データ生成装置、9…3次元データ生成システム、51…制御部51、52…表示部、53…操作部、54…記憶部、55…CPU、56…RAM、57…ROM。

Claims (3)

  1. 互いに直交する3つの方向の広がりを持ったブロック組立空間内において創作されるブロック組立体の素材となるブロック群であって、固有のタグ識別情報を記憶した無線タグが各々の内部に3個以上ずつ埋め込まれている複数のブロックからなるブロック群と、
    前記ブロック組立空間のブロック内の無線タグの各々が発信する無線信号を受信するアンテナと、
    各ブロックのブロック識別情報と各ブロック内に埋め込まれている3個以上の無線タグのタグ識別情報とを対応付けて記憶した第1の記憶手段と、
    各ブロックのブロック識別情報と各ブロックの3次元モデルを示すブロック3次元データとを対応付けて記憶した第2の記憶手段と、
    前記アンテナが前記無線タグの各々から受信した無線信号の信号強度に基づいて前記ブロック組立空間の座標系における無線信号の各発信元の無線タグの所在位置を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって所在位置が検出された各無線タグの各々について、当該無線タグのタグ識別情報と対応付けられたブロック識別情報を前記第1の記憶手段内から探索し、前記第1の記憶手段内から探索したブロック識別情報と対応付けられたブロック3次元データを前記第2の記憶手段内から探索する探索処理を行うと共に、ブロック組立体の3次元モデルの描画空間の座標系における前記所在位置と対応する対応位置と当該ブロックのブロック3次元データが示す3次元モデルを前記描画空間に配置した場合における無線タグの位置が一致するように当該ブロック3次元データ内の座標情報を書き換える書換処理を行い、前記書換処理を経た各ブロック3次元データを合成して前記ブロック組立体の3次元モデルを示す組立体3次元データを生成する生成手段と
    を具備することを特徴とする3次元データ生成システム。
  2. 前記アンテナは、前記ブロック組立空間内の無線タグが発信した無線信号を各々受信する第1乃至第8のアンテナからなり、第1のアンテナと第2のアンテナは左右方向に対向しており、第3のアンテナと第4のアンテナは前後方向に対向しており、第5のアンテナと第6のアンテナは左右方向に対向しており、第7のアンテナと第8のアンテナは前後方向に対向しており、第5のアンテナと第1のアンテナは上下方向に対向しており、第6のアンテナと第2のアンテナは上下方向に対向しており、第7のアンテナと第3のアンテナは上下方向に対向しており、第8のアンテナと第4のアンテナは上下方向に対向しており、
    左右方向に対向する両アンテナのうち左側のアンテナの受信信号の信号強度及び右側のアンテナの受信信号の信号強度の各組合せと前記ブロック組立空間における左右一方のアンテナからの距離の指標値とを対応付けて記憶した第1のテーブルと、
    前後方向に対向する両アンテナのうち前側のアンテナの受信信号の信号強度及び後側のアンテナの受信信号の信号強度の各組合せと前記ブロック組立空間における前後一方のアンテナからの距離の指標値とを対応付けて記憶した第2のテーブルと、
    上下方向に対向する両アンテナのうち下側のアンテナの受信信号の信号強度及び上側のアンテナの受信信号の信号強度の各組合せと前記ブロック組立空間における上下一方のアンテナからの距離の指標値とを対応づけて記憶した第3のテーブルと
    を具備し、
    前記検出手段は、
    前記第1のテーブルにおける前記第1のアンテナの信号強度と前記第2のアンテナの受信強度の組み合わせと対応する指標値を取り出すとともに、前記第1のテーブルにおける前記第5のアンテナの信号強度と第6のアンテナの信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値を取り出し、これら2つの指標値の平均値を前記無線信号の発信元の無線タグの所在位置の左右方向の座標値とし、前記第2のテーブルにおける前記第3のアンテナの信号強度と前記第4のアンテナの受信強度の組み合わせと対応する指標値を取り出すとともに、前記第2のテーブルにおける前記第7のアンテナの信号強度と第8のアンテナの信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値を取り出し、これら2つの指標値の平均値を前記無線信号の発信元の無線タグの所在位置の前後方向の座標値とし、前記第3のテーブルにおける前記第1のアンテナの信号強度と前記第5のアンテナの受信強度の組み合わせと対応する指標値を取り出すとともに、前記第3のテーブルにおける前記第2のアンテナの信号強度と第6のアンテナの信号強度の組み合わせと対応するセルの指標値を取り出し、これら2つの指標値の平均値を前記無線信号の発信元の無線タグの所在位置の上下方向の座標値とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の3次元データ生成システム。
  3. 前記ブロック群の各ブロックには3つの無線タグが埋め込まれており、
    前記第2の記憶手段は、各ブロックのブロック識別情報と、各ブロックの3次元モデルを示すブロック3次元データと、各ブロックの3次元モデルに固有の座標系における当該ブロック内の3つの無線タグの埋込位置の座標情報である座標値xLCL、yLCL、zLCLの各セットとを対応付けて記憶し、
    前記生成手段は、前記書換処理では、前記第2の記憶手段からブロック3次元データを探索したブロックの各々について、当該ブロックのブロック識別情報と対応付けて前記第2の記憶手段に記憶された3つの無線タグの埋込位置の座標情報である座標値xLCL、yLCL、zLCLを読み出し、この3つの無線タグの埋込位置の座標情報である座標値xLCL、yLCL、zLCLと前記ブロック組立空間内における当該3つの無線タグの所在位置の座標情報である座標値xACT、yACT、zACTを次式(1)に代入して得られる12元1次方程式の解cij(i=1〜3、j=1〜4)を求め、次式(2)におけるi(i=1〜3)行j(j=1〜3)列の各要素aijを前記解cij(i=1〜3、j=1〜4)と同じ値に設定したものを当該ブロックの3次元モデルに固有の座標系から前記ブロック組立空間の座標系への第1の変換行列式とし、式(3)におけるm(m=1〜3)行n(n=1〜4)列の各要素bmnを固定値としたものを前記ブロック組立空間の座標系から前記ブロック組立体の3次元モデルの描画空間の座標系への第2の変換行列式とし、当該ブロック3次元データ内の全ての頂点の座標値xLCL、yLCL、zLCLを各々に前記第1の変換行列及び第2の変換行列を作用させて得た座標値xCAD、yCAD、zCADに置き換える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の3次元データ生成システム。






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