JP6072388B1 - 医療機器及び内視鏡コネクタ用キャップ - Google Patents

医療機器及び内視鏡コネクタ用キャップ Download PDF

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Abstract

内視鏡2は、本体装置3に接続した状態において照明用口金受け25a内に予め定めた挿入状態で配置されて接続状態になる照明用口金16aを有する第2内視鏡用コネクタ16と、第2内視鏡コネクタ16との間に滅菌ガス40を導く隙間37を形成しつつ、隙間37に流入した滅菌ガス40が照明用口金16aの少なくとも端面側端部に流入することを阻止するOリング39を有するコネクタ用キャップ10と、を具備する。

Description

本発明は、外部装置の接続部に着脱自在な内視鏡コネクタを備える医療機器及び内視鏡コネクタに装着される内視鏡コネクタ用キャップに関する。
近年、内視鏡は、医療分野及び工業用分野等において利用されている。
内視鏡には、挿入部の先端部にCCD、CMOSなどの固体撮像素子を有して構成される撮像装置を内蔵した、いわゆる電子式の内視鏡(以下、電子内視鏡と記載)がある。
また、固体撮像素子の技術を用いずに被写体画像を表示する装置として光走査型内視鏡装置も知られている。
電子内視鏡では、照明光で照らされた観察対象領域の画像を撮像装置が有する例えばCCDの撮像面に結像させて観察対象領域の内視鏡画像を得る。これに対して、光走査型内視鏡では、観察対象領域上の極小の一点に照射する光を走査させつつ連続的に反射光を受光することにより、観察対象領域の内視鏡画像を得る。
このため、電子内視鏡及び光走査型内視鏡は、それぞれ光源装置の機能及びプロセッサの機能を有する、一体、または、別体で構成された内視鏡外部装置に対してコネクタを介して接続される。
そして、医療機器である電子内視鏡及び光走査型内視鏡は、使用後、内視鏡外部装置から取り外され、洗浄、消毒される。
日本国特開2002−034914号公報には、熱伝導性のよい材料からなるライトガイド接続ロッドが用いられた内視鏡を強酸性の薬液等に浸漬して消毒することができるようにした内視鏡のライトガイドコネクタキャップが開示されている。
このライトガイドコネクタキャップは、防水性と耐薬品性とを有する部材によって形成され、光源装置に差し込み接続されるライトガイド接続ロッドに対して着脱自在である。ライトガイドコネクタキャップは、ライトガイド接続ロッドに対して水密に被覆される。
日本国特開2004−248888号公報には、プローブの洗浄が容易で、光ファイバの先端部が破損しにくく、取り扱いが容易な光走査プローブ装置が開示されている。
この光走査プローブ装置を洗浄するとき、水密キャップ(日本国特開2004−248888号公報の符号20)をコネクタユニットの電気コネクタを覆うように取り付け、水密キャップ(日本国特開2004−248888号公報の符号21)をコネクタユニットのFCコネクタを覆うように取り付ける。
しかしながら、日本国特開2002−034914号公報、日本国特開2004−248888号公報に示したキャップは、内視鏡の滅菌・消毒を行う際にライトガイド接続ロッド、電気コネクタ、FCコネクタに装着される。このため、キャップによって覆われたライトガイド接続ロッドの周囲、電気コネクタの周囲、FCコネクタの周囲は、滅菌・消毒されない。したがって、装着されていたキャップを取り外した状態において、滅菌・消毒されていない非滅菌領域が露出した状態になる。このため、滅菌領域の医療従事者が誤って露出されている非滅菌領域に触れてしまうおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、滅菌・洗浄時にキャップを装着することによって生じる非滅菌領域を少なくしつつキャップ取外後、滅菌領域の医療従事者が非滅菌領域に触れることを防止する医療機器及び内視鏡コネクタ用キャップを提供することを目的にしている。
本発明の一態様の医療機器は、外部装置に接続した状態において当該外部装置の接続穴内に予め定めた挿入状態で配置されて接続状態になる凸状伝送部を有する内視鏡コネクタと、前記内視鏡コネクタとの間に流体を導く隙間を形成しつつ、該隙間に流入した流体が前記凸状伝送部の少なくとも端面側端部に流入することを阻止する密封部材を有するコネクタ用キャップと、を具備している。
本発明の一態様の内視鏡コネクタ用キャップは、外部装置に接続した状態において当該外部装置の接続穴内に予め定めた挿入状態で配置されて接続状態になる凸状伝送部を有する内視鏡コネクタに装着され、該内視鏡コネクタとの間に流体を導く隙間を形成しつつ、該隙間に流入した流体が前記凸状伝送部の少なくとも端面側端部に流入することを阻止する密封部材を有している。
本発明によれば、滅菌・洗浄時にキャップを装着することによって生じる非滅菌領域を少なくしつつキャップ取外後、滅菌領域の医療従事者が非滅菌領域に触れることを防止する医療機器及び内視鏡コネクタ用キャップを実現できる。
医療機器である内視鏡を備える内視鏡装置を説明する図 コネクタ用キャップ及び第2コネクタを説明する図 コネクタ用キャップを第2コネクタに装着した状態を示す図 滅菌ガスの流入状態を説明する図 滅菌処理後における、コネクタ用キャップ及び第2コネクタの滅菌領域と非滅菌領域とを説明する図 コネクタ用キャップの他の構成例を説明する図 コネクタ用キャップを第2コネクタに装着した状態と、滅菌ガスの流入状態とを説明する図 滅菌処理後における、コネクタ用キャップ及び第2コネクタの滅菌領域と非滅菌領域とを説明する図 コネクタ用キャップの別の構成例を説明する図 収容穴の底面を照明用口金の先端面に当接させてコネクタ用キャップを第2コネクタに装着した状態と、滅菌ガスの流入状態とを説明する図 滅菌処理後における、コネクタ用キャップ及び第2コネクタの滅菌領域と非滅菌領域とを説明する図 収容穴の深さが深く底面に照明用口金の先端面が当接しない状態でコネクタ用キャップを第2コネクタに装着して滅菌ガスを流入させた状態を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
なお、以下の説明に用いる各図において、各構成要素を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、構成要素毎に縮尺を異ならせてあるものもある。即ち、本発明は、これらの図に記載された構成要素の数量、構成要素の形状、構成要素の大きさの比率、及び各構成要素の相対的な位置関係のみに限定されるものではない。
図1に示す走査型内視鏡システム(以下、内視鏡装置と記載する)1は、医療機器である走査型内視鏡(以下、内視鏡と略記)2と、内視鏡2が着脱自在に接続される内視鏡外部装置である本体装置3と、本体装置3により生成される画像信号により、画像信号に対応する画像を表示する表示装置としてのモニタ4と、内視鏡コネクタ用キャップ(以下、コネクタ用キャップと記載する)10と、を備える。
内視鏡2は、被検体内に挿入される可撓性を有する挿入部11と、この挿入部11の基端に設けられた操作部12と、この操作部12から一端が延出される可撓性のユニバーサルケーブル13と、このユニバーサルケーブル13の他端に設けられた第1内視鏡コネクタ(以下、第1コネクタと記載する)14と、第1コネクタ14の側部から延出されたケーブル15の端部に設けられた第2内視鏡コネクタ(以下、第2コネクタと記載する)16と、を有する。
第1内視鏡コネクタ14、第2内視鏡コネクタ16は、本体装置3と着脱自在に構成されている。
挿入部11の先端部分には照明光学系6を構成する光学部材である第1照明レンズ6a及び第2照明レンズ6b、および検出光学系7を構成する光学部材である集光レンズ7aが設けられている。照明光学系6は、1つまたは複数の光学部材を設けて構成される。検出光学系7は、集光レンズ7aと検出光ファイバ7fとで構成される。検出光ファイバ7fは、伝送部品であって検出光を伝送するためのファイバである。
挿入部11の内部には、照明光学系6と、照明光ファイバ6fと、アクチュエータ8と、検出光ファイバ7fと、が設けられている。
照明光ファイバ6fは、伝送部品であって照明光を伝送するファイバであり、光源部である後述するレーザダイオードモジュール(図1の符号23)から出射される照明光を導光する。導光された照明光は、先端から照明光学系6を通過して観察対象である被写体に向けて出射される。
アクチュエータ8は、例えば圧電素子であって、照明光ファイバ6fの先端側に設けられたスキャナ駆動部である。圧電素子は、例えば周方向に四分割された位置に後述する二対の電極を相対して設けている。後述する制御基板(符号26参照)からの駆動信号に基づいて圧電素子は、駆動され、照明光ファイバ6fの先端を揺動制御して照明光を観察対象上において予め定めた軌跡に走査する。
照明光ファイバ6f及びアクチュエータ8は、走査部である光走査ユニット9を構成している。符号は8a、8bは駆動線であって駆動信号を伝送する。
第1コネクタ14の基端面からは凸状伝送部である検出光コネクタ口金14a及び電気コネクタ14bが突出している。
電気コネクタ14bには、挿入部11の先端側に設けたアクチュエータ8に駆動信号を印加する駆動線8a、8bが挿通されている。検出光コネクタ口金14aには、検出光ファイバ7fの基端側部が挿通されている。
検出光ファイバ7fは、挿入部11内、操作部12内、及びユニバーサルケーブル13内を挿通して、検出光コネクタ口金14a内に延出されている。
第2コネクタ16の基端面からは凸状伝送部である照明用口金16aが突出している。照明用口金16aには、照明光ファイバ6fが挿通されている。照明光ファイバ6fは、本体装置3の光源部21において発生した照明光を伝送(導光)する。符号16bは囲繞部であって、照明用口金16aの周囲を囲む周壁である。
囲繞部16bは、照明用口金16aの端面が囲繞部開口(符号16m参照)から外部に突出することを防止する。したがって、囲繞部16bのコネクタ先端面16fからの突出長は、照明用口金16aのコネクタ先端面16fからの突出長より長くなっている。
なお、照明光ファイバ6fは、第2コネクタ16からケーブル15内、操作部12内等を経て挿入部11内に挿通されている。
本体装置3は、内視鏡2に照明光を供給する光源部21と、検出光ファイバ7fによる検出光から画像を生成するまでの処理を含む制御を行う制御部22と、を有する。
光源部21は、レーザダイオードモジュール(LDモジュールと略記)23と、光ファイバ24と、を有する。LDモジュール23は、照明光となるレーザ光を発生する。光ファイバ24は、LDモジュール23から発生された照明光となるレーザ光を伝送する。符号25は、第2コネクタ受けであり、第2コネクタ16の囲繞部16bが挿入可能な接続穴である照明用口金受け25aが備えられている。
照明用口金受け25aは、照明用口金16aの先端面が非接触な非接触コネクタ受けである。そのため、照明用口金受け25aには、第2コネクタ16の囲繞部16bが嵌合して配置(装着)される。照明光ファイバ6fは、外装体であるフェルール16cの中心軸に沿って形成された貫通孔に挿通配置されて保持されている。フェルール16cは、フランジ16dを有し、該フランジ16dは第2コネクタ16に対して水密を保持して一体に固設されている。
なお、フェルール16cの中心軸及び囲繞部16bの中心軸は同軸である。
制御部22は、制御基板26を有する。符号27は第1コネクタ受けである。第1コネクタ受け27には接続穴である検出光コネクタ口金受け27a及び電気コネクタ受け27bが備えられている。
検出光コネクタ口金受け27aには検出光コネクタ口金14aが着脱自在に接続され、電気コネクタ口金受け27bには電気コネクタ14bが着脱自在に接続される。
電気コネクタ口金受け27bと制御基板26とはケーブル28を介して接続され、検出光コネクタ口金受け27と制御基板26とは検出光学系29を介して接続されている。
なお、本図において、検出光学系29は、簡略化して示されている。
検出光コネクタ口金受け27aに検出光コネクタ口金14aが接続されると、検出光コネクタ口金受け27aによって検出光コネクタ口金14aが保持される。この保持状態で、検出光コネクタ口金14a内を挿通する検出光ファイバ7fの端面から出射される検出光は、検出光学系29を経て光検出器(不図示)により効率良く受光され、電気信号である検出信号に変換され、制御基板26に入力される。
一方、電気コネクタ口金受け27bに電気コネクタ14bが接続されると、電気コネクタ口金受け27bの電気接点(不図示)と電気コネクタ14bの電気接点(不図示)とが接触して導通状態になる。この導通状態において、制御基板26内の駆動回路(不図示)により生成された駆動信号は、ケーブル28、上述した導通状態の電気接点、駆動線8a、8bを経て操作用アクチュエータに駆動信号が印加される。
本実施形態のコネクタ用キャップ10は、使用後の内視鏡2を滅菌消毒する際、第2コネクタ16に着脱自在である。
コネクタ用キャップ10は、第2コネクタ16に装着した状態において、囲繞部16b内の中央に位置する照明用口金16aの端面側端部を水密に保持する機能を有する。
図1、図2Aに示すようにコネクタ用キャップ10は、キャップ本体31と、フランジ32と、を備え、防水性と耐薬品性とを有する部材によって形成されている。
上述において、フランジ32は、装着性を考慮して設けた把持部である。したがって、把持部を不要とするコネクタ用キャップ10においては、フランジ32を設けること無く、キャップ本体31のみでキャップを構成するようにしてもよい。
図2Aに示す囲繞部16bの囲繞部開口(以下、開口と略記する)16mは、例えば円形であって、その内径Bは、キャップ本体31の外径より予め大きく設定してある。また、照明用口金16aの先端面は、囲繞部16bの開口16m側端面から予め距離D、離間して位置するように設定されている。
本実施形態において、開口16mの内径B、および、開口16m側端面から照明用口金16aの端面までの距離Dは、IEC−J60335−1(家庭用電気機器)で規定されたテストフィンガの先端が照明用口金16aの端面に触れることが無いように設定してある。
具体的に、IEC−J60335−1(家庭用電気機器)で規定されたテストフィンガは、直径が12ミリで、先端から停止面までの距離が80ミリの棒状部を有している。テストフィンガのフィンガ先端側である棒状部先端部は、先細形状である。
また、テストフィンガは、フィンガ先端側の関節及び停止面側にそれぞれ関節を有し、関節部分の直径は12ミリであり、フィンガ先端からフィンガ先端側関節中心までの距離は30ミリである。
したがって、本実施形態においては、囲繞部16bの開口16mの内径Bをテストフィンガが侵入不可能な12ミリ未満に設定し、距離Dをテストフィンガの先細形状のフィンガ先端が到達不可能な30ミリ以上に設定している。
例えば、内径Bを11mmに設定し、距離Dを35mmに設定してある。
そして、キャップ本体31の外径は、11mm以下であって、キャップ本体31の外周面と囲繞部16bの内周面との間に予め定めた間隔の第1隙間37aを形成するように設定される。
キャップ本体31には中心軸に沿って収容穴33が形成されている。収容穴33の内径D1は、照明用口金16aの直径D2より大径に設定してある。したがって、照明用口金16aは、収容穴33内に遊嵌配置される。
収容穴33の深さは、照明用口金16aの突出長、すなわち、コネクタ先端面16fから照明用口金16aの端面までの長さより浅く設定してある。したがって、第2コネクタ16にコネクタ用キャップ10を装着したとき、図2Bに示すように収容穴33の底面33bに照明用口金16aの先端面が当接する。
収容穴33の内周面には周溝34が形成されている。周溝34には密封部材である例えば環状のOリング39が配置され、例えば接着によって一体固定される。
本実施形態において、収容穴33の開口側端面から周溝34の稜線までの距離を30mm以上に設定してある。
符号35は逃がし穴である。逃がし穴35は、収容穴33の底面33bに形成された有底で円形の凹部である。逃がし穴35の内径は、照明用口金16aの外径より小径であって、照明光ファイバ6fの外径より大径である。
Oリング39は、密封部材であって予め定めた弾性力を有する。Oリング39の内径D3は、照明用口金16aの直径D2より小径である。Oリング39の内径寸法は、リング内面が照明用口金16aの外周面に対して予め定めた押圧力で密着するように設定されている。
したがって、図2Bに示すようにコネクタ用キャップ10を第2コネクタ16に装着した状態において、収容穴33の底面33bに照明用口金16aの先端面が当接してキャップ本体31の先端面31fとコネクタ先端面16fとの間に予め定めた寸法の第2隙間37bが形成されるとともに、収容穴33の内周面と照明用口金16aの外周面との間に予め定めた寸法の第3隙間37cが形成される。
符号38は密封空間であって、密封空間38は、Oリング39より照明用口金16aの端面側に設けられ、照明用口金16aの端面部側外周面と、収容穴33の底面33bと、収容穴33の内周面と、で構成され、気密空間或いは水密空間である。
なお、コネクタ用キャップ10が第2コネクタ16に装着された状態において、収容穴33の中心軸と照明用口金16aの中心軸とが一致する構成になっている。
上述のように構成したコネクタ用キャップ10と第2コネクタ16との関係を説明する。
使用後の内視鏡2を滅菌消毒する際、作業者は、コネクタ用キャップ10を第2コネクタ16に装着する。
その際、作業者は、まず、コネクタ用キャップ10のキャップ本体31を囲繞部16bの開口16mに挿入していく。この後、作業者は、キャップ本体31の先端面をコネクタ先端面16fに向けて挿入しつつ収容穴33内に照明用口金16aを導く。そして、作業者は、さらにキャップ本体31の先端面を該先端面16fに向けて挿入していく。
すると、収容穴33内に設けられたOリング39に照明用口金16aの端面が当接する。ここで、作業者は、Oリング39の弾性力に抗してキャップ本体31の先端面をコネクタ先端面16fに向けて挿入していく。
そして、照明用口金16aの先端面が収容穴33の底面33bに当接することによって、コネクタ用キャップ10の第2コネクタ16への装着が完了する。
このとき、照明用口金16aに設けられた照明光ファイバ6fの先端面が逃がし穴35の開口内に配置され、該口金16aを構成するフェルール16cの端面だけが底面33bに当接した状態になる。
また、Oリング39の内面が照明用口金16aの端面側の外周面に密着した状態になる。
この結果、コネクタ用キャップ10と第2コネクタ16との間に上述した第1隙間37a、第2隙間37b、第3隙間37cを有する隙間37が形成されると共に、密封空間38が形成される。
隙間37は、滅菌ガス、或いは、消毒液、或いは、濯ぎ液等の流体が侵入可能な隙間37である。流体は、図2Bの矢印Y2Bに示すように第1隙間37a内に流入する。したがって、内視鏡2の滅菌作業中において、例えば滅菌ガス40は、図2Cに示すように第1隙間37a内に流入した後、第2隙間37b内、及び第3隙間37c内に充満する。
しかし、第3隙間37c内まで侵入した滅菌ガス40等の流体は、Oリング39によって密封空間38内への侵入が阻止される。
この結果、滅菌ガス40に触れた第2コネクタ16を含む内視鏡2の表面及びコネクタ用キャップ10の表面が滅菌されて滅菌領域となる一方、滅菌ガス40が侵入不可能な空間である密封空間38内が非滅菌領域になる。
具体的に、図2Dの左図に示すようにコネクタ用キャップ10においては、表面であるキャップ本体31及びフランジ32の破線に示す領域及び収容穴33の破線に示す領域が滅菌領域になる。また、図2Dの右図に示すように第2コネクタ16においては、破線に示す表面、囲繞部16bの破線に示す外面及び内面の表面、照明用口金16aの破線に示す外周面及び端面の表面が滅菌領域になる。
これらコネクタ用キャップ10の破線に示した滅菌領域及び第2コネクタ16の破線に示した滅菌領域は、装着されていた該キャップ10を第2コネクタ16から取り外す際等に例えば術者等が把持可能な部分である。
これに対して、図2Dの左図に示す密封空間38を構成するOリング39より底面33b側の収容穴33の内周面が非滅菌領域になる。また、図2Dの右図に示すように照明用口金16aの端部側である端面側先端部の外周面及び端面が非滅菌領域になる。これら非滅菌領域は、コネクタ用キャップ10を第2コネクタ16から取り外すことによって外部に対して露出する。
しかし、非滅菌領域である照明用口金16aの端面側先端部は、図2Aに示された内径B及び距離Dを上述したように設定したことによって、術者の手指が触れることのできない位置にある。
また、非滅菌領域であるOリング39より底面33b側の収容穴33の内周面は、収容穴33の内径が内径Bより小径であって、且つ、Oリング39が配置される周溝34の位置が収容穴33の開口側端面から30mm以上離間されている。このため、Oリング39及び収容穴33の底面33b側内周面は、術者の手指が触れることのできない位置にある。
したがって、滅菌領域で作業する医療従事者が、第2コネクタ16に装着されているコネクタ用キャップ10を取り外す際、及び、コネクタ用キャップ10を取り外した後、第2コネクタ16及びコネクタ用キャップ10を取り扱う際に、誤って、非滅菌領域に触れてしまうことを確実に防止できる。
また、照明光ファイバ6fの先端面が収容穴33の底面33bに当接すること及び照明光ファイバ6fの先端面に滅菌ガス40等の流体が接触することが防止されて照明光ファイバ6fの劣化を確実に防止できる。
なお、上述した実施形態においては、囲繞部16bの開口16mの内径Bをテストフィンガが侵入不可能な12ミリ未満に設定するとしている。しかし、図3Aに示すようにコネクタ用キャップ10Aを構成するようにしてもよい。
図3Aに示すようにコネクタ用キャップ10Aは筒形状であって、内部空間50を有する筒部51とキャップ本体52と、を有する。キャップ本体52は、中実部である。そして、内部空間50の中央部には筒底面51bから突出する凸部53が設けられている。
本実施形態において、筒部51の開口51mは、例えば円形であって、その内径Baは上述したテストフィンガが侵入不可能な12ミリ未満であって、例えば11mmに設定されている。
一方、凸部53の先端面53fは、コネクタ用キャップ10Aの開口51m側の端面からテストフィンガの先細形状のフィンガ先端が到達不可能な予め距離Da1、離間した位置に設定されており、例えば35mmの位置である。
凸部53の外周面には密封部材であるOリング54が配置される周溝55が形成されている。本実施形態において、筒底面51bから周溝55の稜線までの距離Da2を例えば35mmに設定してある。
なお、凸部53の先端面53fには、上述した逃がし穴35と同様に有底で円形の凹部である、逃がし穴56が形成されている。
Oリング54は、予め定めた弾性力を有し、その外径D4は第2コネクタ16Aの囲繞部16baの内径D5より大径である。そして、Oリング54の外面は、囲繞部16baの内周面に対して予め定めた押圧力で密着するように設定されている。
そして、図3Bに示すようにコネクタ用キャップ10Aを第2コネクタ16Aに装着した状態において、Oリング54の外面が囲繞部16baの内周面に密着することによって囲繞部16baの内周面と凸部53の外周面との間には予め定めた間隔の第3隙間37c1が形成されるようになっている。
本実施形態において、囲繞部16baの外径は、11mm以下であって、コネクタ用キャップ10Aの内部空間50を形成する筒部51の内周面と囲繞部16baの外周面との間に予め定めた間隔の第1隙間37a1が形成されるように設定される。
そして、照明用口金16aの先端面が凸部53の先端面53fに当接した状態において、筒底面51bと囲繞部16baの先端面との間には予め定めた寸法の第2隙間37b1が形成されるように設定されている。
その他の構成は、上述した実施形態と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
上述のように構成したコネクタ用キャップ10Aと第2コネクタ16Aとの関係を説明する。
作業者は、コネクタ用キャップ10Aを第2コネクタ16Aに装着する際、まず、コネクタ用キャップ10Aの内部空間50内に囲繞部16baが配置されるよう被せていく。すなわち、作業者は、コネクタ用キャップ10Aの内部空間50内に囲繞部16baを収容していく。
すると、囲繞部16baの開口16m側の端面と凸部53に設けられたOリング54とが当接する。
ここで、作業者は、Oリング54の弾性力に抗してコネクタ用キャップ10Aの内部空間50内に囲繞部16baを収容していく。
そして、図3Bに示すように凸部53の先端面53fが照明用口金16aの先端面に当接することによって、コネクタ用キャップ10Aの第2コネクタ16Aへの装着が完了する。
このとき、照明用口金16aに設けられた照明光ファイバ6fの先端面が逃がし穴56の開口内に配置され、該口金16aを構成するフェルール16cの端面だけが先端面53fに当接した状態になる。また、Oリング54の外周面が囲繞部16baの内周面に密着した状態になる。
この結果、第1隙間37a1、第2隙間37b1、第3隙間37c1を有する隙間37Aが形成されると共に、Oリング54より先端面53f側に該先端面53fと、囲繞部16baの内周面と、コネクタ先端面16fと、で構成された密封空間38Aが形成される。
内視鏡2の滅菌作業中において、滅菌ガス40は、隙間37Aの第1隙間37a1から進入し、該隙間37a1内、第2隙間37b1内、及びOリング54の手前に位置する第3隙間37c1内まで侵入して隙間37A内に充満する。
しかし、第3隙間37c内まで侵入した滅菌ガス40等の流体は、Oリング54によって密封空間38A内への侵入が阻止される。
この結果、滅菌ガス40が触れた第2コネクタ16Aを含む内視鏡2の表面及びコネクタ用キャップ10Aの表面が滅菌されて滅菌領域となる一方、滅菌ガス40が侵入不可能な空間である密封空間38Aが非滅菌領域となる。
具体的に、図3Cの左図に示すようにコネクタ用キャップ10Aにおいては、表面であるコネクタ用キャップ10Aの破線に示す外表面、内部空間50を構成する破線に示す筒部51の内周面、破線に示す筒底面51b、及び凸部53の外周面であってOリング54手前までの破線に示す領域が滅菌領域になる。また、図3Cの右図に示すように第2コネクタ16Aの破線に示す表面、囲繞部16baの破線に示す外周面及び端面の表面、及び囲繞部16baの内面であって破線に示すようにOリング54密着した手前までの破線に示す表面が滅菌領域になる。
これらコネクタ用キャップ10の破線に示した滅菌領域及び第2コネクタ16Aの破線に示した滅菌領域は、装着されていた該キャップ10を第2コネクタ16から取り外す際等に例えば術者等が把持可能な部分である。
これに対して、図3Cの左図に示すように密封空間38Aを構成したOリング54より凸部53の先端面53f側に位置する側面及び該先端面53fは非滅菌領域になる。また、図3Cの右図に示すように照明用口金16aの表面全体である端面及び外周面と、コネクタ先端面16fと、コネクタ先端面16fから囲繞部16baの内周面であって破線に示すようにOリング54が密着した部分までの領域が非滅菌領域になる。
そして、これら非滅菌領域は、コネクタ用キャップ10Aを第2コネクタ16Aから取り外した状態において、外部に対して露出する。
しかし、非滅菌領域である先端面53fは、図3Aで示すように内径Ba及び距離Da1を上述したように設定したことによって、術者の手指が触れることのできない位置にある。
一方、囲繞部16baの開口は、内径Baより小さく、囲繞部16baの開口端面から破線に示すOリング54までの距離は略Dbである。この結果、非滅菌領域である照明用口金16aの端面及び破線に示すようにOリング54が密着した位置近傍も術者の手指が触れることのできない位置にある。
したがって、滅菌領域で作業する医療従事者が、第2コネクタ16Aに装着されているコネクタ用キャップ10Aを取り外す際、及び、コネクタ用キャップ10Aを取り外した後、第2コネクタ16A及びコネクタ用キャップ10Aを取り扱う際に、誤って、非滅菌領域に触れてしまうことを確実に防止できる。
その他の作用及び効果は上述した実施形態と同様である。
なお、本実施形態においては、図3Bに示すように隔壁16wに気密状態確認用の破線に示すような通気孔16hを設けるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、開口16mの内径B、及び、開口51mの内径Baをテストフィンガが侵入不可能な12ミリ未満に設定するとしている。しかし、内径B、内径Baが12ミリより大きいときには、開口16mの開口端面から照明用口金16aの端面までの距離、及び開口51mの開口端面から凸部53の先端面53fの端面までの距離を80ミリ以上に設定する。
また、内径D5が12ミリより大きいときには、開口16mの開口端面から図3Cの破線に示すOリング54が密着配置された部分まで距離が80ミリ以上になるようにDa2を設定する。
また、開口16mの形状、開口51mの形状は、円形に限定されるものでは無く、正多角形等、他の形状であってもよい。
さらに、上述した実施形態においては、第2コネクタ16に囲繞部16b、16baが備えられている。しかし、囲繞部を有していない構成の第2コネクタにおいては、図4Aに示すコネクタ用キャップ10Bを第2コネクタ16Bの照明用口金16aに装着する。
図4Aに示すようにコネクタ用キャップ10Bは、コネクタ用キャップ10と略同様な構成のキャップ本体31Bとフランジ32Bとを備え、該キャップ本体31Bには収容穴33Bが形成され。該収容穴33Bの内周面には周溝34Bが形成されている。
そして、周溝34Bには密封部材である例えば環状のOリング39Bが例えば接着によって一体に固定される。
収容穴33Bの内径Bbは、照明用口金16aの直径D6より大径に設定してある。また、収容穴33Bの開口他面から周溝34Bまでの距離Dbは、照明用口金16aの突出長より予め短く設定されている。
そして、収容穴33Bの深さは、照明用口金16aの突出長より深く設定されていても、浅く設定されていてもよい。収容穴33の深さが浅い場合、収容穴33Bの底面33Bbに上述した逃がし穴35Bを設ける。
上述のように構成したコネクタ用キャップ10Bと第2コネクタ16Bとの関係を説明する。
使用後の内視鏡を滅菌消毒する際、作業者は、コネクタ用キャップ10Bを第2コネクタ16Bに装着する。ここで、収容穴33Bの深さが浅い場合、作業者は、キャップ本体31Bの収容穴33B内に照明用口金16aを導き、その後、さらにキャップ本体31Bの端面をコネクタ先端面16fに向けて移動していく。
すると、収容穴33B内に設けられたOリング39に照明用口金16aの端面が当接する。ここで、作業者は、Oリング39の弾性力に抗してキャップ本体31Bの先端面31Bfをさらにコネクタ先端面16fに向けて移動していく。
本実施形態においても図4Bに示すように照明用口金16aの先端面が収容穴33Bの底面33Bbに当接することによって、コネクタ用キャップ10Bの第2コネクタ16Bへの装着が完了する。
このとき、照明用口金16aに設けられた照明光ファイバ6fの先端面が逃がし穴35B内に配置され、該口金16aを構成するフェルール16cの端面だけが底面33bに当接した状態になる。
また、Oリング39Bの内面が照明用口金16aの端面側の外周面に密着した状態になる。
この結果、コネクタ用キャップ10Bの端面と第2コネクタ16のコネクタ先端面16fとの間に隙間37Bが形成されると共に、密封空間38Bが形成される。
隙間37Bは、滅菌ガス、或いは、消毒液、或いは、濯ぎ液等の流体が収容穴33Bの内周面と照明用口金16aの外周面との間に形成された隙間37c2に侵入可能にする。したがって、内視鏡2の滅菌作業中において、例えば滅菌ガス40が隙間37c2内に充満する。
一方、隙間37c2内に侵入した流体は、Oリング39Bによって密封空間38B内への侵入が阻止される。
この結果、滅菌ガス40が触れる内視鏡2の表面及びコネクタ用キャップ10Bの表面が滅菌されて滅菌領域となる一方、滅菌ガス40が侵入不可能な空間である密封空間38Bが非滅菌領域となる。
具体的に、図4Cの左図に示すようにコネクタ用キャップ10Bにおいては、表面であるキャップ本体31B及びフランジ32Bの破線に示す領域及び収容穴33Bの破線に示す領域が滅菌領域になる。また、図4Cの右図に示すように第2コネクタ16Bの破線に示す表面、照明用口金16aの破線に示す外周面であって破線に示すようにOリング39Bが密着配置された部分までの表面が滅菌領域になる。
コネクタ用キャップ10Bの破線に示した滅菌領域及び第2コネクタ16Bの破線に示した滅菌領域は、装着されていた該キャップ10Bを第2コネクタ16Bから取り外す際等に例えば術者等が把持可能な部分である。
これに対して、図4Cの左図に示す密封空間38Bを構成するOリング39Bより底面33b側の収容穴33Bの内周面が非滅菌領域になる。ここで、収容穴33Bの内径Bb及び距離Dbを図2Aで示したように設定することによって、Oリング39Bより底面33b側の収容穴33Bの内周面を術者の手指が触れることのできない位置にすることができる。
一方、図4Cの右図に示すように照明用口金16aの一端部である端面側先端部の外周面及び端面が僅かであるが非滅菌領域になる。
このように、照明用口金16aの端面側先端部だけを非滅菌領域にすることにより作業性の向上を図れるとともに、上述したように照明光ファイバ6fの劣化を確実に防止できる。
なお、収容穴33Bの深さが深い場合、図4Dに示すようにコネクタ用キャップ10Bを第2コネクタ16Bに装着する際、作業者は、Oリング39の弾性力に抗してキャップ本体31Bの先端面31Bfをコネクタ先端面16fに向けて移動させていく。ここで、作業者は、照明用口金16aの先端面が収容穴33Bの底面33Bbに当接しないことを考慮して、コネクタ用キャップ10Bの端面と第2コネクタ16のコネクタ先端面16fとの間に所望する隙間37Bが設けられた状態で、コネクタ用キャップ10Bの第2コネクタ16Bへの装着を完了する。
この結果、上記図4Cに示したように滅菌ガス40が触れる内視鏡2の表面及びコネクタ用キャップ10Bの表面が滅菌されて滅菌領域となる一方、滅菌ガス40が侵入不可能な空間である密封空間38Bが非滅菌領域とを得て上述と同様の作用及び効果を得ることができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
すなわち、上述した実施形態のコネクタ用キャップを検出光コネクタ口金14a、電気コネクタ14bを備える第1コネクタ14に装着可能な構成、或いは、検出光コネクタ口金14a及び電気コネクタ14bにそれぞれ装着可能な構成にするようにしてもよい。
本出願は、2015年9月7日に日本国に出願された特願2015−175894号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の内容は、本願明細書、請求の範囲、および図面に引用されたものである。

Claims (16)

  1. 外部装置に接続した状態において該外部装置の接続穴内に予め定めた挿入状態で配置されて接続状態になる凸状伝送部を有する内視鏡コネクタと、
    前記内視鏡コネクタとの間に流体を導く隙間を形成しつつ、該隙間に流入した流体が前記凸状伝送部の少なくとも端面側端部に流入することを阻止する密封部材を有するコネクタ用キャップと、
    を具備することを特徴とする医療機器。
  2. 前記コネクタ用キャップは、
    前記凸状伝送部が遊嵌状態で収容配置される収容穴と、
    前記収容穴の内周面に設けられ、前記凸状伝送部の外周面に密着する前記密封部材を配置するための周溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  3. 前記内視鏡コネクタは、前記凸状伝送部の周囲を囲んで該凸状伝送部が外部に突出することを防止する囲繞部を有し、
    前記コネクタ用キャップは、前記囲繞部内に遊嵌配置されるキャップ本体と、
    前記キャップ本体に設けられ前記凸状伝送部が遊嵌状態で収容配置される収容穴と、
    前記収容穴の内周面に設けられ、前記凸状伝送部の外周面に密着する前記密封部材を配置するための周溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  4. 前記内視鏡コネクタは、前記凸状伝送部の周囲を囲んで該凸状伝送部が外部に突出することを防止する囲繞部を有し、
    前記囲繞部内に遊嵌配置されるキャップ本体に設けられた前記収容穴の深さを前記凸状伝送部の突出長より浅く設定する構成において、
    前記収容穴の底面に、前記凸状伝送部の中心軸に沿って配設された伝送部品が該底面に当接することを防止する一方、該凸状伝送部の外装部材端面が当該底面に当接可能にする逃がし穴を設けたことを特徴とする請求項に記載の医療機器。
  5. 前記囲繞部内に位置する前記凸状伝送部の端面を、直径が12ミリで長さが80ミリであって先端部を予め定めた形状に形成したテストフィンガの先端面が到達不可能な位置に設けたことを特徴とする請求項3に記載の医療機器。
  6. 前記内視鏡コネクタは、前記凸状伝送部の周囲を囲んで該凸状伝送部が外部に突出することを防止する囲繞部を有し、
    前記コネクタ用キャップは、前記囲繞部の外側に遊嵌配置される筒部と、
    前記筒部内に設けられ筒底面から突出した凸部と、
    前記凸部の外周面に設けられ、前記囲繞部の内周面に密着する前記密封部材を配置するための周溝と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の医療機器。
  7. 前記筒部内に突出した前記凸部の端面を、直径が12ミリで長さが80ミリであって先端部を予め定めた形状に形成したテストフィンガの先端面が到達不可能な位置に設けたことを特徴とする請求項6に記載の医療機器。
  8. 前記筒底面から前記周溝までを予め定めた距離に設定したことを特徴とする請求項7に記載の医療機器。
  9. 外部装置に接続した状態において当該外部装置の接続穴内に予め定めた挿入状態で配置されて接続状態になる凸状伝送部を有する内視鏡コネクタに装着され、該内視鏡コネクタとの間に流体を導く隙間を形成しつつ、該隙間に流入した流体が前記凸状伝送部の少なくとも端面側端部に流入することを阻止する密封部材を有することを特徴とする内視鏡コネクタ用キャップ。
  10. 前記凸状伝送部が遊嵌状態で収容配置される収容穴と、
    前記収容穴の内周面に設けられ、前記凸状伝送部の外周面に密着する前記密封部材を配置するための周溝と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
  11. 前記凸状伝送部の周囲を囲んで該凸状伝送部が外部に突出することを防止する囲繞部を有する前記内視鏡コネクタに着脱可能であり、
    前記囲繞部内に遊嵌配置されるキャップ本体と、
    前記キャップ本体に設けられ前記凸状伝送部が遊嵌状態で収容配置される収容穴と、
    前記収容穴の内周面に設けられ、前記凸状伝送部の外周面に密着する前記密封部材を配置するための周溝と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
  12. 前記内視鏡コネクタは、前記凸状伝送部の周囲を囲んで該凸状伝送部が外部に突出することを防止する囲繞部を有し、
    前記囲繞部内に遊嵌配置されるキャップ本体に設けられた前記収容穴の深さを前記凸状伝送部の突出長より浅く設定する構成において、
    前記収容穴の底面に、前記凸状伝送部の中心軸に沿って配設された伝送部品が該底面に当接することを防止する一方、該凸状伝送部の外装部材端面が当該底面に当接可能にする逃がし穴を設けたことを特徴とする請求項10に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
  13. 前記囲繞部内に位置する前記凸状伝送部の端面を、直径が12ミリで長さが80ミリであって先端部を予め定めた形状に形成したテストフィンガの先端面が到達不可能な位置に設けたことを特徴とする請求項11に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
  14. 前記凸状伝送部の周囲を囲んで該凸状伝送部が外部に突出することを防止する囲繞部を有する前記内視鏡コネクタに着脱可能であり、
    前記囲繞部の外側に遊嵌配置される筒部と、
    前記筒部内に設けられ筒底面から突出した凸部と、
    前記凸部の外周面に設けられ、前記囲繞部の内周面に密着する前記密封部材を配置するための周溝と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
  15. 前記筒部内に突出した前記凸部の端面を、直径が12ミリで長さが80ミリであって先端部を予め定めた形状に形成したテストフィンガの先端面が到達不可能な位置に設けたことを特徴とする請求項14に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
  16. 前記筒底面から前記周溝までを予め定めた距離に設定したことを特徴とする請求項15に記載の内視鏡コネクタ用キャップ。
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