JP6072365B2 - 手術用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、手術用器具に関する。本願は、2014年8月4日に、日本国に出願された特願2014−158914号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、生体組織の縫合と切離を同時に行う器具が知られている。
たとえば、特許文献1から3には、複数のステープルが収納されたカートリッジと、生体組織を切離するための刃部と、ステープルを組織に打ち込むとともに刃部により組織を切離するための操作部とを備えた手術用器具が開示されている。
日本国特開平8−289895号公報 日本国特開2011−50744号公報 特表2010−504815号公報
特許文献1,2には、湾曲形状のカートリッジに沿って刃部を移動させることができる手術用器具が開示されている。しかし、これらの手術用器具は、カートリッジの湾曲形状に沿って刃部を移動させるために刃部を押して移動させる。このため、カートリッジとナイフとの間の摩擦抵抗やカートリッジに対する刃部の引っ掛かりによって、刃部の移動がスムーズにならずに蛇行する場合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、組織の切離過程における刃部の移動がスムーズな手術用器具を提供することである。
本発明の第一の態様に係る手術用器具は、体内に挿入可能な挿入部と、前記挿入部の遠位端部に設けられ、前記挿入部の長手軸に対して湾曲した湾曲形状に形成された把持部材と、前記把持部材に配され、前記湾曲形状に沿って形成されたガイド部と、前記ガイド部に摺動自在に当接される外周面を有する円盤形状の第一被ガイド部と、前記第一被ガイド部よりも前記ガイド部の近位側に設けられ、前記ガイド部に摺動自在に当接される外周面を有する円盤形状の第二被ガイド部と、前記第一被ガイド部及び前記第二被ガイド部が取付けられた基台と、前記基台に固定されて前記把持部材から突出され、前記第一被ガイド部および前記第二被ガイド部が前記ガイド部に沿って摺動されることにより前記把持部材の湾曲形状に沿って移動自在に設けられた刃部と、を備える。
本発明の第二の態様によれば、第一の態様に係る手術用器具では、前記把持部材は、第一ジョーと第二ジョーとを備え、前記第一ジョーと前記第二ジョーとによって把持された組織を接合する接合部と、前記ガイド部の近位端部から遠位端部へ向かって延び、前記ガイド部の遠位端部において折り返されて前記ガイド部の近位端部へ向かって延びて前記第一被ガイド部に連結されたワイヤと、をさらに備え、前記第一被ガイド部の前記外周面及び前記第二被ガイド部の前記外周面は、それぞれ前記ガイド部に当接可能な2つの当接部を備えてもよい。
本発明の第三の態様によれば、第二の態様に係る手術用器具では、前記第一被ガイド部は前記基台に対して回転可能であってもよい。
本発明の第四の態様によれば、第三の態様に係る手術用器具では、前記第二被ガイド部は前記基台に対して回転可能であってもよい。
本発明の第五の態様によれば、第一の態様に係る手術用器具では、前記ガイド部は、前記把持部材の前記湾曲形状に沿って形成された溝である第一ガイド溝と、前記第一ガイド溝の底に形成され、前記第一ガイド溝よりも幅が狭い第二ガイド溝と、を備え、前記第一被ガイド部は、前記第一ガイド溝の内面に接して前記第一ガイド溝によりガイドされ、前記第二被ガイド部は、前記第二ガイド溝の内面に接して前記第二ガイド溝によりガイドされてもよい。
本発明の第の態様によれば、第一の態様に係る手術用器具では、前記第一被ガイド部は前記刃部に対して回転可能であってもよい。
本発明によれば、組織の切離過程における刃部の移動をスムーズに行える手術用器具を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る手術用器具の全体図である。 本発明の第1実施形態に係る手術用器具のカートリッジ部を示す模式図である。 図2のIII−III線における断面図である。 本発明の第1実施形態のカートリッジ部の一部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態のカートリッジ部の部分断面図である。 本発明の第1実施形態のカートリッジ部に設けられた作動部を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態の作動部の斜視図である。 本発明の第1実施形態の作動部の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のカートリッジ部の第二ジョーを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る手術用器具のカートリッジ部を示す断面図で、図2のIII−III線における断面を示す。 本発明の第2実施形態のカートリッジ部に設けられた作動部を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。 本発明の第2実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る手術用器具のカートリッジ部に設けられた作動部を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。 本発明の第3実施形態の変形例を示す図である。 本発明の第3実施形態の変形例の手術用器具の作用を説明するための図である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る手術用器具1の全体図である。図2は、手術用器具1のカートリッジ部2を示す模式図であり、図1に示す矢印A方向から見た図である。図3は、図2のIII−III線における断面図である。図4は、カートリッジ部2の一部を示す斜視図である。図5は、カートリッジ部2の部分断面図であり、図1に示す矢印B方向から見た図である。図6は、カートリッジ部2に設けられた作動部31を示す斜視図である。図7は、作動部31の斜視図である。図8は、作動部31の分解斜視図である。図9は、カートリッジ部2の第二ジョー50を示す斜視図である。
図1に示す本実施形態に係る手術用器具1は、組織同士をステープル27(図12参照)により縫合(接合)し、縫合された部位を切離する医療器具である。
手術用器具1は、体内に挿入可能な挿入部62と、挿入部62に接続された操作部63とを備える。
挿入部62は、ステープル27が装填されたカートリッジ部2と、カートリッジ部2に接続された可撓管61とを備える。
カートリッジ部2は、根本部3と、開閉リンク部8と、第一ジョー10と、第二ジョー50とを有する。
図1及び図2に示すように、根本部3は、カートリッジ部2を可撓管61に連結する略筒状の部位である。
根本部3の近位端は、可撓管61の遠位端に固定されている。根本部3の遠位端は、開閉リンク部8及び第二ジョー50に接続されている。
根本部3の内部には、操作部63に対するユーザの操作により動作される接続部材5が挿通されている。接続部材5は、第二ジョー50に対して第一ジョー10を開閉動作させるための第一接続部材6と、後述する作動部31を動作させるための第二接続部材(ワイヤ)7とを有する。
第一接続部材6の近位端は、操作部63まで延びている。第一接続部材6の遠位端は、開閉リンク部8に接続されている。
図5に示すように、第二接続部材7は、切離用接続部材7aと、戻し用接続部材7bとを有する。
切離用接続部材7aは、後述するプーリ部25に掛けられている。また、切離用接続部材7aは、後述するガイド部24に挿入されている。切離用接続部材7aの近位端は、操作部63まで延びている。
戻し用接続部材7bは、後述する戻し用伝達部材73bに接続可能である。戻し用接続部材7bの遠位端は作動部31に連結されている。本実施形態では、戻し用接続部材7bの遠位端は、後述する基台32の近位端に接続されている。戻し用接続部材7bの近位端は、操作部63まで延びている。
開閉リンク部8は、図2に示す根本部3の遠位部分の内部に配されている。開閉リンク部8は、第一接続部材6の中心軸線方向における第一接続部材6の移動を第一ジョー10の開閉移動に変換するリンク構造を有する。
図3に示すように、第一ジョー10は、土台部11と、ステープルホルダ15と、ステープル27と、作動部31とを有する。
土台部11は、図3に示すように、長手軸を有し、第一ジョー10の湾曲形状に沿う形状を有する略棒状あるいはチャンネル状の部材である。
土台部11は、凹部12と、根本部3への連通路13とを有する。凹部12は、ステープルホルダ15及び作動部31を収容可能である。凹部12は、第二ジョー50の第二把持面51側に向かって開口されている。凹部12には、カバー14によって底が形成されている。
根本部3への連通路13は、図5に示すように、第二接続部材7が挿通される通路である。
図3,4に示すように、ステープルホルダ15は、ホルダ体部16と、プーリ部25(図5参照)と、ドライバ26とを有する。
ステープルホルダ15は、第一把持面17と、収容部18と、溝部22と、を有する。第一把持面17は組織を把持する場合に組織に接触する。収容部18にはステープル27が収容される。溝部22は、第一把持面17に開口されている。ステープルホルダ15は、第一把持面17が土台部11から露出する向きで土台部11の凹部12に取り付けられる。
ステープルホルダ15は、土台部11に対して着脱可能である。たとえば、ステープル27を用いた縫合後、使用済みのステープルホルダ15を土台部11から取り外すことができる。ステープル27を用いた縫合後、使用済みのステープルホルダ15に代えて新たなステープルホルダ15が土台部11に取り付けられることで、本実施形態に係る手術用器具1を用いた縫合を複数回行える。
第一把持面17は、ホルダ体部16が土台部11の凹部12に取り付けられた状態で第二ジョー50の第二把持面51(図1参照)へ向けられた面である。
収容部18には、ステープル27の刺入端が第二把持面51に向けられた状態でステープル27を収容可能である。
図3に示すように、第一把持面17のうち、複数の収容部18を囲む包絡線の内側領域は、ステープル27によって組織が縫合される縫合領域SAを規定する。収容部18にステープル27が収容された状態において、溝部22によって分断されたホルダ体部16の2つの領域にそれぞれステープル列19(第一ステープル列20,第二ステープル列21)が構成される。
第一ステープル列20は、溝部22が延びる方向に並べられた複数のステープル27により構成されている。本実施形態では、第一ステープル列20は、第一把持面17上に間隔を空けて2列以上設けられている。
第二ステープル列21は、溝部22が延びる方向に並べられた複数のステープル27により構成されている。本実施形態では、第二ステープル列21は、第一把持面17上に間隔を空けて2列以上設けられている。
これにより、ステープル列19は、第一ジョー10から第二ジョー50に向かって発射可能な複数のステープル27を溝部22の周囲に有している。
図3に示すように、溝部22は、作動部31の後述する刃部39が進退可能に収容された線状の溝である。本実施形態では、溝部22は曲線状である。溝部22は、組織の切離における切離ラインL(図10,13参照)を規定する。
溝部22は、貫通孔部23と、ガイド部24とを有する。貫通孔部23は、第一把持面17に開口する。ガイド部24は、貫通孔部23と連なってホルダ体部16内に形成されている。
貫通孔部23は、互いに離間する第一壁面23a及び第二壁面23bと、第一壁面23aと第二壁面23bとを繋ぐ底面とを有する。本実施形態における溝部22の底面は、土台部11の内面の一部によって構成されている。なお、本実施形態では、溝部22が延びる方向における第一ジョー10の中間領域は、作動部31を通過させるために、第一壁面23aと底面との間に隙間が開けられ、第二壁面23bと底面との間に隙間が開けられている。
図3に示すように、第一壁面23aは、ホルダ体部16における第一把持面17に交差する面を有している。第一壁面23aは、ホルダ体部16の第一把持面17から土台部11の凹部12の底部へ向かって延びている。第一壁面23aは、土台部11の長手軸方向に延びている。
図3に示すように、第二壁面23bは、作動部31の刃部39が通過可能な距離だけ第一壁面23aから離れた位置において第一壁面23aと平行(略平行を含む)に形成された面である。第二壁面23bは、ホルダ体部16における第一把持面17に交差する面である。第二壁面23bは、ホルダ体部16の第一把持面17から土台部11の凹部12の底部へ向かって延びている。第二壁面23bは、土台部11の長手軸方向に延びている。
図3,4,5に示すように、ガイド部24は、第一壁面23aと第二壁面23bとの間隔よりも幅広の溝形状を有する。ガイド部24には、作動部31に設けられた一対の被ガイド部33の第一被ガイド部34及び第二被ガイド部35が接触可能である。
ガイド部24の内部には、切離用接続部材7aが挿入されている。ガイド部24の内部において、切離用接続部材7aは、ガイド部24に沿ってガイド部24の近位端部から遠位端部へ向かって延び、ガイド部24の遠位端部のプーリ部25において折り返されてガイド部24の近位端部へ向かって延びて作動部31に連結されている。本実施形態では、切離用接続部材7aの遠位端は、後述する基台32の遠位端に接続されている。
図5に示す、プーリ部25は、切離用接続部材7aが掛けられており土台部11に回転自在に連結されている。
図3に示すドライバ26は、収容部18の内部に配されている。ドライバ26は、収容部18の内部において、作動部31のカム部37によって移動可能である。すなわち、ドライバ26がカム部37(図6参照)によって収容部18における第一把持面17側の開口へ向かって移動されると、ドライバ26は、ステープル27の連結部30(図12参照)を第一把持面17側の開口へ向かって押し、ステープル27を収容部18から押し出す。
ステープル27は、組織に刺入される刺入端が形成された一対の脚部28,29(図13参照)と、一対の脚部28,29同士を連結する連結部30とを有する。ステープル27は、変形可能で生体適合性の高い線材が曲げ加工されることによりU字状(すべての角が直角なU字状)に成形されている。ステープル27の形状については公知の構造が適宜選択されて採用されてよい。
図6,7,8に示す作動部31は、土台部11の内部に配されている。作動部31は、ステープル27を収容部18から押し出すためにドライバ26を移動させ、さらにステープル27の押し出し後に組織を切離するために設けられている。
図6,7,8に示すように、作動部31は、基台32と、一対の被ガイド部33と、カム部37と、刃部39とを有する。
基台32は、接続部材5における第二接続部材7の遠位端に接続されている。基台32は、第二接続部材7がその中心軸線方向に移動されることによって移動可能である。
基台32には、一対の被ガイド部33、カム部37及び刃部39が取り付けられている。
一対の被ガイド部33は、ガイド部24に係合する部材である。本実施形態では、一対の被ガイド部33は、ガイド部24にそれぞれが当接可能である。
一対の被ガイド部33は、基台32における遠位側に配された第一被ガイド部34と、基台32における近位側に配された第二被ガイド部35とを有する。
第一被ガイド部34は、基台32の厚さ方向に中心線C1を有する円板形状を有し、基台32に連結された部材である。第一被ガイド部34は、図8に示すように、基台32に対して、第一被ガイド部34の中心線C1を回転中心として回転可能となるようにねじ34aによって取り付けられている。第一被ガイド部34には、切離用接続部材7aの遠位端が固定されている。
第二被ガイド部35は、基台32の厚さ方向に中心線C2を有する円板形状を有し、基台32に連結された部材である。第二被ガイド部35は、図8に示すように、基台32に対して、第二被ガイド部35の中心線C2を回転中心として回転可能となるようにねじ35aによって取り付けられている。第二被ガイド部35には、戻し用接続部材7bの遠位端が固定されている。
図3,6に示すように、カム部37は、土台部11の長手軸に対して傾斜した傾斜面38を有している。カム部37の傾斜面38は、カム部37が土台部11の長手軸方向に移動するときにドライバ26に接触してドライバ26を移動させる。カム部37の移動方向は、溝部22が延びる方向である。
図6に示すように、刃部39は、カム部37よりも近位側に配されている。刃部39は、生体の組織を切離可能な鋭利な刃先39aを遠位側に有している。刃部39の刃先39aは、図3に示すように、第一被ガイド部34と第二被ガイド部35との中央に位置している。刃部39は、第一把持面17から第二ジョー50側へ向かって突出するように溝部22に配されている。第一把持面17からの刃部39の突出量は、第一ジョー10と第二ジョー50とが閉じた状態にあるときに刃部39が第二ジョー50の第二把持面51にひっかからない程度の突出量である。
図9に示すように、第二ジョー50は、複数の成形ポケット52が形成された第二把持面51を有する。
第二把持面51は、第一ジョー10の第一把持面17へ向けられた面である。第一ジョー10が第二ジョー50に対して閉じた状態となっている時に、第一ジョー10の第一把持面17と第二ジョー50の第二把持面51との間の距離は、縫合対象となる組織の厚さに応じてあらかじめ設定されている。第一ジョー10の第一把持面17と第二ジョー50の第二把持面51との間の距離は、ステープル27を用いた縫合後に縫合対象となる組織の癒着が起こり、且つ縫合対象となる組織の過度な挫滅が起こりにくい距離に設定されている。
第二把持面51には、上記の成形ポケット52と、逃げ溝53とが形成されている。逃げ溝53は、刃部39の突出端が進入可能で第二ジョー50の長手軸方向に長く形成されている。
図9に示す成形ポケット52は、図13に示すように組織を縫合する形状となるようにステープル27の脚部28,29を塑性変形させるために脚部28,29を案内する斜面あるいは湾曲面を有する。
図9に示すように、逃げ溝53は、刃部39による組織の切離を確実にするために第二把持面51から窪んで形成されている。刃部39の突出端が逃げ溝53に入り込むと、第一ジョー10と第二ジョー50とが閉じた状態で保持される。
本実施形態では、ステープルホルダ15と、ステープル27と、カム部37と、第二ジョー50とによって、組織を縫合(接合)する縫合(接合)部54(図3参照)が構成されている。
図1に示すように、可撓管61は、細長い筒状部材である。可撓管61の内部には、接続部材5(第一接続部材6,切離用接続部材7a,及び,戻し用接続部材7b)が挿通されている。
可撓管61の遠位端には、カートリッジ部2の根本部3の近位端が固定されている。可撓管61の近位端は、操作部63に固定されている。
また、可撓管61には、縫合部位を観察するための公知の観察装置(たとえば内視鏡)を操作部63側からカートリッジ部2側まで案内するための管路が設けられていてもよい。
操作部63は、可撓管61の近位端に設けられている。操作部63は、第一ジョー10及び第二ジョー50を開閉動作させ、またステープル27を組織に取り付けてさらに組織を切離する操作をユーザが行うために設けられている。操作部63の形状は、操作者が手に持つことができる略棒状である。
操作部63は、筐体64と、湾曲ノブ65と、開閉ノブ66及びレバー67と、不図示の伝達機構とを有する。筐体64は、略棒状で内部に空間を有する。湾曲ノブ65は、可撓管61を湾曲動作させるために設けられている。開閉ノブ66及びレバー67は、接続部材5を動作させるために筐体64の外部に露出して配されている。伝達機構は、筐体64の内部において接続部材5に接続されている。
湾曲ノブ65は、可撓管61の遠位端から操作部63まで延びる不図示のアングルワイヤを牽引することで可撓管61を湾曲動作させるための部材である。湾曲ノブ65は、操作部63の筐体64に対して回転可能であり、また、任意の位置で筐体64に対して回転しないように固定可能である。
開閉ノブ66は、第一接続部材6をその中心線方向に進退移動させるための部材である。開閉ノブ66は、操作部63の筐体64に対して回転可能であり、また、任意の位置で筐体64に対して回転しないように固定可能である。
操作者が開閉ノブ66を操作することで、不図示の伝達機構が、開閉ノブ66の操作力量を、第一接続部材6をその中心線方向に進退移動させる力量として、第一接続部材6に伝達する。
レバー67は、第二接続部材7をその中心線方向に進退移動させるための部材である。レバー67は、操作部63の筐体64に対して搖動可能であり、また、任意の位置で筐体64に対して搖動しないように固定可能である。
操作者がレバー67を操作することで、不図示の伝達機構が、レバー67の操作力量を、第二接続部材7をその中心線方向に進退移動させる力量として、第二接続部材7に伝達する。本実施形態では、レバー67を所定の一方向に搖動させると切離用接続部材7aが近位側へ牽引され、レバー67を上記所定の一方向とは反対方向に搖動させると戻し用接続部材7bが近位側へ牽引される。
また、切離用接続部材7aと戻し用接続部材7bとはカートリッジ部2において作動部31を介して互いに接続されている。このため、切離用接続部材7aがレバー67により近位側へ牽引されたときには戻し用接続部材7bは遠位側へ移動し、戻し用接続部材7bがレバー67により近位側へ牽引されたときには切離用接続部材7aは遠位側へ移動する。
次に、本実施形態に係る手術用器具の作用について説明する。図10から図13は、本実施形態に係る手術用器具1の作用を説明するための図である。
手術用器具1は、図3に示すように収容部18にステープル27が収容され、土台部11の近位端近傍にカム部37及び刃部39が位置した状態で用意されている。図5に示すように、この時、作動部31の一対の被ガイド部33は、ガイド部24の近位端近傍に配置される。
手術用器具1は、公知の手技により、たとえば患者の口等の患者の自然開口や、患者の腹壁等に形成された小切開部分を通じて処置対象部位まで案内される。
図10に示すように、手術用器具1の挿入部62の遠位端部に設けられた第一ジョー10及び第二ジョー50は、不図示の腹腔鏡視下で、操作部63の開閉ノブ66(図1参照)の操作に応じて切離対象となる組織を把持する。
図10に示すように切離対象となる組織を第一ジョー10と第二ジョー50とが把持することにより、切離対象組織に対して切離ラインLが規定される。ユーザは、図1に示す開閉ノブ66を筐体64に対して固定することにより、図10に示すように第一ジョー10と第二ジョー50とが組織を把持した状態で第二ジョー50に対する第一ジョー10の位置を固定する。
ユーザは、図1に示す開閉ノブ66を筐体64に対して固定した後に、レバー67を動作させて切離用接続部材7aを近位側へ移動させる。近位側へ移動された切離用接続部材7aは、プーリ部25によって牽引方向が反転されることで、作動部31を遠位側へ移動させる。作動部31は、図3及び図6に示すカム部37と刃部39とをともに遠位側へ移動させる。遠位側へ移動するカム部37の傾斜面38により、図3に示すドライバ26は押し上げられる。図3に示すドライバ26は、作動部31の傾斜面38に押し上げられることによって、ステープル27の刺入端が組織に刺さるようにステープル27を収容部18から押し出す。
さらにステープル27が収容部18から押し出されると、ステープル27の脚部28,29は成形ポケット52(図9参照)に当接する。成形ポケット52は、図13に示すように組織を縫合する所定の形状へとステープル27の脚部28,29を変形させる。ステープル27は、第一ジョー10の近位側から遠位側へ向かって、カム部37の移動に伴って順次収容部18から発射される。このように、図3に示す縫合部(接合部)54は、第一ジョー10と第二ジョー50とによって把持された組織をステープル27により縫合(接合)する。
カム部37の近位側に配された刃部39(図6参照)は、第一ステープル列20と第二ステープル列21との間を切離ラインL(図10,13参照)として、溝部22に沿って移動する。このとき、刃部39は溝部22の第一壁面23a及び第二壁面23bのいずれにも触れておらず、刃部39の向きは、ガイド部24が第一被ガイド部34と第二被ガイド部35との各々に接して第一被ガイド部34と第二被ガイド部35をガイドすることにより、溝部22の接線方向X1(図11参照)に規制される。すなわち、第一被ガイド部34と第二被ガイド部35との中央に刃部39の刃先39aがあるので、刃先39aの向きは溝部22の接線方向に規制される。刃先39aは、第一壁面23aと第二壁面23bとのどちらからも最大限離れた位置にあるので、第一壁面23aや第二壁面23bに食い込みにくい。
一対の被ガイド部33における第一被ガイド部34は、対向する2点(図12に示すα1,α2)でガイド部24に支持され、一対の被ガイド部33における第二被ガイド部35は、対向する2点(図12に示すβ1,β2)でガイド部24に支持される。すなわち、一対の被ガイド部33は、互いに異なる4点でガイド部24に支持される。そのため、刃部39の向きのブレは少なく、刃部39の移動に伴う刃部39の蛇行が生じにくい。
刃部39によって、ステープル27により縫合された部位から順に、組織が切離される。刃部39は、第一ジョー10と第二ジョー50とによって把持された組織のうち縫合領域SA内で組織を切離する。
図12に示すように作動部31が、第一ジョー10の最も遠位端部分に到達した時には、第一被ガイド部34とプーリ部25との間に位置する切離用接続部材7aがプーリ部25の接線方向に直線状になるように、第一被ガイド部34が回動する。これにより、切離用接続部材7aに曲げ応力がかかりにくく、強い力で切離用接続部材7aが牽引されても切離用接続部材7aが損傷しにくい。
第二被ガイド部35についても第一被ガイド部34と同様に回動可能であることにより、強い力で戻し用接続部材7bが牽引されても戻し用接続部材7bが損傷しにくい。
ステープル27による縫合及び刃部39による切離が終了したら、ユーザは開閉ノブ66を操作して解除して第一ジョー10を第二ジョー50に対して開く。これにより、第一ジョー10と第二ジョー50とによる組織の把持は解消される。
なお、必要に応じて、レバー67を動作させて戻し用接続部材7bを近位側へ移動させることで、作動部31を溝部22の近位端側へ移動させることができる。作動部31が溝部22の近位端部にあるときには、ステープル27の発射後に空になったステープルホルダ15を新たなステープルホルダ15に交換する作業が可能である。
本実施形態に係る手術用器具1を用いて複数回の処置をする場合には、ステープル27を発射した後の新たなステープルホルダ15に交換して縫合及び切離を継続できる。
以上説明したように、本実施形態に係る手術用器具1によれば、刃部39が溝部22に接触しないように保持されたままガイド部24によってガイドされるので、組織の切離過程における刃部39の移動がスムーズである。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下に説明する各実施形態において、第1実施形態で説明済みの構成要素と同様の構成要素には、第1実施形態と同一の符号が付され、重複する説明は省略される。図14は、本実施形態に係る手術用器具1Aのカートリッジ部を示す断面図で、図2のIII−III線における断面を示す。図15は、本実施形態のカートリッジ部に設けられた作動部31を示す斜視図である。図16は、本実施形態に係る手術用器具1Aの作用を説明するための図である。
本実施形態に係る手術用器具1Aでは、第1実施形態で説明したガイド部24に代えてガイド部24Aを有している点、及び一対の被ガイド部33がガイド部24Aにガイドされる構成が第1実施形態と異なっている。具体的には、本実施形態では、ガイド部24Aは、第一ガイド溝24A1と第二ガイド溝24A2とを有する。また、一対の被ガイド部33の第一被ガイド部34が第一ガイド溝24A1にガイドされ、一対の被ガイド部33の第二被ガイド部35が第二ガイド溝24A2にガイドされる点が第1実施形態と異なっている。
第一ガイド溝24A1は、溝部22の湾曲形状に沿って形成され、第一被ガイド部34を挿入可能な幅の溝状である。
第二ガイド溝24A2は、第一ガイド溝24A1の底に形成され、溝部22の湾曲形状に沿って形成され、第一ガイド溝24A1よりも幅が狭い溝状である。第二ガイド溝24A2は、第二被ガイド部35が挿入可能な幅の溝である。
第一被ガイド部34は、第一ガイド溝24A1の内面に接して第一ガイド溝24A1によりガイドされる。
本実施形態では、第二被ガイド部35は、第一被ガイド部34よりも細い棒状である。第二被ガイド部35は、第二ガイド溝24A2の内面に接して第一ガイド溝24A1によりガイドされる。
本実施形態では、第一ガイド溝24A1による第一被ガイド部34のガイドと、第二ガイド溝24A2による第二被ガイド部35のガイドとは、互いに独立している。すなわち、第一ガイド溝24A1の曲線形状と、第二ガイド溝24A2の曲線形状とを互いに異なる形状(例えば、異なる曲率半径を有し、互いに平行な形状)とすることで、刃部39の向きを好適な向きに設定することができる。
たとえば、図16に示すように、第一ガイド溝24A1の中央に第二ガイド溝24A2がある場合、第一被ガイド部34と第二被ガイド部35との中央に配された刃部39は、第一実施形態と同様の向きに規制される。
また、第一ガイド溝24A1の中心軸よりも外周側に第二ガイド溝24A2の中心軸が位置するようにガイド部24Aを形成すると、刃部39は、第一ガイド溝24A1の中心軸と第二ガイド溝24A2の中心軸とが一致している時よりも、内側に食い込みやすい向きになる。逆に、第一ガイド溝24A1の中心軸よりも内周側に第二ガイド溝24A2の中心軸が位置するようにガイド部24Aを形成すると、刃部39は、第一ガイド溝24A1の中心軸と第二ガイド溝24A2の中心軸とが一致している時よりも、外側に食い込みやすい向きになる。
また、図17に示すように、上記第1実施形態で説明された刃部39が、第1実施形態の場合よりも第一被ガイド部34寄りに、すなわち作動部31の遠位寄りにある場合、刃部39の向きを溝部22の接線方向にするためには、第一ガイド溝24A1の中心軸よりも外周側に第二ガイド溝24A2の中心軸が位置するようにガイド部24Aを形成すればよい。
本実施形態では、一対の被ガイド部33に対する刃部39の配置の自由度を、第1実施形態よりも高めることができる。また、本実施形態では、刃部39を作動部31の遠位部分に配置することができ、刃部39を第一ジョー10の遠位端により近い位置まで移動させることができる。このため、本実施形態では、一度の切離動作で第1実施形態よりも長く組織を切離することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図18は本実施形態に係る手術用器具のカートリッジ部に設けられた作動部31を示す斜視図である。図19は、本実施形態に係る手術用器具の作用を説明するための図である。
本実施形態に係る手術用器具は、第1実施形態で説明したガイド部24及び被ガイド部33が異なる。本実施形態のガイド部24Bは、互いに平行な第一ガイド溝24B1及び第二ガイド溝24B2を有する。本実施形態の一対の被ガイド部33Bは、互いに平行(略平行を含む)な第一被ガイド部34B及び第二被ガイド部35Bを有する。
第一ガイド溝24B1と第二ガイド溝24B2とは互いに離間しており、上記第2実施形態と同様に刃部39の向きを調整するために互いに形状が異なる曲線状とされてよい。
本実施形態では、第一ガイド溝24B1と第二ガイド溝24B2とは、互いに半径が異なる同心円の一部をなす円弧状である。
第一被ガイド部34Bは、第一ガイド溝24B1の内面に接して第一ガイド溝24B1によりガイドされる。
第二被ガイド部35Bは、第二ガイド溝24B2の内面に接して第二ガイド溝24B2によりガイドされる。
本実施形態では、図18に示すように、切離用接続部材7aは、作動部31の基台32のうち、第一被ガイド部34B及び第二被ガイド部35Bよりも遠位側に連結されている。また、切離用接続部材7aは、基台32のうち、刃部39よりも遠位側に連結されている。
本実施形態においても、第1実施形態と同様の効果を奏する。また、本実施形態では、溝部22が延びる方向に沿って見た作動部31の長さを第1実施形態よりも短くすることができる。
第一ガイド溝24B1と第二ガイド溝24B2と間の距離に対して、第一被ガイド部34Bと第二被ガイド部35Bとの間の距離を変更することで、刃部39の向きを調整することができる。たとえば、図20,21に示すように、第一被ガイド部34及び第二被ガイド部35よりも遠位側に刃部39を配置する場合、上記図18で示した例よりも第一被ガイド部34と第二被ガイド部35との間の距離が拡げられていることで、刃部39の刃先39aの向きは上記実施形態と同様に溝部22の接線方向に規制される。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
たとえば、上記の第1実施形態では、第一被ガイド部34における離間した2点と第二被ガイド部35における離間した2点との計4点がガイド部24に当接する構成が示されているが、各点が独立していてもよい。すなわち、第一被ガイド部34及び第二被ガイド部35を備えることに代えて、互いに離間した位置に4つの被ガイド部を備えて、各被ガイド部がガイド部24に当接してもよい。
上記各実施形態では、可撓管61を備えた軟性の手術用器具1が例示されているが、可撓管61に代えて硬性のシャフトが設けられていてもよい。
上記各実施形態では、開閉ノブ66を用いて第一ジョー10と第二ジョー50とを開閉動作させる例が示されているが、カートリッジ部2における開閉動作と作動部31の刃部39による組織の切離とが一動作で行われるように構成されていてもよい。たとえば、レバー67を用いて作動部31をカートリッジ部2の遠位側へ移動させたときに、作動部31が第一ジョー10と第二ジョー50とを連結して第一ジョー10を第二ジョー50側へ移動させるように構成されていてもよい。この場合、カートリッジ部2における開閉動作と作動部31の刃部39による組織の切離とを、レバー67を用いた一動作で行うことができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において各実施形態における構成要素の組み合わせを変えたり、各構成要素に種々の変更を加えたり、削除したりすることが可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはない。
組織の切離過程における刃部の移動がスムーズな手術用器具を提供することができる。
1、1A 手術用器具
7a 切離用接続部材(ワイヤ)
10 第一ジョー
24、24A、24B ガイド部
24A1 第一ガイド溝
24A2 第二ガイド溝
31 作動部
32 基台
33、33B 一対の被ガイド部
34、34B 第一被ガイド部
35、35B 第二被ガイド部
39 刃部
50 第二ジョー
54 縫合部(接合部)
62 挿入部

Claims (6)

  1. 体内に挿入可能な挿入部と、
    前記挿入部の遠位端部に設けられ、前記挿入部の長手軸に対して湾曲した湾曲形状に形成された把持部材と、
    前記把持部材に配され、前記湾曲形状に沿って形成されたガイド部と、
    前記ガイド部に摺動自在に当接される外周面を有する円盤形状の第一被ガイド部と、
    前記第一被ガイド部よりも前記ガイド部の近位側に設けられ、前記ガイド部に摺動自在に当接される外周面を有する円盤形状の第二被ガイド部と、
    前記第一被ガイド部及び前記第二被ガイド部が取付けられた基台と、
    前記基台に固定されて前記把持部材から突出され、前記第一被ガイド部および前記第二被ガイド部が前記ガイド部に沿って摺動されることにより前記把持部材の湾曲形状に沿って移動自在に設けられた刃部と、
    を備えた手術用器具。
  2. 前記把持部材は、第一ジョーと第二ジョーとを備え、
    前記第一ジョーと前記第二ジョーとによって把持された組織を接合する接合部と、
    前記ガイド部の近位端部から遠位端部へ向かって延び、前記ガイド部の遠位端部において折り返されて前記ガイド部の近位端部へ向かって延びて前記第一被ガイド部に連結されたワイヤと、をさらに備え、
    前記第一被ガイド部の前記外周面及び前記第二被ガイド部の前記外周面は、それぞれ前記ガイド部に当接可能な2つの当接部を備える
    請求項1に記載の手術用器具。
  3. 前記第一被ガイド部は前記基台に対して回転可能である
    請求項2に記載の手術用器具。
  4. 前記第二被ガイド部は前記基台に対して回転可能である
    請求項3に記載の手術用器具。
  5. 前記ガイド部は、
    前記把持部材の前記湾曲形状に沿って形成された溝である第一ガイド溝と、
    前記第一ガイド溝の底に形成され、前記第一ガイド溝よりも幅が狭い第二ガイド溝と、
    を備え、
    前記第一被ガイド部は、前記第一ガイド溝の内面に接して前記第一ガイド溝によりガイドされ、
    前記第二被ガイド部は、前記第二ガイド溝の内面に接して前記第二ガイド溝によりガイドされる
    請求項1に記載の手術用器具。
  6. 前記第一被ガイド部は前記刃部に対して回転可能である
    請求項1に記載の手術用器具。
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