JP6071772B2 - フォーカス測定方法、露光装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、フォーカス測定方法、露光装置および半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置を製造する際の光リソグラフィ工程では、回路パターンを形成する場合に露光装置のフォーカス位置が適切に設定されていなければ、いわゆるピンぼけ状態となる。この場合、所望通りの回路パターンを半導体基板上に形成することができない。このため、半導体装置で使用される回路パターンの微細化に伴い、露光装置におけるフォーカス精度は特に重要なものの一つとなってきている。
光源波長が193nmのArFや248nmのKrFエキシマレーザーを用いた露光装置では、フォトマスク上に位相差のある複数の透過部を設けておき、位相差を利用してフォーカス位置を測定していた。
しかしながら、次世代露光装置として開発が進められているEUV(Extreme Ultraviolet)露光装置は、光源波長が13.5nmと非常に短い。このため、フォーカス位置を測定するのに必要な位相差を設けるためには、フォトマスク上に設ける段差の段差量が3nm程度と非常に小さくなる。したがって、フォトマスク上に設ける段差に対して十分な加工精度を得ることが難しい。
また、非テレセン照明を用いてフォーカス位置を測定する方法がある。この方法では、EUV露光装置の投影レンズの開口数が低いので、10nmのフォーカス変動に対して1nm程度の位置ずれ量しか観測することができない。このため、十分なフォーカス位置の検査性能を得ることができない。
このように、フォーカス位置の検査性能が低い場合、所望通りの回路パターンを半導体基板上に形成することができないので、フォーカス位置を正確に測定することが望まれている。
特許第2539163号公報 特開2002−55435号公報 特開2006−39148号公報 特許第3615181号公報
本発明が解決しようとする課題は、正確にフォーカス位置を測定することができるフォーカス測定方法、露光装置および半導体装置の製造方法を提供することである。
実施形態によれば、フォーカス測定方法が提供される。フォーカス測定方法は、第1の露光ステップと、第2の露光ステップと、を含んでいる。前記第1の露光ステップでは、第1の回折パターンと、第2の回折パターンと、に対して、光学系の光軸からずれた第1の方向から第1の露光光を照射して、感光材が塗布された基板上に前記第1および第2の回折パターンを投影する。前記第1の回折パターンは、第1のパターンピッチを有した第1のラインアンドスペースパターンで形成されており、前記第2の回折パターンは、第2のパターンピッチを有した第2のラインアンドスペースパターンで形成されている。また、前記第2の露光ステップでは、第3の回折パターンと、第4の回折パターンと、に対して、光学系の光軸からずれた第2の方向から第2の露光光を照射して、前記基板上に前記第3および第4の回折パターンを投影する。前記第3の回折パターンは、前記第1のパターンピッチを有した第3のラインアンドスペースパターンで形成されており、前記第4の回折パターンは、前記第2のパターンピッチを有した第4のラインアンドスペースパターンで形成されている。また、前記フォーカス測定方法は、第1の位置ずれ量算出ステップと、第2の位置ずれ量算出ステップと、フォーカス算出ステップと、を含んでいる。前記第1の位置ずれ量算出ステップでは、前記基板上の前記第1の回折パターンと前記第3の回折パターンとの間の距離を測定することによって、フォーカスのずれに起因する位置ずれ量と、前記第1および第3の回折パターンの間の重ね合わせずれ量と、の和を、第1の位置ずれ量として算出する。また、前記第2の位置ずれ量算出ステップでは、前記基板上の前記第2の回折パターンと前記第4の回折パターンとの間の距離を測定することによって、前記第2および第4の回折パターンの間の重ね合わせずれ量を、第2の位置ずれ量として算出する。そして、前記フォーカス算出ステップでは、前記第1および第2の位置ずれ量に基づいて、前記フォーカスのずれ量を算出する。
図1は、実施形態に係るフォーカス測定方法の概念を説明するための図である。 図2は、実施形態に係るフォーカス測定処理の処理手順を示すフローチャートである。 図3−1は、第1の照明の構成を示す上面図である。 図3−2は、第2の照明の構成を示す上面図である。 図4−1は、第1の検査マークの構成を示す上面図である。 図4−2は、第1の検査マークのパターンピッチを説明するための図である。 図5−1は、第2の検査マークの構成を示す上面図である。 図5−2は、第2の検査マークのパターンピッチを説明するための図である。 図6は、スリット構造とスクリーン上の光強度との関係を説明するための図である。 図7は、回折光の最大感度と+2次回折光との関係を説明するための図である。 図8は、最大感度を得るための照明条件を説明するための図である。 図9は、+1次回折光および−1次回折光と、投影レンズとの位置関係を説明するための図である。 図10は、照明条件とパターンピッチとの関係を示す図である。 図11は、第2の検査マークの設計方法を説明するための図である。 図12−1は、第1の検査マークを用いた第1の露光処理を説明するための図である。 図12−2は、第1の検査マークを用いた第2の露光処理を説明するための図である。 図13−1は、第2の検査マークを用いた第1の露光処理を説明するための図である。 図13−2は、第2の検査マークを用いた第2の露光処理を説明するための図である。 図14は、フォーカスずれ量に対する位置ずれ量を示す図である。 図15−1は、光源形状を扇形とした場合の第1の照明の構成を示す図である。 図15−2は、光源形状を扇形とした場合の第2の照明の構成を示す図である。 図16−1は、光源形状を多角形とした場合の第1の照明の構成を示す図である。 図16−2は、光源形状を多角形とした場合の第2の照明の構成を示す図である。 図17は、検査マークが形成されたレチクルステージの構成を示す図である。 図18は、実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係るフォーカス測定方法、露光装置および半導体装置の製造方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るフォーカス測定方法の概念を説明するための図である。本実施形態では、回折パターンを用いてウエハ上にパターンを形成し、形成したパターンの位置ずれ量を測定することによって露光装置のフォーカス位置を測定する。露光装置におけるフォーカス位置を測定する際には、少なくとも2つの照明条件と、少なくとも2つの検査マークを用いる。フォーカス位置が測定される露光装置は、例えばEUV(Extreme Ultraviolet)露光装置などである。
フォーカス位置を測定する際には、第1の照明条件である第1の照明と、第2の照明条件である第2の照明と、が用いられる。第1および第2の照明は、例えば、mono-pole照明(単極軸外れ照明)である。第1および第2の照明条件は、例えば、回折光が照明光学系のNA(開口数)に内接するような位置である。第1の照明の光源および第2の照明の光源は、露光装置の光学系の光軸中心位置を対称中心とする2回回転対称(180°回転対称)の関係を満足するように設計される。
検査マークは、予めレチクル(マスク)上に形成しておく。検査マークは、何れの形状であってもよい。検査マークは、例えば、レイヤ間の位置ずれを検査する際に用いられるマークと同じ形状のマーク(例えば、バーインバーパターンなど)である。
本実施形態の露光装置は、第1の照明である照明1Aと、第2の照明である照明1Bとを備えている。照明1Aは、1回目の露光処理の際に、レチクル15に露光光を照射し、照明1Bは、2回目の露光処理の際に、レチクル15に露光光を照射する。
レチクル15には、第1および第2の検査マークが形成されている。第1の検査マーク(後述する検査マーク10)は、パターン領域12Aoutとパターン領域12Binとを含んで構成されている。また、第2の検査マーク(後述する検査マーク11)は、パターン領域13Aoutとパターン領域13Binとを含んで構成されている。
パターン領域12Aoutは、レチクル15を上面側から見た場合に、パターン領域12Binよりも外側の領域に配置されている。パターン領域13Aoutは、レチクル15を上面側から見た場合に、パターン領域13Binよりも外側の領域に配置されている。
パターン領域12Aoutおよびパターン領域13Aoutは、1回目の露光処理の際に照明1Aによって露光光が照射される領域であり、回折パターンが配置されている。また、パターン領域12Binおよびパターン領域13Binは、2回目の露光処理の際に照明1Bによって露光光が照射される領域であり、回折パターンが配置されている。
1回目の露光処理(s1)
照明1Aは、1回目の露光処理の際に、検査マーク10内のパターン領域12Aoutに露光光を照射するとともに、検査マーク11内のパターン領域13Aoutに露光光を照射する。これにより、パターン領域12Aoutからは、−1次回折光22A(−1)と0次光22A(0)とが投影レンズ(瞳面)20に照射される。このうち、−1次回折光22A(−1)は、投影レンズ20上の領域28ACに照射され、0次光22A(0)は、投影レンズ20上の領域28ARに照射される。
また、パターン領域13Aoutからは、−1次回折光23A(−1)と0次光23A(0)とが投影レンズ20に照射される。このうち、−1次回折光23A(−1)は、投影レンズ20上の領域28ALに照射され、0次光23A(0)は、投影レンズ20上の領域28ARに照射される。
領域28ACは、投影レンズ20上の中央部分の領域であり、光軸中心位置を含んでいる。領域28ALは、投影レンズ20上の端部(図1の左端側)の領域であり、光軸中心位置を含んでいない。領域28ARは、投影レンズ20上の端部(図1の右端側)の領域であり、光軸中心位置を含んでいない。領域28ALと領域28ARとは、領域28ACを介して対向している。
領域28ACに照射された−1次回折光22A(−1)と、領域28ARに照射された0次光22A(0)とは、半導体基板(ウエハ150)上で結像する。また、領域28ALに照射された−1次回折光23A(−1)と、領域28ARに照射された0次光23A(0)とは、ウエハ150上で結像する。
このウエハ150が現像されることよって、パターン領域12Aoutに対応するマークパターン92Aと、パターン領域13Aoutに対応するマークパターン93Aと、がウエハ150上に形成される。
2回目の露光処理(s2)
照明1Bは、2回目の露光処理の際に、検査マーク10内のパターン領域12Binに露光光を照射するとともに、検査マーク11内のパターン領域13Binに露光光を照射する。これにより、パターン領域12Binからは、0次光22B(0)と+1次回折光22B(+1)とが投影レンズ20に照射される。このうち、0次光22B(0)は、投影レンズ20上の領域28BLに照射され、+1次回折光22B(+1)は、投影レンズ20上の領域28BCに照射される。
また、パターン領域13Binからは、0次光23B(0)と+1次回折光23B(+1)とが投影レンズ20に照射される。このうち、0次光23B(0)は、投影レンズ20上の領域28BLに照射され、+1次回折光23B(+1)は、投影レンズ20上の領域28BRに照射される。
領域28BCは、投影レンズ20上の中央部分の領域であり、光軸中心位置を含んでいる。領域28BLは、投影レンズ20上の端部(図1の左端側)の領域であり、光軸中心位置を含んでいない。領域28BRは、投影レンズ20上の端部(図1の右端側)の領域であり、光軸中心位置を含んでいない。領域28BLと領域28BRとは、領域28BCを介して対向している。
領域28BLに照射された0次光22B(0)と、領域28BCに照射された+1次回折光22B(+1)とは、ウエハ150上で結像する。また、領域28BLに照射された0次光23B(0)と、領域28BRに照射された+1次回折光23B(+1)とは、ウエハ150上で結像する。
このウエハ150が現像されることよって、パターン領域12Binに対応するマークパターン92Bと、パターン領域13Binに対応するマークパターン93Bと、がウエハ150上に形成される。
検査マーク10を用いた位置ずれ量の算出処理(s3)
検査マーク10のパターン領域12Aoutに対応するマークパターン92Aと、検査マーク10のパターン領域12Binに対応するマークパターン92Bと、の間の位置ずれ量aが測定される。これにより、フォーカスずれに起因する位置ずれ量と、露光装置が2回の露光を行う際に発生する重ね合わせの位置ずれ量(重ね合わせ誤差)とを足し合わせた位置ずれ量aが測定される。ここでの重ね合わせの位置ずれ量は、露光装置の機械部分が原因で発生する位置ずれ量である。
さらに、パターン領域13Aoutに対応するマークパターン93Aと、パターン領域13Binに対応するマークパターン93Bと、の間の位置ずれ量bが測定される。領域28ALと領域28ARとの間、および領域28BLと領域28BRとの間は、それぞれ光学系の光軸を中心として左右対称の関係があるので、マークパターン93A,93Bとの間には、フォーカスずれに起因する位置ずれは発生しない。したがって、位置ずれ量bを測定することによって、露光装置が2回の露光を行う際に発生する重ね合わせの位置ずれ量が測定される。位置ずれ量a,bは、例えば、重ね合わせずれ検査装置などを用いて測定される。
フォーカスずれに起因する位置ずれ量の算出処理(s4)
位置ずれ量aから位置ずれ量bを引くことによって、フォーカスずれに起因する位置ずれ量を算出することが可能となる。具体的には、a−bが、フォーカスずれに起因する位置ずれ量である。
なお、領域28AL,28ARの位置は、上述した位置に限らず、他の位置であってもよい。また、領域28BL,28BRの位置は、上述した位置に限らず、他の位置であってもよい。
図2は、実施形態に係るフォーカス測定処理の処理手順を示すフローチャートである。フォーカス位置を検査する際には、ウエハ150に対して第1の露光処理を行う。具体的には、第1の照明である照明1Aを用いて第1および第2の検査マークの一部分(パターン領域12Aoutおよびパターン領域13Aout)を露光し、パターン領域12Aout,パターン領域13Aoutをウエハ150に転写する(ステップS10)。パターン領域12Aout,13Aoutは、それぞれ検査マーク10,11の外枠のパターンである。
さらに、ウエハ150に対して第2の露光処理を行う。具体的には、第2の照明である照明1Bを用いて第1および第2の検査マークの一部分(パターン領域12Binおよびパターン領域13Bin)を露光し、パターン領域12Bin,13Binをウエハ150に転写する(ステップS20)。パターン領域12Bin,13Binは、それぞれ検査マーク10,11の内枠のパターンである。
この後、位置ずれ検査を行う。具体的には、パターン領域12Aoutに対応するマークパターン92Aと、パターン領域12Binに対応するマークパターン92Bとの位置ずれ量aを算出する。さらに、パターン領域13Aoutに対応するマークパターン93Aと、パターン領域13Binに対応するマークパターン93Bとの位置ずれ量bを算出する。そして、位置ずれ量a,bに基づいて、ウエハ150に転写されたパターンの位置ずれ量を算出し、この位置ずれ量に基づいて、露光装置のフォーカス位置を算出する(ステップS30)。なお、パターン領域12Aout,13Aout,12Bin,13Binのウエハ150への転写は、何れの順番で行ってもよい。
つぎに、第1の照明である照明1Aおよび第2の照明である照明1Bの構成について説明する。図3−1は、第1の照明の構成を示す上面図であり、図3−2は、第2の照明の構成を示す上面図である。図3−1では、光源2Aが配置された照明1Aを示し、図3−2では、光源2Bが配置された照明1Bを示している。
照明1Aは、照明領域(開口部)である光源2Aと、非照明領域3Aとを有し、照明1Bは、照明領域(開口部)である光源2Bと、非照明領域3Bとを有している。光源2A,2Bの光源形状は、それぞれ円形である。
照明1Aおよび照明1Bは、例えばmono-pole照明である。光源2A,2Bの間には、露光装置の光学系の光軸中心位置を対称中心とする2回回転対称の関係がある。換言すると、光源2A,2Bは、光軸中心位置を挟んで対向する位置に配置されている。なお、光源2A,2Bが光軸中心を含まないよう、光源2A,2Bを配置しておく。このように、光源2A,2Bは、光軸中心から所定の距離だけ離れた位置に配置される。
これにより、照明1Aは、パターン領域12Aout,13Aout(回折パターン)に対して、光学系の光軸中心からずれた第1の方向から第1の露光光を照射する。また、照明1Bは、パターン領域12Bin,13Bin(回折パターン)に対して、光学系の光軸中心からずれた第2の方向から第2の露光光を照射する。
つぎに、第1の検査マークである検査マーク10および第2の検査マークである検査マーク11の構成について説明する。図4−1は、第1の検査マークの構成を示す上面図であり、図4−2は、第1の検査マークのパターンピッチを説明するための図である。
検査マーク10は、外側に配置されるパターン領域12Aoutと、内側に配置されるパターン領域12Binとを有している。パターン領域12Aout,12Binは、ラインアンドスペース(L/S)のパターンが配置される領域である。ラインアンドスペースのパターンは、所定の線幅のラインパターンと、所定の線幅のスペースパターンとが交互に平行に並ぶよう配置されたパターン群である。
パターン領域12Aout,12Binには、パターンピッチL1のパターン群が配置されている。パターンピッチL1は、照明1Aからの露光光が照射された場合に、−1次回折光22A(−1)が、投影レンズ20上の中央部分である領域28ACに照射され、かつ0次光22A(0)が、投影レンズ20上の1つの端部である領域28ARに照射されるパターンピッチである。
また、パターンピッチL1は、照明1Bからの露光光が照射された場合に、0次光22B(0)が、投影レンズ20上の1つの端部である領域28BLに照射され、かつ+1次回折光22B(+1)が、投影レンズ20上の中央部分である領域28BCに照射されるパターンピッチである。
図5−1は、第2の検査マークの構成を示す上面図であり、図5−2は、第2の検査マークのパターンピッチを説明するための図である。検査マーク11は、外側に配置されるパターン領域13Aoutと、内側に配置されるパターン領域13Binとを有している。パターン領域13Aout,13Binは、ラインアンドスペースのパターン群が配置される領域である。
パターン領域13Aout,13Binには、パターンピッチL2のパターン群が配置されている。パターンピッチL1は、照明1Bからの露光光が照射された場合に、0次光22B(0)が、投影レンズ20上の1つの端部である領域28BLに照射され、かつ+1次回折光22B(+1)が、投影レンズ20上の中央部分である領域28BCに照射されるパターンピッチである。
また、パターンピッチL2は、照明1Bからの露光光が照射された場合に、0次光23B(0)が、投影レンズ20上の1つの端部である領域28BLに照射され、かつ+1次回折光23B(+1)が、投影レンズ20上の1つの端部である領域28BRに照射されるパターンピッチである。
光源2A,2Bの配置される位置と検査マーク10,11のパターンピッチとで、投影レンズ20に露光光が照射される領域が決まる。このため、本実施形態では、投影レンズ20上の露光光を照射したい領域に応じて、光源2A,2Bの配置される位置と検査マーク10,11のパターンピッチとを設定しておく。
例えば、光源2A,2Bを配置する位置を固定しておき、光源2A,2Bの配置される位置に応じて、検査マーク10,11のパターンピッチを設定する。ここで、検査マーク10,11のパターンピッチ設定方法について説明する。
図6は、スリット構造とスクリーン上の光強度との関係を説明するための図である。ここでは、光源2A,2B、レチクル15、ウエハ150の代わりに、光源14、スリット17、スクリーン16を用いて光強度を説明する。
有限な幅W1の開口部がピッチW2でN(Nは自然数)個並んでいるスリット構造(スリット17)に対して光源14(紙面左側)から光を照射する。この場合において、スリット17から距離zだけ離れた位置(紙面右側)に設置したスクリーン(観測面)16を考えると、一般にスクリーン16上における光強度は、以下の式(1)で表される。なお、式(1)における、x2は、干渉縞のm(mは整数)番目の回折光の位置であり、λは光源波長である。
Figure 0006071772
式(1)において、sin関数同士の除算になっている部分は、スリット17による干渉縞の強度分布であり、一般にはYoungの干渉実験として知られている。また、sinc関数になっている部分は、単一開口部からの回折光の強度分布を表わしている。強度分布として最大の性能(最大感度)を得るためには、図7に示すような回折光の分布を得ること、すなわち+2次回折光の強度が0となるような回折パターン(検査マーク)を設計することが必要となる。
図7は、回折光の最大感度と+2次回折光との関係を説明するための図である。光源14から出た光は、スリット17に送られる。スリット17に入射した光は、−1次回折光21(−1)と、0次光21(0)と、+1次回折光21(+1)と、+2次回折光21(+2)とに分かれる。
図7では、+2次回折光21(+2)における回折光強度が0である場合の、各回折光の位置を示している。+1次回折光21(+1)の中心と、投影レンズ20上の中心(瞳面の中心)とが一致する場合に、+2次回折光21(+2)における回折光強度が0となり、最大感度を得ることができる。
+2次回折光21(+2)の強度が0となるような回折パターンを得るため、スリット17による干渉縞の強度分布が極大となる位置、および単一開口部からの回折光の強度分布が0になるような条件を求める。
まず、干渉縞のm番目の回折光の位置x2は、Youngの干渉実験より、式(2)で表される。
Figure 0006071772
一方、単一開口部からの回折光の強度分布が0となる位置は、nを整数とすると式(1)より、以下の式(3)で表される。
Figure 0006071772
したがって、式(2)と式(3)から回折光強度が0となる位置を算出すると、回折光強度が0となる位置は、以下の式(4)を満たすことになる。
Figure 0006071772
ここで、mとnは整数なので、ある回折光の強度が0になるためには、少なくともW2/W1が整数でなくてはならないことがわかる。ここで、m−2の場合の+2次回折光21(+2)における回折光強度を0にしたいので、たとえば、n=1のときを考えると、W2=2×W1すなわち1:1のラインアンドスペースパターンであれば+2次回折光21(+2)の回折光強度を0にすることができる。
なお、図7に示した回折光の分布とは異なる場合(+1次回折光21(+1)と瞳面の中心とが一致しない場合)は、必ずしも+2次回折光21(+2)が0になる必要はないが、最大感度を得るためには+2次回折光21(+2)が0になる必要がある。
次に、1:1のラインアンドスペースパターンに対する適切なピッチを求める。図8は、最大感度を得るための照明条件を説明するための図である。図8では、照明光学系35と回折光領域36との上面図を示している。回折光領域36は、光源から出射されて照明光学系35に照射される回折光の領域である。回折光領域36を照射する光源の照明は、mono-pole照明である。
この場合において、最大感度を得るための照明条件は、回折光領域36が照明光学系35に内接するような位置である。換言すると、回折光領域36の外周が、照明光学系35のNA(開口数)=INAmaxで表される円に対して内接する照明条件が最大感度を得ることができる照明条件である。回折光領域36は、光源の形状および位置に対応しているので、最大感度を得るための照明条件は、光源が照明光学系35のNAに内接するような位置である。
この条件を満たすには、ラインアンドスペースパターンのピッチをP、光源波長をλ、投影レンズのNAをLNA、照明光学系35の部分コヒーレンスおよび最大NAをσ、照明光学系35の最大NAをINAmaxとすると、以下の式(5)を満たす必要がある。
Figure 0006071772
図9は、+1次回折光および−1次回折光と、投影レンズとの位置関係を説明するための図である。図9では、投影レンズ20の上面図を示している。最大感度の照明条件を満たすには、+1次回折光21(+1)が投影レンズ20の光軸中心と一致し、かつ−1次回折光21(−1)が投影レンズ20内に入らないことが必要となる。この条件を満たすには、以下の式(6)を満たす必要がある。
Figure 0006071772
したがって、式(5)および式(6)から、以下の式(7)が成立する。
Figure 0006071772
たとえば、照明光学系の最大NAが0.20、投影レンズ20の最大NAが0.25で、光源波長が13.5nmのEUV露光装置を考えると、式(7)より、図10に示すグラフが得られる。
図10は、照明条件とパターンピッチとの関係を示す図である。図10では、式(7)を満たす、照明条件のσとパターンピッチ(設計値)との関係を示している。関係41Lよりも上側の領域が、式(7)の左側の不等式の関係に対応し、関係41Rよりも下側の領域が、式(7)の右側の不等式の関係に対応している。したがって、関係41Lおよび関係41Rの両方を満たす領域42が、式(7)の関係を満足させる領域である。
式(7)の不等式が成立するためには、照明条件のσは、0.2よりも小さくなくてはならないことがわかる。例えば、用いる照明条件のσを0.15に決めると、式(7)より必要なラインアンドスペースパターンのパターンピッチは83.0nm以上93.9nm以下にすればよいことがわかる。そこで、本実施形態では、パターンピッチの一例として85.0nmを選択する。
つづいて、第2の検査マークである検査マーク11の設計方法について説明する。検査マーク11には、図11に示す回折光分布をさせるようなピッチのパターンを用いる。図11は、第2の検査マークの設計方法を説明するための図である。ここでは、検査マーク11の代わりにスリット17を用いた場合の回折光について説明する。
最大感度の照明条件を満たすためにスリット17に求められる条件は、(A)+2次回折光21(+2)の光強度が0であること、(B)−1次回折光21(−1)が投影レンズ20に入射しないこと、(C)0次光21(0)および+1次回折光21(+1)が投影レンズ20に入射することである。したがって、スリット17(検査マーク11)に必要なラインアンドスペースパターンは、検査マーク10で用いるパターンの半分のピッチであればよい。このことは、検査マーク11を用いた場合の回折光の開き角が、検査マーク10を用いた場合の回折光の2倍であることから、幾何学的に容易に求めることができる。
以上のようにして設計されたパターンを、レチクル15上に検査マーク10(第1の検査マーク)および検査マーク11(第2の検査マーク)として形成しておく。例えば、レチクル15上には、パターンピッチが85.0nmで1:1のラインアンドスペースパターンを検査マーク10として形成し、パターンピッチが170.0nmで1:1のラインアンドスペースパターンを検査マーク11として形成しておく。
その後、検査マーク10を用いた第1(1回目)および第2(2回目)の露光と、検査マーク11を用いた第1および第2の露光とが行われる。換言すると、検査マーク10,11を用いた第1の露光処理と、検査マーク10,11を用いた第2の露光処理とが行われる。第1および第2の露光処理では、照明光学系の最大NAを0.20、投影レンズ20の最大NAを0.25、光源波長を13.5nmとする。また、第1の照明である照明1Aの光源2Aおよび第2の照明である照明1Bの光源2Bは、光学系の光軸中心位置を対称中心とする2回回転対称の関係を満足するように設計しておく。
図12−1は、第1の検査マークを用いた第1の露光処理を説明するための図であり、図12−2は、第1の検査マークを用いた第2の露光処理を説明するための図である。なお、図12−1および図12−2では、検査マーク10の代わりに、回折パターンを図示している。
照明1Aと、レチクル15上の検査マーク10(パターン領域12Aout)とを用いて第1の露光処理を実行すると、−1次回折光22A(−1)と0次光22A(0)とが投影レンズ20に照射される。投影レンズ20を通過した−1次回折光22A(−1)および0次光22A(0)は、フォーカス位置に応じた位置に転写される。ここでのフォーカス位置に応じた位置は、照射光50Aがウエハ150に照射される位置である。
また、照明1Bと、レチクル15上の検査マーク10(パターン領域12Bin)とを用いて第2の露光処理を実行すると、+1次回折光22B(+1)と0次光22B(0)とが投影レンズ20に照射される。投影レンズ20を通過した+1次回折光22B(+1)および0次光22B(0)は、フォーカス位置に応じた位置に転写される。ここでのフォーカス位置に応じた位置は、照射光50Bがウエハ150に照射される位置である。
図12−1および図12−2に示すように、フォーカス位置がずれると、第1の露光と第2の露光とでパターンの転写される位置が照射光50A,50Bのように正反対にずれる。このため、フォーカス位置による転写位置のずれ量を2倍の大きさで検出することができる。しかしながら、図12−1および図12−2に示す手順でパターンを転写した場合の検査マーク10の位置ずれ量dx1は、以下の式(8)に示すようにフォーカス位置による位置ずれ量(d(focus))と、2回露光することによる重ね合わせ誤差(d(overlay))との和で表される。
Figure 0006071772
したがって、式(8)から重ね合わせ誤差分を除去するために、検査マーク11の位置ずれ量が用いられる。図13−1は、第2の検査マークを用いた第1の露光処理を説明するための図であり、図13−2は、第2の検査マークを用いた第2の露光処理を説明するための図である。なお、図13−1および図13−2では、検査マーク11の代わりに、回折パターンを図示している。
照明1Aと、レチクル15上の検査マーク11(パターン領域13Aout)とを用いて第1の露光処理を実行すると、−1次回折光23A(−1)と0次光23A(0)とが投影レンズ20に照射される。投影レンズ20を通過した−1次回折光23A(−1)および0次光23A(0)は、フォーカス位置に起因しない位置に転写される。ここでのフォーカス位置に応じた位置は、照射光50Cがウエハ150に照射される位置である。
また、照明1Bと、レチクル15上の検査マーク11(パターン領域13Bin)とを用いて第2の露光処理を実行すると、+1次回折光23B(+1)と0次光23B(0)とが投影レンズ20に照射される。投影レンズ20を通過した+1次回折光23B(+1)および0次光23B(0)は、フォーカス位置に起因しない位置に転写される。ここでのフォーカス位置に応じた位置は、照射光50Dがウエハ150に照射される位置である。
図13−1および図13−2に示すように、検査マーク11は、フォーカス位置によって転写位置が変わらない。したがって、図13−1および図13−2に示す手順でパターンを転写した場合の検査マーク11の位置ずれ量dx2は、以下の式(9)に示すような、純粋な重ね合わせ誤差(d(overlay))のみによるものである。
Figure 0006071772
したがって、式(8)のdx1から式(9)のdx2を減算することによって、純粋にフォーカス位置のみに起因した転写位置ずれ量を求めることができる。図14は、フォーカスずれ量に対する位置ずれ量を示す図である。図14では、フォーカスずれ量に対する位置ずれ検出の感度を示している。図14の横軸は投影光学系のNAであり、縦軸は位置ずれ量である。図14では、10nmのデーフォーカスが発生した場合の、従来の位置ずれ特性62と本実施形態の位置ずれ特性61とを示している。図14に示すように、同じNAの場合、本実施形態の位置ずれ量は、従来の位置ずれ量と比較して2倍の位置ずれ量を示している。
本実施形態では、従来の位置ずれ検査に比べて、2倍の感度の位置ずれ検査を実現することができた。このように、従来よりも2倍の感度で検査マークの位置ずれ量を検出することができるので、従来の2倍の感度でフォーカスのずれ量を検出することができる。したがって、低NAの露光装置であっても十分なフォーカス検査性能を実現することが可能となった。
なお、本実施の形態では、光源2A,2Bの光源形状を円形とした場合について説明したが、他の形状の光源を用いてもよい。図15−1は、光源形状を扇形とした場合の第1の照明の構成を示す図であり、図15−2は、光源形状を扇形とした場合の第2の照明の構成を示す図である。
照明71Aは、扇形の照明領域である光源72Aと、非照明領域73Aとを有し、照明71Bは、扇形の照明領域である光源72Bと、非照明領域73Bとを有している。この場合も、光源72Aと光源72Bとの間には、光学系の光軸中心位置を対称中心とする2回回転対称の関係がある。
図16−1は、光源形状を多角形とした場合の第1の照明の構成を示す図であり、図16−2は、光源形状を多角形とした場合の第2の照明の構成を示す図である。照明81Aは、多角形の照明領域である光源82Aと、非照明領域83Aとを有し、照明81Bは、多角形の照明領域である光源82Bと、非照明領域83Bとを有している。この場合も、光源82Aと光源82Bとの間には、光学系の光軸中心位置を対称中心とする2回回転対称の関係がある。照明71A,71Bまたは照明81A,81Bを用いた場合であっても、照明1A,1Bを用いた場合と同様の効果を得ることができる。
また、式(7)を満足するような組合せであれば、本実施形態で用いた設計値(パターンピッチなど)でなくても、本実施形態の設計値でフォーカス測定した場合と同様の効果を得ることができる。
また、検査マーク10,11の少なくとも一方を、レチクルステージ上に形成しておいてもよい。図17は、検査マークが形成されたレチクルステージの構成を示す図である。図17では、レチクルステージの上面図を示している。
レチクルステージ90は、レチクルを保持するレチクル保持部91と、検査マーク10,11が形成される領域とを含んで構成されている。レチクル保持部91は、レチクルステージ90の内周部に設けられ、検査マーク10,11は、レチクルステージ90の外周部に設けられる。なお、検査マーク10,11は、レチクル保持部91以外の領域であれば、何れの領域に配置してもよい。
図18は、実施形態に係る露光装置の構成を示す図である。なお、図18では投影レンズ20などの図示を省略している。露光装置100は、例えばステップ・アンド・スキャン方式の縮小投影露光装置である。露光装置100は、EUV光を出射する光源2A,2Bと、光源2A,2Bから発せられた光を伝搬する照明光学系120と、照明光学系120で伝搬された光が照射されるレチクルステージ90とを備える。
フォーカス測定を行う場合には、レチクルステージ90の検査マーク10,11に露光光が照射される。また、製品基板などへの露光を行う場合には、回路パターンが形成されたレチクル95が、レチクル保持部91によって保持される。そして、レチクル95に露光光が照射される。
検査マーク10,11に露光光が照射された場合には、検査マーク10,11で露光光が反射され、レチクル95に露光光が照射された場合には、レチクル95で露光光が反射される。
また、露光装置100は、レチクル95で反射された光を伝搬する投影光学系140と、投影光学系140で伝搬された光で露光されるウエハステージ151とを備えている。フォーカス測定を行う場合には、フォーカス測定用のウエハ150がウエハステージ151によって保持される。また、製品基板への露光を行う場合には、製品基板であるウエハ(図示せず)がウエハステージ151によって保持される。
集光レンズ112は、光源2A,2Bに隣接した位置に配置されるとともに、光源2A,2Bから発せされた露光光(レーザ光)を焦点113に集光する。焦点113からは、波長が12nm〜14nmの軟X線領域のEUV光が放出される。放出されたEUV光は楕円鏡114で集光され、放物面鏡115で反射される。
放物面鏡115で反射されたEUV光が伝搬される照明光学系120は、反射鏡121,122、コンデンサミラー123、及び光路折り曲げ鏡124を備える。EUV光は反射鏡121,122で反射され、さらにコンデンサミラー123で反射集光される。コンデンサミラー123で反射集光されたEUV光は光路折り曲げ鏡124で反射される。光路折り曲げ鏡124で反射されたEUV光は、レチクルステージ90またはレチクルステージ90に静電吸着力で固定されたレチクル95に到達する。
レチクルステージ90の下方には投影光学系140が配置されている。投影光学系140の下方には、ウエハ150などを保持するウエハステージ151が配置されている。投影光学系140は、コンデンサミラー141、光路折り曲げ鏡142,143、コンデンサミラー144、光路折り曲げ鏡145、及びコンデンサミラー146を備える。レチクルステージ90またはレチクル95で反射されたEUV光は、コンデンサミラー141で反射集光され、光路折り曲げ鏡142,143で反射される。さらに、EUV光はコンデンサミラー144で反射集光され、光路折り曲げ鏡145で反射される。光路折り曲げ鏡145で反射されたEUV光はコンデンサミラー146で集光反射され、ウエハ150などの表面に塗布された感光剤(レジスト膜)上で焦点を結ぶ。
製品基板への露光を行う際には、予め光源2A,2Bおよびレチクルステージ90上の検査マーク10,11を用いて、露光装置100におけるフォーカスのずれ量を測定しておく。そして、製品基板への露光を行う前に、フォーカスのずれ量が修正される。この後、製品基板のZ方向(投影光学系の光軸方向)の位置合わせが行われたうえで、製品基板への露光が行われる。
なお、フォーカス測定が完了した後は、光源2A,2Bを用いて製品基板などへの露光処理を行ってもよいし、他の光源を用いて製品基板などへの露光を行ってもよい。また、フォーカス測定用のレチクル15を用いてフォーカス測定を行う場合には、検査マーク10,11の形成されていないレチクルステージを用いて露光を行ってもよい。
露光装置100によるフォーカスの測定は、何れのタイミングで行ってもよい。例えば、ウエハプロセスのレイヤ毎にフォーカスを測定してもよいし、製品基板の露光処理枚数が所定枚数となった時点でフォーカスを測定してもよい。また、所定時間が経過する度にフォーカスを測定してもよい。
フォーカスが測定された後、フォーカスのずれ量が修正されたうえで、露光装置100による露光処理が行われる。製品基板などのウエハ上に半導体装置(半導体集積回路)を形成する際には、レジストが塗布されたウエハに露光処理が行われる。その後、ウエハを現像してウエハ上にレジストパターンが形成される。そして、レジストパターンをマスクとしてレジストの下層側がエッチングされる。これにより、レジストパターンに対応する実パターン(回路パターンなど)がウエハ上に形成される。半導体装置を製造する際には、上述したフォーカス測定処理、フォーカスのずれ量を修正する処理、露光処理、現像処理およびエッチング処理などが繰り返される。フォーカスのずれ量は、例えば、露光装置が、レンズの歪み、ミラーの歪み、ウエハステージ151の高さなどを調整することによって修正される。
なお、本実施の形態では、回折パターンがラインアンドスペースパターンである場合について説明したが、回折パターンは、何れの形状でもよい。また、図9では、回折光が図12−2に示した条件を満たす場合について説明したが、回折光が図12−1に示した条件を満たす場合であっても、同様のパターンピッチを得ることができる。
このように実施形態によれば、式(7)を満たすよう、照明条件と検査マーク10,11とを設定しておくので、正確にフォーカス位置を測定することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1A,1B,71A,71B,81A,81B…照明、2A,2B,14,72A,72B,82A,82B…光源、10,11…検査マーク、12Aout,12Bin,13Aout,13Bin…パターン領域、15…レチクル、16…スクリーン、17…スリット、20…投影レンズ、35…照明光学系、36…回折光領域、90…レチクルステージ、92A,92B,93A,93B…マークパターン、100…露光装置、150…ウエハ。

Claims (3)

  1. 第1のパターンピッチを有した第1のラインアンドスペースパターンで形成された第1の回折パターンと、第2のパターンピッチを有した第2のラインアンドスペースパターンで形成された第2の回折パターンと、に対して、光学系の光軸からずれた第1の方向から第1の露光光を照射して、感光材が塗布された基板上に前記第1および第2の回折パターンを投影する第1の露光ステップと、
    前記第1のパターンピッチを有した第3のラインアンドスペースパターンで形成された第3の回折パターンと、前記第2のパターンピッチを有した第4のラインアンドスペースパターンで形成された第4の回折パターンと、に対して、光学系の光軸からずれた第2の方向から第2の露光光を照射して、前記基板上に前記第3および第4の回折パターンを投影する第2の露光ステップと、
    前記基板上の前記第1の回折パターンと前記第3の回折パターンとの間の距離を測定することによって、フォーカスのずれに起因する位置ずれ量と、前記第1および第3の回折パターンの間の重ね合わせずれ量と、の和を、第1の位置ずれ量として算出する第1の位置ずれ量算出ステップと、
    前記基板上の前記第2の回折パターンと前記第4の回折パターンとの間の距離を測定することによって、前記第2および第4の回折パターンの間の重ね合わせずれ量を、第2の位置ずれ量として算出する第2の位置ずれ量算出ステップと、
    前記第1および第2の位置ずれ量に基づいて、前記フォーカスのずれ量を算出するフォーカス算出ステップと、
    を含み、
    前記第1の露光光は、第1のモノポール照明から出射され、前記第2の露光光は、第2のモノポール照明から出射され、
    前記第1のモノポール照明の光源と前記第2のモノポール照明の光源とは、光学系の光軸中心を対象軸とした2回回転対称の関係を有していることを特徴とするフォーカス測定方法。
  2. 第1のパターンピッチを有した第1のラインアンドスペースパターンで形成された第1の回折パターンと、第2のパターンピッチを有した第2のラインアンドスペースパターンで形成された第2の回折パターンと、前記第1のパターンピッチを有した第3のラインアンドスペースパターンで形成された第3の回折パターンと、前記第2のパターンピッチを有した第4のラインアンドスペースパターンで形成された第4の回折パターンと、が形成されたレチクルステージと、
    前記第1および第2の回折パターンに対して、光学系の光軸からずれた第1の方向から第1の露光光を照射することによって、基板上に前記第1および第2の回折パターンを投影する第1の照明と、
    前記第3および第4の回折パターンに対して、光学系の光軸からずれた第2の方向から第2の露光光を照射することによって、前記基板上に前記第3および第4の回折パターンを投影する第2の照明と、
    を有し、
    前記第1の照明は、第1のモノポール照明であり、前記第2の照明は、第2のモノポール照明であり、
    前記第1のモノポール照明の光源と前記第2のモノポール照明の光源とは、光学系の光軸中心を対象軸とした2回回転対称の関係を有していることを特徴とする露光装置。
  3. 第1のパターンピッチを有した第1のラインアンドスペースパターンで形成された第1の回折パターンと、第2のパターンピッチを有した第2のラインアンドスペースパターンで形成された第2の回折パターンと、に対して、光学系の光軸からずれた第1の方向から第1の露光光を照射して、感光材が塗布された第1の基板上に前記第1および第2の回折パターンを投影する第1の露光ステップと、
    前記第1のパターンピッチを有した第3のラインアンドスペースパターンで形成された第3の回折パターンと、前記第2のパターンピッチを有した第4のラインアンドスペースパターンで形成された第4の回折パターンと、に対して、光学系の光軸からずれた第2の方向から第2の露光光を照射して、前記第1の基板上に前記第3および第4の回折パターンを投影する第2の露光ステップと、
    前記第1の基板上の前記第1の回折パターンと前記第3の回折パターンとの間の距離を測定することによって、フォーカスのずれに起因する位置ずれ量と、前記第1および第3の回折パターンの間の重ね合わせずれ量と、の和を、第1の位置ずれ量として算出する第1の位置ずれ量算出ステップと、
    前記第1の基板上の前記第2の回折パターンと前記第4の回折パターンとの間の距離を測定することによって、前記第2および第4の回折パターンの間の重ね合わせずれ量を、第2の位置ずれ量として算出する第2の位置ずれ量算出ステップと、
    前記第1および第2の位置ずれ量に基づいて、前記フォーカスのずれ量を算出するフォーカス算出ステップと、
    前記フォーカスのずれ量を修正するフォーカス修正ステップと、
    レチクルに形成された回路パターンに対して、第3の露光光を照射して、感光材が塗布された第2の基板上に前記回路パターンを投影する第3の露光ステップと、
    前記第2の基板を現像することによって、前記回路パターンに対応するレジストパターンを前記第2の基板上に形成する現像ステップと、
    を含み、
    前記第1の露光光は、第1のモノポール照明から出射され、前記第2の露光光は、第2のモノポール照明から出射され、
    前記第1のモノポール照明の光源と前記第2のモノポール照明の光源とは、光学系の光軸中心を対象軸とした2回回転対称の関係を有していることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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