JP6069899B2 - 機器セキュリティシステム、リーダ、電気機器、リーダ接続用アダプタ - Google Patents

機器セキュリティシステム、リーダ、電気機器、リーダ接続用アダプタ Download PDF

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本発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式のICチップを利用する機器セキュリティシステム、リーダ、電気機器、リーダ接続用アダプタに関するものである。
従来、利用者が所持するICカードを電磁誘導方式によって読み取る(又は書き込む)通信システムがあった(例えば特許文献1)。このような通信システムのICカードは、少なくとも非接触通信機能を有するICチップとアンテナコイルにより構成されており、ICカード内に具備されたICチップは、リーダライタから送出された信号より駆動電力の供給を受け、リーダライタから送出されるアナログ信号を受信しデジタル変換し、応答信号を返送することによりデータ送受信を実現している。非接触ICカードは、セキュリティシステム等の各種システムで用いられている。
非接触ICカード用いた通信方式としては、通信周波数帯域に応じて、電磁結合方式、静電結合方式、電磁誘導方式、電波方式が用いられており、カード形態の非接触IC通信システムでは、電磁誘導方式が主流となっている。
しかし、電磁誘導方式の通信システムは、ICカードのアンテナコイルをエッチング等により形成するため高コストであった。
特開2000−123121号公報
本発明の課題は、電磁誘導方式又は電磁結合方式のICチップを利用する機器セキュリティシステム、リーダを低コストで実現することである。
本発明は、以下のような解決手段により、課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。また、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
・第1の発明は、第1情報記憶媒体と、第2情報記憶媒体と、リーダと、前記リーダが接続された電気機器とを備える機器セキュリティシステム(1,201,401)であって、前記第1情報記憶媒体(30)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第1ICチップ(31)と、前記第1ICチップに接続され、導電性を有する一対の導電プレート(32A,32B)とを備え、前記第2情報記憶媒体(40)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第2ICチップ(41)と、前記第2ICチップに接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する第2情報記憶媒体ループアンテナ(43)とを備え、前記リーダ(20,220,440)は、導電性を有する一対の導電部材(22A,22B,422A,422B)と、前記一対の導電部材に電気的に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達するリーダループアンテナ(23,423)とを備え、前記電気機器(10,210,410)は、この電気機器の機能の動作をする動作部(12)と、制御部(15)とを備え、前記制御部は、利用者によって前記第1情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記一対の導電プレートと前記一対の導電部材とが向かい合い静電結合方式で信号伝達することにより、前記第1ICチップが適正であるか否かを判定する第1情報記憶媒体認証処理を行い(S3a)、利用者によって前記第2情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記リーダループアンテナと前記第2情報記憶媒体ループアンテナとが向かい合い電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達することにより、前記第2ICチップが適正であるか否かを判定する第2情報記憶媒体認証処理を行い(S3d)、前記第1情報記憶媒体認証処理が適正であると判断し、かつ、前記第2情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記動作部の動作を許可すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第2の発明は、第1の発明の機器セキュリティシステムにおいて、前記リーダ(220)は、前記一対の導電部材(22A,22B)と前記リーダループアンテナ(23)とがスロット(225)を形成するように、積層して配置されており、前記スロットに前記第1情報記憶媒体(30)が挿入されることにより、前記第1情報記憶媒体の前記一対の導電プレート(32A,32B)と前記リーダの前記一対の導電部材とが向かい合うこと、を特徴とする機器セキュリティシステム(201)である。
・第3の発明は、第1の発明の機器セキュリティシステムにおいて、前記リーダは、前記一対の導電部材と前記リーダループアンテナとがスロットを形成するように、積層して配置されており、前記スロットに前記第2情報記憶媒体が挿入されることにより、前記第2情報記憶媒体ループアンテナと前記リーダループアンテナとが向かい合うこと、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明の機器セキュリティシステムにおいて、前記電気機器(410)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する電気機器ループアンテナ(413)を備え、前記リーダ(220)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記電気機器ループアンテナと向かい合うように配置される中継ループアンテナ(425)を備え、前記一対の導電部材(422A,422B)及び前記リーダループアンテナ(423)が、前記中継ループアンテナに電気的に接続されており、前記制御部(15)は、前記電気機器ループアンテナと前記中継ループアンテナと前記一対の導電部材とを介して、前記第1情報記憶媒体(30)と通信し、前記電気機器ループアンテナと前記中継ループアンテナと前記リーダループアンテナとを介して、前記第2情報記憶媒体(40)と通信すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第5の発明は、第1情報記憶媒体と、第2情報記憶媒体と、リーダと、前記リーダが接続された電気機器とを備える機器セキュリティシステム(301)であって、前記第1情報記憶媒体(30)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第1ICチップ(31)と、前記第1ICチップに接続され、導電性を有する一対の導電プレート(32A,32B)とを備え、前記第2情報記憶媒体(40)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第2ICチップ(41)と、前記第2ICチップに接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する第2情報記憶媒体ループアンテナ(43)とを備え、前記リーダ(320)は、導電性を有する一対の導電部材(322A,322B)と、前記一対の導電部材に電気的に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達するリーダループアンテナ(323)とを備え、前記電気機器(310)は、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達し、前記リーダループアンテナに向かい合うように配置される電気機器ループアンテナ(313)と、この電気機器の機能の動作をする動作部(12)と、制御部(15)とを備え、前記制御部は、利用者によって前記第1情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記一対の導電プレートと前記一対の導電部材とが向かい合い静電結合方式で信号伝達し、かつ、前記リーダループアンテナと電気機器ループアンテナとが電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達することにより、前記第1ICチップが適正であるか否かを判定する第1情報記憶媒体認証処理(S3a)を行い、利用者によって前記第2情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記電気機器ループアンテナと前記第2情報記憶媒体ループアンテナとが向かい合い電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達することにより、前記第2ICチップが適正であるか否かを判定する第2情報記憶媒体認証処理(S3d)を行い、前記第1情報記憶媒体認証処理が適正であると判断し、かつ、前記第2情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記動作部の動作を許可すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明の機器セキュリティシステムにおいて、利用者に対して報知する報知部(13)を備え、前記制御部(15)は、前記第1情報記憶媒体認証処理(S3a)、前記第2情報記憶媒体認証処理(S3d)の順で処理を行い、前記第1情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記報知部を制御して、利用者に対して前記第2情報記憶媒体(40)を前記リーダ(20,220,420)に近接配置するように報知すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第7の発明は、第1から第5までのいずれかの発明の機器セキュリティシステムにおいて、利用者に対して報知する報知部を備え、前記制御部は、前記第2情報記憶媒体認証処理、前記第1情報記憶媒体認証処理の順で処理を行い、前記第2情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記報知部を制御して、利用者に対して前記第1情報記憶媒体を前記リーダに近接配置するように報知すること、を特徴とする機器セキュリティシステムである。
・第8の発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第1ICチップ(31)と、前記第1ICチップに接続され、導電性を有する一対の導電プレート(32A,32B)とを備える第1情報記憶媒体(30)と、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第2ICチップ(41)と、前記第2ICチップに接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する第2情報記憶媒体ループアンテナ(43)とを備える第2情報記憶媒体(40)と、の間で通信し、電気機器に設けられるリーダ(20,220,420)であって、導電性を有する一対の導電部材(22A,22B,422A,422B)と、前記一対の導電部材に電気的に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達するリーダループアンテナ(23,423)とを備え、利用者によって前記第1情報記憶媒体がこのリーダに近接配置されることにより、前記一対の導電プレートと前記一対の導電部材とが向かい合い静電結合方式で信号伝達し、利用者によって前記第2情報記憶媒体がこのリーダに近接配置されることにより、前記リーダループアンテナと前記第2情報記憶媒体ループアンテナとが向かい合い電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達すること、を特徴とするリーダである。
・第9の発明は、第8の発明のリーダにおいて、前記一対の導電部材(22A,22B)と前記リーダループアンテナ(23)とは、スロット(225)を形成するように、積層して配置されており、前記スロットに前記第1情報記憶媒体(30)が挿入されることにより、前記第1情報記憶媒体の前記一対の導電プレート(32A,32B)とこのリーダの前記一対の導電部材とが向かい合うこと、を特徴とするリーダ(220)である。
・第10の発明は、第8の発明のリーダにおいて、前記一対の導電部材と前記リーダループアンテナとは、スロットを形成するように、積層して配置されており、前記スロットに前記第2情報記憶媒体が挿入されることにより、前記第2情報記憶媒体ループアンテナと前記リーダループアンテナとが向かい合うこと、を特徴とするリーダである。
・第11の発明は、第8から第10までのいずれかの発明のリーダにおいて、電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記電気機器(410)に設けられた電気機器ループアンテナ(413)と向かい合うように配置される中継ループアンテナ(425)を備え、前記一対の導電部材(422A,422B)及び前記リーダループアンテナ(423)は、前記中継ループアンテナに電気的に接続され、前記電気機器の制御部(15)は、前記電気機器ループアンテナと前記中継ループアンテナと前記一対の導電部材とを介して、前記第1情報記憶媒体(30)と通信し、前記電気機器ループアンテナと前記中継ループアンテナと前記リーダループアンテナとを介して、前記第2情報記憶媒体(40)と通信すること、を特徴とするリーダである。
・第12の発明は、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第1ICチップ(31)と、前記第1ICチップに接続され、導電性を有する一対の導電プレート(32A,32B)とを備える第1情報記憶媒体(30)と、電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第2ICチップ(41)と、前記第2ICチップに接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する第2情報記憶媒体ループアンテナ(43)とを備える第2情報記憶媒体(40)と、の間で通信し、電気機器に設けられるリーダ(320)であって、導電性を有する一対の導電部材(322A,322B)と、前記一対の導電部材に電気的に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達し、前記電気機器の電気機器ループアンテナ(313)に向かい合うように配置されるリーダループアンテナ(323)とを備え、利用者によって前記第1情報記憶媒体がこのリーダに近接配置されることにより、前記一対の導電プレートと前記一対の導電部材とが向かい合い静電結合方式で信号伝達し、かつ、前記リーダループアンテナと電気機器ループアンテナとが電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達し、利用者によって前記第2情報記憶媒体がこのリーダに近接配置されることにより、前記電気機器ループアンテナと前記第2情報記憶媒体ループアンテナとが向かい合い電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達すること、を特徴とするリーダである。
本発明によれば、電磁誘導方式又は電磁結合方式のICチップを利用する機器セキュリティシステム、リーダを低コストで実現できる。
第1実施形態のセキュリティシステム1のリーダライタ20近傍の斜視図である。 第1実施形態のセキュリティシステム1の通信方法を説明する図である。 第1実施形態のセキュリティシステム1のブロック図である。 第1実施形態のパートカードテーブル14a、管理者テーブル14b、使用履歴14cを示す表である。 第1実施形態のセキュリティシステム1の使用方法、動作を示すフローチャートである。 第2実施形態のセキュリティシステム201の斜視図である。 第2実施形態のセキュリティシステム201の通信方法を説明する図である。 第3実施形態のセキュリティシステム301の斜視図である。 第4実施形態のリーダ接続用アダプタ420近傍の斜視図である。 第4実施形態のセキュリティシステム401の通信方法を説明する図である。
(第1実施形態)
以下、図面等を参照して、本発明の第1実施形態について説明する。
(基本構成)
最初に、第1実施形態のセキュリティシステム1の通信方法の基本構成について説明する。
図1は、第1実施形態のセキュリティシステム1のリーダライタ20近傍の斜視図である。
図2は、第1実施形態のセキュリティシステム1の通信方法を説明する図である。
なお、実施形態では、カード表面の法線方向を鉛直方向Z(法線方向)、カード長手方向を左右方向X、短手方向を縦方向Yとし、カード表面を鉛直方向Zから見た図を適宜平面図といい、平面図の形状を適宜平面形状という。
セキュリティシステム1は、会社に雇用されているパートと、パートを管理する管理者(上司等)とが、会社内において、FAX機能及びコピー機能を有する複合機10を使用するシステムである。パート及び管理者は、複合機10の利用者である。
図1、図2に示すように、セキュリティシステム1は、複合機10(電気機器)、パートカード30(第1情報記憶媒体)、貸出カード40(第2情報記憶媒体)、単独カード60(図3参照)を備える。
複合機10は、リーダライタ20によるカード読み取り情報に基づいて動作する。複合機10、リーダライタ20は、一体的に構成しても、別々の装置にして通信ケーブル等によって接続してもよい。
複合機10の詳細は、後述する。
リーダライタ20は、複合機10のケース上面等に載置される。
リーダライタ20は、導電部材22A,22B、R/Wループアンテナ23(リーダループアンテナ)を備える。
導電部材22A,22Bは、銅等の導電性材料を板状に形成した部材である。導電部材22A,22Bは、例えば1mmの間隔を隔てて、左右方向Xに並べて配置されている。
導電部材22A,22Bは、パートカード30がリーダライタ20上に載置された状態において、パートカード30の導電プレート32A,32B(後述する)との間で信号伝達できる程度近接できるように(例えば両者間が2mm以下)、リーダライタ20内に配置される。
R/Wループアンテナ23は、電磁誘導方式で通信するためのループコイル式のアンテナである。R/Wループアンテナ23は、例えば、3回巻き程度であり、大きさが45mm(左右方向X)×55mm(縦方向Y)程度である。R/Wループアンテナ23は、例えばエッチング等の手法により、プリント配線基板上に銅パターンを配線して形成される。
R/Wループアンテナ23の両端部は、それぞれ導電部材22A,22Bに電気的に接続されている。また、R/Wループアンテナ23の両端の端子は、複合機10の制御部15に接続される。このため、R/Wループアンテナ23、導電部材22A,22Bは、並列の回路を形成して、制御部15に接続される(図2参照)。
R/Wループアンテナ23は、パートカード30がリーダライタ20上に載置された状態において、貸出カード40、単独カード60のループアンテナ43,63(図3参照)との間で信号伝達できる程度近接できるように(例えば両者間が数mm程度)、リーダライタ20内に配置される。
パートカード30は、平面形状がほぼ矩形であり、例えば、クレジットカード等と同じように、カード外形が85.6mm(左右方向X)×54mm(縦方向Y)である。
パートカード30は、ICチップ31(第1ICチップ)、導電プレート32A,32B、上層35、下層36を備える。
ICチップ31は、本来は、電磁誘導方式で通信するためのICチップであるが、後述するように、静電結合方式で信号伝達できるように構成されている。
ICチップ31は、導電プレート32A,32B間のスリットを跨ぐように配置されている。ICチップ31の入出力部(リードフレーム等)は、導電プレート32A,32Bに対して、異方性導電性ペースト、異方性導電性フィルム、導電性接着剤等の接続部材によって、それぞれ電気的及び機械的に接続されている。なお、前述した通りICチップ31が電磁誘導方式で通信するものであるので、この入出力部は、本来は、ループアンテナに接続されるものである。
導電プレート32A,32Bは、それぞれ厚さ10μm、短辺×長辺が20mm×20mmのアルミニウム箔である。導電プレート32A,32Bは、下層36に貼り付けられている。導電プレート32A,32Bは、細長いスリット(例えば幅1mm程度)を介して、左右方向Xに並べるように配列されている。
図2(b)に示すように、上層35、下層36は、PET、PET−G、PVC、ポリイミド、紙等の絶縁性フィルム基材である。下層36は、パートカード30の基材である。上層35、下層36間は、接着材(液状、フィルム状の接着剤や、粘着剤等)によって下層36に貼り付けられている。
貸出カード40は、従来の電磁誘導方式のICカードと同様な構成である。貸出カード40は、電磁誘導方式で通信するためのICチップ41(第2ICチップ)、ループアンテナ43(第2情報記憶媒体ループアンテナ)を備える。
ICチップ41の入出力端子は、ループアンテナ43の両端に接続されている。
同様に、単独カード60は、従来の電磁誘導方式のICカードと同様な構成であり、ICチップ61、ループアンテナ63(図3参照)を備える。
セキュリティシステム1の基本的な通信方法について説明する。
(リーダライタ20及びパートカード30間の通信)
最初に、リーダライタ20及びパートカード30間の通信について説明する。
複合機10の制御部15の制御によって発生する交流によって、リーダライタ20の回路には、R/Wループアンテナ23によって、例えば13.56MHzの交流信号が発生する。この交流信号は、導電部材22A,22Bに伝達される。
利用者がパートカード30をリーダライタ20上に載置すると、リーダライタ20の導電部材22A,22B及びパートカード30の導電プレート32A,32Bが向かい合い接近する。これに応じて、導電部材22A,22B及び導電プレート32A,32Bがコンデンサプレートとして機能して静電結合する。これにより、ICチップ31は、駆動電力を得る。
制御部15は、交流信号のAM変調を行う事により、R/Wループアンテナ23を介して導電部材22A,22Bに信号を伝達し、導電部材22A,22B及び導電プレート32A,32B間は、静電容量結合により信号が伝達される。このため、ICチップ31は、ISO/IEC14443、ISO/IEC15693、ISO/IEC18092で規格化された電磁誘導方式の通信と同様な通信をすることができる。
このように、導電部材22A,22B及び導電プレート32A,32Bが静電結合することにより、制御部15は、パートカード30のICチップ31との間で通信処理を行う。
(リーダライタ20及び貸出カード40間の通信)
リーダライタ20及び貸出カード40間の通信は、従来の電磁誘導方式によるものと同様である。
すなわち、利用者が貸出カード40をリーダライタ20上に載置すると、R/Wループアンテナ23及び貸出カード40のループアンテナ43が向かい合い接近する。これに応じて、R/Wループアンテナ23及びループアンテナ43が、電磁誘導方式により信号伝達する。
リーダライタ20及び貸出カード40間の通信方式は、ISO/IEC14443,ISO/IEC15693,ISO/IEC18092にて規格化されたものであり、13.56MHzの信号周波数が用いられる。詳細な説明は、省略する。
(リーダライタ20及び単独カード60間の通信方法)
リーダライタ20及び単独カード60(図3参照)間の通信は、リーダライタ20及び貸出カード40間の通信と同様である。詳細な説明は、省略する。
以上により、制御部15は、各カードのICチップ31,41,61との間で、通信処理を行うことができる。また、各ICチップ31,41,61が書き換え可能である場合には、制御部15は、これらの情報を更新できる。
図3は、第1実施形態のセキュリティシステム1のブロック図である。
図4は、第1実施形態のパートカードテーブル14a、管理者テーブル14b、使用履歴14cを示す表である。
なお、図3には、セキュリティシステム1は、各カードを簡略して1枚ずつ備える例を図示するが、実際には、複数枚備える。
各パートには、それぞれ異なるパートカード30が付与されている。一方、各管理者には、それぞれ異なる貸出カード40及び単独カード60が付与されている。
複合機10は、操作部11、動作部12、報知部13、記憶部14、制御部15、リーダライタ20を備える。
操作部11は、利用者が操作する入力装置である。操作部11は、FAX、コピーの操作ボタン等を備える。操作部11は、操作情報を制御部15に出力する。
動作部12は、複合機10の機能を発揮する動作を、実際に行う駆動装置である。
動作部12は、FAX部12a、コピー部12bを備える。
FAX部12aは、FAX機能に係る各種装置(送受信回路、原稿読み取り装置等)を備える。
コピー部12bは、コピー機能に係る各種装置(原稿読み取り装置、コピー紙送り機構等)を備える。
報知部13は、液晶表示装置等の表示装置、スピーカ等の音声出力装置である。
記憶部14、制御部15は、リーダライタ20の制御回路を構成する。
記憶部14は、複合機10、リーダライタ20の動作に必要なプログラム、情報等を記憶する半導体メモリ素子等の記憶装置である。
記憶部14は、パートカードテーブル14a、管理者テーブル14b、使用履歴14cを記憶する。
図4(a)に示すように、パートカードテーブル14aは、パートカード30のパートカード識別情報31b(後述する)と、パート名とを対応付けて記憶する。この例では、パートカード識別情報31bとして「a〜c」と、パート名「鈴木、佐藤、加藤」とがそれぞれ対応付けられている。
図4(b)に示すように、管理者テーブル14bは、貸出カード40の貸出カード識別情報41b(後述する)及び単独カード60の単独カード識別情報61b(後述する)と、管理者名とを対応付けて記憶する。この例では、貸出カード識別情報41bとして「A1〜C1」と、管理者名「古田、野田、野口」とがそれぞれ対応付けられている。また、単独カード識別情報61bとして「A2〜C2」と、管理者名「古田、野田、野口」とがそれぞれ対応付けられている。
なお、実際には、各テーブルには、より多くの管理者、パートの情報を有しているが、実施形態では、説明を簡略する。
各テーブルは、このセキュリティシステム1を管理するシステム管理者により管理されている。システム管理者は、管理者の変更や、パートの新たな雇用、退職の場合等に、各テーブルを更新する。
図4(c)に示すように、使用履歴14cは、複合機10の使用履歴を記憶する。
使用履歴14cは、使用日時、使用形態(パート使用又は管理者使用)、使用機能(コピー又はFAX)を対応付けて記憶している。
図3に示すように、制御部15は、複合機10、リーダライタ20を統括的に制御する制御部であり、例えばCPU等から構成される。制御部15は、記憶部14に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、前述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
パートカード30のICチップ31は、記憶部31a、制御部31d、アナログ回路31eを備える。
記憶部31aは、パートカード識別情報31bを記憶する。
パートカード識別情報31bは、各パートカード30の個別の識別情報、つまり各パートを識別する識別情報である。実施形態では、3枚のパートカード30に、パートカード識別情報31bとして「a〜c」がそれぞれ付与されている(図4(a)参照)。
制御部31dは、パートカード30を統括的に制御する制御部である。
アナログ回路31eは、整流回路、変調回路、復調回路、CLK抽出回路等により構成されている。アナログ回路31eは、ICチップ入出力端子を介して入力された信号に対して、AD変換、クロック生成等を行い、制御部31dへの電圧供給、クロック供給、データ入出力等を行う。
貸出カード40のICチップ41は、記憶部41a、制御部41d、アナログ回路41eを備える。
記憶部41aは、貸出カード識別情報41bを記憶する。
貸出カード識別情報41bは、各貸出カード40の個別の識別情報、つまり各管理者を識別する識別情報である。実施形態では、3枚の貸出カード40に、貸出カード識別情報41bとして「A1〜C1」がそれぞれ付与されている(図4(b)参照)。
制御部41dは、貸出カード40を統括的に制御する制御部である。
アナログ回路41eは、パートカード30のアナログ回路31eと同様な装置であり、制御部41dへの電圧供給、クロック供給、データ入出力等を行う。
単独カード60のICチップ61は、記憶部61a、制御部61d、アナログ回路61eを備える。
記憶部61aは、単独カード識別情報61bを記憶する。
単独カード識別情報61bは、各単独カード60の個別の識別情報、つまり各管理者を識別する識別情報である。実施形態では、3枚の単独カード60に、単独カード識別情報61bとして「A2〜C2」がそれぞれ付与されている(図4(b)参照)。
制御部61dは、単独カード60を統括的に制御する。
アナログ回路61eは、パートカード30のアナログ回路31eと同様な装置であり、制御部61dへの電圧供給、クロック供給、データ入出力等を行う。
図5は、第1実施形態のセキュリティシステム1の使用方法、動作を示すフローチャートである。
なお、処理の前提として、パートは、複合機10を利用する場合には、予め、自分の管理者から貸出カード40を借りておく。
ステップS(以下、「S」という)1において、セキュリティシステム1は、一連の処理を開始する。
S2において、リーダライタ20は、容量結合方式又は電磁誘導方式の通信によって、リーダライタ20上に載置されたカードのICチップから識別情報を読み取り、制御部15に出力する。
S3において、制御部15は、リーダライタ20上に載置されたカードが、単独カード60であるか否かを判定する。
制御部15は、管理者テーブル14bの単独カード識別情報61bの欄を参照し、S2で読み出した識別情報がある場合には単独カード60であると判定し(S3:YES)、S4に進み、一方、識別情報がない場合には単独カード60ではないと判定し(S3:NO)、S3aに進む。
S3aにおいて、制御部15は、リーダライタ20上に載置されたカードがパートカード30であるか否かを判定する。すなわち、制御部15は、リーダライタ20上に載置されたカードのICチップと通信することにより、適正なICチップ31であるか否かを判定する(第1情報記憶媒体認証処理)。
制御部15は、パートカードテーブル14aを参照して、S2で読み出した識別情報がある場合にはパートカード30であると判定し(S3a:YES)、S3bに進み、一方、識別情報がない場合にはパートカード30ではないと判定し(S3a:NO)、S2からの処理を繰り返す。
なお、上記S3、S3aの処理により、リーダライタ20上に載置されたカードが貸出カード40である場合や、登録されていないカードである場合には(S3:No、かつ、S3a:No)、制御部15は、S2からの処理を繰り返すことになる。
S3bにおいて、制御部15は、報知部13を制御して、パートに対して、貸出カード40をリーダライタ20上に載置するように報知する。報知方法は、表示装置による表示でもよく、スピーカによる音声出力でもよい。
これにより、パートは、カードの利用方法を簡単に理解できる。
ここで、パートは、予め管理者から借りた貸出カード40を、リーダライタ20上に載置する。制御部15は、電磁誘導方式の通信によって、貸出カード40のICチップ41から識別情報を読み取り、制御部15に出力する。
S3cにおいて、リーダライタ20は、載置されたカードのICチップから識別情報を読み取り、制御部15に出力する。
S3dにおいて、制御部15は、リーダライタ20上に載置されたカードが、貸出カード40であるか否かを判定する。すなわち、制御部15は、リーダライタ20上に載置されたカードのICチップと通信することにより、適正なICチップ41であるか否かを判定する(第2情報記憶媒体認証処理)。
制御部15は、管理者テーブル14bを参照して、S3cで読み出した識別情報がある場合には貸出カード40であると判定し(S3d:YES)、S4に進み、一方、識別情報がない場合には貸出カード40ではないと判定し(S3d:NO)、S2からの処理を繰り返す。
なお、このS3dの処理により、リーダライタ20上に載置されたカードが貸出カード40ではない場合や、登録されていないカードである場合には(S3d:No)、制御部15は、S2からの処理を繰り返すことになる。
S4において、制御部15は、操作部11の操作を受け付ける状態として、動作部12の駆動を許可する。
なお、これまでの処理において、S4に進む場合は、以下の2通りである。
・管理者使用の場合:単独カード60のみによって、制御部15が適正であると判定した場合(S3:YES)。
このため、管理者は、従来と同様に、複合機10を簡単に利用できる。
・パート使用の場合:リーダライタ20上に、パートカード30、貸出カード40が順に載置され、両方のカードが適正であると判定した場合(S3a:YES、かつ、S3d:YES)。
これにより、パートは、複合機10を使用するために、必ず、管理者から貸出カード40を借りる必要がある。このため、セキュリティシステム1は、パートが社内文書等を自分の判断でコピー、FAXしてしまうことを抑制でき、セキュリティ性を向上できる。
S5において、制御部15は、操作部11の操作情報に基づいて、コピーが選択されたか否かを判定する。制御部15は、コピーが選択されたかと判定した場合には(S5:YES)、S5aに進み、一方、コピーが選択されずFAXが選択されたと判定した場合には(S5:NO)、S5bに進む。
S5aにおいて、制御部15は、操作部11の操作情報に基づいてコピー部12bを駆動する。制御部15は、コピーが終了すると、S6に進む。
S5bにおいて、制御部15は、操作部11の操作情報に基づいてFAX部12aを駆動する。制御部15は、FAXが終了すると、S6に進む。
S6において、図4(c)に示すように、制御部15は、この処理における履歴情報を、使用履歴14cに記憶する。制御部15は、使用時の日時、使用した機能に対応付けて、以下の情報を記憶する。
・単独カード60の場合(S3:YES):単独カード60の単独カード識別情報61b
・パート使用の場合(S3a:YES、かつ、S3d:YES):パートカード識別情報31b、貸出カード識別情報41b
例えば、図4(c)に示す行14c−1には、日時「2009/12/02 15:00」に、パート使用「パートカード識別情報c及び貸出カード識別情報B1」、使用機能「コピー」という使用履歴が記憶されている。このため、会社は、この使用履歴と、パートカードテーブル14a、管理者テーブル14bを参照することにより、この日時に、パート「加藤」が管理者「野田」から貸出カード40を借りて、コピーを使用したことを確認できる。
同様に、会社は、行14c−2の使用履歴、管理者テーブル14bを参照することにより、管理者「古田」が、単独でコピーを使用したことを確認できる。
これにより、セキュリティシステム1は、誰がいつ複合機10を使用したかに関する情報を、使用履歴14cに記憶できる。このため、会社は、例えば情報の流出があった場合等に、使用履歴14cを参照して、原因特定に役立てることができる。
S7において、制御部15は、電源がオフにされたか等により、一連の処理を終了するか否かを判定する。制御部15は、処理終了と判定した場合には(S7:YES)、S8進んで処理終了し、一方、処理終了ではないと判定した場合には(S7:NO)、S2からの処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステム1は、以下の効果を奏する。
(1)セキュリティシステム1は、パート使用の場合に、パートカード30、貸出カード40の両方が適正である場合に、動作部12の動作を許可するので、セキュリティ性を向上できる。
(2)セキュリティシステム1は、パートカード30として、静電容量結合式のカードを用いる。ここで、静電容量結合式のカードは、ループアンテナを形成する必要がなく、1対の導電プレート32A,32Bを設ければよいので、従来の複雑なエッチング等のアンテナ形成工程が不要となり、低コストで製造できる。このため、パートカード30の発行量が多くなる程、コスト面で有利になり、低コストでシステムを構築できる。
さらに、電磁誘導方式のICチップは、市場での流通量が多く、安価で入手できる。このため、セキュリティシステム1は、より低コストでシステムを構築できる。すなわち、パートカード30のICチップとして、市場に多く流通している電磁誘導方式の非接触カードに用いられるICチップを流用でき、かつ、リーダライタ20として、既存の電磁誘導方式のリーダライタの構造を流用できる。これにより、静電結合用の特殊なICチップと、リーダライタとを新たに開発する必要なく、システムを構築できる。
ここで、パートは、雇用期間が、通常、管理者等の社員よりも短く、入れ替わりが多い。このため、パートカード30は、発行量が多くなる。この場合でも、パートカード30が低コストであるので、低コストで運用できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、以下の各実施形態の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図6は、第2実施形態のセキュリティシステム201の斜視図である。
図6(a)は、リーダライタ220近傍の斜視図である。
図6(b)は、リーダライタ220のケース220a上部を取り除いた状態の斜視図である。
図7は、第2実施形態のセキュリティシステム201の通信方法を説明する図である。
セキュリティシステム201は、リーダライタ220を第1実施形態から変更したものである。複合機本体、各カードの構成は、第1実施形態と同様である。
図6に示すように、リーダライタ220は、スロット225を備える。
スロット225は、ケース220aの左側面を窪ませて形成されている。
導電部材22A,22Bは、ケース220a下部、つまり、スロット225よりも下側Z1に配置されている。
R/Wループアンテナ23は、ケース220a上部、つまり、スロット225よりも上側Z2に配置されている。
上記構成により、導電部材22A,22B及びR/Wループアンテナ23がスロット225を形成するように、鉛直方向Zに積層して配置されている。
これにより、リーダライタ220は、平面形状を小さくでき、複合機10に省スペースで配置できる。
スロット225の平面形状は、パートカード30と同等である。
図7に示すように、このため、利用者がパートカード30をスロット225に挿入すると、第1実施形態と同様に、パートカード30の導電プレート32A,32Bとリーダライタ220の導電部材22A,22Bとが向かい、容量結合方式で信号伝達できる。
これにより、複合機210の制御部15は、パートカード30のICチップ31との間で、通信することができる。
一方、利用者が貸出カード40をケース220a上部に載置すると、第1実施形態と同様に、貸出カード40のループアンテナ43とR/Wループアンテナ23とが向かい合い、電磁誘導方式で信号伝達できる。
これにより、複合機210の制御部15は、貸出カード40のICチップ31との間で、通信することができる。
単独カード60を利用する場合も、貸出カード40と同様である。
セキュリティシステム201の使用方法は、第1実施形態と同様である(図5参照)。
すなわち、パートは、複合機10を使用する場合には、パートカード30をスロット225に挿入して、次に、貸出カード40をリーダライタ220のケース220a上部に載置すればよい。これにより、制御部15は、パートカード30を認証し(図5に示すS3a参照)、次に、貸出カード40を認証できる(図5に示すS3d参照)。
一方、管理者は、複合機10を使用する場合には、単独カード60(図3参照)をリーダライタ220のケース220a上部に載置すればよい。これにより、制御部15は、単独カード60を認証できる(図5に示すS3参照)。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステム201は、リーダライタ220の平面形状を小さくでき、リーダライタ220を省スペースで配置できる。
(第3実施形態)
図8は、第3実施形態のセキュリティシステム301の斜視図である。
セキュリティシステム301の各カードの構成は、第1実施形態と同様である。
セキュリティシステム301のリーダライタは、複合機310のリーダライタ319と、リーダライタ319上の載置されたリーダ接続用アダプタ320とが、一体になって構成される。つまり、セキュリティシステム301、複合機310のリーダライタ319と、リーダ接続用アダプタ320とが組み合わさり、新たにリーダライタを構成する。
複合機310は、電磁誘導方式で通信するループアンテナ313(電気機器ループアンテナ)を備える。ループアンテナ313は、例えば、上記実施形態のR/Wループアンテナ23と同様なアンテナであり、例えば、プリント配線基板上に銅パターンを配線して形成される。
ループアンテナ313は、複合機310と一体に形成されていなくてもよい。この場合には、従来のリーダライタを流用し、電気ケーブル等によって、複合機310に接続すればよい。
リーダ接続用アダプタ320は、第1実施形態のリーダライタ20から、記憶部14、制御部15等の制御回路を削除したものである。リーダ接続用アダプタ320は、複合機310のケース等に、単に載置されている。
リーダ接続用アダプタ320は、複合機310に載置された状態で、アダプタループアンテナ323(リーダループアンテナ)及び複合機310のループアンテナ313が向かい合うようになっている。
後述するように、貸出カード40(又は単独カード)がリーダ接続用アダプタ320上に配置されると、貸出カード40のループアンテナ43及び複合機310のループアンテナ313が電磁誘導方式で信号伝達する。このため、リーダ接続用アダプタ320は、薄型に形成されており、ループアンテナ43及びループアンテナ313間は、信号伝達できる程度に近接する。
(通信方法)
パートカード30がリーダ接続用アダプタ320上にされると、パートカード30の導電プレート32A,32Bと、リーダ接続用アダプタ320の導電部材322A,322Bとが向かい合う。また、前述したように、リーダ接続用アダプタ320のアダプタループアンテナ323及び複合機310のループアンテナ313は、向かい合うように配置されている。
これにより、複合機310の制御部15は、導電プレート32A,32B及び導電部材322A,322B間を容量結合方式で信号伝達し、かつ、アダプタループアンテナ323及びループアンテナ313間を電磁誘導方式で信号伝達することにより、パートカード30のICチップ31との間で通信することができる。
一方、利用者が貸出カード40をリーダ接続用アダプタ320上に配置すると、貸出カード40のループアンテナ43と、複合機310のループアンテナ313とが向かい合う。これにより、複合機310の制御部15は、ループアンテナ43及びループアンテナ313間を電磁誘導方式で信号伝達して、貸出カード40のICチップ41との間で通信することができる。
なお、複合機310の制御部15は、リーダ接続用アダプタ320上に単独カード60(図3参照)が載置された場合も、同様に通信することができる。
セキュリティシステム301の使用方法は、第1実施形態と同様である(図5参照)。詳細な説明は、省略する。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステム301は、リーダ接続用アダプタ320を、複合機310のケース等に単に載置すればよいので、設置が簡単である。また、複合機310のループアンテナ313として、従来のリーダライタ319を流用できるので、導入が容易である。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1、第3実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾(下2桁)に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図9は、第4実施形態のリーダ接続用アダプタ420近傍の斜視図である。
図10は、第4実施形態のセキュリティシステム401の通信方法を説明する図である。
セキュリティシステム401は、リーダ接続用アダプタ420を第3実施形態から変更したものである。
図9に示すように、リーダ接続用アダプタ420は、中継ループアンテナ425を備える。
中継ループアンテナ425は、ループアンテナ413と同様な、ループコイル式のアンテナである。
リーダ接続用アダプタ420は、複合機410に載置された状態で、リーダ接続用アダプタ420の中継ループアンテナ425及び複合機410のループアンテナ413(電気機器ループアンテナ)が向かい合うようになっている。
図10に示すように、中継ループアンテナ425の一端は、アダプタループアンテナ423の一端及び導電部材422Aに電気的に接続されている。中継ループアンテナ425の他端は、アダプタループアンテナ423の他端及び導電部材422Bに電気的に接続されている。
(通信方法)
リーダ接続用アダプタ420上にパートカード30が載置されると、複合機410の制御部15は、導電プレート32A,32B及び導電部材422A,422B間を容量結合方式で信号伝達し、かつ、中継ループアンテナ425及びループアンテナ413間を電磁誘導方式で信号伝達することにより、パートカード30のICチップ31との間で通信することができる。
一方、リーダ接続用アダプタ420上に貸出カード40が載置されると、複合機410の制御部15は、ループアンテナ43及びアダプタループアンテナ423間を電磁誘導方式で信号伝達し、かつ、中継ループアンテナ425及びループアンテナ413間を電磁誘導方式で信号伝達することにより、貸出カード40のICチップ41との間で通信することができる。
なお、複合機410の制御部15は、リーダ接続用アダプタ420上に単独カード60が載置された場合も、同様に通信することができる。
セキュリティシステム401の使用方法は、第1実施形態と同様である(図5参照)。詳細な説明は、省略する。
以上説明したように、本実施形態のセキュリティシステム401は、第3実形態とは異なり、貸出カード40と通信する場合に、アダプタループアンテナ423が貸出カード40のループアンテナ43及び複合機410のループアンテナ413間に配置されることがない。これにより、ループアンテナ43及びのループアンテナ413間で、安定して信号伝達できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、後述する変形形態のように種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。また、実施形態に記載した効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載したものに限定されない。なお、前述した実施形態及び後述する変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。
(変形形態)
(1)実施形態において、各ループアンテナ間は、電磁誘導方式により信号伝達する例を示したが、これに限定されない。例えば、各ループアンテナ間は、電磁結合方式によって信号伝達してもよい。この場合には、各ICチップを、電磁結合方式によって信号伝達できるタイプにすればよい。
なお、電磁結合は、原理的には電磁誘導と同じである。また、電磁結合方式の信号伝達とは、カード側のアンテナとリーダライタ側のアンテナを向かい合わせて、電磁誘導により信号伝達することをいう。
(2)実施形態において、パートカードは、クレジットカード等と同じように、外形が85.6×54mmの例を示したが、これに限定されない。パートカードの外形は、これよりも小さくてもよい。パートカードは、一対のプレートを設ければよいので、ループアンテナを設ける場合と比較すると、カード外形を小さくできる。これにより、容量結合カードは、さらに低コストで製造できる。
(3)実施形態において、制御部、記憶部は、複合機に設けられている例を示したが、これに限定されない、複数の複合機がネットワークで接続され、ネットワークサーバ内に設けられた制御部、記憶部にて一括制御管理する事も可能である。
(4)第2実施形態において、スロットは、ループアンテナを上側に配置し、導電部材を下側に配置してスロットを形成する例を示したが、これに限定されない。R/Wループアンテナを下側に配置し、導電部材を上側に配置してスロットを形成してもよい。この場合には、スロットに貸出カード(又は単独カード)が挿入することにより、カードのループアンテナと、R/Wループアンテナとが向かい合うように配置でき、これら間で信号伝達できる。
(5)実施形態において、パート使用の場合には、パートカード、貸出カードの順にリーダライタ上に載置する例を示したが、これに限定されない。例えば、パート使用の場合には、貸出カード、パートカードの順にリーダライタ上に載置してもよい。この場合には、複合機の制御部が、リーダライタ上に載置された貸出カードが適正であると判定した場合に報知部を制御して、利用者に対してパートカードをリーダ上に配置するように報知すればよい。この場合にも、利用者は、カードの利用方法を簡単に理解できる。
(6)実施形態において、パートカードとして、導電プレートを有するカードを用い、貸出カードとして、従来の電磁誘導方式のICカードと同様な構成のカードを用いたが、これに限定されない。パートカードとして、従来の電磁誘導方式のICカードと同様な構成のカードを用い、貸出カードとして、導電プレートを有するカードを用いても構わない。
1,201,301,401 セキュリティシステム
10,210,310,410 複合機
12 動作部
13 報知部
15 制御部
20,220 リーダライタ
22A,22B,322A,322B,422A,422B 導電部材
23 R/Wループアンテナ
30 パートカード
31,41 ICチップ
32A,32B 導電プレート
40 貸出カード
43,313,413 ループアンテナ
225 スロット
320,420 リーダ接続用アダプタ
323,423 アダプタループアンテナ
425 中継ループアンテナ

Claims (7)

  1. 第1情報記憶媒体と、第2情報記憶媒体と、リーダと、前記リーダが接続された電気機器とを備える機器セキュリティシステムであって、
    前記第1情報記憶媒体は、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第1ICチップと、
    前記第1ICチップに接続され、導電性を有する一対の導電プレートとを備え、
    前記第2情報記憶媒体は、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第2ICチップと、
    前記第2ICチップに接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する第2情報記憶媒体ループアンテナとを備え、
    前記リーダは、
    導電性を有する一対の導電部材と、
    前記一対の導電部材に電気的に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達するリーダループアンテナとを備え、
    前記電気機器は、
    この電気機器の機能の動作をする動作部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    利用者によって前記第1情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記一対の導電プレートと前記一対の導電部材とが向かい合い静電結合方式で信号伝達することにより、前記第1ICチップが適正であるか否かを判定する第1情報記憶媒体認証処理を行い、
    利用者によって前記第2情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記リーダループアンテナと前記第2情報記憶媒体ループアンテナとが向かい合い電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達することにより、前記第2ICチップが適正であるか否かを判定する第2情報記憶媒体認証処理を行い、
    前記第1情報記憶媒体認証処理が適正であると判断し、かつ、前記第2情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記動作部の動作を許可すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  2. 請求項1に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記リーダは、
    前記一対の導電部材と前記リーダループアンテナとがスロットを形成するように、積層して配置されており、
    前記スロットに前記第1情報記憶媒体が挿入されることにより、前記第1情報記憶媒体の前記一対の導電プレートと前記リーダの前記一対の導電部材とが向かい合うこと、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  3. 請求項1に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記リーダは、
    前記一対の導電部材と前記リーダループアンテナとがスロットを形成するように、積層して配置されており、
    前記スロットに前記第2情報記憶媒体が挿入されることにより、前記第2情報記憶媒体ループアンテナと前記リーダループアンテナとが向かい合うこと、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    前記電気機器は、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する電気機器ループアンテナを備え、
    前記リーダは、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達し、前記電気機器ループアンテナと向かい合うように配置される中継ループアンテナを備え、
    前記一対の導電部材及び前記リーダループアンテナが、前記中継ループアンテナに電気的に接続されており、
    前記制御部は、
    前記電気機器ループアンテナと前記中継ループアンテナと前記一対の導電部材とを介して、前記第1情報記憶媒体と通信し、
    前記電気機器ループアンテナと前記中継ループアンテナと前記リーダループアンテナとを介して、前記第2情報記憶媒体と通信すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  5. 第1情報記憶媒体と、第2情報記憶媒体と、リーダと、前記リーダが接続された電気機器とを備える機器セキュリティシステムであって、
    前記第1情報記憶媒体は、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第1ICチップと、
    前記第1ICチップに接続され、導電性を有する一対の導電プレートとを備え、
    前記第2情報記憶媒体は、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式で通信可能な第2ICチップと、
    前記第2ICチップに接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達する第2情報記憶媒体ループアンテナとを備え、
    前記リーダは、
    導電性を有する一対の導電部材と、
    前記一対の導電部材に電気的に接続され、電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達するリーダループアンテナとを備え、
    前記電気機器は、
    電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達し、前記リーダループアンテナに向かい合うように配置される電気機器ループアンテナと、
    この電気機器の機能の動作をする動作部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、
    利用者によって前記第1情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記一対の導電プレートと前記一対の導電部材とが向かい合い静電結合方式で信号伝達し、かつ、前記リーダループアンテナと電気機器ループアンテナとが電磁誘導方式又は電磁結合方式により信号伝達することにより、前記第1ICチップが適正であるか否かを判定する第1情報記憶媒体認証処理を行い、
    利用者によって前記第2情報記憶媒体が前記リーダに近接配置され、前記電気機器ループアンテナと前記第2情報記憶媒体ループアンテナとが向かい合い電磁誘導方式又は電磁結合方式で信号伝達することにより、前記第2ICチップが適正であるか否かを判定する第2情報記憶媒体認証処理を行い、
    前記第1情報記憶媒体認証処理が適正であると判断し、かつ、前記第2情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記動作部の動作を許可すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    利用者に対して報知する報知部を備え、
    前記制御部は、
    前記第1情報記憶媒体認証処理、前記第2情報記憶媒体認証処理の順で処理を行い、
    前記第1情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記報知部を制御して、利用者に対して前記第2情報記憶媒体を前記リーダに近接配置するように報知すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム。
  7. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の機器セキュリティシステムにおいて、
    利用者に対して報知する報知部を備え、
    前記制御部は、
    前記第2情報記憶媒体認証処理、前記第1情報記憶媒体認証処理の順で処理を行い、
    前記第2情報記憶媒体認証処理が適正であると判断した場合に、前記報知部を制御して、利用者に対して前記第1情報記憶媒体を前記リーダに近接配置するように報知すること、
    を特徴とする機器セキュリティシステム
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