JP6068427B2 - パネル吊り具 - Google Patents

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Description

本発明は、パネル吊り具に関し、詳しくは、サンドイッチパネルの吊り上げに用いられるパネル吊り具に関する。
特許文献1には、パネルが備える吊りプレートに、クレーンに連結されたパネル吊り具を取り付けて、パネルを吊り上げる方法が提案されている。
特許文献1のパネルには、固定プレートがスクリュー釘により固定されており、この固定プレートに吊りプレートが回動自在に取り付けられている。
特開2000−54637号公報
特許文献1のパネル吊り具を用いる場合、パネルに吊りプレートを取り付ける必要があり、そのため、施工コストが嵩むといった問題や、パネルにスクリュー釘による孔ができ、この孔を通じて雨水がパネル内部に浸み込むといった問題がある。
上記事情を鑑みて、本発明は、パネルに吊りプレートや吊り用の孔を設けることなく直接取り付けることができるパネル吊り具を提案することを課題とする。
上記課題を解決するための本発明は、第一金属板と第二金属板の間に芯材を設けたサンドイッチパネルの吊り上げに用いられるパネル吊り具であって、前記サンドイッチパネルは、前記第一金属板の上端部を折り返して形成した第一壁部と、前記第二金属板の上端部を折り返して形成した第二壁部と、前記第一壁部と前記第二壁部との間に位置する溝部とを有し、前記パネル吊り具は、前記第一壁部のパネル厚み方向外側に配置される第一片部と、前記第二壁部のパネル厚み方向外側に配置される第二片部と、前記溝部内に配置される引掛け部と、吊り上げ手段に対して連結可能に設けた連結部とを有し、前記引掛け部は、前記溝部に出し入れ自在な第一姿勢と、前記溝部内で前記第一壁部及び前記第二壁部に引っ掛かる第二姿勢との間で回転自在であり、前記第二姿勢にある前記引掛け部と前記第一片部とで前記第一壁部を挟持し、且つ前記第二姿勢にある前記引掛け部と前記第二片部とで前記第二壁部を挟持するように設けたことを特徴とする。
本発明のパネル吊り具は、パネルに吊りプレートや吊り用の孔を設けることなく直接取り付けることができる。
本発明の第一実施形態のパネル吊り具が第一姿勢にあるときの状態を示し、図1Aは背面図であり、図1Bは平面図であり、図1Cは図1Bのa―a線における断面図であり、図1Dは下面図である。 同上のパネル吊り具が第二姿勢にあるときの状態を示し、図2Aは背面図であり、図2Bは平面図であり、図2Cは図2Bのb―b線における断面図であり、図2Dは下面図である。 同上のパネル吊り具が取り付けられるサンドイッチパネルを示す側断面図である。 図4Aは同上のサンドイッチパネルを2枚上下に接続した接続構造を示す側断面図であり、図4Bはパネルに負の風荷重がかかったときの接続構造を示す側断面図である。 図5A〜図5Eは同上のパネル吊り具の使用方法を示す説明図であり、図5Aは第一姿勢にあるパネル吊り具のサンドイッチパネルへの取り付け状態を示す平面図であり、図5Bは図5Aのc―c線における断面図であり、図5Cは第二姿勢にあるパネル吊り具のサンドイッチパネルへの取り付け状態を示す平面図であり、図5Dは図5Cのd―d線における断面図であり、図5Eは第二姿勢にあるパネル吊り具のサンドイッチパネルへの取り付け状態を示す正面図である。 同上のパネル吊り具を用いたパネルの吊り上げを示す説明図である。 同上のパネル吊り具を他のサンドイッチパネルに取り付けた状態を示す側断面図であり、図7Aは第一姿勢にあるパネル吊り具を示す図であり、図7Bは第二姿勢にあるパネル吊り具を示す図である。 本発明の第二実施形態のパネル吊り具が第一姿勢にあるときの状態を示し、図8Aは背面図であり、図8Bは平面図であり、図8Cは図8Bのe―e線における断面図であり、図8Dは下面図である。 本発明の第二実施形態のパネル吊り具が第二姿勢にあるときの状態を示し、図9Aは背面図であり、図9Bは平面図であり、図9Cは図9Bのf―f線における断面図であり、図9Dは下面図である。
本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1A〜図1D及び図2A〜図2Dには、本発明の第一実施形態のパネル吊り具J1が示されている。本実施形態のパネル吊り具J1は、サンドイッチパネルP1(以下「パネルP1」と記載する)の吊り上げに用いられる。
パネルP1は、図3に示すように、第一金属板1と第二金属板2との間に芯材3を設けた板体である。2枚の金属板1,2はそれぞれ、接着剤を介して芯材3に取り付けられている。
金属板1,2は、厚みが0.25〜1.6mm程度の薄板材である。金属板1,2は、Al、Fe、Cu、ステンレス鋼等の各種金属板、アルミニウム−亜鉛合金メッキ鋼板、カラー鋼板、ホーロー鋼板、フッ素樹脂塗装鋼板、クラッド鋼板、サンドイッチ鋼板等のうちの一種を、プレス成形、押出成形、ロール成形等によって成形したものである。
芯材3は、ロックウールやグラスウールやセラミックファイバーなどの無機繊維体、またはウレタンフォームやフェノールフォームなどの樹脂発泡体等の板体である。芯材3のうち、上下の端部に配置される端部芯材30としては、硬質であり、且つ耐火性を有する石膏ボードや珪酸カルシウム等の無機質材料が好適に用いられる。なお、芯材3は、全体が同じ材質であってもよい。
パネルP1は、図4Aに示すように、上下に並べて胴縁等の下地材B1に取り付けられて、建物の外壁等の壁をなす。以下では、下地材B1に対してパネルP1が配置される側を屋外側とし、その反対側を屋内側とし、下地材B1の屋外側の面に沿う水平方向を左右方向とし、下地材B1の屋外側の面に沿う鉛直方向を上下方向として、各構成について説明する。
パネルP1は、左右方向を長手方向とし、上下方向を短手方向とし、屋内外方向を厚み方向とする板体である。パネルP1は、第一金属板1が屋外側に位置し、第二金属板2が屋内側に位置するように、下地材B1に取り付けられる。
パネルP1は、図3に示すように、上端部に、第一壁部10と、第二壁部20と、第一壁部10と第二壁部20との間に位置する溝部4とを有する。第一壁部10は、第一金属板1の上端部を中空に折り返して形成され、第二壁部20は、第二金属板2の上端部を中空に折り返して形成される。また、パネルP1は、下端部に、凸部5を有する。上下に並ぶパネルP1は、図4Aに示すように、上側に位置するパネルP2の下端部の凸部5と、下側に位置するパネルP3の上端部の溝部4とを嵌合させることによって接続される。
第一壁部10は、図3及び図4Aに示すように、内側面(屋内側の面)の下端部に、凹部11を有する。凹部11は、L字状であり、下方程外側に位置するように斜めに傾斜した上底部110と、上底部110の下端に連続し下方程内側に位置するように斜めに傾斜した下底部111とを有する。また、凸部5は、屋外側の面の下端部に、係止用突起50を有する。係止用突起50は、中空のV字状である。凹部11と係止用突起50は、上下に並ぶパネルP2,P3が嵌合により接続された状態で、屋内外方向に離れて位置するように設けられている。
また、パネルP1は、その下端部に、折り返しスカート部12と折り返し部21とを有する。折り返しスカート部12は、凸部5の屋外側に凸部5から離れて位置し、折り返し部21は、凸部5の屋内側に凸部5から離れて位置する。
パネルP1は、第一壁部10の下方の外側面(屋外側の面)に、凹段部13を有する。パネルP1は、凹段部13にねじ等の固定具6が打ち込まれることによって、上端部が下地材B1に固定される。上下に並ぶパネルP2,P3はそれぞれ上端部が固定具6によって下地材B1に固定され、上側のパネルP2の下端部が、下側のパネルP3の上端部に嵌合により接続されることによって、下地材B1の屋外側の面に上下方向に亘って当たった状態で位置決めされる。
第一金属板1は、屋外側に露出する平坦な化粧面部14を有する。この化粧面部14が、パネルP1において最も屋外側に位置する部位である。第一壁部10は、化粧面部14よりも折り返しスカート部12の屋内外方向の厚み分だけ屋内側に位置する。また、凹段部13は、第一壁部10の外側面よりも更に屋内側に位置する。凹段部13は、固定具6の頭部の屋内外方向の厚み分程度、第一壁部10の外側面よりも屋内側に位置する。なお、折り返しスカート部12の外側面は、化粧面部14と面一である。
第二金属板2は、屋内側に露出する平坦な化粧面部22を有する。この化粧面部22が、パネルP1において最も屋内側に位置する部位である。第二壁部20は、化粧面部22よりも折り返し部21の屋内外方向の厚み分だけ屋外側に位置する。なお、折り返し部21の外側面(屋内側の面)は、化粧面部22と面一である。
上下に並ぶパネルP2,P3が下地材B1に固定された状態のときに、折り返しスカート部12は、第一壁部10と凹段部13の屋外側に位置して、凹段部13に打ち込まれた固定具6の頭部を屋外側に対して覆う。またこのとき、折り返し部21は、第二壁部20の屋内側に位置する。
パネルP1を上下に並べて下地材B1に固定した取付構造では、風等による負圧がパネルP1にかかって、上側のパネルP2の下端部が屋外側へと位置ずれした際に、図4Bに示すように、係止用突起50が凹部11に係止される。これにより、上側のパネルP2の下端部の凸部5が、下側のパネルP3の上端部の第一壁部10を屋外側に乗り越えて、上下に並ぶパネルP2,P3の接続が外れることが抑制される。
上述したパネルP1の吊り上げに用いられるパネル吊り具J1は、パネルP1の上端部に取り付けて用いられる。パネル吊り具J1は、図1A〜図1D及び図2A〜図2Dに示すように、上カバー部70と、第一片部71と、第二片部72と、引掛け部73と、連結部74と、操作レバー75とを有する。
上カバー部70は、パネル吊り具J1をパネルP1の上端部に取り付ける際に、第一壁部10及び第二壁部20の上に載せて配置される。また、この取り付けの際に、第一片部71は、第一壁部10のパネル厚み方向外側(つまり屋外側)に配置され、第二片部72は、第二壁部20のパネル厚み方向外側(つまり屋内側)に配置され、引掛け部73は、溝部4内に配置される。連結部74は、吊り上げ手段9(図6参照)に対して連結可能に設けられている。
上カバー部70は、図1A乃至図1D及び図2A乃至図2Dに示すように、本実施形態では、平面視矩形状の板体である。上カバー部70は、左右方向を長手方向とし、屋内外方向を短手方向とし、上下方向を厚み方向とする板体である。第一片部71は、上カバー部70の屋外側の端部から下方に突出している。第一片部71は、上カバー部70の屋外側の端部に左右方向の全長に亘って設けられている。第二片部72は、上カバー部70の屋内側の端部から下方に突出している。第二片部72は、上カバー部70の屋内側の端部に左右方向の全長に亘って設けられている。
第一片部71と第二片部72との間の距離L1は、第一壁部10の外側面から第二壁部20の外側面までの距離L2と略同じである。また、第一片部71の屋内外方向の厚みは、パネルP1の折り返しスカート部12の屋内外方向の厚みと略同じであり、第二片部72の屋内外方向の厚みは、パネルP1の折り返し部21の屋内外方向の厚みと略同じである。
上カバー部70は、その下面のうち第一片部71の突出箇所の内側に、第一壁部10の上端部が挿入される第一挿入溝76を有する。また、上カバー部70は、その下面のうち第二片部72の突出箇所の内側に、第二壁部20の上端部が挿入される第二挿入溝77を有する。第一挿入溝76は、第一壁部10の上端部の形状と略同じであり、第二挿入溝77は、第二壁部20の上端部の形状と略同じである。第一挿入溝76と第二挿入溝77はそれぞれ、上カバー部70の下面に左右方向の全長に亘って設けられている。第一挿入溝76と第二挿入溝77との間の距離は、第一壁部10の上端部と第二壁部20の上端部との間の距離と同じである。
引掛け部73は、上カバー部70の下面の屋内外方向の中央部に回転自在に取り付けられている。引掛け部73は、回転することによって、溝部4に出し入れ自在な第一姿勢と、溝部4内に位置し第一壁部10及び第二壁部20に引っ掛かる第二姿勢とに切替自在である。つまり、引掛け部73は、図1C及び図1Dに示す第一姿勢と、図2C及び図2Dに示す第二姿勢とに切替自在である。
引掛け部73は、長板状であり、図1Dに示すように、短手方向の長さL3が第一壁部10の内側面から第二壁部20の内側面までの最短距離L4よりも短い。そして、引掛け部73は、長手方向の長さL5が前記最短距離L4よりも長く、第一片部71と第二片部72との間の距離L1よりも短い。第一姿勢にあるときの引掛け部73は、図1Dに示すように、長手方向が左右方向に対して略平行となり、第二姿勢にあるときの引掛け部73は、図2Dに示すように、短手方向が左右方向に対して略平行となる。
引掛け部73は、下方から視て、互いに平行な一対の長辺730と、外側に凸の円弧状の一対の短辺731とを有する。一対の長辺730間の距離が、引掛け部73の短手方向の長さL3であり、一対の短辺731間の最長距離が、引掛け部73の長手方向の長さL5である。引掛け部73は、回転中心に対して点対称に設けられている。
引掛け部73は、第二姿勢にあるときに、図2Cに示すように、長手方向の端面が第一壁部10の凹部11に嵌り込んで、凹部11の上底部110と下底部111とにそれぞれ当たるように、長手方向の両端面の形状が決められている。
引掛け部73は、本実施形態では、図1Dに示すように、上カバー部70の下面に2つ設けられている。2つの引掛け部73は、左右方向に距離をおいて配置されており、回転の際に互いに非接触となるように配置されている。
引掛け部73は、上カバー部70に回転自在に挿通された軸78の下端に固定されている。上カバー部70よりも上方に突出する軸78の上端には、ナット79と操作レバー75とが固定されている。
操作レバー75は、長尺な矩形板状であり、長手方向の一端部が軸78に固定されている。操作レバー75の短手方向の長さは、第一壁部10の内側面から第二壁部20の内側面までの最短距離L4よりも短い。操作レバー75は、その長手方向が引掛け部73の長手方向に対して直交するように軸78に固定されている。
そのため、操作レバー75は、図1B及び図1Dに示すように、その長手方向が屋内外方向と略平行となる第一位置にあるときに、引掛け部73が前記第一姿勢となる。そして、操作レバー75は、図2B及び図2Dに示すように、その長手方向が左右方向と略平行となる第二位置にあるときに、引掛け部73が前記第二姿勢となる。これにより、平面視にて、操作レバー75の位置から引掛け部73の姿勢を確認することができる。
操作レバー75は、図2Aに示すように、長手方向の他端部に下方に突出する突出部8を有する。以下、軸78に固定されている長手方向の一端部を、固定側の長手方向の端部と記載し、突出部8を有する長手方向の他端部を、操作側の長手方向の端部と記載する。突出部8は、操作レバー75の操作側の長手方向の端部に短手方向の全長に亘って形成されており、矩形板状である。
突出部8は、先端(下端)の高さ位置が、上カバー部70の挿入溝76,77の溝底面の高さ位置よりも低くなるように形成されている。つまり、上カバー部70を第一壁部10及び第二壁部20の上に載置した状態において、突出部8の先端(下端)の高さ位置は、第一壁部10及び第二壁部20の上端よりも低くなるように形成されている。
操作レバー75は、2つの引掛け部73にそれぞれ、個別に取り付けられている。そのため、本実施形態のパネル吊り具J1は、操作レバー75を2つ有する。2つの操作レバー75は、固定側の長手方向の端部が、左右方向に距離をおいて位置する。
2つの操作レバー75はそれぞれ、図1Bに示す第一位置から図2Bに示す第二位置へと回転させることができる。第一位置にあるとき2つの操作レバー75はその長手方向が互いに略平行であり、第二位置にあるとき2つの操作レバー75はその長手方向が略一直線上に位置する。2つの操作レバー75は、それぞれ個別に操作可能である。
操作レバー75は、厚み方向に多少の可撓性を有する。そのため、操作レバー75は、操作側の長手方向の端部を持ち上げることにより、突出部8の先端の高さ位置を上方にずらすことが可能である。したがって、操作レバー75を第一位置から第二位置へと移動させる際に、操作側の長手方向の端部を持ち上げることにより、突出部8に第一壁部10を乗り越えさせて、突出部8を溝部4内へと導入することができる。
連結部74は、上カバー部70の上面に回転自在に取り付けられている。連結部74は、平面視にて、2つの軸78間に位置する。詳しくは、上カバー部70の屋内外方向及び左右方向の中央部には下方からボルト80の軸部が回転自在に挿通されており、ボルト80の軸部のうち上カバー部70よりも上方に突出した上端部に、連結部74の下端部が固定されている。連結部74は、リング状である。
続いて、上述した本実施形態のパネル吊り具J1を用いたパネルP1の吊り上げ方法の一例について説明する。
まず、図5A及び図5Bに示すように、2つの操作レバー75をその長手方向が屋内外方向と略平行となるように第一位置に位置させて引掛け部73を第一姿勢とした状態のパネル吊り具J1を、パネルP1の上端部に取り付ける。このとき、上カバー部70を第一壁部10及び第二壁部20の上に載置して、上カバー部70の第一挿入溝76に第一壁部10の上端部を嵌め込み、第二挿入溝77に第二壁部20の上端部を嵌め込む。またこのとき、第一片部71が第一壁部10の外側面に当たった状態で第一壁部10の外側に配置され、第二片部72が第二壁部20の外側面に当たった状態で第二壁部20の外側に配置され、第一姿勢にある引掛け部73が溝部4内に配置される。
次いで、図5C及び図5Dに示すように、2つの操作レバー75を、その長手方向が一直線上となる第二位置まで回転させて、引掛け部73を第二姿勢とする。このとき、第二姿勢にある引掛け部73は、長手方向の一方の端部が、第一壁部10の凹部11に嵌った状態で第一壁部10に引っ掛かり、第二姿勢にある引掛け部73と第一片部71とで第一壁部10を挟持する。またこのとき、第二姿勢にある引掛け部73は、長手方向の他方の端部が、第二壁部20の内側面(屋外側の面)を外側(屋内側)に押圧して凹状に変形させた状態で、第二壁部20に引っ掛かり、第二姿勢にある引掛け部73と第二片部72とで第二壁部20を挟持する。
またこのとき、第二姿勢にある引掛け部73と上カバー部70とで、第一壁部10と第二壁部20をそれぞれ上下方向に挟み込む。このように、第一壁部10及び第二壁部20を屋内外方向及び上下方向に挟み込むことによって、パネルP1を吊り上げる際に、第一壁部10及び第二壁部20がパネルP1の自重等によって変形して、第二姿勢にある引掛け部73の引掛かりが外れることを抑制できる。またこのとき、本実施形態では、第一挿入溝76に第一壁部10の上端部が嵌り込み、第二挿入溝77に第二壁部20の上端部が嵌り込んでいるため、第一壁部10及び第二壁部20が内側に変形することを、第一挿入溝76と第二挿入溝77によっても抑制できる。
2つの操作レバー75を第一位置から第二位置へと回転させる際に、2つの操作レバー75はそれぞれ、操作側の長手方向の端部を持ち上げて、突出部8に第一壁部10を乗り越えさせて、突出部8を溝部4内に導入する。このようにすることで、突出部8の回転移動が第一壁部10及び第二壁部20によって規制されることとなり、外部から力がかかる等して引掛け部73が第二姿勢から第一姿勢へと戻ることが抑制される。またこのとき、2つの操作レバー75は、平面視にて第一壁部10と第二壁部20との間に収まるため、パネルP1の移動の際に、操作レバー75が外部の何かに接触して回転することを抑制できる。
以上のようにして、パネル吊り具J1を、パネルP1の上端部に、左右方向に距離をおいて2つ取り付ける。2つのパネル吊り具J1は、パネルP1をバランスよく吊り上げできるようにその配置が決められる。
次いで、各パネル吊り具J1の連結部74に、吊り上げ手段9を連結する。吊り上げ手段9は、図6に示すように、2つのパネル吊り具J1にそれぞれ連結される2本の第一ワイヤー90と、2本の第一ワイヤー90がスライド自在に連結されたスライドレール91と、スライドレール91に固定された2本の第二ワイヤー92と、第二ワイヤー92が連結されたクレーン(図示せず)とを有する。なお、吊り上げ手段9は、上記のものに限らず、クレーンと、クレーンに連結された第一ワイヤー90のみを有するものであってもよい。なお、パネルP1に各パネル吊り具J1を取り付ける前に、各パネル吊り具J1の連結部74に吊り上げ手段9を連結しておいてもよい。
次いで、パネルP1に取り付けられた各パネル吊り具J1を吊り上げ手段9で吊り上げ、下地材B1の屋外側の設置位置へパネルP1を移動させる。設置後、2つの操作レバー75を第一位置まで回転させて、パネル吊り具J1をパネルP1から取り外す。
以上説明した本実施形態のパネル吊り具J1は、パネルP1が有する構成(第一壁部10と第二壁部20)を利用して、パネルP1に取り付けることができる。そのため、本実施形態のパネル吊り具J1は、パネルP1に吊りプレートや吊り用の孔を設けることなく直接取り付けることができて、施工コストを抑えることができ、また、パネルP1に形成された吊り用の孔から雨水がパネル内部に浸み込むことを防止できる。
上述した実施形態のパネル吊り具J1は、図7A及び図7Bに示すように、第一壁部10の内側面に凹部11を有さないパネルP4の吊り上げにも用いることができる。この場合、第二姿勢にある引掛け部73は、第一壁部10の内側面及び第二壁部20の内側面をそれぞれ凹状に変形させた状態で第一壁部10及び第二壁部20にそれぞれ引っ掛かり、第一片部71及び第二片部72とで第一壁部10及び第二壁部20を挟持する。またこの場合、第二姿勢にある引掛け部73と上カバー部70とで、第一壁部10及び第二壁部20を上下方向に挟み込む。またこの場合、上カバー部70の第一挿入溝76に第一壁部10の上端部が嵌り込み、第二挿入溝77に第二壁部20の上端部が嵌り込むため、第一壁部10及び第二壁部20が内側に変形することを、第一挿入溝76と第二挿入溝77によっても抑制できる。
なお、上述した実施形態では、引掛け部73として、その短手方向の長さL3が、第一壁部10と第二壁部20との間の最短距離L4よりも短いものを例として説明したが、これに限定されない。つまり、引掛け部73は、第一姿勢において、溝部4に出し入れ自在なサイズであればよく、溝部4への出し入れの際に、第一壁部10や第二壁部20に接触する短手方向の長さL3を有するものであってもよい。
続いて、図8に示す本発明の第二実施形態のパネル吊り具J2について説明する。以下では、本実施形態のパネル吊り具J2について、第一実施形態のパネル吊り具J1と同じ構成については図中に同じ符号を付けて説明を省略し、異なる構成については詳しく説明する。
本実施形態のパネル吊り具J2は、上カバー部70に、引掛け部73が1つだけ設けられている。そして、引掛け部73は、その長手方向の長さL5が、第一片部71と第二片部72との間の距離L1よりも若干長い。これに対応して、第一片部71及び第二片部72はそれぞれ、下端面の左右方向の中央部に、切欠き81を有する。切欠き81は、引掛け部73の回転を妨げないように、位置、幅、深さが決められている。連結部74は、軸78の上端部に、ナット79の代わりに固定されている。
続いて、上述した本実施形態のパネル吊り具J2を用いたパネルP1の吊り上げ方法の一例について説明する。
まず、操作レバー75をその長手方向が屋内外方向と略平行となるように第一位置に位置させて引掛け部73を第一姿勢とした状態のパネル吊り具J2を、パネルP1の上端部に取り付ける。このとき、上カバー部70を第一壁部10及び第二壁部20の上に載置して、上カバー部70の第一挿入溝76に第一壁部10の上端部を嵌め込み、第二挿入溝77に第二壁部20の上端部を嵌め込む。このとき、第一片部71が第一壁部10の外側面に当たった状態で第一壁部10の外側に配置され、第二片部72が第二壁部20の外側面に当たった状態で第二壁部20の外側に配置され、第一姿勢にある引掛け部73が溝部4内に配置される。
次いで、操作レバー75を、平面視において、第一壁部10と第二壁部20の間に位置する第二位置まで回転させて、引掛け部73を第二姿勢とする。このとき、第二姿勢にある引掛け部73は、長手方向の一方の端部が、第一壁部10の凹部11に嵌り且つ第一壁部10の内側面と外側面を外側に押圧して凹状に変形させた状態で、第一壁部10に引っ掛かり、引掛け部73と第一片部71とで第一壁部10を挟持する。ここで、引掛け部73は、第一壁部10の内側面と外側面の凹状に変形させた部分を第一片部71の切欠き81内に入り込ませた状態で、引掛け部73と第一片部71とで第一壁部10を挟持する。
またこのとき、第二姿勢にある引掛け部73は、長手方向の他方の端部が、第二壁部20の内側面と外側面を外側に押圧して凹状に変形させた状態で、第二壁部20に引っ掛かり、引掛け部73と第二片部72とで第二壁部20を挟持する。ここで、引掛け部73は、第二壁部20の内側面と外側面の凹状に変形させた部分を第二片部72の切欠き81内に入り込ませた状態で、引掛け部73と第二片部72とで第二壁部20を挟持する。
またこのとき、第二姿勢にある引掛け部73と上カバー部70とで、第一壁部10と第二壁部20をそれぞれ上下方向に挟み込む。このように、第一壁部10及び第二壁部20を屋内外方向及び上下方向に挟み込むことによって、パネルP1を吊り上げる際に、第一壁部10及び第二壁部20がパネルP1の自重等によって更に変形して、第二姿勢にある引掛け部73の引掛かりが外れることを抑制できる。またこのとき、上カバー部70の第一挿入溝76に第一壁部10の上端部が嵌り込み、第二挿入溝77に第二壁部20の上端部が嵌り込むため、第一壁部10及び第二壁部20が内側に変形することを、第一挿入溝76と第二挿入溝77によっても抑制できる。
操作レバー75を第一位置から第二位置へと回転させる際に、操作レバー75は、操作側の長手方向の端部を持ち上げて、突出部8に第一壁部10を乗り越えさせて、突出部8を溝部4内に導入する。このようにすることで、突出部8の回転移動が第一壁部10及び第二壁部20によって規制されることとなり、外部から力がかかる等して引掛け部73が第二姿勢から第一姿勢へと戻ることを抑制できる。
以上のようにして、パネル吊り具J2を、パネルP1の上端部に、左右方向に距離をおいて2つ取り付ける。2つのパネル吊り具J2は、パネルP1をバランスよく吊り上げできるようにその配置が決められる。
次いで、各パネル吊り具J2の連結部74に、吊り上げ手段9を連結する。なお、パネルP1にパネル吊り具J2を取り付ける前に、パネル吊り具J2の連結部74に、吊り上げ手段9を連結しておいてもよい。
次いで、パネルP1に取り付けられた各パネル吊り具J2を吊り上げ手段9で吊り上げ、下地材B1の屋外側の設置位置までパネルP1を移動させる。設置後、操作レバー75を第一位置まで回転させて、パネル吊り具J2をパネルP1から取り外す。
以上説明した本実施形態のパネル吊り具J2は、パネルP1が有する構成を利用して、パネルP1に取り付けることができる。そのため、本実施形態のパネル吊り具J2は、パネルP1に吊りプレートや吊り用の孔を設けることなく直接取り付けることができる。これにより、本実施形態のパネル吊り具J2を用いたパネルP1の吊り上げでは、施工コストを抑えることができ、また、パネルP1に形成された吊り用の孔から雨水がパネル内部に浸み込むことを防止できる。
また、本実施形態のパネル吊り具J2は、引掛け部73が1つであり、連結部74が平面視にて引掛け部73に重なる位置に設けられているので、第一実施形態のパネル吊り具J1に比べて、コンパクトに形成することができる。
また、本実施形態のパネル吊り具J2では、引掛け部73によって、第一壁部10及び第二壁部20の内側面と外側面を凹状に変形させた状態で挟持するようにしたことで、第一壁部10及び第二壁部20を強く挟持することができる。
なお、上述した実施形態では、引掛け部73として、その長手方向の長さL5が、第一片部71と第二片部72との間の距離L1よりも若干長いものを例として説明したが、これに限定されない。例えば、引掛け部73は、その長手方向の長さL5が、前記距離L1と同じであってもよく、この場合、第一片部71及び第二片部72は、切欠き81を有していなくてもよい。また、引掛け部73は、その長手方向の長さL5が、前記最短距離L4よりも長く、且つ前記距離L1よりも短いものであってもよく、この場合、第一片部71及び第二片部72は、切欠き81を有していなくてもよい。
また、上述した本実施形態のパネル吊り具J2は、第一実施形態のパネル吊り具J1と同様に、第一壁部10の内側面に凹部11を有さないパネルP4の吊り上げにも用いることができる。
以上まとめると、本発明のパネル吊り具は、第一及び第二実施形態のパネル吊り具J1,J2のように、下記の構成を備えることを特徴とする。
すなわち、本発明のパネル吊り具は、第一金属板1と第二金属板2の間に芯材3を設けたサンドイッチパネルP1の吊り上げに用いられるパネル吊り具である。サンドイッチパネルP1は、第一金属板1の上端部を折り返して形成した第一壁部10と、第二金属板2の上端部を折り返して形成した第二壁部20と、第一壁部10と第二壁部20との間に位置する溝部4とを有する。パネル吊り具は、第一壁部10のパネル厚み方向外側に配置される第一片部71と、第二壁部20のパネル厚み方向外側に配置される第二片部72と、溝部4内に配置される引掛け部73と、吊り上げ手段9に対して連結可能に設けた連結部74とを有する。引掛け部73は、溝部4に出し入れ自在な第一姿勢と、溝部4内で第一壁部10及び第二壁部20に引っ掛かる第二姿勢との間で回転自在である。本発明のパネル吊り具は、第二姿勢にある引掛け部73と第一片部71とで第一壁部10を挟持し、且つ第二姿勢にある引掛け部73と第二片部72とで第二壁部20を挟持するように設けられている。
このような構成とすることで、本発明のパネル吊り具は、サンドイッチパネルP1を構成する第一金属板1と第二金属板2から形成される第一壁部10と第二壁部20を利用して、サンドイッチパネルP1に取り付けることができる。そのため、本発明のパネル吊り具は、パネルP1に吊りプレートや吊り用の孔を設けることなく直接取り付けることができる。これにより、本発明のパネル吊り具を用いたパネルP1の吊り上げでは、施工コストを抑えることができ、また、パネルP1に形成された吊り用の孔から雨水がパネル内部に浸み込むことを防止できる。
また、本発明のパネル吊り具は、第一及び第二実施形態のパネル吊り具J1,J2のように、上記の構成に加えて、更に下記の構成を備えることが好ましい。
すなわち、本発明のパネル吊り具では、引掛け部73は、第二姿勢にあるときに、第一壁部10の内側面と第二壁部20の内側面のうち少なくとも一方を凹状に変形させた状態で引っ掛かることが好ましい。
このような構成とすることで、本発明のパネル吊り具は、第二姿勢にあるときの引掛け部73を、第一壁部10や第二壁部20の内側面に形成される凹みに入り込ませることができる。これにより、本発明のパネル吊り具は、第一壁部10や第二壁部20に対する引掛け部73の取付強度を高めることができる。
あるいは、本発明のパネル吊り具は、第一及び第二実施形態のパネル吊り具J1,J2のように、上記の構成に加えて、更に下記の構成を備えることが好ましい。
すなわち、本発明のパネル吊り具では、第一壁部10は、その内側面に凹部11を有し、引掛け部73は、第二姿勢にあるときに、凹部11に嵌った状態で第一壁部10に引っ掛かり、且つ第二壁部20の内側面を凹状に変形させた状態で第二壁部20に引っ掛かることが好ましい。
このような構成とすることで、本発明のパネル吊り具は、第二姿勢にあるときの引掛け部73を、第一壁部10の凹部11と第二壁部20の内側面に形成される凹みに入り込ませることができる。これにより、本発明のパネル吊り具は、第一壁部10及び第二壁部20に対する引掛け部73の取付強度を高めることができる。
また、本発明のパネル吊り具は、第一及び第二実施形態のパネル吊り具J1,J2のように、上記の構成に加えて、更に下記の構成を備えることが好ましい。
すなわち、本発明のパネル吊り具は、第一壁部10及び第二壁部20の上に載せて配置される上カバー部70を更に有し、第二姿勢にある引掛け部73と上カバー部70とで、第一壁部10及び第二壁部20を上下方向に挟み込むように設けることが好ましい。
このような構成とすることで、本発明のパネル吊り具は、第二姿勢にある引掛け部73と上カバー部70と第一及び第二片部71,72によって、第一及び第二壁部10,20を上下方向及びパネル厚み方向の両方から挟み込んで、パネルP1に強固に取り付けることができる。
また、本発明のパネル吊り具は、第一及び第二実施形態のパネル吊り具J1,J2のように、上記の構成に加えて、更に下記の構成を備えることが好ましい。
すなわち、本発明のパネル吊り具は、引掛け部73を一体に回転させる操作レバー75を更に有し、操作レバー75は、下方に突出する突出部8を有し、引掛け部73を第二姿勢としたときに、突出部8が溝部4内に位置して引掛け部73の回転を規制するように設けることが好ましい。
このような構成とすることで、本発明のパネル吊り具は、操作レバー75を操作することによって、引掛け部73を第一姿勢と第二姿勢とに簡単に切り替えることができる。また、本発明のパネル吊り具は、引掛け部73が第二姿勢にあるとき、操作レバー75の突出部8が溝部4内に位置して、引掛け部73の回転が規制されるため、不意にパネル吊り具がパネルP1から外れることを抑制できる。
なお、上述した実施形態では、第一壁部10にのみ凹部11を有するパネルP1もしくは、第一壁部10と第二壁部20のいずれも凹部11を有さないパネルP4に、パネル吊り具J1,J2を取り付ける例について説明したが、これに限定されない。つまり、本実施形態のパネル吊り具J1,J2によって吊り上げるパネルは、第一壁部10と第二壁部20の両方が、引掛け部73が嵌り込む凹部を有するものであってもよい。
また、上述した実施形態では、操作レバー75が回転自在に取り付けられたパネル吊り具J1,J2について説明したが、操作レバー75は、パネル吊り具J1,J2に着脱自在に取り付けられるものであってもよい。また、操作レバー75は、突出部8を有さないものであってもよい。
また、上述した実施形態では、上カバー部70が、第一壁部10と第二壁部20の上に載置されて配置されるものを例として説明したが、これに限定されない。つまり、上カバー部70は、パネル吊り具J1,J2をパネルP1やパネルP4に取り付けた状態において、第一壁部10及び第二壁部20から上方に離れた位置に配置されるものであってもよい。
以上、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の意図する範囲内であれば、適宜の設計変更が可能である。
1 第一金属板
2 第二金属板
3 芯材
4 溝部
8 突出部
9 吊り上げ手段
10 第一壁部
11 凹部
20 第二壁部
70 上カバー部
71 第一片部
72 第二片部
73 引掛け部
74 連結部
75 操作レバー
P1 サンドイッチパネル

Claims (5)

  1. 第一金属板と第二金属板の間に芯材を設けたサンドイッチパネルの吊り上げに用いられるパネル吊り具であって、
    前記サンドイッチパネルは、
    前記第一金属板の上端部を折り返して形成した第一壁部と、
    前記第二金属板の上端部を折り返して形成した第二壁部と、
    前記第一壁部と前記第二壁部との間に位置する溝部とを有し、
    前記パネル吊り具は、
    前記第一壁部のパネル厚み方向外側に配置される第一片部と、
    前記第二壁部のパネル厚み方向外側に配置される第二片部と、
    前記溝部内に配置される引掛け部と、
    吊り上げ手段に対して連結可能に設けた連結部とを有し、
    前記引掛け部は、
    前記溝部に出し入れ自在な第一姿勢と、前記溝部内で前記第一壁部及び前記第二壁部に引っ掛かる第二姿勢との間で回転自在であり、
    前記第二姿勢にある前記引掛け部と前記第一片部とで前記第一壁部を挟持し、且つ前記第二姿勢にある前記引掛け部と前記第二片部とで前記第二壁部を挟持するように設けたことを特徴とするパネル吊り具。
  2. 前記引掛け部は、前記第二姿勢にあるときに、前記第一壁部の内側面と前記第二壁部の内側面のうち少なくとも一方を凹状に変形させた状態で引っ掛かることを特徴とする請求項1に記載のパネル吊り具。
  3. 前記第一壁部は、その内側面に凹部を有し、
    前記引掛け部は、前記第二姿勢にあるときに、前記凹部に嵌った状態で前記第一壁部に引っ掛かり、且つ前記第二壁部の内側面を凹状に変形させた状態で前記第二壁部に引っ掛かることを特徴とする請求項1に記載のパネル吊り具。
  4. 前記パネル吊り具は、
    前記第一壁部及び前記第二壁部の上に載せて配置される上カバー部を更に有し、
    前記第二姿勢にある前記引掛け部と前記上カバー部とで、前記第一壁部及び前記第二壁部を上下方向に挟み込むように設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のパネル吊り具。
  5. 前記パネル吊り具は、前記引掛け部を一体に回転させる操作レバーを更に有し、
    前記操作レバーは、下方に突出する突出部を有し、
    前記引掛け部を前記第二姿勢としたときに、前記突出部が前記溝部内に位置して前記引掛け部の回転を規制するように設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のパネル吊り具。
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