JP6068133B2 - 加熱用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、発熱剤を使用して水や食べ物などの被加熱物を加熱させるための加熱用容器に関するものである。
粉体の酸化カルシウム、過酸化ナトリウム及びアルミニウムを含む混合物や酸化カルシウム(生石灰)などの発熱剤は、水や水溶液と接触すると発熱反応を起こす。このような発熱剤を使って、水や飲料などの液体を火やガスや電気などを使わずに簡単に加熱するための加熱用容器が知られている(特許文献1−3参照)。
特許文献1には、アウトカップの底に発熱体を入れ、その上にインナーカップを置き、アウトカップの注水口から発熱体に水を注ぐことで、インナーカップに入った水や飲み物を温めることができる、二重構造の携帯用加熱容器が開示されている。
また、特許文献2には、円筒状の紙コップの底に発熱剤と水を入れ、その上に缶やペットボトルを入れて水などを加熱する携帯用簡易加熱器が開示されている。
さらに、特許文献3には、厚紙によって円筒状に成形された外容器と金属製の内容器を備えた酒、コーヒー、茶などの加熱機能付き飲料容器が開示されている。
特開2000−107039号公報 実用新案登録第3132029号公報 実用新案登録第3073035号公報
しかしながら、特許文献1−3に開示された加熱用容器は、外容器と内容器の両方がカップ状又は筒状の使用時と同じ形状が保持されているため、保管時や搬送時に嵩張ることになる。また、使用後も嵩張った状態のままになるため、廃棄時のごみの量が増えるという課題がある。
そこで、本発明は、使用時以外は容積を減らすことが可能な加熱用容器を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の加熱用容器は、水又は水溶液との発熱反応を起こす発熱剤と、その熱によって加熱させる被加熱物を入れた内容器とを収容させる加熱用容器であって、少なくとも底部とその外縁を囲繞する側壁部とを有する折畳み自在の中空の外箱と、その外箱の前記底部の上面と前記側壁部の内面に沿って配置されるように一枚の防水シートを折り曲げて容器状に形成される防水層部とを備えている。
ここで、前記防水層部を形成する防水シートには、折り線が付けられているのが好ましい。また、前記外箱及び前記防水シートは、紙製であることが好ましい。
さらに、前記外箱は、上端開口を開閉自在に塞ぐ蓋部を備えた構成にすることができる。また、前記外箱は前記内容器の開口が上方に突出する高さに形成されるとともに、前記蓋部には前記内容器の上部を通す貫通孔が設けられている構成とすることができる。
そして、前記防水シートは、防水加工された面側に、正方形状のシート外縁を形成する四辺とそれぞれ平行となる谷折り線によって前記防水シートの中央に正方形の底面を形成する4本の底縁線と、前記底面の頂点から前記シート外縁の角部に向けてそれぞれ延びる4本の谷折り線である対角線と、前記対角線間で前記底縁線の一方の前記頂点からその底縁線に直交して前記シート外縁に向けて延びる山折り線である第1縦山線と、前記底縁線の他方の前記頂点から前記第1縦山線に平行となるように前記シート外縁に向けて延びる谷折り線である第1縦谷線と、前記第1縦山線と前記対角線との内角側に前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第1縦山線に平行となる山折り線である第2縦山線と、前記第1縦谷線と前記対角線との内角側に前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第1縦谷線に平行となる谷折り線である第2縦谷線とを有し、前記対角線を挟んで前記第1縦山線と前記第1縦谷線が形成されている構成とすることができる。
ここで、前記第2縦山線と前記対角線との間に、前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第2縦山線に平行となる山折り線が1本以上、形成されるとともに、前記第2縦谷線と前記対角線との間に、前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第2縦谷線に平行となる谷折り線が1本以上、形成される構成であってもよい。
また、前記シート外縁の角部に、前記第1縦山線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる谷折り線である第1面取脇線と、前記第1縦谷線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる谷折り線である第2面取脇線と、前記第1面取脇線と前記第2面取脇線との間の前記対角線の延長線上の山折り線である面取中央線とを有する構成であってもよい。
さらに、前記シート外縁の角部は、前記第1縦山線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる第1切込み線と、前記第1縦谷線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる第2切込み線とによって切り欠かれている構成とすることもできる。
このように構成された本発明の加熱用容器は、折畳み自在の外箱と一枚の防水シートを折り曲げて容器状に形成される防水層部とによって二重構造に構成される。
このため、外箱や防水シートを折り畳むことによって、使用時よりも容積を大幅に削減することができるので、保管時や搬送時や廃棄時に嵩張ることがない。
また、防水シートに折り線を付けておくことで、簡単に容器状の防水層部を組み立てることができる。例えば、四角筒状の防水層部に形成するための山折り線と谷折り線とを付けておくことができる。さらに、防水シートの角部が組み立てられた防水層部からはみ出さないように、面取り用に折り線を付けたり、切り欠いたりしておくことができる。
そして、外箱や防水シートが紙製であれば、使用後に資源ごみにしたり、燃やしてごみの量を減らしたりすることができる。
また、外箱に上端開口を塞ぐ蓋部が設けられていれば、加熱効率を上げたり、保温効果を高めたりすることができる。さらに、蓋部に内容器の上部を通す貫通孔が設けられていて、内容器の開口が上方に突出するようになっていれば、内容器を加熱用容器の中に入れたままで、内容器の中身を注いだり、飲んだりすることができる。
本実施の形態の加熱用容器の構成を示した説明図である。 防水紙に付けられた谷折り線と山折り線の位置を説明する平面図である。 防水紙を折り線に従って折り曲げて防水層部に組み立てる過程を示した斜視図である。 折り畳まれた状態の外箱の構成を示した説明図である。 外箱に防水層部を収容する状況を説明する斜視図である。 加熱中又は加熱後の加熱用容器の構成を説明する斜視図である。 実施例の防水紙に付けられた谷折り線と山折り線の位置を説明する平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態の加熱用容器1の構成を説明するための斜視図である。この加熱用容器1は、水又は水溶液との発熱反応を起こす発熱剤4の熱によって、被加熱物となる水や茶などの飲み物を加熱させる。
発熱剤4としては、例えば粉体の酸化カルシウムと粉体のアルミニウムと粉体の炭酸塩とを混合した発熱主剤を、水が浸透可能な不織布、和紙又は合成紙等の透水性の袋体に充填したものが使用できる。ここで、炭酸塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸マグネシウム等が使用できる。
このような発熱剤4に水5を掛けると、袋体から浸透した水が発熱主剤中の酸化カルシウムと発熱反応して水酸化カルシウムを生成する。そして、この反応の数がピークを過ぎて収束すると一旦発熱量が低下するが、前記反応で生成された水酸化カルシウムとアルミニウムとの反応により、発熱量が増大していく。
ここで、上述した構成の発熱剤4を使用する場合は水5を掛けることになるが、例えば炭酸塩を水に溶かした水溶液を掛ける場合は、炭酸塩を省略又は低減した発熱主剤を使用することができる。
また、加熱用容器1に入れる発熱剤4は、上述したものに限られるものではなく、水や水溶液と発熱反応を起こすものであれば、どのような発熱剤4であってもよい。例えば、酸化カルシウム(生石灰)を主成分にする発熱主剤を充填した発熱剤4が使用できる。
そして、このような発熱剤4を使って加熱をおこなう場合は、できるだけ狭い空間に発熱剤4と被加熱物を閉じ込めるのが好ましい。また、発熱剤4を発熱反応させるために水5を使用するので、防水性能を備えた容器に入れるのが好ましい。
さらに、加熱効率を上げたり、保温効果を高めたりするには、断熱性能のある容器を使用するのが好ましい。そこで、本実施の形態の加熱用容器1は、外箱2と防水層部30との二重構造となっている。
この外箱2は、正方形の底部21と、その外縁を囲繞する側壁部22と、蓋部23とを有する中空の四角筒状に形成される。この外箱2は、厚紙などによって製作されるもので、図4に示すように平らに折り畳むことができ、使用する際に図1,5に示すように四角筒状に組み立てられる。
底部21は、図4に示すように複数の片が重ねられて正方形に組み立てられ、外箱2の底を塞ぐ。また、側壁部22は、底部21の四辺からそれぞれ垂直に立ち上げられる。
さらに、側壁部22の上端の一辺には、蓋部23が接続される。蓋部23の先端には挿込片23bが設けられており、外箱2の上端開口を開閉自在に塞ぐことができる。
また、蓋部23の中央には、貫通孔23aが開けられている。さらに、蓋部23の下方に配置される中蓋24には、貫通孔23aの形状に合わせた凹部24aが形成される。
この貫通孔23aは、水などの被加熱物を入れる内容器としてのペットボトル6の開口を上方に突出させることができる大きさとなっている。また、外箱2の側壁部22の高さも、図6に示すようにペットボトル6の上部(キャップ61)が上方に突出する高さに成形される。
一方、防水層部30は、図2に示すような一枚の防水シートとしての防水紙3を折り曲げて容器状に形成される。この防水層部30は、図1に示すように外箱2の内面に沿って配置される。
防水層部30となる防水紙3は、一方の面が防水加工された厚紙である。また、防水紙3には、複数の谷折り線と山折り線とが予め付けられている。図2は、防水加工された面を上面にしたときの防水紙3の谷折り線と山折り線とを示した説明図である。
この防水紙3は、正方形であって、その四辺がシート外縁31,・・・となる。また、防水紙3の中央には、外箱2の底部21よりも少し小さい正方形の底面320が形成されるように、4本の谷折り線が底縁線32,・・・として形成される。この底縁線32,・・・は、シート外縁31,・・・とそれぞれ平行となる。
また、底縁線32,32の交点、換言すると正方形の底面320の頂点からシート外縁31,31の角部に向けて対角線33が延びる。この対角線33は、シート外縁31,31の頂点の手前まで延びる谷折り線である。この対角線33の端部からシート外縁31,31の頂点までは、山折り線である面取中央線36cとなる。
対角線33,・・・は、底縁線32,・・・によって形成される正方形の底面320のすべての頂点からそれぞれ延出される。そして、対角線33,33間で底縁線32の一方の頂点(交点)からその底縁線32に直交してシート外縁31に向けて第1縦山線34が延びる。
図2で説明すると、第1縦山線34は、例えば左側の底縁線32の下方の頂点から下側の底縁線32の延長線上に設けられる山折り線である。そして、左側の底縁線32の上方の頂点からは、第1縦山線34に平行に第1縦谷線35が設けられる。この第1縦谷線35は、底縁線32の頂点からシート外縁31に向けて延びる谷折り線である。
一方、第1縦山線34とそれに隣接する対角線33との内角側には、第2縦山線34aが設けられる。この第2縦山線34aは、第1縦山線34と底縁線32の長さと同じ間隔を置いて平行となるように形成される山折り線である。
同様に、第1縦谷線35と対角線33との内角側に、底縁線32の長さと同じ間隔で第1縦谷線35に平行となる谷折り線である第2縦谷線35aが形成される。
また、図2の左下側を例に説明すると、第2縦山線34aの下方にそれに平行に第1面取脇線36aが設けられる。この第1面取脇線36aは、第2縦山線34aと底縁線32の長さと同じ間隔を置いて形成される谷折り線である。
この第1面取脇線36aは、対角線33と面取中央線36cとの交点と交わる。また、この交点からは、第2縦谷線35aに平行となる第2面取脇線36bが谷折り線によって形成される。
要するに、シート外縁31,31の角部には、第1縦山線34と底縁線32の長さの2倍(整数倍)の間隔を置いて形成される第1面取脇線36aと、第1縦谷線35と底縁線32の長さの2倍の間隔を置いて形成される第2面取脇線36bと、第1面取脇線36aと第2面取脇線36bとの間の面取中央線36cとが形成される。
この第1面取脇線36aと第2面取脇線36bと面取中央線36cとを折り曲げると、図3に示すように、シート外縁31,31の角部が鋭角にならずに面取りされた形状となる。
そして、上述した谷折り線と山折り線のパターンは、対角線33を挟んで第1縦山線34と第1縦谷線35が形成される順序で設けられる。すなわち、第1縦山線34と第1縦谷線35及び第2縦山線34aと第2縦谷線35aが、対角線33上で交差するようなパターンで防水紙3に予め折り線を付けておく。
次に、本実施の形態の加熱用容器1の使用方法及び作用について説明する。
加熱用容器1を使用する前の時点、すなわち保管時や搬送時では、外箱2と防水紙3は、別々になっている。例えば防水紙3は、図2に示すようなシート状、又はいくつかに折り畳まれた平らな状態になっている。
また、外箱2も、図4に示すように折り畳まれた平らな状態となっている。このように外箱2や防水紙3が折り畳まれていれば、使用時よりも容積を大幅に削減することができるので、保管時や搬送時に嵩張ることがない。例えば、災害時に使用するために大量に保管しておく必要がある場合であっても、少ない占有容積で多くの加熱用容器1,・・・を保管しておくことができる。
そして、加熱用容器1として使用する際には、まず、外箱2を組み立てる。外箱2は、図4の状態から側壁部22,22を起こすようにすることで、底部21,21がそれに連動して閉じ、図5に示すような四角筒状になる。
続いて防水紙3を、予め付けられた谷折り線及び山折り線に従って図3に示すように折り曲げ、図5に示すような四角筒状の防水層部30に組み立てる。この防水紙3には、予め谷折り線と山折り線とが付いているので、簡単に四角筒状の容器に組み立てることができる。
また、防水紙3の角部に第1面取脇線36a、第2面取脇線36b及び面取中央線36cが付いて角部が面取りされる。このため、防水層部30の四角筒の角と、面取りされた防水紙3の端とが一致して、外箱2の中に収容させやすくなる。この防水層部30は、外箱2の底部21の上面21a及び側壁部22の内面22aに沿って配置される。
このようにして外箱2の中に防水層部30を収容した加熱用容器1の防水層部30の内側には、図1に示すように発熱剤4を入れる。そして、発熱剤4を発熱反応させるのに必要な量の水5を入れる。この防水層部30は、内側が防水加工されているので、入れた水5が漏れ出すことはない。
さらに、防水層部30の中には、水などの被加熱物が入ったペットボトル6を入れる。このペットボトル6の上部の開口を塞ぐキャップ61は、加熱用容器1に収容した状態で外箱2の上方に突出する。
そして、ペットボトル6と干渉しないように凹部24aが設けられた中蓋24を閉じる。続いて、キャップ61を通す貫通孔23aが設けられた蓋部23を、挿込片23bを側壁部22の内側に挿し込むことによって閉じる。
この状態で20〜30分すると、ペットボトル6の中の水が湯になる。このように外箱2に上端開口を塞ぐ蓋部23が設けられていれば、加熱効率を上げることができる。
また、加熱用容器1は、外箱2と防水層部30との二重構造となっているため、断熱性能が高い。さらに、加熱後においても、蓋部23や二重構造による保温効果によって、被加熱物が冷めにくい。
また、蓋部23にペットボトル6の上部を通す貫通孔23aが設けられていて、図6に示すようにペットボトル6の開口を塞ぐキャップ61が上方に突出するようになっていれば、ペットボトル6を加熱用容器1の中に入れたままで、ペットボトル6の中身を注いだり、飲んだりすることができる。
そして、使用後に加熱用容器1を廃棄するときには、外箱2から防水層部30を抜き出して、外箱2と防水層部30とを折り畳めば嵩張ることがない。また、外箱2や防水紙3が資源ごみとなる紙製であれば、リサイクルにまわすことができる。さらに、紙製であれば、その場で燃やしてごみの量を減らすこともできる。
以下、前記した実施の形態で説明した防水紙3とは別の形態の防水シートとしての防水紙3Aについて、図7を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一用語や同一符号を付して説明する。
前記実施の形態で説明した防水紙3では、図3に示すように四角筒状から翼状に飛び出して巻き付ける部分を2つの側面に接触させる構成について説明したが、この実施例では、四角筒状から飛び出して巻き付ける部分を3つの側面に接触させる防水紙3Aについて説明する。
この防水紙3Aには、第1縦山線34とそれに隣接する対角線33との内角側に、第2縦山線34a及び第3縦山線34bが設けられる。この第3縦山線34bは、第2縦山線34aと底縁線32の長さと同じ間隔を置いて平行となるように形成される山折り線である。
一方、第1縦谷線35とそれに隣接する対角線33との内角側には、第2縦谷線35a及び第3縦谷線35bが設けられる。この第3縦谷線35bは、第2縦谷線35aと底縁線32の長さと同じ間隔を置いて平行となるように形成される谷折り線である。
また、実施例の防水紙3Aには、前記実施の形態の防水紙3の第1面取脇線36aの代わりに第1切込み線37aが設けられる。この第1切込み線37aは、第3縦山線34bと底縁線32の長さと同じ間隔を置いた位置でそれに平行に切り込まれた線である。
この第1切込み線37aは、対角線33と交差する。また、この交点からは、第3縦谷線35bに平行となる第2切込み線37bが延出される。そして、第3縦山線34bと第1切込み線37aとに挟まれた面、及び第3縦谷線35bと第2切込み線37bとに挟まれた面が、四角筒状の3つ目の側面に接触することになる。
ここで、シート外縁31,31の角部は、第1切込み線37aと第2切込み線37bとによって切り欠かれている。このようにシート外縁31,31の角部を切り欠くことによって、面取りしたときと同じように防水層部30の四角筒の角と、防水紙3Aの端とを一致させることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例では、防水シートとして防水紙3,3Aを使用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、防水性能と所定温度以上(例えば100度以上)の耐熱性がある材料であれば紙に限定されない。また、外箱2についても、紙製に限定されるものではない。
さらに、前記実施の形態及び実施例では、折り曲げ易いように谷折り線と山折り線が予め付けられた防水紙3,3Aについて説明したが、これに限定されるものではなく、折り線は付けずに谷折りと山折りが区別できる線が引かれた形態や、説明書で折り方を説明する形態などであってもよい。
また、前記実施の形態及び実施例では、四角筒状の加熱用容器1について説明したが、これに限定されるものではなく、円筒状、五角筒状、六角筒状など様々な形態にすることができる。
さらに、前記実施の形態では、外箱2の蓋部23に貫通孔23aがある場合について説明したが、これに限定されるものではなく、内容器が外箱2から突出しない場合は貫通孔23aがなくてもよい。また、蓋部23は、側壁部22から切り離された別体であってもよい。さらに、加熱効率は低下することになるが、蓋部23がなくても加熱用容器として使用できる。
また、前記実施の形態では、加熱用容器1にペットボトル6を入れる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、缶や水筒などが内容器であってもよい。さらに、内容器に入れる被加熱物は、水などの液体でなくてもよく、レトルト食品などの流動体や固形の食べ物などであってもよい。
1 加熱用容器
2 外箱
21 底部
21a 上面
22 側壁部
22a 内面
23 蓋部
23a 貫通孔
3,3A 防水紙(防水シート)
30 防水層部
31 シート外縁
32 底縁線
320 底面
33 対角線
34 第1縦山線
34a 第2縦山線
34b 第3縦山線
35 第1縦谷線
35a 第2縦谷線
35b 第3縦谷線
36a 第1面取脇線
36b 第2面取脇線
36c 面取中央線
37a 第1切込み線
37b 第2切込み線
4 発熱剤
5 水
6 ペットボトル(内容器)
61 キャップ(上部)

Claims (7)

  1. 水又は水溶液との発熱反応を起こす発熱剤と、その熱によって加熱させる被加熱物を入れた内容器とを収容させる加熱用容器であって、
    少なくとも底部とその外縁を囲繞する側壁部とを有する折畳み自在の中空の外箱と、
    その外箱の前記底部の上面と前記側壁部の内面に沿って配置されるように一枚の防水シートを折り曲げて容器状に形成される防水層部とを備え
    前記防水シートは、防水加工された面側に、
    正方形状のシート外縁を形成する四辺とそれぞれ平行となる谷折り線によって前記防水シートの中央に正方形の底面を形成する4本の底縁線と、
    前記底面の頂点から前記シート外縁の角部に向けてそれぞれ延びる4本の谷折り線である対角線と、
    前記対角線間で前記底縁線の一方の前記頂点からその底縁線に直交して前記シート外縁に向けて延びる山折り線である第1縦山線と、
    前記底縁線の他方の前記頂点から前記第1縦山線に平行となるように前記シート外縁に向けて延びる谷折り線である第1縦谷線と、
    前記第1縦山線と前記対角線との内角側に前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第1縦山線に平行となる山折り線である第2縦山線と、
    前記第1縦谷線と前記対角線との内角側に前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第1縦谷線に平行となる谷折り線である第2縦谷線とを有し、
    前記対角線を挟んで前記第1縦山線と前記第1縦谷線が形成されていて、
    前記シート外縁の角部に、前記第1縦山線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる谷折り線である第1面取脇線と、前記第1縦谷線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる谷折り線である第2面取脇線と、前記第1面取脇線と前記第2面取脇線との間の前記対角線の延長線上の山折り線である面取中央線とを有することを特徴とする加熱用容器。
  2. 水又は水溶液との発熱反応を起こす発熱剤と、その熱によって加熱させる被加熱物を入れた内容器とを収容させる加熱用容器であって、
    少なくとも底部とその外縁を囲繞する側壁部とを有する折畳み自在の中空の外箱と、
    その外箱の前記底部の上面と前記側壁部の内面に沿って配置されるように一枚の防水シートを折り曲げて容器状に形成される防水層部とを備え、
    前記防水シートは、防水加工された面側に、
    正方形状のシート外縁を形成する四辺とそれぞれ平行となる谷折り線によって前記防水シートの中央に正方形の底面を形成する4本の底縁線と、
    前記底面の頂点から前記シート外縁の角部に向けてそれぞれ延びる4本の谷折り線である対角線と、
    前記対角線間で前記底縁線の一方の前記頂点からその底縁線に直交して前記シート外縁に向けて延びる山折り線である第1縦山線と、
    前記底縁線の他方の前記頂点から前記第1縦山線に平行となるように前記シート外縁に向けて延びる谷折り線である第1縦谷線と、
    前記第1縦山線と前記対角線との内角側に前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第1縦山線に平行となる山折り線である第2縦山線と、
    前記第1縦谷線と前記対角線との内角側に前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第1縦谷線に平行となる谷折り線である第2縦谷線とを有し、
    前記対角線を挟んで前記第1縦山線と前記第1縦谷線が形成されていて、
    前記シート外縁の角部は、前記第1縦山線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる第1切込み線と、前記第1縦谷線と前記底縁線の長さの整数倍の間隔を置いて平行となる第2切込み線とによって切り欠かれていることを特徴とする加熱用容器。
  3. 前記防水層部を形成する防水シートには、折り線が付けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱用容器。
  4. 前記外箱及び前記防水シートは、紙製であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の加熱用容器。
  5. 前記外箱は、上端開口を開閉自在に塞ぐ蓋部を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の加熱用容器。
  6. 前記外箱は前記内容器の開口が上方に突出する高さに形成されるとともに、前記蓋部には前記内容器の上部を通す貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項に記載の加熱用容器。
  7. 前記第2縦山線と前記対角線との間に、前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第2縦山線に平行となる山折り線が1本以上、形成されるとともに、
    前記第2縦谷線と前記対角線との間に、前記底縁線の長さと同じ間隔で前記第2縦谷線に平行となる谷折り線が1本以上、形成されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の加熱用容器。
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