JP6068027B2 - X線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、X線CT装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置は、X線を利用して被検体をスキャンし、収集されたデータをコンピュータにより処理することで、被検体の内部を画像化する装置である。
具体的に、X線CT装置は、X線発生部により被検体に対してX線を異なる方向から複数回曝射し、被検体を透過したX線を複数のX線検出器にて検出する。データ収集部は、検出された検出データを収集する。データ収集部は、収集された検出データをA/D変換した後、コンソール装置に送信する。コンソール装置は、当該検出データに前処理等を施し投影データを作成する。そして、コンソール装置は、投影データに基づく再構成処理を行い、断層画像データ、或いは複数の断層画像データに基づくボリュームデータを作成する。
X線CT装置を用いるスキャン方法としてヘリカルシャトルスキャンがある。ヘリカルシャトルスキャンは、被検体が載置された天板を第1方向及び第1方向とは反対の方向(第2方向)に往復運動させつつ、ヘリカルスキャン(被検体に対して螺旋状にX線を曝射するスキャン)を行う方法である。ヘリカルシャトルスキャンにより得られる第1方向及び第2方向の検出データに基づく断層画像データは、たとえば、CTパフュージョンに用いられる。CTパフュージョンとは、同じ位置を複数回撮影して得られたCT画像を重ね合わせる方法である。CTパフュージョンにより得られる画像は、たとえば、造影された脳血管の血流量の変化を濃淡で表し、虚血等の症状を解析するために用いられる。
このように、複数のCT画像を重ね合わせるため、ヘリカルシャトルスキャンでは、被検体に対して螺旋状に曝射されるX線の軌道が、第1方向のスキャン(以下、「往路スキャン」という場合がある)と、第2方向のスキャン(以下、「復路スキャン」という場合がある)とで同期するように制御される。従って、往路スキャン及び復路スキャンのいずれにおいても、X線発生部は、円軌道上のある位置を基点(開始位置)としてX線の曝射を開始する。このように、異なるタイミングのスキャンにおいて常に同じ位置から曝射(及び天板の移動)を開始するスキャンを軌道同期スキャンという。
ここで、X線発生部においては、X線の曝射を停止した状態からX線を安定して曝射可能となるまでに所定の時間(以下、「立ち上げ時間」という場合がある)がかかる。従って、X線を曝射できない期間が生じないようにするため、ヘリカルシャトルスキャンでは常にX線の曝射を行っている。つまり、往路スキャンが終了してから復路スキャンが開始する間(往路スキャンが終了した位置から復路スキャンの開始位置までX線発生部が移動する間)もX線を曝射し続けている。
また、天板を往復運動させて行うヘリカルシャトルスキャンにおいては、天板の機械応答性のばらつき等により、検出データの不足が生じやすい。収集される検出データが不足していると所望の断層画像データ等を再構成することができない。従って、ヘリカルシャトルスキャンにおいては、検出データの不足を補うために、X線の曝射を長時間行うよう予め設定されている。なお、天板の機械応答性のばらつきとは、被検体の体型等により生じる重量や荷重分布の違いに基づく天板の移動状態のばらつきである。たとえば、天板がサーボモータにより駆動される場合、サーボモータにかかる負荷が小さい場合(天板に載置される被検体の体重が軽い場合)、天板の動き出しの応答性は速くなる。逆に、サーボモータにかかる負荷が大きい場合(天板に載置される被検体の体重が重い場合)、天板の動き出しの応答性は遅くなる。
特開2011−62445号公報
ヘリカルシャトルスキャンでは常にX線の曝射を行っているが、往路スキャンが終了した位置から復路スキャンの開始位置までX線発生部が移動する間は、検出データの収集を行わない。よって、その間に曝射されるX線によって、不要な被曝が生じる。また、検出データの不足を補うために行うX線の曝射により、不要な被曝が生じる恐れもある。
実施形態は、前述の問題点を解決するためになされたものであり、ヘリカルシャトルスキャンにおいて不要な被曝を低減することが可能なX線CT装置を提供することを目的とする。
実施形態のX線CT装置は、天板と、天板に載置された被検体の周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部及びX線検出部を有するX線スキャン部とを有する。X線CT装置は、天板の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に天板とX線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された検出データに基づいて被検体の画像を生成する。X線CT装置は、算出部と、比較部と、制御部とを有する。算出部は、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる第2方向のスキャンの開始までの所要時間を算出する。比較部は、算出された所要時間と、予め設定されたX線発生部の立ち上げ時間とを比較する。制御部は、比較部による比較結果に基づいて、X線発生部を制御する。制御部は、所要時間が立ち上げ時間と同じ、或いは長い場合、X線発生部によるX線の発生を停止させる。
また、実施形態のX線CT装置は、天板と、天板に載置された被検体の周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部及びX線検出部を有するX線スキャン部とを有する。X線CT装置は、天板の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に天板とX線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された検出データに基づいて被検体の画像を生成する。X線CT装置は、算出部と、比較部と、制御部とを有する。算出部は、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる第2方向のスキャンの開始までの所要時間を算出する。比較部は、算出された所要時間と、予め設定されたX線発生部の立ち上げ時間とを比較する。制御部は、比較部による比較結果に基づいて、X線発生部を制御する。算出部は、第1方向のスキャンが所定の状態になるまでに得られたビューの個数を計測する計測部と、予め決められた第1方向のスキャンの全ビュー数と、計測部で計測されたビューの個数とに基づいて、第1方向のスキャンにおける残りのビューの取得にかかる時間を算出する時間算出部と、を有する。算出部は、時間算出部により算出された時間と第1方向のスキャンの終了から第2方向のスキャンの開始までの間におけるX線発生部の回転移動にかかる時間とに基づいて、所要時間を算出する。
また、実施形態のX線CT装置は、天板と、天板に載置された被検体の周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部及びX線検出部を有するX線スキャン部とを有する。X線CT装置は、天板の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に天板とX線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された検出データに基づいて被検体の画像を生成する。X線CT装置は、算出部と、比較部と、制御部と、検出部とを有する。算出部は、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる第2方向のスキャンの開始までの所要時間を算出する。比較部は、算出された所要時間と、予め設定されたX線発生部の立ち上げ時間とを比較する。制御部は、比較部による比較結果に基づいて、X線発生部を制御する。検出部は、第1方向のスキャンが所定の状態になったことを検出して天板の移動停止に関する天板情報を生成する。算出部は、天板情報の生成を受けて所要時間の算出を行う。
第1実施形態に係るX線CT装置の全体図である。 第1実施形態に係るX線CT装置のブロック図である。 ヘリカルシャトルスキャンの例を説明するための図である。 軌道同期の例を説明するための図である。 軌道同期の例を説明するための図である。 第1実施形態に係る架台・寝台制御部のブロック図である。 第1実施形態に係る架台・寝台制御部の説明を補足する図である。 第1実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る架台・寝台制御部のブロック図である。 第2実施形態に係る架台・寝台制御部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係る架台・寝台制御部の説明を補足する図である。 第2実施形態に係るX線CT装置の動作の概要を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
図1から図7を参照して、第1実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。
<装置構成>
図1は、X線CT装置1の全体図である。図2は、X線CT装置1の構成を示すブロック図である。X線CT装置1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを含んで構成されている。
図1に示すように、架台装置10及び寝台装置30は、検査室R1内に配置される。コンソール装置40は、検査室とは異なる部屋R2内に配置される(図1における破線は、検査室R1と部屋R2の境界を示している)。
本実施形態では、被検体Eが載置された天板33(後述)を架台装置10に対して第1方向(往路方向。矢印Aで示す)及びその逆方向である第2方向(復路方向。矢印Bで示す)に往復運動させる例について述べる。第1方向及び第2方向は、天板33の長手方向に沿う方向である。
[架台装置]
架台装置10は、被検体Eに対してX線を曝射し、被検体Eを透過した当該X線の検出データを収集する装置である。架台装置10は、回転部10aと固定部10bとを有する。
回転部10aは、X線発生部11と、X線検出部12と、X線絞り部13と、データ収集部14とを有する。
回転部10aは、X線発生部11及びX線検出部12等を支持する部材である。回転部10aは、被検体Eを挟んで対向するようX線発生部11及びX線検出部12を支持する。回転部10aは、架台装置10内において、被検体Eを中心とした円軌道で回転する。
X線発生部11は、X線を発生させるX線管球(たとえば、円錐状や角錐状のビームを発生する真空管。図示なし)を含んで構成されている。発生したX線は被検体Eに対して曝射される。
X線検出部12は、複数のX線検出素子(図示なし)を含んで構成されている。X線検出部12は、被検体Eを透過したX線の強度分布を示すX線強度分布データ(以下、「検出データ」という場合がある)をX線検出素子で検出し、その検出データを電流信号として出力する。X線検出部12は、たとえば、X線検出素子が互いに直交する2方向(スライス方向とチャンネル方向)にそれぞれ複数配置された2次元のX線検出器(面検出器)が用いられる。なお、スライス方向は被検体Eの体軸方向(図1の矢印A及び矢印B方向)に相当し、チャンネル方向はX線発生部11(X線検出部12)の回転方向に相当する。本実施形態におけるX線発生部11及びX線検出部12は、「X線スキャン部」の一例である。X線スキャン部は、天板33に載置された被検体Eの周囲を一体的に回転可能に設けられている。
X線絞り部13は、所定幅のスリット(開口)を有し、スリットの幅を変えることで、X線発生部11から曝射されたX線のファン角(チャンネル方向の広がり角)とX線のコーン角(スライス方向の広がり角)とを調整する。
データ収集部14(DAS:Data Acquisition System)は、X線検出部12(各X線検出素子)からの検出データを収集する。また、データ収集部14は、収集した検出データをデジタルデータに変換し、固定部10bを介してコンソール装置40に送信する。
固定部10bは、被検体Eに対し、回転部10aを回転可能に保持する。固定部10bは、高電圧発生部15と、架台駆動部16と、絞り駆動部17と、架台・寝台制御部18とを有する。
高電圧発生部15は、X線発生部11に対して高電圧を印加する。X線発生部11は、当該高電圧に基づいてX線を発生させる。架台駆動部16は、回転部10aを回転駆動させる。絞り駆動部17は、X線発生部11で発生したX線が所定の形状となるようX線絞り部13を駆動させる。
架台・寝台制御部18は、コンソール装置40による制御に基づいて、高電圧発生部15、架台駆動部16、絞り駆動部17及び寝台駆動部32(後述)の制御等、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う。架台・寝台制御部18については後に詳述する。
[寝台装置]
寝台装置30は、撮影対象の被検体Eを載置・移動させる装置である。寝台装置30は、寝台31と寝台駆動部32とを備えている。寝台31は、被検体Eを載置するための天板33と、天板33を支持する基台34とを備えている。天板33は、寝台駆動部32によって被検体Eの体軸方向及び体軸方向に直交する方向に移動することが可能となっている。すなわち、寝台駆動部32は、被検体Eが載置された天板33を、回転部10aに対して挿抜させることができる。基台34は、寝台駆動部32によって天板33を上下方向(被検体Eの体軸方向と直交する方向)に移動させることが可能となっている。
[コンソール装置]
コンソール装置40は、X線CT装置1に対する操作入力に用いられる。また、コンソール装置40は、架台装置10(データ収集部14)から送信された検出データに基づいて、被検体Eの画像を生成する機能(被検体Eの内部形態を表すCT画像データを再構成する機能)等を有している。
[ヘリカルシャトルスキャン]
次に図3を参照して、ヘリカルシャトルスキャンについて説明する。ヘリカルシャトルスキャンは、被検体Eが載置された天板33を第1方向及び第2方向に往復運動させつつ、ヘリカルスキャンを行う方法である。ヘリカルスキャンとは、被検体Eを中心として螺旋状にX線を曝射するスキャン方法である(図3参照。図3では、被検体Eと螺旋の模式図とを別々に示している)。図3に示す矢印A及び矢印Bは、図1に示す矢印に対応している。矢印Aは、往路スキャンの際に天板33が移動する方向を示し、矢印Bは、復路スキャンの際に天板33が移動する方向を示す。
寝台駆動部32は、被検体Eに対する撮影範囲E内に設定された定速領域Eにおいて天板33を一定の速度で移動させる。一方、寝台駆動部32は、寝台加減速領域Et1(Et2)において天板33の移動速度を加速又は減速させる。
たとえば、第1方向のスキャンを行う場合、寝台駆動部32は、寝台加減速領域Et1において所定の移動速度となるよう天板33を加速させる。そして、寝台駆動部32は、定速領域Eにおいて天板33を当該所定の移動速度で移動させる。その後、寝台駆動部32は、寝台加減速領域Et2において天板33の移動速度を減速させて停止させ、天板33の移動方向を矢印Bの方向に反転させる。そして、第2方向のスキャンが開始されると、寝台駆動部32は、寝台加減速領域Et2において天板33を加速させる。このような往復運動に伴うヘリカルスキャンにより、撮影範囲E内における第1方向及び第2方向の検出データを複数得ることが可能となる。
[軌道同期]
次に、図4A及び図4Bを参照してヘリカルシャトルスキャンにおける軌道同期について説明する。図4A及び図4Bは、スライス方向から架台装置10(X線発生部11)を見た図である。図4A及び図4Bに示す円(破線)は、X線発生部11が被検体Eの周りを回転する際の軌道を示している。第1方向又は第2方向のスキャンを開始する位置を開始位置Lで示す。
ヘリカルシャトルスキャンでは、第1方向において、開始位置Lよりスキャンを開始する(図4Aの矢印α1参照)。また、所定の撮影範囲Eのスキャンが完了したとき、X線発生部11は、終了位置Lで停止する。
その後、軌道同期により、円軌道上の同じ位置(開始位置L)からX線発生部11によるX線の曝射(及び天板33の移動)を開始する。すなわち、第2方向のスキャンを開始する前に、架台・寝台制御部18は、終了位置LにあるX線発生部11を開始位置Lまで移動させる(図4Bの矢印α2参照)。そして、架台・寝台制御部18は、第2方向のスキャンを開始させる(図4Bの矢印α3参照)。
[架台・寝台制御部18の構成]
次に、図5及び図6を参照して、本実施形態における架台・寝台制御部18の詳細な構成について述べる。図5は、架台・寝台制御部18の構成を示すブロック図である。図6は、架台・寝台制御部18の処理の流れを示す図である。図6の横軸は時間tである。
架台・寝台制御部18は、検出部18aと、算出部18bと、比較部18cと、制御部18dとを有する。以下、第1方向のスキャンにおける例を示すが、第2方向のスキャンでも同様である。
検出部18aは、第1方向のスキャンが所定の状態になったことを検出して天板33の移動停止に関する天板情報を生成する。すなわち、検出部18aは天板移動停止のフラグをアクティブにする。「所定の状態」とは、たとえば、天板33の移動範囲内における所定位置に天板33が到達した状態である。この場合、検出部18aは、天板33が所定位置に到達したことを検出し、天板情報を生成する。「所定位置」とは、たとえば、天板33が第1方向における移動の停止を開始する位置(上述の寝台加減速領域Et1に対応する位置)である。
なお、「所定の状態」は、天板33の移動速度が閾値以下となった状態でもよい。具体的に、天板33は、架台・寝台制御部18からの駆動パルスにより駆動する。駆動パルスの間隔は、天板33の移動速度に関係している(駆動パルスの間隔が狭い=移動速度が速い)。そこで、検出部18aは、駆動パルスをモニタリングし、当該駆動パルスの間隔が閾値以下になった場合に、天板情報を生成する。閾値は、天板33が停止状態に向かっているかを示す値である。たとえば、寝台加減速領域Et1(Et2)内において天板33が減速する場合の駆動パルスは、定速領域Ecにおける駆動パルスに比べ、間隔が広くなる。つまり、寝台加減速領域Et1(Et2)内における駆動パルスの間隔に基づく移動速度を閾値とすることができる。
或いは、「所定の状態」として、天板33を有する寝台装置30から送信された天板33の移動停止に関する信号を検出することでもよい。すなわち、検出部18aは、寝台装置30からの天板33の移動停止に関する信号を受けて天板情報を生成してもよい。
算出部18bは、第1方向のスキャンにおいて往復運動が所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる第2方向のスキャンの開始までの所要時間Tを算出する。
具体的に、算出部18bは、天板情報の生成を受けて所要時間Tの算出を行う。本実施形態における所要時間Tとは、第1方向のスキャンにおいて天板33が所定の状態になった時刻t(検出部18aにより天板情報が生成された時刻)から第2方向のスキャンを開始する時刻tまでに要する時間である(図6参照)。なお、図6では、第1方向のスキャンの終了時刻を時刻tで示す。
本実施形態における、算出部18bは、計測部181bと、時間算出部182bとを有する。
計測部181bは、第1方向のスキャンが所定の状態になるまでに得られたビューの個数Vを計測する。たとえば、計測部181bは、第1方向におけるスキャンの開始(時刻t)から取得されるビューの数を計測し、所定の状態になったとき(時刻t)のビュー数をビューの個数Vとする。
1つのビューは、円軌道における任意の位置から被検体Eに対してX線を曝射した場合に当該X線が検出されるX線検出部12の領域に対応する範囲である。1つのビューの取得にかかる時間Tは、X線CT装置1の構成や撮影条件等により予め決まっている。所定の状態に至るまでに得られるビューの個数Vは、被検体Eの体型等による天板33の移動状態の違い(天板33の機械応答性の違い)等により、天板33を移動させるまで分からない。たとえば、体重の重い被検体Eが載置されている場合、体重の軽い被検体Eが載置されている場合よりも天板33の動きは鈍くなる。よって、天板33が所定の状態に至るまでの時間が長くなることから取得されるビューの個数Vが多くなる可能性がある。すなわち、被検体Eの体型等により時刻tの時点で得られるビューの個数Vに差が生じる可能性がある。
時間算出部182bは、予め決められた第1方向のスキャンの全ビュー数Vall(時刻tにおけるビュー数)と、計測部181bで計測されたビューの個数Vとに基づいて、第1方向のスキャンにおける残りのビューの取得にかかる時間Tを算出する。
第1方向のスキャンの全ビュー数Vallは、撮影条件(撮影範囲、回転部10aの回転速度等)等により予め決定されている。全ビュー数Vallは、たとえば、異なる撮影条件等に対応した複数の値が記憶部(図示無)等に記憶されている。この場合、時間算出部182bは、設定された撮影条件に基づいて、対応する一の値を読み出す。
時間算出部182bは、全ビュー数Vallから計測部181bで計測されたビューの個数Vを引くことで、第1方向のスキャンにおける残りのビューの数Vを算出する。先に述べた通り、1つのビューの取得にかかる時間Tは予め決まっているため、時間算出部182bは、残りのビューの数Vに時間Tをかけた値を残りのビューの取得にかかる時間Tとして求める。
算出部18bは、時間算出部182bにより算出された時間T、及び第1方向のスキャンの終了(時刻t)から第2方向のスキャンの開始(時刻t)までにかかる時間T(X線発生部11が終了位置Lから開始位置Lまで移動する時間。すなわち、軌道同期にかかる時間)に基づいて、所要時間Tを算出する。具体的には、算出部18bは、時間Tと時間Tを足した値を所要時間Tとする。
比較部18cは、算出された所要時間Tと、予め設定されたX線発生部11の立ち上げ時間Tとを比較する。立ち上げ時間Tは、停止したX線発生部11(X線管球)に電圧を印加してから、X線の出力が安定するまでの時間である。立ち上げ時間Tは、X線CT装置1の性能によるため、装置毎に予め決まった値が記憶部(図示無)等に記憶されている。
制御部18dは、比較部18cによる比較結果に基づいて、X線発生部11を制御する。
具体的に、所要時間Tが立ち上げ時間Tと同じ、或いは所要時間Tが立ち上げ時間Tよりも長いという比較結果が得られた場合(所要時間T−立ち上げ時間T=時間T≧0の場合)について述べる。この場合、X線発生部11を一旦停止させた場合であっても、軌道同期が完了するまでに(第2方向のスキャンを開始する時刻tまでに)に再度、X線発生部11を立ち上げることができる。よって、制御部18dは、X線発生部11を時間Tだけ停止させる。これにより、軌道同期を行う際の無駄な被曝を低減することが可能となる。なお、立ち上げ時間T≧軌道同期にかかる時間Tの場合、検出データ(ビューの個数)が不足する可能性がある。この場合、コンソール装置40は、既に取得された検出データに基づいてデータの補間処理を行う。データ補間の手法は公知の方法を用いることが可能である。
逆に、所要時間Tが立ち上げ時間Tよりも短いという比較結果が得られた場合(所要時間T−立ち上げ時間T=T<0の場合)について述べる。この場合、X線発生部11を停止させると、軌道同期が完了するまでに(第2方向のスキャンを開始する時刻tまでに)X線発生部11の立ち上げが間に合わない。つまり、X線発生部11を停止させると第1スキャンに連続して第2スキャンを開始することができない。従って、この場合には、制御部18dはX線発生部11によるX線の曝射を継続させる。
<動作>
次に、図7を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。
架台・寝台制御部18は、被検体Eに対して第1方向に天板33を移動させつつ、ヘリカルスキャンを開始する(S10。往路スキャンの開始)。
検出部18aは、天板33が所定の位置に到達したことを検出して、天板情報を生成する(S11)。
計測部181bは、S11で生成された天板情報を受けて、所定の位置に到達するまでに得られたビューの個数Vを計測する(S12)。
時間算出部182bは、全ビュー数VallからS12で計測されたビューの個数Vを引くことにより残りのビューの個数Vを算出する。そして、時間算出部182bは、残りのビューの個数Vに1つのビューの取得にかかる時間Tをかけて残りのビュー(個数V)の取得にかかる時間Tを算出する(S13)。
算出部18bは、S13で算出された時間Tと軌道同期にかかる時間Tとから所要時間Tを算出する(S14)。
比較部18cは、S14で算出された所要時間Tと立ち上げ時間Tとを比較する(S15)。
所要時間Tが立ち上げ時間Tと同じ、或いは長い場合(S16でYの場合)、制御部18dは、X線発生部11による曝射を停止させる(高電圧発生部15による電圧の印加を停止させる)(S17)。
逆に、所要時間Tが立ち上げ時間Tよりも短い場合(S16でNの場合)、制御部18dは、X線発生部11による曝射を継続させる(S18)。
その後、X線CT装置1(架台・寝台制御部18)は、軌道同期を行う(S19)。軌道同期が完了した後、X線CT装置1は、S11〜S17(S18)までの動作を第2方向のスキャンでも繰り返し行う(S20。復路スキャンの開始)。
このように、第1方向のスキャンと第2方向のスキャンを所定回数繰り返し(S21でNの場合)、所望の検出データが得られた場合(S21でYの場合)、ヘリカルシャトルスキャンの完了となる(S22)。
なお、本実施形態では、天板33を移動させる例について述べたがこれに限られない。たとえば、天板33を固定し、天板33に対して架台装置10を移動させることによりヘリカルシャトルスキャンを行うことも可能である。すなわち、本実施形態の構成によれば、天板33と架台装置10(X線スキャン部)とを相対的に往復運動させることが可能である。架台装置10を移動させる場合には、上述の天板情報の代わりに架台装置10の移動情報(架台装置10の位置情報、架台装置10の速度情報等)を用いることができる。
<作用・効果>
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態のX線CT装置1は、天板33と、天板33に載置された被検体Eの周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部11及びX線検出部12を有するX線スキャン部とを有する。X線CT装置1は、天板33の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に天板33とX線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された検出データに基づいて被検体Eの画像を生成する。X線CT装置1は、算出部18bと、比較部18cと、制御部18dとを有する。算出部18bは、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる第2方向のスキャンの開始までの所要時間Tを算出する。比較部18cは、算出された所要時間Tと、予め設定されたX線発生部11の立ち上げ時間Tとを比較する。制御部18dは、比較部18cによる比較結果に基づいて、X線発生部11を制御する。
具体的には、算出部18bは、計測部181bと、時間算出部182bとを有する。計測部181bは、第1方向のスキャンが所定の状態になるまでに得られたビューの個数Vを計測する。時間算出部182bは、予め決められた第1方向のスキャンの全ビュー数Vallと、計測部181bで計測されたビューの個数Vとに基づいて、第1方向のスキャンにおける残りのビューの取得にかかる時間Tを算出する。算出部18bは、時間算出部182bにより算出された時間Tと第1方向のスキャンの終了から第2方向のスキャンの開始までの間におけるX線発生部11の回転移動にかかる時間Tとに基づいて、所要時間Tを算出する。
このように、所要時間Tと立ち上げ時間Tとの比較結果に基づいて、制御部18dがX線発生部11の制御(X線発生部11によるX線曝射の有無)を行うことにより、ヘリカルシャトルスキャンの実行中であっても、X線の曝射を一時的に停止することが可能となる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置によれば、ヘリカルシャトルスキャンにおいて不要な被曝を低減することが可能となる。
また、制御部18dは、所要時間Tが立ち上げ時間Tと同じ、或いは長い場合、X線発生部11によるX線の発生を停止させる。
このように、所要時間Tが立ち上げ時間Tと同じ、或いは長い場合には、一時的にX線の曝射を停止させても、制御部18dは、次のスキャン開始までにX線発生部11を立ち上げることが可能となる。よって、X線の曝射停止から次のスキャン開始まで(たとえば、軌道同期中)における不要な被曝を低減することができる。
更に、X線CT装置1は、検出部18aを有する。検出部18aは、第1方向のスキャンが所定の状態になったことを検出して天板33の移動停止に関する天板情報(天板移動停止フラグ)を生成する。算出部18bは、天板情報の生成を受けて所要時間Tの算出を行う。
このように、天板情報の生成に基づいて所要時間Tの算出を行うことにより、所要時間Tと立ち上げ時間Tとの比較結果によっては、X線の曝射を一時的に停止することが可能となる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置によれば、ヘリカルシャトルスキャンにおいて不要な被曝を低減することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図8〜図10を参照して、第2実施形態に係るX線CT装置1の構成について説明する。本実施形態においては、往復運動が所定の状態になったことに対応し、データ収集を停止させ、且つ軌道同期を行う構成について述べる。なお、第1実施形態と同様の構成等については、詳細な説明を省略する場合がある。
本実施形態における架台・寝台制御部18は、検出部18aと、制御部18dとを有する。
第1実施形態と同様、検出部18aは、第1方向のスキャンが所定の状態になったことを検出して天板33の移動停止に関する天板情報を生成する。以下の説明では、検出部18aは、天板33の移動範囲内における所定位置に天板33が到達した状態を検出して天板情報を生成するものとする。
本実施形態における制御部18dは、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し(検出部18aによる天板情報の生成を受けて)、X線スキャン部による検出データの収集を停止させ、且つX線発生部11を第1方向のスキャンの開始位置と同じ位置に移動させ、第2方向のスキャンを開始させる。
図9A及び図9Bを参照して、本実施形態における制御部18dの動作について詳述する。図9Aは、図4A及び図4B同様、スライス方向から架台装置10(X線発生部11)を見た図である。図9Aに示す円(破線)は、X線発生部11が被検体Eの周りを回転する際の軌道を示している。また、図9Bは、第1方向におけるヘリカルスキャンの軌道を示す模式図である。図9A及び図9Bにおいて、第1方向又は第2方向のスキャンを開始する位置を開始位置Lで示す。
第1方向のスキャンを実行中に検出部18aによる天板情報の生成を受けると、制御部18dは、X線スキャン部による検出データの収集を停止させる。具体的には、制御部18dは、X線検出部12によるX線の検出、及び回転部10a(X線発生部11)の回転を停止させる。図9A及び図9Bでは、X線発生部11が停止する位置を停止位置Lで示す。なお、図9Bから明らかなように、実際には、X線発生部11は終了位置Lよりも前の軌道で停止する(図9Aでは便宜上、同一平面上に停止位置L及び終了位置Lを示している)。また、X線スキャン部による検出データの収集が停止された後も、X線発生部11によるX線の曝射は継続して行われる。
その後、制御部18dは、停止位置Lから開始位置LまでX線発生部11を移動させ(軌道同期。図9Aの矢印α4参照)、第2方向のスキャンを開始させる。
このように、天板情報の生成に基づいてX線スキャン部によるデータ収集を停止させると、通常の場合(終了位置Lまでスキャンを行う場合。第1実施形態参照)に比べ、第1方向のスキャンを早く終了させることができる。すなわち、第1方向のスキャンにおける被曝量を低減することができる。同様の動作を各スキャンで行うことでヘリカルシャトルスキャン全体における被曝量の低減に繋がる。なお、図9Aに示すように、停止位置Lが終了位置Lよりも開始位置L側に位置している場合、終了位置Lから軌道同期を行う場合に比べ、X線発生部11の移動量が少ない。すなわち、軌道同期の際のX線曝射による被曝量を低減することが可能となる。
ところで、本実施形態におけるX線CT装置1は、終了位置Lまでスキャンを行う場合よりもデータ収集を早く停止するため、各スキャンにおける検出データの量が不足する可能性がある。この場合、コンソール装置40は、既に取得された検出データに基づいてデータの補間処理を行う。データ補間の手法は公知の方法を用いることが可能である。
<動作>
次に、図10を参照して、本実施形態に係るX線CT装置1の動作について説明する。
架台・寝台制御部18は、被検体Eに対して第1方向に天板33を移動させつつ、ヘリカルスキャンを開始する(S30。往路スキャンの開始)。
検出部18aは、天板33が所定の位置に到達したことを検出して、天板情報を生成する(S31)。
制御部18dは、S31で生成された天板情報を受けて、X線検出部12によるX線の検出を停止させ、且つX線発生部11を停止位置Lに停止させる(S32。検出データの収集を停止)。
そして、制御部18dは、X線発生部11を停止位置Lから開始位置Lまで移動させる(S33。軌道同期)。
軌道同期が完了した後、X線CT装置1は、S31〜S33までの動作を第2方向のスキャンでも繰り返し行う(S34。復路スキャンの開始)。
このように、第1方向のスキャンと第2方向のスキャンを所定回数繰り返し(S35でNの場合)、所望の検出データが得られた場合(S35でYの場合)、ヘリカルシャトルスキャンの完了となる(S36)。
<作用・効果>
本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態のX線CT装置1は、天板33と、天板33に載置された被検体Eの周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部11及びX線検出部12を有するX線スキャン部とを有する。X線CT装置1は、天板33の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に天板33とX線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された検出データに基づいて被検体Eの画像を生成する。X線CT装置1は、制御部18dを有する。制御部18dは、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し(たとえば、天板情報に基づいて)X線スキャン部による検出データの収集を停止させ、且つX線発生部11を第1方向のスキャンの開始位置と同じ位置に移動させ、第2方向のスキャンを開始させる。
このように、第1方向のスキャンにおいて往復運動が所定の状態になった場合にデータ収集を停止させ、軌道同期を行うことにより、第1方向のスキャンにおける被曝量を低減させることができる。この動作を繰り返し行われる各スキャンで実行することにより、ヘリカルシャトルスキャン全体における被曝量を低減させることができる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置によれば、ヘリカルシャトルスキャンにおいて不要な被曝を低減することが可能となる。
<実施形態に共通の効果>
以上述べた少なくともひとつの実施形態のX線CT装置によれば、第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、制御部18dがX線発生部11の制御(またはデータ収集の停止及び軌道同期)を行うことにより、被曝量を低減することが可能となる。すなわち、本実施形態におけるX線CT装置によれば、ヘリカルシャトルスキャンにおいて不要な被曝を低減することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CT装置
10 架台装置
10a 回転部
10b 固定部
11 X線発生部
12 X線検出部
13 X線絞り部
14 データ収集部
15 高電圧発生部
16 架台駆動部
17 絞り駆動部
18 架台・寝台制御部
18a 検出部
18b 算出部
18c 比較部
18d 制御部
30 寝台装置
40 コンソール装置
181b 計測部
182b 時間算出部

Claims (6)

  1. 天板と、
    前記天板に載置された被検体の周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部及びX線検出部を有するX線スキャン部と、
    を有し、
    前記天板の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に前記天板と前記X線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、前記X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された前記検出データに基づいて前記被検体の画像を生成するX線CT装置であって、
    前記第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる前記第2方向のスキャンの開始までの所要時間を算出する算出部と、
    算出された前記所要時間と、予め設定された前記X線発生部の立ち上げ時間とを比較す
    る比較部と、
    前記比較部による比較結果に基づいて、前記X線発生部を制御する制御部と、
    有し、
    前記制御部は、前記所要時間が前記立ち上げ時間と同じ、或いは長い場合、前記X線発生部によるX線の発生を停止させることを特徴とするX線CT装置。
  2. 天板と、
    前記天板に載置された被検体の周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部及びX線検出部を有するX線スキャン部と、
    を有し、
    前記天板の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に前記天板と前記X線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、前記X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された前記検出データに基づいて前記被検体の画像を生成するX線CT装置であって、
    前記第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる前記第2方向のスキャンの開始までの所要時間を算出する算出部と、 算出された前記所要時間と、予め設定された前記X線発生部の立ち上げ時間とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果に基づいて、前記X線発生部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記算出部は、
    前記第1方向のスキャンが前記所定の状態になるまでに得られたビューの個数を計測する計測部と、
    予め決められた前記第1方向のスキャンの全ビュー数と、前記計測部で計測されたビューの個数とに基づいて、前記第1方向のスキャンにおける残りのビューの取得にかかる時間を算出する時間算出部と、
    を有し、
    前記時間算出部により算出された時間と前記第1方向のスキャンの終了から前記第2方向のスキャンの開始までの間における前記X線発生部の回転移動にかかる時間とに基づいて、前記所要時間を算出することを特徴とするX線CT装置。
  3. 天板と、
    前記天板に載置された被検体の周囲を一体的に回転可能に設けられたX線発生部及びX線検出部を有するX線スキャン部と、
    を有し
    前記天板の長手方向に沿う第1方向及びその逆方向である第2方向に前記天板と前記X線スキャン部とを相対的に往復運動させつつ、前記X線スキャン部によりX線スキャンを行って検出データを収集し、収集された前記検出データに基づいて前記被検体の画像を生成するX線CT装置であって、
    前記第1方向のスキャンが所定の状態になったことに対応し、当該第1方向のスキャンに引き続き行われる前記第2方向のスキャンの開始までの所要時間を算出する算出部と、
    算出された前記所要時間と、予め設定された前記X線発生部の立ち上げ時間とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果に基づいて、前記X線発生部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記第1方向のスキャンが前記所定の状態になったことを検出して前記天板の移動停止に関する天板情報を生成する検出部を有し、
    前記算出部は、前記天板情報の生成を受けて前記所要時間の算出を行うことを特徴とするX線CT装置。
  4. 前記検出部は、前記所定の状態として、前記天板の移動範囲内における所定位置に前記天板が到達したことを検出することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  5. 前記検出部は、前記所定の状態として、前記天板の移動速度が閾値以下となったことを検出することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
  6. 前記検出部は、前記所定の状態として、前記天板を有する寝台装置から送信された前記天板の移動停止に関する信号を検出することを特徴とする請求項3に記載のX線CT装置。
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