JP6067072B1 - ミキサ及びそのミキサに取り付けられた受電部への給電方法 - Google Patents

ミキサ及びそのミキサに取り付けられた受電部への給電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ミキサドラムと共に回転する電気機器に電力を良好に給電することができるミキサを提供する。【解決手段】ミキサ10Jは、前支持部11F及び後支持部11B、ミキサドラム10、スランプセンサ16、及び電力伝送部30を備えている。ミキサドラム10は前支持部11Fに回転自在に軸支された駆動軸10Bを有し、駆動軸10Bを中心に回転する。スランプセンサ16はミキサドラム10に取り付けられている。電力伝送部30は受電部30C及び給電部30Dを有している。受電部30Cはミキサドラム10に取り付けられてスランプセンサ16へ電力を供給する。給電部30Dは前支持部11Fに取り付けられ、受電部30Cとの間に所定の間隔を空けて、受電部30Cに一時的又は常時的に対峙して受電部30Cへ給電する。【選択図】図2

Description

本発明はミキサ及びそのミキサに取り付けられた受電部への給電方法に関するものである。
特許文献1は従来のミキサを開示している。このミキサは、ミキサドラム(ドラム)、支持部(車体)、太陽光発電機、及び複数の電気機器(残水検知センサ)を備えている。ミキサドラムは一端が開口した開口部が設けられている。支持部はミキサドラムを回転自在に搭載している。太陽光発電機はミキサドラムの外周面に設けられている。太陽光発電機はミキサドラムと共に回転しつつ太陽光を受けて発電する。複数の電気機器はミキサドラムの内周面に周方向に並んで設けられている。これら複数の電気機器はミキサドラムと共に回転する。このため、このミキサはミキサドラムの外周面に設けられた太陽光発電機がミキサドラムと共に回転しつつ太陽光を受けて発電した電力を複数の電気機器に給電することができる。つまり、このミキサは支持部側からミキサドラム側に設けられた電気機器へ電力線を介して給電を行う必要がなく、電気機器に給電するための電力線が断線することがない。
特開2008―100407号公報
しかし、特許文献1のミキサは時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受ける太陽光発電機で発電している。このため、このミキサは周囲の環境によって安定して電気機器に給電できないおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、ミキサドラムと共に回転する電気機器に良好に給電することができるミキサを提供することを解決すべき課題としている。
本発明のミキサは、支持部、ミキサドラム、電気機器、及び電力伝送部を備えている。ミキサドラムは支持部に回転自在に軸支された駆動軸を有し、駆動軸を中心に回転する。電気機器はミキサドラムに取り付けられている。電力伝送部は受電部及び給電部を有している。受電部はミキサドラムに取り付けられて電気機器へ電力を供給する。給電部は支持部に取り付けられ、受電部との間に所定の間隔を空けて、受電部に一時的又は常時的に対峙して受電部へ給電する。
このミキサは、支持部側に取り付けられた給電部と、ミキサドラム側に取り付けられた受電部との間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサはミキサドラムがレディミクストコンクリート等を攪拌する際に回転しても給電部と受電部とが接触することがない。このため、このミキサは、受電部が給電部に一時的又は常時的に対峙する。この際、給電部は受電部へ給電することができる。つまり、このミキサは支持部側からミキサドラム側に取り付けられた電気機器へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路で電気機器へ給電することができる。さらに、このミキサは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラムに取り付けられた電気機器に安定的に給電することができる。
したがって、本発明のミキサは、ミキサドラムに取り付けられてミキサドラムと共に回転する電気機器に良好に給電することができる。
本発明のミキサにおいて、支持部はミキサドラムの駆動軸の周囲を覆うように駆動軸に同軸に設けられた円筒状の隠蔽部を有している。また、電力伝送部は、受電部がミキサドラムの駆動軸の外周面に設けられ、給電部は隠蔽部の内周面に設けられている。この場合、このミキサは電力伝送部をミキサドラムの駆動軸の外周部に配置するため、電力伝送部を小型化することができる。
本発明のミキサにおいて、電力伝送部は、受電部がミキサドラムの外周面に設けられている。また、電力伝送部は、ミキサドラムの周方向に沿って伸びて、給電部が受電部に一時的に対峙する位置に配置した給電支持部材を有している。この場合、このミキサはミキサドラムが回転した場合、駆動軸の周囲に給電部を設け、駆動軸の外周面に受電部を設けた場合に比べて、給電部に対して受電部を速く通過させることができる。電磁誘導によって給電部から受電部に給電する場合、給電部の周囲に発生した磁界の中を受電部が速く通過すると、受電部を貫通する磁束の量が速く変化するため、受電部で発生する誘導電流が多くなる。このため、このミキサの電力伝送部は給電部から受電部に、より多く給電することができる。
本発明のミキサにおいて、電力伝送部は少なくとも受電部又は給電部のいずれか一方を複数有している。この場合、このミキサの電力伝送部は、受電部及び給電部が1つずつ設けられた場合に比べて、給電部から受電部に、より多く給電することができる。
本発明のミキサに取り付けられた受電部への給電方法は、第1手順〜第3手順を備えている。第1手順は給電部から受電部に給電された電力に応じた電気特性値を得る。第2手順は第1手順で得られた電気特性値から給電部に対する受電部の位置を求める。第3手順は第2手順で求めた受電部の位置に基づいて給電部に電流を供給する。また、この受電部への給電方法は電気特性値が所定の値より小さくなった場合、第1手順に戻る。この場合、この受電部への給電方法は回転軸を中心にした受電部の円周上の位置を別のセンサで求めなくて済む。また、給電部に対する受電部の位置を特定することができると、受電部の給電部に対する位置によって給電部への電力の供給をタイミングよく行うことができるため、無用な電力の消費を抑えることができる。
実施形態1のミキサ車を示す側面図である。 実施形態1のミキサ車のミキサに関し、(A)は要部を示す斜視図であり、(B)は(A)におけるX−X断面図である。 給電部及び受電部が対向し、給電部の周囲で発生する磁界の中に受電部が位置している状態を示す模式図である。 実施形態1の給電部に対する受電部の位置を求めて、給電部から受電部に給電するステップを示すフローチャートである。 実施形態2のミキサ車のミキサに関し、(A)は要部を示す斜視図であり、(B)は(A)におけるY−Y断面図である。 実施形態2の給電部に対する受電部の位置を求めて、給電部から受電部に給電するステップを示すフローチャートである 実施形態3のミキサ車のミキサに関し、(A)は側面図であり、(B)は(A)におけるZ−Z断面図である。 実施形態4のミキサ車のミキサの要部を示す側面図である。 実施形態5のミキサ車のミキサに関し、(A)は要部を示す側面図であり、(B)は(A)におけるW−W断面図である。 実施形態6のミキサ車のミキサ関し、(A)は側面図であり、(B)は(A)におけるV−V断面図である。 実施形態6のミキサ車のミキサの要部を示す斜視図である。
次に、本発明のミキサを車体の支持部に搭載したミキサ車を具体化した実施形態1〜6について、図面を参照しつつ説明する。
<実施形態1>
実施形態1のミキサ車は、図1に示すように、車体50、ミキサ10J、ホッパ50C、及びシュート50Dを備えている。
車体50は、キャビン50A、架台50Fを有している。キャビン50Aは車体50の前側(前後は図1における左右である。以下同じ)に設けられている。架台50Fはキャビン50Aの後側に設けられている。エンジン(図示せず)は、車体50を走行させるものであり、キャビン50Aの下側(上下は図1における上下である。以下同じ)に設けられている。
ミキサ10Jは、図1に示すように、ミキサドラム10、前支持部11F、後支持部11B、電力伝送部30、及びスランプセンサ16を備えている。
ミキサドラム10は、ドラム本体10A、駆動軸10B、2枚のドラムブレード(図示せず)、及びローラリング10Dを有している。ドラム本体10Aは円筒状をなしている。ドラム本体10Aは一端が開口した開口部10Eが設けられている。また、ドラム本体10Aは一端から見て奥方向である他端が閉鎖部10Fで閉じられている。駆動軸10Bは閉鎖部10Fの中心に連結されてドラム本体10Aの外方向に伸びている。この駆動軸10Bはミキサドラム10の回転軸10G上に伸びている。
駆動軸10Bは減速機(図示せず)に連結している。減速機は油圧モーター(図示せず)に連結している。油圧モーターは配管(図示せず)を介して油圧ポンプ(図示せず)に連結している。また、油圧ポンプは車体のエンジン(図示せず)に連結されている。こうして、エンジンの回転力は油圧ポンプ、配管、油圧モーター、及び減速機を介して駆動軸10Bに伝達してミキサドラム10を回転させる。
各ドラムブレードは所定の間隔を空けてドラム本体10Aの内周面に沿って螺旋状に固定されている。つまり、各ドラムブレードはドラム本体10Aと共に回転する。ローラリング10Dは円環状であり、ドラム本体10Aの開口部10E側の外側面を一周するように設けられている。
後支持部11Bはミキサドラム10の開口部10Eを上方に位置して開口部10Eを閉鎖部10Fより上側に持ち上げた前傾姿勢でミキサドラム10を回転自在に支持している。詳しくは、後支持部11Bは後端部に設けられた複数のローラ11Aによってミキサドラム10のローラリング10Dを下側から回転自在に支持している。また、前支持部11Fはミキサドラム10の駆動軸10Bを回転自在に支持している。こうして、前支持部11F及び後支持部11Bはミキサドラム10を軸支して、ミキサドラム10が回転軸10Gを中心にして回転する。
電力伝送部30は、図1及び図2(A)に示すように、隠蔽部30B、複数の給電部30D、給電側制御部30E、給電側蓄電池30F、及び受電部30Cを有している。
隠蔽部30Bは円筒状をなしており、駆動軸10Bの周囲を覆うように駆動軸10Bに同軸に設けられて、前支持部11Fに固定されている。隠蔽部30Bの内周面と駆動軸10Bの外周面との間は所定の間隔を空けている。各給電部30Dは表面を絶縁膜で被覆した金属線を同軸に複数回巻いて円環状に束ねたコイルである。また、この各給電部30Dは径方向に幅を有した円環状である。各給電部30Dは、円環状の一端側を隠蔽部30Bの内周面(円周面)に当接して取り付けられている。
隠蔽部30Bは、内周面の周方向に6個の給電部30Dが互いの間の寸法を等間隔にして1列に取り付けられている。6個の給電部30Dは1列に並んだ順番に0〜5の値が関連付けられている(図2(B)参照)。詳しくは、6個の給電部30Dのそれぞれに対応させた0〜5のID信号(パルス信号等)を6個の給電部30Dに割り当てておく。各給電部30Dは金属線の両端が長く引き出されている。各給電部30Dは前支持部11F側に取り付けられている。
給電側制御部30Eは、前支持部11Fに設けられている。給電側制御部30Eは各給電部30Dから長く引き出された金属線の両端が電気的に接続されている(図2(B)参照)。給電側蓄電池30Fは給電側制御部30Eに隣り合い、前支持部11Fに設けられている。給電側蓄電池30Fは給電側制御部30Eに電気的に接続されている。給電側制御部30Eは給電側蓄電池30Fから直流電流が供給される。給電側制御部30Eはこの直流電流を交流電流に変換して各給電部30Dに供給する。
受電部30Cは表面を絶縁膜で被覆した金属線を同軸に複数回巻いて円環状に束ねたコイルである。また、この各受電部30Cは径方向に幅を有した円環状である。受電部30Cは金属線の両端が長く引き出されている。受電部30Cは円環状の一端側をミキサドラム10の駆動軸10Bの外周面に当接して取り付けられている。つまり、受電部30Cは、円環状の他端側を各給電部30Dの円環状の他端側に対峙する位置に取り付けられている(図2(B)参照)。
受電部30Cはミキサドラム10の駆動軸10Bに取り付けられてミキサドラム10と共に回転する。受電部30Cの円環状の他端側と各給電部30Dの円環状の他端側との間は所定の間隔を空けている。ミキサドラム10と共に回転する受電部30Cは各給電部30Dに接触することはない。つまり、受電部30Cはミキサドラム10と共に回転して一時的に各給電部30Dに対峙する。
電気機器であるスランプセンサ16は、電極12、及び制御部15を具備している。電極12はミキサドラム10の内周面に設けられている。制御部15はミキサドラム10の外周面に設けられている。電極12及び制御部15はドラム本体10Aに水密状に貫通して設けられた貫通孔17を介して電気的に接続されている。つまり、スランプセンサ16はミキサドラム10に取り付けられてミキサドラム10と共に回転する。
スランプセンサ16は電極12を利用して測定したレディミクストコンクリートの抵抗値や静電容量値等の所定の値に基づいて制御部15でスランプ値を求める。スランプセンサ16は制御部15に受電部30Cから長く引き出された金属線の両端が電気的に接続されている。
ホッパ50Cは上方向に拡がりながら開口した投入口が形成されている。ホッパ50Cは下端が前方下方向に開口し排出口が形成されている。ホッパ50Cは排出口がミキサドラム10の開口部10Eの中央部に連通している。ホッパ50Cは後支持部11Bの上部に固定されている。ホッパ50Cは投入口に投入されたレディミクストコンクリートを排出口からミキサドラム10内に投入する。
シュート50Dは後支持部11Bに基端部を中心にして先端部が水平方向及び上下方向に回動自在に支持されている。なお、水平方向とは、必ずしも厳密な水平方向を意味するものではなく、厳密な水平方向から多少ずれた状態も含む。こうして、シュート50Dはミキサドラム10から排出されるレディミクストコンクリートを所望の位置に誘導する。
このミキサ車は、こうして構成されたミキサ10J、ホッパ50C、及びシュート50Dを、車体50の架台50Fの上側に搭載する。
次に、このミキサ車のミキサ10Jの動作について説明する。ミキサ10Jは、電磁誘導を利用して各給電部30Dから受電部30Cに給電する。詳しくは、
このミキサ10Jはミキサドラム10が回転軸10Gを中心にして回転してミキサドラム10内に投入されたレディミクストコンクリートを攪拌する。このとき、受電部30C及びスランプセンサ16はミキサドラム10と共にミキサドラム10の回転軸10Gを中心にした円周上を回転する。この際、このミキサ10Jは給電側制御部30Eで給電側蓄電池30Fから供給された直流電流を交流電流に変換して各給電部30Dに供給する。すると、各給電部30Dは、図3に示すように、周囲に交流磁界Mが発生する。受電部30Cはこの交流磁界の中を移動する。受電部30Cは交流磁界の中に配置されることによって誘導電流が発生する。こうして、このミキサ10Jは電磁誘導によって前支持部11F側の各給電部30Dからミキサドラム10側の受電部30Cに給電することができる。
各給電部30Dの周囲に発生する交流磁界は、隣り合う給電部30Dの中間が最も少なくなる。このため、隣り合う給電部30Dの中間に受電部30Cが位置した場合に受電部30Cに給電される量が最も少なくなる。このため、隣り合う給電部30Dの間の寸法は、隣り合う給電部30Dの中間で受電部30Cに給電される量がスランプセンサ16を動作させるのに必要な電力量より大きくなるように設定している。
次に、ミキサ10Jに取り付けられた受電部30Cの位置特定方法及び給電部30Dへ交流電流を供給する給電方法について説明する。図4に示すフローチャートは所定の時間毎に繰り返して制御部15で実行される。制御部15は電流センサ(図示せず)を具備している。これにより、制御部15は受電部30Cで発生した誘導電流の値を所定の時間毎に繰り返して電流センサで検知している。
まず、受電部30Cの位置を特定するために、特定完了フラグが0かどうか判定する(ステップS1)。詳しくは、受電部30Cの位置の特定が完了している場合に1がセットされ、受電部30Cの位置の特定が完了していない場合に0がセットされる特定完了フラグを設ける。この特定完了フラグに0がセットされている場合、ステップS2に移行する。また、この特定完了フラグに1がセットされている場合、ステップS5に移行する。この特定完了フラグはミキサ車のエンジンの駆動を開始する毎に0がセットされる。
≪位置特定方法≫
ステップS2に移行すると、各給電部30Dに対する受電部30Cで発生した誘導電流の値を測定する。詳しくは、0番目〜5番目の給電部30Dに1つずつ順番に交流電流を供給する。このとき、何れの給電部30Dに交流電流を供給しているか制御部15で識別するため、0番目〜5番目の給電部30Dのそれぞれに対応させたID信号を受電部30C及び給電部30Dを介して制御部15に送信する。そして、交流電流が供給された各給電部30Dに対する受電部30Cで発生した誘導電流の値を制御部15の電流センサで測定する。例えば、0番目の給電部30Dに交流電流を供給した場合、受電部30Cが0番目の給電部30Dに対向していれば受電部30Cに発生する誘導電流の値が最大となる。ここで、対向とは受電部30Cと給電部30Dとが完全に対峙している状態をいう(以下同じ。)。また、受電部30Cが0番目の給電部30Dに対向していなければ、受電部30Cに発生する誘導電流は、受電部30Cと0番目の給電部30Dとが対峙する量に応じて変化する。制御部15は給電部30Dから受電部30Cに給電された電力に応じた電気特性値である誘導電流の値を得る。
次に、各給電部30Dに対する受電部30Cで発生した誘導電流の値から各給電部30Dに対する受電部30Cの位置を特定する(ステップS3)。詳しくは、ステップS2において測定した、各給電部30Dに対する受電部30Cで発生した誘導電流の値(以下、給電部30Dに対する誘導電流の値という。)の中で、最も大きい値、及び次に大きい値の比率を基にして、0番目〜5番目の隣り合う給電部30Dに対する受電部30Cの位置を求める。例えば、0番目の給電部30Dに対する誘導電流の値が最も大きく、1番目の給電部30Dに対する誘導電流の値が次ぎに大きい場合、受電部30Cは0番目と1番目との給電部30Dに跨って、0番目の給電部30Dに寄った位置にある。こうして、電気特性値である誘導電流の値から0番目〜5番目の給電部30Dに対する受電部30Cの位置を特定する。そして、特定完了フラグに1をセットして、受電部30Cの位置の特定を完了したことを示す(ステップS4)。このように、制御部15で0番目〜5番目の給電部30Dに対する受電部30Cの位置を特定したら、この位置情報を受電部30C及び給電部30Dを介して給電側制御部30Eへ送信する。
≪給電方法≫
次に、ステップS3で特定された受電部30Cの位置に基づいて受電部30Cに対峙する給電部30Dに交流電流を供給する(ステップS5)。詳しくは、ステップS3で特定された受電部30Cの位置に対峙する給電部30Dに交流電流を供給する。こうして、このミキサ10Jは受電部30Cが対峙していない給電部30Dに無用な交流電流を供給することなく、給電部30Dから受電部30Cに給電することができる。
次に、受電部30Cで発生した誘導電流の値が所定の値より小さいか判定する(ステップS6)。詳しくは、ミキサドラム10と共に回転する受電部30Cは、交流電流が供給されている給電部30Dを通過すると、給電部30Dから給電されなくなる。つまり、受電部30Cで発生した誘導電流の値が所定の値(所定の値は予め制御部15に保存されている)より小さいか比べることによって、交流電流が供給されている給電部30Dを受電部30Cが通過したかが判る。受電部30Cで発生した誘導電流の値が所定の値より小さいと判定された場合、ステップS7に移行して、特定完了フラグに0をセットして、受電部30Cの位置の特定が完了していないことを示す。また、受電部30Cで発生した誘導電流の値が所定の値より小さくないと判定された場合、フローチャートが終了し、再び制御部15はフローチャートをステップS1から実行する。
このように、このミキサ車のミキサ10Jは、前支持部11F側に取り付けられた給電部30Dと、ミキサドラム10側に取り付けられた受電部30Cとの間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサ10Jはミキサドラム10がレディミクストコンクリートを攪拌する際に回転しても給電部30Dと受電部30Cとが接触することがない。このため、このミキサ10Jは受電部30Cが給電部30Dに一時的に対峙する。この際、給電部30Dは受電部30Cへ給電することができる。つまり、このミキサ10Jは前支持部11F側からミキサドラム10側に取り付けられたスランプセンサ16へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路でスランプセンサ16へ給電することができる。さらに、このミキサ10Jは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラム10に取り付けられたスランプセンサ16に安定的に給電することができる。
したがって、実施形態1のミキサ車のミキサ10Jは、ミキサドラム10に取り付けられてミキサドラム10と共に回転するスランプセンサ16に良好に給電することができる。
また、このミキサ10Jにおいて、前支持部11Fはミキサドラム10の駆動軸10Bの周囲を覆うように駆動軸10Bに同軸に設けられた円筒状の隠蔽部30Bを有している。また、電力伝送部30は、受電部30Cがミキサドラム10の駆動軸10Bの外周面に設けられ、給電部30Dは隠蔽部30Bの内周面に設けられている。このため、このミキサ10Jは電力伝送部30をミキサドラム10の駆動軸10Bの外周部に配置するため、電力伝送部30を小型化することができる。
また、このミキサ10Jにおいて、電力伝送部30は給電部30Dを複数有している。このため、このミキサ10Jの電力伝送部30は、給電部30D及び受電部30Cが1つずつ設けられた場合に比べて、各給電部30Dから受電部30Cに、より多く給電することができる。
また、ミキサ10Jに取り付けられた受電部30Cへの給電方法は、第1手順〜第3手順を備えている。第1手順は給電部30Dから受電部30Cに給電された電力に応じた誘導電流の値を得る。第2手順は第1手順で得られた誘導電流の値から給電部30Dに対する受電部30Cの位置を求める。第3手順は第2手順で求めた受電部30Cの位置に基づいて給電部30Dに電流を供給する。また、この受電部30Cへの給電方法は受電部30Cで発生する誘導電流が所定の値より小さくなった場合、第1手順に戻る。このため、この受電部30Cへの給電方法は回転軸10Gを中心にした受電部30Cの円周上の位置を別のセンサで求めなくて済む。また、給電部30Dに対する受電部30Cの位置を特定することができると、受電部30Cの給電部30Dに対する位置によって給電部30Dへの電力の供給をタイミングよく行うことができるため、無用な電力の消費を抑えることができる。
<実施形態2>
実施形態2のミキサ車は、図5(A)、(B)に示すように、給電部30Dが1つである点、ミキサドラム10が受電側蓄電池14を有している点、及び、ミキサ10Jに取り付けられた受電部30Cの位置特定方法及び給電方法が実施形態1と異なる。他の構成は実施形態1と同様であり、実施形態1と同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
給電部30Dは円環状の一端側を隠蔽部30Bの内周面に当接して1つ取り付けられている(図5(B)参照)。給電部30Dは金属線の両端が長く引き出されて給電側制御部30Eに電気的に接続されている(図5(B)参照)。受電側蓄電池14はミキサドラム10の外周面に設けられて、スランプセンサ16の制御部15に隣り合い取り付けられている。受電側蓄電池14は制御部15に電気的に接続されている。
次に、このミキサ車のミキサ10Jの動作について説明する。給電側制御部30Eは給電側蓄電池30Fから供給された直流電流を交流電流に変換して給電部30Dに供給する。すると、給電部30Dの周囲に交流磁界が発生する。受電部30C及びスランプセンサ16はミキサドラム10と共にミキサドラム10の回転軸10Gを中心にした円周上を回転して給電部30Dに周期的に対峙する。つまり、このミキサ10Jは受電部30Cと給電部30Dとが対峙している間、給電部30Dから受電部30Cに給電することができる。つまり、このミキサ10Jは給電部30Dから受電部30Cに常時的に給電されない。
このミキサ10Jは給電部30Dから受電部30Cに給電している間、受電部30Cから制御部15を介して受電側蓄電池14にも給電して充電を行う。こうして、このミキサ10Jは、給電部30Dから受電部30Cに給電していない間、受電側蓄電池14に蓄電された電力を使ってスランプセンサ16を動作させることができる。この場合、受電側蓄電池14が蓄電できる容量は、ミキサドラム10が1回転する間にスランプセンサ16が消費する電力より大きくなければならない。また、給電部30Dと受電部30Cとが1回対峙して受電側蓄電池14に給電して充電する量は、ミキサドラム10が1回転する間にスランプセンサ16が消費する電力より大きくなければならない。
次に、ミキサ10Jに取り付けられた受電部30Cの位置特定方法及び給電方法について説明する。図6に示すフローチャートは所定の時間毎に繰り返して制御部15で実行される。制御部15は電流センサ(図示せず)を具備している。これにより、制御部15は受電部30Cで発生した誘導電流の値を所定の時間毎に繰り返して電流センサが検知している。
まず、受電部30Cの位置を特定するために、特定完了フラグが0かどうか判定する(ステップS11)。詳しくは、受電部30Cの位置の特定が完了している場合に1がセットされ、受電部30Cの位置の特定が完了していない場合に0がセットされる特定完了フラグを設ける。この特定完了フラグに0がセットされている場合、ステップS12に移行する。また、この特定完了フラグに1がセットされている場合、ステップS14に移行する。この特定完了フラグは、ミキサ車のエンジンの駆動を開始する毎に0がセットされる。
≪位置特定方法≫
ステップS12に移行すると、受電部30Cと給電部30Dとが対向している状態を特定して、その際の状態を保存する。ミキサ10Jに取り付けられた受電部30Cの位置特定方法は、給電部30Dに交流電流を供給したままミキサドラム10を1回転させて、受電部30Cで発生する誘導電流の値が最大になる状態を求める。つまり、受電部30Cで発生する誘導電流の値が最大になる状態が受電部30Cと給電部30Dとが対向している状態である。詳しくは、誘導電流の値が所定の値より大きいか判定する(所定の値は予め制御部15に保存されている)。誘導電流の値が所定の値より大きいと判定すると、誘導電流の値が上昇を続けた後に下降を開始したかを判定する。誘導電流の値が下降を開始したと判定すると、下降を開始した直前の状態(最大値)が受電部30Cと給電部30Dとが対向している状態であると判定し、このときの受電部30Cの位置を制御部15に保存する。そして、特定完了フラグに1をセットして、受電部30Cの位置の特定が完了したことを示し、給電部30Dへの交流電流の供給を停止する(ステップS13)。
≪給電方法≫
次に、ステップS12で特定された受電部30Cの位置に基づいて、ミキサドラムが回転している際に受電部30Cが給電部30Dに対峙しているかを判定する(ステップS14)。詳しくは、ステップS12で制御部15に保存された給電部30Dと受電部30Cとが対向する位置の近傍であるかを判定する。給電部30Dと受電部30Cとが対向する位置の近傍である場合、ステップS15に移行する。また、給電部30Dと受電部30Cとが対向する位置の近傍でない場合、ステップS16に移行する。
ステップS15に移行すると、給電部30Dへ交流電流の供給を開始する。こうして、給電部30Dから受電部30Cに給電する。そして、再び制御部15はフローチャートをステップS11から実行する。
ステップS16に移行すると、給電部30Dへの交流電流の供給を停止する。詳しくは、給電部30Dと受電部30Cとが対峙していないと、給電部30Dから受電部30Cに給電することができないため、給電部30Dへの交流電流の供給を停止して無用な電力の消費を抑える。そして、再び制御部15はフローチャートをステップS11から実行する。
このように、このミキサ車のミキサ10Jも、前支持部11F側に取り付けられた給電部30Dと、ミキサドラム10側に取り付けられた受電部30Cとの間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサ10Jはミキサドラム10がレディミクストコンクリート等を攪拌する際に回転しても給電部30Dと受電部30Cとが接触することがない。このため、このミキサ10Jは受電部30Cが給電部30Dに一時的に対峙する。この際、給電部30Dは受電部30Cへ給電することができる。つまり、このミキサ10Jは前支持部11F側からミキサドラム10側に取り付けられたスランプセンサ16へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路でスランプセンサ16へ給電することができる。さらに、このミキサ10Jは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラム10に取り付けられたスランプセンサ16に安定的に給電することができる。
したがって、実施形態2のミキサ車のミキサ10Jも、ミキサドラム10に取り付けられてミキサドラム10と共に回転するスランプセンサ16に良好に給電することができる。
また、このミキサ10Jにおいて、前支持部11Fはミキサドラム10の駆動軸10Bの周囲を覆うように駆動軸10Bに同軸に設けられた円筒状の隠蔽部30Bを有している。また、電力伝送部130は、受電部30Cがミキサドラム10の駆動軸10Bの外周面に設けられ、給電部30Dは隠蔽部30Bの内周面に設けられている。このため、このミキサ10Jは電力伝送部130をミキサドラム10の駆動軸10Bの外周部に配置するため、電力伝送部130を小型化することができる。
また、ミキサ10Jに取り付けられた受電部30Cへの給電方法は、第1手順〜第3手順を備えている。第1手順は給電部30Dから受電部30Cに給電された電力に応じた誘導電流の値を得る。第2手順は第1手段で得られた誘導電流の値から給電部30Dに対する受電部30Cの位置を求める。第3手順は第2手順で求めた受電部30Cの位置に基づいて給電部30Dに電流を供給する。また、この受電部30Cへの給電方法は受電部30Cで発生する誘導電流が所定の値より小さくなった場合、第1手順に戻る。このため、この受電部30Cへの給電方法は回転軸10Gを中心にした受電部30Cの円周上の位置を別のセンサで求めなくて済む。また、給電部30Dに対する受電部30Cの位置を特定することができると、受電部30Cの給電部30Dに対する位置によって給電部30Dへの電力の供給をタイミングよく行うことができるため、無用な電力の消費を抑えることができる。
また、このミキサ10Jは、給電部30D及び受電部30Cをそれぞれ1つずつ具備している。受電部30Cはミキサドラム10と共に回転して、給電部30Dに周期的に対峙する。このため、このミキサ10Jは、周期的に変化する受電部30Cで発生した誘導電流の値を基にしてミキサドラム10の回転速度を求めることができる。
<実施形態3>
実施形態3のミキサ車は、図7(A)、(B)に示すように、給電支持部材30Jを有している点、給電支持部材30Jに6個の給電部30Dを配置している点、ミキサドラム10に受電部30Cを配置する位置が実施形態1及び2と異なる。実施形態1及び2と同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
電力伝送部230は、給電支持部材30Jを有している。給電支持部材30Jは半円筒状をなしている。給電支持部材30Jは、ミキサドラム10の外周面の中間部の下部を覆うようにミキサドラム10に同軸に設けられ、架台50Fの上に固定されている。つまり、給電支持部材30Jはミキサドラム10の周方向に沿って伸びている。
給電支持部材30Jとミキサドラム10との間は所定の間隔を空けている。各給電部30Dは円環状の一端側を給電支持部材30Jの半円筒状の内周面に当接して、給電支持部材30Jの周方向に互いの間の寸法を等間隔にして1列に配置されている。受電部30Cは円環状の一端側をミキサドラム10の外周面に当接して取り付けられている。
受電部30Cは、ミキサドラム10と共に回転し、円環状の他端側を各給電部30Dの円環状の他端側に一時的に対峙する。受電部30Cは、各給電部30Dとの間に所定の間隔を開けた状態でミキサドラム10と共に回転し、各給電部30Dに接触することはない。
このように、このミキサ車のミキサ10Jも、給電支持部材30J側に取り付けられた給電部30Dと、ミキサドラム10側に取り付けられた受電部30Cとの間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサ10Jはミキサドラム10がレディミクストコンクリート等を攪拌する際に回転しても給電部30Dと受電部30Cとが接触することがない。このため、このミキサ10Jは受電部30Cが給電部30Dに一時的に対峙する。この際、給電部30Dは受電部30Cへ給電することができる。つまり、このミキサ10Jは給電支持部材30J側からミキサドラム10側に取り付けられたスランプセンサ16へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路でスランプセンサ16へ給電することができる。さらに、このミキサ10Jは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラム10に取り付けられたスランプセンサ16に安定的に給電することができる。
したがって、実施形態3のミキサ車のミキサ10Jも、ミキサドラム10に取り付けられてミキサドラム10と共に回転するスランプセンサ16に良好に給電することができる。
また、このミキサ10Jにおいて、電力伝送部230は、受電部30Cがミキサドラム10の外周面に設けられている。また、電力伝送部230は、ミキサドラム10の周方向に沿って伸びて、給電部30Dが受電部30Cに一時的に対峙する位置に配置した給電支持部材30Jを有している。このため、このミキサ10Jはミキサドラム10が回転した場合、駆動軸10Bの周囲に給電部30Dを設け、駆動軸の外周面に受電部30Cを設けた場合に比べて、給電部30Dに対して受電部30Cを速く通過させることができる。電磁誘導によって給電部30Dから受電部30Cに給電する場合、給電部30Dの周囲に発生した交流磁界の中を受電部30Cが速く通過すると、受電部30Cを貫通する磁束の量が速く変化するため、受電部30Cで発生する誘導電流が多くなる。このため、このミキサ10Jの電力伝送部230は給電部30Dから受電部30Cに、より多く給電することができる。
また、このミキサ10Jにおいて、電力伝送部230は給電部30Dを複数有している。このため、このミキサ10Jの電力伝送部230は、受電部30C及び給電部30Dが1つずつ設けられた場合に比べて、給電部30Dから受電部30Cに、より多く給電することができる。
<実施形態4>
実施形態4のミキサ車は、図8に示すように、給電部30Dを配置する位置、受電部30Cを配置する位置が実施形態1〜3と異なる。実施形態1〜3と同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ミキサドラム110は駆動軸110Bの前端部を減速機70に連結している。減速機70は第1歯車70A、及び第2歯車70Bを具備している。第1歯車70A及び第2歯車70Bは平歯車である。第1歯車70Aは駆動軸110Bに同軸に駆動軸110Bの先端が挿入されている。第2歯車70Bは第1歯車70Aにかみ合って第1歯車70Aの下側に配置されている。第2歯車70Bは外径が第1歯車70Aの外形より小さい。また、第2歯車70Bは油圧モーター71の出力軸72に同軸に連結している。
給電部30Dは円環状の一端側を前支持部111Fの後端面に当接して取り付けられている。給電部30Dはミキサドラム110の回転軸10Gに同軸上に配置されている。給電部30Dは、金属線の両端が長く引き出されて、前支持部11Fの内部に敷設されて、給電側制御部30Eに電気的に接続している。
受電部30Cは円環状の一端側を駆動軸110Bの前端面に当接して取り付けられている。受電部30Cはミキサドラム110の回転軸10Gに同軸上に配置されている。受電部30Cは円環状の他端側を給電部30Dの円環状の他端側に対向している。受電部30Cは、金属線の両端が長く引き出されて、駆動軸110Bの内部、及びミキサドラム110の外側面に敷設されて、スランプセンサ16の制御部15に電気的に接続している。
受電部30Cはミキサドラム110の駆動軸110Bと共に回転軸10Gを中心にして回転する。ミキサドラム110の駆動軸110Bと共に回転する受電部30Cは給電部30Dに接触することはない。このミキサ110Jはミキサドラム110が回転しても受電部30Cと給電部30Dとが常時的に対向している。このため、このミキサ110Jは交流電流が供給された給電部30Dの周囲に発生する交流磁界の中に受電部30Cが常に位置する。こうして、このミキサ110Jは常に給電部30Dから受電部30Cに給電することができる。
このように、このミキサ車のミキサ110Jも、前支持部111F側に取り付けられた給電部30Dと、ミキサドラム110側に取り付けられた受電部30Cとの間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサ110Jはミキサドラム110がレディミクストコンクリート等を攪拌する際に回転しても給電部30Dと受電部30Cとが接触することがない。このため、このミキサ110Jは受電部30Cが給電部30Dに常時的に対向する。この際、給電部30Dは受電部30Cへ給電することができる。つまり、このミキサ110Jは前支持部111F側からミキサドラム110側に取り付けられたスランプセンサ16へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路でスランプセンサ16へ給電することができる。さらに、このミキサ110Jは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラム110に取り付けられたスランプセンサ16に安定的に給電することができる。
したがって、実施形態4のミキサ車のミキサ110Jも、ミキサドラム110に取り付けられてミキサドラム110と共に回転するスランプセンサ16に良好に給電することができる。
<実施形態5>
実施形態5のミキサ車は、図9(A)、(B)に示すように、ミキサドラム210の開口部110Eの構成、給電部30Dを配置する位置、受電部30Cを配置する位置が実施形態1〜4と異なる。実施形態1〜4と同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ミキサドラム210は開口部材10Hを有している。開口部材10Hはミキサドラム210の開口部110Eと同じ直径の円筒状で、両端が開口して連通している。開口部材10Hは開口した一端をミキサドラム210の開口部110Eに当接して固定されている。給電支持部材130Jは円筒状をなして両端が開口して連通している。給電支持部材130Jは、開口部材10Hの周囲を覆うようにミキサドラム210に同軸に設けられ、後支持部11Bに取り付けられている。給電支持部材130Jと開口部材10Hとの間は所定の間隔を空けている。
10個の給電部30Dは、円環状の一端側を給電支持部材130Jの内周面に当接して、給電支持部材130Jの周方向に互いの間の寸法を等間隔にして1列に取り付けられている。各給電部30Dは、金属線の両端が長く引き出されて、後支持部11B、及び架台50Fに敷設されて、給電側制御部30Eに電気的に接続している(図示せず)。受電部30Cは円環状の一端側をミキサドラム210の開口部材10Hの外周面に当接している。受電部30Cは、金属線の両端が長く引き出されて、ミキサドラム210の外側面に敷設されて、スランプセンサ16の制御部15に電気的に接続している。
受電部30Cは、ミキサドラム210と共に回転し、円環状の他端側を各給電部30Dの円環状の他端側に一時的に対峙する。受電部30Cは、各給電部30Dとの間に所定の間隔を開けた状態でミキサドラム210と共に回転し、各給電部30Dに接触することはない。
このように、このミキサ車のミキサ210Jも、後支持部11Bに取り付けられた給電支持部材130J側に取り付けられた給電部30Dと、ミキサドラム210側に取り付けられた受電部30Cとの間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサ210Jはミキサドラム210がレディミクストコンクリート等を攪拌する際に回転しても給電部30Dと受電部30Cとが接触することがない。このため、このミキサ210Jは受電部30Cが給電部30Dに一時的に対峙する。この際、給電部30Dは受電部30Cへ給電することができる。つまり、このミキサ210Jは後支持部11B側からミキサドラム210側に取り付けられたスランプセンサ16へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路でスランプセンサ16へ給電することができる。さらに、このミキサ210Jは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラム210に取り付けられたスランプセンサ16に安定的に給電することができる。
したがって、実施形態5のミキサ車のミキサ210Jも、ミキサドラム210に取り付けられてミキサドラム210と共に回転するスランプセンサ16に良好に給電することができる。
また、このミキサ210Jにおいて、電力伝送部330は、受電部30Cがミキサドラム210の外周面である開口部110Eに設けられている。また、電力伝送部330は、ミキサドラム210の開口部材10Hの周方向に沿って伸びて、給電部30Dが受電部30Cに一時的に対峙する位置に配置した給電支持部材130Jを有している。このため、このミキサ210Jはミキサドラム210が回転した場合、駆動軸10Bの周囲に給電部30Dを設け、駆動軸10Bの外周面に受電部30Cを設けた場合に比べて、給電部30Dに対して受電部30Cを速く通過させることができる。電磁誘導によって給電部30Dから受電部30Cに給電する場合、給電部30Dの周囲に発生した交流磁界の中を受電部30Cが速く通過すると、受電部30Cを貫通する磁束の量が速く変化するため、受電部30Cで発生する誘導電流が多くなる。このため、このミキサ210Jの電力伝送部330は給電部30Dから受電部30Cに、より多く給電することができる。
また、このミキサ車のミキサ210Jにおいて、電力伝送部330は、給電部30Dを複数有している。このため、このミキサ210Jの電力伝送部330は受電部30C及び給電部30Dが1つずつ設けられた場合に比べて、給電部30Dから受電部30Cに、より多く給電することができる。
<実施形態6>
実施形態6のミキサ車は、図10(A)、(B)、図11に示すように、ミキサドラム310の開口部210Eの構成、給電部30Dを配置する位置、受電部30Cを配置する位置が実施形態1〜5と異なる。実施形態1〜5と同一の構成は同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
ミキサドラム310は開口部210Eに受電支持部材10Kを有している。受電支持部材10Kは、円盤状の受電支持部本体10L、及び長く伸びた円筒状の3つの受電連結部10Mを具備している。受電支持部本体10Lはミキサドラム310の開口部210Eの中央に設けられている。受電支持部本体10Lは中心軸を回転軸10Gの同軸上に配置されている。
各受電連結部10Mは一端が受電支持部本体10Lの外周部に互いのなす角度を120度にして連結されている。また、各受電連結部10Mは他端がミキサドラム310の一端部である開口部210Eの内周面に連結されている。また、ミキサドラム310は、受電支持部本体10Lから上方向に伸びる受電連結部10Mの他端が連結された場所に貫通した貫通孔10Nが設けられている。この貫通孔10Nは受電支持部本体10Lから上方向に伸びる受電連結部10Mの他端に連通している。
受電部30Cは、円環状の一端側を受電支持部本体10Lの円盤状の後面に当接して取り付けられている。受電部30Cはミキサドラム310の回転軸10Gに同軸上に配置されている。受電部30Cは金属線の両端が長く引き出されてスランプセンサ16の制御部15に電気的に接続している。引き出された金属線は、受電支持部本体10Lから上方向に伸びる受電連結部10Mの内側、ミキサドラム310の貫通孔10N、及びミキサドラム310の外側面に敷設されている。また、ローラリング10Dは内周の1部分に溝10Pが設けられている。受電部30Cから引き出された金属線は溝10Pを通っている。
ホッパ150Cは給電支持部材230Jを有している。給電支持部材230Jは、円盤状の給電支持部本体230K、及び長く延びた円筒状の2つの給電連結部230Lを具備している。給電支持部本体230Kはホッパ150Cの下端に前方下方向に開口して形成された排出口150Gの中央部に配置されている。給電支持部本体230Kは中心軸をミキサドラム310の回転軸10Gの同軸上に配置されている。
各給電連結部230Lは、給電支持部本体230Kを挟み一直線上に、一端が給電支持部本体230Kの外周部に連結されている。また、各給電連結部230Lは他端がホッパ150Cの左側壁150L及び右側壁150R(左右は図11における左右である。)の下部にそれぞれ連結されている。また、ホッパ150Cの左側壁150Lは、給電連結部230Lが連結されている場所に貫通した貫通孔150Dが設けられている。この貫通孔150Dはホッパ150Cの左側壁150Lの他端が連結されている給電連結部230Lの他端と連通している。
給電部30Dは円環状の一端側を給電支持部本体230Kの前面に当接して取り付けられている。給電部30Dはミキサドラム310の回転軸10Gに同軸上に配置されている。給電部30Dは金属線の両端が長く引き出されて、給電側制御部(図示せず)に電気的に接続されている。引き出された金属線は、一つの給電連結部230Lの内部、ホッパ150Cの貫通孔150D、後支持部11B、及び架台50Fに敷設されている。
受電部30Cはミキサドラム310と共に回転軸10Gを中心にして回転する。ミキサドラム310と共に回転する受電部30Cは給電部30Dに接触することはない。このミキサ310Jはミキサドラム310が回転しても受電部30Cと給電部30Dとが常時的に対向している。このため、このミキサ310Jは交流電流が供給された給電部30Dの周囲に発生する交流磁界の中に受電部30Cが常に位置する。こうして、このミキサ310Jは常に給電部30Dから受電部30Cに給電することができる。
このように、このミキサ車のミキサ310Jも、ホッパ150Cを介して後支持部11Bに取り付けられた給電支持部材230J側に取り付けられた給電部30Dと、ミキサドラム310側に取り付けられた受電部30Cとの間に所定の間隔を空けている。これにより、このミキサ310Jはミキサドラム310がレディミクストコンクリート等を攪拌する際に回転しても給電部30Dと受電部30Cとが接触することがない。このため、このミキサ310Jは受電部30Cが給電部30Dに常時的に対向する。この際、給電部30Dは受電部30Cへ給電することができる。つまり、このミキサ310Jは後支持部11B側からミキサドラム310側に取り付けられたスランプセンサ16へ電力線を介して給電を行う必要がなく、簡単な回路でスランプセンサ16へ給電することができる。さらに、このミキサ310Jは、太陽光発電機のように時間帯及び天気等の周囲の環境から影響を受けることがないため、ミキサドラム310に取り付けられたスランプセンサ16に安定的に給電することができる。
したがって、実施形態6のミキサ車のミキサ310Jも、ミキサドラム310に取り付けられてミキサドラム310と共に回転するスランプセンサ16に良好に給電することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態1〜6に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態1〜6では、給電部及び受電部に金属線を同軸に複数回巻いて円環状にして束ねたコイルを用いているが、これに限らず、金属線を4角形状で複数回巻いて4角環状にして束ねたコイルを給電部及び受電部に用いてもよい。この場合、複数の給電部を配置する場合、各給電部の間を隙間なく配置することができるため、受電部が隣り合う給電部の中間に位置した場合の受電部に給電される量を多くすることができる。
(2)実施形態1〜6では、給電部に金属線を所定の範囲の直径で同軸に複数回巻いて円環状にして束ねたコイルを用いているが、これに限らず、給電部に磁石を用いてもよい。
(3)実施形態1〜6では、電磁誘導によって給電部から受電部に給電しているが、これに限らず、磁界共鳴方式等によって給電部から受電部に給電してもよい。
(4)実施形態1〜6では、受電部が1つであるが、これに限らず、受電部も複数設けてもよい。この場合、いずれかの給電部と受電部とを常に対向させることができる。これにより、スランプセンサに、より安定的に給電することができる。
(5)実施形態1,3,5では、複数の給電部を隠蔽部又は給電支持部材の内周面の周方向に1列に並べているが、これに限らず、各給電部を隠蔽部又は給電支持部材の内周面の周方向に2列以上並べてもよい。この場合、隣り合う列の給電部をミキサドラムの回転軸に平行にならないように配置し、受電部をそれぞれの給電部の列に1つずつ、それぞれの列に対峙するように配置する。この際、隣り合う受電部をミキサドラムの回転軸に平行に配置する。こうすることで、隣り合う列で給電部と受電部との対峙する量を変えることができる。これにより、スランプセンサに、より安定的に給電することができる。
(6)実施形態1及び2では、給電部を受電部の外側に配置しているが、これに限らず、受電部を給電部の外側に配置してもよい。また、給電部と受電部とは駆動軸に対して垂直方向に対峙しているが、駆動軸と平行、もしくは駆動軸に対して所定の角度を付けて対峙させるようにしても良い。例えば、ミキサドラムの前端部又は後端部の円錐台状に形成された外周面に受電部を設けても良い。
(7)実施形態1では、動力源であるエンジンから得た回転力をミキサドラムに伝達して用いているが、動力源はエンジンでなくてもよく、電動モーター等から得た回転力を動力源として用いてもよい。
(8)実施形態1〜6では、ミキサ車であったが、これに限らず、作業現場等に前支持部及び後支持部を設置してミキサドラムを回転自在に搭載したミキサであってもよい。この場合、ミキサドラムを回転する回転力を電動モーター等から得てもよい。
(9)実施形態1〜6では、スランプセンサが1つであるが、スランプセンサの数が1つでなくてもよく2つ以上であってもよい。
(10)実施形態1では、ミキサドラムでレディミクストコンクリートを攪拌しているが、これに限らず、ミキサドラムでさまざまな粉粒体や液体等の攪拌又は混練を行ってもよい。
(11)実施形態1〜6では、スランプセンサをミキサドラムの内周面及び外周面に設けているが、これに限らず、スランプセンサをミキサドラムの内側面及び外側面であればどこに設けてもよい。
(12)実施形態1〜6では、ミキサドラムにスランプセンサを設けているが、スランプセンサでなくてもよく、ミキサドラムに回転計等の他の電気機器を設けてもよい。
(13)実施形態1〜6では、給電側蓄電池を設けているが、これに限らず、車体のバッテリーを給電側蓄電池として用いてもよい。
(14)実施形態2では、受電側蓄電池を設けているが、大容量コンデンサ等を受電側蓄電池として用いてもよい。
(15)実施形態1〜6では、電力伝送部の構成要素を別々に組み付けているが、これら構成要素をユニット化してもよい。
(16)実施形態1では、0番目〜5番目の給電部に対する受電部の位置を求めているが、これに限らず、0番目〜5番目の給電部に対する受電部の位置と共にミキサドラムの回転速度も併せて求め、給電部への電力供給のタイミング制御を行っても良い。詳しくは、先ず、受電部が隣り合う給電部の一方に対向した位置情報を制御部に保存する。次に、受電部が隣り合う給電部の一方に対向した位置から他方に対向する位置に到達するまでに要した時間を求めて制御部に保存する。次に、受電部が隣り合う給電部の他方に対向した位置情報を制御部に保存する。そして、受電部が隣り合う給電部の一方及び他方それぞれに対向した際の位置情報の差を受電部が隣り合う給電部の一方に対向した状態から他方に対向した状態になるまでに要した時間で除し、ミキサドラムの回転速度を求める。こうして求めたミキサドラムの回転速度を基にし、0番目〜5番目の給電部に供給する交流電流を切り替えることによって、常に受電部が対峙する給電部に交流電流を供給することができる。このとき、ミキサドラムの回転速度に変化がなければ、0番目〜5番目の給電部に対する受電部の位置を再び求める必要がない。
(17)実施形態1、2では、給電部に対する受電部の位置を受電部で発生する誘導電流の大きさを基にして特定しているが、これに限らず、2軸加速度センサ等を用いて給電部に対する受電部の位置を特定しても良い。この場合、2軸加速度センサはミキサドラムの外周面に設けられてミキサドラムと共に回転する。2軸加速度センサはミキサドラムと共に回転し、2軸加速度センサの位置に応じた値を出力値として出力して制御部に与える。つまり、ミキサドラムと共に回転する受電部で発生する誘導電流の値が最大となるときの2軸加速度センサの出力値を制御部に保存する。そして、この制御部に保存した出力値と現在の2軸加速度センサの位置に応じた出力値とを比較することによって、給電部30Dと受電部30Cとが対向する位置の近傍であるかを判定する。
(18)実施形態1では、0番目〜5番目の給電部に対する受電部の位置を制御部で特定しているが、これに限らず、誘導電流の値を制御部から給電側制御部へ送信し、給電側制御部で0番目〜5番目の給電部に対する受電部の位置を特定しても良い。
10,110,210,310…ミキサドラム、10B,110B…駆動軸、11F,111F…前支持部(支持部)、11B…後支持部(支持部)、16…スランプセンサ(電気機器)、30C…受電部、30D…給電部、30,130,230,330…電力伝送部、30B…隠蔽部、30J,130J…給電支持部材

Claims (5)

  1. 支持部と、
    前記支持部に回転自在に軸支された駆動軸を有し、前記駆動軸を中心に回転するミキサドラムと、
    前記ミキサドラムに取り付けられる電気機器と、
    前記ミキサドラムに取り付けられて前記電気機器へ電力を供給する受電部、及び前記支持部に取り付けられ、前記受電部との間に所定の間隔を空けた状態で前記受電部に一時的又は常時的に対峙して受電部へ給電する給電部を有した電力伝送部と、
    を備えていることを特徴とするミキサ。
  2. 前記支持部は前記ミキサドラムの前記駆動軸の周囲を覆うように前記駆動軸に同軸に設けられた円筒状の隠蔽部を有しており、
    前記電力伝送部は、
    前記受電部が前記ミキサドラムの前記駆動軸の外周面に設けられ、
    前記給電部は前記隠蔽部の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1記載のミキサ。
  3. 前記電力伝送部は、
    前記受電部が前記ミキサドラムの外周面に設けられ、
    前記ミキサドラムの周方向に沿って伸びて、前記給電部が前記受電部に一時的に対峙する位置に配置した給電支持部材を有していることを特徴とする請求項1記載のミキサ。
  4. 前記電力伝送部は、
    少なくとも前記受電部又は前記給電部のいずれか一方を複数有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のミキサ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項記載のミキサに取り付けられた受電部への給電方法であって、
    前記給電部から前記受電部に給電された電力に応じた電気特性値を得る第1手順と、
    前記電気特性値から前記給電部に対する前記受電部の位置を求める第2手順と、
    前記第2手順で求めた前記受電部の位置に、基づいて前記給電部に電流を供給する第3手順と、
    を備えており、
    前記電気特性値が所定の値より小さくなった場合、前記第1手順に戻ることを特徴とするミキサに取り付けられた受電部への給電方法。
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