JP6065755B2 - 船外機の内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、船外機の内燃機関の制御装置に関する。
駆動力源としてエンジン(内燃機関)を有する船外機には、エンジンの吸気経路に燃焼用の空気の量を制限する吸気絞りが設けられるものがある。たとえば、特許文献1には、エンジンの吸気経路に吸気絞りを設けることによって、エンジンに供給される燃焼用の空気の量を制限し、船外機の出力を調整する構成が開示されている。
ところで、船外機においては、同一排気量であるが出力が異なる複数種類の機種を製造することがある。この場合には、たとえば、吸気系の全体的な構成やエンジンを共通化しつつ、吸気絞りの有無によって船外機の出力を異ならせている。このような構成によれば、複数種類の船外機を製造する場合に、吸気系の部品やエンジンの種類を減らすことができる。
しかしながら、吸気絞りの有無によって出力を調整する構成では、次のような問題が生じることがある。まず、吸気絞りの有無に応じたエンジン制御装置が必要になる。このため、エンジン制御装置の共通化をはかること(種類を減らすこと)ができない。また、使用者によって吸気絞りが取り外されるおそれがある。吸気絞りが取り外されると、船外機は、予定していない出力で使用されることになる。
特開2010−31658号公報
上記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、吸気絞りの有無にかかわらず、エンジン制御装置の共通化を図ることである。また、吸気絞りが取り外されることを防止または抑制することである。
前記課題を解決するため、本発明は、吸気系に吸気絞りを設けることによって内燃機関の出力を調整する船外機の内燃機関の制御装置であって、スロットル開度が所定の開度以上の場合において、前記吸気絞りよりも下流側での前記吸気系の内部圧力と大気圧力との圧力差を算出し、前記圧力差が閾値以上である場合には、前記吸気系は前記吸気絞りを有すると判定することを特徴とする。
前記閾値は、大気圧力と前記吸気系が前記吸気絞りを有さない場合の前記吸気系の内部圧力との圧力差よりも大きい値である構成であってもよい。
前記判定の結果に基づいて、前記内燃機関の制御を変更する構成であってもよい。
初回の前記判定の結果を保持し、2回目以降の前記判定の結果と初回の前記判定の結果とが一致しない場合には、内燃機関の出力を制限する構成であってもよい。
本発明によれば、大気圧力と吸気圧力との差に基づいて吸気絞りの有無を判定し、判定結果に応じてエンジンを制御する。このため、1つのエンジン制御装置で、吸気絞りの有無が相違する複数種類のエンジンを制御することができる。したがって、エンジン制御装置の共通化を図ることができる。
また、本発明によれば、吸気絞りが取り外されたと判定された場合には、エンジンの出力を制限する。したがって、使用者に対して、吸気絞りが取り外された状態での使用を停止するように促すこと(すなわち、吸気絞りを取り外さないように促すこと)ができる。
図1は、本発明の実施形態にかかる船外機が船舶に設置された状態を模式的に示す斜視図である。 図2は、船外機の構成を模式的に示す側面図である。 図3は、船外機のシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図4は、エンジンの制御に用いる空燃比目標マップの一例を示す図である。 図5(a)は、吸気系の構成を模式的に示す側面図であり、図5(b)は図5(a)のA−A線断面図である。 図6(a)は、吸気絞りの構成を模式的に示す平面図であり、図6(b)は図6(a)のB−B線断面図である。 図7は、大気圧力と吸気圧力の圧力差の一例を示すグラフである。 図8は、吸気絞りの有無を判定する処理の流れを示すフローチャートである。 図9は、吸気絞りが取り外されたか否かを判定する処理の流れを示すフローチャートである。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態にかかる船外機1が適用される船舶7の構成について、図1を参照して説明する。図1に示すように、船外機1は、船尾(たとえば、船舶7のトランサムボード71)に、ブラケット装置140を介して取り付けられて使用される。
船舶7の略中央部には、操舵室72が設けられる。操舵室72には、使用者(操船者)が着座する操舵席721と、使用者が操作する操作パネル722とが設けられる。
操作パネル722には、タコメーターや速度計などの計器類635や、モニターなどの表示装置636や、警告ブザーなどの報知装置637や、操舵ハンドル73などが設けられる。
操舵席721の側方には、船外機1を操作するためのリモコンボックス74が設けられる。リモコンボックス74には、スロットルレバー742と、シフトレバー741と、ストップスイッチ621(エマージェンシースイッチ)が設けられる。スロットルレバー742は、スロットルボディー633を操作してスロットル開度を調整するための操作部材である。シフトレバー741は、船舶7の前進/後進/中立を切替えるための操作部材である。ストップスイッチ621は、船外機1を緊急停止させるためのスイッチである。
次に、船外機1の全体的な構成について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、船外機1は、駆動力源としてエンジン11(内燃機関)を有する。エンジン11には、たとえばバーティカル型(縦型)の水冷四気筒エンジンが適用される。この場合には、エンジン11は、シリンダヘッド111、シリンダブロック112、クランクケース113などとの組み合わせにより構成される。そして、船舶7に取り付けられた状態で最も前側にクランクケース113が配置され、クランクケース113の後側にシリンダブロック112が配置され、さらにシリンダブロック112の後側にシリンダヘッド111が配置される。
船外機1は、エンジンホルダ104を有する。そして、エンジン11は、エンジンホルダ104の上側に配置される。エンジンホルダ104の下側には、オイルパン103が配置される。そして、エンジンホルダ104とエンジン11とオイルパン103とは、エンジンカバー101によって覆われる。
オイルパン103の下側には、ドライブシャフトハウジング102が設けられ、さらに、ドライブシャフトハウジング102の下側にはギアケース121が設けられる。
ドライブシャフトハウジング102の内部には、ドライブシャフト120が回転可能に収容される。ドライブシャフト120は、軸線が略鉛直方向に沿うように配置されており、その上端部はエンジン11のクランクシャフト114に連結され、下端部はギアケース121内に達する。
ギアケース121内には、ドライブシャフト120の下端部と、プロペラシャフト123と、シフト装置122(逆転器)とが収容される。シフト装置122は、ドライブシャフト120からプロペラシャフト123への回転動力の断続と回転方向の正逆の切換を行う。プロペラシャフト123の後端部には、推進プロペラ126が設けられる。このように、エンジン11の回転動力は、ドライブシャフト120とシフト装置122とプロペラシャフト123を通じて、推進プロペラ126に伝達される。
なお、シフト装置122は、シフトロッド125によって、エンジンカバー101内に設けられるアクチュエーター124と連結されている。アクチュエーター124は、リモコンボックス74に設けられるシフトレバー741によって遠隔操作される。使用者は、リモコンボックス74のシフトレバー741を操作することにより、船舶7の前進/後進/中立の切替えを行うことができる。
ブラケット装置140は、スイベルブラケット141とトランサムブラケット142をと有する。
スイベルブラケット141は、上下方向に沿って配置されるパイロットシャフト143を介して、船外機1の本体の前側に水平方向に回転可能(左右方向に揺動可能)に連結される。すなわち、スイベルブラケット141はパイロットシャフト143を回転可能に支持する。パイロットシャフト143の上端と下端は、それぞれ、アッパーマウントブラケット144とロアーマウントブラケット145を介して船外機1の本体の前側に固定される。アッパーマウントブラケット144には、ステアリングブラケット146が設けられる。ステアリングブラケット146は、図略のケーブルなどによって、操舵ハンドル73に連結される。使用者は、操舵ハンドル73の操作によって、船外機1の本体を、パイロットシャフト143を中心としてブラケット装置140に対して左右方向に操舵することができる。
トランサムブラケット142とスイベルブラケット141とは、船舶7の左右方向に沿って配置されるティルト軸147を介して、相対的に上下方向(ピッチング方向)に回転可能(揺動可能)に連結される。具体的には、ティルト軸147は左右方向に延伸するようにスイベルブラケット141に支持される。そして、トランサムブラケット142は、ティルト軸147を回転可能に支持する。
使用者は、ティルト軸147を中心として、船外機1の本体を上下方向にティルト操作およびトリム操作を行うことができる。なお、船外機1のティルトとトリムは、トリムアップ制御装置630とトリムダウン制御装置631(図2では省略。図3参照)とが、使用者の操作にしたがって油圧により行う。
なお、エンジンホルダ104の前部には、左右一対のアッパーマウントユニット149が設けられる。そして、エンジンホルダ104とアッパーマウントブラケット144とは、左右一対のアッパーマウントユニット149を介して結合される。また、ドライブシャフトハウジング102の両側部には、一対のロアーマウントユニット150が設けられる。ドライブシャフトハウジング102とロアーマウントブラケット145とは、一対のロアーマウントユニット150を介して連結される。
次に、船外機1のシステムの構成について、図3を参照して説明する。図3は、船外機1のシステムの構成の例を示すブロック図である。図3に示すように、船外機1のシステムは、エンジン制御装置5を有する。エンジン制御装置5は、入力回路53と、出力回路54と、演算部51と、メモリー52と、通信I/F58とを含む。入力回路53には、所定の検出器や所定の操作部材が接続される。出力回路54には、所定の装置類が接続される。通信I/F58は、通信装置55に接続される。
入力回路53に接続される検出器や操作部材とそれらの機能は、次のとおりである。
船体速度検出器600は、船舶7の航行速度を検出する。カム軸信号検出器601は、エンジン11のカム軸(図略)の角度を検出する。クランク角信号検出器602(回転数検出器)は、エンジン11のクランクシャフト114の角度(回転数)を検出する。スロットル開度検出器603(スロットルポジションセンサー)は、スロットル開度(スロットルボディー633の開度)を検出する。吸気圧力検出器604は、吸気系4の吸気圧力を検出する。吸気温度検出器605は、吸気温度を検出する。エンジン温度検出器606(冷却水温度検出器)は、エンジン11の温度(冷却水の温度)を検出する。排気温度検出器607は、エンジン11の排気温度を検出する。エンジン傾斜角度検出器608は、エンジン11の傾斜角(トリム角)を検出する。スロットル操作検出器609は、スロットルレバー742の操作量を検出する。マニホールド温度検出器610は、インテークマニホールド44(図5参照)の温度を検出する。シリンダー温度検出器611は、エンジン11のシリンダー壁面の温度を検出する。シフト検出器622は、シフトレバー741のポジション(前進/後進/中立)を検出する。そして、これらの検出器による検出結果は、入力回路53に入力される。
なお、図3においては、船外機1のシステムが通信装置55を有し、船体速度検出器600による航行速度の検出結果はこの通信装置55を介してエンジン制御装置5に入力される構成を示す。ただし、他の検出器と同様に、船体速度検出器600による航行速度の検出結果は、入力回路53に入力される構成であってもよい。
スタートスイッチ620は、船外機の始動と停止の操作を行うためのスイッチである。ストップスイッチ621(エマージェンシースイッチ)は、船外機1を緊急停止させるためのスイッチである。
設定スイッチ623は、船外機1の各種設定を行うためのスイッチである。
PTTスイッチ(UP)624は、船外機1をトリムアップさせるためのスイッチである。PTTスイッチ(DOWN)625は、船外機1をトリムダウンさせるためのスイッチである。
これらの各操作部材(スイッチ)が操作されると、操作に応じた制御信号がエンジン制御装置5の入力回路53に入力される。
出力回路54に接続される装置類とそれらの機能は、次のとおりである。
トリムアップ制御装置630は、船外機1のトリムアップを行う。トリムダウン制御装置631は、船外機1のトリムダウンを行う。インジェクター632は、燃焼用の空気に燃料を混合する。スロットルボディー633は、燃焼用の空気の供給量を制御する。ISCバルブ634は、エンジン11のアイドリング回転数を制御する。計器類635、表示装置636、報知装置637は、船外機1や船舶7に関する情報を使用者に提示する。フューエルポンプ638は、燃料タンク(図略)からエンジン11(インジェクター632)に燃料を供給する。イグニッションコイル639は、エンジン11のスパークプラグ45(図4参照)で放電するための高電圧を作り出す。
前記各検出器および操作部材からの検出結果や制御信号は、入力回路53または通信装置55を介して、エンジン制御装置5の演算部51に入力される。演算部51は、これらの検出結果や制御信号に基づいて、所定の演算を行う。そして、演算部51は、演算結果に応じて船外機1の各部を制御や駆動するための信号を、出力回路54を介して船外機1の前記の装置類に出力する。これにより、船外機1の装置類が制御される。
例えば、演算部51は、燃料の供給量情報に関する制御信号をフューエルポンプ638に出力しフューエルポンプ638の作動を制御する。燃料の噴射情報に関する制御信号をインジェクター632に出力しインジェクター632の作動を制御する。吸気量に関する制御信号をスロットルボディー633に出力しスロットルボディー633のスロットル開度を制御する。トリムアップ量とトリムダウン量に関する制御信号をトリムアップ制御装置630やトリムダウン制御装置631に出力する。また、演算部51は、エンジン11の回転数信号や、各機器の異常を報知する信号を、操作パネル722の計器類635(たとえばタコメーター)や表示装置636(たとえばモニター)や報知装置(たとえばブザー)に出力する。さらに演算部51は、点火装置56(電源回路57が接続される)に点火に関する制御信号を出力し、点火装置56は点火信号をイグニッションコイル639に出力し作動させる。
演算部51は、たとえば、CPUとRAMとROMとを有するコンピューターが適用される。コンピューターのROMには、船外機1を制御するためのコンピュータープログラムや各種設定がコンピューター読取可能に格納される。コンピューターのCPUは、ROMに格納されるコンピュータープログラムを読み出し、RAMに展開して実行する。これにより、船外機1の制御が実現する。この制御には、後述する吸気絞り45の有無を判定する処理や、吸気絞り45が取り外されたか否かを判定する処理が含まれる。
さらに、エンジン制御装置5は、EEPROMなどのメモリー52を有する。そして、メモリー52には、船外機1を制御するための各種設定が、コンピューター読取り可能に格納される。なお、船外機1を制御するためのコンピュータープログラムは、このメモリー52に格納されていてもよい。
本実施形態においては、エンジン制御装置5は、エンジン11の制御に用いるマップを有している。エンジン11の制御に用いるマップとしては、空燃比を規定する空燃比目標マップなどがある。そして、エンジン制御装置5は、このようなマップを用いてエンジン11を制御する。ここで、マップを用いたエンジン11の制御の例として、空燃比目標マップを用いる制御を簡単に説明する。図4は、吸気圧力とエンジンの回転数に応じた目標空燃比を規定する空燃比目標マップの例である。なお、図4の表の各マスには、吸気圧力とエンジン11の回転数に応じた目標空燃比が規定されている。エンジン制御装置5の演算部51は、吸気圧力検出器604とクランク角信号検出器602から、現在の吸気圧力とエンジン11の回転数とを取得する。そして、演算部51は、空燃比目標マップから、現在の吸気圧力とエンジン11の回転数に対応する目標空燃比を参照する。そして演算部51は、実際の空燃比が参照した目標空燃比になるように、インジェクターを介して燃料噴射量を制御する。
このように、エンジン制御装置5は、エンジン11の制御にマップを用いる。ここではマップの例として空燃比目標マップを示したが、マップの種類や数は限定されるものではない。このほかのマップとしては、たとえば、吸気圧力とエンジン11の回転数に応じてスパークプラグの点火タイミングを規定する点火マップが挙げられる。そして、マップは、あらかじめ設定されてメモリー52に格納されている。
本実施形態においてエンジン制御装置5は、制御に用いるマップについて、吸気絞り45を有する機種のエンジン11の制御に適合するものと、吸気絞り45を有さない機種のエンジン11の制御に適合するものとの両方を有している。また、マップ以外の設定についても、必要に応じて、吸気絞り45を有する機種のエンジン11の制御に適合するものと、吸気絞り45を有さない機種のエンジン11の制御に適合するものとの両方を有している。そして、エンジン制御装置5は、吸気絞り45を有するか否かの判定結果(後述)に応じて、いずれかを選択して使用する。これにより、エンジン制御装置5は、吸気絞り45を有する機種と有さない機種で、それぞれに適合した制御を行うことができる。そしてこのような構成によれば、吸気絞り45を有する機種と有さない機種とで、エンジン制御装置5の共通化を図ることができる。
次に、エンジン11の吸気系4の構成について、図5と図6を参照して説明する。図5(a)は、エンジン11の吸気系4の要部の構成を模式的に示す側面図である。図5(b)は、図5(a)のA−A線断面図である。図6(a)は、吸気絞り45の平面模式図である。図6(b)は、吸気絞り45の断面模式図であり、図6(a)のB−B線断面図である。
図5(a)(b)に示すように、エンジン11の吸気系4は、エアーインテークサイレンサー41と、吸気絞り45と、スロットルボディー633と、インテークマニホールド44とを有する。このほか、吸気系4には、ISCバルブ634(図略)が設けられる。そして、これらが、燃焼用の空気の経路(吸気経路)を構成する。
エアーインテークサイレンサー41は、吸気音を低減する。エアーインテークサイレンサー41の下流側(燃焼用の空気の流れの方向の下流側をいう。以下同じ)には、吸気温度を検出する吸気温度検出器605が設けられる。吸気温度検出器605により検出された吸気温度は、エンジン制御装置5の入力回路53に入力される。
スロットルボディー633は、エアーインテークサイレンサー41の下流側に設けられる。スロットルボディー633は、エンジン11に供給する燃焼用の空気の流量を調整する。スロットルボディー633には、スロットル開度を検出するスロットル開度検出器603(スロットルポジションセンサー)(図5においては省略)が設けられる。エンジン制御装置5は、スロットル操作検出器609によるスロットルレバー742の操作量と、スロットル開度検出器603による開度の検出結果とに応じて、スロットル開度を制御する。
インテークマニホールド44は、スロットルボディー633の下流側に設けられ、燃焼用の空気を各シリンダーに分配する。インテークマニホールド44の下流側には、各シリンダーのインテークポート(図略)が接続される。インテークマニホールド44またはインテークポートには、燃焼用の空気に燃料を混合するインジェクター(図略)が設けられる。
図5(b)に示すように、吸気絞り45は、エアーインテークサイレンサー41とスロットルボディー633の間の吸気系4(吸気通路)に取り付けられる。図6に示すように、吸気絞り45は、絞り板451とこの絞り板451を保持するホルダー452とを有する。絞り板451は、板状の部材であり、燃焼用の空気が通過可能な貫通孔453が形成される。この貫通孔453の内径は、吸気系4の吸気経路の内径よりも小さい。したがって、吸気経路内に吸気絞り45が設けられると、設けられない構成に比較して、燃焼用の空気の供給量が制限されるため、エンジン11の出力が制限される。このように、吸気絞り45の有無に応じて船外機1の出力を変更できる。すなわち、吸気絞り45によって船外機1の出力を調整できる。
そしてこのような構成によれば、吸気絞り45の有無の相違により、吸気系4の他の部分やエンジン11を共通化しつつ、出力の互いに異なる複数の種類の船外機1を製造することができる。
なお、吸気絞り45が設けられる位置は、エアーインテークサイレンサー41とスロットルボディー633との間に限定されるものではない。吸気絞り45は、吸気系4の吸気経路のいずれかの位置に設けられる構成であればよい。さらに、絞り板451に形成される貫通孔453の寸法や形状や数は、船外機1の仕様(たとえば出力)に応じて適宜設定されるものであり、具体的に限定されるものではない。
図5(a)に示すように、吸気絞り45およびスロットルボディー633の下流側には、吸気圧力検出器604が設けられる。吸気圧力検出器604は、吸気絞り45およびスロットルボディー633の下流側における吸気経路の内部圧力(気圧)を検出する。この内部圧力を吸気圧力とする。吸気圧力の検出結果はエンジン制御装置5に送信される。なお、吸気圧力検出器604は、吸気絞り45およびスロットルボディー633の下流側に設けられる構成であればよく、具体的な位置は限定されない。
次に、吸気絞り45の有無を判定する処理の内容について説明する。
図7は、吸気絞り45を有する場合と有さない場合のそれぞれについて、大気圧力と吸気圧力の圧力差を示すグラフである。以下、単に『圧力差』という場合には、大気圧力と吸気圧力の圧力差をいうものとする。図7に示すように、吸気絞り45を有する場合と有さない場合のいずれも、スロットル開度が大きくなるにしたがって圧力差は小さくなる。ただし、吸気絞り45を有する場合には、有さない場合に比較して、圧力差が大きい。これは、吸気絞り45によって燃焼用の空気の供給量(通過量)が制限されるためである。
そこで、本実施形態においては、この圧力差に基づいて、吸気絞り45の有無を判定する。具体的には、この圧力差が閾値以上である場合には、吸気系4が吸気絞り45を有すると判定する。この閾値は、吸気絞り45を有さない場合での圧力差よりも大きい値に設定される。説明の便宜上、この閾値を『判定閾値』と記す。
なお、判定閾値の具体的な値は限定されるものではない。判定閾値は、船外機1のエンジン11の吸気系4の設計仕様や実機測定結果などに基づいて適宜設定される。
また、この判定閾値は、あらかじめ設定されてメモリー52に格納されている。
吸気系4の有無の判定の精度を高くするには、吸気絞り45を有する場合と有さない場合の圧力差の差分 (=(吸気絞り45を有する場合の圧力差)−(吸気絞り45を有さない場合の圧力差) が大きくなるようなスロットル開度で判定を行うことが好ましい。すなわち、この差分が大きくなるほど、判定閾値と吸気絞り45を有さない場合での圧力差との差を大きくできる。
図7に示すように、吸気絞り45を有する場合と有さない場合の圧力差の差分は、スロットル開度が大きくなるにしたがって大きくなる。そこで、本実施形態では、スロットル開度が大きい場合に、吸気絞り45の有無の判定を行う。『スロットル開度が大きい場合』としては、たとえば、スロットル開度が全開の場合が適用できる。
ただし、『スロットル開度が大きい場合』は、スロットル開度が全開の場合に限定されるものではない。たとえば、図7に示す例では、前記の圧力差の差分は、スロットル開度が0%から45%近傍に至るまでは徐々に大きくなるが、それ以上のスロットル開度ではほぼ一定になる。このため、この例では、スロットル開度が45%近傍以上では、判定結果の精度の向上は少ないといえる。そこで、この例では、45%近傍以上のスロットル開度において、吸気絞り45の有無の判定を行えばよい。このように、『スロットル開度が大きい場合』として、スロットル開度が所定の閾値以上である場合が適用できる。説明の便宜上、この閾値を『開度閾値』と記す。
この開度閾値の具体的な値は、特に限定されるものではない。たとえば、前記の例に示すように、スロットル開度と圧力差との差分の関係などに基づいて適宜設定すればよい。そして、開度閾値は、あらかじめ設定されてメモリー52に格納される。
次に、吸気絞り45の有無を判定する処理の流れについて、図8を参照して説明する。図8は、吸気絞り45の有無を判別する処理の流れの例を示すフローチャートである。エンジン制御装置5は、この処理を、使用者が船外機1の使用を開始するよりも前において起動した際に実行する。たとえば、エンジン制御装置5は、船外機1の製造後の試験や検査などといった初回起動時に、この処理を実行する。
ステップS101では、演算部51は大気圧力を取得する。演算部51は、このステップを、エンジン11の回転開始前に実行する。エンジン11の回転開始前においては、吸気系4の吸気経路の内部圧力は大気圧力に等しいといえる。そこで演算部51は、エンジン11の回転開始前の時点において、吸気圧力検出器604から吸気系4(吸気経路)における吸気絞り45の下流側の内部圧力を取得する。そしてこの内部圧力を大気圧力とする。なお、船外機1のシステムが大気圧力検出器を備える構成であってもよい。この場合には、演算部51は、この大気圧力検出器から大気圧力を取得すればよい。ただし、本実施形態の様に、吸気圧力検出器604が大気圧力検出器の機能を兼ねる構成であれば、部品点数の削減を図ることができる。
ステップS102では、演算部51は、クランク角信号検出器602からクランクシャフト114の回転数を取得し、この回転数に基づいてエンジン11が回転を開始したか否かを判定する。そして演算部51は、エンジン11が回転を開始したと判定するまでこのステップを繰り返す。エンジン11が回転を開始したと判定した場合には、ステップS103に進む。
ステップS103では、演算部51は、スロットル開度検出器からスロットル開度を取得し、このスロットル開度に基づいて、スロットル開度が全開であるか否かを判定する。そして、スロットル開度が全開であると判定されるまで、このステップを繰り返す。なお、このステップでは、演算部51は、スロットル開度が開度閾値以上であるか否かを判定してもよい。この場合には、スロットル開度が開度閾値以上であると判定されるまで、このステップを繰り返す。
ステップS104では、演算部51は、吸気圧力検出器604から吸気圧力を取得する。このステップでは、スロットル開度が全開または開度閾値以上である場合の吸気圧力を取得することになる。そして、ステップS105に進む。
ステップS105では、演算部51は、ステップS101で取得した大気圧力と、ステップS104で取得した吸気圧力との圧力差を算出する。そして、この圧力差が判定閾値以上であるか否かを判定する。前記のとおり判定閾値は、吸気絞り45の有無の判定の基準となる閾値である。圧力差が判定閾値以上である場合にはステップS106に進み、判定閾値未満である場合にはステップS107に進む。
ステップS106では、演算部51は、この船外機1が吸気絞り45を有する機種であると判定する。ステップS107では、演算部51は、この船外機1が吸気絞り45を有さない機種であると判定する。そして、ステップS108に進む。
ステップS108では、演算部51は、ステップS106またはS107における判定結果を、メモリー52に格納する。すなわち、ステップS106を経由した場合には、演算部51は、この船外機1が吸気絞り45を有する機種であるとの情報を、メモリー52に格納する。一方、ステップS107を経由した場合には、演算部51は、この船外機1が吸気絞り45を有さない機種であるとの情報を、メモリー52に格納する。
以上のステップを経て、この処理を終了する。
以後、エンジン制御装置5は、メモリー52に格納された吸気絞り45に関する情報から適合する制御用のマップなどを読み出してエンジン11の制御を行う。尚、吸気絞り45の有無に関する判定がなされる前は、吸気絞り45が無い場合の制御が行われ、圧力差の判定を容易にしている。
次に、吸気絞り45が取り外されたか否かを判定する処理の流れについて、図9を参照して説明する。図9は、吸気絞り45が取り外されたか否かを判定する処理の例を示すフローチャートである。演算部51は、図8に示す処理の実行を完了した後、エンジン制御装置5が起動するごとにこの処理を実行する。たとえば、使用者が船外機1を起動するごとに実行する。
ステップS201〜S205は、それぞれ、図8のステップS101〜S105と共通である。このため、説明を省略する。
ステップS205において、圧力差が判定閾値以上であると判定された場合には、ステップS206に進む。ステップS206では、演算部51は、船外機1が吸気絞り45を有すると判定する。そして、ステップS207に進む。ステップS207では、エンジン制御装置5は、吸気絞り45を有する機種に適合する制御用のマップなどを読み出してエンジン11の制御を行う。
ステップS205において、圧力差が判定閾値未満であると判定された場合には、ステップS208に進む。ステップS208では、現在において船外機1が吸気絞り45を有さないと判定する。そして、ステップS209に進む。
ステップS209では、演算部51は、ステップS208の判定結果と、図8に示す処理のステップS107の判定結果(メモリー52に格納されている)とを照合する。
ステップS208の判定結果とステップS107の判定結果とが一致している場合には、この船外機1は本来的に吸気絞り45を有さない機種であると判定する。この場合には、ステップS210に進む。ステップS210では、演算部51は、吸気絞り45を有さない機種に適合する制御用のマップなどを読み出してエンジン11の制御を行う。
一方、ステップS208の判定結果とステップS107の判定結果とが一致していない場合には、この船外機1は本来的に吸気絞り45を有する機種であるが、吸気絞り45が取り外されていると判定する。この場合には、ステップS211に進む。ステップS211においては、演算部51は、吸気絞り45が取り外されている旨を使用者に通知する動作を実行するとともに、エンジン11の出力を制限する動作を実行する。
使用者に通知する動作としては、たとえば、演算部51は、表示装置636に『吸気絞り45が取り外されている』旨を示すメッセージを表示させる動作や、ブザーなど報知装置637に音声や報知音を出力させる動作などが適用できる。なお、使用者が、『吸気絞り45が取り外されている』ことが分かるように通知すればよく、具体的な構成はこれらの例に限定されない。
このように、エンジン制御装置5は、初回起動時に、船外機1が吸気絞り45を有するか否か(吸気絞り45を有する機種であるか否か)を判定する。そして、エンジン制御装置5は、判定結果に基づいてエンジン11の制御に用いる設定を選択する。このような構成によれば、吸気絞り45を有する機種と有さない機種とで、エンジン制御装置5の共通化を図ることができる。したがって、複数の種類の船外機1を製造する場合において、エンジン制御装置5の種類を減らすことができる。
なお、使用者による使用の開始よりも前の段階としては、船外機1の製造時や製造後の試験などのエンジン制御装置5およびエンジン11の初回起動時が適用できる。たとえば、エンジン制御装置5が起動回数を計数するカウンターを有し、演算部51は、初回起動時においては図7に示す処理を実行し、2回目以降起動時においては図9に示す処理を実行するという構成が適用できる。また、演算部51は、図8または図9に示す処理を実行するよりも前に、メモリー52に『船外機1が吸気絞り45を有する機種であるか否か』の情報が格納されているか否かを判定してもよい。そして演算部51は、メモリー52にこの情報が格納されていなければ図8に示す処理を実行し、格納されていれば図9に示す処理を実行する。
また、図8に示す処理が完了した後は、エンジン制御装置5およびエンジン11が起動するごとに、吸気絞り45の有無を判定し、図8に示す処理における判定結果と照合する。そして、この照合結果に基づいて、吸気絞り45が取り外されたか否かを判定する。吸気絞り45が取り外されたと判定された場合には、その旨を使用者に通知するとともに、エンジン11の出力を制限する。これにより、使用者に対して、吸気絞り45を取り付けるように促す(吸気絞り45を取り外した状態で使用しないように促す)ことができる。この結果として、使用者に吸気絞り45を取り外さないように促すことができる。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明したが、前記実施形態は、本発明の実施にあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、船外機に有効な技術である。そして、本発明によれば、吸気絞りの有無を判定し、その判定結果に応じてエンジンの制御を行うことによって、エンジン制御装置の共通化を図ることができる。また、本発明によれば、使用者が吸気絞りを取り外して使用することを防止または抑制できる。
1:船外機、4:吸気系、5:エンジンの制御装置、11:エンジン、45:吸気絞り

Claims (4)

  1. 吸気系に吸気絞りを設けることによって内燃機関の出力を調整する船外機の内燃機関の制御装置であって、
    スロットル開度が所定の開度以上の場合において、前記吸気絞りよりも下流側での前記吸気系の内部圧力と大気圧力との圧力差を算出し、
    前記圧力差が閾値以上である場合には、前記吸気系は前記吸気絞りを有すると判定することを特徴とする船外機の内燃機関の制御装置。
  2. 前記閾値は、大気圧力と前記吸気系が前記吸気絞りを有さない場合の前記吸気系の内部圧力との圧力差よりも大きい値であることを特徴とする請求項1に記載の船外機の内燃機関の制御装置。
  3. 前記判定の結果に基づいて、前記内燃機関の制御を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の船外機の内燃機関の制御装置。
  4. 初回の前記判定の結果を保持し、2回目以降の前記判定の結果と初回の前記判定の結果とが一致しない場合には、内燃機関の出力を制限することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の船外機の内燃機関の制御装置。
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