JP6065619B2 - 端末連携制御システム、端末、制御装置、および端末連携制御方法 - Google Patents

端末連携制御システム、端末、制御装置、および端末連携制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末連携制御システム、端末、制御装置、および端末連携制御方法に関する。
近日、広告や宣伝に関するコンテンツを表示するディスプレイ装置が、駅、空港、建物の壁面、病院および金融機関などの多様な場所に設置されている。さらに、ユーザが有するモバイル端末と連携し、モバイル端末からの操作に応じて表示コンテンツを変更するインタラクティブなディスプレイ装置も知られている。
例えば特許文献1には、1台のディスプレイ装置に対して当該ディスプレイ装置と通信可能な範囲に複数のモバイル端末が存在する場合に、各モバイル端末がディスプレイ装置と連携中である旨を表示し、最初にユーザ操作が行われたモバイル端末に一時的にディスプレイ装置を操作可能に占有させる技術が開示されている。
特開2010−49158号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、同一のLANに複数のディスプレイ装置が存在する場合、モバイル端末と連携させるべきディスプレイ装置を一意に特定することが困難であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、端末連携制御の精度を向上することが可能な、新規かつ改良された端末連携制御システム、端末、制御装置、および端末連携制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、一又は複数の端末と、複数のディスプレイ装置を備える情報処理装置と、制御装置とを備える端末連携制御システムであって、前記端末は、当該端末の動きに応じて検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得手段と、取得された前記第1センサ値を前記制御装置に送信する第1通信手段と、を備え、前記情報処理装置は、物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得手段と、取得された前記第2センサ値を前記制御装置に送信する第2通信手段と、を備え、前記制御装置は、前記第1センサ値及び前記第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きの対応関係を判定し、判定結果に基づいて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する連携相手決定手段と、を備えることを特徴とする、端末連携制御システムが提供される。
前記第1センサ値と、前記第2センサ値とは、異なる種類のセンサ値であってもよい。かかる構成によれば、端末で取得される第1センサ値と情報処理装置で取得される第2センサ値とが異なる種類のセンサ値となり、動作検出の精度がより高くなる結果、端末連携の精度がより高くなる。
前記制御装置は、前記端末の動きに応じて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置に表示する表示情報を選定する表示制御情報選定手段を更に備えてもよい。
前記端末は、表示情報を表示するための第2表示手段を更に備え、前記表示制御情報選定手段は、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置の表示情報に応じて、前記第2表示手段に表示する表示情報を選定してもよい。
前記第1センサ値取得手段は、前記第1センサ値を取得した時刻の情報である第1時刻情報を更に取得し、前記第1通信手段は、前記第1時刻情報を前記制御装置に送信し、前記第2センサ値取得手段は、前記第2センサ値を取得した時刻の情報である第2時刻情報を取得し、前記連携相手決定手段は、前記第1センサ値及び前記第2センサ値と、前記第1時刻情報及び前記第2時刻情報とに基づき、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定してもよい。
前記制御装置は、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定するための手順である決定態様を判定する判定部をさらに備えてもよい。
前記判定部は、前記端末のバッテリー残量、または前記端末における無線電波の受信電界強度に応じて前記決定態様を判定してもよい。
前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定するための手順である決定態様が第2の決定態様である場合、前記第1通信手段は、前記第1センサ値のデータ列を前記制御装置に送信し、前記第2通信手段は、前記第2センサ値のデータ列を前記制御装置に送信し、前記連携相手決定手段は、前記第1センサ値のデータ列との差分の自乗和が最小となる第2センサ値のデータ列に対応するディスプレイ装置を、前記情報処理装置との連携相手として決定してもよい。
前記端末は、前記第1センサ値を符号化し、符号化後の前記第1センサ値に基づいて前記端末の利用者の動きが第1の所定の動きであるかを判定する第1状態認識手段を更に備え、
前記情報処理装置は、前記第2センサ値を符号化し、符号化後の前記第2センサ値に基づいて前記物体の動きが人物による第2の所定の動きであるかを判定する第2状態認識手段を更に備え、
前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定するための手順である決定態様が第1の決定態様である場合、
前記第1通信手段は、前記端末の利用者の動きが前記第1の所定の動きであると判定された場合に、符号化後の前記第1センサ値を前記制御装置に送信し、
前記第2通信手段は、前記物体の動きが人物による前記第2の所定の動きであると判定された場合に、符号化後の前記第2センサ値を前記制御装置に送信し、
前記連携相手決定手段は、前記第1通信手段から受信された前記符号化後の前記第1センサ値および前記第2通信手段から受信された前記符号化後の前記第2センサ値に基づき、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を決定してもよい。
前記連携相手決定手段は、前記第1センサ値を取得した時刻の情報である第1時刻情報及び前記第2センサ値を取得した時刻の情報である第2時刻情報との差が第1閾値より小さく、かつ符号化後の前記第1センサ値と符号化後の前記第2センサ値とが一致している場合に、当該前記第2時刻情報及び当該前記第2センサ値を取得した第2センサ値取得手段に対応するディスプレイ装置を、前記端末と連携を行う相手となる前記ディスプレイ装置と決定してもよい。
前記第1センサ値取得手段は、前記判定部による判定結果に応じてセンサ値取得頻度を変更してもよい。
前記ディスプレイ装置はカーソルを表示し、前記制御装置は、前記情報処理装置と前記端末との連携後、前記端末に対する操作内容を前記ディスプレイ装置におけるカーソル操作に対応させてもよい。
ディスプレイ装置は選択項目を表示し、前記制御装置は、前記情報処理装置と前記端末との連携後、前記端末の利用者によるジャスチャ操作を前記ディスプレイ装置における前記選択項目の選択操作に対応させてもよい。
前記情報処理装置と前記制御装置は同一装置として構成されてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自端末の動きを検出する第1のセンサと、前記第1のセンサによる検出結果を示す第1のセンサ情報を、所定の検出領域における物体の動きを検出する第2のセンサを備える情報処理装置から当該第2のセンサによる検出結果を取得する制御装置に送信する送信手段と、を備え、自端末の動きを示す第1のセンサ情報と前記第2のセンサによる検出結果とに基づいて前記情報処理装置に含まれる複数のディスプレイ装置から選択されたディスプレイ装置と連携することを特徴とする、端末が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自端末の動きに応じて検出される検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得手段と、取得された前記第1センサ値を制御装置に送信する通信手段と、を有する端末と連携可能な制御装置であって、前記第1センサ値および複数のディスプレイ装置を有する情報処理装置により物体の動きに応じて検出される第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きとの対応関係を判定し、判定結果に基づいて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する連携相手決定手段と、を備えることを特徴とする、制御装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、一又は複数の端末と、複数のディスプレイ装置を有する情報処理装置と、制御装置とを含む端末連携制御システムにおける端末連携制御方法であって、前記端末が、当該端末の動きに応じて検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得ステップと、前記第1センサ値取得ステップで取得された前記第1センサ値を前記制御装置に送信する通信ステップと、前記情報処理装置が、物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得ステップと、取得された前記第2センサ値を前記制御装置に送信するステップと、前記制御装置が、所定の装置前方に位置する物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得ステップと、前記第1センサ値及び前記第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きの対応関係を判定し、判定結果に基づいて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する連携相手決定ステップと、を含むことを特徴とする、端末連携制御方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、端末連携制御の精度を向上することが可能である。
本発明の実施形態による端末連携制御システムの構成を示した説明図である。 ディスプレイ装置とモバイル端末との連携例を示した説明図である。 ディスプレイ装置および制御装置が備える、ディスプレイ装置における表示およびペアリング動作の検知に関する構成を示した機能ブロック図である。 表示制御情報の具体例を示した説明図である。 装置前状態認識手段による動きの検知について説明するための説明図である。 検知情報記憶DBに記憶される検知結果の具体例を示した説明図である。 表示制御処理の流れの一例を示す流れ図である。 ディスプレイ装置が行うペアリング動作の検知及び制御装置への検知結果送信の流れの一例を示す流れ図である。 制御装置およびモバイル端末が備える、モバイル端末におけるペアリング動作の検知に関する構成を示した機能ブロック図である。 センサ値の具体例を示した説明図である。 検知情報記憶DBに記憶される検知結果の具体例を示した説明図である。 モバイル端末が行うユーザの動き検知処理及び制御装置への検知結果送信処理の流れの一例を示す流れ図である。 ディスプレイ装置、制御装置、およびモバイル端末の機能構成の一部を示す説明図である。 連携相手決定手段が行う連携相手決定処理について説明するための説明図である。 連携状態記憶DBの一例を示す説明図である。 制御装置が行う連携相手決定処理及び連携相手情報送信処理の流れの一例を示す流れ図である。 ディスプレイ装置が行う連携相手情報及び表示情報受信処理の流れの一例について示す流れ図である。 モバイル端末が行う連携相手情報及び表示情報受信処理の流れの一例について示す流れ図である。 ディスプレイ装置による検知範囲内に複数のユーザが存在することを示す説明図である。 ディスプレイ装置およびモバイル端末による検知結果の具体例を示した説明図である。 第2の実施形態による制御装置およびモバイル端末の一部構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態によるディスプレイ装置および制御装置の一部構成を示した機能ブロック図である。 第2の実施形態によるディスプレイ装置、制御装置およびモバイル端末の一部構成を示した機能ブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
また、以下に示す項目順序に従って当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.端末連携制御システムの概要
2.第1の実施形態
2−1.ディスプレイ装置における表示およびペアリング動作の検知
2−2.モバイル端末におけるペアリング動作の検知
2−3.ディスプレイ装置とモバイル端末の連携
2−4.第1の実施形態のむすび
2−5.変形例
2−6.補足
3.第2の実施形態
3−1.連携相手の決定態様の判定および判定結果に応じたモバイル端末の動作
3−2.連携相手の決定態様の判定結果に応じたディスプレイ装置の動作
3−3.ディスプレイ装置とモバイル端末の連携
3−4.変形例
4.むすび
<1.端末連携制御システムの概要>
本発明は、一例として「2.第1の実施形態」〜「3.第2の実施形態」において詳細に説明するように、多様な形態で実施され得る。また、各実施形態による端末連携制御システムは、
A.一又は複数の端末(モバイル端末300)と、情報処理装置(ディスプレイ装置100)と、制御装置(200)とを備え、
B.前記端末は、
当該端末の動きに応じて検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得手段(センサ値取得手段302)と、
取得された前記第1センサ値を前記制御装置に送信する第1通信手段(通信手段306)と、
を備え、
C.前記情報処理装置は、
物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得手段(センサ値取得手段102)と、
取得された前記第2センサ値を前記制御装置に送信する第2通信手段(通信手段106)と、
を備え、
D.前記制御装置は、
前記第1センサ値及び前記第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きとの対応関係の有無を判定し、判定結果に基づいて前記情報処理装置と連携を行う相手となる前記端末を決定する連携相手決定手段(203)と、
を備える。
以下では、まず、このような各実施形態において共通する端末連携制御システムの基本構成について図1および図2を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態による端末連携制御システムの構成を示した説明図である。図1に示したように、本発明の実施形態による端末連携制御システムは、複数のディスプレイ装置100と、制御装置200と、複数のモバイル端末300と、通信網400と、無線LAN(Local Area Network)アクセスポイント420と、を備える。このような端末連携制御システムは、駅、空港、建物の壁面、病院および金融機関などの多様な場所に設置され得る。
無線LANアクセスポイント420は、無線通信機能により無線LANを形成し、無線LANに属する通信端末による通信を制御、中継する。図1に示した例では、無線LANアクセスポイント420が形成する無線LAN430にディスプレイ装置100A〜100Cおよびモバイル端末300A〜300Dが属し、無線LANアクセスポイント420は、ディスプレイ装置100A〜100Cおよびモバイル端末300A〜300Dによる通信を制御、中継する。
通信網400は、通信網400に接続されている装置から送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網400は、インターネット、電話回線網、衛星通信網などの公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)などを含んでもよい。また、通信網400は、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)などの専用回線網を含んでもよい。本実施形態においては、この通信網400および無線LANアクセスポイント420を介して、制御装置200と各ディスプレイ装置100、制御装置200と各モバイル端末300が接続される。
ディスプレイ装置100は、宣伝や広告などの表示情報を制御装置200からの制御に従って表示する情報処理装置である。モバイル端末300は、ユーザによって携帯される端末である。本実施形態においては、これら複数のディスプレイ装置100のいずれかと、複数のモバイル端末300のいずれかとのペアを決定し、決定したディスプレイ装置100とモバイル端末300のペアを連携させることが可能である。連携の具体例としては、ディスプレイ装置100からの制御によりモバイル端末300の表示を変更することや、モバイル端末300からの制御によりディスプレイ装置100の表示を変更することが挙げられる。
図2は、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携例を示した説明図である。図2に示した例では、ディスプレイ装置100の表示手段101に、「南の島へ行こう!キャンペーン」という表示情報が表示されている。ここで、ディスプレイ装置100とモバイル端末300がペアとして決定されると、モバイル端末300の表示手段301には、例えば図2に示したようにディスプレイ装置100に表示された「南の島へ行こう!キャンペーン」に関連する詳細内容が表示される。従って、ディスプレイ装置100と、ディスプレイ装置100を視認可能な範囲に存在するモバイル端末300をペアリングすることが有用である。なお、ディスプレイ装置100と、ディスプレイ装置100に表示された表示情報に興味を持ったユーザのモバイル端末300をペアリングすることが特に有用である。
ところで、ディスプレイ装置とモバイル端末をペアリングするための幾つかの技術が知られている。例えば、1台のディスプレイ装置に対して当該ディスプレイ装置と通信可能な範囲に複数のモバイル端末が存在する場合に、各モバイル端末がディスプレイ装置と連携中である旨を表示し、最初にユーザ操作が行われたモバイル端末に一時的にディスプレイ装置を操作可能に占有させる技術が知られている。しかし、当該技術では、同一のLANに複数のディスプレイ装置が存在する場合、モバイル端末と連携させるべきディスプレイ装置を一意に特定することが困難であった。
そこで、上記事情を一着眼点にして本発明の各実施形態を創作するに至った。本発明の各実施形態によれば、同一LANに複数のディスプレイ装置100が存在する場合であっても、モバイル端末300と連携させるべきディスプレイ装置100を適切に決定することにより、端末連携制御の精度を向上することが可能である。以下、このような本発明の各実施形態について順次詳細に説明する。
<2.第1の実施形態>
第1の実施形態による端末連携制御システムは、ディスプレイ装置100と、当該ディスプレイ装置100の周囲でペアリング動作を行ったユーザのモバイル端末300とを連携させる。このために、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ装置100の周囲で行われたペアリング動作を検知し、モバイル端末300も別個にペアリング動作を検知し、制御装置200は、ディスプレイ装置100およびモバイル端末300による検知結果のマッチングによりディスプレイ装置100およびモバイル端末300のペアを決定する。なお、ペアリング動作は、例えばモバイル端末300を上に動かす、右に動かす、または振るなどの事前に設定された動作である。以下、ディスプレイ装置100とモバイル端末300のペアの決定に資する各機能を説明する。
[2−1.ディスプレイ装置における表示およびペアリング動作の検知]
図3は、ディスプレイ装置100および制御装置200が備える、ディスプレイ装置100における表示およびペアリング動作の検知に関する構成を示した機能ブロック図である。
(制御装置の構成)
図3に示したように、制御装置200は、ディスプレイ装置検知手段202、表示制御情報選定手段204、検知情報記憶DB206および表示制御情報DB208を備える。
表示制御情報DB208は、ディスプレイ装置100における宣伝や広告などの表示を制御するための表示制御情報を格納するデータベースである。具体的には、図4に示すように、スケジュールID、表示情報、ディスプレイ装置ID、装置設置情報、表示開始時刻、および表示終了時刻などが表示制御情報に含まれる。スケジュールIDは、各表示情報の表示スケジュールを識別するIDであり、表示情報は、宣伝や広告などの静止画情報または動画情報であり、ディスプレイ装置IDは表示制御を行う対象のディスプレイ装置100のIDである。また、装置設置情報は、表示制御を行う対象のディスプレイ装置100の設置場所(緯度、経度、建物名称など)を示す情報であり、表示開始時刻は、表示情報の表示を開始すべき時刻であり、表示終了時刻は、表示情報の表示を終了すべき時刻である。
表示制御情報選定手段204は、各ディスプレイ装置100のための表示制御情報を表示制御情報DB208から選定し、選定した表示制御情報を、制御装置200の通信手段205に出力する。
通信手段205は、通信網400を介してディスプレイ装置100やモバイル端末300と各種情報を送受信するための通信インタフェースである。例えば、通信手段205は、表示制御情報選定手段204により選定された表示制御情報を、ディスプレイ装置100の通信手段106に送信する。また、通信手段205は、ディスプレイ装置100の通信手段106からペアリング動作に関する検知結果を受信する。
ディスプレイ装置検知手段202は、通信手段205により受信されたペアリング動作に関する検知結果を検知情報記憶DB206に記憶させる。なお、検知情報記憶DB206に記憶される検知結果の具体例については図6を参照して後述する。
(ディスプレイ装置の構成)
一方、ディスプレイ装置100は、図3に示したように、表示手段101、センサ値取得手段102、装置前状態認識手段103、表示制御手段105、通信手段106、装置前状態記憶手段107、および表示情報記憶手段109を備える。
通信手段106は、無線LANアクセスポイント420および通信網400を介して制御装置200と各種情報を送受するための通信インタフェースである。例えば、通信手段106は、制御装置200から表示制御情報を受信し、装置前状態認識手段103により得られたペアリング動作の検知結果を制御装置200に送信する。
表示情報記憶手段109は、通信手段106により制御装置200から受信された表示制御情報を記憶する。なお、表示情報記憶手段109は、不揮発性メモリ、磁気ディスク、光ディスク、およびMO(Magneto Optical)ディスクなどの記憶媒体であってもよい。不揮発性メモリとしては、例えば、フラッシュメモリ、SDカード、マイクロSDカード、USBメモリ、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)があげられる。また、磁気ディスクとしては、ハードディスクおよび円盤型磁性体ディスクなどがあげられる。また、光ディスクとしては、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)およびBD(Blu−Ray Disc(登録商標))などがあげられる。
表示制御手段105は、表示情報記憶手段109に記憶された表示制御情報に基づき、表示手段101による表示情報の表示を制御する。例えば、表示制御手段105は、表示開始時刻が到来した表示制御情報を表示情報記憶手段109から読出し、読み出した表示制御情報に含まれる表示情報を表示手段101に表示させる。
表示手段101(第1表示手段)は、表示制御手段105による制御に従って、例えば図2を参照して説明したような宣伝や広告などの静止画情報または動画情報からなる表示情報を表示する。なお、表示手段101は、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)装置であってもよいし、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ装置であってもよい。また、表示手段101は、ディスプレイ装置100との連携を実現するためのペアリング動作の誘導案内を表示してもよい。
センサ値取得手段102は、ディスプレイ装置100の周囲の状態に関するデータを取得するセンサを含む。このようなセンサとしては、深度センサ、映像取得センサ、赤外線センサ、超音波センサなどが挙げられる。図2に示したように、センサ値取得手段102をディスプレイ装置100の前方に向けて、すなわち、ディスプレイ装置100の表示面に対向する被写体を撮像又はセンシングできるように設置することにより、ディスプレイ装置100の前方における人物(物体の一例)の動きに関するデータを取得することが可能である。
なお、センサ値取得手段102により取得されるデータは、例えば、ディスプレイ装置100の前方にいるユーザまでの距離値や、距離画像データである。以下では、センサ値取得手段102は、深度センサからなり、取得データは、距離画像データ(階調表現などで奥行き情報が表現された画像データ)とそのデータ列であるものとして、説明を行う。
装置前状態認識手段103は、センサ値取得手段102から取得データが入力されると、入力された取得データを装置前状態記憶手段107に一時的に記憶する。さらに、装置前状態認識手段103は、装置前状態記憶手段107に一時的に記憶した取得データ列から、ディスプレイ装置100の前方にいるユーザの動きを検知する。以下、この点について図5を参照して説明する。
図5は、装置前状態認識手段103による動きの検知について説明するための説明図である。以下では、図5を参照しながら、装置前状態認識手段103が、装置前状態記憶手段107に一時的に記憶された取得データ列を加工し、ディスプレイ装置100の前方にいるユーザの動きを検知する処理の一例について説明する。
図5に示すように、取得データ列は、例えば、連続的に撮像された複数の距離画像データ(P、P、…、P)の列である。各距離画像データP、P、…、Pには、撮像されたユーザと推定される部分U、U、…、Uが含まれる。
装置前状態認識手段103(第2状態認識手段)は、取得データ列から、ユーザのスケルトンモデルUを生成し、ユーザの部位それぞれの変位を算出する。例えば、図5に示すように、ユーザの左手の位置の変位が、装置前状態認識手段103により算出される。なお、この例では奥行き情報を含む距離画像データを利用しているため、奥行き方向を含む3次元的なユーザの動きを検知することが可能である。そのため、3次元的なユーザの骨格及び各部位の動きを表現したスケルトンモデルUを得ることができる。
その後、装置前状態認識手段103は、算出したユーザの特定の部位、例えば左手の変位が所定の方向に所定値以上変位した場合、取得データ列の符号化を行う。装置前状態認識手段103は、例えば、上向き、下向き、左向き、右向きの4つのラベルのうちいずれかにユーザの動きをマッチングすることで取得データ列を符号化する。図5に示す例では、スケルトンモデルUにおけるユーザの左手の位置の変位が、上向きのラベルで符号化される。
一方、装置前状態認識手段103は、算出したユーザの特定の部位、例えば左手の変位が所定の方向に所定値以上変位しなかった場合、センサ値取得手段102にセンサ値の取得を続行させるための制御を行う。この際、装置前状態記憶手段107の記憶領域確保の観点から、センサ値取得手段102が新たに取得した取得データを、装置前状態記憶手段107が記憶した取得データに順次上書きするようにしてもよい。
装置前状態認識手段103により符号化されたユーザの動きがペアリング動作に該当する場合、すなわち、ユーザによるペアリング動作が検知された場合、検知結果は、通信手段106を介して制御装置200に送信され、検知情報記憶DB206に記憶される。
ここで、図6を参照し、制御装置200の検知情報記憶DB206に記憶される検知結果の具体例を説明する。図6に示したように、検知結果は、検知結果の送信元のディスプレイ装置100を示すディスプレイ装置ID、検知時刻を示すタイムスタンプ、および検知情報を含む。例えば、図6に示した検知結果D1は、ディスプレイ装置ID「000101」、タイムスタンプ「14:00:00」、および検知情報「右向き」を含む。
なお、上記では撮像された距離画像データ内にユーザ1人が存在する場合の処理を説明したが、撮像された距離画像データ内に複数ユーザが同時に存在してもよい。この場合、装置前状態認識手段103は、それぞれのユーザのスケルトンモデルを作成し,各ユーザの部位それぞれの変位を算出する。これにより、装置前状態認識手段103は、ユーザが1人である場合と同様に、奥行き方向を含む3次元的な各ユーザの動きを検知することができるので、ユーザごとに3次元的なユーザの骨格及び各部位の動きを表現したスケルトンモデルU1,U2,・・・Umを得ることができる。上記は、既存特許US2010/0118123に記載の方法などを用いて実現することが可能であり、装置前状態認識手段103は,複数ユーザのあるユーザの特定の動きを検知したときは,そのユーザと符号化結果を関連づけて保持してもよい。
(表示制御の流れ)
以上、ディスプレイ装置100および制御装置200の表示およびペアリング動作の検知に関する構成を説明した。続いて、図7および図8を参照し、ディスプレイ装置100および制御装置200による表示制御に関する動作、ペアリング動作の検知に関する動作の流れを整理する。
図7は、表示制御処理の流れの一例を示す流れ図である。図7に示すように、まず、制御装置200の表示制御情報選定手段204は、情報を表示するディスプレイ装置100を選択する(S102)。
次に、表示制御情報選定手段204は、各ディスプレイ装置100のための表示制御情報を表示制御情報DB208から選定し、選定した表示制御情報を、制御装置200の通信手段205に出力する(S104)。続いて、通信手段205は、表示制御情報選定手段204により選定された表示制御情報を、ディスプレイ装置100の通信手段106に送信する(S106)。
そして、ディスプレイ装置100の通信手段106が表示制御情報を受信し(S108)、通信手段106により受信された表示制御情報を表示情報記憶手段109が記憶する(S110)。
その後、表示制御手段105は、表示制御情報をディスプレイ装置100の表示情報記憶手段109から読み出し(S112)、読み出した表示情報を表示手段101に表示するための制御を行い、一連の処理を終了する(S114)。
(ペアリング動作の検知の流れ)
図8は、ディスプレイ装置100が行うペアリング動作の検知及び制御装置200への検知結果送信の流れの一例を示す流れ図である。図8に示すように、まず、ディスプレイ装置100のセンサ値取得手段102は、ディスプレイ装置100の前方の状態に関するデータを取得し、装置前状態認識手段103に出力する(S202)。
次に、装置前状態認識手段103は、センサ値取得手段102から入力された取得データを、装置前状態記憶手段107に一時的に記憶させる(S204)。
次に、装置前状態認識手段103は、装置前状態記憶手段107から取得データ列を読み出し、読み出した取得データ列を加工する(S206)。例えば、装置前状態認識手段103は、図5に例示したように、ユーザの動きを符号で表現する。
次に、装置前状態認識手段103は、ユーザによるペアリング動作を検知したか、すなわち、符号化されたユーザの動きがペアリング動作に該当するかを判定する(S208)。ユーザのペアリング動作を検知した場合、装置前状態認識手段103は、処理をステップS210に進める。一方、ペアリング動作が検知されない場合、装置前状態認識手段103は、再びステップS202に戻って処理を進める。
処理をステップS210に進めた場合、装置前状態認識手段103は、ペアリング動作の検知結果を通信手段106に出力する。ディスプレイ装置100の通信手段106は、入力された検知結果を、制御装置200の通信手段205に送信する(S210)。以上の処理はシステム終了まで繰り返し行われる(S212)。
[2−2.モバイル端末におけるペアリング動作の検知]
以上、ディスプレイ装置100における表示およびペアリング動作の検知について説明を行った。続いて、モバイル端末300におけるペアリング動作の検知に関する機能を説明する。図9は、制御装置200およびモバイル端末300が備える、モバイル端末300におけるペアリング動作の検知に関する構成を示した機能ブロック図である。
(モバイル端末の構成)
図9に示したように、モバイル端末300は、表示手段301と、センサ値取得手段302と、端末状態認識手段303と、表示制御手段305と、通信手段306と、端末状態記憶手段307と、表示情報記憶手段309と、を備える。なお、モバイル端末300には、例えば、携帯電話、ゲーム機、情報端末、パーソナルコンピュータなどが該当する。
表示手段301(第2表示手段)は、表示制御手段305による制御に従って情報を表示する。この表示手段301は、液晶ディスプレイ装置であってもよいし、OLEDディスプレイ装置であってもよい。また、表示手段301は、操作検出機能を有するタッチパネルであってもよい。
表示制御手段305は、表示手段301による情報の表示を制御する。例えば、表示制御手段305は、制御装置200とモバイル端末300とが無線LANアクセスポイント420などを介して接続されると、表示情報記憶手段309に予め記憶されたペアリング動作の誘導案内を表示手段301に表示させる。具体例として、ペアリング動作の誘導案内は、モバイル端末300を上向きに移動させることを誘導する案内であってもよい。
また、表示制御手段305は、端末状態認識手段303によりペアリング動作の検知結果が得られると、表示情報記憶手段309に予め記憶された表示情報のうち、検知結果に対応した表示情報を読み出し、読み出した表示情報を表示手段101に表示させる。例えば、モバイル端末300を携帯しているユーザの動きを検知した旨の視覚フィードバックが、検知結果に対応した表示情報として、表示手段301に表示される。また、ユーザの動きを検知した旨の視覚フィードバックとともに、検知結果を表示手段301に表示してもよい。また、ユーザの動きを検知した旨のフィードバックとして、画面表示の代わりに特定の音声や音楽、特定の振動を再生してもよい。
通信手段306は、無線LANアクセスポイント420および通信網400を介して制御装置200と各種情報を送受するための通信インタフェースである。例えば、通信手段306は、端末状態認識手段303により得られたペアリング動作の検知結果を制御装置200に送信する。
センサ値取得手段302は、例えば、モバイル端末300に内蔵される方位センサ、加速度センサ、映像取得センサ、赤外線センサなどからなり、モバイル端末300の動きに応じて検出されるデータを第1センサ値として取得する。また、取得データとしては、加速度センサによる重力方向のベクトルデータや赤外線センサによる前方の物体までの距離データなどが挙げられる。以下では、センサ値取得手段302は、例えば表示手段301の表示面の向きを基準とする左右方向(x方向)の加速度を検出する加速度センサ及び上下方向(z軸方向)の加速度を検出する加速度センサからなり、取得データは、x軸方向の加速度センサの時系列データ及びz軸方向の加速度センサの時系列データであるものとして、説明を行う。但し、本説明において上下方向とは、鉛直方向のことをいい、下とは、鉛直方向下向きをいう。また、左右方向とは、鉛直方向に垂直な一方向をいい、その一方の向きを正の向きとし、左向きとよぶこととする。
端末状態認識手段303(第1状態認識手段)は、端末状態認識手段303は、センサ値取得手段302から入力された取得データから、一又は複数の方向に関して、所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出されたか否かを判定する。所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出されない場合(換言すれば、モバイル端末300の動作が小さい場合)は、所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出されるかシステムが終了するまで、端末状態認識手段303によるユーザに所定の動きを要求する表示を表示手段301に行うための制御や、センサ値取得手段302によるセンサ値の取得などが繰り返し行われる。
一方、一又は複数の方向に関して、所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出された図10の例のような場合、端末状態認識手段303は、取得データであるセンサ値などを端末状態記憶手段307に一時的に記憶させる。例えば、ピークが生じた時刻や時間幅、或いは、ピーク位置における加速度センサ値などが一時的に記憶される。その後、端末状態認識手段303は、取得データ列を端末状態記憶手段307から読み出し、データの加工を試みる。データの加工は、例えば、上向き、下向き、左向き、右向きの4つのラベルのうちいずれかで符号化することである。
例えば、端末状態認識手段303は、x軸方向のセンサ値が正の向きで大きさが所定の閾値以上であり、かつz軸方向のセンサ値の大きさが所定の閾値以下である取得データについては、ユーザの左向きの動きを検知したとして、左向きのラベルで符号化する。
また、端末状態認識手段303は、x軸方向及びz軸方向のセンサ値の大きさの両方が閾値以上である場合など、1つの向きに対応したラベルで符号化できない取得データについては、ペアリング動作を検出できなかった旨のエラーメッセージ及びユーザに再度ペアリング動作を要求するためのメッセージを、表示手段301に表示するための制御を行ってもよい。
端末状態認識手段303により符号化されたユーザの動きがペアリング動作に該当する場合、すなわち、ユーザによるペアリング動作が検知された場合、端末状態認識手段303は検知結果を通信手段306に出力する。ここで、検知結果は、取得データを符号化したものである検知情報と、取得データを取得した時刻情報であるタイムスタンプと、モバイル端末300を特定するためのIDであるモバイル端末IDとを含む。通信手段306は、上記検知結果を、表示制御手段305及び制御装置200の通信手段205に送信する。
(制御装置の構成)
一方、制御装置200は、端末検知手段201と、通信手段205と、検知情報記憶DBを備える。
通信手段205は、図3を参照して説明したように、通信網400を介してディスプレイ装置100やモバイル端末300と各種情報を送受信するための通信インタフェースである。例えば、通信手段205は、モバイル端末300の通信手段306からペアリング動作に関する検知結果を受信する。
端末検知手段201は、通信手段205により受信されたペアリング動作に関する検知結果を検知情報記憶DB206に記憶させる。図11に示したように、モバイル端末300から受信される検知結果は、検知結果の送信元のモバイル端末300を示すモバイル端末ID、検知時刻を示すタイムスタンプ、および検知情報を含む。例えば、図11に示した検知結果M1は、モバイル端末ID「000303」、タイムスタンプ「13:40:36」、および検知情報「上向き」を含む。
(ペアリング動作の検知の流れ)
以上、制御装置200およびモバイル端末300のペアリング動作の検知に関する構成を説明した。続いて、図12を参照し、制御装置200およびモバイル端末300によるペアリング動作の検知に関する動作の流れを整理する。
図12は、モバイル端末300が行うユーザの動き検知処理及び制御装置200への検知結果送信処理の流れの一例を示す流れ図である。まず、制御装置200とモバイル端末300とが接続されると、表示制御手段305は、図12に示すように、表示情報記憶手段309に予め記憶されたペアリング動作の誘導案内を表示手段301に表示させる(S302)。
続いて、センサ値取得手段302は、モバイル端末300の状態に関するデータを取得し、端末状態認識手段303に出力する(S304)。
端末状態認識手段303は、センサ値取得手段302から入力された取得データから、一又は複数の方向に関して、所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出されたか否かを判定する(S306)。所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出された場合、端末状態認識手段303は、処理をステップS308に進める。一方、所定の時間に所定の閾値以上のセンサ値が検出されない場合、端末状態認識手段303は、処理をステップS318に進める。
処理をステップS308に進めた場合、端末状態認識手段303は、取得データであるセンサ値を、端末状態記憶手段307に一時的に記憶させる(S308)。
次に、端末状態認識手段303は、端末状態記憶手段307から取得データ列を読み出し、ユーザの動きの検知を試みる(S312)。ここで、ユーザのペアリング動作が検知された場合、端末状態認識手段303は、処理をステップS314に進める。一方、ユーザのペアリング動作が検知されない場合、端末状態認識手段303は、処理をステップS320に進める。
ステップS312で処理をステップS314に進めた場合、端末状態認識手段303は、検知結果を表示制御手段305及び通信手段306に出力する。通信手段306は、端末状態認識手段303から検知結果が入力されると、制御装置200の通信手段205に検知結果を出力する(S314)。
さらに、表示制御手段305は、端末状態認識手段303から検知結果が入力されると、ユーザの動きを検知した旨の表示を、表示手段301に行い、一連の処理を終了する(S316)。
一方、ステップS306で処理をステップS318に進めた場合、端末状態認識手段303は、システムが終了するまで処理をステップS302に戻って繰り返し行う(S318)。
また、ステップS312で処理をステップS320に進めた場合、端末状態認識手段303は、表示手段301にエラーメッセージの表示及びペアリング動作の誘導案内の表示を行うための制御を行う(S320)。
[2−3.ディスプレイ装置とモバイル端末の連携]
以上、モバイル端末300におけるペアリング動作の検知に関する機能を説明した。続いて、ディスプレイ装置100およびモバイル端末300によるペアリング動作の検知結果に基づくディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携に関する機能を説明する。図13は、ディスプレイ装置100、制御装置200、およびモバイル端末300の機能構成の一部を示す説明図である。
(制御装置の構成)
図13に示すように、制御装置200は、通信手段205と、連携相手決定手段203と、検知情報記憶DB206と、連携状態記憶DB207と、を備える。
検知情報記憶DB206は、図6を参照して説明したディスプレイ装置100によるペアリング動作の検知結果、および、図11を参照して説明したモバイル端末300によるペアリング動作の検知結果を格納する。
連携相手決定手段203は、検知情報記憶DB206に記憶されているディスプレイ装置100によるペアリング動作の検知結果、およびモバイル端末300によるペアリング動作の検知結果のマッチングを行い、連携させるべきディスプレイ装置100とモバイル端末300のペアを決定する。
例えば、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100のタイムスタンプと、モバイル端末300のタイムスタンプとを比較し、タイムスタンプの差が所定の閾値以下である場合(換言すれば、タイムスタンプ同士が所定の誤差以下で一致する場合)、連携相手決定手段203は、さらにディスプレイ装置100の検知情報とモバイル端末300の検知情報を比較する。
そして、ディスプレイ装置100の検知情報とモバイル端末300の検知情報が一致する場合、連携相手決定手段203は、当該ディスプレイ装置100と当該モバイル端末300とをペアとして決定する。あるディスプレイ装置100のタイムスタンプ及び検知情報と、あるモバイル端末300のタイムスタンプ及び検知情報が一致しているということは、当該モバイル端末300を携帯しているユーザがディスプレイ装置100の前方でペアリング動作を行い、当該モバイル端末300と当該ディスプレイ装置100との連携を行おうとしていると想定されるためである。以下、図14を参照してさらに具体的に説明する。
図14は、連携相手決定手段203が行う連携相手決定処理について説明するための説明図である。なお、検知情報記憶DB206が記憶している情報のうち、ディスプレイ装置100に関する検知結果を図14の左図に、モバイル端末300に関する検知結果を図14の右図に示している。
図14の例において、ディスプレイ装置100A(ディスプレイ装置ID:000101)に関する検知結果D1と、モバイル端末300C(モバイル端末ID:000303)に関する検知結果M1を比較すると、タイムスタンプが一致していない。この場合、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100Aと、モバイル端末300Cとをペアとしない。
また、図14の例において、ディスプレイ装置100A(ディスプレイ装置ID:000101)に関する検知結果D1と、モバイル端末300B(モバイル端末ID:000302)に関する検知結果M2を比較すると、タイムスタンプは一致しているものの、ディスプレイ装置100Aの検知情報が下向きであるのに対し、モバイル端末300Bの検知情報は左向きであり、一致しない。この場合、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100−1とモバイル端末300−2とをペアとしない。
一方、図14の例において、ディスプレイ装置100A(ディスプレイ装置ID:000101)に関する検知結果D1と、モバイル端末300A(モバイル端末ID:000305)に関する検知結果M3を比較すると、タイムスタンプ及び検知情報が一致している。この場合、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100Aとモバイル端末300Aとをペアとする。
なお、連携相手決定手段203は、タイムスタンプの差が閾値以下であり、かつ、検知情報が一致した検知結果を複数有するディスプレイ装置100とモバイル端末300とのペアのみを、連携相手と決定するようにしてもよい。その結果、ユーザが意図せず所定の動きを行った場合に、ユーザが携帯するモバイル端末300と、ユーザの動きを検知したディスプレイ装置100との連携が偶発的に確立することを防ぐことができる。
連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアを決定すると、当該ディスプレイ装置100のID及び当該モバイル端末300のIDと、タイムスタンプとを、連携状態記憶DB207に記憶させるとともに、表示制御情報選定手段204に出力する。
図15は、連携状態記憶DB207の一例を示す説明図である。連携状態記憶DB207には、図15に示すように、ペアとなるディスプレイ装置100のディスプレイ装置IDと、モバイル端末300のモバイル端末IDと、タイムスタンプと、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との間の連携状態が含まれる。
また、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100とモバイル端末300とのそれぞれに送信するための連携相手に関する情報を、通信手段205に出力する。
さらに、図3を参照して説明した表示制御情報選定手段204は、ディスプレイ装置100とモバイル端末300のそれぞれに表示する表示情報を表示情報DB208から読み出し、通信手段205に出力する。これにより、例えば、ディスプレイ装置100は、通常表示されている広告などに加えて、連携相手であるモバイル端末300の動作に応じたポインタを表示することができる。また、モバイル端末300は、当該モバイル端末300の連携相手であるディスプレイ装置100の前方でユーザがペアリング動作を行った際に表示されていた広告などの表示情報に関連する情報を表示する。
通信手段205は、図3を参照して説明したように、通信網400を介してディスプレイ装置100やモバイル端末300と各種情報を送受信するための通信インタフェースである。例えば、通信手段205は、ディスプレイ装置100の連携相手となるモバイル端末300に関する情報(例えばモバイル端末300のモバイル端末ID)を、ディスプレイ装置100の通信手段106に送信する。また、通信手段205は、ディスプレイ装置100に表示する表示情報を、ディスプレイ装置100の通信手段106に送信する。
同様に、通信手段205は、モバイル端末300の連携相手となるディスプレイ装置100に関する情報(例えばディスプレイ装置100のディスプレイ装置ID)を、モバイル端末300の通信手段306に送信する。以下では、連携相手に関する情報を連携相手情報ともよぶこととする。さらに、通信手段205は、モバイル端末300に表示する表示情報を、モバイル端末300の通信手段306に送信する。
(ディスプレイ装置の構成)
また、図13に示したように、ディスプレイ装置100は、通信手段106と、連携状態検知手段104と、連携状態記憶手段108と、を備える。
通信手段106は、制御装置200の通信手段205から、連携相手情報を受信すると、連携状態検知手段104に出力する。また、通信手段106は、制御装置200の通信手段205から表示情報を受信すると、表示情報記憶手段109に記憶させる(図13に不図示)。
連携状態検知手段104は、連携相手情報が入力されると、連携状態記憶手段108に記憶させる。
連携状態記憶手段108に記憶された連携相手情報は、例えば、端末連携制御システムのネットワーク内に存在する複数のモバイル端末300のうち、当該ディスプレイ装置100の連携相手であるモバイル端末300を特定する識別子として利用される。
また、表示制御手段105は、表示情報記憶手段109から連携相手であるモバイル端末300に対応した表示情報を読み出して、表示手段101に表示させる(図14に不図示)。
(モバイル端末の構成)
一方、図13に示したように、モバイル端末300は、連携状態検知手段304と、通信手段306と、連携状態記憶手段308と、を備える。
通信手段306は、制御装置200の通信手段205から、連携相手情報を受信すると、連携状態検知手段304に出力する。また、通信手段306は、制御装置200の通信手段205から表示情報を受信すると、表示情報記憶手段309に記憶させる(図13に不図示)。
連携状態検知手段304は、連携相手情報が入力されると、連携状態記憶手段308に記憶させる。
連携状態記憶手段308に記憶された連携相手情報は、例えば、端末連携制御システムのネットワーク内に存在する複数のディスプレイ装置100のうち、当該モバイル端末300の連携相手であるディスプレイ装置100を特定する識別子として利用される。
また、表示制御手段305は、モバイル端末300の連携相手であるディスプレイ装置100に対応した表示情報を表示情報記憶手段309から読み出して、表示手段301に表示させる(図13に不図示)。例えば、表示手段301は、図2に示したように、「南の島へ行こう!キャンペーン」というディスプレイ装置100に表示された広告に対応する旅行プラン情報を表示する。また、一応用例として、モバイル端末300を左手で上下に振った場合にはディスプレイ装置100の表示された旅行会社の広告に係る格安プランの情報が、右手で左右に振った場合には通常プランの情報が表示手段301に表示されるといった構成も実現可能である。
上記のように、本説明においては、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との間の連携とは、主に制御装置200がディスプレイ装置100とモバイル端末300とのペアを決定し、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300の表示情報などを制御することにより、ユーザから見てディスプレイ装置100とモバイル端末300とが連携して、情報のやり取りをしているように見える状態をさす。しかし、制御装置200により決定されたディスプレイ装置100とモバイル端末300とが直接的にネットワーク接続され、情報のやり取りを行ってもよい。
また、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との間の連携が確立した後、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300とが所定の閾値より距離が離れた場合に連携を切断してもよく、連携が確立してから一定時間経過した場合に連携を切断してもよい。
また、1つのディスプレイ装置100と複数のモバイル端末300が同時に連携することも可能である。
また、1つのモバイル端末300が複数のディスプレイ装置100と順次連携及び連携の切断を行うことも可能である。例えば、あるディスプレイ装置100とユーザが携帯しているモバイル端末300との連携中に、ユーザが別のディスプレイ装置100の前方でペアリング動作を行ったことが検知された場合、連携をしていたディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携を切断して、ユーザがペアリング動作を行ったディスプレイ装置100と新たに連携を行う。
(制御装置の動作)
以上、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携に関する機能を説明した。続いて、図16〜図18を参照し、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携に関する動作を整理する。
図16は、制御装置200が行う連携相手決定処理及び連携相手情報送信処理の流れの一例を示す流れ図である。なお、以下では、通信手段205が各ディスプレイ装置100からの検知結果を受信した後、各モバイル端末300からの検知結果を受信するものとして説明するが、通信手段205は、各ディスプレイ装置100及び各モバイル端末300からの検知結果を順次受信して、端末検知手段201又はディスプレイ装置検知手段202に出力するようにしてもよい。
まず、図16に示すように、制御装置200の通信手段205は、各ディスプレイ装置100からの検知結果を受信すると、受信した検知結果を、ディスプレイ装置検知手段202に出力する(S402)。そして、ディスプレイ装置検知手段202は、入力された検知結果を、検知情報記憶DB206に記憶させる(S404)。
また、通信手段205は、各モバイル端末300からの検知結果を受信すると、受信した検知結果を、端末検知手段201に出力する(S406)。そして、端末検知手段201は、入力された検知結果を、検知情報記憶DB206に記憶させる(S408)。
次に、連携相手決定手段203は、検知情報記憶DB206から検知結果を読み出し、読み出した検知結果のうち、タイムスタンプの差が閾値以下のディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアがあるか否かを判定する(S410)。
タイムスタンプの差が閾値以下のディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアがある場合、連携相手決定手段203は、処理を次のステップS412に進める。一方、タイムスタンプの差が閾値以下のディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアがない場合、連携相手決定手段203は、一連の処理を終了する。
処理をステップS412に進めた場合、連携相手決定手段203は、タイムスタンプの差が閾値以下であるディスプレイ装置100とモバイル端末300の各ペアについて、検知情報が一致しているかを判定する(S412)。検知情報が一致するディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアがない場合、連携相手決定手段203は、連携相手同士ではないとして、一連の処理を終了する。
一方、タイムスタンプの差が閾値以下であり、かつ、検知情報が一致しているディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアについては、連携相手決定手段203は、連携相手同士であると特定し、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアに関する情報を、連携状態記憶DB207に記憶させるとともに、表示制御情報選定手段204に出力する(S414)。
次に、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300に送信するための連携相手情報を、通信手段205に出力する。通信手段205は、ディスプレイ装置100の通信手段106及びモバイル端末300の通信手段306に、連携相手情報を送信する(S416)。
次に、表示制御情報選定手段204は、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300に表示する、連携相手に対応した表示情報を、表示情報DB208から読み出し、通信手段205に出力する。通信手段205は、ディスプレイ装置100の通信手段106及びモバイル端末300の通信手段306に、表示情報を送信し、一連の処理を終了する(S418)。
(ディスプレイ装置の動作)
図17は、ディスプレイ装置100が行う連携相手情報及び表示情報受信処理の流れの一例について示す流れ図である。
図17に示すように、まず、ディスプレイ装置100の通信手段106は、制御装置200の通信手段205から、連携相手情報を受信すると、連携状態検知手段104に出力する(S502)。そして、連携状態検知手段104は、連携相手情報が入力されると、連携状態記憶手段108に記憶させる(S504)。
次に、ディスプレイ装置100の通信手段106は、連携相手であるモバイル端末300に対応する表示情報を、制御装置200の通信手段205から受信する(S506)。受信された表示情報は、表示情報記憶手段109に記憶される(S508)。続いて、表示制御手段105は、表示情報記憶手段109から表示情報を読み出し、表示情報を表示手段101に表示する(S510)。
(モバイル端末の動作)
図18は、モバイル端末300が行う連携相手情報及び表示情報受信処理の流れの一例について示す流れ図である。
図18に示すように、まず、モバイル端末300の通信手段306は、制御装置200の通信手段205から、連携相手情報を受信すると、連携状態検知手段304に出力する(S602)。そして、連携状態検知手段304は、連携相手情報が入力されると、連携状態記憶手段308に記憶させる(S604)。
次に、モバイル端末300の通信手段306は、連携相手であるディスプレイ装置100に対応する表示情報を、制御装置200の通信手段205から受信する(S606)。受信された表示情報は、表示情報記憶手段309に記憶される(S608)。続いて、表示制御手段305は、表示情報記憶手段309から表示情報を読み出し、表示情報を表示手段301に表示する(S610)。
[2−4.第1の実施形態のむすび]
以上説明したように、本発明の第1の実施形態によれば、ユーザがあるディスプレイ装置100の前方でペアリング動作を行った場合、当該ペアリング動作が当該ディスプレイ装置100及びユーザが携帯するモバイル端末300それぞれにより検知される。さらに、ディスプレイ装置100及びモバイル端末300により検知された検知結果に基づき、通信を行うディスプレイ装置100及びモバイル端末300のペアが制御装置200により決定される。その結果、ユーザが携帯しているモバイル端末300と所望のディスプレイ装置100との連携が、ユーザの負担が小さくかつ、精度良く行われる。特に、複数のディスプレイ装置100の位置が動的に変更したり、密集したりしている場合でも、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携を精度良く実施することができる。また、同一LANに複数のディスプレイ装置100が存在する場合であっても、モバイル端末300と連携させるべきディスプレイ装置100を一意に特定することが可能である。
また、本実施形態によれば、ディスプレイ装置100とモバイル端末300とを接触又は近接させる必要がなく、ディスプレイ装置100とモバイル端末300とを離隔させた状態で、ユーザはディスプレイ装置100及びモバイル端末300を連携させることが可能になる。この場合、モバイル端末300を携帯しているユーザは、公共の空間でも第三者に気づかれることなく、ディスプレイ装置100とモバイル端末300とを連携することが可能になるという効果もある。
また、本実施形態では、モバイル端末300のセンサ値取得手段302から取得された情報及びディスプレイ装置100のセンサ値取得手段102から取得された情報には、個人情報などは付加されていないため、セキュリティにも配慮したものになっている。さらに通信手段にも例えば一時的に利用可能なSSIDなどを合わせて利用することで、その空間の、そのときにだけ利用可能な広告取得手段を確立することができる。
また、ディスプレイ装置100とモバイル端末300とのペア決定後には、制御装置200は、ディスプレイ装置100からの制御によりモバイル端末300の表示を変更することや、モバイル端末300からの制御によりディスプレイ装置100の表示を変更することが可能である。例えば、制御装置200は、モバイル端末300に対する操作内容をディスプレイ装置100の表示手段101におけるカーソル操作に対応させることも可能である。また、制御装置200は、モバイル端末300のユーザによるジェスチャ操作をディスプレイ装置100の表示手段101における選択項目の選択操作に対応させることも可能である。
[2−5.変形例]
上述した第1の実施形態では、ディスプレイ装置100Aの前方でモバイル端末300Aのユーザペアリング動作を行うと同時に、偶然、他の場所でモバイル端末300Bのユーザがペアリング動作を行う場合が考えられる。この場合、ディスプレイ装置100Aの検知結果に、モバイル端末300Aの検知結果だけでなく、モバイル端末300Bの検知結果も合致する。従って、モバイル端末300Aとモバイル端末300Bのいずれをディスプレイ装置100Aと連携させるべきか特定することは必ずしも容易でない。
そこで、第1の実施形態の変形例として、複数のユーザが同時にペアリング動作を行った場合でもディスプレイ装置100の連携相手を適切に決定するための処理を説明する。
まず、ディスプレイ装置100の装置前状態認識手段103は、複数のユーザが検知範囲内に存在する場合、ユーザごとにスケルトンモデルを作成し,各ユーザの部位それぞれの変位を算出し、ユーザごとの検知結果を得る。そして、ディスプレイ装置100の通信手段106は、ユーザごとの検知結果を制御装置200に送信する。制御装置200は、図6を参照して説明した検知結果に、ユーザIDが加わった検知結果を記憶する。
なお、ユーザIDはすべてのユーザに対して一意でなくてもよく、また別のディスプレイ装置100にて検知される同一ユーザに同一のユーザIDが割り当てられる必要もなく、本変形例で記載する連携相手が決定できると判断するに相当する時間内で一意であればよい。このため、それぞれのディスプレイ装置100でのユーザ認証などのユーザの負担となるような手続きは必要ない。
そして、制御装置200の連携相手決定手段203は、同一のディスプレイ装置IDおよび同一のユーザIDについての1または2以上の検知結果を、モバイル端末300による検知結果と比較する。ここで、連携相手決定手段203は、同一のディスプレイ装置IDおよび同一のユーザIDについての1または2以上の検知結果と、検知結果が所定回数以上合致するモバイル端末300を、ディスプレイ装置100の連携相手として決定する。以下、図19および図20を参照して具体例を説明する。
図19は、ディスプレイ装置100による検知範囲内に複数のユーザが存在することを示す説明図であり、図20は、ディスプレイ装置100およびモバイル端末300による検知結果の具体例を示した説明図である。
図19に示したユーザU1およびユーザU2が同時に右向きのペアリング動作を行った場合、図20のD1およびD2に示すように、同時刻「14:00:00」に同一の検知情報「右向き」がディスプレイ装置100(ディスプレイ装置ID:000101)により得られたことを示す検知結果が得られる。
ここで、検知結果D1には、モバイル端末300C(モバイル端末ID:000303)に関する検知結果M4と、モバイル端末300A(モバイル端末ID:000305)に関する検知結果M5の双方が一致する。このため、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置ID「000101」およびユーザID「U01」の組み合わせについて、モバイル端末300C(モバイル端末ID:000303)およびモバイル端末300A(モバイル端末ID:000305)のカウント値を「1」とする。
その後、図19に示したユーザU1のみがペアリング動作を行った場合、図20のD3に示すように、ディスプレイ装置ID「000101」およびユーザID「U01」についての検知結果が得られる。
ここで、検知結果D3には、モバイル端末300C(モバイル端末ID:000303)に関する検知結果M6のみが合致する。このため、連携相手決定手段203は、ディスプレイ装置ID「000101」およびユーザID「U01」の組み合わせについて、モバイル端末300C(モバイル端末ID:000303)のカウント値を「2」に増加させる。
そして、連携相手決定手段203は、カウント値の閾値が「2」である場合、カウント値が「2」に達したモバイル端末300C(モバイル端末ID:000303)を、ディスプレイ装置ID「000101」のペアに決定する。
かかる構成により、複数のユーザが同時にペアリング動作を行った場合でもディスプレイ装置100の連携相手を適切に決定することが可能となる。なお、連携相手決定手段203は、同一のディスプレイ装置IDおよび同一のユーザIDについての検知結果に、同一のモバイル端末300の検知結果が連続して合致した場合にのみカウント値を増加させてもよい。これにより、連携確立の精度をさらなる向上が期待される。
[2−6.補足]
以上、本発明の第1の実施形態および第1の実施形態の変形例を説明したが、本発明の第1の実施形態および変形例の構成は上述した例に限定されない。
例えば、図面を参照して説明したディスプレイ装置100、制御装置200、及びモバイル端末300の各構成の一部を省略すること、変更すること、或いは他の構成を追加することも可能である。また、制御装置200が、ディスプレイ装置100の構成を全て含み、ディスプレイ装置100としての機能を兼ねていてもよい。また、モバイル端末300の一部機能を制御装置200に含める構成にすることも可能である。
また、ディスプレイ装置100の1つのセンサ値取得手段102を、複数のディスプレイ装置100が共有してもよい。但し、この場合、センサ値取得手段102が取得するデータを、当該センサ値取得手段102を共有する各ディスプレイ装置100に対応する領域ごとに分割して扱うことに留意されたい。例えば、取得したデータが画像データの場合、各ディスプレイ装置100に対応付けられた領域ごとに画像データを分割し、分割した各画像データを利用して処理を行う。なお、取得したデータが画像データではない場合、そのデータ自体を分割するのではなく、各領域に対応するデータの部分を利用して処理を行うようにする場合もある。
また、上記ではセンサ値取得手段102がディスプレイ装置100の前方の状態に関するデータを取得する例を説明したが、センサ値取得手段102は、ディスプレイ装置100の周辺、例えば、後方、左方、右方などの状態に関するデータを取得してもよい。
<3.第2の実施形態>
続いて、本発明の第2の実施形態を説明する。本発明の第2の実施形態の背景として、例えば特開2012−178663には、一方の端末から他方の端末へ受信電界強度,バッテリーの残量、残り使用時間等を転送して、他方の端末に表示する技術が開示されている。本発明の第2の実施形態は、モバイル端末の受信電界強度、電源の残量を考慮して、第1の実施形態で説明した連携相手の決定態様を動的に変更することにより、モバイル端末の受信電界強度と電源の残量をユーザが逐一気にかけることのない、ユーザにとって使い勝手の良いシステムを提供する。なお、以下では、第1の実施形態と異なる構成を中心に説明を進める。
[3−1.連携相手の決定態様の判定および判定結果に応じたモバイル端末の動作]
図21は、第2の実施形態による制御装置200−2およびモバイル端末300−2の一部構成を示した機能ブロック図である。図21に示したように、第1の実施形態との相違点として、制御装置200−2は判定部209を備え、モバイル端末300−2は電源部310および端末状態認識手段311を備える。
電源部310は、モバイル端末300−2を駆動する電源を供給する構成であり、充放電可能な充電池または外部電源と、制御機構を備える。電源部310は、例えばパーセント(%)で表現される電源残量を通信手段306に通知する。
モバイル端末300−2の通信手段306は、無線LANアクセスポイント420が送信する無線電波の受信電界強度を測定する。なお、本実施形態においてはモバイル端末300−2が無線LANにより通信する例を説明するが、モバイル端末300−2はBluetooth(登録商標)により通信することも可能であり、この場合、通信手段306は、Bluetoothの受信電界強度を測定する。
そして、モバイル端末300−2の通信手段306は、例えばパーセント(%)で表現された受信電界強度および電源残量を制御装置200−2に送信する。
制御装置200−2の判定部209は、モバイル端末300−2から受信した受信電界強度および電源残量に基づいて、ディスプレイ装置100−2の連携相手の決定態様を判定する。具体的には、判定部209は、受信電界強度や電源残量が閾値以下である場合には第1の実施形態で説明した符号化された検知結果の比較に基づく第1の決定態様を用いると判定し、受信電界強度および電源残量が閾値を上回る場合には符号化前のセンサ値のデータ列の比較に基づく第2の決定態様を用いると判定する。制御装置200−2の通信手段205は、判定部209による判定結果をモバイル端末300−2およびディスプレイ装置100−2に通知する。
モバイル端末300−2の端末状態認識手段311は、判定部209による判定結果が第1の決定態様である場合、第1の実施形態で説明したようにユーザの動きを符号化し、符号化されたユーザの動きを検知結果として出力する。一方、端末状態認識手段311は、判定部209による判定結果が第2の決定態様である場合、センサ値取得手段302により取得されたセンサ値のデータ列、または加工されたデータ列を出力する。そして、通信手段306がセンサ値のデータ列を制御装置200に送信する。
このように、第2の決定態様では、モバイル端末300−2と制御装置200−2との間のトラフィックが増加するので、受信電界強度が高く通信環境が良好な場合に第2の決定態様が用いられることが望まれる。また、第2の決定態様では、後述するようにセンサ値取得手段302が常時起動していることが望まれるので、消費電力が高くなる。これらの事情により、上述したように、受信電界強度および電源残量が閾値を上回る場合に符号化前のセンサ値のデータ列の比較に基づく第2の決定態様を用いる。
[3−2.連携相手の決定態様の判定結果に応じたディスプレイ装置の動作]
図22は、第2の実施形態によるディスプレイ装置100−2および制御装置200−2の一部構成を示した機能ブロック図である。図22に示したように、第1の実施形態との相違点として、制御装置200−2は判定部209を備え、ディスプレイ装置100−2は、装置前状態認識手段111を備える。
上述したように、制御装置200−2の判定部209は、受信電界強度や電源残量に基づいて連携相手の決定態様を判定する。そして、制御装置200−2の通信手段205は、判定部209による判定結果をモバイル端末300−2およびディスプレイ装置100−2に通知する。
ディスプレイ装置100−2の装置前状態認識手段111は、判定部209による判定結果が第1の決定態様である場合、第1の実施形態で説明したようにユーザの動きを符号化し、符号化されたユーザの動きを検知結果として出力する。一方、装置前状態認識手段111は、判定部209による判定結果が第2の決定態様である場合、センサ値取得手段102により取得されたセンサ値のデータ列、または加工されたデータ列を出力する。そして、通信手段106がセンサ値のデータ列を制御装置200−2に送信する。
[3−3.ディスプレイ装置とモバイル端末の連携]
図23は、第2の実施形態によるディスプレイ装置100−2、制御装置200−2およびモバイル端末300−2の一部構成を示した機能ブロック図である。図23に示したように、第1の実施形態との相違点として、制御装置200−2は判定部209および連携相手決定手段211を備える。
判定部209による判定結果が第1の決定態様である場合の連携相手決定手段211の動作は第1の実施形態で説明した通りであるので、ここでは、判定部209による判定結果が第2の決定態様である場合の連携相手決定手段211の動作を説明する。
まずモバイル端末300−2から通知される検知結果としてのデータ列をDmとし,ディスプレイ装置100−2から通知される検知結果としてのデータ列をDdとする。例えば検出するユーザの動作を右手・左手の加速度データ列とすると、検知情報記憶DB206に記憶される検知結果として、複数のユーザの右手・左手双方の加速度データ列Ddがありえる。また同様に複数のモバイル端末300−2が存在する場合には、複数のモバイル端末300−2の加速度データ列Dmがありえる。
連携相手決定手段211は、各加速度データ列Ddおよび加速度データ列Dmについて、タイムスタンプ毎の加速度データの差の自乗和が最小となる加速度データ列DdとDmのペアを抽出する。そして、連携相手決定手段211は、抽出した加速度データ列DdおよびDmの送信元のディスプレイ装置100−2およびモバイル端末300−2をペアとして決定し、連携させる。
かかる構成により、ユーザが第1の実施形態で説明したような特定のペアリング動作を行わなくても、例えばモバイル端末300−2をカバンから取り出すなどの任意の動作に基づいて、ユーザが意識することなくディスプレイ装置100−2およびモバイル端末300−2を連携させることが可能となる。なお、ユーザが連携を意識せずに行う任意の動作を検知するためには、モバイル端末300−2のセンサ値取得手段302は常時動作していることが望まれる。
[3−4.変形例]
第2の実施形態の変形例として、判定部209は、モバイル端末300−2の電源残量や受信電界強度が低いほど、センサ値取得手段302のセンサ値取得レートを下げさせてもよい。かかる構成によれば、センサ値取得のための消費電力や、制御装置200−2との間のトラフィックを低減することが可能である。
また、第1の実施形態の変形例を基礎とする場合、モバイル端末300−2の電源残量や受信電界強度が低いほど、「2−5.変形例」において説明した「カウント値」の閾値を下げてもよい。かかる構成によれば、より早期にディスプレイ装置100−2とモバイル端末300−2との連携が確立されるので、連携のための消費電力を低減することが可能である。
<4.むすび>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、ユーザが携帯しているモバイル端末300と所望のディスプレイ装置100との連携が、ユーザの負担が小さくかつ、精度良く行われる。特に、複数のディスプレイ装置100の位置が動的に変更したり、密集したりしている場合でも、ディスプレイ装置100とモバイル端末300との連携を精度良く実施することができる。また、同一LANに複数のディスプレイ装置100が存在する場合であっても、モバイル端末300と連携させるべきディスプレイ装置100を一意に特定することが可能である。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本明細書のディスプレイ装置100、制御装置200またはモバイル端末300の処理における各ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、ディスプレイ装置100、制御装置200またはモバイル端末300の処理における各ステップは、フローチャートとして記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、本実施形態では、一又は複数のディスプレイ装置100を備える端末連携制御システムについて説明したが、端末連携制御システムが、そのうちの一又は複数のディスプレイ装置100の代わりにポスターなどの媒体による表示手段を備えていてもよい。但し、この場合、ポスターなどの各媒体の周辺に、ディスプレイ装置100のセンサ値取得手段102と同様の機能を有するセンサ値取得手段を備えることに留意されたい。
また、本発明の実施形態の適用場面として、ショッピングモールや公的施設,オフィスでのデジタルサイネージシステムが想定される。モバイル端末300を携帯するユーザが待ち時間の際や通りがかりの際に、近くのディスプレイ装置100に近づき、ユーザ自身が携帯するモバイル端末300とディスプレイ装置100を連携させることで、その場に応じた情報(例えば店舗広告や施設情報、関連あるニュース情報など)やそのユーザに応じた情報(オススメ広告やルート案内、興味がある分野のニュース情報など)を閲覧させたり、モバイル端末300に詳細情報を表示させたりする形態がある。またモバイル端末300への詳細情報の表示に応じて、広告閲覧料を課金する形態も考えられる。このとき検知情報記憶DB206に記憶されたモバイル端末300のデータを利用することで広告閲覧料を徴収することが可能である。
100 ディスプレイ装置
101 表示手段
102 センサ値取得手段
103、111 装置前状態認識手段
104 連携状態検知手段
105 表示制御手段
106 通信手段
107 装置前状態記憶手段
108 連携状態記憶手段
109 表示情報記憶手段
200 制御装置
201 端末検知手段
202 ディスプレイ装置検知手段
203、211 連携相手決定手段
204 表示制御情報選定手段
205 通信手段
206 検知情報記憶DB
207 連携状態記憶DB
208 表示情報DB
209 判定部
300 モバイル端末
301 表示手段
302 センサ値取得手段
303 端末状態認識手段
304、311 連携状態検知手段
305 表示制御手段
306 通信手段
307 端末状態記憶手段
308 連携状態記憶手段
309 表示情報記憶手段
310 電源部

Claims (17)

  1. 一又は複数の端末と、複数のディスプレイ装置を備える情報処理装置と、制御装置とを備える端末連携制御システムであって、
    前記端末は、
    当該端末の動きに応じて検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得手段と、
    取得された前記第1センサ値を前記制御装置に送信する第1通信手段と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得手段と、
    取得された前記第2センサ値を前記制御装置に送信する第2通信手段と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記第1センサ値及び前記第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きの対応関係を判定し、判定結果に基づいて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する連携相手決定手段と、
    を備える
    ことを特徴とする、端末連携制御システム。
  2. 前記第1センサ値と、前記第2センサ値とは、異なる種類のセンサ値であることを特徴とする、請求項1に記載の端末連携制御システム。
  3. 前記制御装置は、前記端末の動きに応じて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置に表示する表示情報を選定する表示制御情報選定手段を更に備える
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の端末連携制御システム。
  4. 前記端末は、表示情報を表示するための第2表示手段を更に備え、
    前記表示制御情報選定手段は、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置の表示情報に応じて、前記第2表示手段に表示する表示情報を選定する
    ことを特徴とする、請求項3に記載の端末連携制御システム。
  5. 前記第1センサ値取得手段は、前記第1センサ値を取得した時刻の情報である第1時刻情報を更に取得し、
    前記第1通信手段は、前記第1時刻情報を前記制御装置に送信し、
    前記第2センサ値取得手段は、前記第2センサ値を取得した時刻の情報である第2時刻情報を取得し、
    前記連携相手決定手段は、前記第1センサ値及び前記第2センサ値と、前記第1時刻情報及び前記第2時刻情報とに基づき、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する
    ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の端末連携制御システム。
  6. 前記制御装置は、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定するための手順である決定態様を判定する判定部をさらに備える、請求項5に記載の端末連携制御システム。
  7. 前記判定部は、前記端末のバッテリー残量、または前記端末における無線電波の受信電界強度に応じて前記決定態様を判定する、請求項6に記載の端末連携制御システム。
  8. 前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定するための手順である決定態様が第2の決定態様である場合、
    前記第1通信手段は、前記第1センサ値のデータ列を前記制御装置に送信し、
    前記第2通信手段は、前記第2センサ値のデータ列を前記制御装置に送信し、
    前記連携相手決定手段は、前記第1センサ値のデータ列との差分の自乗和が最小となる第2センサ値のデータ列に対応するディスプレイ装置を、前記情報処理装置との連携相手として決定する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の端末連携制御システム。
  9. 前記端末は、前記第1センサ値を符号化し、符号化後の前記第1センサ値に基づいて前記端末の利用者の動きが第1の所定の動きであるかを判定する第1状態認識手段を更に備え、
    前記情報処理装置は、前記第2センサ値を符号化し、符号化後の前記第2センサ値に基づいて前記物体の動きが人物による第2の所定の動きであるかを判定する第2状態認識手段を更に備え、
    前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定するための手順である決定態様が第1の決定態様である場合、
    前記第1通信手段は、前記端末の利用者の動きが前記第1の所定の動きであると判定された場合に、符号化後の前記第1センサ値を前記制御装置に送信し、
    前記第2通信手段は、前記物体の動きが人物による前記第2の所定の動きであると判定された場合に、符号化後の前記第2センサ値を前記制御装置に送信し、
    前記連携相手決定手段は、前記第1通信手段から受信された前記符号化後の前記第1センサ値および前記第2通信手段から受信された前記符号化後の前記第2センサ値に基づき、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を決定する
    ことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の端末連携制御システム。
  10. 前記連携相手決定手段は、前記第1センサ値を取得した時刻の情報である第1時刻情報及び前記第2センサ値を取得した時刻の情報である第2時刻情報との差が第1閾値より小さく、かつ符号化後の前記第1センサ値と符号化後の前記第2センサ値とが一致している場合に、当該前記第2時刻情報及び当該前記第2センサ値を取得した第2センサ値取得手段に対応するディスプレイ装置を、前記端末と連携を行う相手となる前記ディスプレイ装置と決定する
    ことを特徴とする、請求項9に記載の端末連携制御システム。
  11. 前記第1センサ値取得手段は、前記判定部による判定結果に応じてセンサ値取得頻度を変更する、請求項6に記載の端末連携制御システム。
  12. 前記ディスプレイ装置はカーソルを表示し、
    前記制御装置は、前記情報処理装置と前記端末との連携後、前記端末に対する操作内容を前記ディスプレイ装置におけるカーソル操作に対応させる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の端末連携制御システム。
  13. ディスプレイ装置は選択項目を表示し、
    前記制御装置は、前記情報処理装置と前記端末との連携後、前記端末の利用者によるジャスチャ操作を前記ディスプレイ装置における前記選択項目の選択操作に対応させる、請求項1〜12のいずれか一項に記載の端末連携制御システム。
  14. 前記情報処理装置と前記制御装置は同一装置として構成されることを特徴とする、請求項1に記載の端末連携制御システム。
  15. 自端末の動きを検出する第1のセンサと、
    前記第1のセンサによる検出結果を示す第1のセンサ情報を、所定の検出領域における物体の動きを検出する第2のセンサを備える情報処理装置から当該第2のセンサによる検出結果を取得する制御装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    自端末の動きを示す第1のセンサ情報と前記第2のセンサによる検出結果とに基づいて前記情報処理装置に含まれる複数のディスプレイ装置から選択されたディスプレイ装置と連携する
    ことを特徴とする、端末。
  16. 自端末の動きに応じて検出される検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得手段と、取得された前記第1センサ値を制御装置に送信する通信手段と、を有する端末と連携可能な制御装置であって、
    前記第1センサ値および複数のディスプレイ装置を有する情報処理装置により物体の動きに応じて検出される第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きとの対応関係を判定し、判定結果に基づいて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する連携相手決定手段と、
    を備える
    ことを特徴とする、制御装置。
  17. 一又は複数の端末と、複数のディスプレイ装置を有する情報処理装置と、制御装置とを含む端末連携制御システムにおける端末連携制御方法であって、
    前記端末が、
    当該端末の動きに応じて検出される第1センサ値を取得する第1センサ値取得ステップと、
    前記第1センサ値取得ステップで取得された前記第1センサ値を前記制御装置に送信する通信ステップと、
    前記情報処理装置が、
    物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得ステップと、
    取得された前記第2センサ値を前記制御装置に送信するステップと、
    前記制御装置が、
    所定の装置前方に位置する物体の動きに応じて検出される第2センサ値を取得する第2センサ値取得ステップと、
    前記第1センサ値及び前記第2センサ値に基づいて前記端末の動きと前記物体の動きの対応関係を判定し、判定結果に基づいて、前記端末と連携を行う相手となるディスプレイ装置を前記複数のディスプレイ装置から決定する連携相手決定ステップと、
    を含む
    ことを特徴とする、端末連携制御方法。
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