JP6064662B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラム Download PDF

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この発明は画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラムに関し、特に、アプリケーション実行可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラムに関する。
コピー機やプリンターやこれらの複合機であるMFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置は、アプリケーションをメモリーに記憶し、実行可能なものがある。画像形成装置のCPU(Central Processing Unit)はアプリケーションを実行することで発行されるコマンドであるAPI(Application Program Interface)を、画像形成装置のハードウェアに依存した内部コマンドに変換して、その内部コマンドに従って画像形成処理を行なう。
このような技術として、たとえば、特開2011−097365号公報(以下、特許文献1)は、システム上で使用可能なAPIを使用しているか否かの判断結果に応じて代替APIに差し替える技術を開示している。また、特開2010−071997号公報(以下、特許文献2)は、APIを監視して、機能が利用できない際に、エラーや警告、代替処理を行なう技術を開示している。
特開2011−097365号公報 特開2010−071997号公報
画像形成装置での画像形成処理に対して、時間帯やユーザーの属性などに応じて制限を設けることがある。この制限は、画像形成装置でアプリケーションを利用することによって行なわれる画像形成処理に対しても同様に設定されることが望まれる。
画像形成装置でアプリケーションを利用することによって行なわれる画像形成処理に対して制限を設ける方法の一つとして、アプリケーション側で利用制限を考慮する方法が挙げられる。この方法の場合には、他のアプリケーションでの利用制限と同じ制限であっても、アプリケーションごとに利用制限を設定する必要があり、アプリケーション作成側の負担が大きくなるという問題があった。また、この場合、画像形成装置の管理者は制限事項をアプリケーションごとに管理せねばならず、煩雑であるという問題もあった。
画像形成装置でアプリケーションを利用することによって行なわれる画像形成処理に対して制限を設ける他の方法として、画像形成装置自体の利用を制限する方法も考えられる。しかしながら、この場合にはすべてのアプリケーションに対して一律な基準で利用制限が課せられてしまうため、アプリケーションごとの柔軟な対応を取ることができない、という問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、画像形成装置でアプリケーションを利用することによって行なわれる画像形成処理に対して適切に利用制限を行なうことができる画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および制御プログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置はアプリケーションを実行可能な画像形成装置であって、アプリケーションの実行に伴う制御信号の入力を受け付けるための入力手段と、制御信号で指示される画像形成処理が制限されているか否かを判断するための判断手段と、判断手段での判断結果に応じて制御信号で指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうための差替手段と、差替手段にて差し替えられた画像形成処理を実行するための実行手段とを備える。
好ましくは、差替手段は、制御信号に対して用いるラッパーをメモリーから読み出すための読出手段と、制御信号に対してラッパーを用いて制御信号を書き換え、実行用の制御信号を生成するための生成手段とを含み、差替手段は、制御信号で指示される画像形成処理が制限されていると判断された場合には制限用のラッパーをメモリーから読み出して制御信号に対して用いることで、制限用ラッパー制御信号を生成する。
より好ましくは、制限用のラッパーは、制御信号を、制御信号で指示される画像形成処理であって制限されている画像形成処理に替えて、制限されていない画像形成処理を指示する制御信号に書き換えるためのラッパーである。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置の制御方法はアプリケーションを実行可能な画像形成装置の制御方法であって、アプリケーションの実行に伴う制御信号の入力を受け付けるステップと、制御信号で指示される画像形成処理が制限されているか否かを判断するステップと、判断の結果に応じて制御信号で指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうステップと、差し替える処理によって差し替えられた画像形成処理を実行するステップとを備える。差し替える処理を行なうステップは、制御信号に対して用いるラッパーをメモリーから読み出すことと、制御信号に対してラッパーを用いて制御信号を書き換え、実行用の制御信号を生成することと、制御信号で指示される画像形成処理が制限されていると判断された場合には制限用のラッパーをメモリーから読み出して制御信号に対して用いることで、制限用ラッパー制御信号を生成することとを含む。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の制御プログラムはアプリケーションを実行可能な画像形成装置の制御をコンピューターに実行させるためのプログラムであって、アプリケーションの実行に伴う制御信号の入力を受け付けるステップと、制御信号で指示される画像形成処理が制限されているか否かを判断するステップと、判断の結果に応じて制御信号で指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうステップと、差し替える処理によって差し替えられた画像形成処理を画像形成装置に実行させるステップとをコンピューターに実行させる。差し替える処理を行なうステップは、制御信号に対して用いるラッパーをメモリーから読み出すことと、制御信号に対してラッパーを用いて制御信号を書き換え、実行用の制御信号を生成することと、制御信号で指示される画像形成処理が制限されていると判断された場合には制限用のラッパーをメモリーから読み出して制御信号に対して用いることで、制限用ラッパー制御信号を生成することとを含む。
この発明によると、画像形成装置でアプリケーションを利用することによって行なわれる画像形成処理に対して適切に利用制限を行なうことができる。
実施の形態にかかる画像形成システムの構成の具体例を示す図である。 画像形成システムに含まれるMFPの外観の具体例を示す図である。 MFPのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 画像形成システムに含まれるPCのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 MFPのCPUの、ソフトウェア構成の具体例を示す図である。 第1の実施の形態にかかるMFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるMFPでの動作の流れを表わすフローチャートである。 第2の実施の形態にかかるMFPの機能構成の具体例を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかるMFPでの動作の流れを表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像形成システムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、画像形成システムは、それぞれがネットワーク3に接続された画像形成装置の一例としてのMFP(Multi-Functional Peripheral)100と、パーソナルコンピューター(以下、PC)200,200A、200Bとを含む。MFP100は、ネットワーク3を介してPC200,200A、200Bと電気的に接続され、互いに通信可能である。
図1ではネットワーク3に、画像形成装置の一例として1台のMFP100が接続される例を示しているが、MFPの数はこれに限定されるものではなく、1台以上であればよい。また、MFP100に替えて(または加えて)、画像形成処理機能を備えた装置であれば、コンピューター、ファクシミリ、プリンター等の他の装置であってもよい。
<装置構成>
図2は、MFP100の外観の具体例を示す図である。図3は、MFP100のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。図2および図3を参照して、画像形成装置として機能するMFP100は、メイン回路110と、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
メイン回路110は、CPU(Central Processing Unit)111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置117とを含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と電気的に接続され、MFP100の全体を制御する。
自動原稿搬送装置120は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部140に出力する。給紙部150は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部140に搬送する。
画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、原稿読取部130から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した、データ処理後の画像データまたは、外部から受信された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、公衆交換電話網にファクシミリデータを送信する、または公衆交換電話網からファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するか、または、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータに基づいて用紙に画像を形成する。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、公衆交換電話網に接続されたファクシミリ装置に送信する。
通信I/F部112は、ネットワーク3にMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワーク3に接続された他のコンピューターまたは画像形成装置と通信する。なお、通信I/F部112が接続されるネットワーク3は、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワーク3は、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(PSTN)、インターネット等であってもよい。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取画像を一時的に記憶する。
操作パネル160は、液晶表示装置(LCD)165と、LCD165の表示を制御するための表示制御部161と、VRAM(Video RAM)163と、タッチパネル169と、ハードキー部170と、タッチパネル169およびハードキー部170を制御するための入力制御部167とを含む。LCD165およびハードキー部170は、MFP100の上面に設けられる。
表示制御部161は、CPU111、VRAM163およびLCD165と接続される。VRAM163は、表示制御部161の作業領域として用いられ、LCD165に表示する画像を一時記憶する。表示制御部161は、CPU111により制御されて、LCD165を制御し、LCD165にVRAM163に記憶された画像を表示させる。表示制御部161は、後述する操作画面をLCD165に表示させる。
ハードキー部170は、複数のハードキーを含む。ハードキーは、接点スイッチであり、入力制御部167に電気的に接続される。ハードキーは、操作ユーザーにより押下されると接点を閉じて、入力制御部167に接続される回路を閉じる。ハードキーは、MFP100を操作する操作ユーザーにより押下されている間は回路を閉じ、操作ユーザーにより押下されていない間は回路を開く。
タッチパネル169は、LCD165の上面または下面に設けられ、操作ユーザーにより押下された位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネル169は、操作ユーザーが指またはスタイラスペンで指示した位置を検出し、検出した位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネル169は、LCD165の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。タッチパネル169は、LCD165に重畳して設けられるので、タッチパネル169は、操作ユーザーがLCD165の表示面を指示すれば、LCD165の表示面中で操作ユーザーが指示した位置の座標を入力制御部167に出力する。タッチパネルは、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。
入力制御部167は、ハードキー部170のうちで回路を閉じたハードキーが存在する場合、回路を閉じたハードキーの識別情報をCPU111に出力する。また、入力制御部167は、タッチパネル169が操作ユーザーにより指示された位置を検出する場合、タッチパネル169から出力される座標を、LCD165の表示面の位置を示す位置情報としてCPU111に出力する。
外部記憶装置117はCPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118が装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118または半導体メモリーにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装表されたCD−ROM118に記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、通信I/F部112に接続されるネットワークを介して、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリーであってもよい。
PC200,200A,200Bのハードウェア構成および機能は同じである。以下、特に言及しない限り、PC200を例に説明する。図4は、PC200のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図4を参照して、PC200は、PC200の全体を制御するためのCPU201と、CPU201が実行するプログラム等を記憶するためのROM202と、CPU201の作業領域として用いられるRAM203と、PC200をネットワーク3に接続するためのネットワークI/F204と、大容量記憶装置としてのHDD205と、液晶表示装置などの表示部206と、ユーザーの操作の入力を受け付ける操作部207と、外部記憶装置209とを含む。
外部記憶装置209は、プログラムを記憶したCD−ROM209Aが装表される。CPU201は、外部記憶装置209を介してCD−ROM209Aに記憶されたプログラムをRAM203にロードし、実行する。なお、プログラムを記憶する記録媒体としては、CD−ROM209Aに限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO/MD/DVD)、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROMなどの半導体メモリー等でもよい。また、HDD205に記憶されたプログラムをRAM203にロードして実行するようにしてもよい。この場合、PC200が、インターネットに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD205に記憶するようにしてもよい。
<動作概要>
本実施の形態にかかる画像形成システムでは、MFP100が、操作パネル160におけるユーザー操作またはPC200から送信されたユーザー操作に従って記憶しているアプリケーションを実行し、その実行に応じて画像形成処理を行なう。その際、MFP100は、実行時期やユーザーなどに対して画像形成処理の制限が設けられている場合、その制限に従う。
図5は、MFP100のCPU111の、ソフトウェア構成の具体例を示す図である。図5を参照して、CPU111には、オペレーティングシステム(OS)層が形成され、その上の階層に、MFPプロセス層が形成される。MFPプロセス層の上層に、アプリケーションプラットフォーム(PF)層、アプリケーション層の順に形成される。
OS層には、CPU111がOSプログラムを実行するタスクが属する。OS層に属するタスクは、MFP100のハードウェア資源を制御する処理を実行する。ハードウェア資源は、ここでは、通信I/F部112、ROM113、RAM114、HDD115、ファクシミリ部116、外部記憶装置117、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、表示制御部161および入力制御部167を含む。OS層に属するタスクは、MFPプロセス層から入力されるオペレーティングコマンドに従って、ハードウェア資源を制御する。
アプリケーション層には、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクが属する。複数種類のアプリケーションプログラムがMFP100にインストールされる場合、アプリケーション層に、複数種類のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数のタスクが属する場合がある。アプリケーションプログラムは、MFP100に、コピー処理、スキャン処理、プリント処理、ファクシミリ送受信処理、データ送受信処理等を実行させるために、ユーザーインターフェース等をカスタマイズするためのプログラムを含む。なお、アプリケーションプログラムは、これらに限定されることなく、これとは別のアプリケーションプログラムであってもよい。アプリケーションプログラムは、特に限定するものではないが、例えば、Python等のプログラミング言語で記述される。
図5を参照して、アプリケーションプログラムを実行するタスクは、アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理を実行する。複数種類の処理は、MFPプロセス層において実行される処理をMFPプロセス層に属するタスクに実行させる処理を含む。アプリケーションプログラムを実行するタスクは、MFPプロセス層に属するタスクに処理を実行させる場合、API(Application Program Interface)であるアプリコマンドを出力する(ステップS1)。
アプリケーションPF層は、アプリケーション層とMFPプロセス層との間に配置され、アプリケーション層に属する複数のタスクを調停するとともに、アプリケーション層に属する複数のタスクが出力するアプリコマンドを制御するタスクが属する。具体的には、アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクのいずれか1つをデータの入出力が可能なカレント状態に決定する。アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクのうちカレント状態に決定したタスクが出力するアプリコマンドの入力を受け付け、アプリコマンドを内部コマンドに変換し(ステップS2)、MFPプロセス層に出力する(ステップS3)。
アプリコマンドと内部コマンドとは予め対応付けられている。例えば、アプリケーションPF層は、コマンド対応テーブルを記憶しておくようにすればよい。アプリコマンドと内部コマンドとは、1対1に対応してもよいし、1つのアプリコマンドに2以上の内部コマンドの組が対応していてもよいし、バージョンの異なる複数のアプリコマンドに対して、1つの内部コマンド、または複数の内部コマンドからなる1組が対応していてもよい。このため、複数のアプリケーションプログラム間で、バージョンが異なる場合等に対応することができる。内部コマンドはMFP100のハードウェア資源に依存するコマンドである。
このとき、本実施の形態にかかるMFP100のアプリケーションPF層は、設定されている制限情報に基づいて、アプリコマンドで指示された画像形成処理を差し替える。すなわち、MFP100のアプリケーションPF層は、予めメモリーに登録されている制限情報を参照し、あるいは、他の装置に記憶されている制限情報を読み出し、アプリコマンドで指示された画像形成処理が制限事項に該当する場合には、その画像形成処理を差し替える。
制限情報として、例えば、いわゆるピークシフトと呼ばれる、画像形成処理の実行期間を制限することで節電の一環として電力消費の平準化を図るための制限情報が挙げられる。すなわち、画像形成処理の実行を期間に応じて許可/非許可としたり、期間ごとに許可する画像形成処理を限定したりする制限が挙げられる。たとえば曜日や時間帯などで規定される期間や、MFP100が起動してからや特定のアプリケーションを起動してからの経過時間で規定される期間や、ユーザーごとの累積または連続使用時間で規定される期間などに応じて使用を不可としたり、他の画像形成処理に差し換えさせたりする画像形成処理を規定することで、その画像形成処理の上記期間での実行を制限することができる。さらに、制限情報には、差し替える画像形成処理が指定されていてもよい。
また、職制などのユーザーの属性や、部やプロジェクトなどのユーザーの属するグループの属性に応じて画像形成処理を許可/非許可としたり、ユーザーまたはユーザーグループの属性に応じて許可する画像形成処理を限定したりする制限が挙げられる。たとえば、一定の職制以下の職制のユーザーに対して使用を不可としたり、他の画像形成処理に差し換えさせたりする画像形成処理を規定することで、その画像形成処理のその属性のユーザーによる実行を制限することができる。
さらに、それら複数種類の制限を組み合わせることも考えられる。たとえば、一定の職制以上の職制のユーザーや所定のグループに属するユーザーに対しては、上記の使用の制限される期間であっても使用を許可する画像形成処理を規定することで、その画像形成処理のその属性のユーザーによる実行が制限さないようにすることができる。
なお、メモリーに登録されている制限情報には、個別のアプリケーションに関わらない制限事項が規定されてもよいし、アプリケーションに関連した制限事項が規定されてもよい。後者の規定がなされる場合、制限情報は、メモリーのアプリケーションに応じた記憶領域に記憶されるようにしてもよい。このようにすることで、CPU111が制限情報を読み出す処理を容易にすることができる。
制限情報によって制限される画像形成処理は、MFP100の搭載する機能によって実現可能な画像形成処理であって、例えば、ファクシミリ送受信の制限(禁止)や、スキャン動作の制限(禁止)や、メール送受信の制限(禁止)や、印刷動作の制限(禁止)などが挙げられる。さらに、その制限は、動作の禁止のみならず、動作内容の制限であってもよい。例えば、印刷動作の場合、印刷ジョブに規定される動作内容に関わらずに2in1等の集約印刷に差し替えるものであってもよいし、カラー印刷からモノクロ(黒)印刷に差し替えるものであってもよいし、印刷用紙への印刷からEメールへの添付に差し替えるものであってもよいし、通常印刷からセキュリティ印刷に切り替えるものであってもよいし、印刷動作開始から一時的に保留や一時停止に差し替えてもよい。
なお、アプリケーションごとの制限としては、一律に設定された制限の解除であってもよい。この場合、CPU111は、APIを発行したアプリケーションに応じて、当該アプリケーションに関連する制限情報も参照する。その際、好ましくは、CPU111は、アプリケーションに関わらない制限事項よりもアプリケーションごとの制限事項を優先させる。または、管理者等の特定のユーザーがどちらの制限事項を優先させるかを指定可能であってもよい。
MFPプロセス層は、アプリケーションPF層とOS層との間に配置され、CPU111がMFPプロセスプログラムを実行するタスクが属する。MFPプロセス層は、アプリケーションPF層に属するタスクが出力する内部コマンドを、OS層に属するタスクが解釈可能なオペレーティングコマンドに変換し、OS層に属するタスクにオペレーティングコマンドを出力するタスクが属する。
上記の、アプリコマンドで指示された画像形成処理を差し替える方法としては、さまざまな方法が挙げられる。本発明においては特定の方法に限定されず、どのような方法であってもよい。一例として、ラッパーを利用してAPIを書き換えることで、入力されたAPIを後述するラッパーAPIに差し替える方法が挙げられる。また他の例として、入力されたAPI自体を他のAPIに置き換える方法が挙げられる。以下には、一例として、これら2つの方法で画像形成処理を差し替えることのできるMFP100を、第1の実施の形態および第2の実施の形態として説明する。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態にかかるMFP100は、アプリコマンドで指示された画像形成処理を差し替えるためにラッパーを利用する。すなわち、予め通常のアプリコマンドで指示された画像形成処理を実行させるためのラッパー(以下、通常ラッパー)と、アプリコマンドで指示された画像形成処理が制限事項に該当する場合に制限されていない画像形成処理を実行させるためのラッパー(以下、制限用ラッパーと称する)とを記憶しておき、制限事項に該当するか否かの判断に応じて使い分ける。
制限用ラッパーとしては、例えば、上記の例によると、通常のコピーである画像形成処理を省電力モードのコピー(セーブコピー)である画像形成処理に書き換えるためのラッパーや、カラーコピーである画像形成処理を白黒コピーである画像形成処理に書き換えるためのラッパーなどが該当する。
通常ラッパーと制限用ラッパーとは、予め、APIに関連付けてメモリーに記憶されていてもよい。または、さまざまな制限用ラッパーが予めメモリーに記憶されており、制限情報にて用いる制限用ラッパーが指定されてもよい。
MFP100のCPU111は、入力されたアプリコマンドであるAPIに対してラッパーを用いることで上記APIを書き換えて、ラッパーAPIを生成する。これにより、上記の例によると、実行時期によっては、アプリケーションからはAPIで通常のコピーが指示された場合であっても、制限事項に該当するために、MFP100ではセーブコピーが実行されることになる場合がある。また、ユーザーによっては、アプリケーションからはAPIでカラーコピーが指示された場合であっても、制限事項に該当するために、MFP100では白黒コピーが実行されることになる場合がある。また、実行時期によってアプリケーションからAPIで指示されたコピーがセーブコピーに差し替えられるところ、ユーザーによっては、制限事項に該当しないようになることでコピーがそのまま実行される場合もある。
<機能構成>
図6は、第1の実施の形態にかかるMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図6の各機能は、CPU111がROM113に記憶されるプログラムをRAM114上に読み出して実行することで、主に、CPU111上に形成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が、図3に表わされた構成や電気回路などの他のハードウェア構成によって実現されてもよい。
図6を参照して、HDD115などのメモリーには、時期ごとやユーザーまたはユーザーグループごとなどに設定された制限情報を記憶するための記憶領域である制限情報記憶部501と、APIごとに関連付けて当該APIに対して用いるラッパーとして通常ラッパーおよび制限用ラッパーを記憶するための記憶領域であるラッパー記憶部502とが設けられる。上記のように、ラッパー記憶部502にはさまざまな制限用ラッパーが記憶されていてもよい。
さらに図6を参照して、CPU111は、アプリケーションの実行に伴う制御信号であるAPIの入力を受け付けるためのAPI入力部101と、制限情報を参照して、APIで指示される画像形成処理が制限事項に該当するか否かを判断することによってその画像形成処理が制限されているか否かを判断するための制限判断部102と、その判断に基づいて当該APIに対応した通常ラッパーまたは制限用ラッパーをメモリーから読み出すためのラッパー読出部103と、読み出されたラッパーを用いてAPIを書き換え(ラップし)、実行用のAPIであるラッパーAPIを生成するための生成部104と、ラッパーAPIをMFP100のハードウェア資源に依存した内部コマンドに変換してラッパーAPIで指示される、差し替えられた画像形成処理を実行させるための処理実行部105とを含む。第1の実施の形態にかかるMFP100では、上記のラッパー記憶部502、ラッパー読出部103、および生成部104が、制限判断部102での判断に応じてAPIで指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうための差替部300に相当する。
<動作フロー>
図7は、第1の実施の形態にかかるMFP100での動作の流れを表わすフローチャートである。図7のフローチャートに表わされる動作は、MFP100においてアプリケーションが実行される際に開始される動作であって、CPU111がROM113に記憶されるプログラムをRAM114上に読み出して実行し、図6の各機能を発揮させることによって実現される。
図7を参照して、CPU111はアプリケーション層からアプリケーションの実行に伴う制御信号であるAPIの入力を受け付けると(ステップS101でYES)、メモリーに記憶されている制限情報を参照して、そのAPIで指示される画像形成処理が制限事項に該当するか否か、つまり、制限されているか否かを判断する(ステップS103)。
APIで指示される画像形成処理が制限されている場合(ステップS103でYES)、CPU111は、メモリーから、そのAPIに関連付けて記憶されている制限用ラッパー、または制限情報で指定される制限用ラッパーを読み出す(ステップS105)。その際、好ましくはCPU111は、制限された内容(たとえば「現在節電中のため、コピー不可です。」など)をLCD165などで通知する(ステップS107)。
APIで指示される画像形成処理が制限されていない場合には(ステップS103でNO)、CPU111は、メモリーから、そのAPIに関連付けて記憶されている通常ラッパーを読み出す(ステップS109)。通常ラッパーはAPIごと用意されるものではなく、共通のものとしてメモリーに記憶されていてもよい。
CPU111は、入力されたAPIに対して読み出したラッパーを用いてラッパーAPIを生成する(ステップS111)。たとえば、入力されたAPIが[copy=mfp.job.Copy()]の記載を含んでコピーが指示するものであり、CPU111が制限情報を参照してセーブコピーに差し替えると判断すると、CPU111は、必要な制限用ラッパーを適用することでこの記載を[copy=mfp.job.save_Copy()]と書き換える。また、コピー動作は制限されていないと判断した場合、CPU111は、その記載を書き換えないような通常ラッパーを適用することで、ラッパーAPIにおいて上記記載を維持する。そして、CPU111は、ラッパーAPIに指示される画像形成処理を実行する(ステップS113)。前者の例の場合、CPU111はセーブコピーを実行させる。
なお、以上の説明では、入力されたAPIで指示される画像形成処理が制限されていない場合、API中の画像形成処理を指示する記載を書き換えないような通常ラッパーを適用するものとしているが、ラッパーを適用して記載を書き換えることなく、入力されたAPIをそのまま用いて画像形成処理を行なうようにしてもよい。つまり、APIで指示される画像形成処理が制限されていない場合には、ラッパーを読み出してラッパーAPIを生成することは必須ではない。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態にかかるMFP100は、アプリコマンドで指示された画像形成処理を差し替えるために、ラッパーを利用してAPIをラッパーAPIに差し替えるのではなく、入力されたAPI自体を他のAPIに置き換える。
MFP100のメモリーには、予め、入力されたAPIを置き換えるためのAPIが記憶されている。置き換えるためのAPIは、一例として、アプリケーションがMFP100にインストールされたタイミングにメモリーに登録されてよい。なお、置き換えるためのAPIは必ずしもMFP100のメモリーに記憶されていなくてもよく、サーバー等の他の装置のメモリーに記憶され、CPU111がアクセスして読み出してもよい。
<機能構成>
図8は、第2の実施の形態にかかるMFP100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図8の各機能もまた、CPU111がROM113に記憶されるプログラムをRAM114上に読み出して実行することで、主に、CPU111上に形成されるものである。しかしながら、少なくとも一部が、図3に表わされた構成や電気回路などの他のハードウェア構成によって実現されてもよい。
図8に表わされた機能構成は、図6に表わされた機能構成に対して、差替部300の構成が異なる。すなわち、図8を参照して、第2の実施の形態にかかるFMP100のHDD115などのメモリーには、APIごとに関連付けて当該APIを置き換えるためのAPIを記憶するための記憶領域である置換情報記憶部503が設けられる。さらに、CPU111は、差替部300として、制限判断部102での判断に応じて入力されたAPIを置き換えるための置換部106を含む。すなわち、第2の実施の形態にかかるMFP100では、上記の置換情報記憶部503および置換部106が差替部300に相当する。
<動作フロー>
図9は、第2の実施の形態にかかるMFP100での動作の流れを表わすフローチャートである。図9のフローチャートに表わされる動作は、MFP100においてアプリケーションが実行される際に開始される動作であって、CPU111がROM113に記憶されるプログラムをRAM114上に読み出して実行し、図8の各機能を発揮させることによって実現される。
図9を参照して、CPU111はアプリケーション層からアプリケーションの実行に伴う制御信号であるAPIの入力を受け付けると(ステップS101でYES)、メモリーに記憶されている制限情報を参照して、そのAPIで指示される画像形成処理が制限事項に該当するか否か、つまり、制限されているか否かを判断する(ステップS103)。
APIで指示される画像形成処理が制限されている場合(ステップS103でYES)、CPU111は、メモリーから、そのAPIを置き換えるべきAPIを読み出して、入力されたAPIを読み出したAPIに置き換える(ステップS104)。その際、好ましくはCPU111は、制限された内容(たとえば「現在節電中のため、コピー不可です。」など)をLCD165などで通知する(ステップS107)。
APIで指示される画像形成処理が制限されていない場合には(ステップS103でNO)、CPU111は上記ステップS104の置き換えを行なわない。
CPU111は、APIに指示される画像形成処理を実行する(ステップS113)。すなわち、入力されたAPIで指示される画像形成処理が制限されているものである場合には書き換えられた後のAPIで指示される画像形成処理を実行し、制限されていない者である場合には入力されたAPIで指示される画像形成処理を実行する。
<実施の形態の効果>
本実施の形態にかかるMFP100が上記動作を行なうことで、アプリケーションの実行に伴って制御信号が出力されると、登録されている制限情報に基づいて、制御信号で指示される画像形成処理が自動的に制限される。
このため、アプリケーションの作成者側では、MFP100での画像形成処理の利用制限を考慮することなく作成することができる。また、すでに作成されたアプリケーションをMFP100での画像形成処理の利用制限に応じて修正する必要なく、その制限に従うことができる。また、MFPの管理者側でも、アプリケーションに画像形成処理の利用の制限を管理する必要がない。
<他の例>
なお、上述の動作をMFP100のCPU111に実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピューターに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピューター読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピューターに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピューターのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
3 ネットワーク、100 MFP、101 API入力部、102 制限判断部、103 ラッパー読出部、104 生成部、105 処理実行部、106 置換部、110 メイン回路、111,201 CPU、112 通信I/F部、113,202 ROM、114,203 RAM、115,205 HDD、116 ファクシミリ部、117,209 外部記憶装置、118,209A CD−ROM、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示制御部、163 VRAM、165 LCD、167 入力制御部、169 タッチパネル、170 ハードキー部、200,200A,200B PC、204 ネットワークI/F、206 表示部、207 操作部、300 差替部、501 制限情報記憶部、502 ラッパー記憶部、503 置換情報記憶部。

Claims (6)

  1. アプリケーションを実行可能な画像形成装置であって、
    前記アプリケーションの実行に伴う制御信号の入力を受け付けるための入力手段と、
    前記制御信号で指示される画像形成処理が制限されているか否かを判断するための判断手段と、
    前記判断手段での判断結果に応じて前記制御信号で指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうための差替手段と、
    前記差替手段にて差し替えられた画像形成処理を実行するための実行手段とを備え
    前記差替手段は、
    前記制御信号に対して用いるラッパーをメモリーから読み出すための読出手段と、
    前記制御信号に対して前記ラッパーを用いて前記制御信号を書き換え、実行用の制御信号を生成するための生成手段とを含み、
    前記制御信号で指示される画像形成処理が制限されていると判断された場合には制限用のラッパーを前記メモリーから読み出して前記制御信号に対して用いることで、制限用ラッパー制御信号を生成する、画像形成装置。
  2. 前記制限用のラッパーは、前記制御信号を、前記制御信号で指示される画像形成処理であって制限されている画像形成処理に替えて、制限されていない画像形成処理を指示する制御信号に書き換えるためのラッパーである、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. アプリケーションを実行可能な画像形成装置の制御方法であって、
    前記アプリケーションの実行に伴う制御信号の入力を受け付けるステップと、
    前記制御信号で指示される画像形成処理が制限されているか否かを判断するステップと、
    前記判断の結果に応じて前記制御信号で指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうステップと、
    前記差し替える処理によって差し替えられた画像形成処理を実行するステップとを備え
    前記差し替える処理を行なうステップは、
    前記制御信号に対して用いるラッパーをメモリーから読み出すことと、
    前記制御信号に対して前記ラッパーを用いて前記制御信号を書き換え、実行用の制御信号を生成することと、
    前記制御信号で指示される画像形成処理が制限されていると判断された場合には制限用のラッパーを前記メモリーから読み出して前記制御信号に対して用いることで、制限用ラッパー制御信号を生成することとを含む、画像形成装置の制御方法。
  4. 前記制限用のラッパーは、前記制御信号を、前記制御信号で指示される画像形成処理であって制限されている画像形成処理に替えて、制限されていない画像形成処理を指示する制御信号に書き換えるためのラッパーである、請求項3に記載の制御方法。
  5. アプリケーションを実行可能な画像形成装置の制御をコンピューターに実行させるためのプログラムであって、
    前記アプリケーションの実行に伴う制御信号の入力を受け付けるステップと、
    前記制御信号で指示される画像形成処理が制限されているか否かを判断するステップと、
    前記判断の結果に応じて前記制御信号で指示される画像形成処理を差し替える処理を行なうステップと、
    前記差し替える処理によって差し替えられた画像形成処理を前記画像形成装置に実行させるステップとを前記コンピューターに実行させ
    前記差し替える処理を行なうステップは、
    前記制御信号に対して用いるラッパーをメモリーから読み出すことと、
    前記制御信号に対して前記ラッパーを用いて前記制御信号を書き換え、実行用の制御信号を生成することと、
    前記制御信号で指示される画像形成処理が制限されていると判断された場合には制限用のラッパーを前記メモリーから読み出して前記制御信号に対して用いることで、制限用ラッパー制御信号を生成することとを含む、画像形成装置の制御プログラム。
  6. 前記制限用のラッパーは、前記制御信号を、前記制御信号で指示される画像形成処理であって制限されている画像形成処理に替えて、制限されていない画像形成処理を指示する制御信号に書き換えるためのラッパーである、請求項5に記載の制御プログラム。
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