JP6064379B2 - 転がり軸受装置 - Google Patents

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Description

本発明は、予圧条件下で使用される転がり軸受装置、特に、自動車のディファレンシャル装置に用いられる転がり軸受装置、及び転がり軸受装置に予圧を付与する皿ばねに関するものである。
従来より、自動車の動力伝達系の途中に設けて、プロペラシャフトの回転を減速すると同時に回転方向を直角に変換するディファレンシャル装置が使用されている。このディファレンシャル装置においては、1対の円すいころ軸受が両端部の2個所、所定位置に組み込まれたデフケースが、ハウジングに対して回転自在に支持されている。
これら各円すいころ軸受は、それぞれ1個ずつの外輪及び内輪と、それぞれ複数個ずつの円すいころとから構成されており、外輪の内周面には外輪軌道が、内輪の外周面には内輪軌道が、それぞれ形成されている。外輪は前記ハウジングの一部に内嵌し、内輪は前記デフケースの端部に外嵌固定している。そして、アキシャル方向及びラジアル方向の荷重を支承しながら前記デフケースを回転自在に支持する為に、各円すいころ軸受は、適正な予圧が付与された状態で組み込まれている。
上記予圧を付与する方法としては、軸受の外輪とハウジングとの間にシムを介装する、所謂定位置予圧がよく知られている。しかし、定位置予圧では、厚さが異なる複数のシムを用意して、最適なシムを選択する必要があり、部品点数の増加と組み付け作業の煩雑さとによりコストアップするという問題があった。
この部分の改善の先行技術としては、特許文献1に、シムに代えて、弾発部材である皿ばねを用いて定圧予圧により予圧を付与する構成が記載されている。皿ばねを用いる事により、温度変化に伴うハウジング及びデフケースの軸方向の伸縮は皿ばねにより吸収され、軸受には常におおよそ一定の予圧が付与される。また、軸受の組み付けの際、軸受のはめあいや隙間調整は不要となり、1種類の皿バネを用意するだけでよい。
しかし、プロペラシャフトからデフケースに駆動力が伝達されると、デフケースがハウジングに対して軸方向に相対的に移動させられるが、想定以上の過度の荷重が作用した場合、皿ばねが過剰に押しつぶされる事がある。皿ばねの変位量が最大たわみ量を超えた場合、皿ばねのへたりや破損及び寿命低下につながり、完全に潰れた場合には皿ばねが裏返ることもある。
引用文献2には、ハウジング部にウェーブスプリングを収容する環状凹部を設ける事により、外輪とハウジングとの間に配置された前記ウェーブスプリングが、外輪の移動により完全に押し潰される事を防止するストッパ機構を備える構造が記載されている。これにより、ウェーブスプリングの塑性変形が防止され、必要な予圧を安定して発生させることができ、ディファレンシャル装置の機能が長期間維持される。
特開2003−343692号公報 特開2006−132675号公報
しかしながら、前記特許文献2は、外輪の軸方向側面において、定圧予圧を付与する部分と、ストッパ機構である衝止面とがそれぞれ径方向に独立して設けられている。即ち、外輪側面の径方向内半部には予圧を付与する為のウェーブスプリングが当接しており、径方向外半部には外輪の移動を制限する衝止面が当接する。従って、外輪側面の径方向幅寸法を大きくする必要があり、外輪が厚肉となり、軸受の外径寸法が大きくなる為に、ディファレンシャル装置が大型化して重量が増加するという問題があった。更に、ウェーブスプリングを収容する為に、ハウジングに対して環状凹部を設ける様な設計変更を実施することは現実的に困難である。
本発明は、装置が大型化したり重量が増加することなく、適正な予圧を長期間に亙って安定して付与する事ができる転がり軸受装置、及び転がり軸受装置に予圧を付与する皿ばねを提供することを目的とする。
上記の様な問題を解決する為に、本発明の皿ばねは、一方の部材と、この一方の部材に対して軸方向に移動可能に設けられた他方の部材との間に配置される。
特に本発明の皿ばねに於いては、円形の皿形状をなす前記皿ばねの内径部に、前記皿ばねの軸方向に突出して、前記皿ばねが過剰に圧縮されることを防止する突出部を設けている。
更に、前記突出部は、前記皿ばねの内周部を曲げ加工することにより設けられる。
又は、前記突出部は、前記皿ばねの内径部に円筒状の部材を固定することにより設けられる。
又、本発明の転がり軸受装置は、ハウジングに嵌合された外輪と、回転体に嵌合された内輪と、前記外輪と前記内輪との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを有する転がり軸受と、前記ハウジングに対して軸方向に移動可能に設けられた前記外輪と前記ハウジングとの間に配置された弾性部材とを備え、前記転がり軸受が前記弾性部材によって予圧が付与されている。
特に本発明の転がり軸受装置に於いては、前記弾性部材が、前記皿ばねである。
更に、前記回転体が、ディファレンシャル装置を構成するデフケースである。
本発明によれば、装置が大型化したり重量が増加することなく、適正な予圧を長期間に亙って安定して付与する事ができる転がり軸受装置、及び転がり軸受装置に予圧を付与する皿ばねを提供することができる。
即ち、衝撃荷重又は設計値を超える様な大きな荷重が作用した場合においても、皿ばねの内径部に軸方向に突出する突出部を設ける事により、皿ばねが完全に潰されて塑性変形したり破損することを防止する事ができる。又、外輪の軸方向への移動を制限する突出部は皿ばねの内径部に設けられているので、外輪側面の径方向の幅寸法を大きくする必要もなく、転がり軸受の外径寸法が大きくなる事もないので、転がり軸受装置が大型化したり重量が増大する事もない。更に、ハウジングに対して段差部を新たに設ける様な設計変更の必要もない。
本発明の第1の実施形態におけるディファレンシャル装置の断面図である。 同じく、図1の円すいころ軸受を示す部分拡大断面図である。 同じく、皿ばねを示す(a)斜視図、(b)断面図、(c)変形例の断面図である。 同じく、突出部の作用の説明図である。 第2の実施形態における皿ばねを示す(a)斜視図、(b)断面図である。 第3の実施形態における皿ばねを示す(a)斜視図、(b)断面図である。 第4の実施形態における皿ばねを示す(a)斜視図、(b)断面図、(c)変形例1の断面図、(d)変形例2の断面図である。 第5の実施形態における皿ばねを示す(a)斜視図、(b)断面図である。
[実施の形態の第1例]
図1は、本発明の実施の形態の第1例であるディファレンシャル装置1を示している。本例のディファレンシャル装置1は、図1に示す様に、ハウジング2と、デフケース5と、一対の円すいころ軸受13,14と、皿ばね20とを備える。
このうちの、デフケース5は、リングギヤ6と、1対のサイドギヤ10、10と、1対のピニオンギヤ9、9とを備え、リングギヤ6とサイドギヤ10、10とは、互いに同心に、且つ、相対回転を自在に配置されている。又、前記サイドギヤ10、10には、それぞれドライブシャフト7、7の端部が内嵌されている。前記ピニオンギヤ9、9は、互いに対向させた状態でピニオンシャフト8に外嵌され、回転自在に支持されている。そして、これら両ピニオンギヤ9、9をそれぞれ、前記サイドギヤ10、10に噛合させている。
この様なデフケース5に取付けられたリングギヤ6は、一対の円すいころ軸受11、12により回転自在に支持されたプロペラシャフト3の端部に設けられたドライブピニオンギヤ4と噛合されている。そして、ドライブピニオンギヤ4によりデフケース5が回転すると、このデフケース5の回転駆動力は、ピニオンギヤ9、9を介してサイドギヤ10、10にトルク配分されて、ドライブシャフト7,7を回転駆動させる。
上述した様なデフケース5は、一対の円すいころ軸受13、14によって、ハウジング2に対して回転自在に支持されている。図2に示す様に、円すいころ軸受13(14)は、デフケース5に外嵌固定される内輪16と。ハウジング2に軸方向に移動可能な状態で内嵌される外輪15と、内輪16と外輪15との間に転動自在に配置される複数の円すいころ17と、これら円すいころ17を円周方向等間隔に保持する保持器18とを備えている。これら円すいころ軸受13(14)に定圧予圧を付与する為に、弾性部材である皿ばね20が設けられている。皿ばね20は、ハウジング2(請求項の一方の部材)の肩面19と、前記外輪15(請求項の他方の部材)の軸方向側面との間に介装されている。
前記ハウジング2の内部に前記デフケース5と前記各円すいころ軸受13(14)とを組み込んだ状態において、前記皿ばね20は軸方向に圧縮された状態で収容されている。これにより、皿ばね20が弾性変形すると共に、その弾性力によって皿ばね20が円すいころ軸受13(14)の外輪15をハウジング2の内方(図2における右方向)に押圧し、円すいころ軸受13(14)に対して所定の定圧予圧が付与される。
図3(a)及び(b)は、本発明の実施の形態の第1例における皿ばね20を示しており、円形の皿形状をなす前記皿ばね20の内径部に、前記皿ばね20の大径側(図3における下側)に向かって軸方向に突出する円筒状の内径突出部21を一体に設けている。この様な皿ばね20を製造する場合は、鋼製の平板材を円環状に打ち抜いた後、プレス装置によりプレス成形する。プレス装置は、所定の角度で勾配を有するテーパー面が形成された円すい形状の成形面を有する金型を備えており、この金型に前記円環状の板をセットして、所定の圧力を作用させる事によって、皿ばね20に円すい形状のテーパー面を成形する。さらに、プレス装置により皿ばねの内周部に曲げ加工を施して、皿ばねの大径側に突出する内径突出部21を成形することにより、図3(a)に示される様な、皿ばね20が得られる。
自動車の加速時或いは減速時において、前記リングギヤ6と前記ドライブピニオンギヤ4との噛み合いにより、前記デフケース5は前記ハウジング2に対して軸方向(図2における左右方向)に移動する。そして、変速動作又は急激な加減速等により、衝撃荷重又は設計値を超える様な大きな荷重がデフケース5に作用した場合、皿ばね20は大きく弾性変形して、皿ばね20の内径部に設けられた内径突出部21が肩面19に突き当たる(図4(b)参照)。この時、皿ばね20は軸方向に押し潰されるが、内径突出部21の軸方向長さは、皿ばね20のたわみ量が皿ばね20の最大たわみ量の75%を超えないような長さに設定されているので、皿ばね20が塑性変形或いは破損する事を防止している。
以上の構成により、装置が大型化したり重量が増加することなく、適正な予圧を長期間に亙って安定して付与する事ができる転がり軸受装置、及び転がり軸受装置に予圧を付与する皿ばねを提供することができる。
即ち、ディファレンシャル装置1を構成するデフケース5を回転自在に支承する為に、ハウジング2の内部に組み込まれた1対の円すいころ軸受13、14に定圧予圧を付与する皿ばね20において、軸方向に衝撃荷重又は設計値を超える様な大きな荷重が作用した場合においても、皿ばね20の内径部に軸方向に突出する内径突出部21を設ける事により、皿ばね20が完全に潰されて塑性変形したり破損することを防止する事ができる。
又、円すいころ軸受13(14)の外輪15の軸方向への移動を制限する内径突出部21は、皿ばね20の内径部に設けられているので、外輪15の端面の径方向の幅寸法を大きくする必要もなく、円すいころ軸受13、14の外径寸法が大きくなる事もないので、ディファレンシャル装置1が大型化したり重量が増大する事もない。更に、ハウジング2に対して段差部を新たに設ける様な設計変更の必要もない。
図3(c)は、第1の実施形態の変形例である。本例の皿ばね20aの場合には、内径突出部21aの先端部を径方向外側に曲げると共に、皿ばね20aの外径部に、小径側(図3における上側)に向かって軸方向に突出する円筒状の外径突出部22を設けている。そして、内径突出部21aの軸方向寸法と、外径突出部22の軸方向寸法とは略同一寸法としている。内径突出部21aの先端部に曲げ加工を施す事により、内径突起部21aが強固になり、荷重が作用した際に座屈する事を防止している。又、皿ばね20aの外径側にも軸方向に突出する外径突出部22を設置しているので、2つの円筒部材で荷重を支える為(図3(c)の断面図では4箇所で支持)、より大きな荷重に対して皿ばね20aを保護する事ができる。
[実施の形態の第2例]
図5は、本発明の実施の形態の第2例である皿ばね20bを示している。本例の場合、皿ばね20bの内径側に設けた内径突出部21bには、円周方向の複数個所に軸方向に伸びるスリット24を設けている。プレス装置により内径突出部21bを成形する際に、曲げ加工に伴い前記内径突出部21bに割れが発生する事を抑制できるので、曲げ加工を容易、且つ安定して行う事ができる。尚、内径突出部21bに形成した前記スリット24は、前述した第1の実施形態の変形例における外径突出部22に設ける事もできる。その他の作用効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
[実施の形態の第3例]
図6は、本発明の実施の形態の第3例である皿ばね20cを示している。本例の場合、皿ばね20cの内径部に、皿ばね20の皿形状部25よりも厚肉である円筒状の内径突出部21cを内嵌固定している。このように、強固な内径突出部21cを設置することで、より大きな荷重に対しても皿ばね20cが潰される事を防止できる。また、製造上の理由により内径突出部の曲げ加工が困難な場合にも、本例を適用する事により、過大な荷重から皿ばねを保護する事ができる。尚、この円筒状の内径突出部21cは、締まり嵌めにより皿ばね20cの内径部に嵌合するか、或いは皿ばね20cの内径部の内面や外面との接着又は溶接により固定する事ができる。その他の作用効果は、前述した第1の実施形態と同様である。
[実施の形態の第4例]
図7(a)及び(b)は、本発明の実施の形態の第4例である皿ばね20dを示している。本例の場合、皿ばね20dの大径側に止め具23を設け、この止め具23の内径部に軸方向に突出する内径突出部21dを形成している。皿ばね20dが弾性変形した場合、前記内径突出部21dが皿ばね20dの皿形状部25と干渉する事無く外輪19の側面に当接する様に(図4参照)、内径突出部21dの外径寸法は、皿形状部25の内径寸法よりも小さく、且つ互いに同心としている。本例の皿ばね20dをディファレンシャル装置1に組み込む場合には、前記止め具23を前記ハウジング2の肩部19に当接させた状態で、皿ばね20d(止め具21d)の外径部をハウジング2に内嵌固定する。更に、皿ばね20dの外縁部において止め具21dを接着或いは溶接する事もできる。
図7(c)は、本実施形態の変形例1である皿ばね20eを示している。本例の場合、止め具23aの外径部に、軸方向に突出する外径突出部22aを設けている。これにより、前述した第1の実施形態における変形例1と同様に、皿ばね20eに過剰な荷重が作用した時でも、2つの円筒部材で荷重を支持するので、耐荷重の向上が望める。又、外径突出部22aにより、皿形状部に対して止め具23aを径方向に位置決めする事ができる。
更に、図7(d)は、本実施形態の変形例2である皿ばね20fを示している。本例の場合、外径突出部22bを内径側に向けて折り曲げている。これにより、外径突出部22bの座屈を防止すると共に、皿形状部を抱え込み、より強固に一体化している。尚、各止め具に形成した内径突出部及び外径突出部の形状は、第2の実施形態と同様に、軸方向に延びるスリットを設けた歯型形状とする事もできる。その他の作用効果は、前述した第1及び2の実施形態と同様である。
[実施の形態の第5例]
図8は、本発明の実施の形態の第5例である皿ばね20gを示している。本例の場合には、止め具23cの中心部に、中実円柱形状の内径突出部21eを設けている。この様に、皿ばね20gの中心部に軸を挿通する必要が無い場合には、非常に強固な内径突出部21eとする事ができる。尚、前述した第4の実施形態と同様に、外径突出部を設ける事もできる。その他の作用効果は、前述した第4の実施形態と同様である。
皿ばねによる定圧予圧機構は、デフケースの軸方向両側にそれぞれ設けられている事が好ましいが、いずれか一方のみに設ける事もできる。
又、本発明の皿ばねが自動車用のディファレンシャル装置に組み込まれた円すいころ軸受に予圧を付与する構成について述べたが、本発明に係わる皿ばねはこれに限定されるものでは無く、特に、過度の衝撃的荷重やハウジングの位置ズレなど想定外の条件で大きな荷重が作用する環境において好適に用いる事ができる。さらに、通常の用途に用いても、皿ばねの保護機構として適用する事もできる。
本発明は、自動車のディファレンシャル装置、特にデフケースを回転自在に支承する一対の転がり軸受に適用することができる。
1 ディファレンシャル装置
2 ハウジング
3 プロペラシャフト
4 ドライブピニオンギヤ
5 デフケース
6 リングギヤ
7 ドライブシャフト
8 ピニオンシャフト
9 ピニオンギヤ
10 サイドギヤ
11、12 円すいころ軸受
13、14 円すいころ軸受
15 外輪
16 内輪
17 円すいころ
18 保持器
19 肩面
20、20a、20b、20c、20d、20e、20f、20g 皿ばね
21、21a、21b、21c、21d、21e 内径突出部
22、22a、22b 外径突出部
23、23a、23b、23c 止め具
24 スリット
25 皿形状部

Claims (3)

  1. ハウジングに嵌合された外輪と、ディファレンシャル装置を構成するデフケースに嵌合された内輪と、前記外輪と前記内輪との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを有する転がり軸受と、前記ハウジングに対して軸方向に移動可能に設けられた前記外輪と前記ハウジングとの間に配置された皿ばねとを備え、
    前記転がり軸受に前記皿ばねによって予圧が付与されており、
    前記皿ばねは、円すい形状のテーパー面を有する皿形状部と、前記皿形状部の内径部で前記皿形状部の大径側に向かって前記皿ばねの軸方向に突出する内径突出部と、前記皿形状部の外径部で前記皿形状部の小径側に向かって前記皿ばねの軸方向に突出する外径突出部とを備え、
    前記内径突出部の軸方向寸法は、前記外径突出部の軸方向寸法と同一である事を特徴とする転がり軸受装置。
  2. ハウジングに嵌合された外輪と、ディファレンシャル装置を構成するデフケースに嵌合された内輪と、前記外輪と前記内輪との間に転動自在に配置された複数個の転動体とを有する転がり軸受と、前記ハウジングに対して軸方向に移動可能に設けられた前記外輪と前記ハウジングとの間に配置された皿ばねとを備え、
    前記転がり軸受に前記皿ばねによって予圧が付与されており、
    前記皿ばねは、円すい形状のテーパー面を有する皿形状部と、前記皿形状部の大径側に設けられる止め具とを備え、
    前記止め具は、内径部で前記皿形状部側に向かって前記皿ばねの軸方向に突出する内径突出部と、外径部で前記皿形状部側に向かって前記皿ばねの軸方向に突出する外径突出部とを備え、
    前記内径突出部の軸方向寸法は、前記外径突出部の軸方向寸法と同一である事を特徴とする転がり軸受装置。
  3. 前記内径突出部の外径寸法は、前記皿形状部の内径寸法より小さく、
    前記皿ばねの軸方向から見て、前記内径突出部の中心は前記皿形状部の中心と同じである事を特徴とする請求項に記載の転がり軸受装置。
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