JP6063356B2 - 空気流量測定装置の校正装置およびこれを用いた校正方法 - Google Patents

空気流量測定装置の校正装置およびこれを用いた校正方法 Download PDF

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Description

本発明は、たとえば順流から逆流に変化する被計測気体を測定する空気流量測定装置の流量検出性能を好適に校正することができる校正装置およびこれを用いた校正方法に関する。
たとえば、順流から逆流に切替わる代表的な流体流れとして、自動車の内燃機関の吸排気管を流れる脈動流がある。脈動流は、エンジンの排気量、バルブタイミング、吸排気管の形状により、振幅、周波数、形状が大きく変わることが知られている。各種条件で流れ状態が変わる前記脈動流を精度良く計測することが空気流量測定装置への要求の主たる部分である。よって、空気流量測定装置ではこれまでの順流のみの空気流量検出から、前記脈動流のような逆流を伴う流れを検出できるように、双方向検出型へと性能拡張がなされている。
一方で、双方向検出型へと性能拡張することによる調整時間の増大という課題がある。そのため、調整時間を短縮するために順流/逆流一体で高速かつ精度を損なわずに調整(校正)することが重要である。
たとえば、空気流量測定装置の流量検出性能を校正する技術として、特許文献1に記載の技術が提案されている。この特許文献には「校正すべき質量流センサを流れ通路内に配置し、流れ通路内に質量流を形成し、該質量流の値を時間と共に変化させることにより、流量検出性能を校正する」点が記載されている。
特表2005−538386号公報
しかしながら、特許文献1に示す技術で、順流に対する逆流を計測する場合、空気流量測定装置またはこれを取り付けた主管を180度回転させて取付けることで、逆流流れを作り出したり、別の装置を用いたりして逆流を計測していた。この結果、空気流量測定装置や主管の取り外しによる脱着誤差が計測精度に内在するため、高精度に空気流量測定装置の流量検出性能を校正することができないことがあった。
本発明は、このような点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、空気流量測定装置を脱着することなく順流および逆流の被計測気体を高速かつ高精度に校正することができる空気流量測定装置の校正装置およびこれを用いた校正方法を提供することにある。
上記課題を解決するべく、空気流量測定装置に流れる被計測気体の流量検出性能を校正するための空気流量測定装置の校正装置であって、前記校正装置には、被計測気体が流れる流路が形成されており、該流路には、供給された被計測気体を分流する分流部と、該分流部から前記被計測気体を一方側に流す第1の流路と、前記分流部から前記被計測気体を他方側に流す第2の流路と、前記第1の流路と第2の流路とを連通し、前記空気流量測定装置が配置される主流路と、前記第1の流路と前記第2の流路が合流する合流部とを備えており、前記分流部には、該分流部から前記第1の流路または前記第2の流路のいずれか一方に選択的に前記被計測気体が流れるように、前記被計測気体の流れを切替える分流部用切替部が配置され、前記合流部には、前記第1の流路または前記第2の流路のいずれか一方から前記合流部に選択的に前記被計測気体が流れるように、前記被計測気体の流れを切替える合流部用切替部が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、空気流量測定装置を脱着することなく順流および逆流の被計測気体を高速かつ高精度に校正することができる。
本発明の実施形態に係る空気流量測定装置を吸気管に取り付けた状態を説明する模式的断面図。 図1に示す空気流量測定装置をカバー部材側から見た分解斜視図。 図1に示す空気流量測定装置をベース部材側から見た分解斜視図。 本発明の第1の実施形態に係る空気流量測定装置の校正装置の模式図。 図4に示す校正装置で、順流の被計測流体の測定を説明するための模式図。 図4に示す校正装置で、逆流の被計測流体の測定を説明するための模式図。 図4に示す校正装置で、順流から逆流への切替時の空気流量測定装置が検出する流量の波形を示した図。 図4に示す校正装置に、マスタとなる空気流量測定装置を取り付けた状態を示した校正装置の模式図。 図4に示す校正装置に、温度センサ、上流側圧力センサ、下流側圧力センサを搭載した校正装置の模式図。 本発明の第2の実施形態に係る空気流量測定装置の校正装置の模式図であり、該校正装置で、順流の被計測流体の測定を説明するための模式図。 図10に示す校正装置で、逆流の被計測流体の測定を説明するための模式図。
以下に、図1〜図11を参照しながら、本発明の第1および第2の実施形態に係る空気流量測定装置の校正装置を説明する。
なお、本発明に係る以下の2つの実施形態は、自動車用の内燃機関に吸入される空気流量を測定するために用いられる空気流量測定装置の校正装置とこれを用いた校正方法であり、空気流量測定装置に流れる被計測気体の順流/逆流一体の調整(校正)を高速かつ高精度に行うことを目的としている。
なお、本実施形態で示す空気流量測定装置の構成部材について、これに限定されるものでなく、当該の構成部材以外の部材を搭載する流量測定装置についても、同様の効果を得られるということは言うまでもない。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る空気流量測定装置を吸気管に取り付けた状態を説明する模式的断面図である。図2は、図1に示す空気流量測定装置をカバー部材側から見た分解斜視図である。図3は、図1に示す空気流量測定装置をベース部材側から見た分解斜視図である。なお、図1では、流量測定装置1の構成を説明する便宜上、図2および図3に示すカバー部材12を省略されている。
図1に示すように、空気流量測定装置(エアーフローセンサ)10は、内燃機関の流路に接続される主管(吸気管)9の主流路91に配置される。空気流量測定装置10は、主管9に形成された取り付け用の挿入穴92に挿入されて、主管9に片持構造で取り付けられており、先端部分10aが主管9の主流路91に位置している。
図2および3に示すように、空気流量測定装置10は、ハウジング部材11、カバー部材12、ベース部材13、および板状の回路基板14を備えており、これが組み立てられた組立体である。具体的には、ハウジング部材11とベース部材13との間に回路基板14を挟持させ、さらに、ベース部材13とは反対側からカバー部材12を取り付ける。これにより、空気流量測定装置10の先端部分10aには、副通路15が形成されることになる。
副通路15は、主流路91を流れる吸入空気(被計測気体)IAの一部を取り込むように構成されており、主流路91の上流側に副通路15の入口15aが形成されており、主流路91の下流側に副通路15の出口15bが形成されている。さらに、その副通路15の内部には、被計測気体(吸入空気)IAの流量を測定するセンサ素子(流量測定素子)14aが配置されている。
センサ素子14aは、板状の回路基板14における一方の先端側に実装されており、回路基板14に実装されたセンサ素子14aが副通路15に配置されるように、回路基板14は取り付けられている。これにより、副通路15を流れる被計測気体をセンサ素子14aで測定(検出)することができる。さらに、回路基板14は、電源、信号出力用の端子を備えたコネクタターミナル16aにアルミワイヤ18を介して電気的に接続されている。
上述した如く、空気流量測定装置10は、ベース部材13、回路基板14、ハウジング部材11、およびカバー部材12を順次積み重ねて組み立てられている。ハウジング部材11は、プラスチック部品であり、回路基板14と外部機器とを電気的に接続するためのコネクタターミナル16aを有するコネクタ16とがインサート成形されている。
主流路91内に位置する副通路15には、主流路91を流れる吸入空気(被計測気体)IAの一部が分流して流れ込む。分流した被計測気体IAの流量はセンサ素子14aにより検出され、この検出した流量から、内燃機関に吸入される吸入空気の全流量(吸入空気量)が測定(演算)される。空気流量測定装置10は双方向検知型であり、燃焼室側に向かって流れる被計測気体IAの順流(図1に示す被計測気体IAの流れ)と、逆流(図1の矢印とは反対側の被計測気体IAの流れ)である両方向の被計測気体IAの流量を測定することが可能である。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る空気流量測定装置10の校正装置3の模式図である。校正装置3は、空気流量測定装置10に流れる被計測気体の流量検出性能を校正するための装置であり、校正装置3に配置した空気流量測定装置10で検出した流量の検出特性を調整するための装置である。本実施形態では、上述した如く、空気流量測定装置10を流れる被計測気体IAの順流の流量と、順流とは逆方向の流れ(逆流)の流量とを測定する。
図4に示すように、校正装置3には被計測気体IAが流れる流路30が形成されている。流路30は、外部から装置に供給された被計測気体IAを分流する分流部31と、分流部31から被計測気体IAを一方側に流す第1の流路32と、分流部31から被計測気体IAを他方側に流す第2の流路33とを備えている。さらに、流路30は、第1の流路32と第2の流路33とを連通し、空気流量測定装置10が配置される主流路34と、該主流路34の下流において第1の流路32と第2の流路33が合流する合流部35とを備えている。
分流部31の上流には、フィルタ41が流路30を構成する配管に接続されており、合流部35の下流には、流量調整部42を介して、吸い込み用ポンプ(流量発生部)43が流路30を構成する配管に接続されている。
さらに、分流部31には、分流部31から第1の流路32または第2の流路33のいずれか一方に選択的に被計測気体IAが流れるように、被計測気体IAの流れを切替える分流部用切替部51が配置されている。さらに、合流部35には、第1の流路32または第2の流路33のいずれか一方から合流部35に選択的に被計測気体IAが流れるように、被計測気体IAの流れを切替える合流部用切替部52が配置されている。
本実施形態では、流路30は配管を連結することにより形成されているが、流路を形成することができるのであれば、特にその装置構成は限定されない。また、分流部用切替部51および合流部用切替部52は、三方弁など容易に流路を切り替えることができるものであれば、特に限定されるものではない。
このような校正装置3を用いて、空気流量測定装置10の流量検出性能を校正する。ここで、これまでは、順流と逆流の流量に対してその性能を調整する際には、一旦順流にて低流量から高流量もしくは高流量から低流量を測定した後で、空気流量測定装置およびこれが取付けられた主管のいずれかをチャッキングし180度回転することで逆流測定を行っていた。この場合、チャッキングによる脱着誤差が計測性能の精度に内在するために、必ずしも精度良い計測ができるわけでなく、管路または主管との再取付けに余分な時間がかかっていた。しかしながら、本実施形態に係る校正装置3を用いれば、このような点が改善される。
図5は、図4に示す校正装置で、順流の被計測流体の測定を説明するための模式図である。図6は、図4に示す校正装置で、逆流の被計測流体の測定を説明するための模式図である。図7は、図4に示す校正装置で、順流から逆流への切替時の空気流量測定装置が検出する流量の波形を示した図である。
まず、図5に示すように、分流部31から第1の流路32に被計測気体IAが流れるように、分流部用切替部51を切替え、かつ、第2の流路33から合流部35に被計測気体IAが流れるように、合流部用切替部52を切替えて、主流路34に配置された空気流量測定装置10で被計測気体IAの流量を測定する。
これにより、被計測気体IAは、フィルタ41から分流部用切替部51により、分流部31から第1の流路32に流れ、図の左から右の方向へ主流路34を流れ(順流)、第2の流路33から合流部35に流れる。その後、被計測気体IAは、流量調整部42を介して、吸い込み用ポンプ(流量発生部)43に吸い込まれる。ここで、流量調整部42により、主流路34に流れる被計測気体IAの流量を調整しながら、空気流量測定装置10で被計測気体IAの流量を測定する。
次に、図6に示すように、測定後、主流路34に配置された空気流量測定装置10の配置状態を維持し、分流部31から第2の流路33に被計測気体IAが流れるように、分流部用切替部51を切替え、かつ、第1の流路32から合流部35に被計測気体IAが流れるように、合流部用切替部52を切替えて、主流路34に配置された空気流量測定装置で被計測気体IAの流量を測定する。
これにより、被計測気体IAは、フィルタ41から分流部用切替部51により、分流部31から第2の流路33に流れ、図の右から左の方向へ主流路34を流れ(逆流)、第1の流路32から合流部35に流れる。その後、被計測気体IAは、流量調整部42を介して、吸い込み用ポンプ(流量発生部)43に吸い込まれる。ここで、流量調整部42により、主流路34に流れる被計測気体IAの流量を調整しながら、空気流量測定装置10で被計測気体IAの流量を測定する。
このようにして、空気流量測定装置10を校正装置3から脱着することなく、被計測気体IAの流れ方向を逆転することができるので、これまでの空気流量測定装置10の着脱誤差を抑制しかつ高速に順流/逆流の波形を、図7に示すように作り出すことができる。図7で得られた波形と、実際に主流路を流れる被計測気体の流量(流量調整部42と吸い込み用ポンプ43の設定値)等から、空気流量測定装置10に流れる被計測気体IAの流量検出性能の校正を行う(流量の誤差を補正する)。なお、切替の際の流れの安定化時間を考慮した場合に、分流部用切替部51および合流部用切替部52を同時に切替えることがよい。
さらに、図8に示すように、主流路34に、空気流量測定装置10の流量検出性能の校正の基準となる被計測気体IAの流量を測定するマスタ空気流量測定装置55がさらに配置されていてもよい。このようなマスタ空気流量測定装置55を設けることにより、マスタ空気流量測定装置55が測定した被計測気体の流量に合わせて、空気流量測定装置10の流量の出力値を補正すれば、より迅速かつ正確に空気流量測定装置10の流量検出性能を校正することができる。
さらに、図9に示すように、図4に示す校正装置に、温度センサ56、上流側圧力センサ57a、および下流側圧力センサ57bを搭載してもよい。温度センサ56により被計測流体の温度、上流側圧力センサ57a、下流側圧力センサ57bにより流量調整部42の上流および下流の圧力を測定することにより、より精度のよい校正を行うことができる。
〔第2実施形態〕
図10は、本発明の第2の実施形態に係る空気流量測定装置の校正装置の模式図であり、該校正装置で、順流の被計測流体の測定を説明するための模式図であり、図11は、図10に示す校正装置で、逆流の被計測流体の測定を説明するための模式図である。
第2実施形態が、第1実施形態と相違する点は、校正装置に連通部用切替部58、59をさらに設けた点である。したがって、その他の構成は、第1実施形態に係る校正装置と同じであるので、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態に係る校正装置3’には、第1の流路32と主流路34とが連通する連通部38に、連通部38から第1の流路32の下流の流路32aまたは主流路34のいずれか一方に選択的に被計測気体IAが流れるように、被計測気体IAの流れを切替える連通部用切替部58が配置されている。
さらに、本実施形態に係る校正装置3’には、第2の流路33と主流路34とが連通する連通部39に、連通部39から第2の流路33の下流の流路33aまたは主流路34のいずれか一方に選択的に被計測気体IAが流れるように、被計測気体IAの流れを切替える連通部用切替部59が配置されている。これらの連通部用切替部58、59は、分流部用切替部51および合流部用切替部52と同様に、三方弁など容易に流路を切り替えることができるものであれば、特に限定されるものではない。
このような校正装置3’を用いて、空気流量測定装置10の校正を行う。まず、図10に示すように、分流部31から第1の流路32に被計測気体IAが流れるように、分流部用切替部51を切替える。これに合わせて、第1の流路32から連通部38に被計測気体IAが流れるように、第1の流路側の連通部用切替部58を切替え、連通部38から第2の流路33に被計測気体が流れるように、第2の流路側の連通部用切替部59を切替える。さらに、第1実施形態と同様に、第2の流路33から合流部35に被計測気体IAが流れるように、合流部用切替部52を切替えて、主流路34に配置された空気流量測定装置10で被計測気体IAの流量を測定する。
これにより、被計測気体IAは、フィルタ41から分流部用切替部51により、分流部31から第1の流路32に流れ、図の左から右の方向へ主流路34を流れ(順流)、第2の流路33から合流部35に流れる。その後、被計測気体IAは、流量調整部42を介して、吸い込み用ポンプ(流量発生部)43に吸い込まれる。ここで、流量調整部42により、主流路34に流れる被計測気体IAの流量を調整しながら、空気流量測定装置10で被計測気体IAの流量を測定する。
本実施形態では、第1の流路32から連通部38に被計測気体IAが流れるように、第1の流路側の連通部用切替部58を切替えたので、連通部38から第1の流路32の下流の流路32aに被計測気体IAは流れることなく遮断される。
さらに、連通部39から第2の流路33に被計測気体が流れるように、第2の流路側の連通部用切替部59を切替えたので、連通部39から第2の流路33の上流の流路33bに被計測気体IAは流れることなく遮断される。
このような遮断により、流路30に対して不要なエアポケットがなくなる。それにより、第1の流路32の下流の流路32a、第2の流路33の上流の流路33bを遮断してない場合に出現する気中共鳴、管路共鳴といった計測ばらつき要因の影響を抑制することができ、より高精度な流量調整を実施することができる。
次に、測定後、主流路34に配置された空気流量測定装置10の配置状態を維持し、分流部31から第2の流路33に被計測気体IAが流れるように、分流部用切替部51を切替える。これに合わせて、第2の流路33から連通部39に被計測気体IAが流れるように、第2の流路側の連通部用切替部59を切替え、連通部38から第1の流路32に被計測気体が流れるように、第1の流路側の連通部用切替部58を切替える。さらに、第1実施形態と同様に、第1の流路32から合流部35に被計測気体IAが流れるように、合流部用切替部52を切替えて、主流路34に配置された空気流量測定装置で被計測気体IAの流量を測定する。
これにより、被計測気体IAは、フィルタ41から分流部用切替部51により、分流部31から第2の流路33に流れ、図の右から左の方向へ主流路34を流れ(逆流)、第1の流路32から合流部35に流れる。その後、被計測気体IAは、流量調整部42を介して、吸い込み用ポンプ(流量発生部)43に吸い込まれる。ここで、流量調整部42により、主流路34に流れる被計測気体IAの流量を調整しながら、空気流量測定装置10で被計測気体IAの流量を測定する。
本実施形態では、第2の流路33から連通部39に被計測気体IAが流れるように、第1の流路側の連通部用切替部59を切替えたので、連通部39から第2の流路33の下流の流路33aに被計測気体IAは流れることなく遮断される。
さらに、連通部38から第1の流路32に被計測気体が流れるように、第1の流路側の連通部用切替部58を切替えたので、連通部38から第1の流路32の上流の流路32bに被計測気体IAは流れることなく遮断される。
このような遮断により、逆流側においても流路30に対して不要なエアポケットがなくなる。それにより、第2の流路33の下流の流路33a、第1の流路32の上流の流路32bを遮断してない場合に出現する気中共鳴、管路共鳴といった計測ばらつき要因の影響を抑制することができ、より高精度な流量調整を実施することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行なうことができるものである。
3,3’…校正装置
9…主管
10…空気流量測定装置(エアーフローセンサ)
10a…先端部分
11…ハウジング部材
12…カバー部材
13…ベース部材
14…回路基板
14a…センサ素子(流量測定素子)
15…副通路
15a…副通路15の入口
15b…副通路15の出口
16…コネクタ
16a…コネクタターミナル
18…アルミワイヤ
30…流路
31…分流部
32…第1の流路
32a…下流の流路
32b…上流の流路
33…第2の流路
33a…下流の流路
33b…上流の流路
34…主流路
35…合流部
41…フィルタ
42…流量調整部
43…吸い込み用ポンプ(流量発生部)
51…分流部用切替部
52…合流部用切替部
55…マスタ空気流量測定装置
56…温度センサ
57a…上流側圧力センサ
57b…下流側圧力センサ
58,59…連通部用切替部
91…主流路
92…挿入穴
IA…被計測気体

Claims (5)

  1. 空気流量測定装置に流れる被計測気体の流量検出性能を校正するための空気流量測定装置の校正装置であって、
    前記校正装置には、被計測気体が流れる流路が形成されており、
    該流路には、供給された被計測気体を分流する分流部と、
    該分流部から前記被計測気体を一方側に流す第1の流路と、
    前記分流部から前記被計測気体を他方側に流す第2の流路と、
    前記第1の流路と第2の流路とを連通し、前記空気流量測定装置が配置される主流路と、
    前記第1の流路と前記第2の流路が合流する合流部とを備えており、
    前記分流部には、該分流部から前記第1の流路または前記第2の流路のいずれか一方に選択的に前記被計測気体が流れるように、前記被計測気体の流れを切替える分流部用切替部が配置され、
    前記合流部には、前記第1の流路または前記第2の流路のいずれか一方から前記合流部に選択的に前記被計測気体が流れるように、前記被計測気体の流れを切替える合流部用切替部が配置されていることを特徴とする空気流量測定装置の校正装置。
  2. 前記第1および第2の流路と主流路とが連通する連通部には、該連通部から前記第1および第2の流路の下流の流路または主流路のいずれか一方に選択的に前記被計測気体が流れるように、前記被計測気体の流れを切替える連通部用切替部がさらに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気流量測定装置の校正装置。
  3. 前記主流路には、前記空気流量測定装置の流量検出性能の校正の基準となる被計測気体の流量を検出する空気流量測定装置がさらに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の空気流量測定装置の校正装置。
  4. 請求項1に記載の空気流量測定装置の校正装置を用いた空気流量測定装置の校正方法であって、
    前記分流部から第1の流路に前記被計測気体が流れるように、前記分流部用切替部を切替え、かつ、前記第2の流路から合流部に前記被計測気体が流れるように、前記合流部用切替を切替えて、前記主流路に配置された前記空気流量測定装置で被計測気体の流量を測定し、
    該測定後、前記主流路に配置された前記空気流量測定装置の配置状態を維持し、前記分流部から第2の流路に前記被計測気体が流れるように、前記分流部用切替部を切替え、かつ、前記第1の流路から合流部に前記被計測気体が流れるように、前記合流部用切替部を切替えて、前記主流路に配置された前記空気流量測定装置で被計測気体の流量を測定することを特徴とする空気流量測定装置の校正方法。
  5. 請求項2に記載の空気流量測定装置の校正装置を用いた空気流量測定装置の校正方法であって、
    前記分流部から前記第1の流路に前記被計測気体が流れるように、前記分流部用切替部を切替え、
    前記第1の流路から前記連通部に前記被計測気体が流れるように、前記第1の流路側の前記連通部用切替部を切替え、
    前記連通部から前記第2の流路に前記被計測気体が流れるように、前記第2の流路側の前記連通部用切替部を切替え、
    かつ、前記第2の流路から合流部に前記被計測気体が流れるように、前記合流部用切替部を切替えて、前記主流路に配置された前記空気流量測定装置で被計測気体の流量を測定し、
    該測定後、前記主流路に配置された前記空気流量測定装置の配置状態を維持し、前記分流部から第2の流路に前記被計測気体が流れるように、前記分流部用切替部を切替え、
    前記第2の流路から前記連通部に前記被計測気体が流れるように、前記第2の流路側の前記連通部用切替部を切替え、
    前記連通部から前記第1の流路に前記被計測気体が流れるように、前記第1の流路側の前記連通部用切替部を切替えて、
    かつ、前記第1の流路から合流部に前記被計測気体が流れるように、前記合流部用切替部を切替えて、前記主流路に配置された前記空気流量測定装置で被計測気体の流量を測定することを特徴とする空気流量測定装置の校正方法。
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