JP6062334B2 - 水銀除去システム、ガス化複合発電設備及び水銀除去方法 - Google Patents

水銀除去システム、ガス化複合発電設備及び水銀除去方法 Download PDF

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Description

本発明は、石炭等の炭化水素系原料を粉砕し、粉砕した粉体原料をガス化させるガス化システムに設けられる水銀除去システム、ガス化複合発電設備及び水銀除去方法に関するものである。
従来、ガス状水銀を除去する除去剤が知られている(例えば、特許文献1参照)。この除去剤は、石炭等をガス化させたガス化ガス中に含まれるガス状水銀を除去したり、石炭等を燃焼させることにより発生する排ガス中に含まれるガス状水銀を除去したりする場合に用いられる。
特許第4424653号公報
ところで、石炭をガス化してガス化ガスを生成する場合、石炭は、微粉炭機により粉砕されて微粉炭となり、この微粉炭が微粉炭集塵機で集塵され、集塵された微粉炭がガス化炉に供給されることで、ガス化炉でガス化ガスが生成される。ここで、微粉炭機には、石炭(微粉炭)を乾燥させるための乾燥ガスが供給される。このため、微粉炭機は、微粉炭と乾燥ガスとを混合した状態で排出する。この微粉炭及び乾燥ガスは、微粉炭集塵機において、微粉炭と乾燥ガスとに分離され、分離された乾燥ガスが乾燥排ガスとして微粉炭集塵機から排出される。ところで、微粉炭集塵機から排出される分離後の乾燥排ガスには、石炭中の水銀が気化した状態で含まれており、環境性能の向上を図るために、乾燥排ガス中から気化水銀を除去することが要求されている。
そこで、本発明は、炭化水素系原料の粉砕時に粉砕機に供給される乾燥ガス中に炭化水素系原料から放出され、同粉砕機から排出される乾燥排ガスに含まれる気化水銀を除去することができる水銀除去システム、ガス化複合発電設備及び水銀除去方法を提供することを課題とする。
本発明の水銀除去システムは、炭化水素系原料を粉砕して粉体原料とする粉砕機と、前記粉砕機に供給される乾燥ガスとともに前記粉砕機から排出される前記粉体原料を集塵して、前記粉体原料と前記炭化水素系原料の粉砕時に排気される乾燥排ガスとに分離する粉体集塵機と、前記粉体集塵機により分離された前記粉体原料をガス化させるガス化炉と、前記粉体集塵機により分離された前記乾燥排ガスが流通するガス排出ラインと、を有するガス化システムに設けられる水銀除去システムであって、前記ガス排出ラインに接続され、前記乾燥排ガス中に含まれる水銀を除去する水銀除去粉末を、前記ガス排出ラインを流通する前記乾燥排ガスに供給する粉末供給装置と、前記ガス排出ラインと前記粉末供給装置との接続部分の下流側における前記ガス排出ラインに接続され、前記水銀除去粉末を集塵して、前記水銀除去粉末と浄化ガスとに分離する水銀除去粉末集塵機と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、乾燥排ガスが流通するガス排出ラインに、粉末供給装置によって水銀除去粉末を供給することができるため、炭素水素系原料の粉砕時に炭化水素系原料より放出される乾燥排ガスに含まれる気化水銀を、水銀除去粉末を用いて除去することができる。また、乾燥排ガスに供給された水銀除去粉末を、水銀除去粉末集塵機で集塵し、水銀除去後の浄化ガスを水銀除去粉末集塵機から排出することができる。これにより、粉体集塵機から排出される乾燥排ガス中の気化水銀を除去し、浄化ガスとして水銀除去粉末集塵機から排出することができるため、環境性能の向上を図ることができる。なお、水銀除去粉末としては、例えば、活性炭、塩化カルシウム等の塩化物、またはガス化ガスの精製時に発生する粉体原料の未反応分であるチャー等がある。また、炭化水素系原料としては、例えば、褐炭、亜瀝青炭、及び瀝青炭等の石炭、スラッジ等の廃棄物、コークス、VR(Vacuum Residue)等の石油残渣、またはバイオマス等がある。
また、前記水銀除去粉末集塵機で集塵された前記水銀除去粉末を、前記ガス排出ラインと前記粉末供給装置との接続部分の上流側における前記ガス排出ラインに再循環させる第1再循環ラインを、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、水銀除去粉末集塵機で集塵された、水銀除去能力が残存する水銀除去粉末を、水銀除去粉末供給位置(接続部分)よりも上流側のガス排出ラインに供給することで、乾燥排ガス中の水銀との接触時間を長くとるとともに、水銀除去粉末供給位置の下流側を水銀濃度の低い領域とし、この水銀濃度の低い領域に粉末供給装置から水銀吸着能力の高いフレッシュな水銀除去粉末を供給し接触させることで、効率的に乾燥排ガス中の水銀を除去することができる。また、水銀除去粉末を再利用することができるため、粉末供給装置から供給する水銀除去粉末の供給量を減らすことができる。
また、前記水銀除去粉末集塵機で集塵された前記水銀除去粉末を、前記粉砕機から前記粉体集塵機へ前記粉体原料を供給する粉体原料供給ラインに再循環させる第2再循環ラインを、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、水銀除去粉末集塵機で集塵された、水銀除去能力が残存する水銀除去粉末を、ガス排出ラインの上流側の粉体原料供給ラインに供給することで、乾燥排ガス中の水銀との接触時間を長くとるとともに、ガス排出ラインの内部を水銀濃度の低い領域とし、この水銀濃度の低い領域に粉末供給装置から水銀吸着能力の高いフレッシュな水銀除去粉末を供給し接触させることで、効率的に乾燥排ガス中の水銀を除去することができる。また、水銀除去粉末を再利用することができるため、粉末供給装置から供給する水銀除去粉末の供給量を減らすことができる。また、粉体集塵機によって、粉体原料と共に水銀除去粉末を集塵してガス化炉へ供給することができる。ここで、粉体集塵機で集塵された水銀を含む水銀除去粉末は、ガス化炉内の高温条件下で灰分及びガスとなる。水銀除去粉末中の灰分は石炭中の灰分とともに排出される。一方で、水銀除去粉末中の炭化水素はガス化され一酸化炭素や水素分等となり、水銀除去粉末に吸着した水銀は気化水銀となり生成ガスに混入しガス精製工程などで処理されたりする。これにより、粉体集塵機から浄化ガスを排出することができ、また、水銀除去装置により水銀を除去することができるため、環境性能の向上を図ることができる。
また、前記水銀除去粉末集塵機の下流側に設けられ、前記浄化ガス中の残量水銀(残留水銀濃度)を計測する水銀計と、前記水銀計の計測結果に基づいて、前記水銀除去粉末の供給量を制御する制御部と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、制御部は、浄化ガス中の残量水銀(残留水銀濃度)に応じて、水銀除去粉末の供給量を制御することができるため、水銀除去粉末を効率良く使用することができる。なお、水銀除去粉末の供給量としては、例えば、粉末供給装置からガス排出ラインへの水銀除去粉末の供給量、第1再循環ラインからガス排出ラインへの水銀除去粉末の供給量、第2再循環ラインから粉体原料供給ラインへの水銀除去粉末の供給量がある。
また、前記粉末供給装置は、前記水銀除去粉末を貯蔵する貯蔵タンクと、前記貯蔵タンクと前記ガス排出ラインとを接続し、前記貯蔵タンクから前記ガス排出ラインへ前記水銀除去粉末を供給する水銀除去粉末供給ラインと、を有することが好ましい。
この構成によれば、水銀除去粉末供給ラインを介して、貯蔵タンクからガス排出ラインへ水銀除去粉末を供給することができる。
また、前記ガス化システムは、ガス化ガスの生成過程で発生する前記粉体原料の未反応分となるチャーを回収するチャー回収装置をさらに有し、前記粉末供給装置は、前記チャー回収装置と前記貯蔵タンクとを接続し、前記チャー回収装置から前記貯蔵タンクへ向かって前記チャーが流通するチャー供給ラインと、を有することが好ましい。
この構成によれば、ガス化ガスの生成過程で発生するチャーを、水銀除去粉末として利用することができるため、専用の水銀除去粉末を用意する必要がなく、コストの低減を図ることができる。
また、前記粉末供給装置は、前記粉体集塵機と前記水銀除去粉末集塵機との間の前記ガス排出ラインに設けられ、前記水銀除去粉末を供給するための複数の供給ノズルを有し、前記複数の供給ノズルは、前記ガス排出ラインに前記水銀除去粉末を供給することで、前記ガス排出ラインの内部に面積中心位置に向かった(速やかに均一分散する)配置となっていることが好ましい。
この構成によれば、ガス排出ラインの面積中心位置に水銀除去粉末を供給することで、速やかに水銀除去粉末を均一分散させることができるため、乾燥排ガス中の水銀と、水銀除去粉末との接触時間を長くすることができ、水銀の除去効率を高めることができる。なお、面積中心位置とは、ガス排出ラインに複数設けた供給ノズルに対し、ガス排出ライン内を各供給ノズルの噴流近傍毎に、供給ノズルの数分だけ分配した面積の中心位置という意である。
また、前記ガス排出ラインは、円筒管で構成され、前記ガス排出ラインの管軸方向に直交する面において、前記ガス排出ラインの所定の半径をRとし、前記半径R上において前記ガス排出ラインの中心から前記所定の径方向に直交する前記各供給ノズルまでの距離をrとすると、前記各供給ノズルは、「0≦r≦2/3R」となる範囲に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、供給ノズルから供給される水銀除去粉末を、ガス排出ラインの内部を流通する乾燥排ガスの面積中心位置に供給することができ、速やかに水銀除去粉末を乾燥排ガスに混合することができる。このため、乾燥排ガス中の水銀と水銀除去粉末との接触時間を長くとることができ、水銀の除去効率を高めることができる。
また、前記複数の供給ノズルは、前記ガス排出ラインの流通方向において、所定の間隔を空けて並べて配置されていることが好ましい。
この構成によれば、ガス排出ラインの流通方向において、ガス排出ライン内のガス流れの中央から外周部に水銀除去粉末を均一に供給することができ、更に吸着能の高い水銀除去粉末を乾燥排ガスに繰り返し接触させることができ、乾燥排ガス中の水銀と、水銀除去粉末との接触時間を長くかつHg濃度の低い領域に吸着能力の高い水銀除去粉末を供給し接触させることができる。
また、前記ガス排出ラインは、少なくとも1つの屈曲部を有し、前記各供給ノズルは、前記屈曲部の上流側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、ガス排出ラインの内部を流通する乾燥排ガスと、水銀除去粉末との混合を促進させることができるため、水銀の除去効率を高めることができる。
また、前記水銀除去粉末集塵機は、内部に集塵した前記水銀除去粉末を貯留する貯留部を有するバグフィルタであり、前記ガス排出ラインは、前記バグフィルタの貯留部に、前記水銀除去粉末を含有する前記乾燥排ガスを供給することが好ましい。
この構成によれば、水銀除去粉末集塵機の貯留部に溜まった水銀除去粉末を、乾燥排ガスによって流動させることにより、乾燥排ガス中に残留する気化水銀を水銀除去粉末集塵機の貯留部で流動化する水銀除去粉末と接触させることができ、水銀を除去することができる。このため、水銀除去粉末集塵機から排出される乾燥排ガス中の気化水銀を減らすことができる。
本発明のガス化複合発電設備は、炭化水素系原料を粉砕して粉体原料とする粉砕機と、前記粉砕機に供給される乾燥ガスとともに前記粉砕機から排出される前記粉体原料を集塵して、前記粉体原料と前記炭化水素系原料の粉砕時に排気される乾燥排ガスとに分離する粉体集塵機と、前記粉体集塵機により分離された前記粉体原料をガス化させるガス化炉と、前記粉体集塵機により分離された前記乾燥排ガスが流通するガス排出ラインと、を有するガス化システムと、前記ガス化システムに設けられる上記の水銀除去システムと、前記ガス化システムでガス化したガス化ガスを燃料として運転されるガスタービンと、前記ガスタービンからの燃焼排ガスを導入する排熱回収ボイラで生成した蒸気により運転される蒸気タービンと、前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンと連結された発電機と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、ガス化複合発電設備に水銀除去システムを設けることができるため、炭化水素系原料の粉砕時に放出される乾燥排ガス中の気化水銀を、水銀除去粉末によって除去することができる。このため、粉体集塵機から排出される乾燥排ガス中の気化水銀を除去し、浄化ガスとして水銀除去粉末集塵機から排出することができるため、環境性能の向上を図ることができる。
本発明の水銀除去方法は、炭化水素系原料を粉砕し、乾燥ガスにより乾燥して粉体原料とする時に放出される乾燥排ガス中の水銀を除去する水銀除去方法であって、前記粉体原料を集塵することで分離された前記乾燥排ガスに、水銀を除去する水銀除去粉末を混合させる粉末混合工程と、前記乾燥排ガス中に混合した前記水銀除去粉末を集塵する集塵工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、炭化水素系原料の粉砕時に放出される乾燥排ガス中の水銀を、水銀除去粉末によって除去することができるため、環境性能の向上を図ることができる。
図1は、実施例1に係る水銀除去システムを適用した石炭ガス化複合発電設備の概略構成図である。 図2は、実施例1に係る水銀除去システムの構成を模式的に表した概略構成図である。 図3は、実施例2に係る水銀除去システムの構成を模式的に表した概略構成図である。 図4は、実施例3に係る水銀除去システムの構成を模式的に表した概略構成図である。 図5は、実施例4に係る水銀除去システムの構成を模式的に表した概略構成図である。 図6は、実施例5に係る水銀除去システムの一部を模式的に表した概略構成図である。 図7は、実施例6に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した断面図である。 図8は、実施例6に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した説明図である。 図9は、実施例7に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した説明図である。 図10は、実施例8に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した説明図である。 図11は、実施例9に係る水銀除去システムの水銀除去粉末集塵機周りの構成を模式的に表した概略構成図である。
以下、添付した図面を参照して、下記する実施例について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例1に係る水銀除去システムを適用した石炭ガス化複合発電設備の概略構成図である。実施例1の水銀除去システム1は、ガス化システム105を有する石炭ガス化複合発電設備(IGCC:Integrated Coal Gasification Combined Cycle)100に適用される。なお、実施例1では、石炭ガス化複合発電設備100に適用して説明をするが、ガス化システム105を有する設備であれば、石炭ガス化複合発電設備100に限定されず、いずれの設備であってもよい。
石炭ガス化複合発電設備100は、ガス化炉で石炭ガス(生成ガス)を生成し、ガス精製装置で生成ガス中の不純物を精製除去した後の精製ガスを燃料ガスとしてガスタービン設備に供給して発電を行っている。ガス化炉には、石炭を粉砕・乾燥させた微粉炭が供給される。
なお、実施例1では、石炭を適用したが、炭化水素を含む原料(炭化水素系原料)であれば、いずれであってもよい。つまり、炭化水素系原料としては、例えば、褐炭、亜瀝青炭、瀝青炭等の石炭、スラッジ等の廃棄物、コークス、VR(Vacuum Residue)等の石油残渣等を適用してもよい。さらに、炭化水素系原料としては、再生可能な生物由来の有機性資源として使用されるバイオマスであってもよく、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などを使用することも可能である。
図1に示す例では、石炭ガス化複合発電設備100は、微粉炭製造設備111、微粉炭供給設備112、ガス化炉113を有するガス化システム105と、ガス精製装置115、ガスタービン設備117と、蒸気タービン設備118と、排熱回収ボイラ(HRSG:Heat Recovery Steam Generator)120と、煙突106とを備えている。
図2に示すように、微粉炭製造設備111は、原炭バンカ121と、微粉炭機(粉砕機)122と、微粉炭集塵機123とを有している。原炭バンカ121は、原炭(石炭)を貯留可能であって、所定量の原炭を、原炭供給ライン(原料供給ライン)L1を介して、微粉炭機122に供給する。微粉炭機122は、供給された原炭を細かい粒子に粉砕すると共に、微粉炭機122に接続された乾燥ガス供給ラインL2から供給される乾燥ガスによって、原炭に含まれる水分を乾燥低減させ、微粉炭を製造している。そして、微粉炭機122は、微粉炭供給ライン(粉体供給ライン)L3を介して、微粉炭を乾燥ガスと共に微粉炭集塵機123に供給する。微粉炭集塵機123は、例えば、バグフィルタを用いて構成され、供給された微粉炭を集塵し、集塵した微粉炭を微粉炭供給設備112に供給する。また、微粉炭集塵機123は、微粉炭を集塵することにより分離した乾燥ガスを、微粉炭集塵機123に接続されるガス排出ラインL4から排出する。なお、微粉炭機122に供給される乾燥ガスは、後述する排熱回収ボイラ120から抽気した熱ガスを用いてもよい。
このため、微粉炭製造設備111は、原炭バンカ121に貯留された原炭が原炭供給ラインL1を介して微粉炭機122に供給されると、微粉炭機122によって原炭が所定粒径以下に粉砕・乾燥された微粉炭を製造する。そして、微粉炭が乾燥排ガスと共に、微粉炭供給ラインL3を介して、微粉炭機122から微粉炭集塵機123に供給される。この後、微粉炭集塵機123によって微粉炭が集塵されることで、微粉炭と乾燥排ガスとに分離され、分離された微粉炭は、微粉炭供給設備112に供給される一方で、分離された乾燥排ガスは、ガス排出ラインL4から排出される。
微粉炭供給設備112は、微粉炭製造設備111で製造された微粉炭を、ガス化炉113に供給する。
ガス化炉113は、微粉炭製造設備111で製造された微粉炭が供給される。さらに、ガス化炉113には、図示しない機器から、ガス化剤(空気、酸素、水蒸気等)が供給される。ガス化炉113は、内部に供給された石炭、ガス化剤(空気、酸素、水蒸気等)を反応させることで、一酸化炭素と水素を主成分とする可燃性ガス(石炭ガス)を発生させる。
ここで、実施例1の石炭ガス化複合発電設備100の作動について説明する。
実施例1の石炭ガス化複合発電設備100において、微粉炭製造設備111では、原炭を粉砕し乾燥して微粉炭を製造し、製造された微粉炭は、微粉炭供給設備112によって、ガス化炉113に供給される。
ガス化炉113では、供給された微粉炭がガス化剤と反応することで、一酸化炭素、水素を主成分とする可燃性ガス(石炭ガス)を生成することができる。そして、この可燃性ガスは、ガス化炉113からガス精製装置115に供給される。
可燃性ガスは、ガス精製装置115にて、硫黄化合物、窒素化合物及び水銀などの不純物が取り除かれた精製ガスとなり、燃料ガスが製造される。そして、ガスタービン設備117では、精製された燃料ガスを燃料として発電する。
また、ガスタービン設備117から排出された燃焼排ガスは、排熱回収ボイラ120にて、熱交換されることで蒸気が生成され、この生成された蒸気を蒸気タービン設備118に供給する。蒸気タービン設備118では、排熱回収ボイラ120から供給された蒸気によって発電を行う。
その後、排熱回収ボイラ120から排出された燃焼排ガスは浄化され、浄化された燃焼排ガスが煙突106から大気へ放出される。
次に、図2を参照して、上述した石炭ガス化複合発電設備100のガス化システム105に設けられる水銀除去システム1について詳細に説明する。水銀除去システム1は、原炭の微粉炭機122による乾燥・粉砕時に発生した乾燥排ガス中に含まれる気化水銀を除去するものである。
図2に示すように、水銀除去システム1は、微粉炭製造設備111周りに設けられている。水銀除去システム1は、水銀除去粉末を供給する粉末供給装置11と、供給した水銀除去粉末を集塵する水銀除去粉末集塵機12とを備えている。粉末供給装置11は、微粉炭集塵機123から排出される乾燥排ガスが流通するガス排出ラインL4に、水銀除去粉末を供給する。
ここで、水銀除去粉末としては、例えば、活性炭、塩化カルシウム等の塩化物、またはガス化ガス生成時に発生する粉体原料の未反応分であるチャー等が用いられており、水銀を吸着可能な粉末となっている。
粉末供給装置11は、水銀除去粉末を貯蔵する水銀除去粉末サイロ(貯蔵タンク)21と、水銀除去粉末サイロ21とガス排出ラインL4とを接続する粉末供給ラインL12とを有している。また、この粉末供給装置11は、粉末供給ラインL12の内部に搬送媒体(窒素、空気等)を流通させることで、水銀除去粉末サイロ21に貯蔵される水銀除去粉末を気流搬送する。そして、粉末供給装置11は、粉末供給ラインL12の内部において気流搬送される水銀除去粉末を、ガス排出ラインL4に供給している。
水銀除去粉末集塵機12は、例えば、バグフィルタを用いて構成され、ガス排出ラインL4に供給された水銀除去粉末を集塵している。水銀除去粉末集塵機12は、水銀除去粉末を集塵することにより、水銀除去粉末と乾燥排ガスとを分離する。この水銀除去粉末集塵機12には、水銀除去粉末を排出する粉末排出ラインL13と、浄化ガスを排出する浄化ガス排出ラインL14とが接続されている。水銀除去粉末集塵機12は、分離した水銀除去粉末が所定量以上となると、水銀除去粉末を粉末排出ラインL13から排出する。また、水銀除去粉末集塵機12は、水銀除去粉末を集塵することで分離される乾燥排ガスを、浄化ガスとして浄化ガス排出ラインL14から排出する。なお、浄化ガス排出ラインL14は、煙突106に接続されていてもよいし、大気開放されていてもよい。
ここで、粉末供給ラインL12及びガス排出ラインL4の接続部分と、水銀除去粉末集塵機12との間のガス排出ラインL4の長さは、水銀除去粉末が、乾燥排ガス中に含まれる気化水銀を吸着可能な所定の接触時間を確保できるような長さとなっている。つまり、接続部分と水銀除去粉末集塵機12との間のガス排出ラインL4の長さは、ガス排出ラインL4の乾燥排ガスの流速と、所定の接触時間とを乗算した長さとなっており、所定の接触時間は、例えば、1.5秒以上(好ましくは2.5秒以上)となっている。
このような水銀除去システム1において、水銀除去粉末サイロ21から供給される水銀除去粉末が、粉末供給ラインL12の内部を流通する搬送媒体により気流搬送されると、気流搬送された水銀除去粉末は、粉末供給ラインL12を通ってガス排出ラインL4に供給される。ガス排出ラインL4に供給された水銀除去粉末は、ガス排出ラインL4を流通する乾燥排ガスと混合する(粉末混合工程)。このとき、乾燥排ガス中に含まれる気化水銀は、乾燥排ガスに混合される水銀除去粉末と接触することで、水銀除去粉末に吸着される。
そして、水銀を吸着した水銀除去粉末は、乾燥排ガスと共に、ガス排出ラインL4から水銀除去粉末集塵機12に流入する。水銀除去粉末集塵機12に流入した水銀除去粉末は、水銀除去粉末と乾燥排ガスとに分離され、分離された水銀除去粉末は、粉末排出ラインL13から排出される一方で、分離された乾燥排ガスは、浄化ガス排出ラインL14から排出される(集塵工程)。
以上のように、実施例1の構成によれば、乾燥排ガスが流通するガス排出ラインL4に、粉末供給装置11によって水銀除去粉末を供給することができるため、原炭の粉砕時に発生した乾燥排ガスに含まれる気化水銀を、水銀除去粉末を用いて除去することができる。また、乾燥排ガスに供給された水銀除去粉末を、水銀除去粉末集塵機12で集塵し、水銀除去後の乾燥排ガスを浄化ガスとして水銀除去粉末集塵機12から排出することができる。これにより、微粉炭集塵機123から排出される乾燥排ガス中の気化水銀を除去し、浄化ガスとして水銀除去粉末集塵機12から排出することができるため、ガス化システム105を有する石炭ガス化複合発電設備100において、環境性能の向上を図ることができる。
次に、図3を参照して、実施例2に係る水銀除去システム200について説明する。図3は、実施例2に係る水銀除去システムの構成を模式的に表した概略構成図である。なお、実施例2では、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明すると共に、実施例1と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例2に係る水銀除去システム200は、実施例1の水銀除去システム1における水銀除去粉末集塵機12で集塵した水銀除去粉末を、ガス排出ラインL4に再循環させるための第1再循環ラインL15を追加した構成となっている。以下、実施例2に係る水銀除去システム200について説明する。
図3に示すように、実施例2に係る水銀除去システム200は、実施例1の水銀除去システム1の構成に加え、水銀除去粉末集塵機12とガス排出ラインL4とを接続する第1再循環ラインL15をさらに備えている。第1再循環ラインL15は、水銀除去粉末集塵機12によって集塵された水銀除去粉末を、ガス排出ラインL4に供給している。この第1再循環ラインL15は、粉末供給ラインL12と同様に、その内部に搬送媒体(空気、窒素等)が流通しており、水銀除去粉末集塵機12によって集塵された水銀除去粉末を気流搬送している。
ここで、第1再循環ラインL15は、ガス排出ラインL4の乾燥排ガスのガス流れ方向において、粉末供給ラインL12とガス排出ラインL4との接続部分よりも上流側のガス排出ラインL4に接続されている。このため、ガス排出ラインL4には、先ず、第1再循環ラインL15から水銀除去粉末集塵機12で集塵された回収水銀除去粉末が供給され、この後、粉末供給ラインL12から使用前のフレッシュな水銀除去粉末が供給される。
以上のように、実施例2の構成によれば、水銀除去粉末集塵機12で集塵された水銀除去粉末を、ガス排出ラインL4に供給することができる。このため、水銀除去能力が残存する水銀除去粉末を再利用することができるため、粉末供給装置11から供給する(フレッシュな)水銀除去粉末の供給量を減らすことができる。また、ガス排出ラインL4を流通する乾燥排ガス中に含まれる気化水銀に対し、気化水銀濃度が高い上流部に第1再循環ラインL15からの回収水銀除去粉末(水銀除去能力はフレッシュより低下)を、気化水銀濃度が低下してきた下流部に粉末供給ラインL12からのフレッシュな水銀除去粉末(水銀除去能力高い)を供給・接触させることができるため、水銀除去システム200の水銀の除去効率を高めることができる。
次に、図4を参照して、実施例3に係る水銀除去システム210について説明する。図4は、実施例3に係る水銀除去システムを模式的に表した概略構成図である。なお、実施例3でも、重複した記載を避けるべく、実施例1及び2と異なる部分について説明すると共に、実施例1及び2と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例3に係る水銀除去システム210は、実施例2の水銀除去システム200における水銀除去粉末集塵機12で集塵した水銀除去粉末を、微粉炭供給ラインL3に再循環させるための第2再循環ラインL16を追加した構成となっている。以下、実施例3に係る水銀除去システム210について説明する。
図4に示すように、実施例3に係る水銀除去システム210は、実施例2の水銀除去システム200の構成に加え、水銀除去粉末集塵機12と微粉炭供給ラインL3とを接続する第2再循環ラインL16をさらに備えている。第2再循環ラインL16は、水銀除去粉末集塵機12によって集塵された水銀除去粉末を、微粉炭供給ラインL3に供給している。この第2再循環ラインL16は、粉末供給ラインL12と同様に、その内部に搬送媒体(空気、窒素等)が流通しており、水銀除去粉末集塵機12によって集塵された水銀除去粉末を気流搬送している。また、第2再循環ラインL16は、第1再循環ラインL15から分岐させて微粉炭供給ラインL3に接続している。なお、第2再循環ラインL16は、第1再循環ラインL15と別体となる独立したラインであってもよい。
ここで、第2再循環ラインL16から微粉炭供給ラインL3に供給された水銀除去粉末は、微粉炭供給ラインL3を流通する微粉炭及び乾燥排ガスと混合する。このとき、乾燥排ガス中に含まれる気化水銀は、乾燥排ガスに混合される水銀除去粉末と接触することで、水銀除去粉末に吸着される。
そして、水銀を吸着した水銀除去粉末は、微粉炭及び乾燥排ガスと共に、微粉炭供給ラインL3から微粉炭集塵機123に流入する。微粉炭集塵機123に流入した水銀除去粉末は、微粉炭及び水銀除去粉末と乾燥排ガスとに分離され、分離された微粉炭及び水銀除去粉末は、微粉炭供給設備112によってガス化炉113に供給される一方で、分離された乾燥排ガスは、ガス排出ラインL4から排出される。なお、ガス化炉113に供給される、水銀が吸着した水銀除去粉末は、ガス化炉113内で高温条件下において灰分およびガスとなる。水銀除去粉末中の灰分は、石炭中の灰分とともに排出される。一方、水銀除去粉末中の炭化水素は、ガス化され一酸化炭素や水素等となり、水銀除去粉末に吸着した水銀は、気化水銀となり生成ガスに混入してガス精製装置115に流入し、ガス精製装置115において処理される。
以上のように、実施例3の構成によれば、水銀除去粉末集塵機12で集塵された水銀除去粉末を、微粉炭供給ラインL3に供給することができる。このため、水銀除去能力が残存する水銀除去粉末を気化水銀との接触時間を長く、且つ乾燥排ガス中の水銀濃度の高い部分で再利用することができるため、粉末供給装置11から供給する水銀除去粉末の供給量をさらに減らすことができる。また、微粉炭供給ラインL3の乾燥排ガス中の気化水銀を除去し、さらに、ガス排出ラインL4の乾燥排ガス中の気化水銀を除去できることから、水銀除去システム210の水銀の除去効率を高めることができる。
なお、実施例3では、微粉炭供給ラインL3に水銀除去粉末を供給することで、ガス化炉113以降で水銀除去粉末を処理できることから、実施例3の水銀除去システム210は、粉末排出ラインL13を省いた構成であってもよい。
次に、図5を参照して、実施例4に係る水銀除去システム220について説明する。図5は、実施例4に係る水銀除去システムを模式的に表した概略構成図である。なお、実施例4でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から3と異なる部分について説明すると共に、実施例1から3と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例4に係る水銀除去システム220は、実施例3の水銀除去システム210の浄化ガス排出ラインL14に、水銀計222が設けられ、水銀計222の検出結果に基づいて、水銀除去粉末の供給量を調整している。以下、実施例4に係る水銀除去システム220について説明する。
図5に示すように、実施例4に係る水銀除去システム220は、実施例3の水銀除去システム210の構成に加え、複数の流量調整弁221と、水銀計222と、制御部223とをさらに備えている。
複数の流量調整弁221は、実施例4において、例えば3つ設けられ、粉末供給ラインL12に設けられる流量調整弁221aと、第1再循環ラインL15に設けられる流量調整弁221bと、第2再循環ラインL16に設けられる流量調整弁221cとを有している。この3つの流量調整弁221a,221b,221cは、制御部223に接続されており、制御部223が各流量調整弁221a,221b,221cの開度を制御することで、粉末供給ラインL12からガス排出ラインL4への水銀除去粉末の供給量、第1再循環ラインL15からガス排出ラインL4への水銀除去粉末の供給量、及び第2再循環ラインL16から微粉炭供給ラインL3への水銀除去粉末の供給量を調整している。
水銀計222は、浄化ガス排出ラインL14を流通する浄化ガス中の残留水銀濃度を検出している。水銀計222は、制御部223に接続されており、検出結果を制御部223に出力する。
制御部223は、水銀計222の検出結果に基づいて、3つの流量調整弁221a,221b,221cを適宜制御する。具体的に、制御部223は、水銀計222により検出した残留水銀濃度が、予め設定された設定残留水銀濃度よりも高い場合、3つの流量調整弁221a,221b,221cの少なくとも1つの開度を大きくする。このため、制御部223は、ガス排出ラインL4または微粉炭供給ラインL3に供給される水銀除去粉末の供給量を増加させる。一方で、制御部223は、水銀計222により検出した残留水銀濃度が、予め設定された設定残留水銀濃度よりも低い場合、3つの流量調整弁221a,221b,221cの少なくとも1つの開度を小さくする。このため、制御部223は、ガス排出ラインL4または微粉炭供給ラインL3に供給される水銀除去粉末の供給量を減少させる。
以上のように、実施例4の構成によれば、制御部223は、浄化ガス中の残留水銀濃度に応じて、水銀除去粉末の供給量を制御することができるため、水銀除去粉末を効率良く使用することができる。
なお、実施例4において、流量調整弁221は、粉末供給ラインL12、第1再循環ラインL15及び第2再循環ラインL16のそれぞれに設けたが、少なくとも1つのラインに設ければよい。つまり、制御部223は、粉末供給ラインL12、第1再循環ラインL15及び第2再循環ラインL16の少なくとも1つのラインの水銀除去粉末の供給量を調整可能であればよい。
次に、図6を参照して、実施例5に係る水銀除去システム230について説明する。図6は、実施例5に係る水銀除去システムの一部を模式的に表した概略構成図である。なお、実施例5でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から4と異なる部分について説明すると共に、実施例1から4と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例5に係る水銀除去システム230は、実施例1から4の水銀除去粉末サイロ21に、ガス化ガスの生成過程で発生する粉体原料の未反応分となるチャーをチャー回収装置114で回収し、同チャーを供給するためのチャー供給ラインL17を追加した構成となっている。以下、実施例5に係る水銀除去システム230について説明する。
図6に示すように、実施例5に係る水銀除去システム230は、実施例1から4の水銀除去システム1,200,210,220の構成に加え、水銀除去粉末サイロ21とチャー回収装置114とを接続するチャー供給ラインL17をさらに備えている。チャー供給ラインL17は、チャー回収装置114で回収されたチャーを、水銀除去粉末サイロ21に供給している。水銀除去粉末サイロ21は、チャーを水銀除去粉末として貯蔵している。
以上のように、実施例5の構成によれば、ガス化ガスを生成する際に発生するチャーを、水銀除去粉末として利用することができるため、専用の水銀除去粉末を用意する必要がなく、コストの低減を図ることができる。
次に、図7及び図8を参照して、実施例6に係る水銀除去システム250について説明する。図7は、実施例6に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した断面図であり、図8は、実施例6に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した説明図である。なお、実施例6でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から5と異なる部分について説明すると共に、実施例1から5と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例6に係る水銀除去システム250は、実施例1から6のガス排出ラインL4に、複数の供給ノズル251から水銀除去粉末を噴射する構成となっている。以下、実施例6に係る水銀除去システム250について説明する。
図7に示すように、実施例6に係る水銀除去システム250は、実施例1から5の水銀除去システム1,200,210,220,230の構成に加え、ガス排出ラインL4に設けられる複数の供給ノズル251をさらに備えている。このとき、ガス排出ラインL4は、円筒管で構成されている。なお、複数の供給ノズル251には、粉末供給ラインL12から水銀除去粉末を供給してもよいし、第1再循環ラインL15から水銀除去粉末を供給してもよい。また、実施例6では、複数の供給ノズル251をガス排出ラインL4に設けたが、微粉炭供給ラインL3に設けてもよく、この場合、第2再循環ラインL16から水銀除去粉末を供給してもよい。
複数の供給ノズル251は、円筒管となるガス排出ラインL4の管軸方向に直交する面で切った断面において、ガス排出ラインL4の周方向に所定の間隔を空けて並べて設けられている。また、図8に示すように、複数の供給ノズル251は、ガス排出ラインL4の管軸方向において同じ位置に設けられている。この複数の供給ノズル251は、ガス排出ラインL4に供給する水銀除去粉末がガス排出ラインL4壁面より噴出供給される配置となっている。具体的に、複数の供給ノズル251は、図7に示す配置となっている。
ここで、各供給ノズル251は、円筒管で構成されている。図7に示す断面において、ガス排出ラインL4の所定の半径をRとする。また、各供給ノズル251は、その管軸方向が、ガス排出ラインL4の所定の径方向(半径R上)に対して直交する配置となっている。このとき、半径R上においてガス排出ラインL4の中心から所定の径方向に直交する各供給ノズル251までの距離をrとする。この場合、各供給ノズル251は、「0≦r≦2/3R」となる範囲に配置されている。
複数の供給ノズル251を、図7に示す配置とすることで、各供給ノズル251から噴射される水銀除去粉末は、ガス排出ラインL4を流通する乾燥排ガスを、ガス排出ラインL4の面積中心位置に供給することができる。
以上のように、実施例6の構成によれば、複数の供給ノズル251により、水銀除去粉末を、ガス排出ラインL4の内部を流通する乾燥排ガスに対し、ガス排出ラインL4の面積中心位置に供給することができ、速やかに水銀除去粉末を乾燥排ガスに混合することができる。その結果、ガス排出ラインL4の内部に速やかに均一分散させた状態で、水銀除去粉末を供給することができるため、乾燥排ガス中の気化水銀と、水銀除去粉末との接触時間を長くすることができ、水銀除去システム250の水銀の除去効率を高めることができる。
なお、実施例6では、複数の供給ノズル251をガス排出ラインL4に設けたが、単一の供給ノズル251をガス排出ラインL4に設けてもよい。
次に、図9を参照して、実施例7に係る水銀除去システム260について説明する。図9は、実施例7に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した説明図である。なお、実施例7でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から6と異なる部分について説明すると共に、実施例1から6と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例7に係る水銀除去システム260は、実施例6の水銀除去システム250の複数の供給ノズル251の配置を異なる配置としたものである。以下、実施例7に係る水銀除去システム260について説明する。
図9に示すように、実施例7に係る水銀除去システム260は、実施例6の水銀除去システム250の複数の供給ノズル251を、ガス排出ラインL4の管軸方向に所定の間隔を空けて並べて配置した構成となっている。
以上のように、実施例7の構成によれば、複数の供給ノズル251により、ガス排出ラインL4の流通方向において、ガス排出ラインL4内ガス流れの中央から外周部に水銀除去粉末を均一に供給することができ、更に吸着能の高い水銀除去粉末を乾燥排ガスに繰り返し接触させることができ、乾燥排ガス中の水銀と、水銀除去粉末との接触時間を長くかつHg濃度の低い領域に吸着能力の高い水銀除去粉末を供給し接触させることができることから、水銀除去システム260の水銀の除去効率を高めることができる。
次に、図10を参照して、実施例8に係る水銀除去システム270について説明する。図10は、実施例8に係る水銀除去システムのガス排出ライン周りの構成を模式的に表した説明図である。なお、実施例8でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から7と異なる部分について説明すると共に、実施例1から7と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例8に係る水銀除去システム270は、ガス排出ラインL4に屈曲部271が設けられた構成となっている。以下、実施例8に係る水銀除去システム270について説明する。
図10に示すように、実施例8に係る水銀除去システム270は、ガス排出ラインL4に少なくとも1つの屈曲部271が設けられており、この屈曲部271に、実施例6及び実施例7の複数の供給ノズル251が設けられている。
屈曲部271は、例えば、ガス排出ラインL4に4つ設けられている。各屈曲部271に設けられる供給ノズル251は、屈曲部271の上流側に配置されている。
以上のように、実施例8の構成によれば、ガス排出ラインL4の内部を流通する乾燥排ガスと、水銀除去粉末との混合を促進させることができるため、水銀除去システム270の水銀の除去効率を高めることができる。
次に、図11を参照して、実施例9に係る水銀除去システム280について説明する。図11は、実施例9に係る水銀除去システムの水銀除去粉末集塵機周りの構成を模式的に表した概略構成図である。なお、実施例9でも、重複した記載を避けるべく、実施例1から9と異なる部分について説明すると共に、実施例1から9と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例9に係る水銀除去システム280は、水銀除去粉末集塵機12の内部に、水銀除去粉末を供給する構成としたものである。以下、実施例9に係る水銀除去システム280について説明する。
図11に示すように、水銀除去粉末集塵機12は、バグフィルタで構成されており、その内部には、集塵した水銀除去粉末を貯留する貯留部12aが設けられている。また、水銀除去粉末集塵機12には、オーバーフロー管12bが設けられており、貯留部12aからオーバーフローした水銀除去粉末を、水銀除去粉末集塵機12aの外部(例えば、粉末排出ラインL13)に排出している。
実施例9に係る水銀除去システム280は、水銀除去粉末集塵機12の貯留部12aの内部に設けられる散気管281をさらに備えている。散気管281は、水銀除去粉末集塵機12の貯留部12aに、ガス排出ラインL4からの水銀除去粉末を含有する乾燥排ガスを供給している。この乾燥排ガスにより、乾燥排ガス中に残留する気化水銀を水銀除去粉末集塵機12の貯留部12aで流動化する水銀除去粉末と接触させることができ、水銀を除去することができる。このため、水銀除去粉末集塵機12から排出される乾燥排ガス中の気化水銀を減らすことができる。
以上のように、実施例9の構成によれば、水銀除去粉末集塵機12の貯留部12aに溜まった水銀除去粉末を、気化水銀を含む乾燥排ガスによって流動させることにより、気化水銀を流動化する水銀除去粉末を接触させることにより、水銀を除去することができる。このため、水銀除去粉末集塵機12から排出される乾燥ガス中の気化水銀を減らすことができる。
なお、実施例1から9の水銀除去システム1,200,210,220,230,250,260,270,280は、適宜組み合わせた構成としてもよい。
1 水銀除去システム
11 粉末供給装置
12 水銀除去粉末集塵機
21 水銀除去粉末サイロ
100 石炭ガス化複合発電設備
105 ガス化システム
106 煙突
111 微粉炭製造設備
112 微粉炭供給設備
113 ガス化炉
114 チャー回収装置
115 ガス精製装置
117 ガスタービン設備
118 蒸気タービン設備
120 排熱回収ボイラ
121 原炭バンカ
122 微粉炭機
123 微粉炭集塵機
150 回転軸
200 水銀除去システム(実施例2)
210 水銀除去システム(実施例3)
220 水銀除去システム(実施例4)
221 流量調整弁
222 水銀計
223 制御部
230 水銀除去システム(実施例5)
250 水銀除去システム(実施例6)
251 供給ノズル
260 水銀除去システム(実施例7)
270 水銀除去システム(実施例8)
271 屈曲部
280 水銀除去システム(実施例9)
281 散気管
L1 原炭供給ライン(原料供給ライン)
L2 乾燥ガス供給ライン
L3 微粉炭供給ライン(粉体供給ライン)
L4 ガス排出ライン
L12 粉末供給ライン
L13 粉末排出ライン
L14 浄化ガス排出ライン
L15 第1再循環ライン
L16 第2再循環ライン
L17 チャー供給ライン

Claims (12)

  1. 炭化水素系原料を粉砕して粉体原料とする粉砕機と、前記粉砕機に供給される乾燥ガスとともに前記粉砕機から排出される前記粉体原料を集塵して、前記粉体原料と前記炭化水素系原料の粉砕時に排気される乾燥排ガスとに分離する粉体集塵機と、前記粉体集塵機により分離された前記粉体原料をガス化させるガス化炉と、前記粉体集塵機により分離された前記乾燥排ガスが流通するガス排出ラインと、を有するガス化システムに設けられる水銀除去システムであって、
    前記ガス排出ラインに接続され、前記乾燥排ガス中に含まれる水銀を除去する水銀除去粉末を、前記ガス排出ラインを流通する前記乾燥排ガスに供給する粉末供給装置と、
    前記ガス排出ラインと前記粉末供給装置との接続部分の下流側における前記ガス排出ラインに接続され、前記水銀除去粉末を集塵して、前記水銀除去粉末と浄化ガスとに分離する水銀除去粉末集塵機と、
    前記水銀除去粉末集塵機で集塵された前記水銀除去粉末を、前記粉砕機から前記粉体集塵機へ前記粉体原料を供給する粉体原料供給ラインに再循環させる第2再循環ラインと、を備えることを特徴とする水銀除去システム。
  2. 前記水銀除去粉末集塵機で集塵された前記水銀除去粉末を、前記ガス排出ラインと前記粉末供給装置との接続部分の上流側における前記ガス排出ラインに再循環させる第1再循環ラインを、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の水銀除去システム。
  3. 前記水銀除去粉末集塵機の下流側に設けられ、前記浄化ガス中の残量水銀を計測する水銀計と、
    前記水銀計の計測結果に基づいて、前記水銀除去粉末の供給量を制御する制御部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の水銀除去システム。
  4. 前記粉末供給装置は、
    前記水銀除去粉末を貯蔵する貯蔵タンクと、
    前記貯蔵タンクと前記ガス排出ラインとを接続し、前記貯蔵タンクから前記ガス排出ラインへ前記水銀除去粉末を供給する水銀除去粉末供給ラインと、を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の水銀除去システム。
  5. 前記ガス化システムは、ガス化ガスの生成過程で発生する前記粉体原料の未反応分となるチャーを回収するチャー回収装置をさらに有し、
    前記粉末供給装置は、
    前記チャー回収装置と前記貯蔵タンクとを接続し、前記チャー回収装置から前記貯蔵タンクへ向かって前記チャーが流通するチャー供給ラインと、を有することを特徴とする請求項に記載の水銀除去システム。
  6. 前記粉末供給装置は、
    前記粉体集塵機と前記水銀除去粉末集塵機との間の前記ガス排出ラインに設けられ、前記水銀除去粉末を供給するための複数の供給ノズルを有し、
    前記複数の供給ノズルは、前記ガス排出ラインに前記水銀除去粉末を供給することで、前記ガス排出ラインの面積中心位置に向かった配置となっていることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の水銀除去システム。
  7. 前記ガス排出ラインは、円筒管で構成され、
    前記ガス排出ラインの管軸方向に直交する面において、前記ガス排出ラインの所定の半径をRとし、前記半径R上において前記ガス排出ラインの中心から前記所定の径方向に直交する前記各供給ノズルまでの距離をrとすると、
    前記各供給ノズルは、「0≦r≦2/3R」となる範囲に配置されていることを特徴とする請求項に記載の水銀除去システム。
  8. 前記複数の供給ノズルは、前記ガス排出ラインの流通方向において、所定の間隔を空けて並べて配置されていることを特徴とする請求項またはに記載の水銀除去システム。
  9. 前記ガス排出ラインは、少なくとも1つの屈曲部を有し、
    前記各供給ノズルは、前記屈曲部の上流側に配置されていることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の水銀除去システム。
  10. 前記水銀除去粉末集塵機は、内部に集塵した前記水銀除去粉末を貯留する貯留部を有するバグフィルタであり、
    前記ガス排出ラインは、前記バグフィルタの前記貯留部に、前記水銀除去粉末を含有する前記乾燥排ガスを供給することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の水銀除去システム。
  11. 炭化水素系原料を粉砕して粉体原料とする粉砕機と、前記粉砕機に供給される乾燥ガスとともに前記粉砕機から排出される前記粉体原料を集塵して、前記粉体原料と前記炭化水素系原料の粉砕時に排気される乾燥排ガスとに分離する粉体集塵機と、前記粉体集塵機により分離された前記粉体原料をガス化させるガス化炉と、前記粉体集塵機により分離された前記乾燥排ガスが流通するガス排出ラインと、を有するガス化システムと、
    前記ガス化システムに設けられる請求項1から10のいずれか1項に記載の水銀除去システムと、
    前記ガス化システムでガス化したガス化ガスを燃料として運転されるガスタービンと、
    前記ガスタービンからの燃焼排ガスを導入する排熱回収ボイラで生成した蒸気により運転される蒸気タービンと、
    前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンと連結された発電機と、を備えることを特徴とするガス化複合発電設備。
  12. 粉砕機で炭化水素系原料を粉砕し、乾燥ガスにより乾燥して粉体原料とする時に放出される乾燥排ガス中の水銀を除去する水銀除去方法であって、
    前記粉砕機から排出される前記粉体原料を粉体集塵機で集塵することで分離された前記乾燥排ガスに、水銀を除去する水銀除去粉末を混合させる粉末混合工程と、
    前記乾燥排ガス中に混合した前記水銀除去粉末を集塵する集塵工程と、
    集塵された前記水銀除去粉末を、前記粉砕機から前記粉体集塵機へ前記粉体原料を供給する粉体原料供給ラインに再循環させる工程と、を備えることを特徴とする水銀除去方法。
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