JP5931505B2 - 流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法 - Google Patents

流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法 Download PDF

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Description

本発明は、褐炭等の湿潤燃料を流動させながら乾燥させる流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法に関するものである。
従来、分級された粗粉炭が供給される流動床乾燥分級機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この流動床乾燥分級機では、粗粉炭が石炭供給部から供給され、供給された粗粉炭が流動床分散板上を流動しながら流動床内で加熱ガスに加熱されることにより、粗粉炭が乾燥される。
特開平9−255968号公報
ところで、褐炭等の湿潤燃料を流動化ガスにより流動させながら乾燥する流動層乾燥装置には、流動層乾燥装置の燃料供給側において、低温の湿潤燃料が供給されるため、湿潤燃料が凝集し易い。特に、流動化ガスとして水蒸気を用いる場合、流動層乾燥装置の燃料供給側が低温になることから、水蒸気が凝縮する凝縮水が発生し、凝縮水により湿潤燃料が凝集し易くなる。湿潤燃料が凝集すると、流動層乾燥装置内において、湿潤燃料が流動し難くなり、湿潤燃料の流動不良が発生することが考えられる。
また、流動層乾燥装置から排出された水蒸気は、その潜熱が回収され、利用される場合がある。このとき、排出される水蒸気に、窒素を含む空気等の非凝縮性ガスが混入すると、非凝縮性ガスが混入する分、水蒸気から回収可能な潜熱が減少するため、潜熱の回収効率を向上させることが困難である。
そこで、本発明は、湿潤燃料の凝集を抑制し、非凝縮性ガスの混入を抑制することで、湿潤燃料を好適に流動させると共に、排出される水蒸気の潜熱を効率よく回収することが可能な流動層乾燥装置および乾燥方法を提供することを課題とする。
本発明の流動層乾燥装置は、湿潤燃料を貯留可能な貯留容器と、貯留容器に貯留された湿潤燃料を加熱する加熱手段と、貯留容器に貯留された湿潤燃料へ向けて、湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを除去するためのパージ媒体を供給し、供給したパージ媒体により湿潤燃料を流動させるパージ媒体供給手段と、貯留容器に貯留された湿潤燃料が供給され、供給された湿潤燃料が流動化ガスにより流動することで、内部に流動層が形成される乾燥容器と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、乾燥容器に湿潤燃料を供給する前に、貯留容器において、加熱手段により湿潤燃料を加熱することができ、また、パージ媒体供給手段から供給されたパージ媒体により湿潤燃料を流動させながら混入する非凝縮性ガスを除去することができる。このため、乾燥容器には、加熱された湿潤燃料が供給されるため、乾燥容器の湿潤燃料の供給側における温度を高くすることができ、これにより、湿潤燃料を凝集し難くすることができる。また、乾燥容器には、非凝縮性ガスが除去された湿潤燃料が供給されるため、流動層乾燥装置内への非凝縮性ガスの混入を抑制することができる。これにより、流動層乾燥装置から排出される水蒸気を利用する場合は、非凝縮性ガスの混入を抑制できる分、水蒸気の潜熱を効率よく回収することができる。
この場合、パージ媒体および流動化ガスは、水蒸気であり、貯留容器と乾燥容器とは、その内部が互いに連通するように接続され、貯留容器には、乾燥容器から排出される水蒸気の少なくとも一部が流入することが好ましい。
この構成によれば、乾燥容器で発生した水蒸気を貯留容器に流入させることができるため、乾燥容器で発生した水蒸気をパージ媒体として利用することができる。このため、パージ媒体供給手段から供給されるパージ媒体の供給量を低減することができ、非凝縮性ガスを効率よく除去することができる。
この場合、パージ媒体供給手段は、外周面からパージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、湿潤燃料は、複数のパージ管の鉛直方向の上方側に貯留され、複数のパージ管は、貯留容器内の一水平面に、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置されると共に、複数のパージ管が並べられる方向の中央部には、所定の間隔よりも大きな空隙を設けることが好ましい。
この構成によれば、湿潤燃料を流動させながら、一水平面に並べられた複数のパージ管の並び方向の中央部から乾燥容器へ向けて好適に案内することができる。
この場合、パージ媒体供給手段は、外周面からパージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、湿潤燃料は、複数のパージ管の鉛直方向の上方側に貯留され、複数のパージ管は、貯留容器内において鉛直方向に隣接する2つの水平面のそれぞれに、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置されると共に、上段の水平面における複数のパージ管と下段の水平面における複数のパージ管とが、管軸方向に垂直断面視で千鳥状に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、貯留された湿潤燃料が千鳥状に配置された複数のパージ管を通過する際、複数のパージ管は、湿潤燃料を好適に分散させることができるため、複数のパージ管から噴出するパージ媒体により湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを好適に除去することができる。
この場合、パージ媒体供給手段は、外周面からパージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、複数のパージ管は、貯留容器内の一水平面に、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置され、複数のパージ管の上方には、一水平面全域に延在するメッシュ部材が設けられていることが好ましい。
この構成によれば、湿潤燃料はメッシュ部材に貯留されるため、複数のパージ管に加わる負荷を低減することができる。
この場合、パージ媒体供給手段は、上部からパージ媒体を噴出する複数の噴出孔を設けたパージ用風室を有し、パージ用風室は、貯留容器内の一水平面全域に延在し、パージ用風室は、鉛直方向に貫通する複数の貫通孔を有することが好ましい。
この構成によれば、湿潤燃料はパージ用風室の上方に貯留されるため、貯留される湿潤燃料を好適に支えることができる。
この場合、貯留容器は、湿潤燃料を貯蔵する貯蔵容器と一体に設けられていることが好ましい。
この構成によれば、貯蔵容器と貯留容器とを一体にすることで、湿潤燃料の貯蔵を兼ねることができるため、構成を簡易なものとすることができる。
この場合、パージ媒体供給手段は、パージ媒体の供給量を連続的に、または間欠的に変化させることが好ましい。
この構成によれば、貯留された湿潤燃料を好適に流動させることができる。
本発明のガス化複合発電設備は、上記の流動層乾燥装置と、流動層乾燥装置から供給された乾燥後の湿潤燃料を処理してガス化ガスに変換するガス化炉と、ガス化ガスを燃料として運転されるガスタービンと、ガスタービンからのタービン排ガスを導入する排熱回収ボイラで生成した蒸気により運転される蒸気タービンと、ガスタービンおよび蒸気タービンと連結された発電機とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、流動層乾燥装置において好適に流動させ乾燥させた湿潤燃料をガス化炉に供給することができる。
本発明の乾燥方法は、供給された湿潤燃料を貯留する燃料貯留工程と、貯留した湿潤燃料を加熱する燃料加熱工程と、貯留した湿潤燃料へ向けて、湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスをパージするためのパージ媒体を供給し、供給したパージ媒体により湿潤燃料を流動させるパージ工程と、燃料加熱工程およびパージ工程が実行された湿潤燃料を、流動化ガスにより流動させながら乾燥させる乾燥工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、乾燥工程前に、燃料加熱工程において、加熱手段により湿潤燃料を加熱することができ、また、パージ工程において、パージ媒体により湿潤燃料を流動させながら混入する非凝縮性ガスを除去することができる。このため、乾燥工程では、加熱された湿潤燃料が供給されるため、湿潤燃料の温度を高くすることができ、これにより、湿潤燃料を凝集し難くすることができる。また、乾燥工程では、非凝縮性ガスが除去された湿潤燃料が供給されるため、非凝縮性ガスの混入を抑制することができる。これにより、乾燥工程において排出される水蒸気を利用する場合は、非凝縮性ガスの混入を抑制できる分、水蒸気の潜熱を効率よく回収することができる。
本発明の流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法によれば、湿潤燃料の凝集を抑制し、非凝縮性ガスの混入を抑制することで、湿潤燃料を好適に流動させると共に、排出される水蒸気の潜熱を効率よく回収することができる。
図1は、実施例1に係る流動層乾燥装置を適用した石炭ガス化複合発電設備の概略構成図である。 図2は、実施例1に係る流動層乾燥装置を模式的に表した概略構成図である。 図3は、実施例2に係る流動層乾燥装置を模式的に表した概略構成図である。 図4は、変形例1に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。 図5は、変形例2に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。 図6は、変形例3に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。 図7は、変形例4に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。 図8は、変形例5に係るパージ媒体供給部の間欠噴出動作に関するグラフである。 図9は、実施例3に係る流動層乾燥装置を模式的に表した概略構成図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明に係る流動層乾燥装置、ガス化複合発電設備および乾燥方法について説明する。なお、以下の実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
図1は、実施例1に係る流動層乾燥装置を適用した石炭ガス化複合発電設備の概略構成図である。実施例1の流動層乾燥装置1が適用された石炭ガス化複合発電設備(IGCC:Integrated Coal Gasification Combined Cycle)100は、空気を酸化剤としてガス化炉で石炭ガスを生成する空気燃焼方式を採用し、ガス精製装置で精製した後の石炭ガスを燃料ガスとしてガスタービン設備に供給して発電を行っている。すなわち、実施例1の石炭ガス化複合発電設備100は、空気燃焼方式(空気吹き)の発電設備である。この場合、ガス化炉に供給する湿潤燃料として褐炭を使用している。
なお、実施例1では、湿潤燃料として褐炭を適用したが、水分含量の高いものであれば、亜瀝青炭等を含む低品位炭や、スラッジ等の泥炭を適用してもよく、また、高品位炭であっても適用可能である。また、湿潤燃料として、褐炭等の石炭に限らず、再生可能な生物由来の有機性資源として使用されるバイオマスであってもよく、例えば、間伐材、廃材木、流木、草類、廃棄物、汚泥、タイヤ及びこれらを原料としたリサイクル燃料(ペレットやチップ)などを使用することも可能である。
実施例1において、図1に示すように、石炭ガス化複合発電設備100は、給炭装置111、流動層乾燥装置1、微粉炭機113、石炭ガス化炉114、チャー回収装置115、ガス精製装置116、ガスタービン設備117、蒸気タービン設備118、発電機119、排熱回収ボイラ(HRSG:Heat Recovery Steam Generator)120を有している。
給炭装置111は、原炭バンカ121と、石炭供給機122と、クラッシャ123とを有している。原炭バンカ121は、褐炭を貯留可能であって、所定量の褐炭を石炭供給機122に投下する。石炭供給機122は、原炭バンカ121から投下された褐炭をコンベアなどにより搬送し、クラッシャ123に投下する。このクラッシャ123は、投下された褐炭を細かく破砕して細粒化する。
詳細は後述するが、流動層乾燥装置1は、給炭装置111から投入された褐炭を流動化ガスにより流動させながら乾燥させることで、褐炭が含有する水分を除去するものである。この流動層乾燥装置1には、排出された乾燥済の褐炭(乾燥炭)を冷却する冷却器131が接続されている。冷却器131には、冷却済の乾燥炭を貯留する乾燥炭バンカ132が接続されている。また、流動層乾燥装置1には、外部へ排出される排出ガスから乾燥炭の粒子を分離する集塵装置139として乾燥炭サイクロン133と乾燥炭電気集塵機134が接続されている。乾燥炭サイクロン133および乾燥炭電気集塵機134において排出ガスから分離された乾燥炭の粒子は、乾燥炭バンカ132に貯留される。なお、乾燥炭電気集塵機134で乾燥炭が分離された排出ガスは、蒸気圧縮機135で圧縮されてから各種熱源として利用される。
微粉炭機113は、流動層乾燥装置1により乾燥された褐炭(乾燥炭)を細かい粒子状に粉砕して微粉炭を製造するものである。すなわち、微粉炭機113は、乾燥炭バンカ132に貯留された乾燥炭が石炭供給機136により投下されると、この乾燥炭を所定粒径以下の微粉炭とする。そして、微粉炭機113で粉砕後の微粉炭は、微粉炭バグフィルタ137a,137bにより搬送用ガスから分離され、微粉炭供給ホッパ138a,138bに貯留される。
石炭ガス化炉114は、微粉炭機113で処理された微粉炭が供給されると共に、チャー回収装置115で回収されたチャー(石炭の未燃分)が供給される。
石炭ガス化炉114は、ガスタービン設備117(圧縮機161)から圧縮空気供給ライン141が接続されており、このガスタービン設備117で圧縮された圧縮空気が供給可能となっている。空気分離装置142は、大気中の空気から窒素と酸素を分離生成するものであり、第1窒素供給ライン143が石炭ガス化炉114に接続され、この第1窒素供給ライン143に微粉炭供給ホッパ138a,138bからの給炭ライン144a,144bが接続されている。また、第2窒素供給ライン145も石炭ガス化炉114に接続され、この第2窒素供給ライン145にチャー回収装置115からのチャー戻しライン146が接続されている。更に、酸素供給ライン147は、圧縮空気供給ライン141に接続されている。この場合、窒素は、石炭やチャーの搬送用ガスとして利用され、酸素は、酸化剤として利用される。
石炭ガス化炉114は、例えば、噴流床形式のガス化炉であって、内部に供給された石炭、チャー、空気(酸素)、またはガス化剤としての水蒸気を燃焼・ガス化すると共に、二酸化炭素を主成分とする可燃性ガス(生成ガス、石炭ガス)が発生し、この可燃性ガスをガス化剤としてガス化反応が起こる。なお、石炭ガス化炉114は、微粉炭の混入した異物を除去する異物除去装置148が設けられている。この場合、石炭ガス化炉114は噴流床ガス化炉に限らず、流動床ガス化炉や固定床ガス化炉としてもよい。そして、この石炭ガス化炉114は、チャー回収装置115に向けて可燃性ガスのガス生成ライン149が設けられており、チャーを含む可燃性ガスが排出可能となっている。この場合、ガス生成ライン149にガス冷却器を設けることで、可燃性ガスを所定温度まで冷却してからチャー回収装置115に供給するとよい。
チャー回収装置115は、集塵装置151と供給ホッパ152とを有している。この場合、集塵装置151は、1つまたは複数のバグフィルタやサイクロンにより構成され、石炭ガス化炉114で生成された可燃性ガスに含有するチャーを分離することができる。そして、チャーが分離された可燃性ガスは、ガス排出ライン153を通してガス精製装置116に送られる。供給ホッパ152は、集塵装置151で可燃性ガスから分離されたチャーを貯留するものである。なお、集塵装置151と供給ホッパ152との間にビンを配置し、このビンに複数の供給ホッパ152を接続するように構成してもよい。そして、供給ホッパ152からのチャー戻しライン146が第2窒素供給ライン145に接続されている。
ガス精製装置116は、チャー回収装置115によりチャーが分離された可燃性ガスに対して、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物を取り除くことで、ガス精製を行うものである。そして、ガス精製装置116は、可燃性ガスを精製して燃料ガスを製造し、これをガスタービン設備117に供給する。なお、このガス精製装置116では、チャーが分離された可燃性ガス中にはまだ硫黄分(HS)が含まれているため、アミン吸収液によって除去することで、硫黄分を最終的には石膏として回収し、有効利用する。
ガスタービン設備117は、圧縮機161、燃焼器162、タービン163を有しており、圧縮機161とタービン163は、回転軸164により連結されている。燃焼器162は、圧縮機161から圧縮空気供給ライン165が接続されると共に、ガス精製装置116から燃料ガス供給ライン166が接続され、タービン163に燃焼ガス供給ライン167が接続されている。また、ガスタービン設備117は、圧縮機161から石炭ガス化炉114に延びる圧縮空気供給ライン141が設けられており、圧縮空気供給ライン141に昇圧機168が介設されている。従って、燃焼器162では、圧縮機161から供給された圧縮空気とガス精製装置116から供給された燃料ガスとを混合して燃焼し、タービン163にて、発生した燃焼ガスにより回転軸164を回転することで発電機119を駆動することができる。
蒸気タービン設備118は、ガスタービン設備117における回転軸164に連結されるタービン169を有しており、発電機119は、この回転軸164の基端部に連結されている。排熱回収ボイラ120は、ガスタービン設備117(タービン163)からの排ガスライン170に設けられており、空気と高温の排ガスとの間で熱交換を行うことで、水蒸気を生成するものである。そのため、排熱回収ボイラ120は、蒸気タービン設備118のタービン169との間に蒸気供給ライン171が設けられると共に、蒸気回収ライン172が設けられ、蒸気回収ライン172に復水器173が設けられている。従って、蒸気タービン設備118では、排熱回収ボイラ120から供給された蒸気によりタービン169が駆動し、回転軸164を回転することで発電機119を駆動することができる。
そして、排熱回収ボイラ120で熱が回収された排ガスは、ガス浄化装置174により有害物質を除去され、浄化された排ガスは、煙突175から大気へ放出される。
ここで、実施例1の石炭ガス化複合発電設備100の作動について説明する。
実施例1の石炭ガス化複合発電設備100において、給炭装置111にて、原炭(褐炭)が原炭バンカ121に貯留されており、この原炭バンカ121の褐炭が石炭供給機122によりクラッシャ123に投下され、ここで所定の大きさに破砕される。そして、破砕された褐炭は、流動層乾燥装置1により加熱乾燥された後、冷却器131により冷却され、乾燥炭バンカ132に貯留される。また、流動層乾燥装置1から排出された排出ガスは、乾燥炭サイクロン133および乾燥炭電気集塵機134により乾燥炭の粒子が分離され、蒸気圧縮機135で圧縮された後、各種熱源として利用される。一方、水蒸気から分離された乾燥炭の粒子は、乾燥炭バンカ132に貯留される。
乾燥炭バンカ132に貯留される乾燥炭は、石炭供給機136により微粉炭機113に投入され、ここで、細かい粒子状に粉砕されて微粉炭が製造され、微粉炭バグフィルタ137a,137bを介して微粉炭供給ホッパ138a,138bに貯留される。この微粉炭供給ホッパ138a,138bに貯留される微粉炭は、空気分離装置142から供給される窒素により第1窒素供給ライン143を通して石炭ガス化炉114に供給される。また、後述するチャー回収装置115で回収されたチャーが、空気分離装置142から供給される窒素により第2窒素供給ライン145を通して石炭ガス化炉114に供給される。更に、後述するガスタービン設備117から抽気された圧縮空気が昇圧機168で昇圧された後、空気分離装置142から供給される酸素と共に圧縮空気供給ライン141を通して石炭ガス化炉114に供給される。
石炭ガス化炉114では、供給された微粉炭及びチャーが圧縮空気(酸素)により燃焼し、微粉炭及びチャーがガス化することで、二酸化炭素を主成分とする可燃性ガス(石炭ガス)を生成することができる。そして、この可燃性ガスは、石炭ガス化炉114からガス生成ライン149を通して排出され、チャー回収装置115に送られる。
このチャー回収装置115にて、可燃性ガスは、まず、集塵装置151に供給され、集塵装置151は、可燃性ガスに含まれるチャーを分離する。そして、チャーが分離された可燃性ガスは、ガス排出ライン153を通してガス精製装置116に送られる。一方、可燃性ガスから分離した微粒チャーは、供給ホッパ152に堆積され、チャー戻しライン146を通して石炭ガス化炉114に戻されてリサイクルされる。
チャー回収装置115によりチャーが分離された可燃性ガスは、ガス精製装置116にて、硫黄化合物や窒素化合物などの不純物が取り除かれてガス精製され、燃料ガスが製造される。そして、ガスタービン設備117では、圧縮機161が圧縮空気を生成して燃焼器162に供給すると、この燃焼器162は、圧縮機161から供給される圧縮空気と、ガス精製装置116から供給される燃料ガスとを混合し、燃焼することで燃焼ガスを生成し、この燃焼ガスによりタービン163を駆動することで、回転軸164を介して発電機119を駆動し、発電を行うことができる。
そして、ガスタービン設備117におけるタービン163から排出された排気ガスは、排熱回収ボイラ120にて、空気と熱交換を行うことで水蒸気を生成し、この生成した水蒸気を蒸気タービン設備118に供給する。蒸気タービン設備118では、排熱回収ボイラ120から供給された蒸気によりタービン169を駆動することで、回転軸164を介して発電機119を駆動し、発電を行うことができる。
その後、ガス浄化装置174では、排熱回収ボイラ120から排出された排気ガスの有害物質が除去され、浄化された排ガスが煙突175から大気へ放出される。
以下、上述した石炭ガス化複合発電設備100における流動層乾燥装置1について詳細に説明する。図2は、実施例1に係る流動層乾燥装置を模式的に表した概略構成図である。実施例1の流動層乾燥装置1は、給炭装置111により投入された褐炭を、流動化ガスにより流動させながら、加熱乾燥させるものである。
図2に示すように、流動層乾燥装置1は、内部に褐炭が供給される乾燥炉5を備えている。乾燥炉5は、貯留容器6と乾燥容器7とを有している。乾燥容器7は、長方体の箱状に形成されており、内部に供給される褐炭は、一端側(図示左側)から他端側(図示右側)へ向かう流動方向に流動する。乾燥容器7の内部には、ガス分散板8が設けられている。ガス分散板8は、乾燥容器7内部の空間を、鉛直方向下方側(図示下側)に位置する風室11と、鉛直方向上方側(図示上側)に位置する乾燥室12とに区分けしている。ガス分散板8には、多数の貫通孔が形成され、風室11には、流動化蒸気が導入される。また、乾燥容器7の内部には、複数の仕切り板9が設けられている。複数の仕切り板9は、乾燥室12を褐炭の流動方向に沿って複数に区分けしている。実施例1では、仕切り板9は、2つ設けられ、乾燥室12を3室、すなわち流動方向の上流側の乾燥室12a、流動方向の中流側の乾燥室12b、流動方向の下流側の乾燥室12cに区分けしている。
乾燥容器7には、褐炭を投入する褐炭投入口31と、褐炭を加熱乾燥した乾燥炭を排出する乾燥炭排出口34と、流動化蒸気および乾燥時に発生する発生蒸気を排出する水蒸気排出口35が設けられている。
褐炭投入口31は、上流側の乾燥室12aの上部に形成されている。褐炭投入口31には、貯留容器6が接続されており、貯留容器6から供給された褐炭が、上流側の乾燥室12aに供給される。
乾燥炭排出口34は、下流側の乾燥室12cにおける他端側(図示右側)の下部に形成されている。乾燥炭排出口34からは、乾燥室12において乾燥された褐炭が、乾燥炭として排出され、排出された乾燥炭は上記した冷却器131へ向けて供給される。
水蒸気排出口35は、下流側の乾燥室12cにおける他端側の上部に形成されている。水蒸気排出口35は、褐炭の乾燥時において、乾燥室12に供給された流動化蒸気と共に、褐炭が加熱されることによって発生する発生蒸気を排出している。なお、水蒸気排出口35から排出された流動化蒸気および発生蒸気は、上記した集塵装置139へ向けて供給された後、蒸気圧縮機135に供給される。
従って、褐炭投入口31を介して上流側の乾燥室12aに供給された褐炭は、ガス分散板8を介して供給される流動化蒸気により流動することで、上流側の乾燥室12aから下流側の乾燥室12cに亘って流動層3を形成すると共に、流動層3の上方にフリーボード部Fを形成する。乾燥室12に形成される流動層3は、その流動方向が、乾燥室12の一端側から他端側へ向かう方向となる。そして、上流側の乾燥室12aに供給された褐炭は、流動方向に沿って流動しながら乾燥されることで、褐炭に含まれる水分が発生蒸気となって、流動化蒸気と共に水蒸気排出口35から排出される。水分が除去され、下流側の乾燥室12cまで流動した褐炭は、乾燥炭として、乾燥炭排出口34から排出される。なお、図示は省略するが、流動層3の内部に伝熱管を設け、伝熱管により流動層3の褐炭を加熱してもよい。
貯留容器6は、乾燥容器7の流動方向の上流側における鉛直方向の上方に設けられており、褐炭投入口31に接続されている。具体的に、貯留容器6は、長方体の箱状に形成されており、上流側の乾燥室12aの直上に設けられ、乾燥容器7と連通している。貯留容器6には、褐炭供給口39とガス排出口40とが設けられている。褐炭供給口39は、貯留容器6の上部に形成されている。褐炭供給口39には、給炭装置111が接続されており、給炭装置111から供給された褐炭が、貯留容器6内に供給される。ガス排出口40は、貯留容器6の上部に形成されている。ガス排出口40からは、貯留容器6に供給される後述のパージ蒸気および非凝縮性ガスが排出される。
貯留容器6の内部には、加熱管(加熱手段)41と、パージ媒体供給部(パージ媒体供給手段)42とが設けられている。パージ媒体供給部42は、複数のパージ管45を有しており、各パージ管45へ向けてパージ媒体となるパージ蒸気が供給される。複数のパージ管45は、その管軸方向が水平方向となっており、水平面内において平行に配置され、所定の間隔毎に空けて配置されている。各パージ管45には、噴出孔46が複数形成されており、管内に供給されたパージ蒸気を噴出している。噴出孔46は、パージ蒸気を上方へ向けて噴出するように形成されている。なお、噴出孔46は、パージ蒸気を下方へ向けて噴出するように形成してもよく、上記の構成に限定されない。そして、複数のパージ管45の上方には、給炭装置111から供給された褐炭が貯留している。つまり、複数のパージ管45同士の間は、褐炭を貯留可能で、且つ褐炭が通過可能な距離となっている。
加熱管41は、複数のパージ管45の上方に貯留した褐炭の内部に設けられている。加熱管41には、加熱ガスが供給され、貯留した褐炭を加熱する。加熱ガスとしては、石炭ガス化複合発電設備100からの排熱、または流動層乾燥装置1からの排熱を利用することが好ましい。なお、この加熱管41は、褐炭を100℃まで予熱可能な温度となっており、具体的には、常温となる20℃の褐炭を、60℃〜100℃までに予熱可能な温度となっている。
従って、給炭装置111から供給された褐炭は、複数のパージ管45の上方に貯留する(燃料貯留工程)。貯留した褐炭は、各パージ管45から噴出されたパージ蒸気により流動しながら、加熱管41により加熱される(燃料加熱工程およびパージ工程)。このとき、直下に位置する乾燥容器7で発生した水蒸気の一部も、パージ蒸気として貯留容器6に流入する。これにより、各パージ管45から噴出されたパージ蒸気および乾燥容器7から流入するパージ蒸気は、褐炭を流動させながら、褐炭と共に混入した空気等の非凝縮性ガスをガス排出口40から追い出すことで、非凝縮性ガスを除去する。また、パージ蒸気により流動する褐炭は、加熱管41により加熱されることで、所定の予熱温度まで予熱される。そして、流動し予熱された褐炭は、自重により複数のパージ管45の間を通過(落下)し、乾燥容器7の上流側の乾燥室12aへ向けて投入され、乾燥容器7で乾燥される(乾燥工程)。
以上のように、実施例1の構成によれば、乾燥容器7に褐炭を供給する前に、貯留容器6において、加熱管41により褐炭を加熱することができ、また、パージ媒体供給部42から供給されたパージ蒸気により褐炭を流動させながら混入する非凝縮性ガスを除去することができる。このため、乾燥容器7には、加熱された褐炭が供給されるため、乾燥容器7の褐炭の供給側(流動方向の上流側)における温度を高くすることができ、これにより、褐炭を凝集し難くすることができる。また、乾燥容器7には、非凝縮性ガスが除去された褐炭が供給されるため、流動層乾燥装置1内への非凝縮性ガスの混入を抑制することができる。これにより、流動層乾燥装置1から排出される水蒸気を利用する場合は、非凝縮性ガスの混入を抑制できる分、水蒸気の潜熱を効率よく回収することができる。
また、実施例1の構成によれば、乾燥容器7で発生した水蒸気を貯留容器6に流入させることができるため、乾燥容器7で発生した水蒸気をパージ蒸気として活用することができる。このため、パージ媒体供給部42から供給されるパージ蒸気の供給量を低減することができ、非凝縮性ガスを効率よく除去することができる。
次に、図3を参照して、実施例2に係る流動層乾燥装置200について説明する。図3は、実施例2に係る流動層乾燥装置を模式的に表した概略構成図である。なお、実施例2では、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明すると共に、実施例1と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例1に係る流動層乾燥装置1は、給炭装置111から供給された褐炭を貯留容器6に貯留したが、実施例2に係る流動層乾燥装置200では、貯留容器6が、褐炭を貯蔵する貯蔵容器201と一体となっている。以下、実施例2に係る流動層乾燥装置200について説明する。
図3に示すように、実施例2の流動層乾燥装置200において、貯蔵容器201は、給炭装置111から供給される褐炭を貯蔵する容器である。貯蔵容器201は、その下端部が貯留容器6の上端部と接続され、貯蔵容器201と貯留容器6とは連通している。このとき、褐炭供給口39およびガス排出口40は、貯蔵容器201の上部に設けられている。
以上のように、実施例2の構成によれば、給炭装置111から供給された褐炭は、複数のパージ管45の上方に貯留する。このとき、褐炭は、貯留容器6および貯蔵容器201に亘って貯留される。よって、貯蔵容器201と貯留容器6とを一体にすることで、褐炭の貯蔵を兼ねることができるため、構成を簡易なものとすることができる。
なお、実施例1および実施例2では、複数のパージ管45を、水平面内において等間隔となるように平行に配置したが、この構成に限定されず、例えば、図4に示す変形例1としてもよい。図4は、変形例1に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。変形例1のパージ媒体供給部42において、複数のパージ管45は、管軸方向が水平方向となるように配設されると共に、一水平面内において所定の間隔を空けて平行に並べて配置されている。また、複数のパージ管45は、複数のパージ管45が並べられた方向の中央部において、所定の間隔よりも大きな空隙を設けている。このため、複数のパージ管45は、貯留容器6の中央部に隙間を設けて、貯留容器6の両側に配置されている。変形例1の構成によれば、パージ蒸気により流動する褐炭は、貯留容器6の中央部の隙間から乾燥容器7へ向けて自重により落下するため、複数のパージ管45は、褐炭を好適に案内することができる。
また、実施例1および実施例2では、複数のパージ管45を、水平面内において等間隔となるように平行に配置したが、この構成に限定されず、例えば、図5に示す変形例2としてもよい。図5は、変形例2に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。変形例2のパージ媒体供給部42において、複数のパージ管45は、鉛直方向に隣接する2つの水平面のそれぞれに、管軸方向が水平方向となるように配設されると共に、各水平面内において所定の間隔を空けて平行に並べて配置されている。また、複数のパージ管45は、上段の水平面における複数のパージ管45と、下段の水平面における複数のパージ管45とが、管軸方向に対し直交する面で切った断面内において(垂直断面視で)、千鳥状に配置されている。変形例2の構成によれば、貯留された褐炭が千鳥状に配置された複数のパージ管45を通過する際、複数のパージ管45は、褐炭を好適に分散させることができるため、複数のパージ管45から噴出するパージ蒸気により褐炭と共に混入する非凝縮性ガスを好適に除去することができる。
また、実施例1および実施例2では、複数のパージ管45を、水平面内において等間隔となるように平行に配置したが、この構成に限定されず、例えば、図6に示す変形例3としてもよい。図6は、変形例3に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。変形例3のパージ媒体供給部42において、複数のパージ管45は、水平面内において等間隔となるように平行に配置している。また、複数のパージ管45の上方には、メッシュ部材205が設けられている。メッシュ部材205は、貯留容器6の上方側と下方側とに区分けするように、貯留容器6の水平面内における全域に設けられ、貯留容器6に供給される褐炭を貯留可能で、且つ褐炭が通過可能なものとなっている。変形例3の構成によれば、褐炭は、メッシュ部材205上に貯留するため、複数のパージ管45に加わる負荷を低減することができる。
また、実施例1および実施例2では、複数のパージ管45を用いてパージ蒸気を供給したが、この構成に限定されず、例えば、図7に示す変形例4としてもよい。図7は、変形例4に係るパージ媒体供給部を模式的に表した概略構成図である。変形例4のパージ媒体供給部42は、パージ用風室210を有しており、パージ用風室210へ向けてパージ蒸気が供給される。パージ用風室210は、貯留容器6の上方側と下方側とに区分けするように、貯留容器6の水平面内における全域に設けられている。パージ用風室210は、その上部に、噴出孔211が複数形成され、パージ用風室210内に供給されたパージ蒸気を噴出している。噴出孔211は、パージ蒸気を上方へ向けて噴出するように形成されている。また、パージ用風室210は、鉛直方向に貫通する貫通孔212が複数形成されている。そして、パージ用風室210の上方には、給炭装置111から供給された褐炭が貯留しており、貯留した褐炭は、貫通孔212を通過して、乾燥容器7へ投入される。変形例4の構成によれば、褐炭は、パージ用風室210上に貯留するため、貯留した褐炭を好適に支えることができる。
また、実施例1および実施例2では、複数のパージ管45からパージ蒸気を供給したが、この構成に限定されず、例えば、図8に示す変形例5としてもよい。図8は、変形例5に係るパージ媒体供給部の間欠噴出動作に関するグラフである。変形例5のパージ媒体供給部42では、各パージ管45の噴出孔46から噴出されるパージ蒸気の噴出量が、所定の周期で応じて変化するように、各パージ管45へ向けてパージ蒸気が供給される。例えば、図8に示すP1では、パージ蒸気の噴出量が、噴出量をゼロと所定の噴出量との間で、所定時間毎に切り替えられている。また、例えば、図8に示すP2では、パージ蒸気の噴出量が、少ない噴出量と多い噴出量の間で、所定時間毎に切り替えられている。変形例5の構成によれば、パージ蒸気の供給量を間欠的に変化させることができるため、貯留容器6に貯留された褐炭を好適に流動させることが可能となる。
次に、図9を参照して、実施例3に係る流動層乾燥装置220について説明する。図9は、実施例3に係る流動層乾燥装置を模式的に表した概略構成図である。なお、実施例3でも、重複した記載を避けるべく、実施例1と異なる部分について説明すると共に、実施例1と同様の構成である部分については、同じ符号を付す。実施例1に係る流動層乾燥装置1は、貯留容器6に貯留する褐炭は、パージ蒸気により流動しながら、加熱管41に加熱され、自重により複数のパージ管45の間を落下して、乾燥容器7に投入された。しかしながら、実施例3に係る流動層乾燥装置220では、貯留容器221の褐炭がスクリューフィーダ222により移動させられ、パージ蒸気により流動しながら、加熱手段に加熱された後、乾燥容器7に投入さる。以下、実施例3に係る流動層乾燥装置220について説明する。
図9に示すように、流動層乾燥装置220は、内部に褐炭が供給される乾燥炉5を備えている。乾燥炉5は、貯留容器221と乾燥容器7とを有している。乾燥容器7は、実施例1および2と同様の構成であるため、説明を省略する。
貯留容器221は、水平方向が軸方向となる円筒状に形成されており、貯留容器221の他端側(図示右側)と乾燥容器7の一端側(図示左側)とは、連通管225により接続されている。貯留容器221は、その外周側に加熱ガスが流通する加熱ガス流路(加熱手段)226が形成されており、加熱ガス流路226内を加熱ガスが流通することで、貯留容器221を加熱している。加熱ガス流路226には、加熱ガスが流入する加熱ガス流入口231と、加熱ガスが流出する加熱ガス流出口232とが形成されている。加熱ガス流入口231は、貯留容器221の他端側における加熱ガス流路226に設けられ、加熱ガス流出口232は、貯留容器221の一端側における加熱ガス流路226に設けられている。これにより、加熱ガスは、加熱ガス流路226内において、貯留容器221の他端側から一端側へ向かう方向に流れる。
貯留容器221には、褐炭供給口237とガス排出口238とが設けられている。褐炭供給口237は、貯留容器221の一端側の上部に形成されている。褐炭供給口237には、給炭装置111が接続されており、給炭装置111から供給された褐炭が、貯留容器221内に供給される。ガス排出口238は、貯留容器221の一端側の上部に形成されている。ガス排出口238からは、貯留容器6に供給される後述のパージ蒸気および非凝縮性ガスが排出される。
貯留容器221の内部には、スクリューフィーダ222が設けられている。スクリューフィーダ222は、回転軸241と、回転軸241に設けられたスクリュー部242と、回転軸241を回転させるモータ243とを有している。回転軸241は、貯留容器221の軸方向と同方向となっている。そして、モータ243により回転軸241を回転させると、スクリュー部242が旋回しながら、褐炭を貯留容器221の他端側へ向けて移動させる。つまり、褐炭は、その流動方向が、貯留容器221の一端側から他端側へ向かう方向となっている。
また、流動層乾燥装置220には、パージ媒体供給部250が設けられている。パージ媒体供給部250は、貯留容器221の内部へパージ蒸気を噴出する噴出孔251を複数有している。複数の噴出孔251は、貯留容器221の内外を貫通して形成されており、パージ蒸気が供給されることで、各噴出孔251からパージ蒸気を噴出する。複数の噴出孔251は、褐炭の流動方向に沿って、所定の間隔を空けて設けられている。実施例3では、例えば、噴出孔251は2つ設けられており、一方の噴出孔251は、褐炭の流動方向における中央に設けられ、他方の噴出孔251は、褐炭の流動方向における下流側に設けられている。
従って、給炭装置111から供給された褐炭は、貯留容器221の一端側に投入され、投入された褐炭は、スクリューフィーダ222により流動方向に移動する。流動方向に移動する褐炭は、貯留容器221を介して加熱ガス流路226により加熱される。これにより、加熱された褐炭は、所定の予熱温度まで予熱される。また、流動方向に移動する褐炭は、各噴出孔251から噴出されたパージ蒸気により褐炭を流動させながら、褐炭と共に混入した空気等の非凝縮性ガスをガス排出口40から追い出すことで、非凝縮性ガスを除去する。なお、乾燥容器7で発生した水蒸気の一部も、連通管225を介してパージ蒸気として貯留容器221に流入する。そして、流動方向に移動する褐炭は、連通管225から、乾燥容器7の上流側の乾燥室12aへ向けて投入される。
以上のように、実施例3の構成においても、乾燥容器7に褐炭を供給する前に、貯留容器221において、加熱ガス流路226により褐炭を加熱することができ、また、パージ媒体供給部250から供給されたパージ蒸気により褐炭を流動させながら混入する非凝縮性ガスを除去することができる。このため、乾燥容器7には、加熱された褐炭が供給されるため、乾燥容器7の褐炭の供給側(流動方向の上流側)における温度を高くすることができ、これにより、褐炭を凝集し難くすることができる。また、乾燥容器7には、非凝縮性ガスが除去された褐炭が供給されるため、流動層乾燥装置220内への非凝縮性ガスの混入を抑制することができる。これにより、流動層乾燥装置220から排出される水蒸気を利用する場合は、非凝縮性ガスの混入を抑制できる分、水蒸気の潜熱を効率よく回収することができる。
なお、実施例1ないし実施例3の構成では、貯留容器6と乾燥容器7とを連通させて接続したが、この構成に限らない。乾燥容器7から発生した水蒸気の一部が貯留容器6に流入する構成であれば、貯留容器6と乾燥容器7との間に、貯留容器6から乾燥容器7へ褐炭を供給可能なロータリーフィーダを設けてもよい。
1 流動層乾燥装置
3 流動層
5 乾燥炉
6 貯留容器
7 乾燥容器
8 ガス分散板
11 風室
12 乾燥室
31 褐炭投入口
34 乾燥炭排出口
35 蒸気排出口
39 褐炭供給口
40 ガス排出口
41 加熱管
42 パージ媒体供給部
45 パージ管
46 噴出孔
200 流動層乾燥装置(実施例2)
201 貯蔵容器
205 メッシュ部材
210 パージ用風室
211 噴出孔
212 貫通孔
220 流動層乾燥装置(実施例3)
221 貯留容器
222 スクリューフィーダ
225 連通管
226 加熱ガス流路
231 加熱ガス流入口
232 加熱ガス流出口
237 褐炭供給口
238 ガス排出口
241 回転軸
242 スクリュー部
243 モータ
250 パージ媒体供給部
251 噴出孔
F フリーボード部

Claims (13)

  1. 湿潤燃料を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料を加熱する加熱手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料へ向けて、前記湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを除去するためのパージ媒体を供給し、供給した前記パージ媒体により前記湿潤燃料を流動させるパージ媒体供給手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料が供給され、供給された前記湿潤燃料が流動化ガスにより流動することで、内部に流動層が形成される乾燥容器と、を備え
    前記パージ媒体および前記流動化ガスは、水蒸気であり、
    前記貯留容器と前記乾燥容器とは、その内部が互いに連通するように接続され、
    前記貯留容器には、前記乾燥容器から排出される水蒸気の少なくとも一部が流入することを特徴とする流動層乾燥装置。
  2. 前記パージ媒体供給手段は、外周面から前記パージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、
    前記湿潤燃料は、前記複数のパージ管の鉛直方向の上方側に貯留され、
    前記複数のパージ管は、前記貯留容器内の一水平面に、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置されると共に、前記複数のパージ管が並べられる方向の中央部には、前記所定の間隔よりも大きな空隙を設けることを特徴とする請求項1に記載の流動層乾燥装置。
  3. 湿潤燃料を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料を加熱する加熱手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料へ向けて、前記湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを除去するためのパージ媒体を供給し、供給した前記パージ媒体により前記湿潤燃料を流動させるパージ媒体供給手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料が供給され、供給された前記湿潤燃料が流動化ガスにより流動することで、内部に流動層が形成される乾燥容器と、を備え、
    前記パージ媒体供給手段は、外周面から前記パージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、
    前記湿潤燃料は、前記複数のパージ管の鉛直方向の上方側に貯留され、
    前記複数のパージ管は、前記貯留容器内の一水平面に、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置されると共に、前記複数のパージ管が並べられる方向の中央部には、前記所定の間隔よりも大きな空隙を設けることを特徴とする流動層乾燥装置。
  4. 前記パージ媒体供給手段は、外周面から前記パージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、
    前記湿潤燃料は、前記複数のパージ管の鉛直方向の上方側に貯留され、
    前記複数のパージ管は、前記貯留容器内において鉛直方向に隣接する2つの水平面のそれぞれに、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置されると共に、上段の水平面における複数のパージ管と下段の水平面における複数のパージ管とが、管軸方向に垂直断面視で千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の流動層乾燥装置。
  5. 湿潤燃料を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料を加熱する加熱手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料へ向けて、前記湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを除去するためのパージ媒体を供給し、供給した前記パージ媒体により前記湿潤燃料を流動させるパージ媒体供給手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料が供給され、供給された前記湿潤燃料が流動化ガスにより流動することで、内部に流動層が形成される乾燥容器と、を備え、
    前記パージ媒体供給手段は、外周面から前記パージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、
    前記湿潤燃料は、前記複数のパージ管の鉛直方向の上方側に貯留され、
    前記複数のパージ管は、前記貯留容器内において鉛直方向に隣接する2つの水平面のそれぞれに、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置されると共に、上段の水平面における複数のパージ管と下段の水平面における複数のパージ管とが、管軸方向に垂直断面視で千鳥状に配置されていることを特徴とする流動層乾燥装置。
  6. 前記パージ媒体供給手段は、外周面から前記パージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、
    前記複数のパージ管は、前記貯留容器内の一水平面に、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置され、
    前記複数のパージ管の上方には、一水平面全域に延在するメッシュ部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の流動層乾燥装置。
  7. 湿潤燃料を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料を加熱する加熱手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料へ向けて、前記湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを除去するためのパージ媒体を供給し、供給した前記パージ媒体により前記湿潤燃料を流動させるパージ媒体供給手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料が供給され、供給された前記湿潤燃料が流動化ガスにより流動することで、内部に流動層が形成される乾燥容器と、を備え、
    前記パージ媒体供給手段は、外周面から前記パージ媒体を噴出可能な複数のパージ管を有し、
    前記複数のパージ管は、前記貯留容器内の一水平面に、管軸方向を互いに平行にして所定の間隔で並べて配置され、
    前記複数のパージ管の上方には、一水平面全域に延在するメッシュ部材が設けられていることを特徴とする流動層乾燥装置。
  8. 前記パージ媒体供給手段は、上部から前記パージ媒体を噴出する複数の噴出孔を設けたパージ用風室を有し、
    前記パージ用風室は、前記貯留容器内の一水平面全域に延在し、
    前記パージ用風室は、鉛直方向に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする請求項1に記載の流動層乾燥装置。
  9. 湿潤燃料を貯留可能な貯留容器と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料を加熱する加熱手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料へ向けて、前記湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスを除去するためのパージ媒体を供給し、供給した前記パージ媒体により前記湿潤燃料を流動させるパージ媒体供給手段と、
    前記貯留容器に貯留された前記湿潤燃料が供給され、供給された前記湿潤燃料が流動化ガスにより流動することで、内部に流動層が形成される乾燥容器と、を備え、
    前記パージ媒体供給手段は、上部から前記パージ媒体を噴出する複数の噴出孔を設けたパージ用風室を有し、
    前記パージ用風室は、前記貯留容器内の一水平面全域に延在し、
    前記パージ用風室は、鉛直方向に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする流動層乾燥装置。
  10. 前記貯留容器は、前記湿潤燃料を貯蔵する貯蔵容器と一体に設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の流動層乾燥装置。
  11. 前記パージ媒体供給手段は、前記パージ媒体の供給量を連続的に、または間欠的に変化させることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の流動層乾燥装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1項に記載の流動層乾燥装置と、
    前記流動層乾燥装置から供給された乾燥後の前記湿潤燃料を処理してガス化ガスに変換するガス化炉と、
    前記ガス化ガスを燃料として運転されるガスタービンと、
    前記ガスタービンからのタービン排ガスを導入する排熱回収ボイラで生成した蒸気により運転される蒸気タービンと、
    前記ガスタービンおよび前記蒸気タービンと連結された発電機とを備えたことを特徴とするガス化複合発電設備。
  13. 供給された湿潤燃料を貯留する燃料貯留工程と、
    貯留した前記湿潤燃料を加熱する燃料加熱工程と、
    貯留した前記湿潤燃料へ向けて、前記湿潤燃料と共に混入する非凝縮性ガスをパージするためのパージ媒体を供給し、供給した前記パージ媒体により前記湿潤燃料を流動させるパージ工程と、
    前記燃料加熱工程および前記パージ工程が実行された前記湿潤燃料を、流動化ガスにより流動させながら乾燥させる乾燥工程と、を備え
    前記パージ媒体および前記流動化ガスは、水蒸気であり、
    前記パージ工程において供給される前記パージ媒体は、前記乾燥工程において排出される前記流動化ガスの少なくとも一部が流入することを特徴とする乾燥方法。
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