JP6061147B2 - パネル取付型コネクタ - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、省スペースの実現と、ハウジングの半嵌合検知を簡単にかつ正確に行えるようにするところにある。
両ハウジングが半嵌合状態に留められている場合は、レバーが第2位置の手前に留まっているため、第2ハウジングを取付孔に挿通する際にレバーが取付孔を通過できず、正規位置まで挿通できない。これによりハウジングの半嵌合が検知でき、その場合はレバーを第2位置まで改めて移動させればよい。
(1)前記第2ハウジングにおける前記取付孔の裏側に挿通される領域には、同取付孔に緊密に嵌合可能な外周面が形成されている一方、前記レバーは、前記第2位置に至る手前では前記挿通領域の前記外周面よりも外方に突出し、前記第2位置に達して初めて前記挿通領域の前記外周面以内に退避するようになっている。
この構成では、両ハウジングが半嵌合状態にあるときには、レバーが第2ハウジングにおける挿通領域の外周面から突出しており、これを目視することで半嵌合が検知できる。目視により検知できなかったとしても、第2ハウジングを取付孔に挿通した場合に、突出したレバーが取付孔の孔縁に当たって挿通が規制され、これにより半嵌合が検知できる。
この構成では、パネルに待ち受け状態で仮保持された第1ハウジングに対して第2ハウジングを嵌合し、レバー操作により正規嵌合したのち第1ハウジングともども第2ハウジングを取付孔に挿通して保持する形式のコネクタについて、ハウジング同士の半嵌合を検知することができる。
本発明の一実施形態を図1ないし図24によって説明する。この実施形態では、自動車のドアの配設部分に設けられるコネクタを例示している。このコネクタは、スライドレバー形式の防水コネクタであって、図1に示すように、車両のホディ側に張設されたパネル1に待ち受け状態で配される待ち受け側ハウジング10(本発明の第1ハウジングに相当)と、ドア側から引き出されたハーネスの端末に接続されて上記の待ち受け側ハウジング10に対して嵌合される嵌合側ハウジング30(本発明の第2ハウジングに相当)とを備えている。
以下では、各ハウジング10,30において、互いに対向した嵌合面側を前側として説明する。
端子収容部11内には複数のキャビティ14が縦横に並んで列設され、ボディ側に配された機器等から引き出されたハーネスの各電線の端末に接続された雄端子(図示せず)が、対応するキャビティ14内に後方から挿入され、先端のタブをフード部12内に突出させた形態で抜け止めされて収容されている。
一方、端子収容部11における前端寄りの位置の外周には、上記した取付孔2よりも一回り大きい外形のフランジ15が全周に亘って張り出し形成され、すなわちフランジ15は、取付孔2の裏面側(図3の左側)の孔縁部3Rに当接可能となっている。
一方、端子収容部31の回りの周壁32のうち左右の側壁には、図3及び図5に示すように、スライドレバー50の両スライド板51を上方から挿通可能な一対の挿通路35が形成されているとともに、上壁には、操作板52を面一に収める収容凹部36が形成されている。
一方、待ち受け側ハウジング10のフード部12における左右の外側面の前縁寄りの位置には、中央高さ位置において、各カム溝53に嵌合可能な左右一対のフォロワピン25が立てられている。
一方、各挿通路35の前壁における上端寄りの所定位置には、図5に示すように、上記の第1ロック片57のロック部57A、並びに第2ロック片58のロック部58Aが弾性的に嵌合可能なロック孔38が形成されている。なお、第2ロック片58のロック部58Aの係止面は順テーパ面に形成され、セミロック構造となっている。
スライドレバー50が上記の初期位置にある状態で、嵌合側ハウジング30が待ち受け側ハウジング10に嵌合されると、図11に示すように、待ち受け側ハウジング10のフォロワピン25が挿通路35の導入口37を通って、出入口54からカム溝53の始端に臨む。続いて、スライドレバー50が押し込まれると、フォロワピン25がカム溝53に沿って移動することに伴うカム作用により、両ハウジング10,30が互いに引き寄せられるようにして次第に嵌合され、フォロワピン25がカム溝53の終端に達したところで両ハウジング10,30が正規嵌合される。
なお、操作板52の両端を摘んで第2ロック片58によるセミロックを解除しつつスライドレバー50を引き上げると、フォロワピン25が上記とは逆向きにカム溝53に沿って移動することで、両ハウジング10,30が次第に離脱され、スライドレバー50が、図11に示すように、初期位置に至ったところで引き上げ操作が停止される。
図10に示す状態から、待ち受け側ハウジング10に対して嵌合側ハウジング30が次第に嵌合されると、仮保持解除板40が対向する仮保持片20に乗り上げて同仮保持片20を内方に弾性撓みさせ、両ハウジング10,30が正規嵌合した状態になると、図14に示すように、仮保持片20は、その係止部21の頂上が周壁16の外面の位置に退避するまで変位するようになっている。これにより、仮保持片20によるパネル1の取付孔2への係止が解除される。
嵌合側ハウジング30の周壁32における薄壁部32Aの後縁には、フランジ48が全周に亘って張り出し形成されている。フランジ48の前面と、本保持片45の係止部46の係止面47Aとの間には、所定の間隔(パネル1の厚さの6〜7倍程度)が採られている。
グロメット60の取付部64の前面には、前方に向けてラッパ状に広がった密着部66が形成されているとともに、同密着部66の内周側には、リップ67が全周に亘って形成されている。
まず、待ち受け側ハウジング10がパネル1に対して待ち受け状態で仮保持される。それには、待ち受け側ハウジング10がパネル1の裏側から取付孔2に嵌合されて、仮保持片20を弾性撓みさせつつ押し込まれ、図3に示すように、フランジ15が取付孔2の裏面側の孔縁部3Rに当たるまで押し込まれたところで、仮保持片20が復元変位して係止部21が取付孔2の表面側の孔縁部3Sに係止する。これにより待ち受け側ハウジング10は、図2及び図3に示すように、取付孔2を貫通してフード部12をパネル1の表面側に突出させた形態において、待ち受け状態で仮保持される。
続いて、嵌合側ハウジング30が待ち受け側ハウジング10ともども取付孔2を通って押し込まれ、終盤になると、図16に示すように、嵌合側ハウジング30に設けられた本保持片45の係止部46が取付孔2の孔縁部3Sに当たることで、同本保持片45が内方に撓み変位しつつ押し込まれ、併せてグロメット60の密着部66が取付孔2の表面側の孔縁部3Sに当たる。
上記いずれの場合も、スライドレバー50を改めてロック位置まで押し込んだのち、既述した要領により、嵌合側ハウジング30を取付孔2に押し込んで本保持するようにすればよい。
上記のように半嵌合が検知されたら、スライドレバー50を改めてロック位置まで押し込んだのち、両ハウジング10,30をパネル1に装着すればよく、結果、両ハウジング10,30が半嵌合のままパネル1に装着される事態が確実に防止される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、待ち受け側ハウジングと嵌合側ハウジングとの嵌合力を助勢するレバーとしてスライドレバーを例示したが、回動式レバーを適用したものであってもよい。
(2)上記実施形態では、第1ハウジング(待ち受け側ハウジング)がパネルに対して待ち受け状態で仮保持される形式のコネクタを例示したが、第1ハウジングがパネルの表側に引き出された形態において、相手の第2ハウジング(嵌合側ハウジング)が嵌合され、正規嵌合されたのち、第2ハウジングを第1ハウジングともどもパネルの取付孔に挿通して同第2ハウジングをパネルに保持する形式のコネクタにも、本発明は同様に適用することができる。
(4)上記実施形態では防水形式のコネクタを例示したが、非防水のパネル取付型コネクタにも、本発明は同様に適用することができる。
2…取付孔
3S…(取付孔2の)表面側の孔縁部
3R…(取付孔2の)裏面側の孔縁部
10…待ち受け側ハウジング(第1ハウジング)
20…仮保持片(仮保持手段)
25…フォロワピン
30…嵌合側ハウジング(第2ハウジング)
32…周壁(挿通領域)
40…仮保持解除板(仮保持解除手段)
45…本保持片(保持手段)
50…スライドレバー(レバー)
51…スライド板
52…操作板
53…カム溝
Claims (3)
- フォロアピンを有し、パネルの裏側のハーネスに接続され同パネルに開口された取付孔を貫通可能に配される第1ハウジングと、
カム溝が形成された板を有し、前記フォロアピンが前記カム溝に沿って移動することにより前記第1ハウジングを移動させるレバーと、
前記レバーの前記板を挿通可能な挿通路を有し、前記レバーが第1位置と第2位置との間で移動されることにより前記第1ハウジングとの嵌合と離脱がされるようになっており、前記パネルの表側のハーネスに接続され、かつ前記取付孔に挿通可能な第2ハウジングと、が具備され、
前記第2ハウジングには、同第2ハウジングが正規位置まで挿通されたところで同第2ハウジングを前記パネルに対して保持する保持手段が設けられ、
前記保持手段は、前記挿通路の外壁に形成された一対のスリットの間において片持ち状に延出形成され、その延出端側が前記挿通路内に撓み変位可能となっており、
前記レバーの前記板の外面には、前記保持手段の延出端の撓み変位を許容する変位許容溝が凹み形成され、
前記レバーは、前記両ハウジングが嵌合された前記第2位置にある場合に限って前記第2ハウジングとともに前記取付孔を通過可能な設定となっていることを特徴とするパネル取付型コネクタ。 - 前記第2ハウジングにおける前記取付孔の裏側に挿通される領域には、同取付孔に緊密に嵌合可能な外周面が形成されている一方、前記レバーは、前記第2位置に至る手前では前記挿通領域の前記外周面よりも外方に突出し、前記第2位置に達して初めて前記挿通領域の前記外周面以内に退避するようになっていることを特徴とする請求項1記載のパネル取付型コネクタ。
- 前記第1ハウジングには、同第1ハウジングを前記パネルの前記取付孔を貫通した形態で仮保持する仮保持手段が設けられるとともに、
前記第2ハウジングには、同第2ハウジングが前記第1ハウジングに対して正規嵌合された際には前記仮保持手段による仮保持を解除して前記第2ハウジングを前記第1ハウジングともども前記取付孔に挿通可能とする仮保持解除手段が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のパネル取付型コネクタ。
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