JP6060890B2 - 流量計測装置 - Google Patents
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Description
また、蓄圧容器の圧力センサが検出した現在の圧力値と目標圧力値との偏差に基づくPIDフィードバック制御により燃料ポンプの吐出量を制御し、蓄圧容器内の圧力値が目標圧力値となるように指令値を演算する制御において、この流量計測装置は、燃料噴射弁の噴射圧および開弁時間を含む計測条件であって、噴射圧は互いに等しく、かつ、開弁時間は互いに異なる複数の計測条件を記憶する記憶手段と、計測条件に基づいて、燃料噴射弁の開弁時間を制御する燃料噴射弁制御手段と、燃料ポンプに対する指令値に関する演算を行う演算手段と、燃料ポンプを制御するポンプ制御手段と、を備えている。
ポンプ制御手段は、所定の制御サイクルでデジタルフィードバック制御を行うものであり、計測条件が切り替わった後、燃料ポンプに対する1回目の制御サイクルにおける指令値として補正後指令値を与え、2回目以降の制御サイクルにおける指令値としてPIDフィードバック制御による指令値を与える。
本実施形態による流量計測装置の構成について、図1および図2を参照して説明する。流量計測装置100は、計測対象となるインジェクタ40から噴射された燃料の噴射量を計測することができる。図1に示すように、流量計測装置100は、インジェクタ40に燃料を供給する供給部10、インジェクタ40から噴射された燃料の噴射量を計測する計測部20、および、それらを制御する制御部30から構成されている。
本実施形態では、インジェクタ40の噴射量計測を開始する前に、計測対象のインジェクタ40および流量計測装置100を用いて、第1流量特性としての高圧ポンプ11の流量特性と、第2流量特性としてのインジェクタ40の流量特性とを実測する。
I=A×OUT流量+B ・・・式(1)
OUT流量=C×TQ+D ・・・式(2)
制御部30は、各計測条件に含まれるCR目標圧力Pcについて、それぞれ式(1)および式(2)を演算し、各式に含まれる係数Aおよび係数Cを記憶する。
以下、流量計測装置100によるインジェクタ40の噴射量計測について、図3および図4に基づいて説明する。図3のフローチャートで示す処理は、計測対象となるインジェクタ40が圧力容器21に設置されてから開始される。図4のタイムチャートは、第n計測条件から第n+1計測条件に切り替わる前後の信号を示している。
計測部20の条件には、計測圧センサ22のリセットタイミング、排出電磁弁23の開弁タイミング、および、計測条件ごとの噴射の積算回数Nが含まれる。
インジェクタ40の条件には、INJ開弁時間TQ(計測条件)、狙い噴射量Qtrg(計測条件)、および噴射タイミングが含まれる。
また、これから実施すべき計測条件が複数の計測条件のうちの1番目の計測条件である場合、制御部30は、CR圧がCR目標圧力Pcに達するまで、高圧ポンプ11に対してPIDフィードバック演算した指令値Iを与える。これから実施すべき計測条件が複数の計測条件のうちの2番目以降の計測条件である場合(2回目以降のS3の場合)については、後述する。
以下、現在の計測条件が第n計測条件であり、次に実施すべき第n+1計測条件が存在する場合の補正値ΔIの演算方法を説明する。なお、CR目標圧力Pcは、第n計測条件と第n+1計測条件との間で等しい値であるが、INJ開弁時間TQおよび狙い噴射量Qtrgは、第n+1計測条件の方が第n計測条件よりも小さい値であるとする。
ΔQ=C×(TQ(n+1)−TQ(n))・・・式(3)
ΔI=A×ΔQ・・・式(4)
以上の演算により、制御部30は、補正値ΔIを求めることができる。
I’=I+ΔI・・・式(5)
ここで、比較例を用いて本実施形態の有利な点を明らかにする。比較例の噴射量計測装置は、物理的な構成は本実施形態の流量計測装置100と同様であるものの、上述したインジェクタ40の噴射量計測における計測条件を切り替えたときの高圧ポンプ11に対する制御が本実施形態とは異なる。図5では、比較例における計測条件の切り替え前後のCR圧変化を破線で示し、本実施形態における計測条件の切り替え前後のCR圧変化を実線で示している。
第2実施形態による噴射量計測装置は、物理的な構成は第1実施形態の流量計測装置100と同様であるが、上述のS8における補正値ΔIの求め方が異なる。具体的には、第2実施形態では、狙い噴射量Qtrgおよび高圧ポンプ11の性能曲線を利用して補正値ΔIを演算する。なお、高圧ポンプ11の性能曲線は、例えば、横軸をポンプ吐出量(mm3/st)とし、縦軸を高圧ポンプ11への指令値(mA)としたときのグラフとして表現されるものである。
まず、制御部30は、第n計測条件から第n+1計測条件への条件切り替え時の予測変化量ΔQ(mm3/st)を求める。予測変化量ΔQは、第n計測条件の狙い噴射量Qtrg(n)および第n+1計測条件の狙い噴射量Qtrg(n+1)に基づいて、以下の式により求められる。
ΔQ=Qtrg(n+1)−Qtrg(n)・・・式(6)
以上によって、補正値ΔIが求められる。
(ア)他の実施形態では、高圧ポンプ11に対して補正後指令値I’を与えるタイミングは、INJ開弁時間TQの切り替えと同時でなくてもよい。すなわち、特許請求の範囲に記載の「計測条件の切り替え時」とは、INJ開弁時間TQの切り替えと同時およびそれ以後を含むタイミングである。例えば、計測条件の切り替えによって、切り替え後の計測条件が成立するようにインジェクタ40および高圧ポンプ11の制御が開始されるが、当該制御の高圧ポンプ11に対する1回目の指令値として補正後指令値I’が用いられればよい。これによって、従来のPIDフィードバック制御のみを行う方法よりも効果を奏する。
11・・・高圧ポンプ(燃料ポンプ)
12・・・コモンレール(蓄圧容器)
20・・・計測部(計測手段)
30・・・制御部(記憶手段、噴射弁制御手段、演算手段、ポンプ制御手段)
40・・・インジェクタ(燃料噴射弁)
100・・・噴射量計測装置
Claims (3)
- 燃料噴射弁(40)から噴射された燃料の流量を計測する流量計測装置(100)であって、
与えられる指令値(I)に応じて吐出する燃料の流量が調整される燃料ポンプ(11)と、
前記燃料ポンプから吐出された燃料を蓄圧保持し、前記燃料噴射弁に燃料を供給する蓄圧容器(12)と、
前記燃料噴射弁から噴射された燃料の流量を計測する計測手段(20)と、
前記蓄圧容器の圧力センサ(13)が検出した現在の圧力値と目標圧力値との偏差に基づくPIDフィードバック制御により前記燃料ポンプの吐出量を制御し、前記蓄圧容器内の圧力値が目標圧力値となるように指令値を演算する制御において、
前記燃料噴射弁の噴射圧および開弁時間を含む計測条件であって、前記噴射圧は互いに等しく、かつ、前記開弁時間は互いに異なる複数の計測条件を記憶する記憶手段(30)と、
前記計測条件に基づいて、前記燃料噴射弁の開弁時間を制御する燃料噴射弁制御手段(30)と、
前記燃料ポンプが吐出する燃料に流量変化を生じさせるための前記燃料ポンプに対する指令値の指令変化量であって、前記計測条件が切り替わったときの噴射量の変化量の予測値である予測変化量(ΔQ)に等しい流量変化を生じさせるための指令変化量(ΔI)を演算する演算手段(30)と、
前記計測条件の切り替え時、当該切り替えに対応する前記指令変化量により補正された補正後指令値(I')を、前記燃料ポンプに与えるポンプ制御手段(30)と、
を備え、
前記ポンプ制御手段は、所定の制御サイクルでデジタルフィードバック制御を行うものであり、前記計測条件が切り替わった後、前記燃料ポンプに対する1回目の制御サイクルにおける指令値として前記補正後指令値を与え、2回目以降の制御サイクルにおける指令値としてPIDフィードバック制御による指令値を与えることを特徴とする流量計測装置。 - 前記記憶手段は、前記燃料ポンプに対する指令値と前記燃料噴射弁の噴射量との関係を示す第1流量特性、および、前記燃料噴射弁の開弁時間と噴射量との関係を示す第2流量特性をさらに記憶しており、
前記演算手段は、前記第1流量特性および前記第2流量特性に基づいて、前記指令変化量を演算することを特徴とする請求項1に記載の流量計測装置。 - 前記計測条件は、前記燃料噴射弁の噴射圧と開弁時間との組み合わせに対応する狙い噴射量を含んでおり、
前記記憶手段は、前記燃料ポンプに対する指令値と前記燃料ポンプの吐出量との関係を示す燃料ポンプ性能曲線をさらに記憶しており、
前記演算手段は、前記狙い噴射量および前記燃料ポンプ性能曲線に基づいて、前記指令変化量を演算することを特徴とする請求項1に記載の噴射量計測装置。
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