JP6060869B2 - カラオケ装置、プログラム - Google Patents
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Description
[1.カラオケ装置1の構成の説明]
カラオケ装置1は、図1に示すように、メイン制御部10、ハードディスクドライブ(HDD)20、音声処理モジュール30、操作処理部40、操作部41、通信インタフェース部42、マイクアンプ43、アナログ−デジタル変換部(ADC)44、映像処理部45等を備える。また、カラオケ装置1には、モニタ50、スピーカアンプ51、スピーカ52、マイクロフォン53が接続されている。
メイン制御部10は、カラオケ装置1全体の制御を司る情報処理デバイスである。メイン制御部10は、CPU、ROM、RAM、I/O等を中心に構成されており、HDD20から読込んだプログラムやデータに基づき、種々の処理を実行する。
音声処理モジュール30は、メイン制御部10からの各音源に対応する入力信号、およびカラオケ装置1に接続されたマイクロフォン53を通じて入力された歌唱音声のデジタル音声信号に対して、各種デジタル音声処理する音声制御デバイスである。音声処理モジュール30は、キーコントロール部31、MIDI音源32、ミュートスイッチ部33、エフェクト部34、ミキサ35、デジタルアナログ変換部(DAC)36、ミュートスイッチ部37を備える。
ミキサ35は、キーコントロール部31、MIDI音源32、ミュートスイッチ部33、エフェクト部34およびミュートスイッチ部37の各部から入力された複数音源のデジタル音声信号を、音量や音色等のバランスを調節してミキシングし、ミキシングしたデジタル音声信号をDAC36に出力する。
操作部41は、演奏するカラオケ楽曲を指定する操作や、演奏中にキーの音高を変更する操作、演奏速度を一時変更する操作(変更指示)、演奏速度の一時変更を解除する操作(解除指示)等の各種操作を行うための入力装置である。なお、演奏速度を一時変更する操作としては、一時停止、早送り、巻き戻しなどのいわゆるトリックプレイが挙げられる。操作処理部40は、操作部41からの信号を処理してメイン制御部10に入力する。通信インタフェース部42は、カラオケ装置1をLAN100に接続し、他のカラオケ装置や、リモコン端末、外部のサーバ等の情報処理装置との間で通信を行うための構成である。
ADC44は、マイクアンプ43からのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する変換器である。
[2.メイン制御部10の各種処理の説明]
次に、メイン制御部10が実行する各種処理について、以下に順に説明する。なお、これら各種処理では、早送りの操作入力を受け付けた場合を例に説明するが、早送りの操作入力だけでなく、巻き戻しや一時停止などの他のトリックプレイの操作入力を受け付けた場合も同様である。
メイン制御部10が実行する入力受付処理の手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、メイン制御部10が実行する他の処理と同時に並行して実行される。
次に、メイン制御部10が実行するハードMIDI演奏処理の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、メイン制御部10が実行する他の処理と同時に並行して実行される。
S260では、MIDI音源32による楽音の演奏(カラオケ楽曲の演奏)を再生時の演奏速度にて行う定速演奏を、生音演奏処理によって行われている生音系の演奏と同期させながら実行する。その後、S210に移行する。
次に、メイン制御部10が実行する生音演奏処理の手順について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、メイン制御部10が実行する他の処理と同時に並行して実行される。
S340では、S330で受け取った生音演奏用の復帰シーク位置からのデコードを準備する。これは、理想的な演奏動作では演奏を開始(再開)したらすぐに演奏音が発生するが(図7(a)参照)、生音の場合、実際には演奏を開始(再開)してもすぐには演奏音は発生せず、タイムラグがあるからである(図7(b)参照)。その後、S350に移行する。
[2.4.ソフトMIDI演奏処理の説明]
次に、メイン制御部10が実行するソフトMIDI演奏処理の手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、メイン制御部10が実行する他の処理と同時に並行して実行される。
S440では、S430で受け取ったソフトMIDI演奏用の復帰シーク位置からの解釈・レンダリングを準備する。その後、S450に移行する。
次に、メイン制御部10が実行する歌声音声合成再生処理の手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、メイン制御部10が実行する他の処理と同時に並行して実行される。
S540では、S530で受け取った歌唱音声合成用の復帰シーク位置からの歌唱音声合成を準備する。これは、理想的な演奏動作では演奏を開始(再開)したらすぐに演奏音が発生するが(図7(a)参照)、音声合成の場合、生音の場合と同様に、実際には演奏を開始(再開)してもすぐには演奏音は発生せず、タイムラグがあるからである(図7(b)参照)。その後、S550に移行する。
次に、音声合成された歌唱音声を含んだカラオケ楽曲の出力を行う、音声処理モジュール30の処理について説明する。すなわち、音声処理モジュール30においては、メイン制御部10からミュートスイッチ部33,37にミュートオン/オフする制御信号が入力されると、この制御信号に基づきミキサ35への各生成データの入力が制御され、かつ、各生成データがミキサ35で混合されて出力デバイス(DAC36)に出力される。そして、出力デバイス(DAC36)で可聴可能な音楽信号に変換されてスピーカアンプ51に入力されることで、スピーカ52から、音声合成された歌唱音声を含んだカラオケ楽曲が出力される。
このように本実施形態のカラオケ装置1によれば、上述した各種処理を実行することにより、次のような効果を有する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (4)
- 楽曲データに基づき、所定の演奏速度でカラオケ楽曲の演奏を行う楽曲演奏手段と、
音声合成用データに基づき音声合成にて、前記カラオケ楽曲を歌唱する合成音声を生成し、生成した合成音声を前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏とともに前記カラオケ楽曲の演奏速度と同じ値の速度で出力する音声合成処理手段と、
前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏、前記音声合成処理手段による合成音声の生成、および前記音声合成処理手段による合成音声の出力を制御する制御手段と、
前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏速度を一時変更する旨の変更指示およびその変更を解除する旨の解除指示を受け付ける指示受付手段と、
を備え、
前記制御手段は、
前記指示受付手段が前記変更指示を受け付けた際には、前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏速度を変更するとともに、前記音声合成処理手段による合成音声の生成および前記音声合成処理手段による合成音声の出力を停止し、
その後、前記指示受付手段が前記解除指示を受け付けた際には、前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏速度を元に戻すとともに、前記音声合成処理手段による合成音声の出力を前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏に同期させるタイミングである合成音声同期タイミングを設定して、前記合成音声同期タイミングに合わせて前記音声合成処理手段による合成音声の生成および前記音声合成処理手段による合成音声の出力を行い、
前記音声合成処理手段による合成音声の生成が前記合成音声同期タイミングに間に合わなかった場合には、前記音声合成処理手段による合成音声の生成が前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏に追いつくまで前記音声合成処理手段による合成音声の生成を前記カラオケ楽曲の演奏速度より大きい値の速度で行うこと
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1に記載のカラオケ装置において、
さらに、
圧縮音声データに基づきカラオケ楽曲のデジタル音声信号を生成し、生成したデジタル音声信号を前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏とともに前記カラオケ楽曲の演奏速度と同じ値の速度で出力する生音再生処理手段を備え、
前記制御手段は、
前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の生成、および前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の出力を制御し、
前記指示受付手段が前記変更指示を受け付けた際には、前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の生成および前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の出力を停止し、
その後、前記指示受付手段が前記解除指示を受け付けた際には、前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の出力を前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏に同期させるタイミングである音声信号同期タイミングを設定して、前記音声信号同期タイミングに合わせて前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の生成および前記生音再生処理手段によるデジタル音声信号の出力を行うが、
前記合成音声同期タイミングについては、前記音声信号同期タイミングが設定された時刻よりも所定時間だけ遅らせた時刻に設定すること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置において、
前記制御手段は、前記音声合成処理手段による合成音声の生成が前記合成音声同期タイミングに間に合わなかった場合には、前記音声合成処理手段による合成音声の生成が前記楽曲演奏手段によるカラオケ楽曲の演奏に追いつくまで前記音声合成処理手段による合成
音声の出力レベルを低減すること
を特徴とするカラオケ装置。 - 楽曲データに基づき、所定の演奏速度でカラオケ楽曲の演奏を行う楽曲演奏処理と、
音声合成用データに基づき音声合成にて、前記カラオケ楽曲を歌唱する合成音声を生成し、生成した合成音声を前記カラオケ楽曲の演奏とともに前記カラオケ楽曲の演奏速度と同じ値の速度で出力する音声合成処理と、
前記カラオケ楽曲の演奏速度を一時変更する旨の変更指示およびその変更を解除する旨の解除指示を受け付ける指示受付処理と、
前記変更指示を受け付けた際には、前記カラオケ楽曲の演奏速度を変更するとともに、前記合成音声の生成および前記合成音声の出力を停止し、その後、前記解除指示を受け付けた際には、前記カラオケ楽曲の演奏速度を元に戻すとともに、前記合成音声の出力を前記カラオケ楽曲の演奏に同期させるタイミングである合成音声同期タイミングを設定して、前記合成音声同期タイミングに合わせて前記合成音声の生成および前記合成音声の出力を行い、前記合成音声の生成が前記合成音声同期タイミングに間に合わなかった場合には、前記合成音声の生成が前記カラオケ楽曲の演奏に追いつくまで前記合成音声の生成を前記カラオケ楽曲の演奏速度より大きい値の速度で行う制御処理と、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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JP2013209192A JP6060869B2 (ja) | 2013-10-04 | 2013-10-04 | カラオケ装置、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015072432A JP2015072432A (ja) | 2015-04-16 |
JP6060869B2 true JP6060869B2 (ja) | 2017-01-18 |
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ID=53014824
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