JP6060832B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
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Description
そこで、特許文献1には、バルブタイミング調整装置の位相を最遅角位置及び最進角位置に変化させるとき、突き当て部がストッパ部に突き当たる手前でブレーキをかけ、位相変化速度を所定速度以下に制限する「速度制限制御」の技術が開示されている。
しかし、特許文献1による制御を実行すると、最遅角位置の手前で位相変化の速度が制限され、停止要求後エンジン停止までの時間が長くなる。その結果、燃費やISS商品性を十分に向上させることができないという問題が生ずる。
このバルブタイミング調整装置は、シャフト、第1カバー、第2カバー、第1プラネタリ及び第2プラネタリを備える。
シャフトは、モータの出力軸と共に回転する。第1カバーは、シャフトの径外方向にシャフトと同軸に設けられ、駆動軸と連動して回転する。第2カバーは、シャフトの径外方向に第1カバーと軸方向にずれて設けられ、シャフトの回転が減速されて従動軸と連動して回転する。
「トラクションドライブ」とは、与圧によって高粘度となった油の薄膜内に発生するせん断力を介したトルク伝達方法である。第1プラネタリ及び第2プラネタリは、周方向に配置された複数の円筒状のローラ、又は複数のボールによって構成される。
AC’−A’C>0
の関係を満たすように各寸法が設定されている。これは、駆動側から従動側へ同方向に減速するための前提条件である。
αr>αr’
となるように材質を選定することが好ましい。これにより、低温時には減速比を相対的に小さくして応答性を向上させ、高温時には減速比を相対的に大きくして作動停止後の位相保持性を確保することができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるバルブタイミング調整装置について図1〜図8を参照して説明する。このバルブタイミング調整装置は、モータにより駆動され、車両のエンジンにおいて吸気弁の開閉タイミングを調整する装置として適用される。
吸気側のカム軸93には、モータ駆動式のバルブタイミング調整装置101が設けられている。このバルブタイミング調整装置101によって、クランク軸91に対する吸気側カム軸93の回転位相を変更することで、吸気弁94の開閉タイミングを調整する。
制御部85は、マイクロコンピュータを主体として構成され各種のエンジン制御プログラムを実行するECU、及び、ECUが指令した目標回転に応じた駆動電流をモータ80(図1参照)に通電するEDU等から構成されている。
主筒部13、外筒部12及び連結部14によって区画された環状溝部15にはオイルシール19が収容されている。
第1カバー21、スペーサ33、スプロケット34及びリアプレート38は、ノックピン32で位置決めされつつ、ボルト31で一体に締結されており、「駆動軸」であるクランク軸91と連動して回転する。
ローラプラネタリ51、52とシャフト11及びカバー21、41との間には、後述するようにトラクションオイルの油膜が存在する。ローラプラネタリ51、52がシャフト11とカバー21、41との間に圧入され互いに当接することで、当該当接部において径方向の押付力が与圧として作用し、この与圧によってトラクション力が発生する。
本実施形態では、枝部56の軸B1と枝部57の軸B2とは同一直線上に形成されているが、軸B1と軸B2とを径方向又は周方向にずらして形成してもよい。
AC’−A’C>0 ・・・(1)
式(1)の根拠については、後で詳しく述べる。
制御部85は、基本的に、吸気側カム軸93をクランク軸91の回転速度の半分の回転速度で回転駆動する。そして、クランク軸91に対する吸気側カム軸93の位相(以下、「カム軸位相」という。)を調整する場合には、クランク軸91と連動して回転する第1カバー21の回転速度に対してモータ80の回転速度を変化させる。すると、モータ80の出力軸81に連結されたシャフト11の回転速度が変化する。
トラクションドライブでは、互いに押付力(与圧力)Nで圧接された回転体間に介在するトラクションオイルOtの油膜によって、駆動側回転体から従動側回転体へトルクが伝達される。回転体間には微小な相対速度差が存在し、油膜をせん断するためのトラクション力Fが発生する。トラクション力Fは、トラクション係数をμtとすると、式(2)のとおり、押付力(与圧力)Nにトラクション係数μtを乗じた値となる。
F=μt×N ・・・(2)
一般に、歯車やベアリングを用いる動力伝達方法に対し、トラクションドライブでは、歯車やベアリングを使用せず、形状が単純なローラやボールを伝達部材として使用する。また、バックラッシが無いという点が特長である。
図7のカム軸位相の単位[°CA]は、回転数がクランク軸91の半分の値となるカム軸93の回転角度を表す。また、カム軸位相は最遅角位置で最小であり、進角側ほど大きくなる。
従来技術のバルブタイミング調整装置109のトルク伝達機構は、主に、偏心シャフト71、駆動側回転体72、スプロケット73、従動側回転体74、遊星回転体75、及び、2つのベアリング77、78から構成されている。
以下では、特にエンジンを停止する場面を想定し、「最進角位置」についての言及を省略し、「最遅角位置」側についてのみ説明することとする。
時刻tr’でカム軸位相が最遅角位相θrに達すると、エンジン回転数がNe0から低下し始め、時刻te’で0となり、エンジン停止する。したがって、ISS停止要求からエンジンが停止するまでに時間Ts’を要することとなる。
言い換えれば、凸部45又はストッパ部371の破損を防止するための許容値以上の衝撃トルクがかかったとき、第2ローラプラネタリ52と第2カバー41との当接部が確実に滑るように、適正な圧入代が設定されている。
なお、最遅角位置及び最進角位置以外の中間位置において目標位相手前でブレーキをかける通常の位相制御については、本発明の解決課題とは関係ない。
つまり、本実施形態では、従来技術に対し、最遅角位置の突き当て時におけるブレーキを不要とした分、ISS停止要求からエンジンが停止するまでの時間をTs’からTsに短縮することができる。その結果、燃費やISS商品性を向上させることができる。
本実施形態では、ローラプラネタリ51、52を介するトルク伝達機構の減速比について、遊星歯車機構の2K−H複合型の計算式を適用する。すなわち、シャフト11がサンギア、第1カバー21及び第2カバー41がリングギア、第1ローラプラネタリ51及び第2ローラプラネタリ52がプラネタリギアに相当するとみなす。なお、後述するカバーの線膨張係数について記号αrの添え字として用いた「r」は、「リング」を意味するものである。
第1シャフト外径A:シャフト11における第1ローラプラネタリ51と当接する外筒部12の周外壁121の外径
第2シャフト外径A’:シャフト11における第2ローラプラネタリ52と当接する外筒部12の周外壁122の外径
第1カバー内径C:第1カバー21における第1ローラプラネタリ51と当接する周内壁22の内径
第2カバー内径C’:第2カバー41における第2ローラプラネタリ52と当接する周内壁42の内径
(a)第1シャフト外径Aを小さくすると減速比εが大きくなる。
(b)第2シャフト外径A’ を大きくすると減速比εが大きくなる。
(c)第1カバー内径C、を大きくすると減速比εが大きくなる。
(d)第2カバー内径C’ 小さくすると減速比εが大きくなる。
(e)第1シャフト外径から第2シャフト外径を引いた差(A−A’)を小さくすると減速比εが大きくなる。
(f)第2カバー内径から第1カバー内径を引いた差(C’−C)を小さくすると減速比εが大きくなる。
ただし、シャフト11を単一の材質で製作する前提では、第1シャフト外径Aの部分の線膨張係数αsと第2シャフト外径A’の部分の線膨張係数αs’とは当然に等しい。そのため、高温になる程シャフト外径の差(A−A’)が小さくなるという(e)の関係は成り立たない。したがって、第1カバー21及び第2カバー41の内径についての(f)に着目することとする。
αr>αr’ ・・・(5)
式(5)を満足する材質を選定すれば、カバー内径の差(C’−C)は、温度が低いほど大きく、温度が高いほど小さくなる。
なお、図8における減速比εの特性については、温度が高いほど大きくなることを示しているに過ぎず、直線的に変化するかどうかは不明である。
以上説明した本実施形態のバルブタイミング調整装置101の効果についてまとめる。
(1)本実施形態は、トラクションドライブ機構を用いてトルク伝達を行うため、最遅角位置での突き当て時に第2ローラプラネタリ52と第2カバー41との当接部が滑り、凸部45及びストッパ部371に許容値以上の衝撃トルクがかかることを防止する。
したがって、カム軸位相を最遅角位置に変化させるとき、歯車機構を用いる従来技術のように、最遅角位置の手前で速度制限制御を実行する必要がない。よって、ISS停止要求からエンジンが停止するまでの時間を短縮することができる。その結果、燃費やISS商品性を向上させることができる。
第2実施形態のバルブタイミング調整装置について図9〜図11を参照して説明する。第2実施形態は、トラクションドライブ機構を構成する「プラネタリ」として、複数のローラでなく、複数のボールを用いる点が第1実施形態と異なる。第2実施形態において第1実施形態と実質的に同一の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
第1ボールプラネタリ61及び第2ボールプラネタリ62は、図11(a)の周方向展開図に示すように、帯状のボールキャリア63の軸方向両側にそれぞれ回転可能に保持されている。
ボルト31の締付軸力Fzによって、第1カバー27の軸方向位置が移動する距離を締付けストローク量zとする。このとき第1カバー27には軸方向の力Fr1が作用し、これにより、第1ボールプラネタリ61の中心を通る第1周内壁28の法線方向(D1)に力Fp1が伝達される。そして、第1周外壁181におけるシャフト17と第1ボールプラネタリ61との接点において、軸方向の力Fs1が作用する。
シャフト17において、第1ボールプラネタリ61からの力Fs1と第2ボールプラネタリ62からの反力Fs2とが釣り合うと、シャフト17の軸方向位置が安定する。
(5)ボルト31の締付けストローク量によって、ボールプラネタリ61、62の当接点に作用する与圧力、すなわちトラクションドライブ機構におけるトルク容量を調整することができる。したがって、ローラプラネタリ51、52をシャフト11とカバー21、41との間に圧入する第1実施形態に比べ、部材の外径、内径等の寸法精度を緩和することができる。
(7)第1実施形態のような、ローラプラネタリ51、52を軸支するためのローラキャリア53の枝部56、57の構成が不要である。したがって、与圧力Nにより生じる曲げ応力σに対して枝部56、57の強度を確保する(図5(b)参照)必要がなくなる。
図11(b)に示すように、変形例では、上記のボールキャリア63とは異なる形状のボールキャリア64が用いられる。第1ボールプラネタリ61及び第2ボールプラネタリ62は、少なくとも一部が軸方向に重複するように周方向に交互に配置された状態でボールキャリア64に保持されている。これにより、バルブタイミング調整装置の軸方向の寸法を縮小することができる。
(ア)ローラプラネタリ又はボールプラネタリの数は、上記実施形態で例示した数に限らない。
(イ)第1プラネタリ及び第2プラネタリの回転軸は、同一直線上に配置されなくてもよい。
αs<αs’・・・(6)
式(6)を満足する材質を組み合わせてシャフトを製作すれば、上述の説明のとおり、減速比εを、低温時に相対的に小さくし、高温時に相対的に大きくすることができる。
(ク)バルブタイミング調整装置は、吸気弁94に限らず、排気弁96の開閉タイミングを調整するものであってもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
11、17・・・シャフト、
21、27・・・第1カバー、
371、372・・・ストッパ部、
41、47・・・第2カバー、
45 ・・・凸部(突き当て部)、
51 ・・・第1ローラプラネタリ(第1プラネタリ)、
52 ・・・第2ローラプラネタリ(第2プラネタリ)、
61 ・・・第1ボールプラネタリ(第1プラネタリ)、
62 ・・・第2ボールプラネタリ(第2プラネタリ)。
Claims (8)
- エンジン(90)の駆動軸(91)と従動軸(93、95)との位相を変化させることによって前記従動軸が開閉駆動する吸気弁(94)又は排気弁(96)の開閉タイミングを調整し、前記駆動軸に対する前記従動軸の最遅角位置及び最進角位置で、前記従動軸に連動する突き当て部(45)が前記駆動軸に連動するストッパ部(371、372)に突き当たるように構成されたバルブタイミング調整装置(101、102)であって、
モータ(80)の出力軸(81)と共に回転するシャフト(11、17)と、
前記シャフトの径外方向に前記シャフトと同軸に設けられ、前記駆動軸と連動して回転する第1カバー(21、27)と、
前記シャフトの径外方向に前記第1カバーと軸方向にずれて設けられ、前記シャフトの回転が減速されて前記従動軸と連動して回転する第2カバー(41、47)と、
前記シャフトと前記第1カバーとの間に与圧力を与え、トラクションドライブによってトルクを伝達する第1プラネタリ(51、61)と、
前記シャフトと前記第2カバーとの間に与圧力を与え、トラクションドライブによってトルクを伝達する第2プラネタリ(52、62)と、を備え、
前記シャフトにおける前記第1プラネタリと当接する外径を第1シャフト外径A、
前記シャフトにおける前記第2プラネタリと当接する外径を第2シャフト外径A’、
前記第1カバーにおける前記第1プラネタリと当接する内径を第1カバー内径C、
前記第2カバーにおける前記第2プラネタリと当接する内径を第2カバー内径C’とすると、
AC’−A’C>0
の関係を満たし、
前記シャフト、前記第1カバー及び前記第2カバーにおける前記第1プラネタリ又は前記第2プラネタリと当接する部分のうちいずれか2つ以上の材質について、
当該バルブタイミング調整装置が使用される所定温度範囲において温度に対して所望の減速比特性が得られるように、線膨張係数が互いに異なる材質が用いられることを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 前記第1カバーを構成する材質の線膨張係数をαr、
前記第2カバーを構成する材質の線膨張係数をαr’とすると、
当該バルブタイミング調整装置が使用される所定温度範囲において、
αr>αr’
となっていることを特徴とする請求項1に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記突き当て部を前記ストッパ部に突き当てた時に許容値以上の衝撃トルクがかかった場合、前記第2プラネタリと前記第2カバーとの間が滑るように与圧力を調整することを特徴とする請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記第1プラネタリ(51)及び前記第2プラネタリ(52)は、周方向に配置された複数の円筒状のローラによって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(101)。
- 前記第1プラネタリ(61)及び前記第2プラネタリ(62)は、周方向に配置された複数のボールによって構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置(102)。
- エンジン(90)の駆動軸(91)と従動軸(93、95)との位相を変化させることによって前記従動軸が開閉駆動する吸気弁(94)又は排気弁(96)の開閉タイミングを調整し、前記駆動軸に対する前記従動軸の最遅角位置及び最進角位置で、前記従動軸に連動する突き当て部(45)が前記駆動軸に連動するストッパ部(371、372)に突き当たるように構成されたバルブタイミング調整装置(102)であって、
モータ(80)の出力軸(81)と共に回転するシャフト(17)と、
前記シャフトの径外方向に前記シャフトと同軸に設けられ、前記駆動軸と連動して回転する第1カバー(27)と、
前記シャフトの径外方向に前記第1カバーと軸方向にずれて設けられ、前記シャフトの回転が減速されて前記従動軸と連動して回転する第2カバー(47)と、
前記シャフトと前記第1カバーとの間に与圧力を与え、トラクションドライブによってトルクを伝達する第1プラネタリ(61)と、
前記シャフトと前記第2カバーとの間に与圧力を与え、トラクションドライブによってトルクを伝達する第2プラネタリ(62)と、を備え、
前記シャフトにおける前記第1プラネタリと当接する外径を第1シャフト外径A、
前記シャフトにおける前記第2プラネタリと当接する外径を第2シャフト外径A’、
前記第1カバーにおける前記第1プラネタリと当接する内径を第1カバー内径C、
前記第2カバーにおける前記第2プラネタリと当接する内径を第2カバー内径C’とすると、
AC’−A’C>0
の関係を満たし、
前記第1プラネタリ及び前記第2プラネタリは、周方向に配置された複数のボールによって構成されており、
前記第1プラネタリが当接する前記第1カバーの第1周内壁(28)、及び、前記第2プラネタリが当接する前記第2カバーの第2周内壁(48)は、軸方向において互いに接近する側に拡径するテーパ状に形成されており、
前記第1カバーと第2カバーとを軸方向に締結するボルト(31)の締付けストローク量によって、前記第1プラネタリ及び前記第2プラネタリに作用する与圧力を調整可能であることを特徴とするバルブタイミング調整装置。 - 前記第1プラネタリ及び前記第2プラネタリを回転可能に保持するボールキャリア(64)を備え、
前記第1プラネタリ及び前記第2プラネタリは、少なくとも一部が軸方向に重複するように周方向に交互に配置された状態で前記ボールキャリアに保持されていることを特徴とする請求項6に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記突き当て部を前記ストッパ部に突き当てた時に許容値以上の衝撃トルクがかかった場合、前記第2プラネタリと前記第2カバーとの間が滑るように与圧力を調整することを特徴とする請求項6または7に記載のバルブタイミング調整装置。
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