JP6059955B2 - 太陽電池モジュールの設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュールの設置方法に関する。
近年、環境保護の気運の高まりに伴い、自然エネルギーを活用したエネルギーシステムの技術開発ならびに導入が活発に行われている。このようなエネルギーシステムの一例として、住宅用の太陽光発電システムが大きな注目を集めている。住宅用の太陽光発電システムでは、住宅の屋根上に配された複数の太陽電池モジュールによって発電が行われる。そして、各太陽電池モジュールでは、例えば、太陽光の光エネルギーを電気エネルギーに変換する複数の太陽電池素子が電気的に接続されている。
このような住宅用の太陽光発電システムには、太陽電池モジュールを屋根上に設置するための施工に要する工数の低減、ならびに施工後における発電能力および耐久性能等と言った各種性能が要求される。そして、太陽電池モジュールの施工に関する最も基本的な要求として、屋根における防水性を確保しつつ、太陽電池モジュールを設置することが求められる。
例えば、屋根材が葺かれた屋根上に配されている架台に太陽電池モジュールが取り付けられる場合、野地板およびルーフィング材等の屋根下地材に架台が固定される。ここで、例えば、垂木が配されていない部分に架台が固定される場合、木ねじ等を用いた締着によって十分な強度で屋根下地材に架台が固定される必要がある。但し、雨水等の浸入に因って屋根下地材に含水が生じれば、屋根下地材の強度が低下し得る。
そこで、例えば、穿孔によって屋根材に設けられた貫通孔にコーキング材等の封止材が配されて、その貫通孔を介して木ねじによって架台が屋根下地材に固定される技術がある(例えば、特許文献1等参照)。
また、例えば、屋根瓦の貫通孔を介して野地板および母屋にねじ込まれたボルトで太陽電池パネルが固定され、貫通孔とボルトとの間およびボルトに螺合されたナットと屋根瓦の上面との間に防水剤が充填される技術がある(例えば、特許文献2等参照)。また、屋根材および屋根下地材を貫通する取付孔に配されたボルトおよびナットによってブラケットが固定される際に、取付孔内の防水剤が上下のパッキン部材によって圧縮されることで防水性が得られる技術がある(例えば、特許文献3等参照)。この技術では、ブラケットに太陽電池モジュールが取り付けられる。
特開2002−188250号公報 特開平8−193392号公報 特開平8−312075号公報
ところで、住宅の屋根に葺かれる屋根材としては、例えば、スレート系、セメント系、粘土系および金属系の屋根材が挙げられる。そして、このような各種屋根材に対応した太陽電池モジュールの取付部材が販売されている。このような状況において、日本国内では、住宅の屋根上に太陽電池モジュールが設置されるケースにおいて、スレート系の屋根材が葺かれた屋根上に太陽電池モジュールが設置される施工例が多い。
ここで、屋根材が葺かれた屋根下地材上に架台が木ねじによって固定され、該架台に太陽電池モジュールが設置される場合には、屋根材と木ねじとの間、および屋根下地材と木ねじとの間において発生し得る毛細管現象等による浸水が低減される必要がある。このため、例えば、穿孔によって屋根材に貫通孔が設けられ、その貫通孔を介して屋根下地材に木ねじがねじ込まれることで架台が屋根下地材に固定される際に、貫通孔に木ねじとともに防水材が注入される施工方法が採用され得る。
しかしながら、例えば、スレート系の屋根材に一定以上の径の貫通孔が穿孔によって設けられる際には、穿孔屑、ならびに貫通孔の下端側の周縁部に残存しているバリ等の各種屑が生じ得る。このような穿孔時に生じる屑が、防水材と屋根下地材との間に介在していれば、屑と防水材との接触部において、毛細管現象等に因る浸水が生じ、雨漏りおよび屋根下地材の腐食が生じ得る。すなわち、屋根の防水性が低下し得る。なお、バリについては、防水材が貫通孔に注入される際に、屋根材から脱落して防水材内に混入し、屋根の防水性の低下を招き得る。
これに対し、上記特許文献1,2の技術では、屋根材に貫通孔が設けられる際に生じる屑については十分に考慮されていなかった。
例えば、特許文献1の技術では、穿孔によって屋根材に設けられた貫通孔の下端側の周縁部にバリ等が生じ得るとともに、貫通孔の直下に配されている野地板およびルーフィング材等を含む屋根下地材上に穿孔屑が発生し得る。この場合、貫通孔に注入される封止剤と屋根下地材とが接する界面に、穿孔による屑が存在していれば、封止剤と屋根下地材との密着性が低下し、毛細管現象等によって屋根下地材への浸水が生じ得る。
また、特許文献2の技術では、野地板の上面とボルトとの間に防水材が配されていない。このため、複数の屋根材の隙間から雨水が浸入すれば、ボルトと野地板および母屋との間における毛細管現象等によって野地板および母屋に含水が生じ、野地板および母屋の強度が低下し得る。
また、特許文献3の技術では、取付孔が屋根下地材も貫通しており、木ねじを屋根下地材にねじ込むことができない。このため、屋根裏側からボルトに係合部材を取り付ける煩雑な作業が必要である。ここで、太陽電池モジュールを屋根上に設置する作業は、屋根上の高所作業である。したがって、繁雑な作業によって、施工時間の長期化ならびに施工上のミスが誘発され得る。
そこで、屋根上に太陽電池モジュールを設置する際に比較的簡易な工程によって屋根における防水性を確保することができる太陽電池モジュールの設置方法が望まれている。
上記課題を解決するために、一態様に係る太陽電池モジュールの設置方法は、第1工程から第4工程を備える。前記第1工程において、屋根下地材上に葺かれた屋根材に工具を用いて貫通孔を形成する。また、前記第2工程において、棒状の本体部と該本体部を中心として回転していない状態では前記本体部の軸方向と交差する交差方向に突出部が突出せず且つ前記本体部を中心として回転している状態では前記交差方向に前記突出部が突出する構造を有する治具を前記貫通孔内に入れた後に、前記本体部を中心として前記治具を回転させることで、前記突出部を前記交差方向に突出させた状態で、前記貫通孔から前記屋根下地材に至る該貫通孔の貫通方向に沿った領域から前記第1工程で生成された前記屋根材の屑を前記突出部を用いて除去する。また、前記第3工程において、前記貫通孔内に防水材を押し入れる処理、ならびに前記屋根材上に配される架台の取付部および前記貫通孔にねじを通して該ねじを前記屋根下地材にねじ込む処理を行うことで、前記貫通孔内から前記屋根下地材の前記ねじがねじ込まれた部分にかけて前記防水材が配された状態で前記架台を前記屋根下地材に固定する。また、第4工程において、前記架台に太陽電池モジュールを取り付ける。
一態様に係る太陽電池モジュールの設置方法によれば、例えば、屋根材に貫通孔が設けられる際に生成された屑が、ねじおよび防水材が配される領域から除去されるため、防水材に屑が付着し難い。これによって、比較的簡易な工程によって屋根における防水性を確保しつつ、屋根上に太陽電池モジュールを設置することが出来る。
一実施形態に係る太陽電池アレイの一構成例を模式的に示す斜視図である。 太陽電池モジュールの一構成例を模式的に示す平面図である。 図2にて一点鎖線III−IIIで示した位置におけるXZ断面を示す図である。 一実施形態に係る太陽電池モジュールの設置工程を例示する流れ図である。 屋根材の穿孔位置を調整するための治具を例示する斜視図である。 屋根材の穿孔が行われる様子を例示する断面図である。 屋根材に貫通孔が設けられた様子を例示する断面図である。 屋根材の穿孔時に生じる屑が送風で除去される様子を例示する断面図である。 屋根材の穿孔時に生じる屑を除去するための治具を例示する図である。 治具によって屑が除去される様子を例示する断面図である。 治具によって屑が除去される前の状態を例示する拡大断面図である。 治具によって屑が除去される様子を例示する拡大断面図である。 治具によって屑が除去された後の状態を例示する拡大断面図である。 屋根上で屋根下地材に架台が固定される様子を例示する断面図である。 架台に太陽電池モジュールが取り付けられる様子を例示する断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、図面においては同様な構成および機能を有する部分については同じ符号が付されており、下記説明では重複説明が省略される。また、図面は模式的に示されたものであり、各図における各種構造のサイズおよび位置関係等は正確に図示されたものではない。なお、図1から図3、図6〜図8および図10〜図15には、屋根2の下端に位置する軒の延在方向を+X方向とし、且つこの軒から屋根2の最も高い部分に位置する棟に向けた方向を+Y方向とする右手系のXYZ座標系が付されている。また、図5および図9には、治具JG1,JG2の構造を説明するための右手系のxyz座標系が付されている。なお、各治具JG1,JG2が使用される際には、+X方向と+x方向とが略一致し、+Y方向と+y方向とが略一致し、+Z方向と+z方向とが略一致し得る。
<(1)一実施形態>
<(1−1)太陽電池アレイの構成>
図1で示されるように、太陽電池アレイ1は、屋根2上に設置されている。そして、太陽電池アレイ1は、屋根2上に固定されている架台3および該架台3に取り付けられている1以上(ここでは7枚)の太陽電池モジュール10を備えている。
屋根2は、屋根下地材21および該屋根下地材21上に葺かれている屋根材22を備えている。ここで、屋根材22は、例えば、化粧スレートおよび天然スレート等を含むスレート系またはセメント系の平板状のものであれば良い。本実施形態では、複数枚の屋根材22が、屋根下地材21上に葺かれている。また、屋根下地材21には、例えば、野地板21a、該野地板21aの上面を覆うルーフィング材21bおよび野地板21aを下方から保持する垂木21cが含まれている。野地板21aおよび垂木21cは、例えば、木製であれば良い。ルーフィング材21bは、例えば、防水性および通気性等を有するシート状のものであれば良い。
架台3は、屋根2上に太陽電池モジュール10を設置するための部材である。該架台3は、複数(ここでは5つ)の保持部31および複数の取付部32を備えている。
保持部31は、太陽電池モジュール10を保持するための部分である。各保持部31は、+X方向に延在しているレール状の部分である。そして、各保持部31は、+X方向に延在している溝部を有している。該溝部に太陽電池モジュール10が嵌め込まれることで、架台3に太陽電池モジュール10が取り付けられている。取付部32は、ねじSc1(図14および図15参照)等によって屋根下地材21に固定される部分である。各取付部32は、例えば、保持部31の下部に連結されており、±Y方向に延在する構造を有している。ここで、各保持部31のある程度離隔した2以上の位置にそれぞれ取付部32が連結されていれば、各保持部31が屋根下地材21に安定して固定され得る。
ここで、例えば、各保持部31が取付部32に対して連結される+Y方向の位置が調整可能であれば、隣り合う保持部31どうしの間隔が容易に調整され得る。また、各取付部32には、ねじSc1が通される貫通孔およびスリットのうちの少なくとも一方が配されていれば良い。本実施形態では、ねじSc1が、取付部32、ルーフィング材21bおよび野地板21aを貫通するように屋根下地材21にねじ込まれている。
そして、図1で示されるように、本実施形態では、複数の保持部31に、棟側から軒側に向けて順に配されている5つの保持部31a〜31eが含まれている。そして、保持部31aと保持部31bとの間に1枚の太陽電池モジュール10が取り付けられている。また、保持部31bと保持部31cとの間に2枚の太陽電池モジュール10が取り付けられている。また、保持部31cと保持部31dとの間に2枚の太陽電池モジュール10が取り付けられている。また、保持部31dと保持部31eとの間に2枚の太陽電池モジュール10が取り付けられている。これにより、7枚の太陽電池モジュール10が配列された状態となっている。
<(1−2)太陽電池モジュール>
図2で示されるように、太陽電池モジュール10は、複数の太陽電池素子11を備えている。例えば、太陽電池モジュール10は、配線部材12によって電気的に直列に接続されている複数の太陽電池素子11を備えていれば良い。このような太陽電池モジュール10は、単独の太陽電池素子11の電気出力が小さな場合に、複数の太陽電池素子11が例えば直列および並列に接続されることで形成される。そして、例えば、複数の太陽電池モジュール10が組み合わされることで、実用的な電気出力が取り出され得る。
図2および図3で示されるように、太陽電池モジュール10は、例えば、透明部材13、表側充填材14、複数の太陽電池素子11、配線部材12、裏側充填材15および裏面保護材16が積層された積層体を備えている。
ここで、透明部材13は、太陽電池モジュール10のうちの入射光を受光する面(受光面とも言う)を保護するための部材である。透明部材13は、例えば、透明な平板状の部材であれば良い。透明部材13の材料としては、例えば、ガラス等が採用される。表側充填材14および裏側充填材15は、例えば、透明な充填剤であれば良い。表側充填材14および裏側充填材15の材料としては、例えば、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)等が採用される。裏面保護材16は、太陽電池モジュール10を裏面から保護するための部材である。裏面保護材16の材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)またはポリフッ化ビニル樹脂(PVF)等が採用される。
電気的に直列に接続されている複数の太陽電池素子11のうち、最初の太陽電池素子11の電極の一端と最後の太陽電池素子11の電極の一端は、図示を省略する出力取出配線によって、それぞれ端子ボックス17に電気的に接続されている。さらに、太陽電池モジュール10は、上記積層体を周囲から保持する枠体18を備えている。枠体18の材料としては、例えば、耐食性および強度を有するアルミニウム等が採用される。
<(1−3)太陽電池モジュールの設置>
図4は、屋根2上に太陽電池モジュール10を設置する工程を示す流れ図である。本工程では、第1工程(ステップS1)、第2工程(ステップS2)、第3工程(ステップS3)および第4工程(ステップS4)が順に行われる。第1工程では、屋根材22に貫通孔TH11〜TH14(図7参照)が形成される。第2工程では、第1工程で生じた屑OF1(図7参照)が除去される。第3工程では、屋根下地材21に架台3が固定される。第4工程では、架台3に太陽電池モジュール10が取り付けられる。以下、第1〜4工程について、それぞれ具体的に説明する。
<(1−3−1)第1工程>
第1工程では、工具TL1が用いられて、屋根下地材21上に葺かれた屋根材22に貫通孔TH11〜TH14が形成される。このとき、例えば、貫通孔TH11〜TH14の配置関係を規定するための治具JG1が用いられる。また、工具TL1は、例えば、穿孔用の電動ドリルであれば良い。
図5で示されるように、治具JG1は、例えば、+y方向に延在する板状の部材である。具体的には、治具JG1は、第1板部B1、第2板部B2、第3板部B3、第1垂下部ST1および第2垂下部ST2を備えている。第1板部B1は、+y方向に延在する板状の部分である。第1垂下部ST1は、第1板部B1の−y側の端部から−z方向に垂下する板状の部分である。第2垂下部ST2は、第1板部B1の+y側の端部から−z方向に垂下する板状の部分である。第2板部B2は、第1垂下部ST1の−Z側の端部から−y方向に延在する板状の部分である。第2板部B2には、−Z方向に貫通する貫通孔TH1,TH2が設けられている。第3板部B3は、第2垂下部ST2の−Z側の端部から+y方向に延在する板状の部分である。第3板部B3には、−Z方向に貫通する貫通孔TH3,TH4が設けられている。4つの貫通孔TH1〜TH4は、例えば、+y方向に一直線上に並ぶように設けられている。なお、治具JG1の素材は、例えば、特殊鋼等といった高い剛性を有する高強度の素材であれば良い。
図6で示されるように、屋根下地材21上に葺かれている屋根材22の上に、治具JG1が載置される。この際、治具JG1の延在方向が、軒から棟に向けた+Y方向となる。つまり、+X方向と+x方向とが略一致し、+Y方向と+y方向とが略一致し、+Z方向と+z方向とが略一致する。そして、工具TL1としての電動ドリルの先端工具の部分を、+Z側から−Z方向に治具JG1の各貫通孔TH1〜TH4を貫通させながら、先端工具を回転させる。このとき、図6および図7で示されるように、屋根材22の上面から裏面に向けた方向(貫通方向とも言う)に貫通する貫通孔TH11〜TH14が屋根材22に形成される。ここでは、貫通方向は、−Z方向と略一致する。そして、本実施形態では、貫通孔TH1の直下に貫通孔TH11が設けられ、貫通孔TH2の直下に貫通孔TH12が設けられる。また、本実施形態では、貫通孔TH3の直下に貫通孔TH13が設けられ、貫通孔TH4の直下に貫通孔TH14が設けられる。
このようにして屋根材22に貫通孔TH11〜TH14が形成される穿孔によって、屑OF1が生成される。該屑OF1には、屋根材22が細かく砕かれることで生成された穿孔屑、ならびに屋根材22のうちの各貫通孔TH11〜TH14の屋根下地材21側の開口部(下方開口部とも言う)の周囲に生成されたバリ等が含まれ得る。
<(1−3−2)第2工程>
第2工程では、第1工程において各貫通孔TH11〜TH14の直下およびその周辺に生成された屑OF1が除去される。
本実施形態では、屑OF1のうちの粉末状の穿孔屑が、送風機BL1による送風によって除去される。例えば、図8で示されるように、送風機BL1のノズルNZ1の先端部分が各貫通孔TH11〜TH14に順に挿入され、送風機BL1の操作に応じてノズルNZ1の先端部分から空気が噴射される。このとき、各貫通孔TH11〜TH14からの送風によって、各貫通孔TH11〜TH14から屋根下地材21に至る各貫通孔TH11〜TH14の貫通方向に沿った領域AR1および該領域AR1の周辺から、屑OF1の一部が除去される。ここで除去される屑OF1の一部には、例えば、粉状の穿孔屑が含まれる。なお、除去される屑OF1の一部に、例えば、屑OF1のうちのある程度の大きさを有する穿孔屑が含まれても良い。
また、屑OF1のうちの各貫通孔TH11〜TH14の下方開口部の周囲に生成されたバリおよび比較的大型の穿孔屑が、治具JG2によって除去される。
図9で示されるように、治具JG2は、例えば、棒状の本体部BD2と、該本体部BD2の先端部において該本体部BD2の軸の延伸方向(軸方向とも言う)と交差する交差方向に突出している突出部PP2を備えている。ここで、棒状には、長細く形成された筒状のもの等、長細い形状一般が含まれる。本体部BD2の軸方向は、本体部BD2の長手方向と略一致する。本実施形態では、本体部BD2の軸は、該本体部BD2の長手方向(ここでは−z方向)に沿って該本体部BD2の略中心を通っている。そして、本体部BD2の軸方向と交差する交差方向は、例えば、±x方向および±y方向であれば良い。なお、上記交差方向は、±x方向および±y方向と異なる方向であっても良い。
また、例えば、本体部BD2は、比較的太く且つ−z方向に延在する棒状の第1棒状部BR1と、該第1棒状部BR1の−z側の端部に設けられた、比較的細く且つ−z方向に延在する棒状の第2棒状部BR2とを備えている。なお、第1棒状部BR1は、例えば、作業者によって握持される。そして、第2棒状部BR2の−z側の先端部に突出部PP2が設けられている。ここで、第2棒状部BR2および突出部PP2は、第2棒状部BR2および突出部PP2が各貫通孔TH11〜TH14に挿入可能なサイズを有していれば良い。なお、治具JG2の素材は、例えば、特殊鋼およびステンレス鋼等と言った十分な硬度および剛性を有するものであれば良い。
図9では、第2棒状部BR2の先端部分から突出部PP2が突出する交差方向が±y方向であり、第2棒状部BR2と突出部PP2とがT字状の構造を有している形態が示されているが、これに限られない。例えば、第2棒状部BR2の先端部分から突出部PP2が突出する交差方向が、+y方向または−y方向等であり、第2棒状部BR2と突出部PP2とがL字状の構造を有している形態が採用されても良い。すなわち、第2棒状部BR2の先端部分から突出部PP2が突出する交差方向は、1以上の方向であれば良い。また、第2棒状部BR2の先端部分から突出部PP2が突出する交差方向は、第2棒状部BR2の延在方向に対して直交する必要はない。
そして、図10から図13で示されるように、治具JG2が上方(ここでは+Z側)から各貫通孔TH11〜TH14内に挿入される。この際、治具JG2の本体部BD2の軸方向が、各貫通孔TH11〜TH14の貫通方向と略一致する。つまり、+X方向と+x方向とが略一致し、+Y方向と+y方向とが略一致し、+Z方向と+z方向とが略一致する。そして、治具JG2が本体部BD2を中心として回転される。具体的には、本体部BD2の軸方向に沿った軸を中心として、該本体部BD2が回転される。治具JG2の回転は、電動等によって自動で行われても良いし、作業者による手動で行われても良い。このとき、各貫通孔TH11〜TH14から屋根下地材21に至る各貫通孔TH11〜TH14の貫通方向に沿った領域AR1および該領域AR1の周辺から屋根材22の屑OF1が、突出部PP2が用いられて除去される。
図11から図13は、図10において破線の円で囲まれた領域EA1の部分が拡大された図である。例えば、図11から図12で示されるように、治具JG2が貫通孔TH13内に入れられる。次に、本体部BD2の軸方向を中心として治具JG2が回転される。このとき、図12で示されるように、突出部PP2が回転することによって、貫通孔TH13の下方開口部の周囲に生成されたバリが除去され得る。また、突出部PP2が屋根下地材21に当接されながら回転される。これによって、図13で示されるように、屋根下地材21上に存在する屑OF1が、貫通孔TH13の下の領域AR1およびその周辺の領域から掃き出される。このような処理が、各貫通孔TH11〜TH14に対して行われる。その結果、各貫通孔TH11〜TH14が+Z側から平面透視された場合、各貫通孔TH11〜TH14およびその周辺から外側の領域に、屑OF1が効率的に除去され得る。
なお、治具JG2の突出部PP2は、例えば、細い複数の弾性部材であっても良い。具体的には、治具JG2は、例えば、金ブラシのような形態を有していても良い。この場合、治具JG2のうちの弾性部材が設けられている先端部分の径が、各貫通孔TH11〜TH14よりも大きくても、弾性部材の弾性変形によって、治具JG2の先端部分が各貫通孔TH11〜TH14に入れられ得る。このような形態が採用されれば、複数の弾性部材が弾性変形された状態で各貫通孔TH11〜TH14に入れられて、治具JG2が回転されることで、複数の弾性部材の弾性力によって屑OF1がはじき飛ばされ得る。このため、屑OF1がより効率的に除去され得る。また、例えば、治具JG2が、回転されていない状態では突出部PP2が交差方向に突出しておらず、回転されている状態において遠心力によって突出部PP2が交差方向に突出するような構造を有していても良い。すなわち、治具JG2は、各貫通孔TH11〜TH14内において回転されている状態で、交差方向に突出する突出部PP2を有していれば良い。
<(1−3−3)第3工程>
第3工程では、架台3がねじSc1によって屋根下地材21に固定される。具体的には、各貫通孔TH11〜TH14に防水材WA1が押し入れられる処理と、屋根材22上に配される架台3の各取付部32および各貫通孔TH11〜TH14にねじSc1が通されて、該ねじSc1が屋根下地材21にねじ込まれる処理とが行われる。このとき、各貫通孔TH11〜TH14内から、屋根下地材21のうちのねじSc1がねじ込まれた部分にかけて防水材WA1が配された状態で、架台3の各取付部32が屋根下地材21に固定される。ここでは、各保持部31が、例えば、屋根下地材21に固定された取付部32に対して取り付けられることで、屋根下地材21に固定され得る。このとき、例えば、取付部32に取り付けられる各保持部31の+Y方向における位置が調整されることで、隣り合う保持部31どうしの間隔が適宜設定されれば良い。なお、各保持部31に取付部32が一体的に連結された状態で、該取付部32が屋根下地材21に固定されることによって、各保持部31が屋根下地材21に固定されても良い。
ここで、ねじSc1は、雌ねじを必要とせず、尖った先端までねじ山を有するものであれば良い。ねじSc1としては、例えば、鉄系の木ねじ等が採用され得る。木ねじは、胴の部分に螺旋状にねじ山が刻まれている木材用の釘であり、ドライバー等で木材にねじ込まれる。防水材WA1は、例えば、ブチルゴム(IIR)を主成分としたブチルゴム系のシーリング材であれば良い。ブチルゴムは、イソブチレンとイソプレンとが共重合したものである。
例えば、図14で示されるように、ねじSc1の胴の外周部に防水材WA1が円筒状に付着された状態で、該ねじSc1が各貫通孔TH11〜TH14の屋根下地材21とは反対側(ここでは+Z側)の開口部OP1から各貫通孔TH11〜TH14に通される。これによって、防水材WA1が各貫通孔TH11〜TH14内に押し入れられる。そして、図14で示されるように、ねじSc1が屋根下地材21にねじ込まれることで、ねじSc1の胴の外周部に付着された防水材WA1が屋根下地材21上で広がるように該屋根下地材21に付着する。つまり、各貫通孔TH11〜TH14内に防水材WA1が充填されるとともに、ねじSc1と屋根下地材21の表面付近との境界部分が防水材WA1によって覆われる。
このとき、第2工程において、領域AR1およびその周辺から屑OF1が除去されているため、屑OF1と防水材WA1との接触部が生じ難く、毛細管現象等に因る浸水が生じる不具合が生じ難い。また、バリの除去によって、防水材WA1が貫通孔TH11〜TH14に押し入れられる際に、屋根材22からバリが脱落して防水材WA1内に混入される不具合も生じ難い。したがって、各貫通孔TH11〜TH14における防水性が確保される。その結果、屋根2における防水性が確保され得る。なお、屑OF1が、領域AR1から離れていれば離れている程、防水材WA1と屑OF1とが接触し難いため、屋根2における防水性がより確実に確保され得る。
ここで、例えば、ねじSc1が屋根下地材21にねじ込まれて、架台3が屋根下地材21に固定された後に、ねじSc1が屋根下地材21から外された場合、ルーフィング材21bに防水材WA1が良好に接着されている状態が確認された。また、太陽電池アレイ1上に多量の水をかける実験においても、ねじSc1と屋根下地材21との界面近傍において水分が浸入する水漏れは確認されなかった。
また、例えば、ねじSc1が貫通孔TH11〜TH14に通される前に、防水材WA1がねじSc1の胴の外周部に付着されている長さL1が、各貫通孔TH11〜TH14の開口部OP1から屋根下地材21までの距離L2よりも長く設定される。長さL1は、ねじSc1の長手方向に沿った長さであれば良い。このような構成が採用されることで、ねじSc1が屋根下地材21にねじ込まれる際に、屋根材22と屋根下地材21との間の空間に防水材WA1が広がり得る。その結果、屋根2における防水性がより確実に確保され得る。
ここで、ねじSc1の胴の外周部に付着されている防水材WA1の外径は、例えば、各貫通孔TH11〜TH14の孔径と略同一であれば良い。具体例として、各貫通孔TH11〜TH14の孔径が約9mmであり、取付部32の貫通孔(取付孔とも言う)の孔径が8.5mmであり、ねじSc1のねじ部の外径が6.1mmであり、ねじ部の外周部に1.3mmの厚さの粘着層が巻かれる場合を想定する。粘着層は、例えば、防水材WA1の層と、該防水材WA1の層の周囲に配されるエチレン・プロピレン・ジエンゴム(EPDM)層とを有している。該EPDM層は、薄く且つ非粘着質のものであり、ねじSc1が貫通孔TH11〜TH14に通される前に、ねじSc1同士が互いに接着され難くする役割を果たす。この場合、ねじSc1が、取付部32の取付孔および屋根材22の貫通孔TH11〜TH14に通される際に、まず、ねじSc1の外周部に巻かれた粘着層の最外層としてのEPDM層が取付孔に引っかかり、EPDM層が防水材WA1の層から剥離する。このとき、ねじSc1の外周部に巻かれた防水材WA1が露出された状態となる。そして、ねじSc1が、防水材WA1とともに貫通孔TH11〜TH14に通される。
<(1−3−4)第4工程>
第4工程では、架台3を構成する複数の保持部31に太陽電池モジュール10が取り付けられる。例えば、図15で示されるように、各保持部31の溝部に太陽電池モジュール10の端部が挿入されることで、太陽電池モジュール10が架台3に取り付けられ得る。
<(1−4)一実施形態のまとめ>
以上のように、一実施形態に係る太陽電池モジュール10の設置方法によれば、例えば、貫通孔TH11〜TH14の形成時に生成された屑OF1が、ねじSc1および防水材WA1が配される領域AR1およびその周辺から治具JG2によって除去される。このため、防水材WA1に屑OF1が付着し難い。その結果、比較的簡易な工程によって屋根2における防水性が確保されつつ、屋根2上に太陽電池モジュール10が設置され得る。
また、送風機BL1等による貫通孔TH11〜TH14からの送風によって、屑OF1のうちの相対的に小さな穿孔屑が除去されれば、防水材WA1と屑OF1との界面において生じ得る毛細管現象による浸水がさらに抑制され得る。すなわち、屋根2における防水性がさらに確保され得る。
<(2)変形例>
なお、本発明は上述の一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
例えば、上記一実施形態の第2工程では、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されたが、これに限られない。例えば、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されなくても良い。但し、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去された方が、領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1がより確実に除去されるため、屋根2における防水性が確保され得る。
また、上記一実施形態の第2工程では、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去される処理と、治具JG2によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1が除去される処理とが、この順に行われた。しかしながら、これに限られない。例えば、治具JG2によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1が除去された後に、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されても良い。この場合、例えば、治具JG2によって屑OF1のうちの比較的大きなバリおよび穿孔屑等が除去され、その後、送風によって屑OF1のうちの比較的小さな穿孔屑および粉状の穿孔屑等が除去され得る。また、例えば、治具JG2による領域AR1および該領域AR1の周辺からの屑OF1の除去と、送風による領域AR1および該領域AR1の周辺からの屑OF1の一部の除去とが同時期に行われても良い。この場合、送風機BL1の機能と治具JG2の機能とを併せ持った治具が採用されれば良い。
また、上記一実施形態では、貫通孔TH11〜TH14の下方開口部の周囲にバリが生成されたが、これに限られない。例えば、屋根材22の材質および穿孔の条件によって、バリが発生し難い場合が考えられる。この場合、治具JG2によってバリが除去されず、少なくとも貫通孔TH11〜TH14から屋根下地材21に至る貫通方向に沿った領域AR1から突出部PP2が用いられて屑OF1が除去されれば良い。
さらに、上記一実施形態の第2工程では、治具JG2によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1が除去されたが、これに限られない。例えば、治具JG2によって領域AR1の周辺から屑OF1のうちのバリが除去され、送風によって領域AR1から屑OF1が除去されても良い。この場合、少なくとも貫通孔TH11〜TH14から屋根下地材21に至る貫通方向に沿った領域AR1の周辺から突出部PP2が用いられて屑OF1が除去される。すなわち、貫通孔TH11〜TH14から屋根下地材21に至る貫通方向に沿った領域AR1および該領域AR1の周辺のうちの少なくとも一方の領域から突出部PP2が用いられて屑OF1が除去されれば良い。なお、領域AR1は、貫通孔TH11〜TH14の略直下と屋根下地材21との間に位置する領域に相当する。
また、上記一実施形態の第2工程では、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されたが、これに限られない。例えば、送風によって領域AR1から屑OF1の一部が除去されても良い。また、例えば、治具JG2によって領域AR1から屑OF1が除去され、送風によって領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されても良い。すなわち、貫通孔TH11〜TH14から屋根下地材21に至る貫通方向に沿った領域AR1および該領域AR1の周辺のうちの少なくとも一方の領域から屑OF1の一部が貫通孔TH11〜TH14からの送付によって除去されれば良い。但し、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去される方が、防水材WA1に屑OF1が付着し難い。その結果、比較的簡易な工程によって屋根2における防水性がより確保されつつ、屋根2上に太陽電池モジュール10が設置され得る。
また、上記一実施形態の第2工程では、送風によって領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されたが、これに限られない。例えば、吸引装置によって、領域AR1および該領域AR1の周辺から屑OF1の一部が除去されても良い。
また、上記一実施形態の第3工程では、ねじSc1の胴の外周部に防水材WA1が付着された状態で、該ねじSc1が貫通孔TH11〜TH14に通されたが、これに限られない。例えば、貫通孔TH11〜TH14に防水材WA1が注入された後に、ねじSc1が貫通孔TH11〜TH14に通されて、該ねじSc1が屋根下地材21にねじ込まれても良い。また、例えば、ねじSc1が屋根下地材21にある程度ねじ込まれた状態で、貫通孔TH11〜TH14に防水材WA1が注入され、その後、ねじSc1が屋根下地材21に更にねじ込まれても良い。
なお、上記一実施形態および各種変形例をそれぞれ構成する全部または一部を、適宜、矛盾しない範囲で組み合わせ可能であることは、言うまでもない。
1 太陽電池アレイ
2 屋根
3 架台
10 太陽電池モジュール
21 屋根下地材
22 屋根材
31 保持部
32 取付部
AR1,EA1 領域
BD2 本体部
BL1 送風機
JG1,JG2 治具
L1,L2 距離
OF1 屑
OP1 開口部
PP2 突出部
TH1〜TH4,TH11〜TH14 貫通孔
TL1 工具
WA1 防水材

Claims (4)

  1. 屋根下地材上に葺かれた屋根材に工具を用いて貫通孔を形成する第1工程と、
    棒状の本体部と該本体部を中心として回転していない状態では前記本体部の軸方向と交差する交差方向に突出部が突出せず且つ前記本体部を中心として回転している状態では前記交差方向に前記突出部が突出する構造を有する治具を前記貫通孔内に挿入した後に、前記本体部を中心として前記治具を回転させることで、前記突出部を前記交差方向に突出させた状態で、前記貫通孔から前記屋根下地材に至る該貫通孔の貫通方向に沿った領域から前記第1工程で生成された前記屋根材の屑を前記突出部を用いて除去する第2工程と、
    前記貫通孔内に防水材を押し入れる処理、ならびに前記屋根材上に配される架台の取付部および前記貫通孔にねじを通して該ねじを前記屋根下地材にねじ込む処理を行うことで、前記貫通孔内から前記屋根下地材の前記ねじがねじ込まれた部分にかけて前記防水材が配された状態で前記架台を前記屋根下地材に固定する第3工程と、
    前記架台に太陽電池モジュールを取り付ける第4工程とを備える太陽電池モジュールの設置方法。
  2. 前記第2工程において、前記貫通孔から前記屋根下地材に至る前記貫通方向に沿った領域および該領域の周辺のうちの少なくとも一方の領域から前記屑の一部を前記貫通孔からの送風によって除去する請求項1に記載の太陽電池モジュールの設置方法。
  3. 前記第工程において、前記防水材を前記ねじの外周部に円筒状に付着させた状態で、前記ねじを前記貫通孔に通す請求項1または請求項2に記載の太陽電池モジュールの設置方法。
  4. 前記第工程において、前記防水材を前記ねじの前記外周部に付着させる長さを、前記貫通孔の前記屋根下地材とは反対側の開口部から前記屋根下地材までの距離よりも長く設定する請求項3に記載の太陽電池モジュールの設置方法。
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