JP5150194B2 - 研磨工具および加工方法 - Google Patents

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Description

本発明は、バリ取り加工や研磨加工などに用いられる研磨工具、および加工方法に関するものである。なお、本発明において、砥石の種類によっては、切削に近い加工が行なわれる場合もあるが、本発明では、かかる加工も研磨として説明する。
ワークに対するバリ取りなどに用いる研磨工具としては、加工部に複数本の無機長繊維の先端が達している無機長繊維強化樹脂体からなる砥石チップが回転軸と一体に形成された軸付き砥石が案出されており、かかる軸付き砥石では、回転軸を回転エアードリルなどに連結して、砥石チップを回転させる(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−285272号公報
特許文献1に記載されている研磨工具は、砥石チップにおいて回転軸側に位置する上端面を用いれば、貫通穴が形成されたワークの裏面側において貫通穴の周りに発生した裏バリを除去することができる。
しかしながら、かかる研磨の際、特許文献1に記載されている研磨工具では、砥石チップの上端面とワークとの軸線方向における位置関係に高い精度が求められることから、例えば、砥石チップが磨耗した場合には、その都度、砥石チップの軸線方向の位置を変更するための調整作業が必要である分、作業効率が低いという問題点がある。また、ワークの裏面に凹凸がある場合、その表面を研磨するには、凹凸形状に対応させて砥石チップの位置を変更する必要があるため、手作業では難しく、マシニングセンターによる自動加工を行なう必要があるが、かかる自動加工では、ワークの凹凸形状に対応して砥石チップの位置を調整するための条件出しに多大な手間がかかるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、ワーク裏面側や交差穴に発生したバリ取り加工や、ワーク裏面側の凹凸面のバリ取り、研磨加工などに適した研磨工具および加工方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、砥石と、該砥石を保持するホルダとを有する研磨工具において、前記砥石は、少なくとも前記ホルダ側に位置する部分がワークを研磨可能な加工部になっており、前記ホルダは、前記砥石を当該ホルダの軸線方向の双方向に移動可能に支持するとともに、前記砥石を当該ホルダ側に向けて付勢する第1の付勢部材を備え、前記砥石から前記ホルダ側に向けて軸状連結部が延びており、前記ホルダは、前記軸状連結部が挿入される保持穴が一方端で開口する筒部を備え、前記第1の付勢部材は、前記保持穴の内部において、一方端が前記軸状連結部の端部に連結され、他方端が前記保持穴の奥底部分に連結された引っ張りコイルバネであり、前記軸状連結部は、前記砥石から一体に延びた軸状のシャンクと、該シャンクを保持するスライダとを備え、当該スライダは、前記保持穴の内部において、前記軸線方向の双方向に移動可能に支持された状態で前記引っ張りコイルバネの一方端が端部に連結されており、前記砥石は、無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された塊状の無機長繊維強化樹脂体からなり、前記砥石において前記ホルダ側に位置する部分は、外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面あるいは円錐面になっていることを特徴とする。
本発明を適用した研磨工具を用いた加工方法では、前記砥石の上端面(ホルダ側に位置する部分)をワークに当接させた状態で、ワークの被加工領域に沿って前記砥石とワークとの当接箇所を移動させて、ワークの裏面側や交差穴に発生したバリの除去、あるいはワーク裏面側の凹凸面のバリ取り、研磨加工などを行なうことを特徴とする。
本発明では、砥石においてホルダ側に位置する部分がワークを研磨可能な加工部になっているので、砥石においてホルダ側に位置する部分をワークに当接させる。この状態から、ホルダをワークから離れる方向に移動させると、ワークに対する砥石の軸線方向における位置については高い精度で制御しなくても、砥石は第1の付勢部材の付勢力に応じた最適な荷重をもってワークに当接する。従って、砥石が磨耗しても、あるいはワークの被加工領域に凹凸があっても、砥石は常にワークの裏面側に適正に当接するので、手間のかかる調整を行なわなくても、ワーク裏面側の被加工領域を好適に研磨することができる。
本発明においては、前記砥石から前記ホルダ側に向けて軸状連結部が延びており、前記ホルダは、前記軸状連結部が挿入される保持穴が一方端で開口する筒部を備え、前記第1の付勢部材は、前記保持穴の内部において、一方端が前記軸状連結部の端部に連結され、他方端が前記保持穴の奥底部分に連結された引っ張りコイルバネである。このため、ホルダ内に第1の付勢部材を配置できるなど、簡素な構成で砥石をホルダ側に引っ張った状態の研磨工具を実現することができる。
本発明において、前記軸状連結部は、前記砥石から一体に延びた軸状のシャンクと、該シャンクを保持するスライダとを備え、当該スライダは、前記保持穴の内部において、前記軸線方向の双方向に移動可能に支持された状態で前記コイルバネの一方端が端部に連結されている。このため、砥石が磨耗した場合でも、シャンク付きの別の砥石をスライダに取り付ければよいので、砥石の交換が容易である。また、シャンクのスライダへの取り付け位置を調整すれば、砥石とホルダとの距離を調整することができる。
本発明において、前記砥石は、無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された塊状の無機長繊維強化樹脂体からなる。このため、砥石の端面において無機長繊維が露出している部分が刃先として切削、研磨することができるので、ワークを効率よく加工することができる。
本発明において、前記砥石においてホルダ側に位置する部分は、外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面あるいは円錐面になっている。このため、ワークのエッジ部分に砥石を確実に当接させることができる。
本発明において、前記無機長繊維は、アルミナ長繊維あるいは炭化ケイ素長繊維であることが好ましい。このように構成すると、各種金属製のワークを好適に研磨することができる。
本発明において、さらに、前記ホルダは、前記砥石を当該ホルダ側とは反対側に向けて付勢する第2の付勢部材を備え、前記砥石は、前記第1の付勢部材の付勢力と前記第2の付勢部材の付勢力とが釣り合った箇所に位置し、当該砥石において前記ホルダ側とは反対側に位置する部分がワークを研磨可能な加工部になっていることが好ましい。このように構成すると、1つの研磨工具で、ワークの表面側および裏面側を容易かつ適正に研磨することができる。
本発明において、前記第2の付勢部材は、前記保持穴内に前記第1の付勢部材と同軸状に配置されたコイルバネからなることが好ましい。かかる構成によれば、第1の付勢部材および第2の付勢部材(コイルバネ)の双方をホルダ内に配置することができるので、簡素な構成で、ワークの表面側および裏面側を容易かつ適正に研磨することができる研磨工具を実現することができる。
本発明では、ワークに対する砥石の軸線方向における位置については高い精度で制御しなくても、砥石は第1の付勢部材の付勢力に応じた最適な荷重をもってワークに当接する。従って、砥石が磨耗しても、あるいはワークの被加工領域に凹凸があっても、砥石は常にワークの裏面側に適正に当接するので、手間のかかる調整を行なわなくても、ワーク裏面側の被加工領域を好適に研磨することができる。それ故、砥石とワークとの軸線方向における位置関係に高い精度が求められないことから、手作業で研磨加工を行なうことができる。また、自動で研磨加工を行なう場合でも、多大な手間をかけて凹凸形状に対応してワークの軸線方向の位置を調整するような条件出しを行なう必要がない。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る研磨工具の全体構成を示す説明図、およびその要部断面図である。
図1に示すように、本形態の研磨工具1は、砥石10と、この砥石10を保持するグリップ状のホルダ30とを有しており、ホルダ30は、マシニングセンター、ロボット、回転エアードリルなどといった研磨機の回転軸(図示せず)に連結される。この場合、砥石10は、ホルダ30とともに、ホルダ30の軸線L周りに回転した状態で加工に用いられる。また、研磨工具1を手動で用いる場合、ホルダ30は、グリップあるいはグリップとの連結部として利用されることもある。以下、ホルダ30が位置する側を上方とし、砥石10が位置する側を下方として説明する。
本形態において、砥石10の上端面11からはホルダ30に向けて軸状連結部20が延びており、ホルダ30の下端面では、軸状連結部20が挿入される保持穴310が開口している。軸状連結部20は、砥石10の上端面11の中央位置から上方に一体に延びた丸棒状のシャンク21と、丸棒状のスライダ22とを備えており、スライダ22の下端面では、シャンク21の上端側が内側に挿入されたシャンク挿入穴221が開口している。スライダ22には、シャンク21を固定する止めネジ225が止められており、止めネジ225によって、シャンク21とスライダ22とは同軸状に連結されている。シャンク21は、砥石10を所定形状に成形する際、一体に形成された構成を採用できる他、砥石10の上端面に形成された取付け穴にシャンク21の軸端を差し込んだ状態で接着剤などにより固定した構成を採用することができる。本形態において、シャンク21は、例えば、太さが3φ程度であり、スライダ22から下方に延びている部分の長さは50〜60mm程度である。
ホルダ30は、上面で開口するカップ状部材35と、このカップ状部材35の内側に下端部が嵌るパイプ状部材31(筒部)とを備えている。カップ状部材35の下底部には、パイプ状部材31の貫通穴311に連通する開口部が形成されており、カップ状部材35の開口部およびパイプ状部材31の貫通穴311によって保持穴310が形成されている。また、パイプ状部材31には、貫通穴311の上端部を塞ぐようにキャップ37がネジ止めなどの方法で取り付けられている。
(砥石10に対する付勢構造)
ホルダ30において、保持穴310の内径寸法はスライダ22の外径寸法よりわずかに大きいだけであるため、保持穴310にスライダ22を挿入すると、スライダ22は、ホルダ30の軸線方向の双方に移動可能に支持される。ここで、スライダ22の外周面には軸線方向に延びた溝224が形成されている一方、パイプ状部材31には、軸線方向と直交する方向に段付きの貫通穴315が形成されている。従って、溝224と貫通穴215とが重なるように、パイプ状部材31にスライダ22を挿入した後、パイプ状部材31の外側から貫通穴215に小径の鋼球61(回り止め球)とを装着するとともに、さらに大径の鋼球62を装着して、パイプ状部材31をカップ状部材35の内側に装着すると、貫通穴215の外側開口がカップ状部材35で塞がれるため、鋼球61、62の脱落が防止されるとともに、保持穴310内でのスライダ22の空回りが阻止される。また、カップ状部材35の外側からパイプ状部材31に向けて止めネジ65を螺着すると、パイプ状部材31とカップ状部材35とが連結される。このような状態では、ホルダ30に対してスライダ22は、溝224の長さ寸法に対応する距離だけ、ホルダ30の軸線方向に移動可能である。また、鋼球61、62は1つでも良いし、鋼球62はピンでも良く、鋼球61を一定の間隔で押さえる構造であれば良い。
さらに、本形態では、保持穴310には、スライダ22の上端部と保持穴310の奥底(上底)との間に引っ張りコイルバネ50(第1の付勢部材)が配置されており、引っ張りコイルバネ50の一方端(下端)は、スライダ22の上端部に形成されたバネ受け228に連結されている一方、引っ張りコイルバネ50の他方端(上端)は、保持穴310の奥底に位置するキャップ37に形成されたバネ受け378に連結されている。このため、引っ張りコイルバネ50は、スライダ22を介して砥石10を上方に引っ張っている。その際、小径の鋼球61は、スライダ22の溝224の下端部分に当接してストッパとして機能し、砥石10の軸線方向における停止位置を規定する。
(砥石10の構成)
図2(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態1に係る研磨工具1に用いられる各砥石10を拡大して示す説明図である。
本形態において、砥石10は、無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された塊状の無機長繊維強化樹脂体からなり、無機長繊維の先端は、刃先として、砥石10の上端面11および下端面12の双方に達している。このため、砥石10の上端面11および下端面12のいずれもがワークに対する研磨能力を備えた加工部になっている。
本形態において、砥石10は、例えば、図2(a)に示すように、略円柱状であり、ホルダ30側に位置する上端面11は、外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面になっている。砥石10は、図2(b)に示すように、球状であってもよく、この場合も、ホルダ30側に位置する上端面11は外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面になっている。また、砥石10は、図2(c)に示すように、略円柱状であって、ホルダ30側に位置する上端面11が、外周側から中央に向けて盛り上がった円錐面になっているものを用いてもよい。図2(d)に示す砥石10は本発明の参考例であり、かかる砥石10は、略円柱状であって、ホルダ30側に位置する上端面11が軸線方向に対して直交する平坦面になっている。
かかる砥石10は、無機長繊維が同一方向に延びるように、無機長繊維の繊維束を揃えた後、熱硬化性樹脂を含浸し、次に、熱硬化性樹脂を硬化させた後、所定形状にカットすることにより製造される。熱硬化性樹脂は、無機長繊維を固めるための結合剤であり、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、フェノール樹脂等が使用される。無機長繊維は、研磨対象となるワーク(被研磨材)よりも硬くて脆い材料であれば特に限定されるものではなく、例えば、ガラス長繊維、アルミナ長繊維、ボロン長繊維、あるいは炭化ケイ素長繊維が用いられる。これらの無機長繊維の中でもアルミナ長繊維、炭化ケイ素長繊維は、鉄系、非鉄系金属に対する研磨性が非常によく、本形態では、アルミナ長繊維が用いられている。研磨する材料によってはこれらが混合していてもよい。
無機長繊維としては、例えば、単繊維の平均繊維径が3〜50μm程度のものが使用可能であり、10〜50μm程度のものが好ましい。繊維束重量は、例えば、250〜3000Tex程度のものが使用される。樹脂の含浸性からは、500Tex程度の細い繊維束を多数本、予め、樹脂に含浸させた後に引き揃えて繊維束とし、それを配列した後、再度、樹脂を含浸させるのが好ましいが、繊維の含浸性がよい場合は1500Texの繊維束や3000Texの繊維束をそのまま配列した後、樹脂を含浸させてもよい。
また、無機長繊維強化樹脂体は、無機長繊維の繊維束を互いに交差する方向に配列した後、熱硬化性樹脂を含浸することにより形成してもよい。かかる構成を採用すると、砥石10において、上端面11および下端面12に加えて、外周側面も研磨能力を備えた加工部とすることができる。
(加工方法の第1例、および本形態の主な効果)
図3は、本発明の実施の形態1に係る研磨工具1を用いて、ワークWの裏面側に発生したバリを除去するための加工方法を示す説明図である。なお、図3を参照して以下に説明する加工方法、および後述する加工方法のいずれにおいても、研磨工具1のホルダ30を回転エアードリルなどに連結し、研磨工具1を軸線回りに回転させながら研磨を行なう。
図3(a)に示すように、ワークWに対して表面側から貫通穴W1を形成すると、ワークWの裏面側には貫通穴W1が抜けた縁部分にバリW10が発生する。本発明を適用した研磨工具1を用いてバリW10を除去するには、矢印A11で示すように、ワークWの表面側から貫通穴W1を通って裏面側に達するように、砥石10を貫通穴W1に差し込んだ後、砥石10がワークWの裏面側で貫通穴W1の周りに引っ掛かるように、ホルダ30を上方に移動させる。次に、研磨工具1を軸線周りに回転させて、砥石10の上端面11でワークWの縁部分を研磨する。あるいは、研磨工具1を軸線周りに回転させながら砥石10の上端面11をワークWの縁部分に当接させてワークWの縁部分を研磨する。
この状態では、図3(b)に示すように、シャンク21は、図3(a)に示す状態から数mm、長く引き出された状態にあり、引っ張りコイルバネ50はシャンク21を上方に付勢するので、砥石10は、ワークWの裏面側に弾性をもって当接することになる。その際、スライダ22とホルダ30との間では、溝224内における小径の鋼球61により空回りが規制され、溝224の長さ範囲で位置が上方に移動する。
次に、図3(b)に矢印A12で示すように、ワークWの被加工領域(ワークWの裏面側における貫通穴W1の縁部分)に沿って砥石10とワークWとの当接箇所を移動させてワークWを研磨していく。その間、ワークWに対する砥石10の軸線方向の位置について高い精度で制御しなくても、砥石10は、引っ張りコイルバネ50の付勢力に対応する荷重をもってワークWの裏面側に当接することになる。従って、砥石10が磨耗しても、砥石10は常にワークWの裏面側に適正な荷重をもって当接するので、手間のかかる調整作業を行なって砥石10の軸線方向における位置を調整しなくても、ワークWの裏面側の被加工領域を好適に研磨することができる。
なお、本例で説明する加工方法において、砥石10は、図2(a)〜(d)に示すいずれの構成であってもよいが、図2(d)に示すように、ホルダ30側に位置する上端面11が、軸線方向に直交する平坦面になっている場合には、裏面に対して広い面積に当接するので、研磨を効率よく行なうことができるとともに、裏面の広い領域に均等な荷重で当接するので、研磨を仕上がりよく行なうことができる。
また、本形態では、ホルダ30内に引っ張りコイルバネ50を配置したので、簡素な構成で砥石10をホルダ30側に引っ張った状態の研磨工具1を実現することができる。また、軸状連結部20は、砥石10から一体に延びた軸状のシャンク21と、シャンク21を内側に保持するスライダ22とを備えているため、砥石10が磨耗した場合でも、シャンク21付きの別の砥石10をスライダ22に取り付ければよいので、砥石10の交換が容易である。また、シャンク21のスライダ22への取り付け位置を調整すれば、砥石10とホルダ30との距離を任意に調整することができる。さらに、シャンク22の溝224とホルダ30の貫通穴315との間に鋼球61を配置したので、シャンク22を軸線方向に可動な状態とすることができるとともに、シャンク22のホルダ30内での空回りを確実に防止することができる。さらに、溝224および鋼球61によって、砥石10の上死位置および下死位置を規定するストッパを構成することができる。
さらに、砥石10として、無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された塊状の無機長繊維強化樹脂体を用いたので、砥石10の端面において無機長繊維が露出している部分が刃先として切削、研磨することができるので、ワークWを効率よく加工することができる。
(加工方法の第2例)
図4は、本発明の実施の形態1に係る研磨工具1を用いて、ワークWに交差穴を形成した際に発生したバリを除去するための加工方法を示す説明図である。
図4(a)に示すように、ワークWに対して、例えば横穴W2(一次穴)を形成した後、表面側から横穴W2に達する縦穴W3(二次穴)を形成すると、横穴W2と縦穴W3の交差部W4の角状の縁部分にバリW10が発生する。本発明を適用した研磨工具1を用いてバリW10を除去するには、矢印A21で示すように、ワークWの表面側から縦穴W3を通って交差部W4に達するように、砥石10を縦穴W3に差し込んだ後、砥石10が交差部W4の縁部分の周りに引っ掛かるように、ホルダ30を上方に移動させるとともに、研磨工具1を軸線周りに回転させる。その結果、砥石10は、ワークWの交差部W4の縁部分に弾性をもって当接することになる。
次に、図4(b)に矢印A22で示すように、ワークWの被加工領域(交差部W4の縁部分)に沿って砥石10とワークWとの当接箇所を移動させてワークWを研磨していく。その際、ワークWに対する砥石10の軸線方向の位置については高い精度で制御しなくても、砥石10はワークWの裏面側に好適な状態で当接することになる。従って、砥石10が磨耗しても、砥石10は常にワークWに適正に当接するので、手間のかかる調整を行なわなくても、ワークWの被加工領域を好適に研磨することができる。
なお、本例で説明する加工方法において、砥石10は、図2(a)〜(d)に示すいずれの構成であってもよいが、図2(a)〜(c)に示すように、ホルダ30側に位置する上端面11が外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面あるいは円錐面である場合、交差穴において、フラットでないエッジに発生しているバリW10であってもバリW10が発生しているエッジ部分に確実に当接するという利点がある。また、図4(a)、(b)に示すように、縦穴W32(二次穴)から差し込んだ砥石10を交差部W4の縁部分の周りに当接させて研磨を行なう際、砥石10においてホルダ30側に位置する上端面11が外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面あるいは円錐面である場合には、横穴W2の軸線方向からみたときの上端面11の曲率半径を、横穴W2の半径より小さくしておけば、横穴W2の内周壁面が砥石10の上端面11と干渉することを防止することができ、砥石10と交差部W4の縁部分とを確実に当接させることができる。
(加工方法の第3例)
図5は、本発明の実施の形態1に係る研磨工具1を用いて、ワークWの裏面側に形成された凹凸面の表面を研磨する加工方法を示す説明図である。
図5に示すように、本発明を適用した研磨工具1を用いて、ワークWの裏面側に形成されている凹凸面W5を研磨する際、あるいは凹凸面W5に発生したバリW10を除去する際、矢印A31で示すように、ワークWの縁部分あるいは開口部から砥石10をワークWの裏面側まで差し込んだ後、砥石10がワークWの縁部分の周りに引っ掛かるように、ホルダ30を上方に移動させるとともに、研磨工具1を軸線周りに回転させる。その結果、砥石10は、ワークWの縁部分に弾性をもって当接することになる。
次に、矢印A32で示すように、研磨工具1を横方向に水平移動させ、ワークWの被加工領域に沿って砥石10とワークWとの当接箇所を移動させてワークWを研磨していく。その際、ワークWに対する砥石10の軸線方向の位置については高い精度で制御しなくても、砥石10はワークWの裏面側に好適な状態で当接することになる。従って、ワークWの裏面側に凹凸面W5がある場合でも、あるいは砥石10が磨耗しても、砥石10は常にワークWの裏面側に適正に当接するので、手間のかかる調整を行なわなくても、ワークW裏面側の被加工領域を好適に研磨することができる。また、砥石10とワークWとの位置関係に高い精度が求められないことから、手作業で研磨加工を行なうことができるとともに、自動で研磨加工を行なう場合でも、多大な手間をかけて凹凸形状に対応してワークWの位置を調整するような条件出しを行なう必要がない。
なお、本例で説明する加工方法において、砥石10は、図2(a)〜(d)に示すいずれの構成であってもよいが、図2(a)〜(c)に示すように、ホルダ30側に位置する上端面11が外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面あるいは円錐面であれば、ワーク裏面側において、凹凸面等のフラットでないエッジに発生しているバリW10であっても確実に当接するという利点がある。
[実施の形態2]
図6(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1に係る研磨工具1の全体構成を示す説明図であり、図6(a)は、第1の付勢部材である引っ張りコイルバネ、第2の付勢部材である圧縮コイルバネ双方を備えたもの、図6(b)は、第1の付勢部材である引っ張りコイルバネのみを備えたもの、図6(c)は、第2の付勢部材である圧縮コイルバネのみを備えたものである。また、図6(a)の場合、圧縮バネを引っ張り方向にも作用させれば、第1の付勢部材と第2の付勢部材を兼ねることも出来る。
図7(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態2に係る研磨工具1に用いられる各砥石10を拡大して示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。また、研磨工具1の全体構成は、図1(a)を参照して説明する。
図1(a)および図6(a)に示すように、本形態の研磨工具1も、実施の形態1と同様、砥石10と、この砥石10を保持するホルダ30とを有しており、ホルダ30は、マシニングセンター、ロボット、回転エアードリルなどといった研磨機の回転軸(図示せず)に連結されて軸線L周りに回転する。本形態において、砥石10からホルダ30に向けては軸状連結部20が延びており、軸状連結部20は、砥石10の上端面の中央位置から上方に一体に延びた丸棒状のシャンク21と、このシャンク21が挿入された円筒状のスライダ22とを備えている。ホルダ30において、スライダ22の外周面には軸線方向に延びた溝224が形成されている一方、パイプ状部材31には、軸線方向と直交する方向に段付きの貫通穴315が形成されており、溝224と貫通穴315に跨るように小径の鋼球61が装着されている。
図6(a)、(b)に示すように、保持穴310には、実施の形態1と同様、スライダ22と保持穴310の奥底との間に引っ張りコイルバネ50(第1の付勢部材)が配置されており、引っ張りコイルバネ50の一方端は、スライダ22の端部に形成されたバネ受け228に連結されている一方、引っ張りコイルバネ50の他方端は、保持穴310の奥底に位置するキャップ37に形成されたバネ受け378に連結されている。
本形態の研磨工具1では、さらに、図6(a)、(c)に示すように、保持穴310において、スライダ22と保持穴310の奥底との間には、引っ張りコイルバネ50と同軸状に圧縮コイルバネ70(第2の付勢部材)が配置されており、圧縮コイルバネ70の一方端は、スライダ22の端部に当接している一方、圧縮コイルバネ70の他方端は、保持穴310の奥底に位置するキャップ37に当接している。
従って、砥石10、シャンク21およびスライダ22は、引っ張りコイルバネ50の付勢力と、圧縮コイルバネ70の付勢力と、砥石10、シャンク21およびスライダ22の自重が釣り合った位置で停止している。このため、砥石10をホルダ30から離間する方向に移動させると、砥石10は、引っ張りコイルバネ50によってホルダ30側に向けて弾性をもって引っ張られている。また、砥石10をホルダ30に接近する方向に移動させると、砥石10は、圧縮コイルバネ70によってホルダ30から離間する方向に付勢される。
このように構成した研磨工具1は、実施の形態1と同様、引っ張りコイルバネ50を備えているので、図3〜図5を参照して説明したように、砥石10においてホルダ30側に位置する部分をワークの裏面側に弾性をもって当接させた状態で、ワークの裏面側に形成されたバリの除去、横穴と縦穴との交差部に形成されたバリの除去、およびワークW裏面側の凹凸面の研磨などを好適に行なうことができる。
また、本形態の研磨工具1は、砥石10に対する圧縮コイルバネ70を備えているので、1つの研磨工具1によって、ワークの表面側も容易かつ適正に研磨することができる。すなわち、例えば、図3(a)に示すような貫通穴W1をドリル加工により形成した際、ワークWの表面側において貫通穴W1の周りに盛り上がり部分が発生するので、砥石10においてホルダ30側とは反対側の端面(下端面12)で盛り上がり部分を研磨することができる。より具体的には、ワークWの表面側において、砥石10の下端面12を貫通穴W1の周囲に当接させてホルダ30を下方に移動させるとともに、研磨工具1を軸線周りに回転させる。この状態で、シャンク21は、ホルダ30の内側に引っ込む方向に変位する結果、圧縮コイルバネ70はシャンク21を下方に付勢することになり、砥石10は、ワークWの表面側に弾性をもって当接することになる。その際、スライダ22とホルダ30との間では、溝224内における小径の鋼球61により空回りが規制され、溝224の長さ範囲で位置が上方に移動する。次に、ワークWの被加工領域(貫通穴の周囲に)に沿って砥石10とワークWとの当接箇所を移動させてワークWを研磨していく。その際、ワークWに対する砥石10の軸線方向の位置については高い精度で制御しなくても、砥石10はワークWの裏面側に好適な状態で当接することになる。従って、砥石10が磨耗しても、砥石10は常にワークWの裏面側に適正に当接するので、手間のかかる調整を行なわなくても、ワークW裏面側の被加工領域を好適に研磨することができる。
なお、本例で説明する加工方法において、砥石10は、図2(a)〜(d)に示すいずれの構成であってもよいが、図7(a)〜(d)に示す構成であることが好ましい。すなわち、図7(a)に示す砥石10は、略円柱状であって、ホルダ30とは反対側に位置する下端面12は、外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面になっている。また、砥石10は、図7(b)に示すように、球状であってもよく、この場合も、ホルダ30とは反対側に位置する下端面12は外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面になっている。また、砥石10は、図7(c)に示すように、略円柱状であって、ホルダ30とは反対側に位置する下端面12が、外周側から中央に向けて盛り上がった円錐面になっているものを用いてもよい。さらに、砥石10は、図7(d)に示すように、略円柱状であって、ホルダ30とは反対側に位置する下端面12が軸線方向に対して直交する平坦面になっている構成であってもよい。
[砥石10の別の形態]
図8(a)、(b)は各々、本発明の参考例に係る研磨工具1に用いられる砥石10の説明図である。実施の形態1、2では、砥石10として、アルミナ長繊維や炭化ケイ素長繊維などの無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された塊状の無機長繊維強化樹脂体を用いたが、図8(a)、(b)に示すように、円板状の砥石保持体15に対して、アルミナ長繊維や炭化ケイ素長繊維などの無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された線状砥材16(線状の無機長繊維強化樹脂体)を複数、備えたブラシ状砥石を用いてもよい。これらのブラシ状砥石のうち、図8(a)に示すブラシ状砥石は、実施の形態1に使用される砥石10であり、砥石10においてシャンク21が延びている側(図1に示すホルダ30側に位置する部分)では、砥石保持体15からホルダ30側に向かって線状砥材16が延びている。また、図8(b)に示すブラシ状砥石は、実施の形態2に使用される砥石10であり、砥石保持体15からシャンク21が延びている側、およびシャンク21が延びている側とは反対側の双方に向かって線状砥材16が延びている。
このようなブラシ状砥石を用いると、線状砥材16の先端部をワークに押し当てた状態でワークと相対移動させた際、無機長繊維が刃先となってワークを切削するが、線状砥材16は湾曲することができるので、ワークに対する当たりが柔らかく、ワークを好適に研磨することができる。
なお、図8(a)、(b)に示す砥石10において、線状砥材16は砥材束となって離間した位置で砥石保持体15に保持されているが、線状砥材16が小分けされずに砥石保持体15に保持されている構成であってもよい。
かかる砥石10に用いる線状砥材16を得るには、塊状の無機長繊維強化樹脂体を製造する場合と同様、無機長繊維が軸線方向に延びるように、無機長繊維の繊維束を並べた後、熱硬化性樹脂を含浸、硬化させた後、所定寸法にカットすることにより製造される。なお、線状砥材16を製造する際、無機長繊維の繊維束同士に撚りを加えたものを用いてもよい。
[研磨工具1の別の形態]
上記実施の形態では、軸状連結部20がシャンク21とスライダ22とから構成されていたが、一体の軸状連結部により砥石10とホルダ30とを連結してもよい。また、上記実施の形態では、第1の付勢部材および第2の付勢部材として、引っ張りコイルバネ50および圧縮コイルバネ70を用いたが、かかるコイルバネに限らず、板バネ、エアシリンダ、ゴムなどを用いてもよい。
(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る研磨工具の全体構成を示す説明図、およびその要部断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態1に係る研磨工具に用いられる各砥石を拡大して示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る研磨工具を用いて、ワークの裏面側に発生したバリを除去するための加工方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る研磨工具を用いて、ワークに交差穴を形成した際に発生したバリを除去するための加工方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る研磨工具を用いて、ワークの裏面側に形成された凹凸面の表面を研磨する加工方法を示す説明図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1に係る研磨工具の全体構成を示す説明図、この研磨工具に用いた引っ張りコイルバネの説明図、および圧縮コイルバネの説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明の実施の形態2に係る研磨工具に用いられる各砥石を拡大して示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の参考例に係る研磨工具に用いられる砥石の説明図である。
符号の説明
1 研磨工具
10 砥石
11 砥石の上端面(砥石においてホルダ側に位置する部分)
12 砥石の下端面(砥石においてホルダとは反対側に位置する部分)
30 ホルダ
20 軸状連結部
21 シャンク
22 スライダ
310 保持穴
50 引っ張りコイルバネ(第1の付勢部材)
70 圧縮コイルバネ(第2の付勢部材)
W ワーク
W10 バリ

Claims (5)

  1. 砥石と、該砥石を保持するホルダとを有する研磨工具において、
    前記砥石は、少なくとも前記ホルダ側に位置する部分がワークを研磨可能な加工部になっており、
    前記ホルダは、前記砥石を当該ホルダの軸線方向の双方向に移動可能に支持するとともに、前記砥石を当該ホルダ側に向けて付勢する第1の付勢部材を備え
    前記砥石から前記ホルダ側に向けて軸状連結部が延びており、
    前記ホルダは、前記軸状連結部が挿入される保持穴が一方端で開口する筒部を備え、
    前記第1の付勢部材は、前記保持穴の内部において、一方端が前記軸状連結部の端部に連結され、他方端が前記保持穴の奥底部分に連結された引っ張りコイルバネであり、
    前記軸状連結部は、前記砥石から一体に延びた軸状のシャンクと、該シャンクを保持するスライダとを備え、
    当該スライダは、前記保持穴の内部において、前記軸線方向の双方向に移動可能に支持された状態で前記引っ張りコイルバネの一方端が端部に連結されており、
    前記砥石は、無機長繊維の集合体に樹脂が含浸された塊状の無機長繊維強化樹脂体からなり、
    前記砥石において前記ホルダ側に位置する部分は、外周側から中央に向けて盛り上がった湾曲面あるいは円錐面になっていることを特徴とする研磨工具。
  2. 前記無機長繊維は、アルミナ長繊維あるいは炭化ケイ素長繊維であることを特徴とする請求項1に記載の研磨工具。
  3. さらに、前記ホルダは、前記砥石を当該ホルダ側とは反対側に向けて付勢する第2の付勢部材を備え、
    前記砥石は、前記第1の付勢部材の付勢力と前記第2の付勢部材の付勢力とが釣り合った箇所に位置し、前記ホルダ側とは反対側に位置する部分がワークを研磨可能な加工部になっていることを特徴とする請求項1または2の何れか一項に記載の研磨工具。
  4. 前記第2の付勢部材は、前記保持穴内に前記第1の付勢部材と同軸状に配置されたコイルバネからなることを特徴とする請求項3に記載の研磨工具。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項に記載の研磨工具を用いた加工方法であって、
    前記砥石の前記ホルダ側に位置する部分をワークに当接させた状態で、ワークの被加工領域に沿って前記砥石とワークとの当接箇所を移動させて、ワークの裏面側に発生したバリの除去、ワークに形成された交差穴に発生したバリの加工、あるいはワーク裏面側の凹凸面の研磨を行なうことを特徴とする加工方法。
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