JP6059930B2 - 水晶振動素子 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば基準信号源やクロック信号源に用いられる水晶振動素子に関する。以下、水晶振動素子の一例として、音叉型屈曲水晶振動素子(以下「振動素子」と略称する。)について説明する。
図8は、関連技術1の振動素子を示す平面図である。以下、図8に基づき説明する。
本関連技術1の振動素子80は、基部81と、基部81から平行に伸びる一対の振動腕部82a,82bと、を備えている。振動腕部82a,82bには、それぞれ溝部83a,83bが形成されている。
溝部83a,83bを含む振動腕部82a,82bには、励振電極91a,91bが形成されている。基部81には、二つの電極パッド92a,92bが形成されている。電極パッド92a,92bは、互いに絶縁されるように、分離された状態で配置されている。振動腕部82aの側面及び振動腕部82bの溝部83bに形成された励振電極91aと、基部81に形成された電極パッド92aとは、同じ極性同士になるように配線及び接続されている。振動腕部82bの側面及び振動腕部82aの溝部83aに形成された励振電極91bと、基部81に形成された電極パッド92bとは、同じ極性同士になるように配線及び接続されている。
電極パッド92a,92bに交番電圧が印加されると、発生した電界により振動腕部82a,82bに伸縮が生じ、これにより振動素子80に所定の共振周波数の屈曲振動が生じる。
振動素子80は、例えば携帯電話などの電子機器において、同期信号源として用いられている。近年の電子機器の小型化に伴い、そこに使われる振動素子80にも小型化が求められている。振動素子80の小型化にあたっては、振動腕部82a,82b及び基部81の長さを短くする必要がある。基部81を短くすると、振動腕部82a,82bからの振動が、基部81内で十分に吸収されず、基部81の固定部分を介して、外部のパッケージなどに漏れてしまう問題(以下「振動漏れ」という。)が発生する。この振動漏れは、振動エネルギの損失となるため、振動素子80に重要な特性値であるCI(Crystal Impedance)を劣化すなわち増加させる要因となる。
この振動漏れを抑制する構造として、基部81に切り込み部84a,84bを設ける技術が特許文献1、2に開示されている。基部81に切り込み部84a,84bを入れることにより、比較的振動変位が大きくなっている基部81の振動腕部82a,82b側と、パッケージに固定される基部81の電極パッド92a,92b側とを分離できるので、振動漏れを抑制することができる。なお、切り込み部84a,84bの形状は、振動腕部82a,82bの延設方向に垂直かつ基部81の外縁から内側へ延びる矩形状である。
特開昭59−183520号公報 特開2002−261575号公報 特開2011−151567号公報
しかしながら、関連技術1には、次のような問題があった。図9は、図8の振動素子の一部を拡大して示す平面図である。以下、図8及び図9に基づき説明する。
切り込み部84a,84bは基部81の外縁から内側へ延びる矩形状であるため、基部81に切り込み部84a,84bを入れると、基部81に矩形状の最小幅部分85が形成される。そのため、振動素子80の落下などの衝撃に対して、最小幅部分85に応力が集中することにより、最小幅部分85で損傷するおそれがある。すなわち、切り込み部84aの矩形の頂点861,862に応力が集中しやすいため、頂点861,862にクラック871,872が入りやすいのである。
そこで、本発明の目的は、振動もれを抑制しつつ耐衝撃性を向上し得る振動素子を提供することにある。
本発明に係る振動素子は、
基部と、この基部から延設された振動部と、を備えた振動素子において、
前記基部と前記振動部とを含む平面内での前記振動部の延設方向に垂直な方向の、前記基部の長さを基部幅としたとき、
この基部幅は、前記振動部から遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くな
前記基部は、前記基部幅を挟むことにより当該基部幅を定める二つの曲線状の側辺を有し
前記曲線状の側辺は全体の曲率が等しい円弧状の側辺である、
ことを特徴とする。
本発明によれば、基部幅が振動部から遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くなることにより、このくびれ部分で振動もれを抑制できるとともに、基部に矩形状の最小幅部分が形成されないことにより、基部の特定の部分での応力集中を回避できるので、耐衝撃性を向上できる。
実施形態1の振動素子を示す平面図である。 図1、図5、図6及び図7におけるII−II線縦断面図である。 実施形態1の振動素子を素子搭載部材に実装した状態を示す概略断面図である。 実施形態1の振動素子の寸法例を示す平面図である。 実施形態2の振動素子を示す平面図である。 実施形態3の振動素子を示す平面図である。 実施形態4の振動素子を示す平面図である。 関連技術1の振動素子を示す平面図である。 関連技術1の振動素子の一部を拡大して示す平面図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という。)について説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については同一の符号を用いる。図面に描かれた形状は、当業者が理解しやすいように描かれているため、実際の寸法及び比率とは必ずしも一致していない。
図1は、実施形態1の振動素子の平面図である。図2は、図1におけるII−II線縦断面図である。図3は、図1の振動素子を素子搭載部材に実装した状態を示す概略断面図である。以下、図1乃至図3に基づき説明する。
本実施形態1の振動素子10は、基部11と、基部11から同一方向へ延設された振動腕部12a,12bと、を備えている。ここで、基部11と振動腕部12a,12bとを含む平面内での振動腕部12a,12bの延設方向100に垂直な方向の、基部11の長さを基部幅110とする。このとき、基部幅110は、振動腕部12a,12bから遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くなる。
つまり、基部11は、基部幅110を挟むことにより基部幅110を定める二つの曲線状の側辺14a,14bを有する。本実施形態1における側辺14a,14bは、円弧状である。詳しく言えば、側辺14a,14bは基部11の外縁から内側へ凹となる円弧状であり、側辺14aと側辺14bとが向かい合うことにより基部11に曲線状のくびれ部分115が形成される。換言すると、側辺14a,14bは、基部11の内側に凹となるように向かい合っている。
側辺14a,14bの形状は、円弧状に限らず、楕円弧状、二次曲線状など曲線状であればどのような形状でもよく、換言すると、基部幅110が振動腕部12a,12bから遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くなる形状であればどのようなものでもよい。側辺14a,14bにおいて、曲線の曲率は一定でなくてもよく、位置に応じて連続的に変化してもよい。基部幅110が最小となる位置は、図1において、基部11の中央に限らず、その中央より上でも下でもよい。なお、振動腕部12a,12bは、特許請求の範囲に記載の「振動部」の一例である。
基部11は、二つの側辺14a,14bと、振動腕部12a,12bが延設された上辺111と、上辺111に対向する下辺112とを有する四辺形であり、この四辺形の四つの頂点113a,113b,114a,114bが丸みを帯びている。丸みを帯びていることの具体例としては、円弧状、楕円弧状、二次曲線状などの曲線状になっていることが挙げられる。図1の仮想線の円内に円弧状の頂点113aを拡大して示すが、他の頂点113b,114a,114bも同様である。なお、上辺111及び下辺112における「上下」は、図面上での上下を示す。
電極パッド22a,22bは、導電性接着剤31を介して、素子搭載部材32側の電極パッド33に固定されると同時に電気的に接続される。電極パッド22a,22bに交番電圧が印加されると、発生した電界により振動腕部12a,12bに伸縮が生じ、これにより振動素子10に所定の共振周波数の屈曲振動が生じる。
次に、振動素子10の構成について更に詳しく説明する。
振動素子10は、水晶振動片15と、水晶振動片15に設けられた励振電極21a,21b、電極パッド22a,22b及び周波数調整用金属膜23a,23bとから、主に構成されている。
水晶振動片15は、音叉形状となっており、基部11と、基部11から延設された二本一対の振動腕部12a,12bとにより概略構成される。水晶振動片15は、基部11と振動腕部12a,12bとが一体となって音叉形状をなしており、例えば耐食膜の成膜技術、フォトリソグラフィ技術、フッ酸による化学エッチング技術により製造される。
振動腕部12a,12bの延設方向100には、それぞれ溝部13a,13bが設けられている。それらの溝部13a,13bは、例えば、振動腕部12aの表裏面に二本ずつ及び振動腕部12bの表裏面に二本ずつ、基部11との境界部分から振動腕部12a,12bの先端に向って、振動腕部12a,12bの延設方向100と平行に所定の長さで設けられる。なお、溝部13a,13bは、振動腕部12aの表裏面に一本ずつ及び振動腕部12bの表裏面に一本ずつ設けてもよいし、振動腕部12a,12bの表裏面のどちらか一方にのみ設けてもよい。
振動腕部12a,12bには、水晶を挟んで対向する平面同士に同極となる励振電極21a,21bが設けられている。励振電極21aは、振動腕部12aの両側面及び振動腕部12bの表裏面の溝部13bに設けられている。励振電極21bは、振動腕部12bの両側面及び振動腕部12aの表裏面の溝部13aに設けられている。詳しく言えば、溝部13bに設けられた励振電極21aは、振動腕部12bの表裏面において、それぞれの二つの溝部13bの内側及び当該二つの溝部13bの間に設けられている。同様に、溝部13aに設けられた励振電極21bは、振動腕部12aの表裏面において、それぞれの二つの溝部13aの内側及び当該二つの溝部13aの間に設けられている。
基部11には、電極パッド22a,22bが設けられる。基部11及び振動腕部12a,12bにおいて、励振電極21a、電極パッド22a及び周波数調整用金属膜23aは互いに電気的に導通し、励振電極21b、電極パッド22b及び周波数調整用金属膜23bも互いに電気的に導通している。
これら励振電極21a,21b、電極パッド22a,22b及び周波数調整用金属膜23a,23bは、例えば成膜技術、フォトリソグラフィ技術、エッチング技術により形成され、例えばチタン層の上にパラジウム層又は金層が設けられた積層構造となっている。
振動素子10は、電極パッド22a,22b及び導電性接着剤31を介して、素子搭載部材32側の電極パッド33に固定されると同時に電気的に接続される。
音叉型の水晶振動片15を振動させる場合、電極パッド22a,22bに交番電圧を印加する。印加後のある電気的状態を瞬間的に捉えると、振動腕部12aの表裏面の溝部13aに設けられた励振電極21bはプラス電位となり、振動腕部12aの両側面に設けられた励振電極21aはマイナス電位となり、プラスからマイナスに電界が生じる。このとき、振動腕部12bの表裏面の溝部13bに設けられた励振電極21aはマイナス電位となり、振動腕部12bの両側面に設けられた励振電極21bはプラス電位となり、振動腕部12aに生じた極性とは反対の極性となり、プラスからマイナスに電界が生じる。この交番電圧で生じた電界によって、振動腕部12a,12bに伸縮現象が生じ、振動腕部12a,12bに所定の共振周波数の屈曲振動モードが得られる。
次に、振動素子10の作用及び効果について説明する。
(1)本実施形態1では、関連技術1と異なり、基部11に矩形状の最小幅部分が形成されないため、基部11の特定の部分での応力集中を回避できるので、耐衝撃性を向上できる。換言すると、破損の起点となる角張った切り込みが基部11にないため、耐衝撃性に優れる。
(2)本実施形態1によれば、基部幅110が振動腕部12a,12bから遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くなることにより、この曲線状のくびれ部分115で振動もれを抑制できる。また、基部11の側辺14a,14bを曲線状にくびらせることにより、比較的振動変位が大きくなっている基部11の振動腕部12a,12b側と、素子搭載部材32に固定される基部11の電極パッド22a,22b側とを分離できるので、振動漏れを抑制することができる。
(3)側辺14a,14bが円弧状である場合は、当然ながら側辺14a,14bのどこでも曲率が等しいので、基部11の特定の部分での応力集中をより回避でき、耐衝撃性をより向上できる。
(4)円弧状の側辺14a,14bと直線状の上辺111及び下辺112とのなす角度は、鋭角となる。すなわち、基部11の頂点113a,113b,114a,114bは、そのままでは鋭角となるため、何かが衝突すると破損しやすくなる。この場合、基部11の頂点113a,113b,114a,114bが丸みを帯びていれば、頂点113a,113b,114a,114bでの破損を防止できる。
図4は、実施形態1の振動素子の寸法例を示す平面図である。以下、図1及び図4に基づき、振動素子10の寸法例について説明する。
振動素子10は、例えば32.768kHzで共振するように設計され、全長が約1.17mm程度と小型化に対応している。振動素子10の厚みは、使用する水晶ウェハの厚みと同程度であり、例えば0.lmmとなっている。ここでは、振動素子10の長手方向を「長さ」、短手方向を「幅」とする。図面において左右対称な部分は、右又は左の一方のみについて説明する。
振動腕部12aの幅中心と振動腕部12bの幅中心との距離41は0.2162mm、振動腕部12bの長さ42は0.96lmmに形成され、振動腕部12bの幅43は0.0486mmである。基部11の上辺111及び下辺112の幅44は0.347mm、基部11の長さ45は0.208mmである。側辺14aは円弧状であり、基部11の下辺112から円弧の中心までの延設方向100の距離46は0.104mm、弧の半径47は0.195mmである。なお、これらの寸法は、あくまで一例であり、設計上適切な値を選べばよい。
この寸法例における振動素子10を試作したところ、共振周波数は40kHz、CIは62kΩであった。また、その共振周波数の温度依存性は上に凸の2次曲線(横軸が温度、縦軸が共振周波数)となり、その頂点温度は30℃であった。これに対し、側辺を真っ直ぐにした従来の基部形状の振動素子ではCIが90kΩであったので、本実施形態1の振動素子10による振動漏れ抑制の効果を確認できた。
図5は、実施形態2の振動素子の平面図である。図2は、図5におけるII−II線縦断面図である。以下、図2及び図5に基づき説明する。
本実施形態2の振動素子50は、突起部51とスリット52とを備えた点で、実施形態2と異なる。突起部51は、二本一対の振動腕部12a,12bの中間にあって、振動腕部12a,12bに沿って基部11から延設されている。また、突起部51は、幅が先端から基端へ進むに従い広くなるように、全体として二等辺三角形状に設けられる。突起部51の先端には、延設方向に沿ってスリット52が設けられている。突起部51は水晶振動片15の一部であり、スリット52は突起部51の厚み方向に水晶振動片15を貫通している。なお、突起部51の幅とは、振動腕部12a,12bの延設方向100に垂直な方向における突起部51の長さである。
本実施形態2では、スパッタ技術及びフォトリソグラフィ技術を用いたリフトオフ法によって、振動腕部12a,12bの側面に励振電極21a,21bを形成する。このとき、スリット52は、振動腕部12aの側面の励振電極21aと振動腕部12bの側面の励振電極21bとを切り離す役割を果たす(特許文献3参照)。
本実施形態2の他の構成は、実施形態1と同様である。本実施形態2のような構成でも、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
図6は、実施形態3の振動素子の平面図である。図2は、図6におけるII−II線縦断面図である。以下、図2及び図6に基づき、比較用として図1及び図3も用いつつ説明する。
本実施形態3の振動素子60は、実施形態1の構成に加え、支持部61a,61bを更に備えている。支持部61a,61bは、水晶振動片15の一部であり、基部11から振動腕部12a,12bの延設方向100と反対の方向に延設されるとともに、素子搭載部材32(図3参照)に固定される。支持部61a,61bには、それぞれ電極パッド62a,62bが設けられている。更に、支持部61a,61bは、それぞれ振動素子60の外側の方向600a,600bへ大きく延びている。
前述したように、図1及び図3に示す実施形態1では、基部11の側辺14a,14bを曲線状にくびらせることにより、比較的振動変位が大きくなっている基部11の振動腕部12a,12b側と、素子搭載部材32に固定される基部11の電極パッド22a,22b側とを分離できるので、振動漏れを抑制することができる。しかし、導電性接着剤31を塗布する際のばらつきなどに起因して、導電性接着剤31が基部11の振動腕部12a,12b側に達すると、そこでの自由な振動が妨げられるため、振動漏れが発生してCIが増大する。
これに対し、本実施形態3では、素子搭載部材に固定される支持部61a,61bが基部11の外側に設けられているので、基部11に導電性接着剤を塗布する必要がない。したがって、本実施形態3の振動素子60によれば、導電性接着剤に起因する振動漏れを抑制できるので、よりCIを低減できる。しかも、振動素子60によれば、素子搭載部材との接着面積が増加するため、耐衝撃性をより向上できる。
本実施形態3の他の構成は、実施形態1と同様である。本実施形態3のような構成にしても、実施形態1と同様の作用及び効果を奏する。
図7は、実施形態4の振動素子の平面図である。図2は、図7におけるII−II線縦断面図である。以下、図2及び図7に基づき、比較用として図1及び図3も用いつつ説明する。
本実施形態4の振動素子70は、実施形態3の構成に加え、支持腕部71を更に備えている。支持腕部71は、水晶振動片15の一部であり、支持部61aから振動腕部12a,12bの延設方向100に延設され、素子搭載部材32(図3参照)に固定される。支持腕部71には、電極パッド72が設けられている。なお、電極パッド72は、電極パッド62a,62bがあるので、省略してもよい。支持腕部71は、支持部61aに設けられているので支持部61a,61bと合わせてL字形となっているが、支持部61bにも設けて支持部61a,61bと合わせてU字形としてもよい。
図1及び図3に示す実施形態1では、振動腕部12a,12bの先端が宙に浮いている状態で実装される。そのため、外部から衝撃が加わった場合、振動腕部12a,12bの先端に加わる力は、基部11での導電性接着剤31を剥がす方向に作用する。この点は本実施形態4も同様である。
これに対し、本実施形態4の振動素子70によれば、支持腕部71を設けたことにより、素子搭載部材との接着面積が更に増加するとともに、振動腕部12a,12bの先端に加わる力を支持腕部71へ分散できるので、耐衝撃性を更に向上できる。
本実施形態4の他の構成は、実施形態1、3と同様である。本実施形態4のような構成にしても、実施形態1、3と同様の作用及び効果を奏する。
以上、上記各実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細については、当業者が理解し得るさまざまな変更を加えることができる。また、本発明には、上記各実施形態の構成の一部又は全部を相互に適宜組み合わせたものも含まれる。
本発明は、前述の音叉型振動素子の他にも、例えば輪郭すべり振動素子などの水晶振動素子に利用可能である。
10 振動素子
100 延設方向
11 基部
110 基部幅
111 上辺
112 下辺
113a,113b,114a,114b 頂点
115 くびれ部分
12a,12b 振動腕部
13a,13b 溝部
14a,14b 側辺
15 水晶振動片
21a,21b 励振電極
22a,22b 電極パッド
23a,23b 周波数調整用金属膜
31 導電性接着剤
32 素子搭載部材
33 電極パッド
41,46 距離
42,45 長さ
43,44 幅
47 半径
50 振動素子
51 突起部
52 スリット
60 振動素子
61a,61b 支持部
62a,62b 電極パッド
600a,600b 方向
70 振動素子
71 支持腕部
72 電極パッド
80 振動素子
81 基部
82a,82b 振動腕部
83a,83b 溝部
84a,84b 切り込み部
85 最小幅部分
861,862 頂点
871,872 クラック
91a,91b 励振電極
92a,92b 電極パッド

Claims (4)

  1. 基部と、この基部から延設された振動部と、を備えた水晶振動素子において、
    前記基部と前記振動部とを含む平面内での前記振動部の延設方向に垂直な方向の、前記基部の長さを基部幅としたとき、
    この基部幅は、前記振動部から遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くな
    前記基部は、前記基部幅を挟むことにより当該基部幅を定める二つの曲線状の側辺を有し
    前記曲線状の側辺は全体の曲率が等しい円弧状の側辺である、
    ことを特徴とする水晶振動素子。
  2. 基部と、この基部から延設された振動部と、を備えた水晶振動素子において、
    前記基部と前記振動部とを含む平面内での前記振動部の延設方向に垂直な方向の、前記基部の長さを基部幅としたとき、
    この基部幅は、前記振動部から遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くなり
    前記基部は、前記基部幅を挟むことにより当該基部幅を定める二つの円弧状の側辺と、前記振動部が延設された上辺と、この上辺に対向する下辺とを有する四辺形であり、この四辺形の四つの頂点が丸みを帯びている、
    ことを特徴とする水晶振動素子。
  3. 基部と、この基部から延設された振動部と、を備えた水晶振動素子において、
    前記基部と前記振動部とを含む平面内での前記振動部の延設方向に垂直な方向の、前記基部の長さを基部幅としたとき、
    この基部幅は、前記振動部から遠ざかるにつれて滑らかに狭くなり中途から滑らかに広くなり、
    前記基部は、前記基部幅を挟むことにより当該基部幅を定める二つの円弧状の側辺と、前記振動部が延設された上辺と、この上辺に対向する下辺とを有する四辺形であり、この四辺形の四つの頂点のうち前記上辺を挟む二つの頂点が丸みを帯びており、
    前記基部から前記振動部の延設方向と反対の方向に延設されるとともに素子搭載部材に固定される支持部を更に備えた、
    ことを特徴とする水晶振動素子。
  4. 前記支持部から前記振動部の延設方向に延設され、前記素子搭載部材に固定される支持腕部を更に備えた、
    請求項記載の水晶振動素子。
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