JP6058384B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体と、当該容器本体に着脱可能に取り付けられ容器本体の開口部を開閉する蓋材を備えた容器に関する。
粘性を有する調味料、あるいは惣菜や調理食材など、食品や食材を収容する容器として、用途に応じて各種形状のプラスチック容器が利用されている。これらプラスチック容器において、蓋材の周縁を弾性変形することで、容器本体の上面開口部の外周部に係脱し、上面開口部を開閉する構成が採られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
これら特許文献1〜3に記載の従来の容器では、容器本体の外周部に係脱可能に係合して上面開口部を閉塞する係合部を有した蓋材を備えている。蓋材の係合部は、蓋材の最外周縁に設けられ容器本体の外周縁に係脱する係脱面部と、当該係脱面部に連続するとともに蓋材の天面部分に連続して設けられ、容器本体の開口部の外周縁の上面に面で当接する当接面部とから構成されている。
特開平9−255067号公報 特開2004−67140号公報 特開2011−68396号公報
しかしながら、上記特許文献1〜3に記載のような容器では、蓋材に外力が作用した際、例えば図1に示すように、蓋材Mの外周縁M1が外方に広がるように変形し、外周縁M1などに割れが生じたり、外周縁M1が伸びで容器本体Nと係脱できなくなったりするなどの損傷を生じるおそれがある。
本発明の目的は、外力を吸収しても損傷を抑制できる容器を提供することにある。
本発明の蓋材は、鉛直方向の上面に開口部を有した容器本体と、前記容器本体に着脱可能に取り付けられ前記開口部を開閉する蓋材とを備え、前記蓋材は、前記容器本体の開口部の外周側に外方から係脱可能な係脱部と、前記開口部の開口縁に鉛直方向で間隙を介して対向する段差部とを備え、前記容器本体は、前記開口部の外周側に外方に向けて延出して設けられ前記蓋材の外周縁が当接する当接面を備え、前記当接面は、前記間隙の距離をA、前記蓋材の段差部から外周縁までの距離をB、前記当接面の基端部と前記係脱部との間の距離をC、前記当接面と当該当接面に対向する前記蓋材の外周縁との間の距離をDとしたとき、前記開口部の外周側側面から{(B−(B−A+D)1/2+C}の距離より長い距離で延出され、かつ距離B>距離A≧距離Dであることを特徴とする。
ここで、当接面が開口部の外周側側面から延出する長さが、{(B−(B−A+D)1/2+C}の距離以下となると、外力が作用して蓋材の段差部が容器本体の開口部の開口縁に当接した際に、例えば図1に示すように、蓋材の外周縁が当接面の先端から外側へ外れてより広げられる状態となり、蓋材に割れや伸びなどの損傷を生じてしまうためである。
また、距離A<距離Dでは、外力が作用し、段差部が容器本体の開口部の開口縁に当接した際に、係脱部の外周縁が当接面に当接せず、係脱部の外周縁と当接面との当接による外力の吸収が得られなくなるためである。
この発明では、蓋材の外周縁が当接する容器本体の当接面を、所定の寸法に形成するので、外力が蓋材に作用した際、蓋材の段差部が開口縁に当接するとともに、蓋材の外周縁が当接面から脱落することなく当接面に当接する状態となる。
このため、容器本体と蓋材とが当接する2カ所で外力を吸収でき、外力により蓋材の外周縁が広がって割れや伸びなどの損傷が生じることを防止できる。したがって、損傷により蓋材が容器本体に取り付けできなくなる不都合を防止できる。
そして、本発明では、距離A>距離Dである構成とすることが好ましい。
この発明では、蓋材の段差部が開口部の開口縁に当接する前に蓋材の外周縁が当接面に当接する状態となる。
このため、蓋材の外周縁が当接面に当接する状態から蓋材の段差部が開口部の開口縁に当接するまで、蓋材の外周縁が外側に広がるように弾性変形して外力を吸収でき、蓋材の損傷を防止できる。
さらに、本発明では、前記間隙の距離Aは、以下の式(1)の条件である構成とすることが好ましい。
{(B+D)−A}/B>31/2/2 …(1)
この発明では、間隙の距離Aを式(1)となる条件に形成することで、段差部が開口縁に当接した状態で蓋材の外周縁が外方に広がった際の角度が30°より小さくなる状態となる。
このため、蓋材の段差部が容器本体の開口縁に当接した際、蓋材の外周縁が外側に大きく広がらず、蓋材の損傷をより防止できる。
ここで、間隙の距離Aが式(1)を満足しないと、外力が作用した際に蓋材の外周縁が大きく外方に広がる状態となり、損傷するおそれがあるためである。
そして、本発明では、前記容器本体は、前記蓋材の外周縁が対向する当接面の位置より外周側に、鉛直方向の上方に向けて突設された突部を備えている構成とすることが好ましい。
この発明では、当接面に蓋材の外周縁が対向する位置より外周側に、鉛直方向の上方に向けて突部を突設することで、外力が蓋材に作用し蓋材の外周縁が外方へ開くように変形した際に、突部に蓋材の外周縁が当接する。
このため、蓋材の外周縁が当接面から外れることをより確実に防止でき、蓋材の外周縁が広がって割れや伸びなどの損傷が生じることをより防止できる。
また、本発明では、前記当接面と、当該当接面に対向する前記蓋材の外周縁とのうちの少なくともいずれか一方は、粗面に形成されている構成とすることが好ましい。
この発明では、当接面と、当該当接面に対向する蓋材の外周縁とのうちの少なくともいずれか一方を粗面とすることで、外力が蓋材に作用した際、当接面と当該当接面に当接する蓋材の外周縁との摩擦が増大する。
このため、蓋材の外周縁が外方へ開くように変形することが抑制され、蓋材の外周縁が広がって割れや伸びなどの損傷が生じることをより防止できる。
そして、本発明では、樹脂原料の射出成形により形成された構成とすることが好ましい。
この発明では、係脱部の係脱に寸法精度が要求される場合でも射出成形により精度よく成形できることから、外力により損傷せず、かつ寸法精度が要求される係脱部の係合が外れるなどの不都合を防止でき、良好な係脱が得られる。
また、本発明では、マーガリン用として構成することが好ましい。
この発明では、マーガリンは外部環境により液状化または固形化するので、マーガリンが漏れ出ることを防止するための寸法精度が必要で、かつ内容物のマーガリンを利用する毎に開口部の開閉動作が実施され、繰り返される開閉動作毎に押圧力が良好に係脱部に作用して良好な開閉感を提供する必要があり、誤って落下して外力が作用しても損傷しない構成が必要である点で、特に有効である。
本発明を説明するための前提となる技術における容器を示す一部を切り欠いた断面図。 本発明の容器に係る一実施形態を示す分解斜視図。 図2中I−Iにおける一部を切り欠いた断面図。 図2中IV−IVにおける一部を切り欠いた断面図。 本発明の容器に係る他の実施形態を示す一部を切り欠いた断面図。 本発明の容器に係るさらに他の実施形態を示す一部を切り欠いた断面図。 本発明の容器に係るさらに他の実施形態を示す一部を切り欠いた断面図。 本発明の容器に係るさらに他の実施形態を示す一部を切り欠いた断面図。
以下、本発明の容器に係る一実施形態について図面を参照して説明する。
[容器の構成]
図2〜4に示すように、1は容器で、容器1は、例えばマーガリンなどの粘性を有する食材を収容する容器である。この容器1は、鉛直方向の上面に開口部21を有した容器本体2と、当該容器本体2に着脱可能に取り付けられ開口部21を開閉する蓋材3とを具備している。
容器本体2は、略長方形で四隅が円弧状の図示しない底板部と、当該底板部の外周縁に鉛直方向の上方に向けて拡径するように屈曲形成された側板部23と、当該側板部23の上端縁に外方に向けて鍔状に屈曲形成された鍔部24と、当該鍔部24の外周縁に上方に向けて屈曲形成された立壁部25と、鍔部24の外周縁から外方に向けてさらに延設された上面に当接面26Aを有した当接部26とを備え、立壁部25の上端縁にて開口部21が開口形成されている。
立壁部25は、上方に向けて次第に厚み寸法が薄くなるようにテーパー状に形成されている。また、立壁部25の外周面には、四隅に位置して外方に突出する係止爪部27が設けられている。
なお、当接部26は、詳細は後述するが、容器本体2の開口部21の外周側側面、すなわち立壁部25の基端から外周側へ所定の突出長さに形成されている。
そして、容器本体2は、例えばポリエチレンやポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ乳酸などの樹脂原料により、射出成形にて形成される。
容器本体2は、開口部21の長手方向の寸法が120mm以上150mm以下、短手方向の寸法が90mm以上120mm以下、開口部21の長手方向寸法/短手方向寸法=1.2以上1.4以下で、容器本体2の高さ寸法は、25mm以上55mm以下で形成されている。
蓋材3は、容器本体2の開口部21の外周側に外周方向から係脱可能な係脱部31と、容器本体2の開口部21を覆う天面部32と、係脱部31および天面部32の間に設けられた段差部33とを備えている。
係脱部31は、鉛直方向に略沿った平面を有し、容器本体2の開口部21より外周側となる立壁部25に重なるように取り付けられる側壁部31Aと、当該側壁部31Aの内面側に突設され、容器本体2の係止爪部27に係脱し取り付けられる係合爪部31Bとを備えている。
天面部32は、略長方形で四隅が円弧状の天板部32Aと、当該天板部32Aの周縁が下方に向けて屈曲形成された側面部32Bを有し、下方に開口するドーム状に形成されている。
側面部32Bは、平面が鉛直方向に略沿うように形成されるが、型抜きテーパーなどの製造性の点で、水平面に対してなす角θが好ましくは85°以上95°未満となるように設計されている。
段差部33は、係脱部31の側壁部31Aの上端から内方に折曲形成されて水平面に略沿った平面を有して形成されている。段差部33の内周縁は、天面部32の側面部32Bの下端縁に連続して形成されている。
ここで、図3に示すように、蓋材3の段差部33と容器本体の立壁部25の先端との間隙の距離をA、蓋材3の段差部33から外周縁となる側壁部31Aの下端縁までの距離をB、当接面26Aの基端部と係脱部31の下端縁との間の距離をC、当接面26Aと当該当接面26Aに対向する係脱部31の下端縁と間の距離をD、容器本体2の当接部26が突出する距離、すなわち、開口部21の外周側側面である立壁部25の基端外周面から当接面26Aの最外周縁までの距離をXとすると、容器1は、距離B>距離A≧距離Dであって、以下の式(2)に示す関係に形成されている。
X>{(B−(B−A+D)1/2+C} …(2)
また、蓋材3は、係脱部31の係合爪部31Bが容器本体2の係止爪部27に係合して取り付けられた際、蓋材3の外周縁となる側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接した状態となっている。
すなわち、距離Dが0となる条件である。
また、距離D≦距離Aとなる条件で、容器1が形成されている。
ここで、距離D>距離Aでは、外力が作用し、段差部33が立壁部25に当接した際に、係脱部31の側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接せず、係脱部31の外周縁と当接部26との当接による外力の吸収が得られなくなるためである。
また、X≦{(B−(B−A+D)1/2+C}では、外力が作用して蓋材3の段差部33が容器本体2の立壁部25に当接した際、例えば図1に示すように、蓋材3の係脱部31が当接面26Aの先端から外側へ外れてより広げられる状態となり、蓋材3に割れや伸びなどの損傷を生じてしまうためである。
特に、当接面26A、係脱部31、立壁部25の関係は、{(B+D)−A}/B>31/2/2となることが好ましい。
すなわち、段差部33が立壁部25に当接した状態で蓋材3の側壁部31Aの下端が外方に広がった際の角度が30°より小さくなる状態とすることが好ましい。
このことにより、側壁部31Aの下端が外方へ大きく広がることによる損傷を生じず、外力を良好に吸収できる。
[容器の変形状況]
次に、上記容器に外力が作用した状況について説明する。
例えば、容器が落下するなどにより、蓋材3に外力が作用した際、まず蓋材3の側壁部31Aの下端が容器本体2の当接面26Aに押し付けられる状態となり、側壁部31Aの下端と当接面26Aとの間の摩擦力が増大する。この摩擦力により、外力の一部を吸収する。
そして、さらなる外力により、図3に示す実線で示す状態から二点鎖線で示す状態に、側壁部31Aの下端が外方へ広がるように弾性変形するとともに、蓋材3の段差部33が容器本体2の立壁部25に当接する。
この図3の二点鎖線で示す状態で、容器本体2と蓋材3とが当接する2点で外力を分散して吸収するとともに、側壁部31Aの下端が外方へ広がるような弾性変形により外力を吸収でき、蓋材3が割れるなどの損傷を防止できる。さらに、側壁部31Aの下端は、この図3の二点鎖線で示す状態からさらに外部に広がる弾性変形は生じないので、係脱部31が広がりすぎて割れが生じたり、伸びてしまう塑性変形が生じたりするなどの損傷を防止できる。
一方、蓋材3を容器本体2に係合させて開口部21を閉塞する通常動作の場合、容器本体2の立壁部25の外周側に蓋材3の係脱部31を嵌め合わせる。そして、係脱部31の係合爪部31Bが容器本体2の係止爪部27に乗り上げる状態となる。この状態で、利用者が蓋材3に押圧力を作用させると、係合爪部31Bが係止爪部27を乗り越えるとともに、側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接し、良好な取付感を提供して蓋材3が容器本体2に取り付けられる。
特に、収容するマーガリンは、外部環境により液状化または固形化するので、マーガリンが漏れ出ることを防止するための寸法精度が必要で、かつ内容物のマーガリンを利用する毎に開口部21の開閉動作が実施され、繰り返される開閉動作毎に押圧力が良好に係脱部31に作用して良好な開閉感を提供する必要があることから、射出成形した容器1により、良好な寸法精度が得られ、内容物の適切な収容と、蓋材3の良好な開閉が得られる。さらに、射出成形により、誤って落下して外力が作用しても損傷しない材料を選定することが容易にできる。
そして、上記実施形態では、距離B>距離A≧距離Dで、かつ当接面26Aが開口部21の外周側側面から延出する長さを、{(B−(B−A+D)1/2+C}の距離より長い距離としている。
このため、外力が蓋材3に作用した際、蓋材3の段差部33が開口縁である立壁部25に当接するとともに、蓋材3の側壁部31Aの下端が当接面26Aから脱落することなく当接面26Aに当接する状態となる。
このため、容器本体2と蓋材3とが当接する2カ所で外力を吸収でき、外力により蓋材3の外周縁が広がって割れや伸びなどの損傷が生じることを防止できる。したがって、損傷により蓋材3が容器本体2に取り付けできなくなる不都合を防止できる。
特に、上記実施形態では、距離B>距離A>距離Dとしている。
このため、蓋材3の側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接する状態から蓋材3の段差部33が立壁部25に当接するまで、蓋材3の外周縁が外側に広がるように弾性変形して外力を吸収でき、蓋材3の損傷を防止できる。
また、上記実施形態では、蓋材3が容器本体2に取り付けられた状態で、距離Dが0、すなわち蓋材3の外周縁が当接面26Aに当接する状態としている。
このため、蓋材3を容器本体2に取り付けた際、係合爪部31Bが係止爪部27を乗り越えるとともに、蓋材3の側壁部31Aの下端と当接面26Aとの当接による取付感が得られ、蓋材3の良好な取付感を提供できる。
さらに、上記実施形態では、{(B+D)−A}/B>31/2/2の条件で設計されている。
このため、段差部33が立壁部25に当接した状態で蓋材3の側壁部31Aの下端が外方に広がった際、外側に広がる角度が30°より小さくなる状態となる。したがって、蓋材3の段差部33が容器本体2の立壁部25に当接した際、蓋材3の側壁部31Aの下端が外側に大きく広がらず、蓋材3の損傷をより防止できる。
[変形例]
なお、以上説明した態様は、本発明の一態様を示したものであって、本発明は、前記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の構成を備え、目的および効果を達成できる範囲内での変形や改良が、本発明の内容に含まれるものであることはいうまでもない。
具体的には、上記実施形態では、マーガリンを収容する容器を例示したが、バター、ショートニング、生クリーム、カスタードクリーム、各種ジャム、チーズなどの食材の他、アイスクリームや惣菜、弁当などの食品、化粧品、接着剤や充填剤、グリースなどの工業品、ビーズやクリップなどの玩具や文具など、各種物品の収容に利用できる。
そして、使用する樹脂原料は、収容する物品、加熱や冷凍などの用途などに応じて設定される。
また、蓋材3は、射出成形品に限られるものではなく、例えば惣菜やお弁当など1回で使い捨てされる容器など、寸法精度が比較的に要求されない用途の場合、シート成形など、他の成形方法で成形したものでもよい。
そして、段差部33としては、例えば、蓋材3の内面のみ設け、蓋材3の天面部32の側面部32Bの外面から係脱部31の側壁部31Aの外面に渡って段差とならずに一連に設けてもよい。
さらに、蓋材3は、用途や意匠性などを考慮して、適宜凹凸形状を設けてもよい。
また、蓋材3の係脱部31として、容器本体2の係止爪部27に係脱する係合爪部31Bを側壁部31Aに設けた構成に限らず、例えば、係合爪部31Bを設けず、側壁部31Aの外周縁が容器本体2の立壁部25の外周面に擦り合わさって保持される構成としたり、容器本体2の係止爪部27や外周縁に側壁部31Aの下端縁が乗り越えて係止される構成としたりするなど、外周側から係脱するいずれの構成とすることができる。
そして、例えば図5に示すように、係脱部31の側壁部31Aの下端が外方に向けて断面L字状に折曲形成され、下面が容器本体2の当接面に当接するフランジ部31Cを設けてもよい。
さらに、当接面26Aに、外力が作用して係脱部31の外周縁が外方へ弾性変形した際に当接する突部を設けてもよい。さらに、突部に代えて、図6に示すように、当接部26の先端縁を上方に向けて屈曲形成し、外力が作用して係脱部31の外周縁が外方へ弾性変形した際に当接するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、係脱部31の係合爪部31Bを容器本体2の係止爪部27に係合した際、蓋材3の側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接した状態、距離D=0としたが、この場合に限らず、例えば図7に示すように、側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接していなくてもよい。
そして、距離D<距離Aとしたが、距離D=距離Aとしてもよい。この場合、外力が作用して側壁部31Aの下端が当接面26Aに当接した際に、段差部33が立壁部25の先端に当接することとなる。なお、上述したように、距離D<距離Aとすることで、外力が作用した際に係脱部31の側壁部31Aの下端が外方へ弾性変形する状態となり、外力を吸収できるので好ましい。
また、容器本体2の当接面26Aとしては、側板部23の上端縁の鍔部24に連続して設けた当接部26により構成する場合に限らず、例えば図8に示すように、側板部23の上端縁を内方に屈曲形成した部位の上面に構成するなどしてもよい。
さらに、係脱部31は、蓋材3の全周囲に亘って設けられる必要はなく、長手方向または短手方向の一部に設けた構成としてもよい。
その他、本発明を実施する際における具体的な構造および形状などは、本発明の目的および効果を達成できる範囲内において、他の構造や形状などとしても問題はない。本発明は前記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形や改良は、本発明に含まれるものである。
本発明は、食品、化粧品、工業品、玩具や文具などの各種物品を収容する容器に適用できる。
1……容器
2……容器本体
3……蓋材
21……開口部
26A…当接面
31……係脱部
33……段差部

Claims (7)

  1. 鉛直方向の上面に開口部を有した容器本体と、
    前記容器本体に着脱可能に取り付けられ前記開口部を開閉する蓋材とを備え、
    前記蓋材は、前記容器本体の開口部の外周側に外方から係脱可能な係脱部と、前記開口部の開口縁に鉛直方向で間隙を介して対向する段差部とを備え、
    前記容器本体は、前記開口部の外周側に外方に向けて延出して設けられ前記蓋材の外周縁が当接する当接面を備え、
    前記当接面は、前記間隙の距離をA、前記蓋材の段差部から外周縁までの距離をB、前記当接面の基端部と前記係脱部との間の距離をC、前記当接面と当該当接面に対向する前記蓋材の外周縁との間の距離をDとしたとき、前記開口部の外周側側面から{(B−(B−A+D)1/2+C}の距離より長い距離で延出され、かつ距離B>距離A≧距離Dである
    ことを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器であって、
    距離A>距離Dである
    ことを特徴とする容器。
  3. 請求項1または請求項2に記載の容器であって、
    前記間隙の距離Aは、以下の式(1)の条件である
    {(B+D)−A}/B>31/2/2 …(1)
    ことを特徴とする容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の容器であって、
    前記容器本体は、前記蓋材の外周縁が対向する当接面の位置より外周側に、鉛直方向の上方に向けて突設された突部を備えている
    ことを特徴とする容器。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の容器であって、
    前記当接面と、当該当接面に対向する前記蓋材の外周縁とのうちの少なくともいずれか一方は、粗面に形成されている
    ことを特徴とする容器。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の容器であって、
    樹脂原料の射出成形により形成された
    ことを特徴とする容器。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項に記載の容器であって、
    マーガリン用である
    ことを特徴とする容器。
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