JP6058198B1 - 管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、管理用図書情報の入力確認を正確に行うことを可能とする管理用図書チェックシステム等を提供する。【解決手段】本発明に係る管理用図書チェックシステムは、各設備について、設備CAD図面情報を参照して、設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた設備位置データを抽出する抽出部と、橋脚CAD図面情報を参照して、抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定する位置判定部と、橋脚CAD図面情報を参照して、判定された閉図形位置データに対応付けられた一対の橋脚識別データを特定する特定部と、設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと特定された一対の橋脚識別データとが、設備台帳情報として記憶部に記憶されているか否かを判定する整合性判定部と、判定された判定結果を出力する出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラムに関する。
従来から、都市高速道路の維持管理に用いられる管理用図書として、道路台帳及び橋脚台帳等の各種台帳情報、並びに、道路平面図、電気管理図及び設備管理図等の図面情報が知られている。
例えば、特許文献1には、台帳要素管理装置及び図面編集装置を備える道路台帳管理システムが記載されている。この道路台帳管理システムは、道路台帳の各種情報を道路図面の注記情報として表示し、システムの操作者は、表示された注記情報を手動操作によって編集する。
特開2000−311237号公報
しかしながら、従来の道路台帳管理システムは、操作者によって入力された台帳情報及び図面情報等の管理用図書情報を画面又は紙媒体等に出力し、操作者又は台帳管理者等が、出力された管理用図書情報の入力誤りを目視によって確認していた。
このため、道路台帳管理システムによって管理される管理用図書情報が膨大な情報量である場合、人間の目視では、管理用図書情報の全ての入力誤りを正確に確認することができなかった。
このように、従来の道路台帳管理システムでは、システムの操作者は管理用図書情報の管理の負担を強いられるため、道路台帳管理システムの利便性が低下する要因となっていた。
本発明は、このような課題を解決すべくなされたものであり、管理用図書情報の入力確認を正確に行うことを可能とする管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。さらに、本発明は、都市高速道路等に沿って配置される各設備の補修計画及び点検計画の立案に際して、効率のよい作業計画を立案することを可能とする管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る管理用図書チェックシステムは、都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための設備CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の整合性を判定する管理用図書チェックシステムであって、各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を示す設備位置データとを互いに対応付けた設備CAD図面情報、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データと当該連続する2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けた橋脚CAD図面情報、及び、各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を挟む連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データとを互いに対応付けた設備台帳情報を記憶する記憶部と、各設備について、設備CAD図面情報を参照して、設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた設備位置データを抽出する抽出部と、橋脚CAD図面情報を参照して、抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定する位置判定部と、橋脚CAD図面情報を参照して、判定された閉図形位置データに対応付けられた一対の橋脚識別データを特定する特定部と、設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと特定された一対の橋脚識別データとが、設備台帳情報として記憶部に記憶されているか否かを判定する整合性判定部と、整合性判定部による判定結果を出力する出力部と、を備える。
また、本発明に係る管理用図書チェックシステムにおいて、記憶部は、都市高速道路の道路平面図を表示するための道路平面図情報を記憶し、出力部は、道路平面図情報に基づいて道路平面図を表示するとともに、整合性判定部によって設備台帳情報として記憶部に記憶されていないと判定された設備識別データに係る設備を示す設備マーク画像を表示された道路平面図上に識別可能に表示することが好ましい。
また、本発明に係る管理用図書チェックシステムにおいて、抽出部は、各設備について、設備台帳情報を参照して、設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた一対の橋脚識別データを抽出し、特定部は、橋脚CAD図面情報を参照して、抽出された一対の橋脚識別データに対応付けられた閉図形位置データを特定し、位置判定部は、設備CAD図面情報を参照して、特定された閉図形位置データによって規定される閉図形に包含される位置を示す設備位置データを判定し、整合性判定部は、設備台帳情報から抽出された設備識別データと判定された設備位置データとが、設備CAD図面情報として記憶部に記憶されているか否かを判定することが好ましい。
また、本発明に係る管理用図書チェックシステムにおいて、出力部は、記憶部に記憶された各設備の設備台帳情報を表示するとともに、表示された設備台帳情報において、整合性判定部によって橋脚CAD図面情報として記憶部に記憶されていないと判定された設備識別データを識別可能に表示することが好ましい。
本発明に係る管理用図書チェック方法は、記憶部を有し、都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための設備CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の整合性を判定する管理用図書チェックシステムの管理用図書チェック方法であって、各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を示す設備位置データとを互いに対応付けた設備CAD図面情報、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データと当該連続する2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けた橋脚CAD図面情報、及び、各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を挟む連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データとを互いに対応付けた設備台帳情報を記憶部に記憶し、各設備について、設備CAD図面情報を参照して、設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた設備位置データを抽出し、橋脚CAD図面情報を参照して、抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定し、橋脚CAD図面情報を参照して、判定された閉図形位置データに対応付けられた一対の橋脚識別データを特定し、設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと特定された一対の橋脚識別データとが、設備台帳情報として記憶部に記憶されているか否かを判定し、判定された判定結果を出力する、こと含む。
本発明に係る制御プログラムは、記憶部を有し、都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための設備CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の整合性を判定するコンピュータの制御プログラムであって、コンピュータに、各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を示す設備位置データとを互いに対応付けた設備CAD図面情報、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データと当該連続する2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けた橋脚CAD図面情報、及び、各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を挟む連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データとを互いに対応付けた設備台帳情報を記憶部に記憶し、各設備について、設備CAD図面情報を参照して、設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた設備位置データを抽出し、橋脚CAD図面情報を参照して、抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定し、橋脚CAD図面情報を参照して、判定された閉図形位置データに対応付けられた一対の橋脚識別データを特定し、設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと特定された一対の橋脚識別データとが、設備台帳情報として記憶部に記憶されているか否かを判定し、判定された判定結果を出力する、ことを実行させる。
本発明に係る管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラムによって、管理用図書情報の入力確認を正確に行うことが可能となる。すなわち、本発明に係る管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラムによって、各種台帳情報及び各種図面情報の両者が、互いに他方の情報に基づいてチェックされるため、両者の情報の精度を向上させることが可能になる。また、本発明に係る管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラムによって、各種台帳情報と各種図面情報とをチェックする作業時間が短縮され、各設備の補修計画及び点検計画の立案を手戻りなく且つ効率的に良く行うことが可能となる。
管理用図書チェックシステム1の概略を説明するための模式図である。 管理用図書チェックシステム1の概略構成の一例を示す図である。 ユーザ端末2の概略構成の一例を示す図である。 サーバ3の概略構成の一例を示す図である。 (a)は、設備CAD図面情報の一例を説明するための模式図であり、(b)は、設備CAD図面情報のデータ構造の一例を示す図ある。 (a)は、橋脚CAD図面情報の一例を説明するための模式図であり、(b)は、橋脚CAD図面情報のデータ構造の一例を示す図ある。 設備台帳テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 管理用図書チェックシステム1の動作シーケンスの一例を示す図である。 管理用図書情報の整合性判定処理の動作フローの一例を示す図である。 設備CAD図面情報の判定処理の動作フローの一例を示す図である。 設備台帳情報の判定処理の動作フローの一例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の様々な実施形態について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(管理用図書チェックシステム1の概要)
図1は、管理用図書チェックシステム1の概略を説明するための模式図である。以下、図1を参照しつつ、本実施形態の管理用図書チェックシステム1による管理用図書情報の整合性判定処理の一例について説明する。
本実施形態の管理用図書チェックシステム1は、都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための管理用図書情報の整合性を判定する機能を有する。管理用図書チェックシステム1は、サーバ等のコンピュータ、タブレットPC(Personal Computer)、ノートPC等の情報処理装置であるが、ユーザ端末及びサーバによって構築されるクライアント/サーバシステムであってもよい。都市高速道路は、都市圏において建設される自動車専用道路であり、日本では、都市高速道路として、首都高速道路、阪神高速道路、名古屋高速道路、広島高速道路、福岡高速道路及び北九州高速道路がある。
管理用図書情報は、設備CAD(Computer-Aided Design)図面情報、橋脚CAD図面情報及び設備台帳情報並びに設備台帳情報を含む。以下、設備CAD図面情報及び橋脚CAD図面情報について説明する。
設備CAD図面情報は、CADソフトウエアで用いられる情報であって、電気設備、交通管制機器、トンネル防災設備及び安全対策設備等の各設備を表示画面に表示するための情報である。設備CAD画面情報は、少なくとも、設備管理番号と、施設位置を示す設備位置データとを互いに対応付けて記憶する。なお、設備管理番号は、設備識別データの一例である。また、設備位置データは、所定の図面の座標系又は地理座標系で規定した2次元又は3次元座標データである。また、管理用図書チェックシステム1は、各設備の設備位置データによって示される位置に配置されて表示画面に表示され且つ設備を表示するための設備マーク画像を記憶する。
図1の(A)には、設備CAD図面情報の一例を説明するための図が示されている。設備CAD図面情報における各設備の設備位置データによって示される位置に、各設備の設備マーク画像が配置される。なお、設備マーク画像の近傍の番号は、当該設備マーク画像に係る設備の設備管理番号である。
橋脚CAD図面情報は、CADソフトウエアで用いられる情報であって、都市高速道路の複数の橋脚のうち、連続する2つの橋脚間の空間を規定するための情報である。橋脚CAD画面情報は、少なくとも、複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚に係る一対の橋脚管理番号と、当該2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けて記憶する。なお、橋脚管理番号は、橋脚識別データの一例である。また、閉図形位置データは、連続する2つの橋脚の間の都市高速道路の外形形状に近似させた多角形の閉図形の形状を規定するための位置データの集合である。閉図形位置データに含まれる各位置データは、所定の図面の座標系又は地理座標系で規定した2次元又は3次元座標データである。
図1の(B)には、橋脚CAD図面情報の一例を説明するための図が示されている。各橋脚の位置に、各橋脚の橋脚マーク画像が配置される。なお、橋脚マーク画像の近傍の番号は、当該橋脚マーク画像に係る橋脚の橋脚管理番号である。なお、閉図形位置データによって規定される閉図形は、表示画面上に表示されない。
管理用図書チェックシステム1は、システムの操作者によって管理用図書情報の整合性判定処理の実施が要求されると、まず、記憶された設備CAD図面情報を取得する。次に、管理用図書チェックシステム1は、各設備について、設備CAD図面情報を参照して、設備管理番号を抽出するとともに、抽出した設備管理番号に対応付けられた設備位置データを抽出する。
次に、管理用図書チェックシステム1は、記憶された橋脚CAD図面情報を取得し、橋脚CAD図面情報を参照して、一対の橋脚管理番号を抽出するとともに、抽出した一対の橋脚管理番号に対応付けられた閉図形位置データを抽出する。
次に、管理用図書チェックシステム1は、各設備について、抽出した各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定する(図1の(C))。そして、管理用図書チェックシステム1は、橋脚CAD図面情報を参照して、判定された閉図形位置データに対応付けられた一対の橋脚管理番号を特定し、設備台帳情報との整合性判定を実行する。
ここで、設備台帳情報(図1の(D))について説明する。設備台帳情報は、管理用図書情報に含まれる情報であり、各設備について、設備管理番号及び一対の橋脚管理番号を互いに対応付けて記憶する。設備台帳情報において各設備の設備識別情報に対応付けられた一対の橋脚管理番号は、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚であって、各設備の設備位置を挟む2つの橋脚を識別するための一対の橋脚管理番号である。
設備台帳情報との整合性判定において、管理用図書チェックシステム1は、設備CAD図面情報を参照して抽出された設備管理番号と橋脚CAD図面情報を参照して特定された一対の橋脚管理番号とが、設備台帳情報に記憶されているか否かを判定する。
図1の(E1)は、設備CAD図面情報を参照して抽出された設備管理番号(3410)と橋脚CAD図面情報を参照して特定された一対の橋脚管理番号(443及び444)とが、設備台帳情報に記憶されていることを示している。この場合、管理用図書チェックシステム1は、設備CAD図面情報における設備管理番号(3410)のデータは設備台帳情報と整合性があると判定する。
また、図1の(E2)は、設備CAD図面情報を参照して抽出された設備管理番号(3411)と橋脚CAD図面情報を参照して特定された一対の橋脚管理番号(444及び445)とが、設備台帳情報に記憶されていないことを示している。この場合、管理用図書チェックシステム1は、設備CAD図面情報における設備管理番号(3411)のデータは設備台帳情報と整合性がないと判定する。
そして、管理用図書チェックシステム1は、整合性の判定結果を、他の装置、表示画面又はプリンタ等に出力する。
以上、説明したとおり、管理用図書チェックシステム1は、設備CAD図面情報の設備管理番号について、橋脚CAD図面情報を用いて設備台帳情報との整合性を確認する。これにより、管理用図書チェックシステム1は、管理用図書情報の入力確認を正確に行うことが可能となる。また、管理用図書チェックシステム1によって、各種台帳情報及び各種図面情報の両者が、互いに他方の情報に基づいてチェックされるため、両者の情報の精度を向上させることが可能になる。さらに、管理用図書チェックシステム1によって、各種台帳情報と各種図面情報とをチェックする作業時間が短縮され、各設備の補修計画及び点検計画の立案を手戻りなく且つ効率的に良く行うことが可能となる。
(管理用図書チェックシステム1の構成)
図2は、管理用図書チェックシステム1の概略構成の一例を示す図である。
管理用図書チェックシステム1は、複数のユーザのそれぞれが操作する複数のユーザ端末2と、サーバ3とを備える。ユーザ端末2とサーバ3とは、例えば、インターネット4等の通信ネットワークを介して相互に接続される。ユーザ端末2で実行されるプログラムと、サーバ3で実行されるプログラムとは、ハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol, HTTP)等の通信プロトコルを用いて通信を行う。
(ユーザ端末2の構成)
図3は、ユーザ端末2の概略構成の一例を示す図である。
ユーザ端末2は、設備CAD図面情報、橋脚CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の出力処理を実行するとともに、インターネット4を介してサーバ3に接続し、サーバ3と通信を行う。ユーザ端末2は、ユーザの操作に応じて、管理用図書情報の整合性判定要求を行う。また、ユーザ端末2は、サーバ3から整合性判定の結果を表示するための表示データを受信し、受信した表示データに基づいて整合性判定の結果を出力する。そのために、ユーザ端末2は、端末通信部21と、端末記憶部22と、操作部23と、表示部24と、端末処理部25とを備える。
なお、本実施形態では、ユーザ端末2としてはパーソナルコンピュータ(personal computer, PC)を想定するが、本発明はこれに限定されない。ユーザ端末2は、本発明が適用可能であればよく、例えば、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)でもよい。また、ユーザ端末2は、携帯情報端末(Personal Digital Assistant, PDA)、携帯ゲーム機、携帯音楽プレーヤ、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC等の情報処理装置でもよい。
端末通信部21は、通信インターフェース回路を備え、ユーザ端末2をインターネット4等の通信ネットワークに接続する。端末通信部21は、通信ネットワークを介して端末処理部25から供給されたデータをサーバ3等に送信する。また、端末通信部21は、通信ネットワークを介してサーバ3等から受信したデータを端末処理部25に供給する。
端末記憶部22は、例えば、半導体メモリ、磁気ディスク装置、半導体記憶装置、又は光ディスク装置のうちの少なくともいずれか一つを備える。端末記憶部22は、端末処理部25での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。例えば、端末記憶部22は、ドライバプログラムとして、操作部23を制御する入力デバイスドライバプログラムや、表示部24を制御する出力デバイスドライバプログラム等を記憶する。また、端末記憶部22は、アプリケーションプログラムとして、ユーザが操作部23を操作することによって入力された各種要求データ及びサーバ3から取得した表示データ及び管理用図書情報等に基づいて各種画面及び管理用図書情報の表示処理を実行する。なお、端末記憶部22は、所定の処理に係る一時的なデータを一時的に記憶してもよい。
操作部23は、ユーザ端末2の操作が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、キーボード、マウス、タッチパッド、タッチパネル等である。ユーザは、操作部23を用いて、文字や数字、記号等を入力し、表示画面上の位置を指定することができる。操作部23は、ユーザにより操作されると、その操作に対応する信号を発生する。そして、発生した信号は、ユーザの指示として、端末処理部25に供給される。
表示部24は、映像や画像等の表示が可能であればどのようなデバイスでもよく、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ等である。表示部24は、端末処理部25から供給された各種画面データ又は台帳情報に応じた画像等を表示する。
端末処理部25は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。端末処理部25は、ユーザ端末2の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。端末処理部25は、ユーザ端末2の各種処理が端末記憶部22に記憶されているプログラムや操作部23の操作等に基づいて適切な手順で実行されるように、端末通信部21や表示部24等の動作を制御する。端末処理部25は、端末記憶部22に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラムやドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、端末処理部25は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
端末処理部25は、少なくとも端末送信部251、端末受信部252及び表示処理部253を備える。これらの各部は、端末処理部25が備えるプロセッサで実行されるプログラムにより実現される機能モジュールである。あるいは、これらの各部は、ファームウェアとしてユーザ端末2に実装されてもよい。
(サーバ3の構成)
図4は、サーバ3の概略構成の一例を示す図である。サーバ3は、サーバ通信部31と、サーバ記憶部32と、サーバ処理部33とを備える。
サーバ通信部31は、サーバ3をインターネット4に接続するための通信インターフェース回路を備え、インターネット4との間で通信を行う。そして、サーバ通信部31は、ユーザ端末2等から受信したデータをサーバ処理部33に供給する。また、サーバ通信部31は、サーバ処理部33から供給されたデータをユーザ端末2等に送信する。
サーバ記憶部32は、例えば、磁気テープ装置、磁気ディスク装置、又は光ディスク装置のうちの少なくとも一つを備える。サーバ記憶部32は、サーバ処理部33での処理に用いられるオペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム、データ等を記憶する。コンピュータプログラムは、例えばCD−ROM、DVD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な可搬型記録媒体から、公知のセットアッププログラム等を用いてサーバ記憶部32にインストールされてもよい。また、サーバ記憶部32は、データとして、少なくとも、各画面を表示するための表示データと、管理用図書情報と、各種画像情報とを記憶する。なお、管理用図書情報は、道路平面図を示す道路平面図情報、設備CAD図面情報、橋脚CAD図面情報、設備台帳情報、及び橋脚の位置を記憶する橋脚位置情報等であり、各種画像情報は、設備マーク画像、橋脚マーク画像等である。
サーバ処理部33は、一又は複数個のプロセッサ及びその周辺回路を備える。サーバ処理部33は、サーバ3の全体的な動作を統括的に制御するものであり、例えば、CPUである。サーバ処理部33は、サーバ3の各種処理がサーバ記憶部32に記憶されているプログラム等に基づいて適切な手順で実行されるように、サーバ通信部31等の動作を制御する。サーバ処理部33は、サーバ記憶部32に記憶されているプログラム(オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、アプリケーションプログラム等)に基づいて処理を実行する。また、サーバ処理部33は、複数のプログラム(アプリケーションプログラム等)を並列に実行することができる。
サーバ処理部33は、少なくともサーバ受信部331と、抽出部332と、位置判定部333と、特定部334と、整合性判定部335と、サーバ送信部336とを有する。サーバ処理部33が有するこれらの各部は、サーバ処理部33が有するプロセッサ上で実行されるプログラムによって実装される機能モジュールである。あるいは、サーバ処理部33が有するこれらの各部は、独立した集積回路、マイクロプロセッサ、又はファームウェアとしてサーバ3に実装されてもよい。
図5(a)は、設備CAD図面情報に基づく表示の一例を説明するための模式図であり、図5(b)は、設備CAD図面情報のデータ構造の一例を示す図ある。
図5(a)に示される例では、設備CAD図面情報とともに道路平面図情報が表示されている。すなわち、道路平面図情報に基づく道路平面図上において、設備CAD図面情報における各設備の設備位置データによって示される位置に配置された各設備の設備マーク画像MFが示されている。また、設備マーク画像MFの近傍の番号は、当該設備マーク画像に係る設備の設備管理番号MFIである。
図5(b)には、各設備について、設備管理番号に対応付けられた、設備位置を示すX座標及びY座標、設備種別等が記憶される設備CAD図面情報の一例が示されている。設備位置を示すX座標及びY座標は、所定の図面の座標系又は地理座標系で規定した2次元座標データであり、設備位置データの一例である。なお、設備位置データは3次元座標データでもよい。設備種別は、各設備の種類(電気設備、交通管制機器、トンネル防災設備及び安全対策設備等)を識別するための情報である。なお、設備種別に対応づけて、設備の種類毎に設備マーク画像が記憶される。
図6(a)は、橋脚CAD図面情報に基づく表示の一例を説明するための模式図であり、図6(b)は、橋脚CAD図面情報のデータ構造の一例を示す図ある。
図6(a)に示される例では、橋脚CAD図面情報とともに道路平面図情報が表示されている。すなわち、道路平面図情報に基づく道路平面図上において、各橋脚の位置に配置された各橋脚の橋脚マーク画像MPが示されている。なお、各橋脚の位置は、サーバ記憶部32に記憶された、橋脚管理番号と橋脚の位置を示す橋脚位置データとを対応付けた橋脚位置情報から抽出される。また、橋脚マーク画像MPの近傍の番号は、当該橋脚マーク画像に係る橋脚の橋脚管理番号MPIである。また、図6(a)には、橋脚CAD図面情報における各閉図形位置データによって規定される閉図形Fが示されている。
図6(b)には、各連続する2つの橋脚について、一対の橋脚管理番号に対応付けられた、閉図形を規定するX座標及びY座標の集合等が記憶される橋脚CAD図面情報の一例が示されている。閉図形を規定するX座標及びY座標の集合は、多角形の閉図形の形状を規定するための位置データの集合であり、閉図形位置データの一例である。なお、各X座標及びY座標は、所定の図面の座標系又は地理座標系で規定した2次元座標データであるが、3次元座標データでもよい。
図7は、設備台帳テーブルのデータ構造の一例を示す図である。
設備台帳テーブルには、各設備について、当該設備の設備管理番号、当該設備が設置される都市高速道路の路線番号、始脚番号及び終脚番号が互いに対応付けて記憶される。始脚番号及び終脚番号は、各設備の設備位置を挟む2つの橋脚を識別するための一対の橋脚管理番号の一例である。
(管理用図書チェックシステム1の動作シーケンス)
図8は、管理用図書チェックシステム1の動作シーケンスの一例を示す図である。
図8によって示される動作シーケンスは、予め端末記憶部22及びサーバ記憶部32に記憶されているプログラムに基づいて、主に端末処理部25及びサーバ処理部33により、ユーザ端末2及びサーバ3の各要素と協働して実行される。
最初に、ユーザ端末2の端末送信部251は、ユーザによる操作部23の操作に応じて、管理用図書情報の整合性判定要求を、端末通信部21を介してサーバ3に送信する(ステップS101)。
次に、サーバ3のサーバ受信部331は、ユーザ端末2からサーバ通信部31を介して管理用図書情報の整合性判定要求を受信すると、抽出部332、位置判定部333、特定部334、整合性判定部335及びサーバ送信部336に管理用図書情報の整合性判定処理の実行を指示する。次に、抽出部332、位置判定部333、特定部334、整合性判定部335及びサーバ送信部336は、管理用図書情報の整合性判定処理を実行する(ステップS102)。管理用図書情報の整合性判定処理の詳細については後述する。
次に、サーバ3のサーバ送信部336は、管理用図書情報の整合性判定処理によって作成された、整合性判定の結果を表示するための表示データを、サーバ通信部31を介してユーザ端末2に送信する(ステップS103)。
次に、ユーザ端末2の端末受信部252は、サーバ3から端末通信部21を介して表示データを受信すると、整合性判定の結果の表示処理の実行を、表示処理部253に指示する。そして、表示処理部253は、表示データに基づいて、整合性判定の結果を表示部24に表示する(ステップS104)。なお、表示処理部253は、出力部の一例である。
(管理用図書情報の整合性判定処理)
図9は、抽出部332、位置判定部333、特定部334、整合性判定部335及びサーバ送信部336による管理用図書情報の整合性判定処理の動作フローの一例を示す図である。図9に示す管理用図書情報の整合性判定処理は、図8によって示される動作シーケンスのステップS102において実行される。
最初に、抽出部332、位置判定部333、特定部334、整合性判定部335及びサーバ送信部336は、設備CAD図面情報の判定処理を実行する(ステップS201)。設備CAD図面情報の判定処理の詳細については後述する。
次に、抽出部332、位置判定部333、特定部334、整合性判定部335及びサーバ送信部336は、設備台帳情報の判定処理を実行する(ステップS202)。設備台帳情報の判定処理の詳細については後述する。
そして、サーバ送信部336は、設備CAD図面情報の判定処理及び設備台帳情報の判定処理による整合性判定の結果を表示するための表示データを作成し(ステップS203)、一連のステップを終了する。
以下、サーバ送信部336による表示データの作成処理について説明する。
まず、設備CAD図面情報の判定処理において、設備台帳情報と整合性がないと判定された設備管理番号に係る表示データの作成処理について説明する。
サーバ送信部336は、まず、サーバ記憶部32に記憶された道路平面図情報を取得する。次に、サーバ送信部336は、設備台帳情報と整合性がないと判定された設備管理番号に係る設備を示す設備マーク画像を、取得した道路平面図情報に基づく道路平面図上に配置する。そして、サーバ送信部336は、設備台帳情報と整合性がないと判定された設備管理番号に係る設備を示す設備マーク画像を識別可能に表示した道路平面図を表示するための表示データを作成する。なお、道路平面図上に、設備台帳情報と整合性があると判定された設備管理番号に係る設備を示す設備マーク画像が配置されてもよい。この場合、設備台帳情報と整合性がないと判定された設備管理番号に係る設備を示す設備マーク画像の表示態様を、設備台帳情報と整合性があると判定された設備管理番号に係る設備を示す設備マーク画像に対して識別可能となるように変更する。
次に、設備台帳情報の判定処理において、設備CAD図面情報と整合性がないと判定された設備管理番号に係る表示データの作成処理について説明する。
サーバ送信部336は、まず、サーバ記憶部32に記憶された設備台帳情報を取得する。次に、サーバ送信部336は、設備台帳情報に含まれる設備管理番号のうち、設備CAD図面情報と整合性がないと判定された設備管理番号を、設備CAD図面情報と整合性があると判定された設備管理番号に対して識別可能となるように表示態様を変更する。そして、サーバ送信部336は、表示態様が変更された設備管理番号を含む設備台帳情報を表示するための表示データを作成する。
なお、設備台帳情報と整合性がないと判定された設備管理番号を識別可能に表示した設備台帳情報を表示するための表示データを作成してもよい。また、設備CAD図面情報と整合性がないと判定された設備管理番号に係る設備を示す設備マーク画像を識別可能に表示した道路平面図を表示するための表示データを作成してもよい。
(設備CAD図面情報の判定処理)
図10は、抽出部332、位置判定部333、特定部334及び整合性判定部335による設備CAD図面情報の判定処理の動作フローの一例を示す図である。図10に示す設備CAD図面情報の判定処理は、図9によって示される動作シーケンスのステップS201において実行される。
最初に、抽出部332は、サーバ記憶部32に記憶された設備CAD図面情報を取得する(ステップS301)。
次に、抽出部332は、取得した設備CAD図面情報に含まれる設備管理番号のうち、所定の順序に従って、整合性判定の処理がされていない1つの設備管理番号を抽出する(ステップS302)。
次に、抽出部332は、取得した設備CAD図面情報に含まれる設備位置データのうち、抽出した施設管理番号に対応付けられた設備位置データを抽出する(ステップS303)。
次に、位置判定部333は、抽出部332によって抽出された設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを、サーバ記憶部32に記憶された橋脚CAD図面情報から判定する(ステップS304)。閉図形位置データの判定処理では、まず、位置判定部333は、サーバ記憶部32に記憶された橋脚CAD図面情報を取得する。次に、位置判定部333は、取得した橋脚CAD図面情報を参照して、一対の橋脚管理番号を抽出するとともに、抽出した一対の橋脚管理番号に対応付けられた閉図形位置データを抽出する。そして、抽出部332によって抽出された設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを、抽出した閉図形位置データの中から判定する。
次に、特定部334は、サーバ記憶部32に記憶された橋脚CAD図面情報を取得して、取得した橋脚CAD図面情報を参照して、判定された閉図形位置データに対応付けられた一対の橋脚管理番号を特定する(ステップS305)。
次に、整合性判定部335は、サーバ記憶部32に記憶された設備台帳情報を取得して、取得した設備台帳情報に、抽出部332によって抽出された設備管理番号と特定部334によって特定された一対の橋脚管理番号とが記憶されているか否かを判定する(ステップS306)。なお、整合性判定部335は、取得した設備台帳情報に、抽出部332によって抽出された設備管理番号と特定部334によって特定された一対の橋脚管理番号とが記憶されていると判定した場合、抽出部332によって抽出された設備管理番号は、設備台帳情報と整合性があるという結果を出力する。また、整合性判定部335は、取得した設備台帳情報に、抽出部332によって抽出された設備管理番号と特定部334によって特定された一対の橋脚管理番号とが記憶されていないと判定した場合、抽出部332によって抽出された設備管理番号は、設備台帳情報と整合性がないという結果を出力する。
そして、整合性判定部335は、抽出部332によって取得された設備CAD図面情報に含まれる設備管理番号の全てに対して整合性判定の処理が行われたか否かを判定する(ステップS307)。
整合性判定部335は、設備CAD図面情報に含まれる設備管理番号の全てに対して整合性判定の処理が行われていないと判定した場合(ステップS307−No)、ステップS302に処理を戻す。
整合性判定部335は、設備CAD図面情報に含まれる設備管理番号の全てに対して整合性判定の処理が行われていると判定した場合(ステップS307−Yes)、一連のステップを終了する。
(設備台帳情報の判定処理)
図11は、抽出部332、位置判定部333、特定部334及び整合性判定部335による設備台帳情報の判定処理の動作フローの一例を示す図である。図11に示す設備台帳情報の判定処理は、図9によって示される動作シーケンスのステップS202において実行される。
最初に、抽出部332は、サーバ記憶部32に記憶された設備台帳情報を取得する(ステップS401)。
次に、抽出部332は、取得した設備台帳情報に含まれる設備管理番号のうち、所定の順序に従って、整合性判定の処理がされていない1つの設備管理番号を抽出する(ステップS402)。
次に、抽出部332は、取得した設備台帳情報に含まれる一対の設備管理番号のうち、抽出した施設管理番号に対応付けられた一対の設備管理番号を抽出する(ステップS403)。
次に、特定部334は、サーバ記憶部32に記憶された橋脚CAD図面情報を取得して、抽出部332によって抽出された一対の設備管理番号に対応付けられた閉図形位置データを特定する(ステップS404)。
次に、位置判定部333は、特定部334によって特定された閉図形位置データによって規定される閉図形に包含される位置を示す設備位置データを、サーバ記憶部32に記憶された設備CAD図面情報から判定する(ステップS405)。設備位置データの判定処理では、まず、位置判定部333は、サーバ記憶部32に記憶された設備CAD図面情報を取得する。次に、位置判定部333は、取得した設備CAD図面情報を参照して、設備管理番号を抽出するとともに、抽出した設備管理番号に対応付けられた設備位置データを抽出する。そして、特定部334によって特定された閉図形位置データによって規定される閉図形に包含される位置を示す設備位置データを、抽出した施設位置データの中から判定する。
次に、整合性判定部335は、サーバ記憶部32に記憶された設備CAD図面情報を取得して、取得した設備CAD図面情報に、抽出部332によって抽出された設備管理番号と位置判定部333によって判定された施設位置データとが記憶されているか否かを判定する(ステップS406)。なお、整合性判定部335は、取得した設備CAD図面情報に、抽出部332によって抽出された設備管理番号と位置判定部333によって判定された施設位置データとが記憶されていると判定した場合、抽出部332によって抽出された設備管理番号は、設備CAD図面情報と整合性があるという結果を出力する。また、整合性判定部335は、取得した設備CAD図面情報に、抽出部332によって抽出された設備管理番号と位置判定部333によって判定された施設位置データとが記憶されていないと判定した場合、抽出部332によって抽出された設備管理番号は、設備CAD図面情報と整合性がないという結果を出力する。
そして、整合性判定部335は、抽出部332によって取得された設備台帳情報に含まれる設備管理番号の全てに対して整合性判定の処理が行われたか否かを判定する(ステップS407)。
整合性判定部335は、設備台帳情報に含まれる設備管理番号の全てに対して整合性判定の処理が行われていないと判定した場合(ステップS407−No)、ステップS402に処理を戻す。
整合性判定部335は、設備台帳情報に含まれる設備管理番号の全てに対して整合性判定の処理が行われていると判定した場合(ステップS407−Yes)、一連のステップを終了する。
このように、管理用図書チェックシステム1は、設備CAD図面情報の設備管理番号について、橋脚CAD図面情報を用いて設備台帳情報との整合性を確認する。これにより、管理用図書チェックシステム1は、管理用図書情報の入力確認を正確に行うことが可能となる。また、管理用図書チェックシステム1によって、各種台帳情報及び各種図面情報の両者が、互いに他方の情報に基づいてチェックされるため、両者の情報の精度を向上させることが可能になる。さらに、管理用図書チェックシステム1によって、各種台帳情報と各種図面情報とをチェックする作業時間が短縮され、各設備の補修計画及び点検計画の立案を手戻りなく且つ効率的に良く行うことが可能となる。
(変形例1)
なお、管理用図書情報は、ユーザ端末2の端末記憶部22に記憶させてもよい。この場合、ユーザ端末2は、管理用図書情報の整合性判定要求とともに、整合性判定処理に用いられる管理用図書情報を、サーバ3に送信する。そして、サーバ3は、受信した管理用図情報を用いて、管理用図書情報の整合性判定を実行する。
(変形例2)
また、上述したサーバ処理部33の各機能は、ユーザ端末2の端末処理部25で実行してもよい。この場合、サーバ記憶部32の各種データを端末記憶部22に記憶しておけば、処理の都度サーバ3と通信を行う必要はなく、ユーザ端末2だけで上記の機能を実現することも可能である。
当業者は、本発明の精神及び範囲から外れることなく、様々な変更、置換、及び修正をこれに加えることが可能であることを理解されたい。
1 管理用図書チェックシステム
2 ユーザ端末
21 端末通信部
22 端末記憶部
23 操作部
24 表示部
25 端末処理部
251 端末送信部
252 端末受信部
253 表示処理部
3 サーバ
31 サーバ通信部
32 サーバ記憶部
33 サーバ処理部
331 サーバ受信部
332 抽出部
333 位置判定部
334 特定部
335 整合性判定部
336 サーバ送信部

Claims (6)

  1. 都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための設備CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の整合性を判定する管理用図書チェックシステムであって、
    各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を示す設備位置データとを互いに対応付けた前記設備CAD図面情報、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データと当該連続する2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けた橋脚CAD図面情報、及び、前記各設備を識別するための設備識別データと前記各設備の位置を挟む連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データとを互いに対応付けた前記設備台帳情報を記憶する記憶部と、
    前記各設備について、前記設備CAD図面情報を参照して、前記設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた前記設備位置データを抽出する抽出部と、
    前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定する位置判定部と、
    前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記判定された閉図形位置データに対応付けられた前記一対の橋脚識別データを特定する特定部と、
    前記設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと前記特定された一対の橋脚識別データとが、前記設備台帳情報として前記記憶部に記憶されているか否かを判定する整合性判定部と、
    前記整合性判定部による判定結果を出力する出力部と、を備える
    ことを特徴とする管理用図書チェックシステム。
  2. 前記記憶部は、都市高速道路の道路平面図を表示するための道路平面図情報を記憶し、
    前記出力部は、
    前記道路平面図情報に基づいて前記道路平面図を表示するとともに、
    前記整合性判定部によって前記設備台帳情報として前記記憶部に記憶されていないと判定された前記設備識別データに係る設備を示す設備マーク画像を前記表示された道路平面図上に識別可能に表示する、請求項1に記載の管理用図書チェックシステム。
  3. 前記抽出部は、各設備について、前記設備台帳情報を参照して、前記設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた前記一対の橋脚識別データを抽出し、
    前記特定部は、前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記抽出された一対の橋脚識別データに対応付けられた前記閉図形位置データを特定し、
    前記位置判定部は、前記設備CAD図面情報を参照して、前記特定された前記閉図形位置データによって規定される閉図形に包含される位置を示す設備位置データを判定し、
    前記整合性判定部は、前記設備台帳情報から抽出された設備識別データと前記判定された設備位置データとが、前記設備CAD図面情報として前記記憶部に記憶されているか否かを判定する、請求項1又は2に記載の管理用図書チェックシステム。
  4. 前記出力部は、
    前記記憶部に記憶された各設備の前記設備台帳情報を表示するとともに、
    前記表示された設備台帳情報において、前記整合性判定部によって前記橋脚CAD図面情報として前記記憶部に記憶されていないと判定された前記設備識別データを識別可能に表示する、請求項3に記載の管理用図書チェックシステム。
  5. 記憶部を有し、都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための設備CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の整合性を判定する管理用図書チェックシステムの管理用図書チェック方法であって、
    各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を示す設備位置データとを互いに対応付けた前記設備CAD図面情報、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データと当該連続する2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けた橋脚CAD図面情報、及び、前記各設備を識別するための設備識別データと前記各設備の位置を挟む連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データとを互いに対応付けた前記設備台帳情報を前記記憶部に記憶し、
    前記各設備について、前記設備CAD図面情報を参照して、前記設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた前記設備位置データを抽出し、
    前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定し、
    前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記判定された閉図形位置データに対応付けられた前記一対の橋脚識別データを特定し、
    前記設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと前記特定された一対の橋脚識別データとが、前記設備台帳情報として前記記憶部に記憶されているか否かを判定し、
    前記判定された判定結果を出力する、
    こと含むことを特徴とする管理用図書チェック方法。
  6. 記憶部を有し、都市高速道路に設置される複数の設備を管理するための設備CAD図面情報及び設備台帳情報を含む管理用図書情報の整合性を判定するコンピュータの制御プログラムであって、前記コンピュータに、
    各設備を識別するための設備識別データと各設備の位置を示す設備位置データとを互いに対応付けた前記設備CAD図面情報、都市高速道路の複数の橋脚のうちの連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データと当該連続する2つの橋脚間の所定の閉図形を規定する閉図形位置データとを互いに対応付けた橋脚CAD図面情報、及び、前記各設備を識別するための設備識別データと前記各設備の位置を挟む連続する2つの橋脚を識別するための一対の橋脚識別データとを互いに対応付けた前記設備台帳情報を前記記憶部に記憶し、
    前記各設備について、前記設備CAD図面情報を参照して、前記設備識別データとともに、当該設備識別データに対応付けられた前記設備位置データを抽出し、
    前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記抽出された各設備の設備位置データに示される位置を包含する閉図形を規定する閉図形位置データを判定し、
    前記橋脚CAD図面情報を参照して、前記判定された閉図形位置データに対応付けられた前記一対の橋脚識別データを特定し、
    前記設備CAD図面情報から抽出された設備識別データと前記特定された一対の橋脚識別データとが、前記設備台帳情報として前記記憶部に記憶されているか否かを判定し、
    前記判定された判定結果を出力する、
    ことを実行させるための制御プログラム。
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