JP2019094620A - 橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置 - Google Patents

橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019094620A
JP2019094620A JP2017222295A JP2017222295A JP2019094620A JP 2019094620 A JP2019094620 A JP 2019094620A JP 2017222295 A JP2017222295 A JP 2017222295A JP 2017222295 A JP2017222295 A JP 2017222295A JP 2019094620 A JP2019094620 A JP 2019094620A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
bridge
inspection
dimensional model
deformation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2017222295A
Other languages
English (en)
Inventor
恒 羽田野
Hisashi Hatano
恒 羽田野
大澤 誠司
Seiji Osawa
誠司 大澤
栄剛 谷
Eigo Tani
栄剛 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nexco East Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nexco East Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nexco East Engineering Co Ltd filed Critical Nexco East Engineering Co Ltd
Priority to JP2017222295A priority Critical patent/JP2019094620A/ja
Publication of JP2019094620A publication Critical patent/JP2019094620A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】橋梁全体の中における変状等の情報の位置関係の認識を容易とすることにより、橋梁点検作業に係る時間を短縮し、作業負担を軽減する橋梁点検支援装置を提供する。【解決手段】橋梁点検支援装置は、橋梁点検作業の対象に相当する3次元モデルBと3次元モデルBの展開図Cとの相対的な位置関係を示す相対関係情報Dと、3次元モデルBと、展開図Cと、を記憶する記憶部21と、展開図C中の第1の位置を示す位置情報と変状情報を関連付けた第1点検情報を入力する点検情報付加部32と、相対関係情報Dに基づき、展開図C中の第1の位置に対応する3次元モデルB上での第2の位置を示す位置情報と変状情報を関連付けた第2点検情報を入力する点検情報管理部12と、を備える。【選択図】図2

Description

図面に情報を付加することで橋梁の点検を行う橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、及び、モバイル端末装置に関する。
橋梁の点検作業は、対象となる橋梁の紙の図面を用いて行うのが一般的である。従来では、橋梁の部位、部材を示す展開図を用意し、橋梁を目視等により確認しつつ変状や損傷等の情報を展開図に書き込むことで点検を実施していた。
例えば特許文献1では、橋梁を含む道路構造物の点検箇所に対応する2次元展開図中に、損傷状況等を示すデータを入力している。
特開2016−122361号公報
一方、従来では橋梁点検現場での図面への変状情報の記入が終了した後、図面中に書き込まれた変状情報をサーバへの保存用データとして転記する必要があった。この際に、変状情報を保存用の図面中で異なる部材に記入してしまうと正確な橋梁点検作業に支障をきたすため、注意を要する作業となる。このような作業は、作業者の負担や、作業時間の増加にもつながり得る。
以上の実情を鑑みて本発明では、橋梁点検作業に係る作業時間を短縮し、作業負担を軽減する技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様における橋梁点検支援装置は、橋梁の3次元モデルと、前記橋梁の展開図と、前記3次元モデルと前記展開図との相対的な位置関係を示す相対関係情報と、を記憶する記憶部と、橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1の点検情報として入力する点検情報付加部と、前記相対関係情報に基づき、前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での第2の位置を示す位置情報と前記変状情報を関連付けた第2点検情報を入力する点検情報管理部と、を備える
ことを特徴とする。
本発明の一態様における橋梁点検支援方法は、橋梁の3次元モデルと、前記橋梁の展開図と、前記3次元モデルと前記展開図との相対的な位置関係を示す相対関係情報と、を記憶し、橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1の点検情報として入力し、前記相対関係情報に基づき、前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での第2の位置を示す位置情報と前記変状情報を関連付けた第2点検情報を入力することを特徴とする。
本発明の一態様におけるプログラムは橋梁の3次元モデルと、前記橋梁の展開図と、前記3次元モデルと前記展開図との相対的な位置関係を示す相対関係情報と、を記憶し、橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1の点検情報として入力し、前記相対関係情報に基づき、前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での第2の位置を示す位置情報と前記変状情報を関連付けた第2点検情報を入力する処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一態様におけるモバイル端末装置は、橋梁の3次元モデルと関連付けられた展開図を記憶する手段と、前記展開図上から前記橋梁の変状を示す変状情報を入力する入力手段とを備える。
本発明によれば、橋梁点検作業に係る作業時間を短縮し、作業負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係る橋梁点検支援装置の概略構成を示す コンピュータ、サーバ、端末装置の機能構成を示す 記憶部が格納する構造形式を示す 選択された構造形式の中の一部材に対するパラメータの設定例を示す 生成された3次元モデルを示す 3次元モデル中の橋台と、その橋台の展開図の関係を示す 3次元モデル中の橋脚と、その橋台の展開図の関係を示す 橋脚の展開図の表示例を示す 表示部上に表示された展開図に作業者が変状情報を指定する例を示す 橋梁点検支援装置に用いられるハードウェア構成を示す 作業者による橋梁点検を支援するプロセスを示すフローチャート 作業者による橋梁点検を支援するプロセスを示すフローチャート 展開図中の位置を指定することで変状情報が表示される様子を示す 展開図中に変状情報を記入する様子と、その変状情報の種類を選択可能に表示する例を示す 過去の変状情報との対応を表示する例を示す 端末装置で取得した写真を変状情報として展開図と対応付けを行う例を示す
本発明の一実施形態に係る橋梁点検支援装置100について図面を用いて説明する。図1は、橋梁点検支援装置100の構成の概略を示す。
橋梁点検支援装置100は、橋梁点検を支援するプログラムの一部を制御するコンピュータ10、各種データを格納するサーバ20、橋梁点検を支援するプログラムの一部を制御する端末装置30を備える。つまり橋梁点検支援装置100は、コンピュータ10、サーバ20、端末装置(モバイル端末装置)30を備える本実施形態のシステム全体を包括した呼称である。
コンピュータ10及びサーバ20は、会社に備えられた据え置きの装置であり、社内のネットワークにより接続され、互いにデータの送受信を行う。コンピュータ10は、例えばデスクトップ型のPCである。
端末装置30は、橋梁点検作業を実施する現場(以降、作業現場とも表記する)に持ち込まれる移動用の端末装置であり、例えばスマートフォンやノートPC等である。端末装置30は、コンピュータ10やサーバ20とネットワークを介して接続されていなくてもよい。端末装置30は、例えば、作業現場において橋梁点検を行う事前及び事後に、コンピュータ10及びサーバ20と可搬記憶媒体(USBメモリ等)を介してデータの送受信を実行する。端末装置30は、作業者が携帯して外出を行う際には、コンピュータ10やサーバ20とのやり取りは行わなくてもよい。
端末装置30としては、タッチパネルをもつモバイル端末である。端末装置30を使用する際に、Wi-Fiカメラを連動して取得した写真を、端末装置30へ送信してもよい。端末装置30は、ウェアラブルディスプレイを有していてもよい。
図2は、コンピュータ10、サーバ20、端末装置30の機能構成を示す図である。コンピュータ10は、生成部11、点検情報管理部12、表示部13を含む。サーバ20のうちの一つである第1サーバ20aは、記憶部21を含む。サーバ20のうちの一つである第2サーバ20bは、記憶部22を含む。尚、第1サーバ20a、第2サーバ20bは、一つのサーバに一体化してもよい。端末装置30は、記憶部31、点検情報付加部32、表示部33を含む。
また、上述したようにコンピュータ10、第1サーバ20a、第2サーバ20bは、互いにネットワークを介してデータの送受信を実行する。端末装置30は、コンピュータ10及びサーバ20と可搬記憶媒体(USBメモリ等)を介してデータの送受信を実行してもよい。また、第一サーバ20aとして公開ネットワーク上の中間サーバを使用してもよく、コンピュータ10がこの中間サーバとデータの送受信を実施してもよい。
生成部11は、記憶部21に格納された橋梁の構造形式Aのうちの一つの構造形式を用いて橋梁点検作業の対象である橋梁に相当する3次元モデルを生成する。より具体的には、生成部11は、記憶部21に格納された複数の構造形式Aの内、橋梁点検作業の対象と同種の橋梁の一つの構造形式を用いて橋梁点検作業の対象に相当する3次元モデルを生成する。3次元モデルとは、3次元空間上において形状やサイズが定まった特定の構造モデルのことを指し示す。
図3は、記憶部21が格納する構造形式A(構造形式A1〜A6)の例を示す図である。構造形式A1〜A6は、その一例である。構造形式Aは、それぞれが異なる種類の橋梁の3次元形状に対応する。一般に、日本で建設される橋梁は幾つかの決まった形式に分類されるものが多い。構造形式Aは、そのような形式に基づき、橋梁の各部材の相対的な配置や形状が定められたものである。構造形式は、異なる種類の橋梁の各々について、その決まった形式に対応する部材の相対的な配置や形状を記録したデータであり、橋梁の3次元モデルの鋳型(テンプレート)となるデータである。生成部11は、作業者からの入力等により、橋梁点検作業の対象となる橋梁が分類された構造形式(当該橋梁と同種となる構造形式)を構造形式A中から選択する。
生成部11は、構造形式を選択すると、作業者からの入力等によりその構造形式が規定するパラメータを設定する。パラメータの設定とは、構造形式が規定する各部材の寸法や、特定の部材の数(例えば橋脚の数)等を決定することに該当する。図4は、選択された構造形式の中の一部材(ここでは橋脚)に対するパラメータの設定例を示す。図4のように、構造形式に含まれる橋脚の各部材や部材間の寸法(例えばd1からd5のような寸法)が、作業者からの入力された数値(または既存の数値から選択された数値でもよい)が割り振られることにより決定される。また、寸法に限らず、橋脚等の特定の部材の数を設定してもよい。パラメータの設定は、橋脚のみならず、橋梁点検作業の対象である橋梁に相当する3次元モデルを生成するにあたり、必要となる構造体毎に実行される。
このように生成部11は、選択した構造形式Aに対して鋳型となる構造形式の寸法等のパラメータを設定し、そのパラメータを構造形式に反映させることで、橋梁点検作業の対象である橋梁に相当する3次元モデルを生成する。このようにして生成された3次元モデルは橋梁の簡易な3次元モデルであるが、点検支援を行うためには十分である。
また、生成部11は、生成した3次元モデルに基づいて、その3次元モデルの展開図を作成する。より詳細には、生成部11は、橋脚等の特定の部位や領域毎に、3次元モデルにより定められたサイズや形状から電子データ化した2次元の展開図を作成する。3次元モデルの展開図は端末装置30において、3次元モデルから作成されても良い。
図5(A〜D)は、生成された3次元モデルBの一例とその3次元モデルから作成された展開図Cの関係を示す図である。より詳しくは、図5Aは、3次元モデル全体を示す図である。図5Bは、図5Aで示される3次元モデルの橋台部分の展開図を示す図である。図5C及び図5Dは、図5Aで示される3次元モデルの橋脚部分の展開図を示す図である。
図5Bの上部は、3次元モデルの橋台を示し、その下に橋台の投影図と展開図を示す。投影図は、3次元モデルを正面方向(部材a2が有する面と交差する方向)から見たときの投影図である。投影図中の上図面は、部材a2を上から見た様子を示している。3次元モデルの橋台の部材a1、a2、a3がそれぞれ投影図及び展開図の部材a1、a2、a3に対応付けられている。
図5Cの上部は、3次元モデルの橋脚を示し、その下に橋脚の展開図を示す。ここでは、例えば橋梁点検を実施する方向であるP方向から見た展開図と、Q方向から見た展開図とを表示する例を示している。尚、3次元モデルの橋脚の各部材(部材a1、a2・・・)は、いずれも展開図中の同じ符号で示された部材に対応付けられている。
尚、作成して表示する展開図は図5Cで示した例に限らず、図5Dのように橋脚の側面部を一度に表示しても構わない。また、ここでは橋台と橋脚の展開図の例を示したが、必要に応じて橋梁の異なる部材についての展開図も作成され得る。
作成された3次元モデルB及び展開図Cは、第1サーバ20aの記憶部21に格納される。この際、3次元モデルBと展開図Cとの相対的な位置関係を示す相対関係情報Dも記憶部21に格納され、3次元モデルB、展開図Cは、その相対関係情報Dにより紐付けられている。相対関係情報Dは、展開図C内の任意の位置が、3次元モデルBのどの位置に相当するかを示す情報であり、生成部11により3次元モデルBから展開図Cが作成される際に作成される。尚、後述するが記憶部21は、橋梁点検作業の対象に相当する3次元モデル、その展開図、それらの相対関係情報を含んでいる。
端末装置30における点検情報付加部32は、生成部11により作成された展開図Cを用いて、作業者による橋梁点検を支援する制御を実行する。基本的には点検情報付加部32が動作する際には、端末装置30が橋梁点検の事前に第1サーバ20aの記憶部21から橋梁点検の対象となる橋梁に対応する展開図Cを取得し、記憶部31がその展開図を展開図C’として格納している状態を想定している。以下、端末装置30における点検情報付加部32の機能を、橋梁点検の流れとともに説明する。
作業者は、展開図C’と実物の橋梁を対比して観察し、橋梁点検を実行していく。具体的には、作業者は、実物の橋梁を見て展開図C’へ関連付けるべき情報(変状情報と呼ぶ)を判断し、その変状情報を展開図C’の対応する位置に指定(記入)し、付帯させる。変状情報は、変状を示す情報である。具体的には、変状等が見つかった位置に対応する展開図C’の位置(第1の位置と呼ぶ)に変状情報を指定する。例えば、端末装置30の表示部33は液晶型のタッチパネルであり、展開図中の第1の位置をタップ操作等で指定することにより変状点をポイントし、その第1の位置上に変状情報が記入される。
尚、変状情報を指定するとは、作業者が表示部33上の特定の位置にタッチ操作を行うことで、表示部33の画面上の展開図中の位置に変状情報を付すことを示す。変状情報と位置情報の対応付けや、記憶処理は、プログラムの機能構成である点検情報付加部32が実行する。
点検情報付加部32は、作業者からの上記指定に基づき、展開図中の第1の位置を示す位置情報と変状情報とを関連付けた第1点検情報を入力し、当該第1点検情報を展開図C’に付帯させて記憶部31へ記憶する。即ち、点検情報付加部32は、展開図C’を第1点検情報が付帯されたものに更新する。そして、橋梁点検が終了した後には、端末装置30は、第1点検情報が付帯された展開図C’を第1サーバ20a側へ出力し、第1サーバ20aは記憶部21に格納する。
図6は、表示部33上に表示された展開図C’に作業者が変状情報を指定する例を示す。作業者は、例えばタップ操作により、変状のある位置を枠M1、M2で囲むことで指定し、その指定を受けた点検情報付加部32が、変状を特定する情報として上記枠M1、M2を装置内へ入力し、記憶部31に記憶する。または、作業者は、変状そのものを示す情報を書き込んでもよい。例えば、ひび割れを表す形状M3をタッチパネル操作により描き、その指定を受けた点検情報付加部32が変状を特定する情報として上記形状M3を装置内へ入力し、記憶部31へ記憶する。また、位置情報に関しては、枠M1、M2や形状M3を記入するにあたり、最初にタッチ操作により触れた位置を第1の位置としてもよいが、特に限定はされない。例えば、枠を指定した場合は、枠の中心を第1の位置としてもよい。また、タッチ操作に限らずテンキー操作やボタン操作等により、変状情報の指定を行っても構わない。
尚、作業者は、表示部33の画面をタップすること等により変状情報を入力する際、例えば、変状の種類を予め記憶された変状の種類の中から選択できるようにしてもよい。また、変状情報は、端末装置30のカメラで取得された写真であってもよい。
コンピュータ10における点検情報管理部12は、端末装置30から取得した展開図C’に付帯された点検情報(第1点検情報)を、その展開図C’に対応する3次元モデルBへ反映させる。具体的には、点検情報管理部12は、相対関係情報に基づき、展開図中の第1の位置に対応する3次元モデル上での位置を決定する。これを第2の位置を示す位置情報と呼ぶ。そして、点検情報管理部12は、第2の位置を示す位置情報と、変状情報(展開図C’に付帯された変状情報である)を関連付けたものを第2点検情報として入力し、当該第2点検情報を3次元モデルBに付帯させて記憶部21へ記憶する。即ち、3次元モデルBを第2点検情報が付帯されたものに更新する。
表示部13、表示部33は、3次元モデルや展開図等を作業者に対し表示する。端末装置30に含まれる表示部33は、上述したように液晶型のタッチパネルでもよい。
このように、本実施形態における橋梁点検支援装置100によれば、作業現場での橋梁点検に使用する(端末装置30内に記憶する)展開図と、第1サーバ20aに記憶された3次元モデルとの相対的な位置関係が、相対関係情報Dにより対応付けられている。従って、橋梁点検中に点検情報付加部32により展開図中に付帯された変状情報を、点検情報管理部12により3次元モデル上の対応する位置(第2の位置)に反映することができる。即ち、作業者は、展開図に記入された変状情報が反映された3次元モデルを参照することで、橋梁全体の中における変状情報の位置関係を容易に把握することができる。
従来では、橋梁全体の中で、展開図内の特定箇所の相対的な位置関係が規定されていないため、展開図の特定位置に変状等を記入しても、橋梁全体における変状の位置を表示することはできなかった。そのため、作業者が展開図上から変状の位置関係を判断せねばならず、イメージすることが難しい。そのため、作業者が位置関係を見誤ることで正確な橋梁点検に係る判断がなされない場合が起こり得た。一方、本実施形態に係る橋梁点検支援装置100によれば、相対関係情報により3次元モデルと展開図の間の相対的な位置関係が対応付けられていることで、展開図中での変状位置を3次元モデル上でも確認することができる。従って、作業者による変状位置の位置関係の把握を効果的にサポートすることができる。
また、従来、作業現場で橋梁点検に用いる展開図とサーバ内に保管される図面は同一ではないため、サーバに保管するための図面に作業者が再度、展開図に記入された情報を記入することを行っており手間がかかっていた。一方、橋梁点検支援装置100によれば、端末装置30に入力された点検情報(変状情報および、その位置情報)は、第1サーバ20aで取得された後に対応する3次元モデルとともにそのまま保管される。従って、管理が容易であることから、従来と比較して作業負担の軽減と作業時間の短縮を実現することができる。
また、橋梁点検支援装置100によれば、予め記憶された構造形式に対しパラメータを設定するだけで、3次元モデル及び展開図を作成することができる。従って、橋梁点検に用いる図面(展開図)の作成にかかる時間を大幅に短縮できる。また、実物の橋梁に基づく構造形式の選択とパラメータの設定という簡素なプロセスにより図面を作成できることから、橋梁点検に精通していない人間でも容易に橋梁の3次元モデルや展開図を作成することができる。
尚、第2サーバ20bは、本実施形態の橋梁点検支援が行われないで従来の方法に基づいて橋梁点検が行われたデータを記憶部22に格納している。本実施形態における橋梁点検支援装置100は、このような過去に作成されたデータと新たに作成した3次元モデルや展開図を関連付けて、橋梁点検を実行することができる。また、橋梁点検支援装置100により橋梁点検が実施されたデータ(第2点検情報が付帯された3次元モデル、第1点検情報が付帯された展開図)は、数値データに基づいて過去のデータと同様の形式で第2サーバ20bに格納されて管理されてもよい。
また、図2に示した各機能を有していれば、本発明の橋梁点検支援装置に係る構成は、橋梁点検支援装置100で示される構成に限定されない。例えば、端末装置30が、コンピュータ10、サーバ20とネットワークを介してデータの送受信が実行されるものであってもよい。また、コンピュータ10、サーバ20、端末装置30が有する各機能が一つの装置(例えば、端末装置)内に集約されていても構わない。
図7は、本実施形態のシステム(橋梁点検支援装置100)において用いられる装置(コンピュータ10、端末装置30)のハードウェア構成を示す図である。ハードウェア構成は、CPU101、DRAM102、ROM103、記憶部104、入出力IF105を備えている。
CPU101は、ROM103に格納される各種制御プログラム(生成部11や点検情報管理部12、点検情報付加部32等)を読みこんで実行する。
DRAM102は、制御プログラムや各種データを一時的に格納するワーキングエリアを提供する。ROM103は、各種制御プログラムを不揮発的に記憶する記憶媒体である。
記憶部104は、各種データ(画像データ、作業指示情報等)を記憶するものであり、フラッシュメモリやハードディスク等により構成される。入出力IF105は、ハードウェア構成の外部とデータの送受信を行うものである。尚、各構成は、バス106により接続されている。
図8、図9は、橋梁点検支援装置100が、作業者による橋梁点検を支援するプロセスを示すフローチャートである。以下、先ず図8を用いて橋梁点検支援装置100が実行するプロセスを説明する。
ステップS11では、生成部11が橋梁点検の対象となる橋梁に相当する3次元モデル、及び展開図を作成する。ステップS11内の詳細なプロセスは、図9のフローチャートにて後述する。
ステップS12では、コンピュータ10は、作成された展開図を端末装置30へ転送する。
ステップS13では、橋梁点検が開始され、端末装置30の点検情報付加部32は、作業者からの入力に基づき、点検情報(上述した第1点検情報である)を入力し、展開図に当該点検情報を付帯させて記憶部31に記憶する。
ステップS14では、端末装置30は、橋梁点検が終了し、ステップS13において点検情報が付帯された展開図を第1サーバ20aへ転送する。
ステップS15では、点検情報管理部12は、ステップS14で端末装置30から受信した展開図に付帯された第1点検情報を、その展開図に対応する3次元モデルに反映させる。具体的には、上述したように点検情報管理部12は、第2点検情報を作成し、第2点検情報を3次元モデルに付帯させる。
ステップS16では、コンピュータ10は、点検情報管理部12により更新された3次元データを記憶部21に格納する。
図9のステップS21からステップS24は、生成部11が実行する点検対象の橋梁の3次元モデル、展開図の作成ステップS11に係る処理を示す。ステップS21では、生成部11は、作業者からの入力に基づき、構造形式を選択する。
ステップS22では、生成部11は、作業者からの入力に基づきステップS21で選択された構造形式の各部材や部材間の寸法といったパラメータを設定する。
ステップS23では、生成部11は、ステップS21で定められた構造形式に対し、ステップS22で定められたパラメータを反映させ、橋梁の3次元モデルを生成する。
ステップS24では、橋梁の点検に用いる展開図を、ステップS23で生成された3次元モデルから作成する。ステップS24で作成される展開図は、必要となる橋梁の各部位毎に作成される。
以下、上述した実施形態において説明した橋梁点検支援装置100について、使用される装置(端末装置等)や、その装置に表示される画面の例を記載する。
図10は、端末装置に表示された展開図中の特定の位置を指定することで変状情報が表示される様子を示す図である。ここでは変状情報は、端末装置で取得した写真を含んでおり、展開図中の第1の位置に対応付けられている。例えば、展開図中の当該第1の位置をタッチすることで、その写真を表示するように動作する。
すなわち、手間が掛かっていた展開図準備・加工は不要となった。点検準備としては、過去の展開図データを探し、写真を貼り付けて加工し、印刷して他の図面と一緒に綴じていた。本実施形態では三次元データから二次元図面を自動作成するので作業時間を大幅に短縮できる。本実施形態においては、まず過去データを取得し、点検対象径間検索を行う。そして、点検ポイントの確認をし、関連資料を抽出する。このようにして作成された情報をモバイル端末で受信することにより点検準備を完了する。
図11は、展開図中に変状情報を記入する様子と、その変状情報の種類を選択可能に表示する例を示す。変状情報の種類は、図11に示されるように、ひび割れや漏水、はく落等、当該部位・部材に応じた変状情報等が画面上に選択可能に表示される。
すなわち、現地点検では、1.変状を見つけたら展開図上にスケッチし、2.コンクリート等の部材情報は自動で判定し、変状と評価区分を選択し、3.登録ボタンで位置と変状の形・寸法等を保存する。その際に変状を写真撮影し、その画像データを関連付けてもよい。
図12は、過去の変状情報との対応を表示する例を示す。過去に変状情報が記入された展開図と、現状新たに変状情報を記入する(された)展開図を、画面を切り替えて表示し、その比較を行うことが可能となる。
すなわち、この実施形態を使った二回目点検以降は図面上に変状位置を参照表示し、前回結果からの進行確認をすることができる。これにより、前回の変状写真と見比べながら進行具合を判定することもできる。
図13は、端末装置で取得した写真を変状情報として展開図と対応付けを行う例を示す。橋梁点検を実施する現場にて、変状情報に限らず、取得した写真についても個々の変状との対応付けを行うことが可能となる。
すなわち、従来は点検現場で写真撮影した後に図面上にファイル番号を記載して事務所で写真を選んで関連付けていたので、作業が煩雑であった。
また、橋梁の変状情報や3次元情報に対してAR(拡張現実)や画像処理(テクスチャマッピング)に関する技術を適用してもよい。
本実施形態は点検する際に展開図として2次元表示する事に好適する他の構造体にも適用できる。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は記載した実施形態に限定されるものではない。上述した橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラムは、特許請求の範囲に記載した本発明を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
100 橋梁点検支援装置
10 コンピュータ
11 生成部
12 点検情報管理部
13、33 表示部
20 サーバ
21、22、31 記憶部
30 端末装置
32 点検情報付加部
101 CPU
102 DRAM
103 ROM
104 記憶部
105 入出力IF
106 バス

Claims (9)

  1. 橋梁の3次元モデルと、前記3次元モデルと関連付けられた展開図と、前記3次元モデルと前記展開図との相対的な位置関係を示す相対関係情報と、を記憶する記憶部と、
    橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1点検情報として入力する点検情報付加部と、
    前記相対関係情報に基づき、前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での第2の位置を決定し、前記第2の位置を示す位置情報と、前記変状情報と、を関連付けて第2点検情報として入力する点検情報管理部と、を備える
    ことを特徴とする橋梁点検支援装置。
  2. 請求項1に記載の橋梁点検支援装置であって、
    異なる種類の橋梁の各々に対応する、各部材の相対的な配置や形状が定められた複数の構造形式の中から、前記橋梁点検作業の対象と同種の一つの構造形式を選択して前記3次元モデルを生成する生成部を備える
    ことを特徴とする橋梁点検支援装置。
  3. 請求項2に記載の橋梁点検支援装置であって、
    前記生成部は、前記展開図を、前記3次元モデルを用いて作成する
    ことを特徴とする橋梁点検支援装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の橋梁点検支援装置であって、
    前記生成部は、前記一つの構造形式に対してパラメータの設定を行うことで、前記3次元モデルを生成する
    ことを特徴とする橋梁点検支援装置。
  5. 請求項4に記載の橋梁点検支援装置であって、
    前記パラメータは、前記一つの構造形式の各部材の寸法を含む
    ことを特徴とする橋梁点検支援装置。
  6. 橋梁の3次元モデルと、前記3次元モデルと関連付けられた展開図と、前記3次元モデルと前記展開図との相対的な位置関係を示す相対関係情報と、を記憶し、
    橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1点検情報として入力し、
    前記相対関係情報に基づき、前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での第2の位置を決定し、前記第2の位置を示す位置情報と、前記変状情報と、を関連付けて第2点検情報として入力する
    ことを特徴とする橋梁点検支援方法。
  7. 橋梁の3次元モデルと、前記3次元モデルと関連付けられた展開図と、前記3次元モデルと前記展開図との相対的な位置関係を示す相対関係情報と、を記憶し、
    橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1点検情報として入力し、
    前記相対関係情報に基づき、前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での第2の位置を決定し、前記第2の位置を示す位置情報と、前記変状情報と、を関連付けて第2点検情報として入力する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  8. 橋梁の3次元モデルと関連付けられた展開図を記憶する記憶部と、
    橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて入力する点検情報付加部と、
    を備えることを特徴とするモバイル端末装置。
  9. 橋梁の3次元モデルと、前記3次元モデルと関連付けられた展開図と、を記憶する記憶部と、
    橋梁の点検作業において発見された橋梁の変状情報と、前記変状の箇所に対応する前記展開図中の第1の位置を示す位置情報と、を関連付けて第1点検情報として入力する点検情報付加部と、
    前記展開図中の前記第1の位置に対応する前記3次元モデル上での位置を決定し、該位置を示す位置情報と、前記変状情報と、を関連付けて第2点検情報として入力する点検情報管理部と、を備える
    ことを特徴とする橋梁点検支援装置。
JP2017222295A 2017-11-17 2017-11-17 橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置 Ceased JP2019094620A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222295A JP2019094620A (ja) 2017-11-17 2017-11-17 橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017222295A JP2019094620A (ja) 2017-11-17 2017-11-17 橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019094620A true JP2019094620A (ja) 2019-06-20

Family

ID=66971129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017222295A Ceased JP2019094620A (ja) 2017-11-17 2017-11-17 橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019094620A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111335186A (zh) * 2020-03-05 2020-06-26 青岛理工大学 转体桥梁安全监测预警方法、系统、存储介质、预警平台
WO2021187157A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 富士フイルム株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP7000513B1 (ja) 2020-08-07 2022-01-19 株式会社インフォマティクス 構造物管理業務支援システム
CN117649401A (zh) * 2024-01-26 2024-03-05 河南省建筑质量监督检验中心有限公司 一种桥梁安全检测方法、系统、设备及介质

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227829A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Kajima Corp コンクリート壁面の点検調査支援システム
JP2011192270A (ja) * 2010-02-19 2011-09-29 West Japan Railway Co 構造物管理用図面作成装置、及びその処理プログラム

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005227829A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Kajima Corp コンクリート壁面の点検調査支援システム
JP2011192270A (ja) * 2010-02-19 2011-09-29 West Japan Railway Co 構造物管理用図面作成装置、及びその処理プログラム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111335186A (zh) * 2020-03-05 2020-06-26 青岛理工大学 转体桥梁安全监测预警方法、系统、存储介质、预警平台
WO2021187157A1 (ja) * 2020-03-16 2021-09-23 富士フイルム株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及び画像処理プログラム
JP7000513B1 (ja) 2020-08-07 2022-01-19 株式会社インフォマティクス 構造物管理業務支援システム
JP2022030893A (ja) * 2020-08-07 2022-02-18 株式会社インフォマティクス 構造物管理業務支援システム
CN117649401A (zh) * 2024-01-26 2024-03-05 河南省建筑质量监督检验中心有限公司 一种桥梁安全检测方法、系统、设备及介质
CN117649401B (zh) * 2024-01-26 2024-05-03 河南省建筑质量监督检验中心有限公司 一种桥梁安全检测方法、系统、设备及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7231306B2 (ja) イメージ内のターゲットオブジェクトに自動的にアノテーションするための方法、装置およびシステム
JP5991423B2 (ja) 表示装置、表示方法、表示プログラムおよび位置設定システム
JP2019094620A (ja) 橋梁点検支援装置、橋梁点検支援方法、プログラム、モバイル端末装置
KR20180131471A (ko) 3d 스캐닝과 bim을 이용한 시공 오차 통합 관리 장치 및 그 방법
KR102027856B1 (ko) 2d 도면과 bim모델을 기반으로, 건설용 골조 3d도면·3d형상을 생성하고 건설정보를 운용하는 가상·증강현실 시스템 및 모바일 어플리케이션
JP6096634B2 (ja) 仮想現実を用いた3次元地図表示システム
JP2017167969A (ja) 損傷抽出システム
JP2016035145A (ja) プログラム、携帯端末、情報処理方法、及び、情報処理システム
JP6481832B2 (ja) プログラム、携帯端末、情報処理方法、及び、情報処理システム
JP6235327B2 (ja) 施工情報管理システムおよび施工情報管理方法
JP6842819B2 (ja) 道路構造物の点検情報管理システム
JP2018180571A (ja) 配筋検査支援システム及び配筋検査支援プログラム
KR102198775B1 (ko) 이동단말, 이를 포함하는 견적 생성 시스템 및 방법
JP2017199259A (ja) 資材認識装置、および、資材認識方法
JP2020009008A (ja) 情報処理システム及び情報処理システム用プログラム
JP2002266497A (ja) 工事見積方法及び工事見積用媒体、並びに工事見積支援システム
JP6053625B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム
JP2022040999A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
JP7277072B2 (ja) 診断処理装置、診断システム、入出力方法、及びプログラム
JP2001222305A (ja) 板金統合支援システム及び図形データ生成管理プログラムを記憶した記憶媒体
JP2021015572A (ja) 情報管理システムおよび情報管理方法
JP6058198B1 (ja) 管理用図書チェックシステム、管理用図書チェック方法、及び制御プログラム
CN108319644A (zh) 图纸检索方法及系统
JP2008108059A (ja) 既存プラントの3dモデル作成方法
JP7018818B2 (ja) 配筋検査支援システム及び配筋検査支援プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201113

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20201218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20211026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220117

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220524

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20220927