JP6057608B2 - 焦点調節装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、焦点調節機能を備えた焦点調節装置、及びその制御方法に関するものである。
従来、電子スチルカメラやビデオカメラなどにおけるオートフォーカス(AFとも記す)には、CCD(電荷結合素子)などを用いた撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分が最大になるレンズ位置を合焦位置とする方式が用いられている。この方式の1つとして、スキャン方式が知られている。即ち、所定の焦点検出範囲の全体に亘ってレンズを移動させながら、撮像素子から得られる輝度信号の高域周波数成分に基づいて評価値(焦点評価値とも記す)を生成し、その都度に記憶していく。そして、記憶した値のうち、その最大値に相当するレンズ位置を合焦位置とする。
もう1つの方式として、焦点評価値が増加する方向にレンズを動かし、焦点評価値が最大になる位置を合焦位置とする山登り方式(いわゆるContinuous AF。コンティニュアスAFとも記す)が知られている。コンティニュアスAFでは、常に焦点評価値の変動の状況を確認し、焦点評価値が増加する方向にレンズを移動させる。この方式では、常に被写体が合焦状態にあるように制御できるとともに、被写体の存在しない方向に対して不要なレンズ移動を行わない。このため、前記スキャン方式に比べて、撮影画面の見栄えを考慮した動作となっている。その一方で、被写体の位置が大きく変化して現在のレンズ位置から被写体の合焦位置までが遠い場合などには、焦点評価値が増加する方向を見つけるのに時間がかかる。このため、前記スキャン方式と比べて合焦位置を見つけるまでに時間がかかる。
特許文献1には、前記コンティニュアスAFにおいて、撮影シーンが変化した場合において前記スキャン方式を組み合わせる構成が開示されている。このような構成によれば、前記スキャン方式によって画面内の合焦すべき被写体を判断することにより、合焦すべき被写体に素早くピントを合わせることが可能となる。
特開2010−191080号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、素早くピント合わせをすることができる一方で、シーン変化を検出する度に焦点検出範囲の全域に亘ってレンズを移動させるため、大きなピント変動が度々起きる。そのため、ピント合わせを素早く行う必要のない場合は、撮影画面の見栄えが損なわれることがかえって問題となる。
前記実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、素早くピントを合わせたい撮影シーンと、素早いピント合わせはせずに撮影画面の見栄えを優先したい撮影シーンの、それぞれの撮影シーンに応じたAF制御を行うことを可能にした焦点調節装置、及びその制御方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、フォーカスレンズを介して得られた被写体像を電気信号に変換し画像を取得する撮像手段と、前記撮像手段の出力信号に基づいて生成された焦点評価値に基づいてフォーカスレンズを移動させて焦点調節を行う焦点調節手段と、前記焦点調節手段によって得られた被写体の距離情報に応じて、予め決められた所定の処理を実施する処理手段と、前記撮像手段において画像を取得する際の設定に応じて予め決められた前記所定の処理を実施するか否かを判断する実施判断手段とを有し、前記所定の処理は、撮影シーンを判定してシーンを示すアイコンの表示を行う処理、前記撮像手段により得られた画像について所定の色を強調する画像処理、絞りを再設定する処理、前記撮像手段により得られた画像にぼかし処理を施す処理の少なくともいずれかであり、前記焦点調節手段は、前記実施判断手段により前記所定の処理を実施すると判断された場合は、シーン変化に応じて、前に取得された前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズの移動量および移動方向の少なくとも一つを決定しながら前記焦点評価値を取得して焦点調節を行う第1の焦点調節動作と、予め決められた焦点検出範囲において前記フォーカスレンズを移動させて前記焦点評価値を取得して焦点調節を行う第2の焦点調節動作とを行い、前記所定の処理を実施しないと判断された場合は、シーン変化によらず前記第1の焦点調節動作を行い、前記第2の焦点調節動作を行わないことを特徴とする。
本発明によれば、素早くピントを合わせたい撮影シーンと素早いピント合わせはせずに見栄えを優先したい撮影シーンの、それぞれの撮影シーンに応じた適切なAF制御を行うことを可能とする焦点調節装置及びその制御方法を提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる焦点調節装置である電子カメラの構成を模式的に示すブロック図である。 図2は、第1の実施形態にかかる電子カメラの動作を示すフローチャートである。 図3は、図2におけるS204のシーン安定判断(シーン検出)を説明するフローチャートである。 図4は、図2におけるS206の被写体の合焦位置特定のためのAFスキャンを説明するフローチャートである。 図5は、焦点評価値の変化態様の一例を模式的に示すグラフである。 図6は、合焦判定の処理を示すフローチャートである。 図7は、図2におけるS207の「被写体の距離に応じた所定の処理」を説明するフローチャートである。 図8は、図2におけるS208のコンティニュアスAFを説明するフローチャートである。 図9は、図8のS804におけるシーン変化判定の処理を示すフローチャート図である。 図10は、図2におけるS209のシーン不安定判断の処理を示すフローチャートである。 図11は、第2の実施形態にかかるS207の「被写体の距離に応じた所定の処理」を示すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態にかかる焦点調節装置である電子カメラ1の全体的な構成について、図1を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる焦点調節装置である電子カメラ1の構成を模式的に示すブロック図である。
101は撮影レンズである。撮影レンズ101は、光学的に倍率を変更可能なズーム機構を含む。ズーム機構による被写体の倍率を、光学ズーム倍率と称する。
102は絞りである。絞り102は、撮影レンズ101に入射する入射光量の制御および被写界深度の調節を行う。
104フォーカスレンズである。フォーカスレンズ104は、後述する撮像素子108上に被写体像を結像させる。
105はAF処理部である。AF処理部105は、フォーカスレンズ104の移動手段を含む。
108は撮像素子である。撮像素子108は、受光面に結像した光学像をCCD素子或いはCMOS素子等の光電変換手段によって電気信号に変換してA/D変換部109へ出力する。
A/D変換部109は、撮像素子108からの出力信号(画像信号)をデジタル形式の信号に変換する。A/D変換部109は、撮像素子108の出力ノイズを除去するCDS(相関二重サンプリング処理)回路や、A/D変換前に処理を行う非線形増幅回路を含む。
110は画像処理部である。画像処理部110は、撮像素子108の出力信号から被写体の輝度を算出し、この出力から特定周波数帯域の信号成分を抽出する。また、画像処理部110は、A/D変換部109から出力されたデジタル信号に対して所定の画素補間や画像縮小等のリサイズ処理と色変換処理とを行って画像信号を出力する。
111はWB(ホワイトバランス)処理部である。
112はフォーマット変換部である。
113は、高速な内蔵メモリ(例えばランダムアクセスメモリなど、DRAMとも記す)である。DRAM113は、一時的な画像記憶手段としての高速バッファとして、または画像の圧縮・伸張における作業用メモリなどに使用される。
114は画像記録部である。画像記録部114は、画像信号を記録することができる。画像記録部114は、メモリーカードなどの記録媒体と、そのインターフェースからなる。
115はシステム制御部である。システム制御部115は、電子カメラ1の動作を制御する制御手段である。システム制御部115は、電子カメラ1の撮影シーケンスなどシステムを制御する。システム制御部115は、CPUとRAMとROMを有するコンピュータである。そして、後述する各種処理(動作)を実行するためのコンピュータプログラム(コンピュータソフトウェア)は、ROMに格納されている。CPUは、ROMに格納されるコンピュータソフトウェアを読み出し、RAMを作業領域として使用して実行する。これにより、システム制御部115は、電子カメラ1の制御を行うことができる。
116は画像表示用メモリ(VRAMとも記す)である。
117は操作表示部である。操作表示部117は表示手段として機能する。操作表示部117は、画像を表示する表示デバイス(たとえばLCDなど)を有する。操作表示部117は、画像表示、操作補助のための表示、カメラ状態の表示を行う。このほか、操作表示部117は、撮影時には撮影画面と焦点検出領域を表示する。
118は、使用者が電子カメラ1を外部から操作するための操作部である。
121は撮影スタンバイスイッチ(以下、SW(1)と記す)SW(1)121は、AFやAE等の撮影スタンバイ動作を行うためのスイッチである。このSW(1)121が操作されると、システム制御部115などは、撮影のためにフォーカスレンズ104の合焦位置を確定する。合焦位置の確定のための手順は後述する。
123は顔検出モジュールである。顔検出モジュール123は、画像処理部110が処理した画像信号を用いて顔検出を行う。そして、顔検出モジュール123は、検出した1つ又は複数の顔情報(位置・大きさ・信頼度)をシステム制御部115に送信する。すなわち、顔検出モジュール123は、画像信号に対して顔認識処理を施し、特定被写体情報(撮影画面内の人物の顔の大きさ、位置、顔の確からしさを示す信頼度)を検出し、その検出結果をシステム制御部115に送信する。
124は動体検出部である。動体検出部124は、操作表示部117の画面内の被写体及び背景が動いているかどうかを検出する。そして、動体検出部124は、検出結果(動体情報)をシステム制御部115に送信する。具体的には、動体検出部124は、画像処理部110が処理した画像信号のうち、時系列的に並んだ2枚の画像を比較し、その差分情報から被写体/背景の動体情報(動作量、位置、範囲)を検出する。比較する情報としては、画像信号内の輝度信号や色信号などがあげられる。2枚の画像の輝度信号と色信号の双方を比較することにより、輝度信号のみを比較した場合と比べ、精度良く被写体の動体情報を検出することができる。ただし、操作表示部117の画面内に、被写体と似た色がある場合は、その場所にも反応することがある。このため、動体検出部124は、被写体と似た色が画面内の被写体領域以外にある場合は、輝度信号のみで動体情報を検出してもよい。
125は角速度センサ部である。角速度センサ部125は、電子カメラ1の角速度を検出し、検出した角速度から電子カメラ1の動き(電子カメラ1の動作量)を検出する。そして、角速度センサ部125は、検出した電子カメラ1の動き(電子カメラ1の動作量)をシステム制御部115に送信する。
角速度センサ部125や顔検出モジュール123も、状態検出手段を構成することができる。
操作部118には、例えば次の様なものが含まれる。電子カメラ1の撮影機能や画像再生時の設定などの各種設定を行うメニュースイッチ。撮影レンズ101のズーム機構を操作するためのズームレバー。撮影モードと再生モードの動作モード切換えスイッチ。
次に、図2のフローチャートを参照しながら、第1の実施形態にかかる電子カメラ1の撮像準備前の動作について説明する。図2は、第1の実施形態にかかる電子カメラ1の動作を示すフローチャートである。この処理を実行するためのコンピュータプログラム(コンピュータソフトウェア)は、システム制御部115のROMに格納されている。そして、システム制御部115のCPUは、このコンピュータプログラムをROMから読み出し、RAMを作業領域として用いて実行する。これにより、図2のフローチャートに示す動作が実行される。
まず、S201では、撮影準備を指示するSW(1)121の状態(ON/OFF)を判定する。SW(1)121の状態がON(オン)状態ならば本処理を終了する。一方、SW(1)121がOFF(オフ)状態の場合にはS202へ進む。
S202では、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する設定になっているかを判定する。電子カメラ1が次のように設定されている場合には、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する設定になっていると判定する。
(1)被写体の合焦位置に対応する被写体の距離(距離情報)に基づいて撮影シーン(マクロ/遠景シーン)を判定する場合。
たとえば、焦点検出範囲に、マクロの距離が含まれる場合に、被写体の合焦位置に対応する被写体の距離に基づいて撮影シーン(マクロ/遠景シーン)を判定する。ここで、現在の光学ズーム倍率が、あらかじめ設定された所定の距離よりも近い側においても焦点調節を行う倍率に設定されている場合に限って、被写体の合焦位置に対応する被写体の距離に基づいて撮影シーン(マクロ/遠景シーン)を判定する構成としてもよい(図7参照)。言い換えると、現在の光学ズーム倍率における焦点検出範囲に、マクロの距離が含まれる場合に、被写体の合焦位置に対応する被写体の距離に基づいて撮影シーン(マクロ/遠景シーン)を判定する。
また、撮影シーン(マクロ/遠景シーン)を判定(シーン検出)して操作表示部117に撮影シーンを示すアイコンを表示するモードが使用者により設定されている場合に、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施することとしてもよい。
なお、「所定の距離(マクロの距離)」は、あらかじめ適宜設定される。このように判定された場合の「被写体の距離に応じた所定の処理」には、図7を用いて後述するが、被写体の合焦位置に応じてマクロ/遠景シーンを判定して撮影準備前の操作表示部117に撮影シーンを示すアイコンを表示する処理がある。なお、マクロシーンの場合にのみマクロシーンを示すアイコンを表示するようにしてもよいし、マクロシーンの場合も、遠景シーンの場合も撮影シーン(マクロ/遠景シーン)を示すアイコンを表示するようにしてもよい。
(2)電子カメラ1のモードが、被写体の距離および色情報に応じて撮影シーンを判定するモードに設定されている場合。このように判定された場合の「被写体の距離に応じた所定の処理」には、システム制御部115が、被写体の合焦位置と色情報を用いて夕景/青空シーンを判定し、操作表示部117に撮影シーンを示すアイコンを表示する処理や、表示するスルー画像の色を変える処理などがある。
そしてS203へ進む。
S203では、S202で調べた設定が「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する設定となっている場合はS204へ進み、実施しない設定になっている場合はS208へ進む。
S204では、後述する手順に従ってシーン安定判断を行う(図3参照)。
S205では、S204において「撮影シーンが安定した状態」であると判断されたか否かを判定し、安定した状態であると判断された場合にはS206へ進み、安定した状態であると判断されていなければS201へ戻る。「撮影シーンが安定した状態」とは、撮影する被写体や電子カメラ1の状態が安定して維持され、撮影に適した状態になっていることである。
S206では、後述する手順に従って被写体の合焦位置を特定するための第2の焦点調節動作の1実施形態としてのAFスキャンを行う(図4参照)。
S207では、後述する手順に従ってS206のAFスキャンで得られた被写体の距離に応じて、特定の「被写体の距離に応じた所定の処理」を行う(図7参照)。
S208では、後述する手順に従って第1の焦点調節動作の1実施形態としてのコンティニュアスAFを行う(図8参照)。
S209では、後述する手順に従ってシーン不安定判断を行う(図10参照)。
S210では、S209において「撮影シーンが不安定」であると判断されたかどうかを調べる。そして、「撮影シーンが不安定である」と判断された場合にはS201へ進み、不安定であると判断されていなければS208へ進む。ここで、「撮影シーンが不安定である」とは、撮影する被写体の状態や電子カメラ1の状態が不安定となり、撮影に適した状態ではなくなることである。
以上の様にして、撮影準備前の電子カメラ1の動作を行う。
次に、図2のS204の「シーン安定判断」の動作(処理)について説明する。図3は、図2におけるS204のシーン安定判断を説明するフローチャートである。
S301では、角速度センサ部125で検出したカメラ動作量が所定量以下となっているかどうかを調べる。そして、カメラ動作量が所定量以下であればS302へ進み、そうでない場合にはS304へ進む。ここでは、カメラ動作量が所定量以下になっていか否かを調べることにより、電子カメラ1の状態が安定しているか否かを判断する。そして、カメラ動作量が所定量以下である場合には、電子カメラ1の状態が安定していると判断する。なお、この所定の量は適宜設定されるものであり、あらかじめシステム制御部115のROMに格納される。そして、ROMから読み出して判断に使用する。
S302では、前回からの輝度変化量が所定量以下かどうかを調べる。輝度変化量が所定量以下であればS303へ進み、そうでなければS304へ進む。ここでは、輝度変化量が所定値以下になっているか否かを調べることにより、撮影する被写体が変化していないか否かを判断する。そして、輝度変化量が所定値以下である場合には、撮影する被写体が変化していないと判断する。
S303では、撮影シーンが安定状態となったと判断する。そして本処理を終了する。一方、S304では、撮影シーンが安定状態ではないと判断する。そして本処理を終了する。
次に、図2におけるS206の「AFスキャン」の動作(処理)について説明する。図4は、図2におけるS206の被写体の合焦位置特定のためのAFスキャンを説明するフローチャートである。ここでは、主にシステム制御部115が「AFスキャン」の処理を実行する。
S401では、操作表示部117の画面内に焦点検出領域を設定する。この焦点検出領域は、N×N個に分割されている。焦点検出領域の数や大きさは、操作表示部117の画面内の主被写体の存在確率を考慮して設定してもよい。また、横方向と縦方向とで焦点検出領域の数を異ならせてもよい。
S402では、フォーカスレンズ104をスキャン開始位置からスキャン終了位置まで所定の移動量で移動させながら、各フォーカスレンズ位置における焦点評価値を生成して記憶していく。すなわち、フォーカスレンズ104の焦点調節可能な領域全体を対象として、フォーカスレンズ104を所定の移動量で移動させて焦点評価値を取得する。例えば、無限遠をスキャン開始位置とし、AFスキャン可能な焦点検出範囲の至近端をスキャン終了位置とする。
S403では、S402で得られた焦点評価値のピーク位置を演算により求める。そして、S404へ進む。
S404では、後述する手順に従って各焦点検出領域のピーク位置の合焦判定を行う(図5,6参照)。そして、S405へ進む。
S405では、S404の合焦判定において合焦できたかどうかを調べ、合焦できていればS406へ進み、そうでなければS407へ進む。
S406では、S405の合焦判定において合焦枠として選ばれた領域に焦点検出領域を設定する。そして、S408へ進む。S408では、合焦領域の焦点検出領域の焦点評価値のピーク位置にフォーカスレンズを移動させる。そして、本処理を終了する。
一方、S407では、画面内に予め設定してある所定領域に焦点検出領域を設定する。ここで、所定領域は被写体が存在しそうな領域とする。例えば、画面の中央領域に焦点検出領域を設定する。そしてS409へ進む。S409では、定点と呼ばれる被写体存在確率の高い位置にフォーカスレンズを移動させる。そして、本処理を終了する。
S410では、ピーク検出フラグをTRUEとして、本処理を終了する。このピーク検出フラグは、初期化動作(図示略)において予めFALSEに設定されているものとする。
次に、図4のS404における合焦判定のサブルーチンについて図5と図6を用いて説明する。
図5は、焦点評価値の変化態様の一例を模式的に示すグラフである。図5に示すように、横軸にフォーカスレンズ位置をとり縦軸に焦点評価値をとるグラフにおいては、遠近競合などの場合を除くと、焦点評価値は山状になる。そこで、焦点評価値の最大値と最小値の差、ある所定量(SlopeThr)以上評価値が下がるフォーカスレンズ位置が続く焦点検出範囲、評価値が下がっている部分の勾配から、グラフの山の形状を判断する。そしてグラフの山の形状から、合焦判定(焦点検出状況の判断)を行うことができる。合焦判定における判定結果は、以下に示す様に「○判定」「×判定」で出力される。
○判定:被写体のコントラストが十分、且つスキャンした焦点検出範囲に対応する距離範囲内の距離に被写体が存在する。
×判定:被写体のコントラストが不十分、またはスキャンした焦点検出範囲に対応する距離範囲外の距離に被写体が位置する。
また、×判定のうち、至近側方向のスキャンした焦点検出範囲に対応する距離範囲外に被写体が位置する場合を△判定とする。
山の形状を判断するため、ある閾値以上評価値が下がる部分の長さL、評価値が下がっている部分の勾配SL/Lを、図5を用いて説明する。SLは評価値が下がっている部分の山の高さを示す。山の頂上(A点)から評価値が下がっていると認められる点をD点、E点とし、D点とE点の距離を山の距離Lとする。評価値が下がっていると認める焦点検出範囲は、A点から、所定量(SlopeThr)以上、焦点評価値が下がったスキャンポイントが続く焦点検出範囲とする。スキャンポイントとは、連続的にフォーカスレンズを動かして、スキャン開始点からスキャン終了点まで移動する間に、焦点評価値を取得するポイントのことである。A点とD点の焦点評価値の差SL1とA点とE点の焦点評価値の差SL2の和SL1+SL2をSLとする。
図6は、合焦判定の処理を示すフローチャートである。
S601において、焦点評価値の最大値(Max)と最小値(Min)を求める。そして、S602に進む。
S602では、焦点評価値が最大となるスキャンポイントを求める。そして、S603へ進む。
S603では、スキャンポイントと焦点評価値から、山の形状を判断する為に、焦点評価値の傾斜している部分の長さLと、傾斜SL/Lを求める。そして、S604へ進む。
S604では、山の形状が至近側登り止まりかを判断する。具体的には、次の2つの条件(1)(2)を充足する場合に、山の形状が至近側登り止まりであると判定する。(1)焦点評価値が最大値となるスキャンポイントが、スキャンを行った所定範囲における至近端である。(2)至近端のスキャンポイントでの焦点評価値と、至近端のスキャンポイントより1ポイント分無限遠よりのスキャンポイントでの焦点評価値との差が、所定値以上である。
至近側登り止まりであると判断した場合は、S609へ進み、そうでなければS605へ進む。
S605では、焦点評価値の山の形状が無限遠側登り止まりであるか否かを判断する。次の2つの条件(1)(2)を充足する場合に、焦点評価値の山の形状が無限遠側登り止まりであると判断する。(1)焦点評価値の最大値となるスキャンポイントが、スキャンを行った所定範囲における無限遠端である。(2)無限遠端スキャンポイントにおける焦点評価値と、無限遠端スキャンポイントより1ポイント分至近端よりのスキャンポイントにおける焦点評価値との差が、所定値以上である。
無限遠側登り止まりであると判断した場合は、S608へ進み、そうでなければS606へ進む。
S606では、次の3つの条件(1)(2)(3)を充足するかを判断する。(1)一定値以上の差分で評価値が下がっている部分の長さLが所定値以上である。(2)傾斜している部分の傾斜の平均値SL/Lが所定値以上である。(3)焦点評価値の最大値(Max)と最小値(Min)の差が所定値以上である。
これら(1)(2)(3)の3つの条件を全て充足する場合には、S607へ進む。そうでなければ、S608へ進む。
S607に進んだ場合には、得られた焦点評価値が山状となっており、被写体にコントラストがあり、焦点調節が可能である。このため、S607において、判定結果を「○判定」とする。
S608に進んだ場合には、得られた焦点評価値が山状となっておらず、被写体にコントラストがなく、焦点調節が不可能である。このため、S608において、判定結果を「×判定」とする。
S609に進んだ場合には、得られた焦点評価値が山状となってはいないが、至近側方向に登り続けている状態となっており、更に至近側に被写体ピークが存在している可能性がある。このため、S609において、判定結果を「△判定」としている。
以上のようにして、合焦判定を行う。
次に、図7を参照して、図2におけるS207の「被写体の距離に応じた所定の処理」について説明する。図7は、図2におけるS207の「被写体の距離に応じた所定の処理」を説明するフローチャートである。ここでは、主にシステム制御部115が「被写体の距離に応じた所定の処理」を実行する。
S701では、図2のS206のAFスキャンの結果、被写体の合焦位置が特定できたかどうかを調べる。特定できた場合はS702へ進む。特定できなかった場合は本処理を終了する。
S702では、現在の光学ズーム倍率が、予め決められたマクロ距離まで焦点調節を行う光学ズーム倍率かどうかを判断する。そして、マクロ距離まで焦点調節を行う光学ズーム倍率であればS703へ進み、そうでない場合はS704へ進む。
S703では、図2のS206のAFスキャンの結果得られた被写体の距離が、マクロ距離の範囲内にあるか否かを判断する。そして、被写体の距離がマクロ距離の範囲内にある場合にはS713へ進み、そうでない場合はS704へ進む。
S704では、操作部118の操作により撮影準備前に遠景シーンを判定する設定がされているかを調べる。遠景シーンを判定する設定の場合はS705へ進み、遠景シーンを判定する設定でない場合は本処理を終了する。
S705では、図2のS206のAFスキャンの結果得られた被写体の距離が、予め決められた無限遠の距離の範囲内にあるか否かを判断する。被写体の距離が無限遠の距離の範囲内にある場合はS706へ進み、そうでない場合は本処理を終了する。
S706では、画像処理部110は、操作表示部117の画面内に赤色の領域が多いか否かを判断する。具体的には、画像処理部110は、画面内の赤色の領域が所定の割合以上であるか否かを判断する。そして、赤色の領域が所定の割合以上であればS708へ進み、赤色の領域が所定の割合未満であればS707へ進む。
S707では、画像処理部110は、画面内に青色の領域が多いか否かを判断する。具合的には、画像処理部110は、画面内の青色の領域が処置の割合以上であるか否かを判断する。青色の領域が所定の割合以上であればS710へ進み、青色の領域が所定の割合未満であればS712へ進む。
S708では、現在の撮影シーンが夕景シーンであるとして、操作表示部117に夕景を示すアイコンを表示させる。そして、S709へ進む。S709では、WB処理部111は、操作表示部117に表示するスルー画像に対して赤色を強調した画像処理を施す。そして本処理を終了する。
S710では、現在の撮影シーンが青空シーンであるとして、操作表示部117に青空を示すアイコンを表示させる。そして、S711へ進む。S711では、WB処理部111は、操作表示部117に表示するスルー画像に対して青色を強調した画像処理を施す。そして本処理を終了する。
S712では、現在の撮影シーンが遠景シーンであるとして、操作表示部117に遠景を示すアイコンを表示させる。そして、本処理を終了する。
S713では、現在の撮影シーンがマクロシーンであるとして、操作表示部117にマクロシーンを示すアイコンを表示させる。そして本処理を終了する。
次に、図2におけるS208のコンティニュアスAFの処理について、図8を参照して説明する。図8は、図2におけるS208のコンティニュアスAFを説明するフローチャートである。ここでは、主にシステム制御部115が、コンティニュアスAFの処理を実行する。
S801では、設定した各焦点検出領域で焦点評価値を取得する。
S802では、焦点評価値に基づいて合焦度を算出する。本実施形態では、合焦度は、焦点評価値に基づいて「高」「中」「低」の3段階で決定されるものとする。
S803では、撮影準備を指示するSW(1)121の状態(ON/OFF)を判定する。そして、SW(1)121の状態がON(オン)状態である場合には本処理を終了し、OFF(オフ)状態である場合にはS804へ進む。
S804では、後述する処理に従いシーン変化判定を行う(図9参照)。
S805では、ピーク検出フラグがTRUEであるかどうかを判断する。そして、TRUEであればS822へ進み、FALSEであればS806へ進む。
S806では、フォーカスレンズ104の現在位置を取得する。
S807では、焦点評価値の取得およびフォーカスレンズ104の現在位置の取得をカウントするための取得カウンタに1を加える。この取得カウンタは、初期化動作(図示略)において予め0に設定されているものとする。
S808では、取得カウンタの値が1かどうかを判断する。取得カウンタの値が1である場合にはS811へ進み、取得カウンタの値が1でない場合にはS809へ進む。
S809では、「今回の焦点評価値」が「前回の焦点評価値」よりも大きいかどうかを判断する。大きい場合にはS810へ進み、そうでなければS817へ進む。
S810では、増加カウンタに1を加える。
S811では、今回の焦点評価値を、焦点評価値の最大値として、演算メモリ(RAM)に記憶する。
S812では、フォーカスレンズ104の現在の位置を、焦点評価値のピーク位置として、演算メモリ(RAM)に記憶する。
S813では、今回の焦点評価値を、前回の焦点評価値として、演算メモリ(RAM)に記憶する。
S814では、フォーカスレンズ104の現在位置が焦点検出範囲の端にあるかどうか判断する。現在位置が焦点検出範囲の端である場合にはS815へ進み、そうでなければS816へ進む。
S815では、フォーカスレンズ104の移動方向を反転させる。
S816では、フォーカスレンズ104を所定の移動量だけ移動させる。ここで、焦点評価値が同一方向に所定回数以上増加した場合は、現在のフォーカスレンズ104の移動方向の合焦位置の存在方向としての信頼性が高いと考えられる。一方、焦点評価値が同一方向で所定回数以上増加していない場合は、フォーカスレンズ104の移動方向の信頼性が低いと考えられる。
フォーカスレンズ104の移動方向の信頼性が高い場合は、フォーカスレンズ104の移動量を大きくする。これにより、合焦位置をより速く見つけることができる。
一方、フォーカスレンズ104の移動方向の信頼性が低い場合は、フォーカスレンズ104の移動量を小さくする。これにより、不要なピント変動を抑えて操作表示部117での見栄えを考慮した動作ができる。
S817では、(焦点評価値の最大値−今回の焦点評価値)が所定量より大きいかどうかを判断する。(焦点評価値の最大値−今回の焦点評価値)が所定量より大きい場合にはS818へ進み、そうでない場合にはS813へ進む。ここで、(焦点評価値の最大値−今回の焦点評価値)が所定量より大きい場合には、すなわち、焦点評価値が最大値から所定量減少している場合には、その最大値をピントのピーク位置での焦点評価値とみなす。
S818では、増加カウンタが0より大きいかどうかを判断する。そして、増加カウンタが0より大きければS819へ進み、0であればS813へ進む。
S819では、AF処理部105を制御し、フォーカスレンズ104を、ピーク位置へ移動させる。ここでのピーク位置は、前記S812で記憶した焦点評価値が最大値となった位置である。
S820では、ピーク検出フラグをTRUEとする。
S821では、取得カウンタを0とする。
S822では、今回の焦点評価値が焦点評価値の最大値に対して所定割合以上変動したかどうかを判定する。そして、所定割合以上の大きな変動をしている場合にはS824へ進み、小さな変動である場合にはS823へ進む。
S823では、フォーカスレンズ104の位置をそのまま保持する。
S824では、焦点評価値が最大となるフォーカスレンズ位置を再び求め直すため、ピーク検出フラグをFALSEとし、焦点評価値の最大値及びピーク位置をリセットする。
S825では、増加カウンタをリセットする。
以上の処理によって、コンティニュアスAF動作では常に被写体が合焦状態となる様にフォーカスレンズを移動させる。
次に、図9を参照して、図8のS804におけるシーン変化判定の処理を説明する。図9は、図8のS804におけるシーン変化判定の処理を示すフローチャート図である。
S901では、顔検出モジュール123が検出した顔検出状態が変化したかどうかを判定する。そして、顔検出状態が変化していれば本判定処理を終了して図2のS201へ戻り、そうでなければS902へ進む。
ここで、顔検出状態とは、顔検出結果である。顔検出結果については、例えば、前回のシーン変化判定時に主顔が検出されていて今回のシーン変化判定時に主顔が検出されていなければ、顔検出状態が変化したことになる。主顔は、例えば、事前に登録された顔と一致する顔であっても良い。また、主顔は、顔検出モジュール123が検出した顔の中で、画面中央付近に位置し、かつ検出サイズが最大の顔であっても良い。
S902では、角速度センサ部125が検出したカメラ動作量が、所定量以上となっているかどうかを判定する。そして、カメラ動作量が所定量以上である場合には、本判定処理を終了して図2のS201へ戻る。そうでない場合には、S903へ進む。このステップは、カメラ動作量が所定量以上であるかを判断することにより、使用者が電子カメラ1をパンする操作を行っているのか、撮影シーンを変える為に構え直したのかを判断する為に実行される。
S903では、被写体輝度差が所定値以下かを判定する。被写体輝度差とは、前回のシーン変化判定時に取得した被写体輝度値と、今回のシーン変化判定時に検出された被写体輝度値との差である。被写体輝度値の差が所定値を超える場合には、撮影シーンが変化したと判断する。被写体輝度差が所定値以下であれば、本判定処理を終了する。一方、所定値より大きい場合は、本判定処理を終了して図2のS201へ戻る。
次に、図10を参照して、図2におけるS209のシーン不安定判断の処理を説明する。図10は、図2におけるS209のシーン不安定判断の処理を示すフローチャートである。ここでは、主にシステム制御部115がシーン不安定判断の処理を実行する。
まず、S1001では、S1002以降での判断に使う閾値を設定する。なお、操作表示部117の画面にスルー画像を表示しない設定と、操作表示部117の画面にスルー画像を表示する設定とで、異なる閾値に設定する(後述)。
S1002では、角速度センサ部125により検出したカメラ動作量が所定の閾値以上となっているか判断する。そして、所定の閾値以上である場合にはS1007へ進み、そうでない場合にはS1003へ進む。
S1003では、前回からの輝度変化量(シーン変化量)が所定の閾値以上かどうかを判定する。そして、所定の閾値以上である場合にはS1007へ進み、そうでない場合にはS1004へ進む。
S1004では、顔検出モジュール123で検出した顔検出状態が変化したかどうかを判定する。顔検出状態が変化している場合にはS1007へ進み、そうでない場合にはS1005へ進む。ここで、顔検出状態とは、例えば、顔検出されているかどうかである。つまり、前回のシーン不安定判断で顔検出されていて今回のシーン不安定判断で顔検出されていなければ、顔検出状態が変化したことになる。
S1005では、被写体の動き(シーン変化量)が所定の閾値以上か判定する。そして、所定の閾値以上である場合にはS1007へ進み、そうでない場合にはS1006へ進む。被写体の動き(シーン変化量)が所定の閾値以上であるかは、焦点検出領域が設定されている領域において、動体検出部124にて検出された動き量が所定の閾値以上であるか、によって判断する。これは被写体の動きが所定以上であれば、被写体領域を特定し直す必要がある為である。
S1006では、前回のシーン不安定判断から、被写体の輝度変化量が所定の閾値以上かを調べる。所定の閾値以上である場合にはS1007へ進み、そうでない場合にはS1008へ進む。
S1007では、撮影シーンが変化した(撮影シーンが不安定である)と判断する。そして本処理を終了する。
一方、S1008では、撮影シーンが変化していない(撮影シーンが不安定でない)と判断する。そして本処理を終了する。
ここで、前記各閾値の設定方法について説明する。
「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する場合においては、シーン不安定状態であると判定されるたびにAFスキャンを実行する。ただし、少しのシーン変化のたびにシーン不安定状態と判断して頻繁にAFスキャンを実行すると、フォーカスレンズ移動時において、操作表示部117に表示するスルー画像のピント変動が大きくなる、そうすると、スルー画像の見栄えが損なわれる。
そこで、AFスキャン時(フォーカスレンズ移動時)に操作表示部117でのピント変動が目立つような場合には、シーン不安定状態と判定されにくいように、厳し目な閾値を設定する。
たとえば、操作表示部117にスルー画像を表示しない設定の場合は見栄えを考慮する必要はないが、スルー画像を表示する場合は見栄えを考慮して閾値をより厳しい値に設定する。操作表示部117の画面にスルー画像を表示しない設定で用いる各閾値を第1の閾値とし、操作表示部117の画面にスルー画像を表示する設定で用いる各閾値を第2の閾値とする。この場合には、第2の閾値を第1の閾値よりも小さい値に設定する。このような構成によれば、スルー画像を表示する設定(第2の閾値を用いる設定)では、スルー画像を表示しない設定(第1の閾値を用いる設定)に比較して、撮影シーンが不安定であると判定されにくくなる。
また、AFスキャンを行う焦点検出範囲に対応する距離範囲が広い場合や、AFスキャンを実施する際(フォーカスレンズ移動時)の撮像素子108の駆動レートが遅い場合も、AFスキャン時のピント変動が目立ちやすい。そのため、AFスキャンを行う焦点検出範囲に対応する距離範囲が所定の範囲よりも広い場合や,AFスキャンを実施する際の撮像素子108の駆動レートが所定値よりも遅い場合は、不安定と判定されにくい厳し目の閾値を設定する。
AFスキャンを行う焦点検出範囲に対応する距離範囲が所定の範囲よりも狭い設定で用いる各閾値を第3の閾値とし、AFスキャンを行う焦点検出範囲に対応する範囲の全体が所定の範囲よりも広い設定で用いる各閾値を第4の閾値とする。この場合には、第4の閾値を第3の閾値よりも大きい値に設定する。このような構成によれば、AFスキャンを行う焦点検出範囲に対応する距離範囲が所定の範囲よりも広い場合(第4の閾値を用いる設定)の場合には、所定の範囲よりも狭い場合(第3の閾値を用いる設定)に比較して、撮影シーンが不安定であると判定されにくくなる。
また、撮像素子108の駆動レートが所定値よりも速い設定で用いる各閾値を第5の閾値とし、所定値よりも遅い設定で用いる各閾値を第6の閾値とする。この場合には、第6の閾値を第5の閾値よりも大きい値に設定する。このような構成によれば、撮像素子108の駆動レートが所定値よりも遅い設定(第6の閾値を用いる設定)の場合には、所定値よりも速い(第5の閾値を用いる設定)に比較して、撮影シーンが不安定であると判定されにくくなる。
以上のような条件を考慮して、判定の閾値を設定する。
以上説明したように、本実施形態によれば、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する場合においては、素早くピントを合わせることを優先してAFスキャンを実施する。一方、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施しない場合は、見栄えを優先してコンティニアスAFのみでピント合わせを行う。それにより、素早くピントを合わせたい撮影シーンや、素早くピント合わせはせずに見栄えを優先したい撮影シーンなどに応じて、適切なAF制御を行うことができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と共通する構成については説明を省略する。
第2の実施形態にかかる電子カメラ1の撮像準備前の動作は、『「被写体の距離に応じた所定の処理」の実施判断』(S202)と「被写体の距離に応じた所定の処理」(S207)の内容を除いては、第1の実施形態と共通である(図2参照)。
S202において、操作部118の操作によって「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する設定になっているかを判定する。電子カメラ1が次のように設定されている場合には、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実施する設定になっていると判定する。
(1)現在の光学ズームの倍率における絞り値が、あらかじめ設定された所定値よりも開放側になる場合。なお、この絞りの所定値は、あらかじめ適宜設定される。なお、光学ズームの倍率における絞り値にかかわらず、被写体/背景の距離分布に応じて絞りを変更するモードが設定されている場合でもよい。
(2)電子カメラ1が、画面内の距離分布に基づいて撮影シーンを判定するモードに設定されている場合。
(3)画面内の距離分布に基づく画像処理をする場合。たとえば、画面内の距離分布に基づいて、被写体全体にピントを合わせる画像処理や、ボケ味をより強調するために背景をぼかす画像処理などをするモードが設定されている場合。
S207において、「被写体の距離に応じた所定の処理」を実行する。図11は、第2の実施形態にかかるS207の「被写体の距離に応じた所定の処理」を示すフローチャートである。
まずS1101では、図2のS206のAFスキャンでの結果、操作表示部117の画面全体の距離の分布が取得できたかどうかを判定する。ここで、複数の焦点検出領域が設定されており、かつ各枠での合焦位置が特定できた場合には、距離の分布が取得できたとしてS1102へ進む。焦点検出領域が複数設定されていない場合、または各焦点検出領域で合焦位置が特定できなかった場合には、距離の分布が取得できなかったとして本処理を終了する。
S1102では、操作部118により絞りを自動で変更するモード設定になっているかを判定する。絞りを自動で変更するモード設定である場合にはS1103へ進み、絞りを自動で変更するモード設定でない場合は本処理を終了する。
S1103では、現在の光学ズーム倍率での開放F値が所定値以下となる光学ズーム倍率であるかどうかを判定する。所定値以下の光学ズーム倍率である場合にはS1104へ進み、そうでない場合には本処理を終了する。
S1104では、被写体と背景の距離分布に所定以上の距離差があるかを判定する。所定以上の距離差がある場合とは、被写体と背景とを区別できる場合である。被写体と背景の距離分布に所定以上の差がある場合(被写体と背景とを区別できる場合)はS1106へ進む。一方、被写体と背景の距離の分布に差がない場合(被写体と背景とを区別できない場合)はS1105へ進む。
S1105では、被写体の距離分布が、絞りを最小に絞った際での被写界深度内に収まるかどうか(パンフォーカスとなるか)を判定する。収まる場合にはS1107へ進み、収まらない場合には本処理を終了する。
S1107では、開放の絞り値を設定する。そして、本処理を終了する。
S1106では、被写体の分布全体が被写界深度内に収められるように(いわゆるパンフォーカスになるように)絞りを設定して、本処理を終了する。
以上のように、被写体の距離の分布に応じて、操作表示部117に表示するスルー画像のための絞り設定を変更する(絞りを再設定する)。それにより、絞りを調整して被写界深度を深くすることで被写体全体にピントを合わせることや、被写体と背景の距離差がある撮影シーン(被写体と背景とが区別できる撮影シーン)で絞りを開放にして被写界深度を浅くすることで背景のボケ味をより強調できる。また、絞りを開放にしてもあまり被写界深度が浅くならない場合や、被写体の深度差が大きくないために背景があまりぼけない場合は、絞りの調整だけでなく、画像処理部110が背景領域に対してぼかし処理を施す構成であってもよい。また、被写体全体にピントを合わせる画像処理を施してもよい。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。また、上述の実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、記録媒体から直接、或いは有線/無線通信を用いてプログラムを実行可能なコンピュータを有するシステム又は装置に供給し、そのプログラムを実行する場合も本発明に含む。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータに供給、インストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も本発明に含まれる。その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、ハードディスク、磁気テープ等の磁気記録媒体、光/光磁気記憶媒体、不揮発性の半導体メモリでもよい。また、プログラムの供給方法としては、コンピュータネットワーク上のサーバに本発明を形成するコンピュータプログラムを記憶し、接続のあったクライアントコンピュータはがコンピュータプログラムをダウンロードしてプログラムするような方法も考えられる。
本発明は、双眼鏡や顕微鏡、撮像装置等の焦点調節装置における焦点調節の制御に有効な技術である。そして、本発明によれば、素早くピントを合わせたい撮影シーンと見栄えを優先したい撮影シーンを判断して、撮影シーンに応じた適切なAF制御を行うことができる。
101:撮影レンズ、102:絞り、104:フォーカスレンズ、105:AF処理部、108:撮像素子、109:A/D変換部、110:画像処理部、111:WB処理部、112:フォーマット変換部、113:DRAM、114:画像記録部、115:システム制御部、116:VRAM、117:操作表示部、118:操作部、121:撮影スタンバイスイッチ、123:顔検出モジュール、124:動体検出部、125:角速度センサ部

Claims (13)

  1. フォーカスレンズを介して得られた被写体像を電気信号に変換し画像を取得する撮像手段と、
    前記撮像手段の出力信号に基づいて生成された焦点評価値に基づいてフォーカスレンズを移動させて焦点調節を行う焦点調節手段と、
    前記焦点調節手段によって得られた被写体の距離情報に応じて、予め決められた所定の処理を実施する処理手段と、
    前記撮像手段において画像を取得する際の設定に応じて予め決められた前記所定の処理を実施するか否かを判断する実施判断手段とを有し、
    前記所定の処理は、撮影シーンを判定してシーンを示すアイコンの表示を行う処理、前記撮像手段により得られた画像について所定の色を強調する画像処理、絞りを再設定する処理、前記撮像手段により得られた画像にぼかし処理を施す処理の少なくともいずれかであり、
    前記焦点調節手段は、前記実施判断手段により前記所定の処理を実施すると判断された場合は、シーン変化に応じて、前に取得された前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズの移動量および移動方向の少なくとも一つを決定しながら前記焦点評価値を取得して焦点調節を行う第1の焦点調節動作と、予め決められた焦点検出範囲において前記フォーカスレンズを移動させて前記焦点評価値を取得して焦点調節を行う第2の焦点調節動作とを行い、前記所定の処理を実施しないと判断された場合は、シーン変化によらず前記第1の焦点調節動作を行い、前記第2の焦点調節動作を行わないことを特徴とする焦点調節装置。
  2. 前記実施判断手段は、予め決められた所定の距離よりも近側まで焦点調節を行う光学ズーム倍率であれば、前記所定の処理を実施すると判断することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  3. 前記撮影シーンを判定してシーンを示すアイコンの表示を行う処理は、前記焦点調節手段により得られた被写体の距離情報が予め決められた所定の距離よりも近側であった場合は、撮影シーンがマクロシーンであると判定し、前記撮像手段によって得られた被写体の画像を表示する表示部にシーンを示すアイコンの表示を行う処理であることを特徴とする請求項1または2に記載の焦点調節装置。
  4. 前記実施判断手段は、被写体の色情報を取得する色情報取得手段を備え、被写体の距離情報および色情報に応じて撮影シーンを判定するモードに設定された場合に、前記所定の処理を実施すると判断することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  5. 前記前記撮像手段により得られた画像について所定の色を強調する画像処理は、前記焦点調節手段により得られた被写体の距離情報および色情報に応じてシーンを判定できた場合に、表示手段にシーンを示すアイコンの表示を行うとともに、前記表示手段に表示する前記撮像手段により得られた画像について所定の色を強調した画像処理を行う処理であることを特徴とする請求項1または4に記載の焦点調節装置。
  6. 前記実施判断手段は、予め決められた所定値よりも絞りが開放になる光学ズーム倍率であれば、前記所定の処理を実施すると判断することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  7. 前記絞りを再設定する処理は、前記焦点調節手段により得られた被写体の距離分布に応じて、絞りを再設定する処理であることを特徴とする請求項1または6に記載の焦点調節装置。
  8. 前記実施判断手段は、画面内の距離分布に基づいてシーンを判定するモードに設定された場合は、前記所定の処理を実施すると判断することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  9. 前記前記撮像手段により得られた画像にぼかし処理を施す処理は、前記焦点調節手段により画面内の距離の分布に応じて被写体と背景が区別できた場合に、背景領域にぼかし処理を施す処理であることを特徴とする請求項1または8に記載の焦点調節装置。
  10. シーンの状態の変化量を検出して、変化量が所定以上であればシーン変化を検出したと判断するシーン検出手段を更に有し、
    前記シーン検出手段は、表示部に前記撮像手段により得られた画像を表示しない場合は、シーン変化量が予め決められた第1の閾値よりも大きければシーン変化したと判定し、前記表示部に画像を表示する場合はシーン変化を検出する閾値を第1の閾値よりも小さい第2の閾値に設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  11. シーンの状態の変化量を検出して、変化量が所定以上であればシーン変化を検出したと判断するシーン検出手段を更に有し、
    前記シーン検出手段は、前記第2の焦点調節動作において前記フォーカスレンズを移動させる範囲が予め決められた所定の範囲よりも狭い場合は、シーン変化量が予め決められた第3の閾値よりも大きければシーン変化したと判定し、フォーカスレンズを移動させる範囲の全体が予め決められた所定の範囲よりも広い場合は、シーン変化を検出する閾値を第3の閾値よりも大きい第4の閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  12. シーンの状態の変化量を検出して、変化量が所定以上であればシーン変化を検出したと判断するシーン検出手段を更に有し、
    前記シーン検出手段は、前記第2の焦点調節動作において前記フォーカスレンズを移動させる際の前記撮像手段の駆動レートが予め決められた所定値よりも速い場合はシーン変化量が予め決められた第5の閾値よりも大きければシーン変化したと判定し、駆動レートが予め決められた所定値よりも遅い場合は、シーン変化を検出する閾値として第5の閾値よりも大きい第6の閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  13. フォーカスレンズを介して得られた被写体像を電気信号に変換し画像を取得する撮像手段を有する焦点調節装置の制御方法であって、
    前記撮像手段の出力信号に基づいて生成された焦点評価値に基づいてフォーカスレンズを移動させて焦点調節を行う焦点調節ステップと、
    前記焦点調節ステップによって焦点検出できた被写体の距離情報に応じて、予め決められた所定の処理を実施する処理ステップと、
    前記焦点調節ステップにおいて画像を取得する際の設定に応じて予め決められた前記所定の処理を実施するか否かを判断する実施判断ステップとを有し、
    前記所定の処理は、撮影シーンを判定してシーンを示すアイコンの表示を行う処理、前記撮像手段により得られた画像について所定の色を強調する画像処理、絞りを再設定する処理、前記撮像手段により得られた画像にぼかし処理を施す処理の少なくともいずれかであり、
    前記焦点調節ステップでは、前記実施判断ステップにより前記所定の処理を実施すると判断された場合は、シーン変化に応じて、前に取得された前記焦点評価値に基づいて前記フォーカスレンズの移動量および移動方向の少なくとも一つを決定しながら前記焦点評価値を取得して焦点調節を行う第1の焦点調節動作と、予め決められた焦点検出範囲において前記フォーカスレンズを移動させて前記焦点評価値を取得して焦点調節を行う第2の焦点調節動作とを行い、前記所定の処理を実施しないと判断された場合は、シーン変化によらず前記第1の焦点調節動作を行い、前記第2の焦点調節動作を行わないことを特徴とする焦点調節装置の制御方法。
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