JP6057581B2 - 映像表示装置およびマルチ画面表示装置 - Google Patents

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本発明は、映像表示装置と、映像表示装置を複数組み合わせて構成されたマルチ画面表示装置に関し、特に消費電力の低減に関するものである。
大型映像を表示する表示装置として、複数の投射型映像表示装置の画面を配列してなるマルチ画面表示装置が知られている。従来、投射型映像表示装置における光源としては放電ランプが広く使用されてきたが、技術の進歩により、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)の出力輝度が投射型映像表示装置の光源としての使用に耐えうるようになったことから、近年はLEDが使用されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−274884号公報
しかしながら、LED光源の出力輝度が投射型映像表示装置の光源として使用に耐えうるようになったことと引き換えに、その消費電力は放電ランプのそれと同等、またはそれ以上となってきている。これと同様に、LED光源を使用した投射型映像表示装置を複数組み合わせたマルチ画面表示装置においても、その消費電力の増加が問題となっている。
また、マルチ画面表示装置においては、主として道路、交通、プラント等の監視ルームに使用される事例が多く、これらの事例では時間帯や表示内容によっては、常時表示する必要のない部分が存在する可能性がある。そのため、消費電力を削減する方法として、マルチ画面表示装置を構成する投射型映像表示装置の一部の電源をOFFする方法が提案されているが、この方法では必要となった時に瞬時に映像を表示することができず、オペレータの業務に支障をきたす恐れがあった。
そこで、本発明は、映像表示装置およびマルチ画面表示装置において、消費電力の低減を可能とする技術を提供することを目的とする。
本発明に係る映像表示装置は、所定の各色のLED光源から出射された光を映像信号に基づいて強度変調しスクリーン上に投射する映像表示装置であって、各前記LED光源を発光駆動する光源駆動手段と、消費電力を低減するための省電力モード時に、前記映像信号が所定の閾値以下になるようにクリッピング処理を行うクリッピング手段と、前記クリッピング手段によりクリッピング処理がなされた前記映像信号の信号レベルを増幅する増幅手段と、前記増幅手段により増幅された前記映像信号の信号レベルの増幅分に対応する各前記LED光源の輝度の増加分を打ち消すように、前記光源駆動手段から供給される各前記LED光源の駆動電流値を制御する制御手段と、直前に入力されたn画面(nは1以上の整数)分の前記映像信号の中から最大信号レベルを検出する検出手段とを備え、前記所定の閾値は、前記検出手段により検出された前記最大信号レベルよりも小さい数値、かつ、m画面(mは1以上の整数)分の前記映像信号において、前記クリッピング手段によりクリッピング処理がなされた前記映像信号の個数が所定以下となる数値に設定され、設定された前記閾値以下になるように前記クリッピング手段によりクリッピング処理がなされたm画面分の前記映像信号の個数が所定の数値以上となった場合には、入力された映像信号に大きな変化があったと判断して前記省電力モードから前記クリッピング処理を行わない通常モードに変更されるものである。
また、本発明に係るマルチ画面表示装置は、映像表示装置を複数組み合わせて構成されたマルチ画面表示装置であって、複数の前記映像表示装置は、1つのマスター装置とそれ以外のスレーブ装置とを含み、前記省電力モード時に、前記スレーブ装置は、前記所定の閾値を前記マスター装置に対して送信し、前記マスター装置は、前記マルチ画面表示装置を構成する全ての映像表示装置のそれぞれの前記所定の閾値の中から最大の閾値を抽出し、抽出された前記最大の閾値を各前記スレーブ装置に対して送信するものである。
本発明の映像表示装置によれば、省電力モード時に、クリッピング手段は、映像信号が所定の閾値以下になるようにクリッピング処理を行い、増幅手段は、クリッピング手段によりクリッピング処理がなされた映像信号の信号レベルを増幅し、制御手段は、増幅手段により増幅された映像信号の信号レベルの増幅分に対応する各LED光源の輝度の増加分を打ち消すように、光源駆動手段から供給される各LED光源の駆動電流値を制御する。
このように、クリッピング処理がなされた映像信号の信号レベル分だけ各LED光源の輝度を増加させ、各LED光源の輝度の増加分だけ、各LED光源の駆動電流を低減することができるため、LED光源の見かけ上の輝度を低下させることなく消費電力の低減が可能となる。また、直前に入力されたn画面(nは1以上の整数)分の映像信号の中から最大信号レベルを検出する検出手段をさらに備え、所定の閾値は、検出手段により検出された最大信号レベルよりも小さい数値に設定されるため、現在入力されている映像信号に最適なクリッピング処理の閾値を設定することができる。また、所定の閾値は、m画面(mは1以上の整数)分の映像信号において、クリッピング手段によりクリッピング処理がなされた映像信号の個数が所定以下となる数値に設定されるため、映像内に輝度が突出している箇所が数箇所しかないような画素に対してクリッピング処理を行うことができ、画素劣化が目立たないようにして省電力モード時の駆動電流値を低減することができる。また、設定された閾値以下になるようにクリッピング手段によりクリッピング処理がなされたm画面分の映像信号の個数が所定の数値以上となった場合には、入力された映像信号に大きな変化があったと判断して省電力モードからクリッピング処理を行わない通常モードに変更されるため、入力される映像の輝度が大きく変化した場合に自動で省電力モードから通常モードに移行させることができる。
また、本発明のマルチ画面表示装置によれば、省電力モード時に、スレーブ装置は、所定の閾値をマスター装置に対して送信し、マスター装置は、マルチ画面表示装置を構成する全ての映像表示装置のそれぞれの所定の閾値の中から最大の閾値を抽出し、抽出された最大の閾値を各スレーブ装置に対して送信するため、各映像表示装置において同一の閾値を用いることで同一の省電力処理を行うことができる。これにより、マルチ画面表示装置において中間階調がずれることなく消費電力の低減が可能となる。
実施の形態1に係る映像表示装置の概略構成図である。 光源回路の概略構成図である。 映像信号のクリッピング処理の一例を示す図である。 LED駆動電流値−出力輝度値特性の一例を示す図である。 実施の形態2に係るマルチ画面表示装置の概略構成図である。
<実施の形態1>
本発明の実施の形態1について、図面を用いて以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る映像表示装置100の概略構成図である。映像表示装置100は、送受信部1と、制御部2(制御手段)と、光源回路3と、ライトバルブ4と、投射レンズ5と、スクリーン6と、信号処理部7(増幅手段)と、クリップ処理部8(クリッピング手段)と、画像入力部9(検出手段)と、メモリ10とを備えている。
光源回路3は、例えばLEDを光源としており、光源回路3の光出力はライトバルブ4に入力される。一方、映像信号が外部から画像入力部9に入力され、画像入力部9は映像信号の拡大・縮小等の信号処理を行い、信号処理後の映像信号をクリップ処理部8へ出力する。クリップ処理部8は、通常モード時においては映像信号をそのまま信号処理部7へ出力し、一方、省電力モード時においては、映像信号の入力信号レベルが所定の閾値Dth以上の映像信号に対してDthにクリッピング処理を行い、クリッピング処理後の映像信号を信号処理部7へ出力する。
信号処理部7は、映像信号の信号レベルの変換(増幅)を行い、ライトバルブ4を駆動するためのドライブ信号に変換しライトバルブ4へ出力する。ライトバルブ4は、光源回路3から出力される光を強度変調しドライブ信号のタイミングで投射レンズ5へ出力することで、映像がスクリーン6に投射される。
送受信部1は、例えば外部PCおよび他の映像表示装置と接続され、外部PCおよび他の映像表示装置からの指令を制御部2に受け渡す。制御部2は、外部PCおよび他の映像表示装置からの指令を受けて、通常モードと、消費電力を低減するための省電力モードとに切り替えて各部を制御する。なお、通常モードと省電力モードにおける各部の動作については後述することとする。
次に、光源回路3の詳細と、各モードにおける制御部2の動作について図2を用いて説明する。図2は、光源回路3の概略構成図である。光源回路3は、赤色(R)光を発するR光源用LED21と、R光源用駆動回路20と、緑色(G)光を発するG光源用LED23と、G光源用駆動回路22と、青色(B)光を発するB光源用LED25と、B光源用駆動回路24とを備えている。R光源用LED21は、R光源用駆動回路20からパルス駆動で駆動電流値が制御されて点灯動作する。これと同様に、G光源用LED23はG光源用駆動回路22からパルス駆動で駆動電流値が制御されて点灯動作し、B光源用LED25はB光源用駆動回路24からパルス駆動で駆動電流値が制御されて点灯動作する。なお、R,G,B光源用LED21,23,25がLED光源に相当し、R,G,B光源用駆動回路20,22,24が光源駆動手段に相当する。
メモリ10には予め生産工程にてR,G,B光源用LED21,23,25の駆動電流値に対する出力輝度値を測定するなどして得られた、LED駆動電流値―出力輝度値特性を示す情報(図4参照)が記憶されている。制御部2は、メモリ10に記憶されているLED駆動電流値―出力輝度値特性を示す情報に基づいて、R,G,B光源用駆動回路20,22,24から供給されるR,G,B光源用LED21,23,25の駆動電流値を制御することで、R,G,B光源用LED21,23,25の輝度調整を行う。
次に、具体的な制御例について図3および図4を用いて説明する。図3は、映像信号のクリッピング処理の一例を示す図であり、図4(a)は、R光源用LED21のLED駆動電流値−出力輝度値特性の一例を示す図であり、図4(b)は、G光源用LED23のLED駆動電流値−出力輝度値特性の一例を示す図であり、図4(c)は、B光源用LED25のLED駆動電流値−出力輝度値特性の一例を示す図である。
一般に、監視システムおよびデジタルサイネージシステムに入力される映像は変化のない映像であることが多い。このため、入力される映像信号の最大信号レベルは直前に入力された数フレーム(画面)分の入力映像信号の最大信号レベル(ダイナミックレンジ)を検出するとDmaxにほぼ等しくなることが多い。したがって、画像入力部9は、入力される映像信号の最大信号レベルをnフレーム(nは1以上の整数)単位で検出し、制御部2の要求により検出したDmaxを制御部2に出力する。
制御部2はDthを
Dth≦Dmax
の範囲で決定しクリップ処理部8に出力する。例えば入力される映像信号が8ビットの場合、映像信号の10フレーム分のR,G,B映像信号の最大信号レベルが220の場合は
Dth=200<220
とすればよい。
クリップ処理部8は、画像入力部9から出力される映像信号の信号レベルをR,G,Bの画素単位でDthと比較し、Dthを超えるデータの個数Sdhをmフレーム(mは1以上の整数)単位で検出し、検出結果を制御部2に送信する。
制御部2は、クリップ処理部8から出力されるSdhが所定以下になるようにDthを調整する。この場合、制御部2はDthの最大はDmax以下になるように調整を行う。例えば、制御部2は10フレーム分の画像データに対して
Sdh≦30 かつ Dth≦Dmax=220
となるように閾値Dthを調整して設定する。
クリップ処理部8は、省電力モード時においては画像入力部9から出力される映像信号が制御部2によって設定されたDth以下となるようにクリッピング処理を行う。すなわち、図3に示すように、入力映像がR,G,B各8bitの映像信号の場合は入力Dinが0〜255まで変化するのに対して、クリップ処理部8の出力は0〜Dthまで変化する。
図3の例では0<Din<Din1までは出力Dout=Dinとなり、Din>Din1ではDout=Dthとなるようにクリッピング処理が行われる。一方、通常モード時においては、クリップ処理部8はクリッピング処理を行なわずに常にDout=Dinとなるように信号処理を行う。
また、制御部2は、通常モード時においては光源回路3に設定されているR,G,B光源用駆動回路20,22,24が出力する駆動電流値IR0,IG0,IB0を記憶する。図4に示すように、駆動電流値IR0,IG0,IB0に対するR,G、Bの輝度値はそれぞれYR0,YG0,YB0となる。
制御部2は、省電力モード時においては図4に示すLED駆動電流値―出力輝度値特性を示す情報から
YR1=YR0*Dth/DL
YG1=YG0*Dth/DL
YB1=YB0*Dth/DL
となる駆動電流値IR1、IG1,IB1を算出し、それぞれR光源用駆動回路20、G光源用駆動回路22、B光源用駆動回路24に対して算出した電流値を設定する。すなわち、省電力モード時の最大輝度は通常モード時のDth/DL倍になる。ここで、DLは映像信号のダイナミックレンジであり、R,G,Bの映像信号が8ビット入力の場合はDL=255となる。
信号処理部7は、通常モード時においてはクリップ処理部8から出力された映像信号の信号レベル変換を行わずに、ライトバルブ4に映像信号を駆動するためのドライブ信号への変換のみを行ってから出力する。信号処理部7は、省電力モード時においてはクリップ処理部8にてDthにクリッピング処理が行われた映像信号をDL/Dth倍した後、ライトバルブ4に映像信号を駆動するためのドライブ信号に変換して出力する。すなわち、以下のような信号レベル変換が行われる。
DRout=DRin*DL/Dth=DRin*255/Dth
DGout=DGin*DL/Dth=DGin*255/Dth
DBout=DBin*DL/Dth=DBin*255/Dth
ここで、DRout,DGout,DBoutは、信号処理部7から出力されるR,G,Bの映像信号であり、DRin,DGin,DBinは、信号処理部7に入力されるR,G,Bの映像信号である。
例えば、クリップ処理部8から8ビットのR,G,B映像信号DRin, DGin, DBinが信号処理部7に出力される場合はDL=255であり、かつ、Dth=200の場合は、
DRout=DRin*255/200
DGout=DGin*255/200
DBout=DBin*255/200
YR1=YR0*200/255
YG1=YG0*200/255
YB1=YB0*200/255
となる。
ここで、通常モード時のR,G,Bの信号レベルの最大値はほぼDthに等しい(Dth+α)ためライトバルブ4から実際に出力される出力輝度は最大輝度に対して(200/255)+α=78.4+α%程度となる。一方、省電力モード時では制御部2は電流値を上記IR1,IG1,IB1に設定するためライトバルブ4から出力される最大輝度は通常モード時の200/255=78.4%であるが、信号処理部7は、クリップ処理部8によりクリッピング処理がなされた映像信号を255/200倍に増幅する信号レベル変換を行うため、(200/255)*(255/200)=1で相殺され、通常モード時にライトバルブ4から出力される出力輝度の最大値と等しくなる。
すなわち、省電力モード時に駆動電流をIR1,IG1,IB1に減少させることで生じるLED21,23,25における輝度の低下分を信号処理部7にてダイナミックレンジをR,G,B単位で補正することにより、通常モード時に対して省電力モード時の映像表示装置100の輝度を低下させることなく、LED21,23,25に供給される駆動電流を低減することが可能となり消費電力の低減を実現できる。
さらに、クリップ処理部8は、上記のように映像信号のnフレーム分のダイナミックレンジDmaxよりも小さい閾値Dthにてクリッピング処理を行う。すなわち、クリップ処理部8は、映像内に数箇所しかない輝度が突出している画素に対してクリッピング処理を行うため、省電力モード時のダイナミックレンジを画質が劣化しない程度に下げることでLED21,23,25の駆動電流をさらに低減することができる。
例えば、映像信号においてDmax=240であるが、映像信号の大きさが240の画素が非常に少なくそれ以外の画素は200以下である場合、Dth=200以上の画素を200にクリッピング処理を行っても目立たないことから、Dmaxを基準にして省電力処理をした場合よりも多くの駆動電流を低減することが可能となる。
以上のように、本実施の形態1に係る映像表示装置100では、省電力モード時に、クリップ処理部8は、映像信号が所定の閾値Dth以下になるようにクリッピング処理を行い、信号処理部7は、クリップ処理部8によりクリッピング処理がなされた映像信号の信号レベルを増幅し、制御部2は、信号処理部7により増幅された映像信号の信号レベルの増幅分に対応する各LED21,23,25の輝度の増加分を打ち消すように、光源用駆動回路20,22,24から供給される各LED21,23,25の駆動電流値を制御する。
このように、クリッピング処理がなされた映像信号の信号レベル分だけ各LED21,23,25の輝度を増加させ、各LED21,23,25の輝度の増加分だけ、各LED21,23,25の駆動電流を低減することができるため、LED21,23,25の見かけ上の輝度を低下させることなく消費電力の低減が可能となる。換言すると、映像表示装置100においてエネルギー消費量を削減することができる。
また、直前に入力されたn画面(nは1以上の整数)分の映像信号の中から最大信号レベルを検出する画像入力部9をさらに備え、所定の閾値Dthは、画像入力部9により検出された最大信号レベルよりも小さい数値に設定されるため、現在入力されている映像信号に最適なクリッピング処理の閾値を設定することができる。
また、所定の閾値Dthは、m画面(mは1以上の整数)分の映像信号において、クリップ処理部8によりクリッピング処理がなされた映像信号の個数が所定以下となる数値に設定されるため、映像内に輝度が突出している箇所が数箇所しかないような画素に対してクリッピング処理を行うことができ、画素劣化が目立たないようにして省電力モード時の駆動電流値を低減することができる。
なお、本実施の形態では一旦省電力モード時に検出対象となっている入力映像に大きな変化が発生した場合は、手動で通常モードに切り替える必要があった。しかし、省電力モード時においてクリップ処理部8が検出しているDthを超える入力データの個数Sdhを制御部2が検出し、Sdhが所定以上となった場合は、入力される映像信号に大きな変化があったと判断し省電力モードを解除して通常モードに自動的に移行(変更)するように制御を行ってもよい。
この場合、設定された閾値以下になるようにクリップ処理部8によりクリッピング処理がなされたm画面分の映像信号の個数が所定の数値以上となった場合には、入力された映像信号に大きな変化があったと判断して省電力モードからクリッピング処理を行わない通常モードに変更されるため、入力される映像の輝度が大きく変化した場合に自動で省電力モードから通常モードに移行させることができる。
また、本実施の形態では制御部2は、Dthを超える入力データの個数Sdhが所定以下になるようにDthの調整を行うこととしたが、必ずしもSdhが所定以下に収束する数値をDthとして設定する必要はなく、予め決められた固定値あるいは単にDmax以下の数値をDthとして設定してもよい。
さらに、本実施の形態ではクリップ処理部8において、R,G,Bの映像信号に対して同一のDthを使用して映像信号のクリッピング処理を行うこととしたが、必ずしも同一のDthを用いる必要はない。例えば、R,G,Bの映像信号に対してそれぞれ異なる閾値を設定し、信号処理部7は、R,G,Bの映像信号に対してそれぞれ異なる閾値に基づいて映像信号の信号レベル変換と、LED21,23,25に対する駆動電流制御を行ってもよい。
<実施の形態2>
次に、実施の形態2に係るマルチ画面表示装置120について説明する。図5は、マルチ画面表示装置120の概略構成図である。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明したものと同様構成要素については同一符号を付して説明は省略する。マルチ画面表示装置120は、複数の映像表示装置100を組み合わせてより大きな表示画面(大画面)を構成したものである。マルチ画面表示装置120は、例えば映像表示装置100を3段×3列配列して構成されている。
映像表示装置100は、マスター映像表示装置101と、それ以外のスレーブ映像表示装置102〜109とを含む。マスター映像表示装置101とスレーブ映像表示装置102〜109は概して同じ構成を有する。以下の説明では、マスター映像表示装置101、スレーブ映像表示装置102〜109を「マスター装置101」、「スレーブ装置102〜109」と称する。マスター装置101とスレーブ装置102〜109は図5の矢印で示すように互いに通信ケーブルにて双方向に接続されている。
マスター装置101とスレーブ装置102〜109は、それぞれが独自に映像表示装置100としての機能を発揮することにより、マルチ画面表示装置120全体の消費電力を最小化することが可能となる。すなわち、マスター装置101および各々のスレーブ装置102〜109は、実施の形態1と同様の手順にて、それぞれの画像入力部9に入力される映像信号に対して、最適な所定の閾値Dth_n(nは1〜9)を算出する。
各々のスレーブ装置102〜109は、マスター装置101に対し閾値Dth_nを送信する。マスター装置101は、マルチ画面表示装置120を構成するすべての映像表示装置101〜109の閾値Dth_nを把握し、閾値Dth_nの中から最も大きな閾値Max_Dthを抽出し、マルチ画面表示装置120全体で使用される所定の閾値としてMax_Dthを各スレーブ装置102〜109へ送信する。
各映像表示装置101〜109は閾値Max_Dthを使用して、クリップ処理部8にて閾値Max_Dth以上の映像信号をMax_Dthにクリッピング処理を行った後、信号処理部7にて信号レベル変換を行うと同時にLED駆動電流値の制御を実施する。
以上のように、実施の形態2に係るマルチ画面表示装置120では、省電力モード時に、スレーブ装置102〜109は、所定の閾値Dth_nをマスター装置101に対して送信し、マスター装置101は、マルチ画面表示装置120を構成する全ての映像表示装置101〜109のそれぞれの所定の閾値Dth_nの中から最大の閾値Max_Dthを抽出し、抽出された最大の閾値を各スレーブ装置102〜109に対して送信する。そして、各映像表示装置101〜109は、同一の閾値Max_Dthを使用して映像信号レベルの信号レベル変換とLED駆動電流値制御を行う。

この場合、各映像表示装置101〜109内において信号レベル変換の補正係数が同一になるため、各映像表示装置101〜109において同一の省電力処理を行うことができる。これにより、マルチ画面表示装置120において中間階調がずれることがなく、マルチ画面全体の輝度を均一に保つことで画質を劣化させることもなく、装置全体の消費電力最適化を実現できる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
2 制御部、6 スクリーン、7 信号処理部、8 クリップ処理部、9 画像入力部、20 R光源用駆動回路、21 R光源用LED、22 G光源用駆動回路、23 G光源用LED、24 B光源用駆動回路、25 B光源用LED、100 映像表示装置、101 マスター装置、102〜109 スレーブ装置、120 マルチ画面表示装置。

Claims (2)

  1. 所定の各色のLED光源から出射された光を映像信号に基づいて強度変調しスクリーン上に投射する映像表示装置であって、
    各前記LED光源を発光駆動する光源駆動手段と、
    消費電力を低減するための省電力モード時に、前記映像信号が所定の閾値以下になるようにクリッピング処理を行うクリッピング手段と、
    前記クリッピング手段によりクリッピング処理がなされた前記映像信号の信号レベルを増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段により増幅された前記映像信号の信号レベルの増幅分に対応する各前記LED光源の輝度の増加分を打ち消すように、前記光源駆動手段から供給される各前記LED光源の駆動電流値を制御する制御手段と、
    直前に入力されたn画面(nは1以上の整数)分の前記映像信号の中から最大信号レベルを検出する検出手段と、
    を備え
    前記所定の閾値は、前記検出手段により検出された前記最大信号レベルよりも小さい数値、かつ、m画面(mは1以上の整数)分の前記映像信号において、前記クリッピング手段によりクリッピング処理がなされた前記映像信号の個数が所定以下となる数値に設定され、
    設定された前記閾値以下になるように前記クリッピング手段によりクリッピング処理がなされたm画面分の前記映像信号の個数が所定の数値以上となった場合には、入力された映像信号に大きな変化があったと判断して前記省電力モードから前記クリッピング処理を行わない通常モードに変更される、映像表示装置。
  2. 請求項1記載の映像表示装置を複数組み合わせて構成されたマルチ画面表示装置であって、
    複数の前記映像表示装置は、1つのマスター装置とそれ以外のスレーブ装置とを含み、
    前記省電力モード時に、前記スレーブ装置は、前記所定の閾値を前記マスター装置に対して送信し、
    前記マスター装置は、前記マルチ画面表示装置を構成する全ての映像表示装置のそれぞれの前記所定の閾値の中から最大の閾値を抽出し、抽出された前記最大の閾値を各前記スレーブ装置に対して送信する、マルチ画面表示装置。
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