JP6057574B2 - 造血幹細胞識別用プローブ - Google Patents
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Description
本発明は第一の実施形態として造血幹細胞用識別用プローブを提供する。
R7におけるカルボキシアルキル基(ただし炭素鎖中の−CH2−CH2−が−CONH−で置換されていてもよい)としては、特に限定されるものではないが、例えば、酢酸基、プロピオン酸基、ブタン酸基、または、下記、化合物(1)〜(6)が挙げられる。化合物中、*はNとの結合部位を表す。
また、本発明の造血幹細胞には、造血幹細胞に近い多分化能を有している造血前駆細胞を含んでも良い。造血幹細胞および造血前駆細胞のマーカーとしては、c−Kitを簡易的なマーカーとして用いることができる。また、造血幹細胞および造血前駆細胞の機能的な評価手法のひとつとしては、造血コロニー形成細胞アッセイを行い、造血コロニー形成能を評価することが行われる。
細胞に取り込まれることによって蛍光が増強するという特性により、本発明の造血幹細胞識別用プローブが造血幹細胞以外の細胞に取り込まれた際の蛍光強度が増加し、プローブを取り込まない造血幹細胞との蛍光強度の差がより大きくなり、区別が明確になる。また、相対的にバックグラウンドが低くなるため、染色後の洗浄操作がなくても、プローブを取り込んだ細胞識別が可能となる。
蛍光強度の増強は、1)細胞に取り込まれることにより蛍光分子の分散性が向上し、濃度消光効果が低下する結果、蛍光強度が増加する、2)蛍光分子が生体分子に吸着することにより蛍光分子がrigidになることで、蛍光量子収率が高くなる、といった機構によると考えられる。
R11におけるアラルキル基としては、特に限定されるものではないが、例えば、ベンジル基、またはフェネチル基等が挙げられる。
R11におけるカルボキシアルキル基としては、特に限定されるものではないが、例えば、カルボキシメチル基、カルボキシプロピル基、カルボキシブチル基等が挙げられる。
本発明は第二の実施形態として造血幹細胞の識別方法を提供する。すなわち、
本発明は、細胞集団に本発明の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて細胞集団中の造血幹細胞を識別することを特徴とする識別方法を提供する。
フローサイトメトリー法や、FACSなどの識別用装置を用いて識別を行う際には、前方散乱や側方散乱などの光学特性を同時に用いて、識別用装置に検出されたシグナルのうち、細胞以外の粒子由来のシグナルなどを除外することが好ましい。また、死細胞を死細胞検出試薬によって染色することで、生細胞のみを対象にして行うことが好ましい。死細胞検出試薬は、市販の試薬が好適に用いられる。
本発明の造血幹細胞識別用プローブの曝露は、適当な容器内で造血幹細胞識別用プローブが含まれた染色液に細胞試料を混合することで行うことができる。暴露するときの温度は、特に限定されるものではないが、4から42℃の温度で、更に好ましくは、4から38℃、更に好ましくは、31から38℃、最も好ましくは37℃で暴露することが好ましい。
暴露する時間は、特に限定されるものではないが、5分以上、24時間以下、より好ましくは、5分以上、4時間以下、さらに好ましくは、5分以上、1時間以下で暴露することが好ましい。
暴露後は、必要に応じて洗浄操作を加えてもよい。洗浄操作は、遠心により細胞試料を沈降させたうえで染色液を除去した後、造血幹細胞識別用プローブを含まない溶液(洗浄溶液)を加えることで行うことができる。洗浄操作は、必要に応じて1回以上繰り返してもよい。また、洗浄溶液に一定時間細胞試料を入れたままにしてもよい。暴露された細胞試料は、細胞が凝集しないように攪拌したり、フィルターを通したりしてもよい。
暴露された細胞試料は、上記のフローサイトメトリー法や、FACSなどの識別用装置にて細胞試料中の各細胞の蛍光強度、前方散乱、側方散乱などの光学特性を検出し、そのデータを専用の解析ソフトウェアで光学特性のパラメータによって展開することで行うことができる。また、暴露された細胞試料を、蛍光顕微鏡下で取り込みの違いによって識別してもよい。本発明の造血幹細胞識別用プローブを用いれば、造血幹細胞は造血幹細胞識別用プローブ由来の蛍光強度が低い細胞として識別することができる。複数の励起光の照射および、複数の蛍光を検出することにより、造血幹細胞識別用プローブ由来の蛍光を複数の励起光・蛍光波長の組み合わせで検出してもよい。複数の励起光・蛍光波長の組み合わせにより、細胞の種類により取り込まれた造血幹細胞識別用プローブの蛍光波長の変化を検出することができるため、細胞の種類の識別に有用な情報となる。
本発明は、第三の実施形態として造血幹細胞の分取方法を提供する。すなわち、本発明は上記第二の実施形態である造血幹細胞の識別方法を用いて、造血幹細胞を分取する分取方法を提供する。
より具体的には、本発明の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて、造血幹細胞を選択的に収集(ソーティング)することによって、行うことができる。細胞のソーティングは、市販のFACS装置が好適に用いられる。また、画像的に識別を行う場合には、造血幹細胞、あるいは、造血幹細胞以外の細胞を選択的に収集あるいは除去することによっても行うことができる。選択的な収集または除去には、アスピレータなどを用いることができる。なお、分取とは、造血幹細胞を選択的に分離すること、または濃縮することを指す。
本発明は、第四の実施形態として、細胞集団の評価方法を提供する。
細胞集団の評価方法においては、本発明の造血幹細胞識別用プローブを細胞試料に暴露する工程を含む。また、本発明の評価方法では、造血幹細胞識別用プローブを細胞試料に暴露した後、あるいは、同時に、被検物質を細胞集団の一部、または全部に作用させてもよい。本発明の評価方法は、さらに、該造血幹細胞識別用プローブの細胞への取り込みを検出する工程を含む。これにより、細胞集団に含まれる造血幹細胞の数や割合を評価することができる。被検物質を作用させている場合には、被検物質による造血幹細胞の数や割合に対する効果を評価することができる。この際、被検物質を作用させる細胞試料と、被検物質を作用させない細胞試料を別々に評価することにより、被検物質の有無による造血幹細胞の数や割合の変化から、被検物質の作用に関する情報を得ることができる。被検物質は二種類以上用いて、被検物質間の作用の違いについて情報を得ることもできる。
本発明は第五の実施形態として、物質を細胞に付与し、同時に、あるいはその前後に、その細胞に造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて分析することを特徴とする分析方法を提供する。物質は、造血幹細胞識別用プローブによる識別に影響を与えるものでもよいし、影響を与えないものでもよい。造血幹細胞識別用プローブの識別に影響を与えない物質の場合には、造血幹細胞識別用プローブによって識別された造血幹細胞に対する被検物質の相互作用を検出することができる。相互作用の検出には、蛍光を用いてもよい。被検物質が蛍光を有する場合は、評価を正確に行うために、本発明の造血幹細胞マーカーとは異なる励起波長、あるいは、異なる蛍光波長を有するように、被検物質、あるいは、造血幹細胞マーカーを選択することが好ましい。励起波長、あるいは、蛍光波長が異なれば、造血幹細胞マーカー由来の蛍光シグナルと、被検物質由来の蛍光シグナルをそれぞれ検出することにより、造血幹細胞に対する被検物質の結合、取り込みなどを分析することができる。蛍光を有する被検物質としては、特に限定されるものではないが、蛍光性の表面抗原マーカーでもよいし、蛍光を有する有機分子や無機分子などが挙げられる。
本発明は第六の実施形態として、物質を細胞に付与し、同時に、あるいはその前後に、その細胞に造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて物質をスクリーニングすることを特徴とするスクリーニング方法を提供する。スクリーニングにおいては本発明の上記の評価方法または分析方法を用いて、複数の被検物質の造血幹細胞に対する効果を評価、分析することができる。例えば、造血幹細胞に発現している化合物の流入及び排出トランスポーターの働きに作用する生理活性物質を評価することができる。特に排出トランスポーターの働きを好適に評価することができる。より好ましくは、ABCトランスポーターを評価することができる。本発明の造血幹細胞識別用プローブを用いた場合、生理活性物質の影響によって排出トランスポーターの働きが阻害されることで、造血幹細胞の分離が悪くなる、あるいは、他の細胞との差がなくなる場合に、その生理活性物質が排出トランスポーターに対する作用を有していることを評価することができる。
本発明は第七の実施形態として造血幹細胞識別用プローブを含むことを特徴とするキットを提供する。キットに含まれるものは特に限定されるものではないが、造血幹細胞識別用プローブを細胞に暴露する際に必要となる容器、試薬などを含むことができる。
本発明のプローブの例として、化合物7の合成例を示す。
上記合成例1に準じた方法で、下記表1に示す他の化合物を合成した。これらの化合物の構造は、前記した分析装置で確認した。
化合物7から23について5μMのDMSO溶液を調製し、日立ハイテク社製FL4500蛍光分光測定機で励起波長及び蛍光波長を測定した(表1)。
(実験例1)
1mMの前記化合物7のDMSO溶液を、2%FBSおよび10mMのHEPESを含有したHBSSバッファーに加えて、前記化合物7の濃度が1μMの染色液を得た。C57BL/6マウス(12週齢)の大腿骨から採取し、溶血した骨髄細胞を1x106個/mLで上記染色液に加え、37℃で30分間暴露した。暴露後、遠心して細胞を沈降させ、染色液を除去し、2.4G2(抗マウス Fcγレセプター II・III 抗体産生ハイブリドーマ上清)でブロッキング処理を行った。ブロッキングした細胞を、さらに抗c-Kit抗体、抗Sca−1抗体、抗CD34抗体、およびLineage Markerで蛍光免疫染色を行った。 また、TO−PRO−3による死細胞染色を行った。各抗体による蛍光標識は、それぞれの蛍光波長がお互いに重ならないように、また化合物7の蛍光波長、およびTO−PRO−3の蛍光波長に重ならないように選択した。次に、細胞をBD社製FACSAria IIセルソーターで解析した。解析では、TOPRO3のシグナルが低い細胞集団を対象とすることで、死細胞を除去した細胞集団に対して行った。
実験例1で使用した化合物7を化合物8から23に変更した以外は、実験例1と同様の方法で、化合物8から23由来の蛍光シグナルを解析した。その結果、表2に示すように、化合物8から23によっても、造血幹細胞の識別ができることが分かった。
実験例1で使用した化合物7をフルオレセインに変更した以外は、実験例1と同様の方法で、フルオレセイン由来の蛍光シグナルを解析した。その結果、フルオレセインは細胞集団全体的に取り込みが低く、造血幹細胞の識別ができないことが分かった。
実験例1で使用した化合物7をMitoTrackerR Green FMに変更した以外は、実験例1と同様の方法で、MitoTrackerR Green FM由来の蛍光シグナルを解析した。その結果、MitoTrackerR Green FMは細胞集団を全体的に染色するため、造血幹細胞の識別ができないことが分かった。
上記の実験例1から17により、本発明の造血幹細胞識別用プローブを用いることで、造血幹細胞の識別及び、分取が可能であることが示された。
色素化合物の造血幹細胞の識別を示す。
評価法は以下のAからCの三段階で行った。
A:造血幹細胞の識別が非常に良い
B:造血幹細胞の識別が良い
C:造血幹細胞の識別が悪い
実験例1と同様の方法でマウスから採取した細胞を化合物7に暴露および、ブロッキング処理を行った。被験物質としての抗体マーカーである抗CD48抗体と抗CD150抗体の造血幹細胞による取り込みを評価するために、ブロッキングした細胞を、さらに抗CD48抗体および、抗CD150抗体で染色を行った。また、TO−PRO3による死細胞染色を行った。次に、細胞をBD社製FACSCantoIIフローサイトメーターで解析した。解析では、TOPRO3のシグナルが低い細胞集団を対象とすることで、死細胞を除去した細胞集団に対して行った。
実験例1と同様の方法でマウスから採取した細胞に対して、被験物質としてのfumitremorgin Cおよび、digoxin(それぞれ1μM)の存在下で、化合物7を暴露した。実験例1と同様の方法によるブロッキング処理の後、造血幹細胞および造血前駆細胞のマーカーである抗cKit抗体で染色を行った。また、TO−PRO−3による死細胞染色を行った。次に、細胞をBD社製FACSAria IIセルソーターで解析した。解析では、TO−PRO−3のシグナルが低い細胞集団を対象とすることで、死細胞を除去した細胞集団に対して行った。
その結果、図4に示されるように、造血幹細胞および造血前駆細胞のマーカーのひとつであるcKit(+)、化合物7由来シグナル(−)で識別される造血幹細胞が、阻害剤非存在下(w/o inhibitors)では、細胞全体の0.75%を占めていたのに対して、fumitremorgin C暴露では、0.00%になり、一方digoxin暴露では、0.50%になることが分かった。つまり、被験物質の添加により、c-kit(+)かつ化合物7由来シグナル(―)の造血幹細胞群が減少することが確認された。
Claims (15)
- 造血幹細胞を識別するための造血幹細胞識別用プローブであって、一般式(1)で表わされる化合物の中から選択される少なくとも1種類以上の化合物を含む事を特徴とする造血幹細胞識別用プローブ。
- 前記一般式(1)中、R2とR4がシクロペンタン環の一部として結合していることを特徴とする請求項1に記載の造血幹細胞識別用プローブ。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(2)で表わされる事を特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブ。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、一般式(3)で表わされる事を特徴とする請求項1または2の何れか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブ。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、下記(7)(18)(19)(22)及び(23)で示される化合物の中から選択される少なくとも一つである請求項1に記載の造血幹細胞識別用プローブ。
- 一般式(1)で表される化合物が、400から700nmの波長の光で励起されることにより蛍光を発することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブ。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、細胞に取り込まれることによって、蛍光強度が相対変化することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブ。
- 細胞集団に請求項1から7のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて細胞集団中の造血幹細胞を識別することを特徴とする造血幹細胞の識別方法。
- 細胞集団に請求項6に記載の造血幹細胞識別用プローブを付与し、取り込まれた血幹細胞識別用プローブの蛍光に基づいて細胞集団中の造血幹細胞を識別することを特徴とする造血幹細胞の識別方法。
- 造血幹細胞識別用プローブの取り込みが低い細胞を造血幹細胞として識別することを特徴とする請求項9に記載の造血幹細胞の識別方法。
- 細胞集団に請求項1から7のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて、造血幹細胞を分取する造血幹細胞の分取方法。
- 細胞集団に請求項1から7のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて細胞集団の情報を得る細胞集団の評価方法。
- 物質を細胞に付与し、同時に、あるいはその前後に、その細胞に請求項1から7のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて分析することを特徴とする分析方法。
- 物質を細胞に付与し、同時に、あるいはその前後に、その細胞に請求項1から7のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブを付与し、その取り込みに基づいて物質をスクリーニングすることを特徴とするスクリーニング方法。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の造血幹細胞識別用プローブを含むことを特徴とする、造血幹細胞識別用キット。
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