JP6056112B1 - グラビア印刷方法及び印刷装置並びにそれに使用するドクター刃とドクターホルダーと厚刃の当て板 - Google Patents
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Abstract
Description
また、前記グラビア印刷版の両エッジ部におけるドクター刃の加圧力に加えて、さらに前記ニップ圧胴に相対することがない部分の前記ドクター刃の加圧力を、ドクター刃を版面に接触させた状態で、それ以外の前記版面に対する加圧力よりも弱めたことを特徴とするグラビア印刷方法である。
・グラビア印刷版の版幅:1100mm (版エッジ部のR:7mm)
・ドクター刃、厚刃の当て板及びドクターホルダーの幅:1100mmプラス100mm
・ドクターホルダーの揺動幅:5mm
・ニップ圧胴の幅:1100マイナス60mm
・被印刷物の幅:1100マイナス60mm以下
このように、版幅とニップ圧胴の幅(被印刷物の幅)とに、60mmに差はグラビア印刷機が導入された時代からだと思われるが、グラビア版のエッジ部でドクター刃が激しい摩耗や損傷を生じるためと考えられる。
図1で、グラビア印刷版(1)を基準に寸法〈グラビア印刷版の幅をXとする〉関係を説明する。グラビア印刷版(1)の幅に対してドクターホルダー(2)の幅及び厚刃の当て板(3)の幅はXプラス100mm程度となっている。ドクター刃(4)の幅はXプラス100mm程度のものが使用される。(幅が狭いグラビア印刷版(1)を使い印刷する場合は、ドクター刃の幅を狭くするだけで、ドクターホルダー(2)は、同じものを使用し印刷される。)ニップ圧胴(5)の幅は、Xマイナス60mm程度に設定されている。これは版エッジ部(6)でのドクター摩耗や損傷で版面にインキが付着してもニップ圧胴(5)に転移し汚れないようにするためである。被印刷物(7)はニップ圧胴(5)幅以下であればよい。±5mm程度の揺動幅(8)を白抜き両矢印で示す。
ドクター刃(4)の先端の湾曲は、どのようなっているかであるが、グラビア版にドクター刃を45度の角度(10)(グラビア版の接線(9)とドクター刃の角度)で当て、加圧力により印刷に使用している刃先は30度程度になっている場合刃先は、1mm程度が湾曲によりグラビア印刷版(1)との距離を短くしていると考えてよい。
グラビア版は、1100mmに限らず、種々のサイズがあるが、グラビア印刷版の版エッジ部近傍の寸法関係は大きく変わらない。また、グラビア印刷版の版エッジ部の状況も大きく変わらない。
グラビア印刷版とニップ圧胴との間に被印刷物を供給する前段において、前記グラビア印刷版の版面に沿って揺動しながら、該版面に塗布されたインキを掻き落とすドクター刃に重ねられ、その状態でドクターホルダーに保持されて前記ドクター刃の前記版面に対する加圧力を高める厚刃の当て板であって、前記ドクター刃が版面に接触して前記被印刷物に前記インキを供給する前記版面への加圧力に影響しない範囲で、前記ニップ圧胴のエッジ部分に相対する領域まで削除されていることを特徴とする厚刃の当て板を使用すればよい。
2 ドクターホルダー
3 厚刃の当て板
4 ドクター刃
5 ニップ圧胴
6 エッジ部
7 被印刷物
8 揺動幅
9 グラビア印刷版との接線
10 45度の角度(ドクター角)
11 荒れた版面
12 ドクター刃先の摩耗
13 ドクター刃先の摩耗範囲
14 削除する最小範囲
15 削除する最大範囲
16 焼鈍する最小範囲
17 焼鈍する最大範囲
18 部材を付けることが出来る範囲
19 ドクターホルダー上部部材
20 ドクターホルダー下部部材
21 ドクターホルダー固定ネジ
22 引っ張り部材
23 部材固定ネジ
24 押し上げ部材
25 厚刃の当て板を削除する範囲の一例
26 板バネ(太破線で図示)
27 板バネの支点ネジ
28 丸棒用の溝
29 加圧用丸棒
30 ワンタッチドクターホルダー本体板
31 加圧用丸棒を回転するための治具を挿入する孔
32 加圧用丸棒を回転するときに治具が収まる溝
Claims (12)
- グラビア印刷版の版面に塗布されたインキをドクター刃で掻き落とした後、グラビア印刷版とニップ圧胴との間に被印刷物を供給してグラビア印刷する方法において、前記グラビア印刷版の両エッジ部におけるドクター刃の加圧力を、ドクター刃を版面に接触させた状態で、前記版面に対する加圧力よりも弱めたことを特徴するグラビア印刷方法。
- 前記グラビア印刷版の両エッジ部におけるドクター刃の加圧力に加えて、さらに前記ニップ圧胴に相対することがない部分の前記ドクター刃の加圧力を、ドクター刃を版面に接触させた状態で、それ以外の前記版面に対する加圧力よりも弱めたことを特徴とする請求項1に記載のグラビア印刷方法。
- グラビア印刷版とニップ圧胴との間に被印刷物を供給する前段において、前記グラビア印刷版の版面に沿って揺動しながら、該版面に塗布されたインキを掻き落とすドクター刃であって、前記グラビア印刷版の両エッジ部に対向する刃先部と、前記ニップ圧胴と相対することのない刃先部とが少なくともドクター刃が版面に接触する領域を残して削除されていることを特徴とするドクター刃。
- グラビア印刷版とニップ圧胴との間に被印刷物を供給する前段において、前記グラビア印刷版の版面に沿って揺動しながら、該版面に塗布されたインキを掻き落とすドクター刃であって、前記グラビア印刷版の両エッジ部と対向する刃先部を含む、前記ニップ圧胴と相対することのない刃先部が、前記版面に加圧することによって該版面に接触し、浮く方向に湾曲状に塑性変形していることを特徴とするドクター刃。
- 請求項3又は4に記載のドクター刃を備えたグラビア印刷装置。
- ドクター刃をグラビア印刷版に加圧状態で保持するドクターホルダーであって、前記ドクター刃の前記グラビア印刷版の両エッジ部と対向する部位を、前記グラビア印刷版の両エッジ部から浮き上がった状態に保持する引っ張り部材の一端が、ドクターホルダーに取り付けられ、該エッジ部におけるドクター刃の摩耗や損傷を少なくできることを特徴とするドクターホルダー。
- ドクター刃をグラビア印刷版に加圧状態で保持するドクターホルダーであって、前記ドクター刃の前記グラビア印刷版の両エッジ部と対向する部位を前記グラビア印刷版の両エッジ部から浮き上がった状態に保持する押し上げ部材の一端が、ドクターホルダーに取り付けられ、該エッジ部におけるドクター刃の摩耗や損傷を少なくできることを特徴とするドクターホルダー。
- 請求項6又は7に記載のドクターホルダーを備えたことを、特徴とするグラビア印刷装置。
- グラビア印刷版とニップ圧胴との間に被印刷物を供給する前段において、前記グラビア印刷版の版面に沿って揺動しながら、該版面に塗布されたインキを掻き落とすドクター刃に重ねられ、その状態でドクターホルダーに保持されて前記ドクター刃の前記版面に対する加圧力を高める厚刃の当て板であって、前記ドクター刃が版面に接触して前記被印刷物に前記インキを供給する前記版面への加圧力に影響しない範囲で、前記ニップ圧胴のエッジ部分に相対する領域まで削除されていることを特徴とする厚刃の当て板。
- 請求項9に記載の厚刃の当て板を備えたことを、特徴とするグラビア印刷装置。
- 請求項9に記載の厚刃の当て板が、請求項3又は請求項4に記載のドクター刃に重ねられ、ドクターホルダーに保持されていることを特徴とするグラビア印刷装置。
- 請求項9に記載の厚刃の当て板が、請求項6又は請求項7に記載のドクターホルダーに保持されていることを特徴とするグラビア印刷装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114311963A (zh) * | 2021-12-24 | 2022-04-12 | 西安理工大学 | 一种织构化的凹版印刷机耐磨刮墨刀及制备方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004351718A (ja) * | 2003-05-28 | 2004-12-16 | Murata Mfg Co Ltd | グラビア印刷装置およびこれを用いた積層電子部品の製造方法 |
JP2013052642A (ja) * | 2011-09-06 | 2013-03-21 | Dainippon Printing Co Ltd | フィルム部材、ドクター装置、印刷機および印刷物の製造方法 |
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