JP6054825B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明の実施形態は、遊技球が打ち出される遊技領域として第1領域と第2領域とを有する遊技機に関する。
遊技機の遊技領域の例えば右側に大入賞口が配置される。通常の遊技状態では、大入賞口が閉じられているので、遊技領域の右側に打ち出された遊技球が大入賞口に入賞せず、無駄になり、遊技者にとって不利益となる。そのため、遊技者は、遊技球で遊技領域の左側を狙う必要がある。
通常の遊技状態より遊技者にとって有利な遊技状態では、大入賞口が繰り返し開放されるので、遊技領域の右側に打ち出された遊技球が大入賞口に繰り返し入賞し、多くの賞球を獲得することができ、遊技者にとって有利となる。そのため、遊技者は、遊技状態(例えば、開放される大入賞口)に応じて、遊技球で遊技領域の右側を狙う必要がある。このとき、遊技領域の右側を狙うような報知がなされる。
なお、大入賞口の配置位置は、遊技領域の右側に限らない。大入賞口は、遊技領域内のいずれの場所に配置されてもよい。さらに、大入賞口の個数は1個に限らない。例えば、2個の大入賞口が上下に配置されてもよい。さらに、2個の大入賞口が左側の遊技領域と右側の遊技領域とに配置されてもよい。このような遊技機では、例えば、開放された大入賞口に応じて、遊技領域の右側を狙うような報知と、遊技領域の左側を狙うような報知とが行われる。このように、遊技状態に応じて、遊技領域を狙うような報知を「遊技領域の報知」という場合がある。
遊技領域の報知としては、例えば、遊技領域に配置される電チューと呼ばれる入賞口に備えられた羽根を用いて、この羽根を開閉させることにより、遊技領域の報知が行われるものがあった(例えば、特許文献1)。
特開2006−334172号公報
しかしながら、このような遊技領域の報知は、遊技者にとって把握し難く、遊技者の利益を損なうおそれがあるという問題点があった。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、遊技者にとって把握しやすい遊技領域の報知が実現できる遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る遊技機は、遊技球が打ち出される遊技領域として第1領域と第2領域と、遊技状態としての第1の遊技状態と第1の遊技状態より遊技者にとって有利な第2の遊技状態と、を備えた遊技機において、遊技者に視認可能に構成され、第1の遊技状態と第2の遊技状態との遊技状態の移行に応じて、第1領域あるいは第2領域を遊技者に報知する報知部と、遊技者に視認可能に配置され可動部と遊技状態の移行に応じて、報知する遊技領域を選択し、報知部に、選択した遊技領域を報知させ、可動部を移動させる制御を行う制御手段と、を備える。報知部は、第1領域を報知する第1態様と、第2領域を報知する第2態様と、を含む。制御手段は、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、第1態様によって第1領域を報知させると共に、可動部を第1態様に対応づけられた第1位置に移動させる。制御手段は、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、第2態様によって第2領域を報知させると共に、可動部を第2態様に対応づけられた第2位置に移動させるように制御する。
請求項1に記載の遊技機によれば、遊技者にとって把握しやすい遊技領域の報知が実現できる。
本発明の第1実施形態の遊技機の全体を示す模式図。 遊技機に配される遊技盤を示す模式図。 報知装置の正面図。 報知装置の背面図。 主可動部が中間位置に移動されたときの報知装置の平面図。 報知装置の底面図。 図3のA−A線断面図。 可動機構の垂直断面図。 可動機構の正面図。 主可動部が右端位置に移動されたときの報知装置の平面図。 主可動部が右端位置に移動されたときの報知装置の正面図。 主可動部が左端位置に移動されたときの報知装置の正面図。 遊技状態に対する報知部および主可動部の動作を一覧で示す図。 可動機構の平面図。 可動機構の背面図。 可動機構の要部背面図。 可動機構の要部垂直断面図。 可動機構の要部正面図。 図10のB−B線断面図。 図21のC−C線断面図。 主可動部が左端位置に移動されたときの報知装置の平面図。 可動機構の底面図。 可動機構の要部平面図。 変形例において、遊技状態に対する報知部および主可動部の動作を一覧で示す図。 第2実施形態において、遊技状態に対する報知部および主可動部の動作を一覧で示す図。 第3実施形態において、遊技状態に対する報知部および主可動部の動作を一覧で示す図。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る遊技機について各図を参照して説明する。
[遊技機の基本構成]
以下、遊技機の基本的な構成について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「表(前)」、「裏(後)」、「内」、及び、「外」は、特に断らない限り、遊技機1を遊技者側から見た場合における各方向を示すものとする。
図1は、本実施形態の遊技機1の全体を示す模式図である。図2は、遊技機1に配される遊技盤70を示す模式図である。
図1に示す遊技機1は、所謂パチンコ機である。この遊技機1には、遊技盤70が機内部に配置されている。遊技盤70上には、遊技球Pを射出する打球装置20がそのハンドル部分を前面に露出させて設けられている。ここで遊技盤70上とは遊技盤70の盤面上をいう。遊技機1は、遊技者が打球装置20のハンドルを操作することで遊技球Pを遊技盤70上に射出する。そして、遊技盤70上には、入賞口76等のポケットが配されており、遊技盤70上を転動流下する遊技球Pがこの入賞口76等に入球した場合に、所定数の遊技球Pを払い出す。遊技機1は、上皿30や下皿40を備えており、遊技球Pは、この上皿30や下皿40に払い出されて貯留される。
このような遊技機1は、機体の外郭をなす縦長方形状の外枠10を備えている。外枠10は、遊技ホールの島設備に取り付け固定される。外枠10の下部は、合成樹脂製の腰板ユニット11で構成されている。外枠10の開口前面側には、各種の遊技用構成部材をセットするために縦長方形状の中枠12が開閉可能に取り付けられている。外枠10には、一方の側縁部にヒンジ機構13が設けられており、中枠12は、ヒンジ機構13に枢支されることで開閉可能となっている。
中枠12の前面側には、機内部に配置された遊技盤70を透視保護するためのガラス枠を備えた前枠14と上皿30とが、横開き状態で開閉可能に組み付けられている。この前枠14と上皿30も外枠10に設けられたヒンジ機構13で枢支されることで開閉可能となっている。中枠12の前面側において上皿30の下方には、下皿40や打球装置20のハンドルが装着されている。
上皿30には、その左方側に機内部から払出される遊技球Pの上皿払出口31が設けられている。入賞等により払い出された遊技球Pは、上皿払出口31から上皿30に排出される。そして、上皿30に貯留されている遊技球Pは、機内へ取り込まれて、打球装置20によって遊技盤70に向けて発射される。上皿30の前面には、上皿球抜きボタン32が設けられている。上皿30と下皿40とは、図示しない球抜き通路で繋がっている。球抜き通路は、上皿球抜きボタン32の押下操作によって開通し、上皿30に貯留されている遊技球Pを下皿40に向けて流下させる。
遊技機1は、入賞、図柄変動、大当り状態、リーチ状態などの各種遊技の状態に応じた各種の演出を行う。遊技機1の前面側には、各種音声を出力して音声演出を行うスピーカ50が配置されている。スピーカ50は、前枠14や中枠12の裏面に装着されており、装着部位に対応する遊技機1の表面には図示しない放音孔が複数形成されている。各スピーカ50は、効果音等の各種音声を出力し、音声出力に基づく遊技演出を行う。また、前枠14のほぼ全周を囲むように装飾ランプ75(図2参照)が配置されている。各装飾ランプ75は、LEDランプ等の発光体を備え、遊技の状態に応じて点灯または消灯して、発光装飾に基づく遊技演出を行う。
図2に示すように、遊技盤70の前面には、外レール71と内レール72が敷設されている。外レール71と内レール72は、パチンコ遊技の主体となるほぼ円形の遊技領域74を遊技盤70上に区画形成する。内レール72は、外レール71の内側に敷設されている。外レール71と内レール72とは、遊技盤70の左下方から左上方に向かって延設されており、打球装置20から射出された遊技球Pを遊技領域74に誘導する円弧状の誘導路73を形成している。
遊技盤70の遊技領域74には、複数の入賞口76が配されている。これらの各入賞口76は、遊技盤70から前方向に直立し、上方に開口を有するポケット形状を有する。ポケット内部には、遊技球Pを検知するセンサが配されている。遊技機1は、入賞口76に遊技球Pが入球すると、センサがこの入球を検知したことを契機として所定球数の遊技球Pが上皿30に払い出される。遊技盤70の遊技領域74の最下部には、いずれの入賞口76にも入球せずにアウト球となった遊技球Pが入球するアウト球口77が配設されている。このアウト球口77は、アウト球を回収して内部へ送出し、機外排出を行うために設けられている。
遊技盤70の遊技領域74には、中央に開口を有した大型の枠体であるセンター役物100が装着されている。センター役物100には遊技球が転動し得るステージが設けられている。
遊技領域74内には、始動口79が設けられている。この始動口79は、遊技盤70から前方向に直立し、上方に開口を有するポケット形状を有する。ポケット内部には、遊技球Pを検知するセンサが配されている。遊技機1は、始動口79に遊技球Pが入球すると、センサがこの入球を検知したことを契機として図柄変動ゲームを開始する。
センター役物100の開口には、図柄表示部78および演出装置90が配置されている。図柄表示部78および演出装置90をまとめて、「複合演出部」という場合がある。複合演出部には、複数種類の図柄を変動させて複数列の図柄からなる図柄組み合わせを導出する図柄変動ゲームなどの表示演出の画像が表示される。
図柄変動ゲームにおいて複合演出部では、複数種類の飾り図柄(以下、「飾図」と称す)を複数列で変動させて各列に飾図が表示される。飾図は、複合演出部で行われる表示演出を多様化するために用いられる演出用の図柄である。
複合演出部には、図柄変動ゲームで導出される3列の図柄毎に対応して、各列の図柄を停止表示させる3つの図柄表示位置HP1,HP2,HP3が定められている。停止表示では、複合演出部の各図柄表示位置HP1〜HP3において図柄の種類を遊技者が識別可能な状態で図柄が表示される。この停止表示には図柄が一時的に停止している一旦停止表示と、図柄が確定的に停止している確定停止表示とがある。
そして、複合演出部では、図柄変動ゲームが開始すると図柄が変動表示されるとともに、変動の停止によって各列の図柄表示位置HP1〜HP3に1つの図柄が一旦停止表示され、その後に図柄変動ゲームが終了すると各列の図柄表示位置HP1〜HP3に1つの図柄が確定停止表示される。変動表示では、複合演出部において図柄が予め定めた表示順序にしたがって変動しながら表示される。
図柄変動ゲームでは、各列に[1]〜[8]の8種類の数字が飾図として表示可能とされている。そして、複合演出部で図柄変動ゲームが開始すると、各列の図柄は、予め定められた表示順序で複合演出部の上方から下方にスクロールさせながら変動表示されるようになっている。
複合演出部には、当該複合演出部に定められる3つの図柄表示位置HP1〜HP3を結んでなる組み合わせ有効ラインLが形成されている。なお、図2では、説明の便宜上、各図柄表示位置HP1〜HP3、及び有効ラインLを図示しているが、実機においては、これらの図柄表示位置HP1〜HP3、及び有効ラインLが目視可能な状態で表示されている必要はない。有効ラインLに停止表示された3つの図柄からなる図柄組み合わせが、大当りか否かを遊技者に認識させるための有効な図柄組み合わせとなる。
図柄変動ゲームでは、有効ラインLに停止表示させる3列の飾図を同一の飾図として形成した図柄組み合わせを、内部抽選で大当りを決定した場合に複合演出部に確定停止表示させる飾図の大当り図柄としている。例えば、飾図による大当りの図柄組み合わせは、[111]や[777]などである。一方、有効ラインLに停止表示させる3列の飾図を同一の飾図とせずに形成した図柄組み合わせを、内部抽選ではずれを決定した場合に演出表示装置に確定停止表示させる飾図のはずれ図柄としている。3列の飾図が同一の飾図とならない場合には、3列の飾図の全てが異なる場合や、2列の飾図が同一で、かつ1列の飾図が異なる場合が含まれる。例えば、飾図のはずれ図柄組み合わせは、[123]、[115]、[767]や[889]などである。
さらに遊技領域74には、大入賞口80が配されている。大入賞口80は、開閉動作可能な開閉扉80aで閉じられている。開閉扉80aは、図柄変動ゲームで大当りが決定されると、予め定めた開放時間や開放回数で開動作し、遊技球Pの入球を許容する。そして、大入賞口80には、遊技球Pを検知するセンサが設けられており、遊技機1は、大入賞口80への入球を検知すると、所定球数の遊技球Pを払い出す。
センター役物100は、遊技機1の前後方向に所定の厚みを有しており、遊技盤70の前面から少なくとも遊技球Pの直径以上の厚み分突出して取り付けられている。センター役物100の枠体は、枠体上部100a及び枠体下部100bを有する。枠体上部100aは、複合演出部の上方において遊技領域74を左右に横断している。枠体下部100bは、複合演出部の下方において遊技領域74を左右に横断している。センター役物100のステージ122を転動する遊技球が勢い余って、裏ユニット(後述する)側に飛び出さないように仕切壁としての役割を担う仕切板120が設けられている。仕切板120は、複合演出部の表示を妨げないように透光性を有している。
遊技盤70は裏ユニット(図示省略)を有している。なお、裏ユニットを含めて遊技盤70という場合がある。
裏ユニットは遊技盤70の背面に配設されている。裏ユニットの背面に複合演出部が取り付けられている。裏ユニットには複合演出部に対応するように開口が設けられている。
遊技領域74は、複合演出システム(図柄表示部78および演出装置90)を間にして左右に配置される。左側の遊技領域74を左領域といい、右側の遊技領域74を右領域という場合がある。図2に、左領域を“741”で示し、右領域を“742”で示す。左領域741の下部および右領域の下部には大入賞口80が配置される。
このように左右に大入賞口80が配置された遊技機1において、遊技状態に応じて大入賞口80が使われる(開閉動作される)とき、(1)右側の大入賞口80が使われる場合、(2)左側の大入賞口80が使われる場合、(3)右側および左側の大入賞口80が使われる場合がある。
したがって、遊技領域74を報知するための報知装置は、(1)の場合は、開放される右側の大入賞口80に応じて、右領域742を狙うような報知が行われる。(2)の場合は、開放される左側の大入賞口80に応じて、左領域741を狙うような報知が行われる。(3)の場合は、開放される大入賞口に応じて、遊技領域の右側を狙うような報知と、遊技領域の左側を狙うような報知とが行われることとなる。
裏ユニットは、それと遊技盤70との間にスペースが画成されるように略コ字状に形成されている。画成されたスペースは、図示省略した報知装置を設けるための設置スペースとして用いられる。ここで、報知装置の一例としては、報知部、主可動部、補助可動部、それらを駆動させる力を発生する駆動部、駆動部の力を主可動部、補助可動部に伝える機構を含むものとする。遊技盤70は、遊技盤70を介して複合演出部(図柄表示部78、演出装置90)、並びに、報知装置を視認することが可能なように、例えばアクリル樹脂材で形成され、その全体が透過性を有している。
報知装置は、遊技状態に応じて、遊技球が打ち出されるべき遊技領域74を遊技者に報知(左領域741および右領域742のうちのいずれであるかを報知)するものである。この報知を遊技者が把握し難いと、遊技者に不利益になるため、遊技領域74の報知を遊技者に把握し易くする必要がある。
遊技領域74の報知を把握し易くするためには、報知部、主可動部、および、補助可動部をできるだけ目立たせる必要がある。一方で、設置スペースはその周囲に様々な部品を設ける必要性から、前後方向、左右方向、及び上下方向に制限を受けるため、報知装置は可能な限り小型であることが好ましい。そのためには、報知装置を構成する構成部品の数をできるだけ少なくすると共に、構成部品を設置スペースに有効に配置する必要がある。
[報知装置の主構成]
次に、報知装置200の主な構成について、図3〜図8を参照して説明する。
この実施形態では、遊技状態に応じて、(1)右側の大入賞口80が使われる場合について説明する。その後、変形例として、(2)左側の大入賞口が使われる場合、(3)右側および左側の大入賞口80が使われる場合について、(1)と異なる点を主に説明する。
なお、この実施形態において、大入賞口80が開閉動作されない通常の遊技状態を「第1の遊技状態」という場合がある。これに対し、大入賞口80が使われる(開閉動作される)ときの遊技者にとって有利な遊技状態を「第2の遊技状態」という場合がある。
図3は報知装置の正面図、図4は報知装置の背面図、図5は報知装置の平面図、図6は報知装置の底面図、図7は図3のA−A線断面図、図8は可動機構の垂直断面図である。
〔報知装置200〕
図2に示すように、報知装置200は、左領域741の下部および右領域742の下部の間のスペースに配置される。前述したように、左領域741の下部および右領域742の下部に大入賞口80が配置される。それにより、報知装置200は、左右の大入賞口80の間に配置されることとなる。そのため、遊技者は、左右いずれの大入賞口80が使われても(ただし、第1実施形態では右側の大入賞口80が使われる)、使われる大入賞口80と報知装置200とを一度に視認でき、報知装置200の報知を把握し易くなる。
報知装置200は、本体と、両矢印部、および、可動機構300を有する。報知装置200の本体と、両矢印部と、可動機構300とは、一体的に構成される。そのため、報知装置200を裏ユニット(図示省略)に簡単に組み付けることが可能となる。
(報知装置200の本体)
図2、図3および図4に示すように、報知装置200の本体は、センター部材210、ライト部材221、および、レフト部材222により構成される。
センター部材210は、略矩形状の外形を有し、本体の中央部に配置される。ライト部材221は、翼状の外形を有し、本体の右側部に配置される。レフト部材222は、ライト部材221と対照を成す翼状の外形を有し、本体の左側部に配置される。センター部材、ライト部材221およびレフト部材222により、本体の中央部から左右に翼を広げたような意匠が構成される。
図5および図6に示すように、センター部材210は、正面(遊技者側)に向かって正対する立壁211と、立壁211の下端部から前方に延設される床部212とを有する。立壁211は、その中央部からその端部(左端および右端)にかけて徐々に前方に進出する湾曲形状の曲面を有する。湾曲形状の曲面は嵌合穴213を有し、嵌合穴213には、両矢印部(後述する)が嵌め込まれる。嵌合穴213は両矢印部の外形と同じ形状を有する。
(両矢印部)
両矢印部は、嵌合穴213に後方からはめ込まれ、プリント基板(後述する)により後方から抑えられ、プリント基板とともに、センター部材に固定される。
両矢印部は、湾曲形状の曲面の中央部から左端に沿うように配置される左向き矢印部201と、湾曲形状の曲面の中央部から右端に沿うように配置される右向き矢印部202とを有する。
右向き矢印部202は、透光性を有するアクリル製の板により、「右矢印」の形に形成される。右向き矢印部202の後方には発光部(図示省略)が配置される。発光部は、プリント基板上にLED(発光ダイオード)およびソケット等が配置されるようにして構成される。
遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が右向き矢印部202に透過される。それにより、遊技者に右領域742が報知される。この実施形態では、右向き矢印部202が「第2の報知部」に相当する。
左向き矢印部201は、透光性を有するアクリル製の板により、「左矢印」の形に形成される。左向き矢印部201の後方には発光部(前述する)が配置される。
遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が左向き矢印部201に透過される。それにより、遊技者に左領域741が報知される。この実施形態では、左向き矢印部201が「第1の報知部」に相当する。
図3および図7に示すように、両矢印部の中央部には長穴230が配置される。長穴230は、略左右方向(略水平方向)を長手方向とする上縁および下縁を有する。長穴230は、4節回転連鎖機構400の第1リンク410および第2リンク420(後述する)が前後方向に通り抜ける貫通穴である。
図5、図7、および、図8に示すように、第1リンク410の前端部411は、主可動部301側に固定される舌片部305(後述する)に軸部材431により回転可能に連結される。第2リンク420の前端部421は、舌片部305に軸部材431により回転可能に連結される。さらに、第1リンク410の後端部412は、ベース部材330側の平面部331(後述する)に軸部材432により回転可能に連結される。第2リンク420の後端部422(図4参照)は、ベース部材330側の平面部331に軸部材432により回転可能に連結される。第1リンク410、第2リンク420、舌片部305、および、ベース部材330により、4節回転連鎖機構400が構成される。
〔可動機構300〕
次に、可動機構300について、図2〜図5、図8、および、図9を参照して説明する。
図9は可動機構の正面図である。
なお、図8では、主可動部301、補助可動部302の移行をわかりやすく説明するため、図3〜図8に示す報知装置からその本体を除いて示すものである。
図8および図9に示すように、可動機構300は、主可動部301および補助可動部302を有する。
さらに、可動機構300は、主可動部301および補助可動部302を駆動するための構成部品として、カム部材310、棒状部材320、ベース部材330、モータ340、伝達機構350、カバー部材360、および、4節回転連鎖機構400を有する。
(主可動部301)
図8に示すように、主可動部301は、前面部303および後面部304を有する。前面部303と後面部304とが前後から合わせられて固定される。図9に示すように、主可動部301はキャラクタである。
前面部303は、キャラクタの前面を構成し、口(または開口)を有する。前面部303において、口の奥側位置には、略水平方向の軸を有する軸支部306が配置される。軸支部306は、補助可動部302と一体的に形成され、補助可動部302が移行するときの中心となる(後述する)。
さらに前面部303は、その方向性を示す形態(ここでは、顔および上体)を有する。顔および上体は一体的に移行されるように形成されるが、相対的に移行されるように別々に形成されてもよい。なお、方向性を示す形態を「指向性形態」という場合がある。なお、指向性形態としては、主可動部301の形状、その表面に表された模様、色彩、または、これらの組み合わせが含まれる。
後面部304は、キャラクタの後面を構成する。後面部304には、それから後方へ舌片状に突出する舌片部305がねじ(後述する)により固定される。
(主可動部301を駆動するための構成部品)
主可動部301を駆動するための構成部品は、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、制御手段(後述する)からの制御を受けて、左向き矢印部201に左領域741を報知させると共に、主可動部301を左向き矢印部201と対応づけられた第1位置に移動させ、かつ、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、制御手段からの制御を受けて、右向き矢印部202に右領域742を報知させると共に、主可動部301を右向き矢印部202に対応づけられた第2位置に移動させる。
ここで、「対応づけられた第1位置」とは、左向き矢印部201を露出して、右向き矢印部202を覆う位置(後述する右端位置)をいう。さらに、「対応づけられた第2位置」とは、右向き矢印部202を露出して、左向き矢印部201を覆う位置(後述する左端位置)をいう。
図10は、主可動部301が右端位置に移動したときの報知装置の平面図、図11は、主可動部301が右端位置に移動したときの報知装置の正面図、図12は、主可動部301が左端位置に移動したときの報知装置の正面図である。
前述するように、第1リンク410、第2リンク420、主可動部301側に固定される舌片部305、および、ベース部材330により、4節回転連鎖機構400が構成される。この4節回転連鎖機構400により、主可動部301が、右向き矢印部202の前方位置である右端位置と、左向き矢印部201の前方位置である左端位置との間を略左右方向(略水平方向)に移動可能に構成される。
図10および図11に示すように、このような構成では、4節回転連鎖機構400により、主可動部301が右端位置から左端位置に移動されたとき、右向き矢印部202が露出し、主可動部301により左向き矢印部201が前方から覆われる。遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が左端位置に移動される。それにより、遊技者により右向き矢印部202が視認可能となり、右領域742の報知がされる。この実施形態では、左端位置が右向き矢印部202に対応づけられた「第2位置」に相当する。
図12に示すように、4節回転連鎖機構400により、主可動部301が左端位置から右端位置に移動されたとき、左向き矢印部201が露出し、主可動部301により右向き矢印部202が前方から覆われる。遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、主可動部301が右端位置に移動される。それにより、遊技者により左向き矢印部201が視認可能となり、左領域741の報知がされる。この実施形態では、右端位置が左向き矢印部201に対応づけられた「第1位置」に相当する。
図13は、遊技状態に対応する報知部(左向き矢印部201、右向き矢印部202)、主可動部301の動作を一覧で示す図である。図13に、第2の遊技状態のとき、報知部(右向き矢印部202)が右領域742を報知し、主可動部301が左端位置に移動することを示し、第1の遊技状態のとき、報知部(左向き矢印部201)が左領域741を報知し、主可動部301が右端位置に移動することを示す。
以上のように、主可動部301は、4節回転連鎖機構400により左端位置と右端位置との間に移動可能に構成される。遊技者に対する遊技領域74の報知を、左向き矢印部201、右向き矢印部202が行うばかりか、主可動部301がどの位置にあるかにより行うので、遊技領域74の報知を遊技者がさらに把握し易くなる。
(指向性形態の切り替え構成)
さらに4節回転連鎖機構400により、主可動部301の指向性形態の方向が切り替え可能に構成される。ここで、主可動部301の指向性形態が向く方向は、正面(遊技者側)から見たときの方向である(主可動部301自体が見る方向ではない)。
このような方向の切り替えを可能にするため、4節回転連鎖機構400は次のように構成される。
図14は可動機構の平面図、図15は可動機構の背面図、図16は可動機構の要部背面図である。図16に、可動機構(図15に示す)からベース部材330およびカバー部材360を除いたものを示す。
図14から図16に示すように、第1リンク410の前端部411を舌片部305に軸支する軸部材431を支点Aとし、さらに、第2リンク420を舌片部305に軸支する軸部材431を支点Bとし、さらに、第2リンク420の後端部422を平面部331に軸支する軸部材432を支点Cとし、さらに、第1リンク410の後端部412を平面部331に軸支する軸部材432を支点Dとするとき、4つのリンク(節)の長さ、および、支点C、Dの位置は、次のようにすればよい。支点A〜Dを、図14、図15および図16に示す。
(1)AB間の長さを約11mmとし、BC間の長さを略405mmとし(DA間の長さより長くし)、CDの間の長さを約18mmとし、DA間の長さを約400mmとする。
(2)左右方向の直線に対し、支点Cが支点Dより約5mm後方に位置する。
以上の構成により、主可動部301が右端位置と左端位置との間の中間位置に移動されたとき、第1リンク410の前端部411(支点A)および第2リンク420の前端部421(支点B)が前後方向で同列に位置するため、指向性形態を正面に向かせる。
さらに、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から右端位置に移動され、支点Bが支点Aより前方に位置するため、指向性形態を正面から左向き矢印部201(左領域741)の方へ向かせる。それにより、左領域741の報知がされる。
さらに、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から左端位置に移動され、支点Aが支点Bより前方に位置するため、指向性形態を第2の正面から報知部202(右領域742)の方へ向かせる。それにより、右領域742の報知がされる。
なお、この構成に限定されない。要は、主可動部301が中間位置のとき指向性形態が正面を向き、右端位置のとき指向性形態が左領域741の方を向き、主可動部301が左端位置のとき指向性形態が右領域742の方を向くように、4節回転連鎖機構400が構成されるものであればよい。
図13に、第2の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が右向き矢印部202の方であることを示し、第1の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が左向き矢印部201の方であることを示す。
以上のように4節回転連鎖機構400が構成されることで、主可動部301の位置、および、その指向性形態の両方により、遊技領域74が報知される。そのため、遊技者が遊技領域74の報知をさらに把握し易くなる。
(ベース部材330)
図17は、可動機構の要部垂直断面図である。
図8、図9、および図17に示すように、ベース部材330は、センター部材210の後方に配置され、センター部材210に固定される。
ベース部材330は、略水平な平面部331、取り付け部332、およびガイド部333を有する。
平面部331は、略矩形状の外形を有し、センター部材210の背面から後方に延設される。
取り付け部332は、平面部331の前端においてその両端から略垂直に突片状に立ち上がった部分であって、センター部材210にねじ止めされる。
ガイド部333は、平面部331の前端において、その中央部から前方に突出することにより、長穴230に嵌め込まれる。さらに、略垂直に立ち上がることにより、長穴230の下縁より上方位置にあって、長穴230の下縁に沿うように配置される。このような形状を有するガイド部333により、第1リンク410および第2リンク420が略左右方向に案内される。第1リンク410および第2リンク420を「第1リンク410等」という場合がある。
なお、センター部材210側の長穴230により、第1リンク410等が案内されてもよいが、それでは、センター部材210にベース部材330を取り付けるときの精度を上げないと、長穴230と第1リンク410等とに相対的な位置ずれが生じて、長穴230により第1リンク410等を円滑に案内できないおそれがある。これに対し、ガイド部333により第1リンク410等が案内されることで、第1リンク410等がベース部材330に連結されるときに、ガイド部333と第1リンク410等とに相対的な位置ずれがないようにしておけば、センター部材210とベース部材330との取付精度を上げなくても、ガイド部333により第1リンク410等を円滑に案内する状態を維持できる。
(補助可動部302、補助可動部302を駆動するための構成部品)
補助可動部302は、口(開口)を開閉するためのキャラクタの下顎部材である。
補助可動部302は、アーム形状を有する。補助可動部302の一端部と他端部との間の中間部に軸支部306が設けられる。軸支部306は前面部303と後面部304とにより回転可能に挟まれる。補助可動部302の一端部は、口を前方から塞ぐような形状(すなわち下顎の形状)を有する。補助可動部302の他端部には軸状凸部307が配置される。
第2駆動部302を駆動するための構成部品は、カム部材310および棒状部材320を有する。
カム部材310は、補助可動部302の下方に配置され、床部212に固定される。
カム部材310は、被摺動面を有する。被摺動面は、その中央部から端部(左端および右端)にかけて徐々に後退するような略扇形形状の外形を有し、かつ、その中央部から端部にかけて徐々に高くなるように形成される。後退し、かつ、高くなる被摺動面の左端および右端が第2カム部312である。これに対し、前進し、かつ、低くなる被摺動面の中央部が第1カム部311である。
図17は、可動機構の要部垂直断面図、図18は、可動機構の要部正面図である。
図17および図18に示すように、棒状部材320は主可動部301に設けられる。棒状部材320において、その上端部321および下端部322は大径を有し、中間部323は小径を有する。棒状部材320は、中間部323が前面部303および後面部304により前後から挟まれることにより、上下方向に移動可能に構成される。さらに、棒状部材320は、中間部323を挟んだ部位が大径の上端部321に当接することにより、下方の移動が制限されるように構成され(下方移動制限)、中間部323を挟んだ部位が大径の下端部322に当接することにより、上方の移動が制限されるように構成される(上方移動制限)。
棒状部材320の上端部321は、補助可動部302の他端部(軸状凸部307)に係合するように凹部形状を有している。棒状部材320の下端部322は、カム部材310に摺動可能に当接し、摺動時の摩擦抵抗を少なくするため尖端形状を有している。
ここで、「摺動」とは、カム部材310に沿ってカム部材310に対し相対的に移動することをいい、棒状部材320の下端部322がカム部材310に対し実際に当接しながら相対的に移動するときと、棒状部材320の下端部322がカム部材310に対し当接せずに相対的に移動するときとの両方を含む。上述する下方移動制限を受けたときの棒状部材320の下端部322よりカム部材310が低い位置にあるとき、棒状部材320の下端部322がカム部材310に対し当接せずに移動することとなる。
カム部材310および棒状部材320により、次のように補助可動部302が移行される。
4節回転連鎖機構400により、主可動部301が右端である右端位置や左端である左端位置に移動されると、主可動部301に伴って棒状部材302も右端位置や左端位置に移動される。それにより、棒状部材320の下端部322がカム部材310の被摺動面を右端や左端(第2カム部312)側に摺動し、徐々に上げられるようになる。それにより、棒状部材320の上端部321が補助可動部302の他端部(軸状凸部307)を上方移動させるため、軸支部306を中心にして、補助可動部302の一端部(下顎の形状)が下方移動する。それにより、キャラクタの口が開かれる。口が開かれたときの態様が「第2態様」に相当する。
図19は、図10のB−B線断面図、図20は図21のC−C線断面図である。
中間位置に移動された主可動部301、および、第1態様に移行された補助可動部302を図7に示す。右端位置または左端位置に移動された主可動部301、および、第2態様に移行された補助可動部302を図19および図20に示す。
図21は、主可動部が左端位置に移動されたときの報知装置の平面図である。
図7、図19、図20および図21からわかるように、カム部材310において、その中央部である第1カム部311より左端および右端である第2カム部312が約5mm高くなっている。右端位置または左端位置では、棒状部材320が第2カム部312により上がることで、補助可動部302の一端部が下がる(第2態様)。それにより、キャラクタの口が開かれる。これに対し、中間位置では、棒状部材320が第1カム部311により下がることで、補助可動部302の一端部が上がる(第1態様)。それにより、キャラクタの口が閉じられる。
4節回転連鎖機構400により、主可動部301が中央部(右端位置と左端位置との間の中間位置)に移動されると、主可動部301に伴って棒状部材302も中央部に移動される。それにより、棒状部材320の下端部322がカム部材310の被摺動面を中央部(第1カム部311)側に摺動し、徐々に下げられるようになる。それにより、棒状部材320の上端部321が補助可動部302の他端部(軸状凸部307)を下方移動させるため、軸支部306を中心にして、補助可動部302の一端部が上方移動する。それにより、キャラクタの口が閉じられる。口が閉じられたときの態様が「第1態様」に相当する。
主可動部301が移動すると、棒状部材320とカム部材310とが相対的に移動することにより、補助可動部302を移行させるので、補助可動部302を移行させるための動力源が不要となり、装置を簡単に構成することができる。
さらに、移動する主可動部301の中で、さらに、補助可動部302が移行するので、遊技領域74の報知を遊技者がさらに把握し易くなる。
さらに、棒状部材320の自重により棒状部材302の一端部321がカム部材310に接する方向に付勢されるので、わざわざ付勢部材を設ける必要がなく、装置を簡単に構成することができる。
さらに、主可動部301であるキャラクタが移動するとき、キャラクタの口が補助可動部302である下顎部材により開閉されるので、遊技領域74の報知を遊技者がさらに把握し易くなる。
前述したように、4節回転連鎖機構400により、主可動部301の位置、および、その指向性形態の両方で、遊技領域74が報知される。そのため、遊技者が遊技領域74の報知をさらに把握し易くなる。さらに、4節回転連鎖機構400により、主可動部301が右端位置と左端位置との間に移動されたとき、カム部材310および棒状部材320の機能により、補助可動部302が第1態様と第2態様とに移行する。すなわち、キャラクタの口が開閉される。そのため、遊技者が遊技領域74の報知をさらに把握し易くなる。
なお、キャラクタの口が開閉されたとき、スピーカ50により遊技領域74の報知(例えば、「遊技領域が変更された旨」の音声の出力)がされるように構成されることで、遊技者が遊技領域74の報知をさらに一層把握し易くなる。
(モータ340、伝達機構350、カバー部材360)
図7、図8、図14、および、図15に示すように、カバー部材360は、センター部材210の後方であって、ベース部材330の上方に配置される。カバー部材360とベース部材330とにより、軸部材431および軸部材432が上下から挟み込まれるように支持される。
図22は可動機構の底面図、図23は可動機構の要部平面図である。
図22に示すように、モータ340は、ベース部材330の下面側に配置される。モータ340には、その回転を減速するための減速ギア(図示省略)が設けられる。
図23に示すように、伝達機構350は、ピニオン351を有している。ピニオン351は、ベース部材330の上面側に配置される。ピニオン351は、減速ギアに噛み合わされる。
第1リンク410の後端部412は、軸部材432を中心に円弧状に複数の歯が並べられたセクタギア413を有する。セクタギア413がピニオン351に噛み合わされる。
モータ340の動力が、減速ギアおよびピニオン351を介して、第1リンク410セクタギア413に伝達される。それにより、第1リンク410が軸部材432(支点D)回りに回転される。例えば、モータ340によりピニオン351が正転されると、第1リンク410が図23において反時計回りの方向に回転される。それにより、4節回転連鎖機構400が作動して、主可動部301が右端位置に移動される。モータ340によりピニオン351が逆転されると、第1リンク410が図23において時計回りの方向に回転される。それにより、4節回転連鎖機構400が作動して、主可動部301が左端位置に移動される。
図23に示すように、第1リンク410の後端部412は、被当接部414を有する。これに対し、カバー部材360は、軸部材432(支点D)を中心とする円弧状の制限用溝361を有する。第1リンク410側の被当接部414が制限用溝361に嵌合される。被当接部414が制限用溝361の端部に当接されることで、第1リンク410の回転を制限される。4節回転連鎖機構400、モータ340、伝達機構350による簡単な構成で、確実に主可動部301を左端位置と右端位置との間に移動させることが可能となる。さらに、ピニオン351およびセクタギア413による簡単な構成で、モータ340の動力を確実に第1リンク410の後端部412に伝達することが可能となる。
図18および図23に示すように、第1リンク410の後端部412は、被検出用突起415を有する。これに対し、カバー部材360に光センサ500が固定される。光センサ500は、検出用光を出す発光素子および検出用光を受ける受光素子を有する。発光素子と受光素子との間に検出用光の光路が形成される。第1リンク410が軸部材432回りに回転されるとき、被検出用突起415が検出用光の光路を遮るように構成される。検出用光の光路が被検出用突起415により遮られたとき、主可動部301が右端位置と左端位置との間の中間位置に位置することが制御手段(図示省略)により検出される。
(制御手段)
次に、報知部および主可動部301を制御する制御手段について、図13を参照して説明する。
制御手段(図示省略)は、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき(第1の遊技状態を表す信号を受けたとき)、モータ340を制御して、主可動部301を右端位置に位置させる。
制御手段は、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき(第2の遊技状態を表す信号を受けたとき)、モータ340を制御して、主可動部301を左端位置に移動させる。主可動部301が左端位置に移動されると、カム部材310および棒状部材320の機能により、補助可動部302が第1態様と第2態様とに移行される。すなわち、キャラクタの口が開閉される。
補助可動部302を移行させるための、ソレノイドのような動力源が必要なく、さらに、その動力源を制御する手段も必要がないため、補助可動部302を移行させるための機構を簡単に構成することが可能となる。
[4節回転連鎖機構400の組み立て]
次に、4節回転連鎖機構400の組み立てについて説明する。
4節回転連鎖機構400の組み立ての前に、次の(1)から(3)の工程を行う。なお、(1)から(3)の工程の順番は、いずれの工程を先にしてもよい。
工程(1)について
前面部303と後面部304とを組み付ける。これには、前面部303と後面部304との組み付けにおいて、前面部303と後面部304とを合わせて、後方からねじ止めする。このときに用いられるねじを図16に“SC1”で示す。
工程(2)について
舌片部305に第1リンク410等を組み付ける。これには、舌片部305に、軸部材431により、第1リンク410の前端部411および第2リンク420の前端部421を組み付ける。このとき、軸部材431は、Cリンク(図示省略)により舌片部305から抜け止めされる。
工程(3)について
センター部材210に、両矢印部を組み付ける。その後、センター部材210にベース部材330を組み付ける。
これには、センター部材210の嵌合穴213に両矢印部(左向き矢印部201および右向き矢印部202)を嵌め込んで固定する。次に、センター部材210の立壁211にベース部材330の取り付け部332をねじにより固定する。このときに用いられるねじを図4に“SC2”で示す。
このような(1)〜(3)の前組立の後に、次の(4)〜(6)の工程を行う。
工程(4)について
後面部304に舌片部305を組み付けることにより、第1リンク410等を主可動部301に連結する。これには、舌片部305を後面部304にねじにより固定する。このときに用いられるねじを図16に“SC3”で示す。これにより、主可動部301に第1リンク410等が連結される。この連結では、センター部材210等と関係がなく、センター部材210等が邪魔にならず、その連結が容易である。
工程(5)について
第1リンク410等を、前方から長穴230に通す。これには、第1リンク410の後端部412および第2リンク420の後端部422を、前方から長穴230に通す。それにより、第1リンク410の後端部412および第2リンク420の後端部422が、ベース部材330の平面部331の上方に移動する。
工程(6)について
第1リンク410等を、ベース部材330に組み付けることにより、第1リンク410等をセンター部材210に連結する。これには、ベース部材330の平面部331に、軸部材432により、第1リンク410の後端部412および第2リンク420の後端部422を連結する。このとき、軸部材432をカバー部材360とベース部材330とで上下から挟み込むようにし、この状態でカバー部材360をベース部材330にねじにより固定する。このときに用いられるねじを図5に“SC4”で示す。この連結では、センター部材210が関係するが、センター部材210の後方(平面部331の上方)には、開放されたスペースがあるため、連結時にセンター部材210等が邪魔にならず、その連結が容易である。
以上のように、(4)から(6)の工程の順番に、4節回転連鎖機構400が組み立てられる。
これに対し、先工程として、第1リンク410等をセンター部材210に連結する(6)の工程を行い、後工程として、第1リンク410等を主可動部301に連結する(4)の工程を行うことも考えられる。しかし、この場合、第1リンク410等に組み付けられた舌片部305を、後方から長穴230に通すこととなるが、舌片部305の上下の丈が長穴230の上下幅に対して長いため、通せず、このような工程での4節回転連鎖機構400の組み立てはできない。
仮に、第1リンク410等に舌片部305を組み付けずに、長穴230に通してから、第1リンク410等に舌片部305を組み付けることも可能である。しかし、舌片部305を後面部304に組み付ける際に、後方からねじ止めをするときに、センター部材210が邪魔になり、その組み付けが困難となる(図4および図16参照)。この困難性から、このような工程での4節回転連鎖機構400の組み立てはできない。
[第1の変形例]
次に、第1の変形例に係る遊技機について、図24を参照して説明する。図24は、遊技状態に対する報知部および主可動部の動作を一覧で示す図である。
第1の変形例においては、前記実施形態の遊技機と異なる構成について主に説明し、同じ構成についてその説明を省略する。
第2の遊技状態において、前記第1実施形態では、右側の大入賞口80が使われる(開閉動作される)のに対し、第1の変形例では、左側の大入賞口80が使われる。
そのため、遊技領域74を報知するための報知装置200は、開放される左側の大入賞口80に応じて、左領域741を狙うような報知を行うこととなる。
(左向き矢印部201、右向き矢印部202)
遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が左向き矢印部201に透過される。それにより、遊技者に左領域741が報知される。第1の変形例では、左向き矢印部201が「第2の報知部」に相当する。
遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が右向き矢印部202に透過される。それにより、遊技者に右領域742が報知される。第1の変形例では、右向き矢印部202が「第1の報知部」に相当する。
(4節回転連鎖機構400)
4節回転連鎖機構400により、主可動部301が右端位置から左端位置に移動されたとき、右向き矢印部202が露出し、主可動部301により左向き矢印部201が前方から覆われる(図11参照)。遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、主可動部301が左端位置に移動される。それにより、遊技者により右向き矢印部202が視認可能となり、右領域742の報知がされる。第1の変形例では、左端位置が右向き矢印部202に対応づけられた「第1位置」に相当する。
4節回転連鎖機構400により、主可動部301が左端位置から右端位置に移動されたとき、左向き矢印部201が露出し、主可動部301により右向き矢印部202が前方から覆われる(図12参照)。遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が右端位置に移動される。それにより、遊技者により左向き矢印部201が視認可能となり、左領域741の報知がされる。第1の変形例では、右端位置が左向き矢印部201に対応づけられた「第2位置」に相当する。
図24は、遊技状態に対応する報知部(左向き矢印部201、右向き矢印部202)、主可動部301の動作を一覧で示す図である。図24に、第2の遊技状態のとき、報知部(左向き矢印部201)が左領域741を報知し、主可動部301が右端位置に移動することを示し、第1の遊技状態のとき、報知部(右向き矢印部202)が右領域742を報知し、主可動部301が右端位置に移動することを示す。
(主可動部の指向性形態)
ここで、主可動部301の指向性形態が向く方向は、正面(遊技者側)から見たときの方向である(主可動部301自体が見る方向ではない)。
さらに、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から右端位置に移動され、支点Bが支点Aより前方に位置するため、指向性形態を正面から左向き矢印部201(左領域741)の方へ向かせる。それにより、左領域741の報知がされる。
さらに、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から左端位置に移動され、支点Aが支点Bより前方に位置するため、指向性形態を正面から右向き矢印部202(右領域742)の方へ向かせる。それにより、右領域742の報知がされる。
図24に、第2の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が左向き矢印部201の方であることを示し、第1の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が右向き矢印部202の方であることを示す。
第1の変形例に係る遊技機よれば、大入賞口80が開放されるところの第2領域を、左向き矢印部201の報知により、および、主可動部301が右端位置に移動することにより、遊技者に対し知らせるので、遊技者にとって把握し易くなる。
[第2の変形例]
次に、第2の変形例に係る遊技機について、図13および図24を参照して説明する。
第2の変形例においては、前記実施形態の遊技機と異なる構成について主に説明し、同じ構成についてその説明を省略する。
第2の遊技状態において、前記実施形態では、右側の大入賞口80が使われる(開閉動作)のに対し、第2の変形例では、右側の大入賞口80および左側の大入賞口80の両方が使われる。例えば、左右いずれか一方の大入賞口80の開閉動作が行われているとき、他の大入賞口80は閉じられる。
そのため、遊技領域74を報知するための報知装置200は、開放される大入賞口80に応じて、その方の大入賞口80が配置された左領域741あるいは右領域742を狙うような報知を行うこととなる。
以下に、第2の遊技状態において、右側の大入賞口80が使われる(開閉動作される)一方で、左側の大入賞口80が使われる(閉じられる)とき≪第1のケース≫と、反対に、左側の大入賞口80が使われる(開閉動作される)一方で、右側の大入賞口80が使われる(閉じられる)とき≪第2のケース≫とについて説明する。
≪第1のケース≫
第1のケースにおいては、図13に示すように、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、報知部(右向き矢印部202)が右領域742を報知し、主可動部301が左端位置に移動する。さらに、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から左端位置に移動され、支点Aが支点Bより前方に位置するため、指向性形態を第2の正面から報知部202(右領域742)の方へ向かせる。それにより、右領域742の報知がされる。
≪第2のケース≫
第2のケースにおいては、図24に示すように、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、報知部(左向き矢印部201)が左領域741を報知し、主可動部301が右端位置に移動する。さらに、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から右端位置に移動され、支点Bが支点Aより前方に位置するため、指向性形態を正面から左向き矢印部201(左領域741)の方へ向かせる。それにより、左領域741の報知がされる。
第2の変形例に係る遊技機よれば、大入賞口80が開放されるところの第2領域が切り替えられることを、右向き矢印部202の報知と、主可動部301が左端位置に移動することとにより、並びに、左向き矢印部201の報知と、主可動部301が右端位置に移動することとにより、遊技者に対し知らせるので、遊技者にとって把握し易くなる。
<第2実施形態>
次に、遊技機の第2実施形態について図25を参照して説明する。図25は、遊技状態に対応する報知部(左向き矢印部201、右向き矢印部202)、主可動部301の動作を一覧で示す図である。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
前記第1実施形態では、主可動部301が左端位置と右端位置との間を移動可能に構成されるが、第2実施形態では、主可動部301が所定位置に固定されるものとする。第2実施形態では、主可動部301が左端位置と右端位置との間の中間位置に固定されるものとして説明する。
なお、第2実施形態では、前記第1実施形態と同様、第2の遊技状態において、右側の大入賞口80が使われ(開閉動作され)、左側の大入賞口80は使われない(閉じられている)ものとする。
(左向き矢印部201、右向き矢印部202)
遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が右向き矢印部202に透過される。それにより、遊技者に右領域742が報知される。第2実施形態では、右向き矢印部202が「第2の報知部」に相当する。
遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が左向き矢印部201に透過される。それにより、遊技者に左領域741が報知される。第2実施形態では、左向き矢印部201が「第1の報知部」に相当する。
図25に、第2の遊技状態のとき、報知部(右向き矢印部202)が右領域742を報知し、第1の遊技状態のとき、報知部(左向き矢印部201)が左領域741を報知することを示す。
(主可動部の指向性形態)
ここで、主可動部301の指向性形態が向く方向は、正面(遊技者側)から見たときの方向である(主可動部301自体が見る方向ではない)。
さらに、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、指向性形態を正面から右向き矢印部202(右領域742)の方へ向かせる。それにより、右領域742の報知がされる。
さらに、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、指向性形態を正面から左向き矢印部201(左領域741)の方へ向かせる。それにより、左領域741の報知がされる。
図25に、第2の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が右向き矢印部202の方であることを示し、第1の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が左向き矢印部201の方であることを示す。
第2実施形態に係る遊技機によれば、遊技者に対する遊技領域74の報知を、左向き矢印部201、右向き矢印部202が行うばかりか、そのときの左向き矢印部201、右向き矢印部202に主可動部301の指向性形態が向くことにより行うので、遊技領域の報知を遊技者がより把握し易くなる。
<第3実施形態>
次に、遊技機の第3実施形態について図26を参照して説明する。図26は、遊技状態に対応する報知部(左向き矢印部201、右向き矢印部202)、主可動部301の動作を一覧で示す図である。
なお、第2実施形態において、第1実施形態と同じ構成については同一番号を付してその説明を省略し、異なる構成について主に説明する。
前記第1実施形態では、主可動部301が左端位置に移動すると、左向き矢印部201を前方から覆い、主可動部301が右端位置に移動すると、右向き矢印部202を前方から覆うように構成される。これに対し、第3実施形態では、主可動部301が左端位置に移動すると、左向き矢印部201を前方から覆うことはなく、左向き矢印部201の左側に近接し、主可動部301が右端位置に移動すると、右向き矢印部202を前方から覆うことはなく、右向き矢印部202の右側に近接するように構成される。ここで、「近接」とは、相手(左向き矢印部201、右向き矢印部202)の近くに位置することをいい、相手に接しているかどうかを問わない。
なお、第3実施形態では、前記第1実施形態と同様、第2の遊技状態において、右側の大入賞口80が使われ(開閉動作され)、左側の大入賞口80は使われない(閉じられている)ものとする。
(左向き矢印部201、右向き矢印部202)
遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が右向き矢印部202に透過される。それにより、遊技者に右領域742が報知される。第2実施形態では、右向き矢印部202が「第2の報知部」に相当する。
遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、発光部からの光が左向き矢印部201に透過される。それにより、遊技者に左領域741が報知される。第2実施形態では、左向き矢印部201が「第1の報知部」に相当する。
(4節回転連鎖機構400)
4節回転連鎖機構400により、主可動部301が右端位置から左端位置に移動されたとき、右向き矢印部202の右側に位置する。遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が右端位置に移動される。それにより、右領域742の報知がされる。第3実施形態では、右端位置が右向き矢印部202に対応づけられた「第2位置」に相当する。
4節回転連鎖機構400により、主可動部301が左端位置から右端位置に移動されたとき、左向き矢印部201の左側に位置する。遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、主可動部301が左端位置に移動される。それにより、左領域741の報知がされる。第3実施形態では、左端位置が左向き矢印部201に対応づけられた「第1位置」に相当する。
図26に、第2の遊技状態のとき、報知部(右向き矢印部202)が右領域742を報知し、主可動部301が右端位置に移動することを示し、第1の遊技状態のとき、報知部(左向き矢印部201)が左領域741を報知し、主可動部301が左端位置に移動することを示す。
(主可動部の指向性形態)
ここにおいても、主可動部301の指向性形態が向く方向は、正面から見たときの方向である(主可動部301自体が見る方向ではない)。
さらに、遊技状態が第2の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から右端位置に移動され、支点Bが支点Aより前方に位置するため、指向性形態を正面から右向き矢印部202(右領域742)の方へ向かせる(実際には、指向性形態は左を向くことになるが、主可動部301が右向き矢印部202の右側に位置するため、右向き矢印部202の方を向くことになる)。それにより、右領域742の報知がされる。
さらに、遊技状態が第1の遊技状態に変わるとき、主可動部301が中間位置から左端位置に移動され、支点Aが支点Bより前方に位置するため、指向性形態を正面から左向き矢印部201(左領域741)の方へ向かせる(実際には、指向性形態は右を向くことになるが、主可動部301が左向き矢印部201の左側に位置するため、左向き矢印部201の方を向くことになる)。それにより、左領域741の報知がされる。
図26に、第2の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が右向き矢印部202の方であることを示し、第1の遊技状態のとき、指向性形態の方向性が左向き矢印部201の方であることを示す。
第3実施形態に係る遊技機によれば、遊技者に対する遊技領域74の報知を、左向き矢印部201、右向き矢印部202が行うばかりか、そのときの左向き矢印部201、右向き矢印部202に近接する位置に、主可動部301が移動することにより行うので遊技領域74の報知を遊技者がより把握し易くなる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、本発明を限定するものではない。例えば、主可動部301に補助可動部302を設け、補助可動部302が主可動部301に従動することで、遊技領域74を報知するものを示したが、「主」、「補助」は便宜的なものであり、要は、遊技領域74を報知するものとして、二つの可動部が設けられ、一方の可動部が他方の可動部に連動し、それにより、遊技領域74を報知する機能を有するものであればよい。
SC1、SC2、SC3、SC4 ねじ
1 遊技機
10 外枠
11 腰板ユニット
12 中枠
13 ヒンジ
14 前枠(ガラス枠)
20 打球装置
30 上皿
40 下皿
50 スピーカ
70 遊技盤
71 外レール
72 内レール
74 遊技領域
741 左領域
742 右領域
75 装飾ランプ
76 入賞口
77 アウト球口
78 図柄表示部
79 始動口
80 大入賞口
80a 開閉扉
90 演出装置
100 センター役物
100a 枠体上部
100b 枠体下部
200 報知装置
201 左向き矢印部
202 右向き矢印部
210 センター部材
211 立壁
212 床部
213 嵌合穴
221 ライト部材
222 レフト部材
230 長穴
300 可動機構
301 主可動部
302 補助可動部
303 前面部
304 後面部
305 舌片部
306 軸支部
307 軸状凸部
310 カム部材
311 第1カム部
312 第2カム部
320 棒状部材
321 上端部
322 下端部
323 中間部
330 ベース部材
331 平面部
332 取り付け部
333 ガイド部
340 モータ
350 伝達機構
351 ピニオン
360 カバー部材
361 制限用溝
400 4節回転連鎖機構
410 第1リンク
411 前端部
412 後端部
413 セクタギア
414 被当接部
415 被検出用突起
420 第2リンク
421 前端部
422 後端部
431 軸部材
432 軸部材
500 光センサ

Claims (1)

  1. 遊技球が打ち出される遊技領域として第1領域と第2領域と、遊技状態としての第1の遊技状態と前記第1の遊技状態より遊技者にとって有利な第2の遊技状態と、を備えた遊技機において、
    前記遊技者に視認可能に構成され、前記第1の遊技状態と前記第2の遊技状態との前記遊技状態の移行に応じて、前記第1領域あるいは前記第2領域を前記遊技者に報知する報知部と、
    前記遊技者に視認可能に配置され可動部と、
    前記遊技状態の移行に応じて、前記報知する前記遊技領域を選択し、前記報知部に、選択した前記遊技領域を報知させ、可動部を移動させる制御を行う制御手段と、
    を備え、
    前記報知部は、
    前記第1領域を報知する第1態様と、
    前記第2領域を報知する第2態様と、
    を含み、
    前記制御手段は、前記遊技状態が前記第1の遊技状態に変わるとき、前記第1態様によって前記第1領域を報知させると共に、前記可動部を前記第1態様と対応づけられた第1位置に移動させ、前記遊技状態が前記第2の遊技状態に変わるとき、前記第2態様によって前記第2領域を報知させると共に、前記可動部を前記第2態様に対応づけられた第2位置に移動させるように制御すること、
    を特徴とする遊技機。
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