JP6053970B2 - 土保温用発泡材 - Google Patents

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Description

本発明は、発泡スチロールにより成形され、主に寒冷地の農業ハウスに用いる土保温用発泡材に関するものである。
従来より、農業ハウス(ビニールハウス)で野菜や果物などを栽培する栽培方式が広く一般に用いられている。農業ハウスでは、光透過性の外周材(ビニールシート)を透過した太陽光によって、ヒータなどの特別な加温装置を用いることなく室内を暖めることができ、冬場にも種々の作物を育成することができる(エリアによっては加温が必要な場合もある)。
一方、農業ハウスでは、夜間や悪天候時においては太陽光による加温がなされないために温室が低温となる。このような場合、温度変化を嫌う植物を栽培するには農業ハウス内を適温に維持することが必要となる。そのために、例えば、灯油などを利用する加温装置や地熱などで加温された空気や温水により温度を管理して計画的な栽培を可能とする。
ところで、発泡スチロール製の材料を利用する農業ハウスとして、例えば、ハウス内地中に凹形状の発泡スチロール製の封水区画壁を形成してハウス内地中とハウス外地中とを区画分断し、さらに温水を利用してハウス内を暖める装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、容器の底板に発泡スチロール板を用い、着脱可能なビニールシートで全体を覆い、野菜などを栽培可能とした園圃栽培装置なども開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平5−260857号公報 特開2010−193771号公報
しかしながら、従来の農業ハウスでは、北海道のような特に寒さの厳しい寒冷地の冷温期、厳冬期においては、農業ハウス内の室温や地温が低下し、植物の生育スピードが遅くなるという問題がある。
また、冬場などに、加温装置などにより農業ハウスの室温や地温を調整する方法では当然に灯油などの燃料費が嵩み、省エネルギー化を図れないという問題がある。さらに、上記特許文献1に示す装置は設営自体が非常に大がかりであり設営が簡易ではない。
さらに、寒冷地のみでなく、農業ハウス内の室温や地温を、地域毎に異なる気候や季節、植物の種類や育成状態に併せて、適宜調整できるようにすることも望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、寒冷地などにおいて省エネルギー化を図りながら、農業ハウス内の植物を、より効率的に栽培することができる土保温用発泡材を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、発泡合成樹脂により成形され、農業ハウス内で用いられる土保温用発泡材であって、板状パネルと、前記板状パネルと一体に成形され、当該板状パネルの下端部から水平方向に延出された延出部と、前記延出部の延出端に設けられた山型部と、を有し、前記土保温用発泡材は、前記板状パネルの下側の少なくとも一部、前記延出部及び前記山型部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で、農業ハウス内に設置される、ことを特徴とするものである。
この土保温用発泡材において、さらに、前記板状パネルの側面には、隣接する他の土保温用発泡材と連結するための連結部が形成されることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記連結部は、前記板状パネルの一の側面に形成されたくさび型の連結部、及び当該一の側面に対向する他の側面に形成された逆くさび型の連結部を有し、複数の前記土保温用発泡材は、前記くさび型の連結部及び前記逆くさび型の連結部を介して直線状に連結されて発泡材壁を形成し、前記発泡材壁は、農業ハウスの幅方向の両端側であって、且つ農業ハウスの奥行き方向に平行に並設されることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記土保温用発泡材の地表からの露出高さと地中への埋設深度との割合を、凍結深度を前記地中への埋設深度の基本の深さとしておおよそ3:4〜3:7の範囲とすることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記延出部は、前記板状パネルの下端部から一方の水平方向に延出されて、前記土保温用発泡材の垂直断面を略L字形状とすることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記延出部は、前記板状パネルの下端部から両方の水平方向に延出されて、前記土保温用発泡材の垂直断面を略T字形状とすることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記板状パネルは、少なくともその上面に開口部を有した開口空間を備え、前記土保温用発泡材は、さらに、発泡合成樹脂により成形され、前記開口部の方向から前記開口空間に着脱可能に収容される発泡部材を備えることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記発泡部材は、円柱形状の発泡部材であり、前記開口空間は、複数の前記円柱形状の発泡部材を着脱可能とする複数の円形溝である、ことを特徴とすることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記円柱形状の発泡部材の高さは、前記開口空間の深さより長いことが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記発泡部材は、板状ボードの発泡部材であり、前記開口空間は、前記開口部の方向から前記板状ボードの発泡部材を収容可能とする凹状空間であることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記板状パネルの開口部の周囲には、複数の切欠き部が形成されることが好ましい。
この土保温用発泡材において、前記開口空間を有する前記板状パネルの一面側に、外側から前記開口空間まで貫通した複数の貫通孔が形成され、当該貫通孔には外側から土が浸入することを防止するためのカバーが取り付けられる、ことを特徴とする。
また、本発明に係る植物栽培方法は、上記の土保温用発泡材を用いて、農業ハウス内で植物の栽培を行う、ことを特徴とするものである。
この植物栽培方法において、さらに、発泡合成樹脂により成形され、光を反射するためのEPS(expanded polystyrene)パネルを農業ハウス内で前記土保温用発泡材と共に併用することが好ましい。
この植物栽培方法において、前記EPSパネルは、複数の前記土保温用発泡材が直線状に連結された発泡材壁に沿って、隣接するように複数枚が並設されることが好ましい。
本発明に係る土保温用発泡材は、発泡合成樹脂により成形され、板状パネルと、板状パネルと一体に成形されて当該板状パネルの下端部から水平方向に延出された延出部とを有する。また、土保温用発泡材は、下側の少なくとも一部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で農業ハウス内に設置される。この構成により、本願発明では、寒冷地において省エネルギー化を図りながら、農業ハウス内の植物を、より効率的に栽培することができる。
(a)本発明の実施の形態1に係る土保温用発泡材の斜視図、(b)同上土保温用発泡材の別方向からの斜視図、(c)同上土保温用発泡材のA−A線断面図である。 (a)同上土保温用発泡材の農業ハウス内での使用状態を示す図、(b)同上土保温用発泡材の連結部の平面図、(c)同上土保温用発泡材を複数連結した発泡材壁の説明図、(d)同上土保温用発泡材の農業ハウス内での他の使用状態を示す図である。 (a)乃至(d)は、同上土保温用発泡材を農業ハウスに設置する手順を説明するための図である。 同上土保温用発泡材を用いた農業ハウスと外気温との温度変化を示す図である。 (a)同上土保温用発泡材を用いた農業ハウスでのスイートコーンの生育状況の示す図、(b)露地栽培のスイートコーンの生育状況の示す図、(c)同上土保温用発泡材を用いた農業ハウスでの収穫直前のスイートコーンの様子を示す図である。 (a)同上土保温用発泡材を用いた農業ハウスでのトマトの生育状況の示す図、(b)通常の農業ハウスでのトマトの生育状況の示す図である。 (a)乃至(c)は、同上土保温用発泡材を用いた農業ハウスでのホウレン草の生育状況の示す図である。 (a)本発明の実施の形態1の変形例1に係る土保温用発泡材の斜視図、(b)同上土保温用発泡材の別方向からの斜視図、(c)同上土保温用発泡材のB−B線断面図である。 (a)本発明の実施の形態1の変形例2に係る土保温用発泡材の組立前の斜視図、(b)同上土保温用発泡材の組立後の斜視図、(c)同上土保温用発泡材のC−C線断面図である。 (a)本発明の実施の形態1の変形例3に係る土保温用発泡材の組立前の斜視図、(b)同上土保温用発泡材の組立後の斜視図、(c)同上土保温用発泡材のD−D線断面図である。 (a)本発明の実施の形態1の変形例4に係る土保温用発泡材の組立前の斜視図、(b)同上土保温用発泡材の組立後の斜視図、(c)同上土保温用発泡材のE−E線断面図である。 (a)本発明の実施の形態2に係る土保温用発泡材の保護カバーを用いた場合の農業ハウス内での使用状態を示す透明斜視図、(b)同上保護カバーを用いた場合の農業ハウス内での使用状態を示す斜視図である。 (a)本発明の実施の形態3に係る光反射用板状パネルの使用状態を示す図、(b)同上光反射用板状パネルの農業ハウス内での使用状態を示す図である。 本発明の実施の形態3の変形例1に係る光反射用板状パネルの使用状態を示す図である。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る土保温用発泡材について図1乃至図7を参照して説明する。図1は、発泡合成樹脂により成型される土保温用発泡材1を示しており、この土保温用発泡材1は、主に寒冷地の農業ハウスで用いられ、スイートコーン、ホウレン草、水菜、スナックエンドウ、トマトなどの野菜や果物の栽培で利用される。なお、発泡合成樹脂は、例えばポリスチレン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂であり、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1はEPS(expanded polystyrene)パネルで成型されている。
最初に、土保温用発泡材1の形状に関して図1を参照して説明する。土保温用発泡材1は、図1(a),(b)に示すように、板状パネル2、板状パネル2と一体に成形されて板状パネル2の下端部から水平方向に延出された延出部3とを有している。また、板状パネル2は、一の側面に形成されたくさび型の連結部4a、及び当該一の側面に対向する他の側面に形成された逆くさび型の連結部4bを有している。さらに、延出部3の延出端には、上方に突出した形状の山型部3aが形成されている。そして、土保温用発泡材1は、図1(c)に示すように、その垂直断面が略L字形状となる。
土保温用発泡材1は、図2(a)に示すように、下側の一部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で、農業ハウス内に設置される。
延出部3は、水害対策に設けられている。すなわち、延出部3の上面に土が載せられるため、突然の大雨などで土壌が緩くなった場合に土保温用発泡材1が上方に浮き上がることを適切に防止する。また、延出部3により土保温用発泡材1の土台が安定化し、土保温用発泡材1の設置時における作業効率を上げることができる。なお、水田のように常時水がある農地の場合には延出部3の上記効果は生じない。
土保温用発泡材1は、図2(b),(c)に示すように、くさび型の連結部4a及び逆くさび型の連結部4bを介して隣接する土保温用発泡材1が複数直線状(一方向)に連結されて発泡材壁5を形成する。この発泡材壁5は、例えば、図2(a)に示すように延出部3を内向きの方向として、農業ハウスの幅方向の両端側であって、且つ農業ハウスの奥行き方向に平行に並設される。このように設置された発泡材壁5の断熱性により、太陽光で暖められた地温が農業ハウス外の土壌に逃げることを適切に防ぐと共に、農業ハウス外の凍土から伝わる冷気が農業ハウス内の土壌に伝わることを遮断する。なお、連結部4a,4bの形状はこれに限定されるものではなく、凹部及び凸部など連結できる形状であればよい。また、図2(d)に示すように発泡材壁5の延出部3を外向きの方向として、農業ハウスの幅方向の両端側であって、且つ農業ハウスの奥行き方向に平行に並設してもよい。
延出部3の延出端に形成された山型部3aは、土保温用発泡材1の横ずれを適切に防止する
また、図2(a)に示すように、地表の露出高さ(X)はおおよそ300mm、土保温用発泡材1の地中への埋設深度(Y)はおおよそ400〜700mmの範囲(例えば、より寒冷地においては埋設深度(Y)をより大きくするなど)としている。すなわち、土保温用発泡材1の地表からの露出高さ(X)と地中への埋設深度(Y)との割合を、凍結深度を地中への埋設深度(Y)の基本の深さとしておおよそ3:4〜3:7の範囲とする。ここで、凍結深度とは、地盤の凍結が起こらない地表面からの深さのことである。このことで、土保温用発泡材1の地中埋設した部分での外土からの冷気を堰き止めて地温を確保すると共に、地表露出させた土保温用発泡材1によって太陽光を反射させて地表を暖めることが同時にできる。さらに、土保温用発泡材1は地表から露出することで蓄熱効果をも有している。なお、板状パネル2の厚さは、例えば、100〜500mmであり、厚いほど断熱効果が高く、また、栽培植物の種類や配設場所に応じて最適な厚さを決定できる。
次に、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1の農業ハウスへの設置手順に関して、図3を参照して説明する。
最初に、図3(a),(b)に示すように、農業ハウスの設営予定地に、小型パワーシャベルを用いて土保温用発泡材1の設置用の溝を掘る。次に、土保温用発泡材1が運び込まれて、スコップや鍬などを用いて設置作業が開始される。ここでの土保温用発泡材1の大きさは運搬性、組立性などを考慮して決定され、予め工場で生産されて、現場にトラックなどで持ち込まれ組み立てられる。そして、図3(c),(d)は、農業ハウス内の土壌への土保温用発泡材1の設置が終了し、ほぼ整地できた状態を示している。
次に、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1を用いた場合の農業ハウス内外での温度計測結果を図4に示し、折れ線41はハウス内側地温、折れ線42はハウス外側地温、折れ線43は外気温の動きを示している。本図から、農業ハウス内地温(折れ線41)が、特に夜間において、農業ハウス外地温(折れ線42)より5〜10℃程度暖かくなることが確認され、凍土からの低温の影響を防止していることが分かる。
次に、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1を用いた農業ハウスでの植物の生育状況に関して、図5乃至図7を参照して説明する。
最初に、コーン生育状況に関して説明する。図5(a)は土保温用発泡材1を用いた農業ハウスで生育させたスイートコーン、図5(b)は露地で育てたスイートコーンであり、共に5/29が定植日で同じあり、6/21の状況を撮影している。図5(a)から、土保温用発泡材1を用いた農業ハウスでは、土壌内の水分浸透がより均一になり、コーンの成長(約40cm)も均一に推移し、発色も良く、葉や茎に目立った病害も焼けもない。なお、農業ハウス内の土壌はPH7.0を維持し、堆肥は通常の元肥の半分の量で栽培している。
一方、図5(b)の露地栽培のコーンの成長は9cmであり、低温の風による障害が出ており、草丈や茎の太さ、根の状況どれをとっても農業ハウス内のコーンとの顕著な差が出ている。これは、農業ハウス内外では、昼間の地温差は2〜4℃であるが土保温用発泡材1の断熱効果により夜間の地温差が大きくなるために成長に差が出るものと考えられる。
また、北海道などでのスイートコーンの定植から収穫までは通常3カ月程度を要するが、土保温用発泡材1を用いることで定植後の低温被害の回避ができ、加温装置での加温を必要としないで2か月程度で収穫可能となる。この結果、早期の出荷が可能になり、高値での販売できて収益増へ繋げられる効果も奏している。
次に、トマトの生育状況に関して図6を参照して説明する。図6(a)は、土保温用発泡材1を用いた農業ハウスに5月下旬に定植した場合(120cmまで成長)、図5(b)は通常のハウスに5月上旬定植(90cmまで成長)した場合の状況を示している。本図から、通常ハウス栽培の生育よりも土保温用発泡材1を用いた農業ハウスの方が栽培の生育が極めて早くことが分かる。これも、農業ハウス内外では、昼間の地温差は2〜4℃であるが土保温用発泡材1の断熱効果により夜間の地温差が大きくなるために成長に差が出るものと考えられる。
さらに、本実施の形態1に係る土保温用発泡材を用いた栽培方法では植物への潅水量も半分以下に抑えられる場合がある。これは、土保温用発泡材1を用いることで地温は大きく変わらず気温が変化するために蒸散した水分が夜間に結露となってビニールシートから地表に落ちて夜間の保水量が高く成長を促進している(保水機能が高い)ためと考えられる。また、このように保水機能が高くなると水やりの経費、手間の軽減などの効果をも生じる。
次に、直種まきホウレン草の生育結果に関して図7を参照して説明する。図7(a)に示すように、12月中旬に直種まきを行い、加温をせずに土保温用発泡材1でホウレン草の栽培を開始すると1月の年明けには発芽し、図7(b)に示す1月下旬において順調に生育し、図7(c)に示すように、2月下旬には収穫間近となった。
本図からも明らかなように、寒冷地の厳冬期において、農業ハウスに自然エネルギー(太陽エネルギー)を効率よく利用できる土保温用発泡材1を用いることで加温装置に要する燃料コストを大幅に削減して省エネルギー化を図りながら植物の生育が進む。このために、農作物の冬季栽培付加価値商品の販売が可能となり、生産者としては収益の拡大に繋がる。さらに、加温装置を用いて若干の加温を行うことでより地温を上げられることが予測できるため、この場合、他の野菜や果物(例えばメロン、ブロッコリ、アスパラ等)にも活用できると考えられる。
以上の説明のように、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1は、板状パネル2と延出部3とを有し、下側の少なくとも一部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で農業ハウス内に設置される。また、連結部4a,4bを用いて発泡材壁5が形成されて、農業ハウスの幅方向の両端側であって、且つ農業ハウスの奥行き方向に平行に並設される。この構成により、土保温用発泡材1は、太陽光で暖められた地温が外部に逃げることを防ぐと共に、農業ハウス外の凍土から伝わる冷気を遮断することができる。その結果、北海道などの寒冷地の冷温期(特に早春から初夏や、秋から初冬にかけて)において、植物の生育スピードを通常の農業ハウスより向上(2週間〜1ヶ月早くなる)させ、収穫期間が長くなり、収益増に繋げることができる。また、より寒さの厳しい厳冬期においては、農業ハウス内を加温する加温装置の燃料コストを大幅削減でき、省エネルギー化を図ることができる。また、国外の営農活動においても土保温用発泡材1を利用できる。
また、比較的簡易な設置作業により農業ハウスに土保温用発泡材1を設置して、農業ハウス内の地温、室温、光の照射などを管理することができ、外部の気候条件に左右されずに植物の安定した収穫が可能となる。
なお、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1は、上述のように寒冷地の農業ハウスの冬季栽培で有効な手段となるが、これに限定されるものではなく、通常栽培期にも有効利用できる。例えば、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1を用いることで、6月末に収穫していた商品を6月上旬に収穫でき、単価アップを図ることもできる。また、収穫期の後半を例年は10月中旬で終了としていたところを1ヶ月程度延長できる。このように、植物を通常より早く、若しくは通常より遅く出荷できることで、スーパーの棚確保が容易となり、生産者の収益増に繋げられる。
また、本実施の形態1に係る土保温用発泡材1の断熱性を利用することで、高温地域における冷却用断熱ハウスとしての転用も可能となる。すなわち、農業ハウス内の冷気が外部に放出されることを効果的に防止できる。
またさらに、土保温用発泡材1の経年劣化を防止するために、補強シートで被覆することも考え得る。
(変形例1)
本実施の形態1の変形例1について図8を参照して説明する。本変形例1において延出部6は、板状パネル2の下端部から両方の水平方向に延出されて、土保温用発泡材1の垂直断面が略T字形状となっている。この構成においても、上記実施の形態1を同様の作用効果を奏することができる。
(変形例2)
本実施の形態1の変形例2について図9を参照して説明する。本変形例2に係る土保温用発泡材1において、板状パネル2は、少なくともその上面に開口部2aを有した開口空間2bを備える。この板状パネル2の厚みは例えば150〜200mmである。図9(a)に示すように、土保温用発泡材1は、さらに、EPS(expanded polystyrene)等の発泡合成樹脂により成形され、開口部2aから開口空間2bに対して着脱可能に収容される発泡部材7を備える。本変形例2に係る発泡部材7は、円柱形状の発泡部材7であり、開口空間2bは、複数の円柱形状の発泡部材7を着脱可能とするための上下方向に伸びた複数の円形溝であり、この複数の円形溝が一列に形成されている。そして、土保温用発泡材1は、上記実施の形態1と同様に、下側の少なくとも一部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で農業ハウス内に設置される。
また、図9(b),(c)に示すように、発泡部材7の高さを、開口空間2bの深さより長くして、一部が飛び出す構成としている。この構成により、発泡部材7を板状パネル2の開口空間2bに出し入れする際に、作業者が容易に発泡部材7を掴める。
以上の説明のように、本変形例2に係る構成においても、上記実施の形態1を同様の作用効果を奏することができる。また、これに加えて、口空間2bを有する板状パネル2と円柱形状の発泡部材7とを用いて、土保温用発泡材1の断熱効果を調整して、ハウス内地温の調整を、地域毎に異なる気候や季節、植物の種類や育成状態に併せて、適宜行える。例えば、寒冷地以外に設置されるビニルハウスに土保温用発泡材1を設置した場合、季節によってはハウス内地温や室温が高くなることも想定される。その場合、発泡部材7を必要な本数だけ取り外して板状パネル2の肉厚を薄くでき、土保温用発泡材1自体を土中から取り出すことなく土保温用発泡材1の断熱効果を微調整しながら低減できる。一方、冬季にハウス内地温や室温を高く維持したい場合には、発泡部材7を板状パネル2の開口空間2bに収容して土保温用発泡材1の断熱効果を高めることができる。その結果、土保温用発泡材1を寒冷地のみでなく、冬季と夏季の有る他の地域においても適用でき、その汎用性を拡げることができる。
(変形例3)
本実施の形態1の変形例3について図10を参照して説明する。本変形例3に係る土保温用発泡材1において、板状パネル2は、少なくともその上面に開口部2aを有した開口空間2bを備える。この板状パネル2の厚みは例えば150〜200mmである。 図10(a)に示すように、土保温用発泡材1は、さらに、EPS等の発泡合成樹脂により成形され、開口部2aから開口空間2bに対して着脱可能に収容される発泡部材8を備える。本変形例3に係る発泡部材8は、板状ボードの発泡部材8であり、開口空間2bは、開口部2aの方向から板状ボードの発泡部材8を収容可能とする凹状空間である。
また、図10(a)〜(c)に示すように、発泡部材8を板状パネル2から出し入れする際に作業者が容易に発泡部材8を手で掴めるように、板状パネル2の開口部2aの周囲には複数の切欠き部2cが設けられる。そして、土保温用発泡材1は、上記実施の形態1と同様に、下側の少なくとも一部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で農業ハウス内に設置される。
以上の説明のように、本変形例3に係る構成においても、上記変形例2と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、開口空間2bを有する板状パネル2と板状ボードの発泡部材8とを用いて、土保温用発泡材1の断熱効果を調整して、ハウス内地温の調整を、地域毎に異なる気候や季節、植物の種類や育成状態に併せて、適宜行える。例えば、寒冷地以外に設置されるビニルハウスに土保温用発泡材1を設置した場合、季節によってはハウス内地温や室温が高くなることも想定される。その場合、発泡部材8を取り外して(もしくは所定高さまで上昇させて)板状パネル2の肉厚を薄くでき、土保温用発泡材1自体を土中から取り出すことなく土保温用発泡材1の断熱効果を低減できる。一方、冬季にハウス内地温や室温を高く維持したい場合には、発泡部材8を板状パネル2の開口空間2bに収容して土保温用発泡材1の断熱効果を高めることができる。その結果、土保温用発泡材1を寒冷地のみでなく、冬季と夏季の有る他の地域においても適用でき、その汎用性を拡げることができる。
(変形例4)
本実施の形態1の変形例4について図11を参照して説明する。本変形例4に係る土保温用発泡材1において、板状パネル2は、少なくともその上面に開口部2aを有した開口空間2bを備える。土保温用発泡材1は、図11(a)に示すように、さらに、発泡合成樹脂により成形され、開口部2aから開口空間2bに対して着脱可能に収容される発泡部材8を備える。発泡部材8は、板状ボードの発泡部材8であり、開口空間2bは、開口部2aの方向から板状ボードの発泡部材8を収容可能とする凹状空間である。
本変形例4では、図11(c)に示すように、開口空間2bを有する板状パネル2の一面側に、外側から開口空間2bまで貫通した複数の貫通孔2dが形成される。これら貫通孔2dには外側から土が貫通孔2dや開口空間2bにまで浸入することを防止するために例えば網目状のカバー2eが取り付けられている。なお、貫通孔2dの形状は円形に限定されるものではなく、正面視で四角形状などハウス内にこもった熱を外部に放出するための多様な形状を取ることができる。
以上の説明のように、本変形例4に係る構成においても、上記変形例3と同様の作用効果を奏することができる。すなわち、開口空間2bを有する板状パネル2と板状ボードの発泡部材8とを用いて、土保温用発泡材1の断熱効果を調整して、ハウス内地温の温度調整を最適に行うことができる。さらに、煙突効果を利用して、ハウス内の土中にこもった熱を、効果的に貫通孔2dを介して開口部2aから逃すことができ、より迅速にハウス内地温を調整できる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る土保温用発泡材の保護カバーについて図12を参照して説明する。上述のように、土保温用発泡材1は、板状パネル2と延出部3とを有し、下側の少なくとも一部が地中に埋設され、他の部分が地表から露出した状態で農業ハウス内に設置されている。従って、土保温用発泡材1の板状パネル2の地表から露出した部分をそのままにしておくと、紫外線が当たることで板状パネル2が劣化し、また、ビニルハウス内の作業中に誤って耕運機などが板状パネル2に当たって土保温用発泡材1が破損する虞がある。
このような問題を解決するために、図12に示すように、土保温用発泡材1の地上露出部分を、垂直断面が略U字形状であり、下方向が開口した一方向に延びる形状を有した保護カバー9を用いて覆う。この保護カバー9は、強度の強い素材、例えばプラスチック、鉄製やアルミニウム製の金属などで構成される。この構成により、紫外線を遮断して板状パネル2の劣化を防止すると共に、作業中の土保温用発泡材1の破損を防止して、土保温用発泡材1の耐久性を高めることができる。なお、保護カバー9の形状は上記形状に限定されるものではなく、土保温用発泡材1の地表から露出した部分を覆う形状を有すればよい。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係るEPS(expanded polystyrene)パネルを用いる植物栽培方法に関して図13を参照して説明する。従来、太陽光を植物の方向に反射させるためにアルミ板を農業ハウスの外周材に貼付けることもがあるが、この場合、反射がきつくて植物が焼けるようになる問題があった。そこで、発泡合成樹脂により成形されたEPSパネル10を、農業ハウス内の太陽光を反射させる場所に任意に立てかけて使用する。このEPSパネル10は、例えば高さ1m程度の白色で板状の発泡材で成型される。
そして、図13に示すように、EPSパネル10付近の植物(カブの一種であるコールラビ)の成長が早くなっている。これは、EPSパネル10が太陽光を自然反射させた影響で周辺の室温が上昇し、地温が確保されて、成長が促進されるためである。また、EPSパネル10は蓄熱効果をも有している。また、EPSパネル10は、上記実施の形態1の土保温用発泡材と併用できる。従って、本実施の形態3においても、より効率的に農業ハウスで植物を育成することができる。
(変形例1)
本実施の形態3の変形例1について図14を参照して説明する。本変形例1に係る植物栽培方法では、土保温用発泡材1を用いて、農業ハウス内で植物の栽培を行うものである。また、この際、発泡合成樹脂により成形され、光を反射するためのEPSパネル10と土保温用発泡材1と併用する。
具体的には、図14に示すように、複数の土保温用発泡材1は、くさび型の連結部及び逆くさび型の連結部を介して直線状に連結されて発泡材壁5を形成する。そして、農業ハウス内に埋設された発泡材壁5に沿って、隣接するようにEPSパネル10の複数枚が並設されている。
この構成により、上記実施の形態3と同様に、EPSパネル10が太陽光を自然反射させた影響で周辺の室温が上昇し、地温が確保されて、植物の成長がより促進される。また、EPSパネル10は蓄熱効果をも有している。従って、本変形例1に係る植物栽培方法においても、より効率的に農業ハウスで植物を育成できる。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係る農業用発泡材について説明する。この農業用発泡材は、例えば板形状の発泡スチロールであり、水田などに用いられ、浮力を利用して、水上での営農活動に利用できる。また、スイカなどのつる性植物を上面に這わせて屋外での営農活動に用いる。この場合、農業用発泡材の蓄熱効果などにより植物の成長が通常より促進される。
なお、本発明は、上記実施の形態の構成に限られず、発明の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。また、上述のような土保温用発泡材を用いる植物栽培方法としても実現することができる。
1 土保温用発泡材
2 板状パネル
2a 開口部
2b 開口空間
2c 切欠き部
2d 貫通孔
2e カバー
3,6 突出部
3a 山型部
4a くさび型の連結部
4b 逆くさび型の連結部
5 発泡材壁
7,8 発泡部材
9 保護カバー
10 EPSパネル

Claims (15)

  1. 発泡合成樹脂により成形され、農業ハウス内で用いられる土保温用発泡材であって、
    板状パネルと、
    前記板状パネルと一体に成形され、当該板状パネルの下端部から水平方向に延出された延出部と、前記延出部の延出端に設けられた山型部と、を有し、
    前記土保温用発泡材は、前記板状パネルの下側の少なくとも一部、前記延出部及び前記山型部が地中に埋設され、他の部分が地表から出た状態で、農業ハウス内に設置される、ことを特徴とする土保温用発泡材。
  2. さらに、前記板状パネルの側面には、隣接する他の土保温用発泡材と連結するための連結部が形成される、ことを特徴とする請求項1記載の土保温用発泡材。
  3. 前記連結部は、前記板状パネルの一の側面に形成されたくさび型の連結部、及び当該一の側面に対向する他の側面に形成された逆くさび型の連結部を有し、
    複数の前記土保温用発泡材は、前記くさび型の連結部及び前記逆くさび型の連結部を介して直線状に連結されて発泡材壁を形成し、
    前記発泡材壁は、農業ハウスの幅方向の両端側であって、且つ農業ハウスの奥行き方向に平行に並設される、ことを特徴とする請求項2記載の土保温用発泡材。
  4. 前記土保温用発泡材の地表からの露出高さと地中への埋設深度との割合を、凍結深度を前記地中への埋設深度の基本の深さとしておおよそ3:4〜3:7の範囲とする、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の土保温用発泡材。
  5. 前記延出部は、前記板状パネルの下端部から一方の水平方向に延出されて、前記土保温用発泡材の垂直断面を略L字形状とする、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の土保温用発泡材。
  6. 前記延出部は、前記板状パネルの下端部から両方の水平方向に延出されて、前記土保温用発泡材の垂直断面を略T字形状とする、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の土保温用発泡材。
  7. 前記板状パネルは、少なくともその上面に開口部を有した開口空間を備え、
    前記土保温用発泡材は、さらに、発泡合成樹脂により成形され、前記開口部の方向から前記開口空間に着脱可能に収容される発泡部材を備える、ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の土保温用発泡材。
  8. 前記発泡部材は、円柱形状の発泡部材であり、
    前記開口空間は、複数の前記円柱形状の発泡部材を着脱可能とする複数の円形溝である、ことを特徴とする請求項7記載の土保温用発泡材。
  9. 前記円柱形状の発泡部材の高さは、前記開口空間の深さより長い、ことを特徴とする請求項8記載の土保温用発泡材。
  10. 前記発泡部材は、板状ボードの発泡部材であり、
    前記開口空間は、前記開口部の方向から前記板状ボードの発泡部材を収容可能とする凹状空間である、ことを特徴とする請求項7記載の土保温用発泡材。
  11. 前記板状パネルの開口部の周囲には、複数の切欠き部が形成される、ことを特徴とする請求項10記載の土保温用発泡材。
  12. 前記開口空間を有する前記板状パネルの一面側に、外側から前記開口空間まで貫通した複数の貫通孔が形成され、
    当該貫通孔には外側から土が浸入することを防止するためのカバーが取り付けられる、ことを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載の土保温用発泡材。
  13. 前記請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載の土保温用発泡材を用いて、農業ハウス内で植物の栽培を行う、ことを特徴とする植物栽培方法。
  14. さらに、発泡合成樹脂により成形され、光を反射するためのEPS(expanded polystyrene)パネルを農業ハウス内で前記土保温用発泡材と共に併用する、ことを特徴とする請求項13に記載の植物栽培方法。
  15. 前記EPSパネルは、複数の前記土保温用発泡材が直線状に連結された発泡材壁に沿って、隣接するように複数枚が並設される、ことを特徴とする請求項14に記載の植物栽培方法。
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