JP6053769B2 - 耐湿性で成形可能な損傷治療器具及び方法 - Google Patents

耐湿性で成形可能な損傷治療器具及び方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2010年11月22日に出願された米国特許仮出願第61/416,066号の優先権を主張して2010年12月20日に出願された米国特許出願第12/972,681号の優先権を主張する一部継続出願である。なお、これら特許出願の内容を援用し、本出願の記載の一部とする。
本発明は整形外科用の副木及びギプス製品に関し、特に、装着している間の水分保持に特に効果的に耐え得る、経費節減型で効率が良く、医学的に有益なギプス及び副木手段を提供する整形外科用システムに関する。さらに本発明は多数の治療段階において骨折、四肢の損傷等を治療する方法に関する。
骨折の治療は急性期、急性期後段階、そしてその後のリハビリ段階における骨折の管理を含む多段階プロセスである。従来の治療では、負傷直後の急性期の管理から、もはや常時支持を必要としないほぼ完治した状態までの全治療過程において、支持と快適性を提供するよう様々に構成された材料を用いて、様々な形態と適用を使用している。
副木は負傷した四肢を固定し、さらなるけがを防ぎ、痛みや出血を減少させ、治癒を可能にするものである。骨折以外にもいくつかの整形外科的問題、例えば脱臼、筋肉、腱、及び靭帯の負傷、血管/神経の治療箇所の保護、手術創傷の保護等に対する一時的な固定など、四肢を副木で固定することには多くの適用があり、これらは全て特定の状況の下で本発明の態様を有益と判断し得るものである。
本発明は、使用中の水分保持を管理することに特に効果的なギプス及び副木製品を提供する。患者の皮膚から本発明のギプス及び副木製品の構造を通して大気中へと効率よく湿気を移動させるように協働する繊維を新規な選択及び採用により、この目的を達成する。
本発明の別の目的は、急性治療段階に使用される成形副木材料を保持すると共に、急性治療後の治療とリハビリ段階では支持構造の正確且つ適正なフィットを保証するよう使用できるようにすることにより、材料を組み合わせて使用して無駄をなくすギプス及び副木製品を提供することである。これらの手段によれば、治療のすべての段階において不整合と取り付け不良を減らすことにより最大の臨床的利点が保証される。
骨折箇所を支持する現在の方法は、治癒とリハビリの過程で何度も一連のギプスと副木の養生法を使用する医学的介入に頼るものである。この従来の方法は多くの場合、石膏ギプスを使用した後に合成ギプスを使用し、その後合成副木を使用して、骨折箇所の治療とリハビリを完了させる。これらの各ステップにおいて、患者はクリニックや病院を訪れて現在使用中の器具を取り外し、新たな器具を取り付けてもらう必要がある。あるいは、特に転位骨折とそれに伴う重度の腫れがある場合には、腫れが治まるまで、まず副木を用いて四肢を安定させ、その後ギプスや追加の副木を用いることもある。
本発明は損傷が安定するまでの固定と物理的療法を行う急性段階においてオリジナルのギプスを使用することができる、新規の改良した療法を含む。
より詳細には、本発明は特に、固定を行う急性期には人体に対して取り付け/成形を行い、その後これを外して負傷箇所の更なる安定とリハビリのために織物の整形外科用支持具又はギプス内に収められるオリジナルの副木又はギプスを用いることにより骨折を治療する新規の改良した方法を含む。このプロセスにより、正確に取り付けられ成形された器具を、全治療段階を通じて用いることができ、患者の煩わしさを最小としつつ、材料及び器具を最適に使用すること、及び効率的な湿気の管理が保証される。
従って、本発明の目的は、装着中に溜まった水分を効率的に管理する耐湿性の骨折管理システムを提供することである。
本発明の別の目的は、2つ以上の治療段階において治療器具の少なくとも一部の要素を利用する耐湿性の骨折管理システムを提供することである。
本発明の別の目的は、患部の四肢と骨折管理器具との取り付けを向上させた耐湿性の骨折管理システムを提供することである。
本発明の別の目的は、経費節減型で効率が良く、医学的に有益であるギプス及び副木手段をもたらす耐湿性の骨折管理システムを提供することである。
前述及び他の態様と利点を達成するために、一実施形態では、湿気不浸透性の材料で形成されると共に、湿気の侵入を防止するよう密封可能なスリーブと、前記スリーブ内に配置されると共に、使用するまで湿気の侵入を防ぐよう前記スリーブ内に密封される成形可能な副木とを含む、耐湿性の多段階整形外科的システムを提供する。前記副木は、基部と、前記基部に含浸又はコーティングされて略絶対乾燥状態に維持されている場合は安定状態を保ち、剛性の自己支持型構造を形成するのに十分な湿気に晒すと硬化する反応システムとを含む。カバーは、前記基部をその長さに沿って封入し、前記副木を患者が四肢に装着する初期治療段階において前記基部と前記四肢との間の防壁を形成する。前記四肢に前記副木を保持するための長尺状の取外し可能な巻付け手段を提供する。その後の治療段階において前記四肢に適用する取外し可能なギプスを提供する。前記ギプスは、患者の皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促す開放的な構造を有する、耐湿性で単層の3次元的なダブルニット生地で形成した内側面と外側面を有するギプス本体を含む。フラップ部は、前記ギプス本体に備わっていると共に、開いた位置と、前記四肢の治療領域に適用される前記ギプス本体の部分を覆う閉じた位置との間で移動可能である。前記フラップ部は、前記ギプス本体との間で覆って保持するように適合される。前記副木は、前記初期治療段階における前記副木の場所と同じ位置において、前記初期治療段階において患者が装着するものである。
本発明の1つの好適な実施形態によれば、治療する四肢に適用するのに適した形状に前記基部を予め形成する。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記耐湿性の生地は柔軟で適合性があり、単層の3次元的なダブルバーニット生地を含み、この生地は、皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促し、500から600g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記耐湿性の生地は柔軟で適合性があり、単層の3次元的なダブルバーニット生地を含み、この生地は、皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促し、約560g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記ギプスは、前記四肢の治療領域に適応される前記ギプス本体の部分を覆うよう前記ギプスに配置したパッド層を含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記ギプスは、患者の前腕に配置できるようにした短い腕用ギプスを含むと共に、親指を受け入れる位置に設けた親指用凹部と、前記親指用凹部を親指周りに保持するための保持ストラップとを含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、多数の治療段階において四肢を固定する方法が提供され、前記方法は、湿気不浸透性の材料で形成されると共に、湿気の侵入を防止するよう密封可能なスリーブと、前記スリーブ内に配置されると共に、使用するまで湿気の侵入を防ぐよう前記スリーブ内に密封される副木であって、基部と、前記基部に含浸又はコーティングされて略絶対乾燥状態に維持されている場合は安定状態を保ち、剛性の自己支持型構造を形成するのに十分な湿気に晒すと硬化する反応システムと、前記基部をその長さに沿って封入するカバーであって、前記副木を患者が四肢に装着する初期治療段階において前記基部と前記四肢との間の防壁を形成する前記カバーとを含む、前記副木と、を提供するステップを含む。前記四肢に前記副木を保持するための長尺状の取外し可能な巻付け手段が提供されると共に、前記四肢に適用する取外し可能なギプスであって、内側面と外側面を有するギプス本体と、前記ギプス本体に備わっていると共に、四肢に装着する取外し可能なギプスが提供され、前記ギプスは、内側面と外側面を有し、耐湿性で単層の3次元的なダブルニット生地で形成したギプス本体を含み、前記ギプス本体は、患者の皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促す開放的な構造を有する。フラップ部は、前記ギプス本体によって支持されると共に、開いた位置と、前記四肢の治療領域に適用される前記ギプス本体の部分を覆う閉じた位置との間で移動可能であって、前記副木を前記ギプス本体と前記フラップ部との間で覆って保持する。前記方法は、前記副木を前記スリーブから取り出して、前記副木を濡らすステップと、前記四肢に合うよう前記副木を成形するステップと、整形外科の初期治療段階において装着するために成形を行った位置で前記副木を前記四肢に固定するステップと、前記四肢から前記副木を取り外すステップと、前記フラップ部と前記ギプスの前記ギプス本体との間に前記副木を配置するステップと、その後の整形外科の治療段階において装着するために前記ギプスと前記副木を前記四肢に対して取外し可能に適用するステップと、さらに含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記方法は治療する四肢に適用するのに適した形状に前記基部を予め形成するステップを含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記方法は、前記スリーブと略同じ長さを有すると共に、前記スリーブの長さに沿った単一の長さで前記スリーブ内に配置される長尺状の医療用包帯材料と、所定の長さの前記包帯材料を使用のために前記スリーブから出した後に湿気の侵入を防ぐよう前記スリーブを再度密封し、前記スリーブ内の残りの前記包帯材料の前記基部の硬化を防止する密封手段と、を提供するステップを含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記方法は、前記ギプスの前記フラップ部と前記ギプス本体との間に前記副木を配置する前に、前記基部から前記カバーを取り外すステップを含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、整形外科的治療段階において四肢に適用する耐湿性の取外し可能なギプスが提供され、前記ギプスは、内側面と外側面を有するギプス本体と、前記本体に備わっていると共に、患者の皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促す開放的な構造を有する、耐湿性で単層の3次元的なダブルニット生地で形成したフラップ部とを含み、前記フラップ部は、開いた位置と、前記四肢の治療領域に適用される前記ギプス本体の部分を覆う閉じた位置との間で移動可能である。前記フラップ部は、初期治療段階において患者の装着した副木を、前記ギプス本体と前記フラップ部との間で覆って保持するように適合させる。
本発明の別の好適な実施形態によれば、前記ギプスは、前記四肢の前記治療領域に適用される前記ギプス本体の部分を覆うよう前記ギプスに配置したパッド層を含む。
本発明の目的の一部を上記で説明した。本発明のその他の目的及び利点は、以下の図面を参照して本発明の説明を読み進めるにつれて明らかになろう。
保管用パッケージ内における、予めカットされた形態の副木の斜視図である。 カバーの一部を切り取った状態の副木の基部部分を示す斜視図である。 基部を封入する副木カバーを示す上面図である。 骨折部位に適用する前にその保管パッケージから取り出した後に副木を湿らせる状態を示す図である。 湿らせた後で、余分な湿気を取り去り、副木を平らにするプロセスを示す図である。 湿らせた後で、余分な湿気を取り去り、副木を平らにするプロセスを示す図である。 前腕と手の中間の内側面に副木を適用し成形する状態を示す図である。 副木を硬化させる間、その適切な形状で副木を保持すると共に腕に副木を維持するために、弾性包帯で副木を覆った状態を示す図である。 カバー層を取り外した後の成形した基部を示す図である。 本発明の望ましい実施形態による取外し可能な織物ギプスの外側面を示す図である。 成形した基部を織物ギプス内に挿入し、前腕にギプスを適用する様子を示す図である。 成形した基部を織物ギプス内に挿入し、前腕にギプスを適用する様子を示す図である。 成形した基部を織物ギプス内に挿入し、前腕にギプスを適用する様子を示す図である。 成形した基部を織物ギプス内に挿入し、前腕にギプスを適用する様子を示す図である。 成形した基部を織物ギプス内に挿入し、前腕にギプスを適用する様子を示す図である。 成形した基部を織物ギプス内に挿入し、前腕にギプスを適用する様子を示す図である。 本発明によって使用されるのに適したロール状タイプの副木とパッケージを示す図である。 図17に示す巻いた状態の材料から所定の長さを取り出した、ロール状タイプの副木材料を示す図である。 本発明の更なる好適な実施形態による、取外し可能な織物ギプスの内側面の上面図である。 図19に示す取外し可能な織物ギプスの外側面の上面図である。 図19に示す取外し可能な織物ギプスの外側面の上面図であり、ギプスの構造に硬化要素を配置する状態を示す図である。 前腕にギプスを配置する状態を示す上面図である。 前腕にギプスを配置し固定する状態を示す図である。 前腕にギプスを配置し固定する状態を示す図である。 前腕にギプスを配置し固定する状態を示す図である。 図19から図25のギプスの外側面と内側面のそれぞれの、表材料面と質感に関する詳細を示す写真である。 図19から図25のギプスの外側面と内側面のそれぞれの、表材料面と質感に関する詳細を示す写真である。 ギプスを使用するまで保管することのできる湿気不浸透性のパッケージを示す図である。 内部にギプスを配置した、開けた状態のパッケージを示す図である。
本発明の例示的実施形態を示す添付の図面を参照して、以下に本発明をより詳細に記載する。ただし、本発明は多くの異なる形態で実施可能であり、本明細書に示す代表的な実施形態に限定されると解釈すべきではない。この開示が詳細かつ完全なものとなるように、そして本発明の範囲を十分に示し、当業者が発明を作成、使用、及び実施できるように、実施形態を幾つか例示する。
本発明は、様々なタイプ及び組み合わせの骨折治療法、治療期、及び治療器具において適用される。本願は、例示の目的で、急性治療段階又は急性治療後の治療段階において剛性の副木を使用し、骨折した四肢に当ててこれに合うように成形し、その後急性治療後の段階又はリハビリ治療の段階のいずれかにおいて副木の基部部分をギプスにおける支持手段として使用する治療プロセスで本発明を使用するものとして記載する。しかし、本発明の様々な要素は、医学的な必要性に応じて石膏ギプス、合成ギプス、又は副木と共に連続して使用することもできることを理解されたい。
これより具体的に図面を参照するが、図1から図3は、例えば薄板状のプラスチック及びアルミ箔の防水防湿外被12を含む副木製品10の好適な一実施形態を示し、この外被はその中に副木14を絶対乾燥状態で密封する。図2及び図3に最もよく示されているように、副木14は外カバー18内に封入された織生地、編生地、又は不織布の基部16から形成されている。
好適な実施形態では、基部16は、6.0g/デニール以上の重量を有するように編み機ニードルバーの5つに455デシテックス、96フィラメントの強力ポリエステルを用いて編んだ非ガラス系のスペーサ・ファブリックで作製したものである。他の適切な合成繊維や、ガラス繊維を使用してもよい。167デシテックス双糸加工のポリエステル糸を6番のニードルバーに通す。6番のバーは中央のニードルバーであり、ポリエステル加工糸を、硬化性樹脂が生地から漏出しないように配置する。基部16の重量は好適には410g/mであり、その構成は1cmあたりウェール数32、コース数32とする。基部16の厚さは約3mmとするのが好ましい。
基部16は、例えば、本出願人による米国特許第4,770,299号で開示されたもののように、周知のタイプの湿気/水分によって活性化する硬化性樹脂をコーティング又は含浸されている。湿気/水分により活性化する硬化性の基部16は約15分で1.6kgf/cms以上の強度に硬化する。これは動物と人間両方で骨折を安定させるのに十分な剛性度である。
カバー18はポリプロピレンモノフィラメント0.1mm糸で構成され、4つの編み機ニードルバーのうちの3つで生地を編んだものである。4番目のバーはカバー18の外部にあって、装着者の皮膚から水分を逃がすために、100デニール、72フィラメントのポリプロピレン扁平糸を作り出す。モノフィラメント糸はカバー18の中心に形成され、水分及び/又は湿気の排出経路として機能する。生地は、周囲温度と湿度にもよるが、通常90分以下の時間で完全に乾燥する。カバー18の生地の水蒸気透過率は580g/m/24時間である。
図2及び図3に示すように、基部16は特定の四肢又は腕脚部分、例えば図示されるように成人の短い腕用副木としての使用に適した形状に予めカットされている。図4、図5、及び図6は、ぬるま湯で副木14を湿らせる(図4)、基部をタオル状に丸めて余分な水分を除く(図5)、副木14を適用する際にしわが寄らないように副木14を伸ばすことを含む、医学的に適切な適用方法を示している。望ましい場合には、カバー18の材料の余分な材料部分を切り取ってもよい。
ここで図7を参照すると、副木14を腕に適用し、腕に適合するよう入念に成形する。これには、必要に応じて手と手首を慎重に配置し、手の下で副木14の末端部を形成することが含まれる。次に、図8に示すように、適切な巻付け材料、例えば弾性包帯20を副木14の上に巻き付ける。包帯20は、副木14が硬化する間、成形を行った位置で腕に対して保持し、その後の治療段階中において腕に対してその支持位置に副木14を維持する。
上記の手順は治療の初期の急性期に使用することを意図したものである。重度の腫れがある場合には、腫れが治まった後、硬い石膏又は合成ギプスを腕に配置してもよい。
硬いギプスを用いるか否かにかかわらず、副木14は取り外し後、取外し可能な織物ギプスと共に後に再利用することが可能である。図9に示すように、カバー18を基部16から取り外すと、むき出しの基部16のみが残り、更なる使用が可能となる。カバー18は取り外すのが好ましいが、これは全ての場合で必要なことではなく、カバー18があってもなくても、以下に記載するように基部16が適切な支持及び適合を提供するかどうかが重要である。
図10及び図11は急性治療後の段階とリハビリ段階において基部16と組み合わせて使用する、取外し可能な織物ギプス30の両面を示す。ギプス30は本体31を含み、該本体31はその内側が柔軟で快適な伸縮性ニット材料32と、本体31に取り付けた3つの固定用ストラップ36、38、40の保持するフック面と補完関係にあり、これらフック面を受けるループ面を備えた外側生地34とから作製される。内側生地32と外側生地34は端部結合42によって結合されている。ギプス30は、図12において括弧で示す領域43において内側生地32と外側生地34との間に挟持される軽量の合成パッド材料を有する。領域43は、ギプス30を所定の位置に置いた際に、腕及び手の内側面に直接当接する部分である。
ギプス30の内側は、本体31に対して1つの縁に沿って縫い付けた織物のフラップ部44を含む。フラップ部44は図11に示す閉じた位置と図12に示す開いた位置との間で移動可能である。フラップ部44はループ面材料46の帯を含み、このループ面材料46はその縁部分に沿って固定されており、図示するように本体31の縁に沿って固定された補完関係にあるフック面材料48の帯に取外し可能に留まる。またギプス30はその端部に、手の周りにギプス30を巻くように、外側生地34の外側のループ面と取外し可能に当接するタブ状のフック面材料を有する、外方向に延出したハンドストラップ50を含む。
ストラップ固定リング52、54、56は、本体31の外側生地32に取り付けられており、それぞれストラップ36、38、40と協働して前腕周りにギプス30を固定する。ストラップ36、38、40はそれぞれ対応したストラップ固定リング52、54、56を通るように伸ばされ、折り返され、ストラップ36、38、40上のフック面を所定の位置に配置して外側生地32と当接させる。
図13に示すように、ギプス30は成形した基部16を、典型的にはカバー18を取り出した後で、フラップ部を開いた位置として、ループ面材料の帯46とフック面材料の帯48との間のギプス30の内側に配置することによって、使用に備える。次に、フラップ部44を折って閉じた位置にすると(図14)、基部16を封入する保護ポケットを形成する。基部16上に腕を置いて(図15)、腕周りにギプス30を巻いて上述のようにストラップ36、38、40で所定の位置に固定する。ギプス30は継続して支持を行うが、治癒プロセスの残りの期間では必要に応じて容易に取り外すことも調整することもできる。初期に成型した基部16を再利用するため、適切な取り付け状態を保証する一方で、ギプス30と共に別の副木を用意して適用する費用がかからない。
図17及び図18に示すように、上述のように予めカットした副木14の代替例として、ロール状の副木材料を使用してもよい。このタイプの副木材料は、本出願人による米国特許第4,770,299号に詳細に記載されている。上述のように、副木は急性治療期の段階用の副木として用意され、患者に適用される。その後、上述のように、好適には基部を囲むカバーを取り外し、成形した基部をギプス30と組み合せて使用する。
ここで図19から図25を参照すると、特にギプス本体を作成する材料に関して、実施形態の変形例が示されている。ギプス本体を、従来の医療で使用される生地ではなく、非常に軽量の3次元的なニット生地で作製する。図19及び図20には、上述のように急性治療期後とリハビリ段階において基部16と組み合わせて使用する、取外し可能な織物ギプス60が示されている。ギプス60は、柔軟で適合性のある単層の3次元的なダブルバーニット生地で作製した本体62を含み、該本体62は、湿気を皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促すよう設計したものである。生地64の仕様を以下に示す。
500から600g/m/24時間、好適には約560g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する。
スレッド編み:
バー1 0.1mmポリプロピレンモノフィラメントを完全に通して、針4本にわたって2190mm/ラックのインレイ編みにする。
バー2 100デニールのポリプロピレン平糸を完全に通して、2550mm/ラックの鎖編みにする。
バー3 0.1mmのポリプロピレンモノフィラメントを半通しにして、8200mm/ラックの3針V字ステッチにする。
バー4 0.1mmのポリプロピレンモノフィラメントを半通しにして、8655mm/ラックの5針V字ステッチにする。
バー5 0.1mmのポリプロピレンモノフィラメントを半通しにして、2060mm/ラックの3チェーンステッチにする。
バー6 0.1mmのポリプロピレンモノフィラメントを半通しにして、針3本にわたって1590mm/ラックの3インレイ編みにする。
690コース/m、弛緩状態で厚さ4mm、重量=190g/m
上記のギプス30とは対照的に、本体62の生地は単層である。ギプス60の内部には、本体62に1つの縁部に沿って縫い付けたフラップ生地部66を含む。フラップ部66は図19及び図22に示す開いた位置と図21に最も良く示された閉じた位置との間で移動可能である。フラップ部66はフック材料面68を含み、このフック材料面68はその外側縁に沿って固定されており、図示のように本体62の1つの縁部に沿って固定された補完関係にあるループ材料面70と解放可能に係着する。上述のように取り付けると、フラップ部66はポケットを形成し、このポケット内には、図19、図20、及び図21に示すように、成形した基部16が配置される。フラップ部66は、前腕をのせるパッド面を形成する。
ギプス60はまた、図20に最も良く示されるように、ギプス60の外側面上の外側ループ材料面74と解放可能に当接する、外方向に延出したフック材料のハンドストラップ72を含む。ハンドストラップ72は、図24及び図25に示すように、手の周りにギプス60を密着させることを補助するよう使用される。
本体62に縫い付けた2つのストラップ80、82は、それぞれの端部にフック材料パッチ84、86を含む。本体62の外側生地に取り付けられたストラップ固定リング88、90はそれぞれ、前腕周りにギプス60を固定するようストラップ82、80と協働する。ストラップ80、82をそれぞれに対応したストラップ固定リング88、90を通して折り返し、外側ループ材料面74に固定する。図23を参照されたい。
長尺状のポケット部96に、屈曲可能なU字状の挿入物94を通すことにより、ギプスが更に強化されると共に適合性が高まる。挿入物94は基部16を覆い、その長さに沿って基部16の形状に適合可能である。挿入物94は、所望の形状に曲がる程度に薄いものでありながら、通常の使用でその形状を保持する程度の厚さを有すると共に、弾性を有す、例えば1から2mmのアルミニウム等の金属で作製するのが好ましい。
さらに、本体62の略全長に及ぶ一対の長尺状の補強材98、100をポケット102、104内に配置する。補強材98、100は主に、ギプス60の組立中及び装着中に、本体62を比較的平らで開放された拡張状態に維持することを目的としたものである。ポケット102、104の外面はループ材料面74となっており、図25に示すようにストラップ72上のフック材料と係着する。
ギプス60は、典型的にはカバー18を外した後、図19に示すようにフラップ部66を開いた位置に置いた状態で、成形した基部16をギプス60内部に配置することにより、使用に備える。フラップ部66を折って図21に示す閉じた位置にすると、基部16を囲む保護ポケットが形成される。基部16が形成する凹部に腕を置き、ギプス60を腕周りに巻いて、上述のようにストラップ72、80、82を用いて所定の位置で固定する。ギプス60の1つの縁部上の小さなフック材料パッチ110を、対向する面の縁部上の小さなループ材料パッチ112に接着させることによってストラップ72、80、及び82を配置する間に、ギプス60を所定の位置に一時的にギプス60を保持し得る。図20及び図21を参照されたい。
ギプス60を前腕に装着する一連の図を図22から図25に示す。
図26及び図27はそれぞれ、表材料面と質感に関する詳細を示すべく、ギプス60の外側面及び内側面を写真で示したものである。
ギプス60は継続して支持を行うが、治癒プロセスの残りのプロセスでは必要に応じて容易に取り外すことも調整することもできる。成形したオリジナルの基部16を再利用するため、適切な適合状態を保証しながらギプス60と共に使用する別の副木を用意して適用する費用がかからない。
図28及び図29を参照すると、これらの図ではギプス60を図示しているが、任意にギプス30又はギプス60を、基部16、そして任意にカバー18をギプス60内に予め配置した状態で、湿気不浸透性のパッケージ120中に低湿度状態で密封してもよい。上述のように、基部16には湿気に晒すと硬化する湿気硬化型樹脂をコーティング又は含浸させておく。ギプスの60を装着する場合には、パッケージ120を開封してギプスの60を取り出し、濡らす。水分は、ギプス60の生地を通って基部16に容易に浸透する。湿ったギプス60を四肢に配置し、ループ要素110、112を用いて四肢周りに緩めに固定し、四肢に対して柔軟性を持たせながら成形した基部16が硬化するまで、数分間弾性包帯を巻きつけておく。次いで包帯を外し、ストラップ72、84、86を用いてギプス60を所定の位置で固定する。ギプス30でも同様のプロセスを実行できる。
図17及び図18に示すように、上述のように予めカットした基部の代替例として、ロール状の副木材料を使用してもよい。このタイプの副木材料は、本出願人による米国特許第4,770,299号に詳細に記載されている。上述のように、副木は急性治療期の段階用の副木として用意され、患者に適用される。その後、上述のように、好適には基部を囲むカバーを取り外し、成形した基部をギプス30又は60と組み合せて使用する。
以上、耐湿性で成形可能な損傷治療器具と方法について記載した。本発明の範囲を逸脱することなく、本発明の様々な詳細が変更可能である。さらに、本発明の好適な実施形態と発明を実施するための最良の形態に関する以上の記載は、本発明を例示することのみを目的としたものであって、本発明を限定することを目的としたものではなく、本発明は特許請求の範囲によって定義される。
14 副木
16 基部
18 カバー
30 ギプス
31 ギプス本体
36、38、40 固定用ストラップ
52、54、56 ストラップ固定リング

Claims (7)

  1. 耐湿性の多段階整形外科的システムであって、
    (a)密封可能であって湿気不浸透性のスリーブと、
    (b)前記スリーブ内に密封される基部であり、成形可能で湿気硬化型の基部であって、湿気反応材料に含浸されていて湿気に晒されると剛性の自己支持型の副木を形成する基部と、
    (c)前記基部から形成された前記副木を四肢に保持するための巻付け手段であって、長尺状の取外し可能な巻付け手段と
    (d)取外し可能なギプスであって、
    (1)内側面と外側面を有するギプス本体と、
    (2)前記ギプス本体に設けられた開閉可能なフラップ部であって、当該フラップ部の一部が前記四肢に接触可能なように前記ギプスの最も内側に配置されたフラップ部であり、前記基部から形成された前記副木を前記ギプス本体と当該フラップ部との間で覆って保持するフラップ部と、
    (3)前記フラップ部の開閉側端部に設けられた第一接続部材と、
    (4)前記ギプス本体における前記開閉側端部と対応する位置に設けられた第二接続部材であって、前記第一接続部材と補完関係にある第二接続部材と、を有する前記ギプスと、
    を備え、
    前記ギプスが、複数のストラップと前記ギプス本体に配置された固定リングとを有し、親指用凹部に親指を受け入れて保持するための親指用凹部及び保持ストラップを有する、短い腕用ギプスであり、
    前記ギプスが、前記四肢の治療領域に適用される前記ギプス本体の部分を覆うように前記ギプスに配置されたパッド層を有し、
    前記フラップ部の開閉側端部は、前記第一接続部材及び第二接続部材によって、前記ギプス本体に対して取り外し可能に接続される、
    耐湿性の多段階整形外科的システム。
  2. 治療する四肢に適用するのに適した形状に前記基部を予め形成した、請求項1に記載の耐湿性の多段階整形外科的システム。
  3. 前記ギプス本体の生地が柔軟で適合性があり、単層の3次元的なダブルバーニット生地を含み、前記生地が、皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促し、500から600g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する、請求項1に記載の耐湿性の多段階整形外科的システム。
  4. 前記ギプス本体の生地が柔軟で適合性があり、単層の3次元的なダブルバーニット生地を含み、前記生地が、皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促し、約560g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する、請求項1に記載の耐湿性の多段階整形外科的システム。
  5. 整形外科的治療段階において四肢に適用する耐湿性の取外し可能なギプスであって、
    (a)内側面と外側面を有するギプス本体と、
    (b)前記ギプス本体に設けられた開閉可能なフラップ部であって、当該フラップ部の一部が前記四肢に接触可能なように前記ギプスの最も内側に配置されたフラップ部であり、前記基部から形成された前記副木を前記ギプス本体と当該フラップ部との間で覆って保持するフラップ部と、
    (c)前記フラップ部の開閉側端部に設けられた第一接続部材と、
    (d)前記ギプス本体における前記開閉側端部と対応する位置に設けられた第二接続部材であって、前記第一接続部材と補完関係にある第二接続部材と、
    を備え、
    複数のストラップと前記ギプス本体に配置された固定リングとを有し、親指用凹部に親指を受け入れて保持するための親指用凹部及び保持ストラップを有する、短い腕用ギプスであり、
    前記四肢の治療領域に適用される前記ギプス本体の部分を覆うように前記ギプスに配置されたパッド層を有し、
    前記フラップ部の開閉側端部は、前記第一接続部材及び第二接続部材によって、前記ギプス本体に対して取り外し可能に接続される、
    耐湿性の取外し可能なギプス。
  6. 前記ギプス本体の生地が柔軟で適合性があり、単層の3次元的なダブルバーニット生地を含み、前記生地が、皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促し、500から600g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する、請求項5に記載の耐湿性の取外し可能なギプス。
  7. 前記ギプス本体の生地が柔軟で適合性があり、単層の3次元的なダブルバーニット生地を含み、前記生地が、皮膚から大気中へと外に湿気の移動を促し、約560g/m/24時間の水蒸気透過率(MVTR)を有する、請求項5に記載の耐湿性の取外し可能なギプス。
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