JP6053740B2 - 角層採取具および角層採取検出用キット - Google Patents

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Description

本発明は、皮膚の角層を採取するための角層採取具に関するものである。
さらに本発明は、皮膚の角層から特定の成分を検出するための角層採取検出用キットに関するものである。
従来、例えば特許文献1、2および3に示されているように、皮膚の角層から特定の成分を検出し、その成分の測定量に基づいて皮膚の性状、すなわち肌荒れ状態、不全角化状態などを生化学的レベルで判定することが提案されている。こうして判定される皮膚性状としては、肌荒れ、例えば紫外線照射を原因とする皮膚老化、皮膚バリアー機能低下に伴う肌保湿力の低下による乾燥肌、乾癬やアトピー性皮膚炎を原因とする不全角化、花粉症による肌荒れなどが挙げられる。
より具体的に特許文献1、2には、皮膚角層細胞の扁平上皮細胞癌関連抗原(Squamos Cell Carcinoma Antigen:以下「SCCA」という)、より詳しくはSCCA−1および/またはSCCA−2、特にSCCA−1の発現を定量的あるいは定性的に測定して、肌の感受性・反応性・敏感の程度を判定することが示されている。
また特許文献3には、角層試料中の神経成長因子および/または神経栄養因子4の存在量を測定することで、皮膚疾患や敏感肌を検査することが示されている。
以上述べたようにして皮膚の性状を判定するためには、まず皮膚角層試料を採取することが必要となるが、特許文献1〜3には、いわゆるテープストリッピング法により皮膚角層試料を採取することが示されている。テープストリッピング法とは、皮膚表層に粘着テープ片を貼付してから剥がし、皮膚角層をその剥がした粘着テープに付着させることで角層試料を採取する方法である。
特許第5059600号公報 特開2007-279024号公報 特開2004-028698号公報
上に述べたテープストリッピング法は簡便に実施できるものであるが、その半面、皮膚角層の特定成分を検出する精度の面で改善の余地が残されている。すなわち、皮膚角層を剥離、保持したテープ片は、皮膚角層の特定成分を抽出させる溶媒中に浸漬されるが、そのためには、ある程度多量の溶媒を何らかの容器に貯えておく必要がある。そして、そのように比較的多量の溶媒中に皮膚角層の特定成分を抽出させると、溶媒中の特定成分の濃度が比較的低くなってしまうので、特定成分の検出精度が損なわれやすいのである。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、皮膚角層の特定成分を高精度で検出、測定することができる角層採取検出用キットを提供することを目的とする。
また本発明は、そのような角層採取検出用キットを構成するための角層採取具を提供することを目的とする。
本発明による角層採取検出用キットは、
一端部に使用者によって把持される把持部を有する棒状部分、この棒状部分の他端に連なる柱状部分、および前記柱状部分の周面に形成された粘着層からなる角層採取具と、
上部に開口を有する有底の筒状容器であって、前記粘着層に採取された角層中の成分を抽出させる溶媒を収容し、この溶媒中に前記粘着層を浸漬可能に、前記開口から前記角層採取具の柱状部分を受容する溶媒容器と、
前記溶媒中に前記粘着層が浸漬された後に溶媒容器の前記開口を閉じる蓋体と、
からなることを特徴とするものである。
ここで、本発明による角層採取検出用キットにおいては、溶媒容器または蓋体に閉栓状態を維持可能にして形成され、溶媒容器の中から前記溶媒を容器外に取り出すために開栓される溶媒取出口が設けられていることが望ましい。
また、本発明による角層採取検出用キットにおいては、溶媒容器の内部空間の筒軸方向に直交する面内の断面積が、前記開口が形成された部分におけるよりも、柱状部分を受け入れる部分においてより小とされていることが望ましい。
また、本発明による角層採取検出用キットにおいては、溶媒容器内の溶媒の液面が、該溶媒中に浸漬された粘着層の上端近傍に位置するように、溶媒の量が設定されていることが望ましい。
また、本発明による角層採取検出用キットにおいては、前記把持部が前記蓋体を兼ねていることが望ましい。
さらに、本発明による角層採取検出用キットにおいては、溶媒容器内に挿入された角層採取具を、溶媒容器の内壁に前記粘着層が接触しないように位置決めするガイド手段が設けられていることが望ましい。
他方、本発明による角層採取具は、一端部に使用者によって把持される把持部を有する棒状部分、この棒状部分の他端に連なる柱状部分、および前記柱状部分の周面に形成された粘着層からなることを特徴とするものである。
本発明の角層採取検出用キットは、柱状部分の周面に形成された粘着層を、筒状容器である溶媒容器中に収容された溶媒中に浸漬させる構成とされているので、溶媒の量を、該溶媒と粘着層とが接触し得る範囲で必要最小限に抑えることが可能になる。つまり溶媒の量は、柱状部分の周面に形成された粘着層を外側から薄く取り囲む程度の量とすることができる。こうして溶媒容器中の溶媒の量が少なく抑えられていれば、検出、測定の対象である角層の特定成分は、比較的高濃度で該溶媒中に抽出されることになり、よって、この特定成分の検出、測定が高精度で行われるようになる。
本発明の第1の実施形態による角層採取検出用キットを示す斜視図 図1に示す角層採取検出用キットの使用方法を説明する概略図 図1に示す角層採取検出用キットの使用方法を説明する概略図 図1に示す角層採取検出用キットの使用時における一状態を示す斜視図 図1に示す角層採取検出用キットの使用時における別の状態を示す斜視図 本発明の第2の実施形態による角層採取検出用キットを示す斜視図 本発明の第3の実施形態による角層採取検出用キットを示す斜視図 図7に示す角層採取検出用キットの使用方法を説明する概略図 図7に示す角層採取検出用キットの使用時における一状態を示す斜視図 図7に示す角層採取検出用キットの使用時における別の状態を示す斜視図 本発明の第4の実施形態による角層採取検出用キットを示す斜視図 図11に示す角層採取検出用キットの使用方法を説明する概略図 図11に示す角層採取検出用キットの使用時における一状態を示す斜視図 図11に示す角層採取検出用キットの使用時における別の状態を示す斜視図 本発明の第5の実施形態による角層採取検出用キットを示す斜視図 図15に示す角層採取検出用キットの使用方法を説明する概略図 図15に示す角層採取検出用キットの使用時における一状態を示す斜視図 図15に示す角層採取検出用キットの使用時における別の状態を示す斜視図 本発明の第6の実施形態による角層採取検出用キットを示す斜視図 図19に示す角層採取検出用キットの一部を示す斜視図 図19に示す角層採取検出用キットの使用時における一状態を示す斜視図 図19に示す角層採取検出用キットの使用時における別の状態を示す斜視図 図19に示す角層採取検出用キットの使用時におけるさらに別の状態を示す斜視図
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
《第1の実施形態》
図1は、本発明の第1の実施形態による角層採取検出用キット1を示す斜視図である。この角層採取検出用キット1は、被験者の皮膚から角層を採取するための角層採取具10と、採取された角層中の特定成分を抽出させる溶媒(抽出液)を収容した溶媒容器20とからなるものである。これらの角層採取具10および溶媒容器20は、後述する粘着層16を除いて、基本的に例えば合成樹脂、例えばポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂等を成型して形成されるが、それ以外の材料から形成されてもよい。
角層採取具10は、一例として円柱状の棒状部分11を有し、その一端部には使用者によって把持される把持部12が取り付けられている。この把持部12は、栓部13とキャップ14とから構成されている。栓部13は概ね有底円筒状に形成され、下側つまり棒状部分11側が開く一方、反対側(上部)が上底となって閉じられている。キャップ14はそのヒンジ部14aを介して、揺動軸Cの回りに揺動自在に栓部13に保持されている。キャップ14の下端部と栓部13の上端部とは、例えば一方に形成された係止溝と他方に形成された係止凸部(共に図示せず)とが係止するように構成されており、それにより、キャップ14が栓部13を覆った状態が維持される。なお、栓部13の上底部は、図1ではキャップ14に覆われて隠されているが、この栓部13の上底部の構造については後に詳しく説明する。また円筒状の栓部13の内周面には、溶媒容器20に形成されている後述の雄ねじ20bに螺合する雌ねじ(図示せず)が形成されている。また、棒状部分11の他端に連なる状態にして、この棒状部分11よりも若干大径とされた円柱状の柱状部分15が形成されている。そしてこの柱状部分15の外周面全面に、粘着層16が形成されている。
上記粘着層16は、柱状部分15の外周面に直接粘着剤を塗布して、あるいはシート状の支持体上に粘着剤を塗布したものを柱状部分15の外周面に貼り付けることによって形成されている。粘着剤の具体的な例としては、例えば、天然ゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブタジエンゴム、シリコンゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体ゴム等の合成ゴム、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリル酸エステル共重合体樹脂等の合成樹脂等が挙げられる。また、粘着付与剤としてロジン、水添ロジンおよびそのエステル、ポリテルペン樹脂、石油樹脂等を用いることもできる。また上記支持体の具体的な例としては、紙、スフ、綿、布、不織布、ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質ポリ塩化ビニル等の各種樹脂からなるフィルム、アルミニウム箔等の単独もしくはそれらの複合体が挙げられるが、粘着剤や粘着付与剤、支持体はいずれもこれらに限定されるものではない。
一方、溶媒容器20は図2にさらに詳しく示すように、上部に開口20aを有する細長い有底の筒状容器である。この開口20aの近くの上端近傍部分において、溶媒容器20の周面には雄ねじ20bが形成されている。また溶媒容器20の高さ方向中央位置に近い部分は、テーパ部20cとされている。このテーパ部20cよりも下側の部分、すなわち、後述するようにして溶媒容器20に角層採取具10が組み込まれた際に角層採取具10の柱状部分15を収容する部分は、テーパ部20cより上側の部分よりも内径が小さく設定されている。つまり、溶媒容器20の内部空間の筒軸方向に直交する面内の断面積で考えると、上記開口20aが形成された部分におけるよりも、柱状部分15を受け入れる部分の方が、断面積がより小さい状態となっている。
溶媒容器20は、内部に溶媒を収容している。この溶媒は、後述のようにして角層採取具10の粘着層16に採取された角層中の特定成分を抽出させるものである。そして溶媒容器20には、上記溶媒が流出することを防ぐ仮栓21が組み付けられている。この仮栓21は、上述した角層採取具10の栓部13と同様に、下側が開く一方、上側が上底となって閉じられた概ね有底円筒状の部材である。仮栓21は、その内周面に形成された図示外の雌ねじを前記雄ねじ20bに螺合させることによって、溶媒容器20に組み付けられる。
なお一般に、以上述べた角層採取具10および溶媒容器20は、図示しない包装袋等に包装された状態で販売等に供される。
次に、本実施形態の角層採取検出用キット1の使用方法について説明する。検査に際して角層採取具10は、図3に示すように例えば採取者の手Mによって把持部12が把持されて取り扱われる。そして角層採取具10は、被験者Hの検査対象部位の皮膚つまり例えば頬の皮膚に粘着層16が押し付けられ、その状態で把持部12を回転させ、つまりは粘着層16を回転させることにより、粘着層16の広い範囲に亘って、被験者Hの皮膚から角層が剥離、採取される。なお、角層の採取に先立ち皮膚の表層を洗浄し皮脂、汚れ、化粧等を除去してもよいが、必ずしも必須ではない。
角層が採取されると、次に図2に一点鎖線Aで示すように、溶媒容器20から仮栓21が取り外され、開口20aが露出した状態とされる。この取り外しは、仮栓21を回転させて雄ねじ20bとの螺合を解くことによってなされる。なお、角層の採取に先行して仮栓21が取り外されても構わない。
角層を粘着層16に採取、保持している角層採取具10は、図2に一点鎖線Bで示すように、その柱状部分15から上記開口20aを通して、溶媒容器20内に収められる。そして、栓部13の内周面に形成されている前述の雌ねじを、溶媒容器20に形成されている雄ねじ20bと螺合させて、角質採取具10と溶媒容器20とが一体化される。
こうして角層採取具10が溶媒容器20内に収められた状態を図4に示す。この状態になったとき、角層採取具10の粘着層16は、溶媒容器20に収められている溶媒中に浸漬される。またこの状態になったとき溶媒容器20の開口20aは、角層採取具10の栓部13およびキャップ14によって閉じられることになる。つまり、角層採取具10の把持部12を構成する栓部13およびキャップ14は、開口20aを閉じる蓋体としても作用する。
また、上記雌ねじと雄ねじとの螺合により角質採取具10と溶媒容器20とが一体化されたとき、角層採取具10は、溶媒容器20と同軸でかつ、粘着層16が溶媒容器20の内壁と接触しない状態にして該溶媒容器20内に保持される。つまり上記雌ねじを有する栓部13と、溶媒容器20の雄ねじ20bとは、溶媒容器20内に角層採取具10が挿入される際に、粘着層16が溶媒容器20の内壁と接触しないように角質採取具10を案内するガイド手段として作用する。
なお、溶媒容器20に収められる溶媒の量は、角層採取具10が溶媒容器20に収められた状態下で、該溶媒の液面が粘着層16の上端近傍に位置するようになる量に設定されることが好ましく、そうすることにより、溶媒の量を必要最小限の量に抑えることができる。また、角層採取具10は、溶媒容器20の内周面との空隙が比較的小さくなるよう調整されれば、角層の特定成分を溶媒中に高濃度で抽出することが可能となるので好ましい。ここで、粘着層16の上端に対して溶媒液面はより高くても、あるいはより低くてもよい。なお溶媒の量は、具体的には例えば1mL(ミリ・リットル)程度とされる。
角層採取具10を溶媒容器20に収め、所定温度に保たれた溶媒中に粘着層16を所定時間浸漬させておくことにより、粘着層16に採取、保持されていた角層の特定成分が該溶媒中に抽出される。なお、この種の溶媒としては、例えば、前述の特許文献1および2に示されているように皮膚角層細胞の扁平上皮細胞癌関連抗原(SCCA)の発現を測定して、被験者Hの肌の感受性・反応性・敏感の程度を生化学的レベルで判定する場合は、Tris-buffer を適用することができる。
以上の通りにして、溶媒中に粘着層16を所定時間浸漬させた後、図5に示すようにキャップ14が開かれて、溶媒Sが溶媒容器20から取り出される。すなわち、有底円筒状の栓部13の底部には溶媒取出口13aが形成されており、この溶媒取出口13aから溶媒Sが流出させられる。なお溶媒取出口13aは、栓部13にキャップ14が被着されることにより閉栓状態を維持可能であり、図5に示すようにキャップ14が開かれたときだけ開栓される。
ここで、特にキャップ14および溶媒取出口13aは設けずに、溶媒Sの取り出し時には栓部13を溶媒容器20から取り外し、そうして露出した開口20aから溶媒Sを流出させるようにしても構わない。
溶媒容器20の外に取り出された溶媒Sは、抽出されたSCCAを測定する測定機器に供給される。SCCAの測定は、公知の任意の方法を適用して、定量的または定性的に実施することができる。具体的には、SCCAに特異的な抗体を利用する免疫測定方法、例えば酵素ラベルを利用するELISA法、放射性ラベルを利用するRIA法、免疫比濁法、ウェスタンブロット法、ラテックス凝集法、赤血球凝集法等、様々な方法が挙げられる。免疫測定法の方式には競合法やサンドイッチ法が挙げられる。
本実施形態の角層採取検出用キット1においては、前述した通り、溶媒容器20中の溶媒の量が、必要最小限の量に抑えられている。そこで、検出、測定の対象である角層の特定成分は、比較的高濃度で該溶媒中に抽出されることになり、よって、この特定成分の検出、測定が高精度で行われるようになる。
また、本実施形態の角層採取検出用キット1においては、前述した通り、溶媒容器20において開口20aが形成された部分におけるよりも、柱状部分15を受け入れる部分の方が、断面積がより小さい状態とされている。それにより、柱状部分15を受け入れる部分の容積は比較的小さくなるので、そこに収容させておく溶媒の量を、粘着層16を浸漬可能な必要最小限の量とする上で有利となる。その一方、開口20aが形成された部分は比較的大径となるので、そこに組み合わせる把持部12の外径も比較的大きくなり、この把持部12が把持しやすくなる。
本実施形態の角層採取検出用キット1においては、棒状部分11に対して柱状部分15がより大径のものとされているが、それらを均一径の一本の部材から構成するようにしてもよい。また棒状部分11および柱状部分15は円柱状に形成する他、例えば四角柱状や六角柱状、さらにはそれらの形状で内部が中空とされたもの(例えば円管状や角管状)等に形成されてもよい。
なお、溶媒容器20の柱状部分15を受け入れる部分の容積を比較的小さくする上では、この部分の肉厚を大きくして、前述したテーパ部20cを設けないようにしてもよい。しかしそうした場合は、溶媒容器20の柱状部分15を受け入れる部分の肉厚が不必要に大きくなって、溶媒容器20を形成する例えば合成樹脂の使用量が徒に増大するので好ましくない。
本発明による角層採取検出用容器、及びキットは、上述したSCCAの測定に限らず、その他任意の皮膚性状に関する因子の存在量を測定するためのキットとして構成することも可能である。例えば、前述した特許文献3に示されているように、角層中の神経成長因子および/または神経栄養因子4の存在量を測定するキットとして構成することができる。その場合は、神経成長因子あるいは神経栄養因子4を抽出させるための溶媒として、慣用の生理学的緩衝液が適用可能である。特に好ましくは、例えばダルベッコのリン酸緩衝生理食塩水等が適用されるが、それらに限定されるものではない。
《第2の実施形態》
次に図6を参照して、本発明の第2の実施形態について説明する。なおこの図6において、既に説明したものと同等の要素には同番号を付してあり、それらについての説明は、特に必要の無い限り省略する(以下、同様)。
この第2の実施形態による角層採取検出用キット2は、図1および図2に示した角層採取検出用キット1と比べると、溶媒容器20の開口20aを閉じる蓋体の構造が異なるものである。すなわちこの角層採取検出用キット2においては、角層採取具10の栓部13の上底部分に凸状の溶媒流出部13bが形成され、この溶媒流出部13bの内部に、上端面に開口した溶媒取出口13aが設けられている。溶媒流出部13bにはキャップ17が被着され、このキャップ17によって溶媒取出口13aが閉栓されるようになっている。なお溶媒流出部13bの外周面には雄ねじが形成される一方、キャップ17の内周面には雌ねじが形成され、それらの両ねじが螺合されることにより、溶媒流出部13bにキャップ17が被着されるようになっている。
以上の構成を有する角層採取検出用キット2を用いる場合においても、角層採取具10を用いた角層の採取および、角層採取具10の溶媒容器20への収容は、第1の実施形態の角層採取検出用キット1を用いる場合と同様になされる。そして、溶媒容器20に収容されている溶媒に粘着層16を浸漬させた後、溶媒を溶媒容器20から取り出す際には、キャップ17が回転されて前記両ねじの螺合が解かれ、キャップ17が溶媒流出部13bから取り外される。それにより、溶媒取出口13aが開栓された状態となり、そこから溶媒が溶媒容器20の外に取り出される。
《第3の実施形態》
次に図7〜図10を参照して、本発明の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態による角層採取検出用キット3は、図1および図2に示した角層採取検出用キット1と比べると、溶媒中に粘着層16が浸漬された後に溶媒容器20の開口20aを閉じる蓋体が、溶媒容器20側に形成されている点で基本的に異なるものである。
すなわち図7に示すように、この角層採取検出用キット3を構成する角層採取具10においては、棒状部分11の一端側、つまり柱状部分15と反対側に、図1に示した栓部13と同様に有底の円筒状に形成された把持部30が取り付けられている。角層採取具10を用いた角層の採取時には、人の手によってこの把持部30が把持されて該角層採取具10が取り扱われる。
一方溶媒容器20においては、図1に示した仮栓21と同様に有底の円筒状に形成された栓部31が取り付けられている。この栓部31は、その内周面に形成された図示外の雌ねじを図8に示す雄ねじ20bに螺合させることによって、溶媒容器20の上部に取り付けられる。そしてこの栓部31には、該栓部31と共に上記蓋体を構成するキャップ32が取り付けられる。キャップ32の下端部と栓部31の上端部とは、例えば一方に形成された係止溝と他方に形成された係止凸部(共に図示せず)とが係止するように構成されており、それにより、キャップ32が栓部31を覆った状態が維持される。また、栓部31の外周面の一部には、押されると撓むことにより、該栓部31とキャップ32との係止解除を補助する係止解除部31aが設けられている。
以下、本実施形態の角層採取検出用キット3の使用方法について説明する。この角層採取検出用キット3を用いる場合においても、角層採取具10を用いた角層の採取および、角層採取具10の溶媒容器20への収容は、第1の実施形態の角層採取検出用キット1を用いる場合と同様になされる。なお、角層採取具10を溶媒容器20へ収容するのに先立って、図8に一点鎖線Aで示すように、栓部31は溶媒容器20の上部から取り外される。そして、同じく図8に一点鎖線Bで示すように角層採取具10は、柱状部分15から開口20aを通して、溶媒容器20内に収められる。このときの状態を図9に示す。
以上の通りにして、溶媒容器20内の溶媒に粘着層16を所定時間浸漬させ、粘着層16に採取、保持されている角層の特定成分を溶媒中に抽出させると、角層採取具10は溶媒容器20から取り出される。そして栓部31が再度、溶媒容器20の上部に取り付けられて、開口20aが閉じられる。
次いで図10に示すように、栓部31とキャップ32との係止が解除されて、栓部31からキャップ32が取り外される。栓部31の上底部には、溶媒取出口31bが開口しており、キャップ32が取り外されるとこの溶媒取出口31bが開栓状態となる。この状態で溶媒容器20が、その上部が下向きになる姿勢にされると、抽出された角層の特定成分を含む溶媒Sが、溶媒取出口31bから溶媒容器20の外に取り出される。
なお、本発明の角層採取検出用キットにおいて、溶媒容器20は比較的高剛性の材料から形成されてもよいし、あるいは、比較的低剛性で可撓性の有る材料から形成されてもよい。後者のような材料から溶媒容器20が形成されている場合は、溶媒取出口31bがかなり小さくて溶媒Sがそこから流出し難くても、溶媒容器20の外周面を内側に軽く押して変形させることにより、溶媒Sが円滑に流出するようになる。
《第4の実施形態》
次に図11〜図14を参照して、本発明の第4の実施形態について説明する。この第4の実施形態による角層採取検出用キット4は、図6に示した角層採取検出用キット2と比べると、溶媒中に粘着層16が浸漬された後に溶媒容器20の開口20aを閉じる蓋体が、溶媒容器20側に形成されている点で基本的に異なるものである。
すなわち図11に示すように、この角層採取検出用キット4を構成する角層採取具10には、棒状部分11の一端側、つまり柱状部分15と反対側に、図1に示した栓部13と同様に有底の円筒状に形成された把持部30が取り付けられている。角層採取具10を用いた角層の採取時には、人の手によってこの把持部30が把持されて該角層採取具10が取り扱われる。
一方溶媒容器20には、有底の円筒状に形成された栓部40が取り付けられている。この栓部40は、その内周面に形成された図示外の雌ねじを図12に示す雄ねじ20bに螺合させることによって、溶媒容器20の上部に取り付けられる。栓部40の上底部分には凸状の溶媒流出部40bが形成され、この溶媒流出部40bの内部には、上端面に開口した溶媒取出口40aが設けられている。溶媒流出部40bにはキャップ42が被着され、このキャップ42によって溶媒取出口40aが閉栓されるようになっている。なお溶媒流出部40bの外周面には雄ねじが形成される一方、キャップ42の内周面には雌ねじが形成され、それらの両ねじが螺合されることにより、溶媒流出部40bにキャップ42が被着される。
以下、本実施形態の角層採取検出用キット4の使用方法について説明する。この角層採取検出用キット4を用いる場合においても、角層採取具10を用いた角層の採取および、角層採取具10の溶媒容器20への収容は、第1の実施形態の角層採取検出用キット1を用いる場合と同様になされる。なお、角層採取具10を溶媒容器20へ収容するのに先立って、図12に一点鎖線Aで示すように、栓部40は溶媒容器20の上部から取り外される。そして、同じく図12に一点鎖線Bで示すように角層採取具10は、柱状部分15から開口20aを通して、溶媒容器20内に収められる。このときの状態を図13に示す。
以上の通りにして、溶媒容器20内の溶媒に粘着層16を所定時間浸漬させ、粘着層16に採取、保持されている角層の特定成分を溶媒中に抽出させると、角層採取具10は溶媒容器20から取り出される。そして栓部40が再度、溶媒容器20の上部に取り付けられて、開口20aが閉じられる。
次いで図14に示すように、溶媒流出部40bとキャップ42との螺合が解除されて、栓部40からキャップ42が取り外される。こうしてキャップ42が取り外されると、溶媒取出口40aが開栓状態となる。この状態で溶媒容器20が、その上部が下向きになる姿勢にされると、抽出された角層の特定成分を含む溶媒Sが、溶媒取出口40aから溶媒容器20の外に取り出される。
《第5の実施形態》
次に図15〜図18を参照して、本発明の第5の実施形態について説明する。この第5の実施形態による角層採取検出用キット5は、図7〜図10に示した角層採取検出用キット3と比べると、角層採取具10において把持部30が取り除かれている点で基本的に異なるものである。つまり本実施形態においては、棒状部分11の一端部そのものが、角層採取具10を把持するための把持部とされている。
以下、本実施形態の角層採取検出用キット5の使用方法について説明する。この角層採取検出用キット5を用いる場合においても、角層採取具10を用いた角層の採取および、角層採取具10の溶媒容器20への収容は、第3の実施形態の角層採取検出用キット3を用いる場合と基本的に同様になされる。ただしこの場合、上述した通り角層採取具10の把持は、棒状部分11の一端部を把持することによってなされる。
角層採取具10を溶媒容器20へ収容するのに先立って、図16に一点鎖線Aで示すように、栓部31は溶媒容器20の上部から取り外される。そして、同じく図16に一点鎖線Bで示すように角層採取具10は、柱状部分15から開口20aを通して、溶媒容器20内に収められる。その後栓部31が、溶媒容器20の上部に再度取り付けられて、開口20aが閉じられる。このときの状態を図17に示す。なお栓部31の内部には、棒状部分11に緩く嵌合するガイド部材(ガイド手段)が形成されており、この嵌合により角層採取具10は、溶媒容器20と同軸でかつ、粘着層16が溶媒容器20の内壁と接触しない状態にして該溶媒容器20内に保持される。
以上の通りにして、溶媒容器20内の溶媒に粘着層16を所定時間浸漬させ、粘着層16に採取、保持されている角層の特定成分を溶媒中に抽出させる。次いで図18に示すように、栓部31とキャップ32との係止が解除されて、栓部31からキャップ32が取り外される。栓部31の上底部には溶媒取出口31bが開口しており、キャップ32が取り外されるとこの溶媒取出口31bが開栓状態となる。この状態で溶媒容器20が、その上部が下向きになる姿勢にされると、抽出された角層の特定成分を含む溶媒Sが、溶媒取出口31bから溶媒容器20の外に取り出される。
《第6の実施形態》
次に図19〜図23を参照して、本発明の第6の実施形態について説明する。この第6の実施形態による角層採取検出用キット6は、図19に示す通り、図15に示したものと同様の角層採取具10と、比較的細い有底円筒状の溶媒容器50とから構成されたものである。
溶媒容器50は図20にも示す通り、上端にフランジ部51を有している。このフランジ部51は、側方に張り出したヒンジ部51aと、開口51bとを有している。フランジ部51の上記開口51bは、角層採取具10を受け入れるための、溶媒容器50の開口として作用する。なおフランジ部51を含む溶媒容器50および後述する蓋体52は、例えば合成樹脂から形成されている。
開口51bの上には、蓋体52が配設されている。この蓋体52は側方に張り出したヒンジ部52aを有し、このヒンジ部52aと上記ヒンジ部51aとが、合成樹脂の折れ曲がりによるヒンジ結合を果たしている。それにより蓋体52は、図19に示すように開口51bを閉じる閉蓋位置と、図20に示すように開口51bを露出させる開蓋位置とを取り得るようになっている。
蓋体52の上面には、溶媒流出部52bが形成されている。この溶媒流出部52bは内部に後述する溶媒取出口52e(図22および図23参照)を有し、この溶媒取出口52eの一端は蓋体52に形成された図示外の連通孔を介して、蓋体52の内面に開口している。また溶媒取出口52eの他端は、角層採取検出用キット6の使用前は、溶媒流出部52bと一体的に成型された剥離片52cによって閉じられている。蓋体52の内面には円筒状部分52dが形成されており、蓋体52が上記閉蓋位置に設定されたときは、この円筒状部分52dが開口51b内にほぼ緊密に嵌合する。
以下、本実施形態の角層採取検出用キット6の使用方法について説明する。この角層採取検出用キット6を用いる場合においても、角層採取具10を用いた角層の採取は、図15に示した角層採取検出用キット5を用いる場合と同様にしてなされる。
粘着層16に角層を採取、保持した角層採取具10は、図20に示すように蓋体52が開蓋位置に設定された溶媒容器50の中に、開口51bを通して収容される。溶媒容器50の中に角層採取具10が収容されると、蓋体52は閉蓋位置に設定され、開口51bが閉じられる。このときの状態を図21に示す。こうして、溶媒容器50の中の溶媒に、角層を採取、保持している粘着層16が浸漬される。なお円筒状部分52dの内部には、棒状部分11に緩く嵌合するガイド部材(ガイド手段)が形成されており、この嵌合により角層採取具10は、溶媒容器20と同軸でかつ、粘着層16が溶媒容器20の内壁と接触しない状態にして該溶媒容器20内に保持される。
粘着層16が溶媒中に所定時間浸漬されると、次に図22に示すように、溶媒流出部52bから剥離片52cが剥離される。それにより、溶媒流出部52b内に形成されている溶媒取出口52eが開栓した状態となる。なお溶媒流出部52bは、溶媒容器50内に保持される棒状部分11から外れた位置に形成されている。
次いで図23に示すように溶媒容器50が、その上部が下向きになる姿勢にされると、抽出された角層の特定成分を含む溶媒Sが、溶媒取出口52eから溶媒容器50の外に取り出される。
なお角層採取具10は、上に述べた溶媒容器20あるいは50と組み合わせて角層採取検出用キットを構成する他、単独で角層採取用に適用することも可能である。このような角質採取具10を用いれば、公知のテープストリッピング法等と比べてより簡単な作業で角層を採取することが可能になる。
1、2、3、4、5、6 角層採取検出用キット
10 角層採取具
11 棒状部分
12、30 把持部
13 栓部
13a、31b、40a、52e 溶媒取出口
13b、40b、52b 溶媒流出部
14、17、32、42 キャップ
15 柱状部分
16 粘着層
20、50 溶媒容器
20a、51b 開口
31、40 栓部
31a 係止解除部
51 フランジ部
51a、52a ヒンジ部
52 蓋体
52c 剥離片
52d 円筒状部分

Claims (3)

  1. 一端部に使用者によって把持される把持部を有する棒状部分、この棒状部分の他端に連なる柱状部分、および前記柱状部分の周面に形成された粘着層からなる角層採取具と、
    上部に開口を有する有底の筒状容器であって、前記粘着層に採取された角層中の成分を抽出させる溶媒を収容し、この溶媒中に前記粘着層を浸漬可能に、前記開口から前記角層採取具の柱状部分を受容する溶媒容器と、
    前記溶媒中に前記粘着層が浸漬された後に溶媒容器の前記開口を閉じる蓋体と、
    前記溶媒容器または前記蓋体に閉栓状態を維持可能にして形成され、溶媒容器の中から前記溶媒を容器外に取り出すために開栓される溶媒取出口と、
    前記溶媒容器内に挿入された前記角層採取具を、溶媒容器の内壁に前記粘着層が接触しないように位置決めするガイド手段と、
    からなり、
    前記溶媒容器の内部空間の筒軸方向に直交する面内の断面積が、前記開口が形成された部分におけるよりも、前記柱状部分を受け入れる部分においてより小とされている角層採取検出用キット。
  2. 前記溶媒の液面が、該溶媒中に浸漬された前記粘着層の上端近傍に位置するように、該溶媒の量が設定されている請求項記載の角層採取検出用キット。
  3. 前記把持部が前記蓋体を兼ねている請求項1または2記載の角層採取検出用キット。
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